(この記事は途中まではネタバレ無し、途中からネタバレ有りの記事となります。
ちゃんとネタバレに関しては考慮して記事を書きますが、ネタバレはダメな人は途中での注意で引き返してください…
また、システム紹介部分で最序盤のスクリーンショットを使いますので、ご了承ください。)
…こんなに書いて誰が読むのか。自己満足の世界である。
エロゲ界は斜陽だ。
ソフトウェア制作終了のお知らせ:minori
http://www.minori.ph/minori_rotld.html
斜陽だ。
そんでもって、どれだけ当人達が頑張ろうと、結局エロゲはエロゲなのだ。(登場人物が全員アホなのは置いとくとして)
…そんなエロゲ界に、筆者が本当に飛び込んだのは、今年の6月。
ゆずソフトの『サノバウィッチ』(2015)から、筆者はエロゲを始めてしまった。
エロゲというものは、そりゃ性行為がどうのするゲームだが、様々な規制から一種解き放たれた自由が利くプラットフォームとも言える。
また、声優さん側の演技等においても、多くのセリフや状況がアニメ等よりも多いために、演技力の高さ、声優ってすごいんだなと今なかなか思えない中で、貴重な媒体であるなとしみじみと感じております。
ってことで、今までは過去作をDL版で買ってた(いやぬきたし2は最新作だけどな!)
んですが、ついに発売前に予約するという行為に走りました…
ゆずソフト最新作、『喫茶ステラと死神の蝶』を予約購入しました。
10作という節目を超え、新たな1歩となる11作目の今作は、
やれ公開前のリークだ、やれ小山伸一郎…じゃなかったエスコヤマだで波乱含みだったわけですが。
…あれは作風的に使うゆずソフトもバカだし(差し替え後を見ると余計に、なんでエスコヤマ使ったの?)、
エスコヤマも対応の仕方が馬鹿すぎるし(全国にエロゲで使われましたwwwって当該会社に言わずに新聞に書くバカがどこにいるんだよ)、
神戸新聞はしっかりマスゴミだったし(お前全二次元無断使用まとめてこい絶対無理だからな)、
ろど君はいつも通りだったけど危機察知能力がなかったし(もうどっちにしろぶっ叩かれるんだからさっさとゆず生やって謝罪しろや←正月にしれっと帰ってきてたわ、頑張ってねろど君…)
筆者が「うっせえんじゃ小山伸一郎(隠語)俺は買うぞ!」と騒動の翌日に予約をポチったのは内緒である。
着弾感想
はい着弾。(ぶった切り)
箱でっか。聞いてたけど箱デッカ…来る箱がもうデッカ…サンキューヤマト運輸、Amazonはもっとヤマトで配達をだな
開けます、緩衝材の写真は絶対いらねえじゃん。
まずクリアファイルが見えますな…
というわけで、中はこんな感じ。めっちゃ入ってるな?
これがDL版とかとほぼ同額なわけですか…そりゃ新作は箱で買うべきですな…
でも予約特典だから、評判を聞いては買えない…なるほど難しいな?
箱の中身はなんだろな~。
そういやまだキャラクターソングCDS含めはがき送ってないわ…
早めにってろど氏言ってたじゃん。切手がねえんだよな…(
インスコ。
ウチのドライブがポンコツなのか、インストールに行くまでにめちゃくちゃ時間かかった。
そんで起動。ちゃんとパッチは当てましょう。(現状1.11です)
というわけで、今回より、やったエロゲすべてという事はないですが、『間違いだらけのエロゲレビュー』をブログの一つのコーナー?としてやっていきたいと思います。
なぜ『間違いだらけ』かというと、エロゲにわかすぎてわかんないから、感覚ですべての感想を述べるからです。
エロゲ声優の上手いのハードルも分かんなければ、エロゲシナリオのハードルもわかりません。
何もわからないから、明らかに的から外れたことも言うぞという保険です(正直)
てか本当にエロゲの箱ってでかいんだな(
発売前所感
前作『RIDDLE JOKER』で10作目の節目を迎えたゆずソフト。
今作は11作目という事で、新たな一歩目とも言える作品かもしれない。(それを言えば千恋*万花は10周年を迎えてたし、ここ数作すべて節目なのでは?というツッコミは受け付けていない)
今作は、まず発表された時に感じたのはキャラクターデザインのむりりん、こぶいち両先生の塗りの変化だったかもしれない。
ただこれはパッケージ絵がその方向が顕著だっただけで、蓋を開けてみると意外と違和感なく楽しめたのだが。
また、今作は声優陣がかなり一新されたと言える。
前作からの継続が夏和小(壬生千咲→四季ナツメ)のみの一人であるという点は、
『サノバウィッチ』(2015)の桐谷華(真咲・ガイヤール→綾地寧々)のみ継続を思わせる刷新ぶりと言えよう。
ただ、『サノバウィッチ』の全員初登場ではなく、同連合声優が過去作に出ている人も存在しており、特に麻倉亞恋(車の人連合)のセンターヒロインはエロゲーマーさんには歓喜なんだろうなという感じ。
また初登場である、音来内麗(烏水院出華連合)、木之みき(はちみつこ渚茅ヶ崎等連合)も中々豪華な布陣であり、
ここ数作のゆずソフトを支えた桐谷沢澤連合(天色より4作品連続)、遥そら(サノバウィッチから3作連続)の穴を全体で埋めつつも新しい方向性を考えていると思われる。
また、今作はキャラクターソングCD紹介動画の冒頭でOPのインストが使われておらず、いつもはある『〜ADV』というジャンル紹介も無いなど、細かい所で過去作との相違点が感じられる。
そして高校生ではなく、大学生という設定で全体的に年齢が引き上がっていて、お酒のシーンもあるのではないか?と想定。
発表されたOPは『サノバウィッチ』以来二度目の歌唱となる米倉千尋さん。
ちょっとジャズチックなOPに仕上がっており、安定感がある。相変わらずアニメーションの部分も多く、ほんとよくやるわ…(
曲に中毒性があったり、強さを感じる事はないが、作品の雰囲気に合った楽曲なのではないだろうか。
シナリオは3人体制で、いつもの天宮りつは勿論だが、
今回のサブは、『9-nine-シリーズ』(ぱれっと/2017〜)等数多くの人気作を送り出しているかずきふみと、
『春季限定ポコ・ア・ポコ!』(ALcotハニカム/2011)や、ゆずソフトでは『千恋*万花』のムラサメルートを担当している瀬尾順が起用された。
どちらともそれなりに有名どころが選択されており、前作『RIDDLE JOKER』の声優の強さで押し切った感があるシナリオから、『サノバウィッチ』、『千恋*万花』のような巷で言われる「ゆずの割にはシナリオが良かった」の方向性に回帰出来るかも注目したい。
システム面
筆者は最初にやったのがサノバウィッチの体験版で、そこから製品版を購入したので、その時は理解しきれていなかったのですが、
ゆずソフトのUIとシステム面はエロゲ界でも相当優秀というか、一番レベルに良いものになっているのを他のエロゲをやって実感しました。
(逆に言うとDRACU-RIOT!まで遡るとかなり前時代的に感じます。まぁこれくらいのエロゲはいくらでもあります。)
ゆずソフトのUIは特に『サノバウィッチ』辺りから他メーカーをリードしており、「お気に入りボイス」機能は特徴の一つと言える。
そのお気に入りボイスも、文字のみの表示だった『サノバウィッチ』から、
『千恋*万花』でより現在に近いUIにさらに変更された。
フローチャート機能はルート選択を容易にさせた一つの革命と言えるかもしれない。
お気に入りボイス一覧ではキャラサムネと場面サムネが入るように。
『RIDDLE JOKER』ではキャラの表情がその時時の表情になった他、お気に入りボイスワンクリックで登録できるようになった。(それまではお気に入りボイス一覧が表示され、自分でスロットに登録する方式だった)
『喫茶ステラと死神の蝶』もこのUI…系統としては『千恋*万花』から続くUI方式を基本踏襲しており、3作品を跨いでいる基本UIはもうお馴染みなのかもしれない。
まぁ多機能でこれに並ぶUIが他メーカーではないのだが。
そして今回も新機能が追加された。『スクリーンショット』だ。
初期設定ではマウスジェスチャ(マウスキー戻る)に設定もされているこの機能で、遂に公式でスクショを撮れるようになった。
左上にタイトルロゴと右下にゆずソフト/ユノスの表記がつくが、これほどまでに気軽に撮れるようになると、スクショが捗る。
現代スマホ時代、スクショを撮るハードルは大きく下がったわけだが、意外とPCでのスクショはめんどくさい所がある。
自分で保存する場所を決めてから保存出来る。
これで容易にSNSとかにアップできるわけだ。現代的。
でも終わりのCGとか載せてんじゃないぞ。
また、これは以前から付いていたのだと思うが(恐らく千恋*万花からだと思われる)、タッチUIが非常に使いやすい。
筆者は冬休みの深夜に進めた時も多かったのだが、その際ベッドに横になり、iPhoneにAnydeskでPCをリモートして、プレイする事もあった。
その際このタッチUIがマジで便利。
お気に入りやオートの操作を大きめのタッチUIを使用する事で、リモートプレイの際もストレスが少なく済んだ。
ある程度透明度を上げておけば、プレイの邪魔にならず、プレイの助けになってくれる。
ゲームパッドでの操作にも対応しており、気分を変えて、FIFAをやり終えてからステラをする際に使ってみたりしたが、コンシューマ版出せば良いのにってくらいにはUIや操作方法は良いものになっている。
あらゆる痒いところに届くゆずソフトゲームのUIはマイナーチェンジされ、より痒いところに手が届く仕様となっている。
あと地味だけど、ウインドウ表示の際、自動サイズ切替可能なのはやっぱありがたい、3サイズ位で固定の場合も多いからね、ある程度小さくしてバリが出るのは許すから、自分で変えさせて欲しい。
…ここから一応共通に入るので、ネタバレになっていきますのでよろしく頼むぞ?
まぁそこまで深く語れる程のプレイ数じゃないんだけど。
良いですか?
共通ルート雑感
声もなく文字だけで始まる感じのゆずソフトゲームって珍しいんだと思う。
そういう雰囲気のゲームって今までなかったからだろうけど。(ドラクリとかE×Eとかならあったんかなあ…)
初手の希との幼馴染の掛け合いは、掴みとしては非常に良かった。いい茶番っぷり。
急にトータルテンボスするんじゃない!
急にのーぶるわーくすするんじゃない!(
希はゼロカロリーネタにしろ共通での活躍がやはり主人公と距離感が近い事もあり多かった気がしますね。
いきなり主人公がお亡くなりになってループものになるのは今時な雰囲気もします。
猫がほうでん亭セイマイさんなのやっぱ笑う。
心が満足していない…という表現は『サノバウィッチ』を思い出させます。
主人公高嶺昴晴(たかみねこうせい)の心が満足しないと解決しない問題が発生する…という点においても、やはりサノバっぽい。
大組の要素だけで見ればの話ですけどね。
各キャラクターの登場の仕方が自然な流れだったのはいいポイント。
雑な登場は出来るだけ避けて欲しい物。
ナツメの下着姿を見られて怒っているシーンとかももう面白かった感ある。
ナツメのSっ気気質の蔑んだ顔はMじゃなくて来るものがある気がするし。
栞那はもうただのエロナなんだよなあ…いや自分の事になるとカウンターを食らうので、そこは全然エロナじゃないんだけどさ。
差し替えた店舗外見はこっちの方が普通にいいというバグを引き起こした。
愛衣の底なしの明るさ感は非常に良く、外部から一気に距離感を縮めてくることに違和感を感じさせないようなキャラクター性でしたね。
栞那もナツメも何かがあるんだなというルートの伏線を置けるのは、書いてるのがメインの天宮さんだからだろうなあって。ちゃんと効いてくるんだから大事。
それは涼音さんも同じ事だけども。
涼音さんの話の展開は、ある程度読める点もありましたが、加入の流れは綺麗でしたね。
その後のスパルタネタは面白かったし。
涼音さんは店の中でキッチンの主人公に一番近い同じキッチン担当という事で、割と登場シーンは多目。
まぁサブヒロインである事の考慮もありはしそうだけど、この人普通にいいんだよな。なんでメインにしなかったのか。
体験版範囲をついに出ると幼女登場。(どこまでが体験版か体験版をしっかりやった訳じゃないのでわかんねえ!)
ケーキで元気になって欲しい幼女と、仕事で失敗して凹んでいる医師の親の話。
こういうところに出てくる幼女ってイラッとする事も多いんだけど、この幼女は大丈夫だった。個人的に(ちゃんと名前で呼べやい!)
この辺の話が普通にハートフルで良かったね以外の感想がねえ!(
要所要所でめちゃくちゃ主人公を気にする栞那が印象的です。
そしてやたらと信頼してくる。この明らかな伏線はルートで回収されるんだが。
涼音さん共通で可愛すぎんだよなあ…
この可愛さをもってサブとかマジでどうかしてるわ…
クリスマス前後からはルートに入っちゃうのでそれは後で各人で書くとして。
共通ルートの全体としては、時間の進み具合や店の進捗具合などにも疑問を抱くような事はなく、しっかり読み物としてもいい話になっているように感じました。
露骨な伏線も存在しますが、伏線って覚えておいてもらわないと効いてこないので塩梅が難しいですね。
共通ルートで涼音さんが好きになっちゃいます。なんでサブなんだよ…
火打谷愛衣ルート 雑感
まず最初にやったのは愛衣ルートですね。
元気っ子、底なしに明るそうな子で、一番本筋に関係なさそうと思い、今回は綺麗に全員を攻略しようという考えで愛衣にしました()
ストーリーとしては店内の一つの愛衣のミス(ミスというか事故)で蝶が見えているのではないか?という事になり、
愛衣に話を聞くと蝶ではなくモヤモヤが左目だけ見えているという事がわかる。
通称『虫喰の瞳』を持った愛衣がその力とどう付き合っていくのかという話。(恋愛要素を全部抜くな)
これだけ明るい子がどうして水泳部をやめているのか、そういう点もこのルートではわかって行く感じですね。
声優評価
それこそキャラソンCD1とかが出た時に思っただけなんですけど、ちょっと高すぎない?とか。
でも今となればめちゃくちゃ合ってると思います。
元気っ子であり、ウブな子で、意外と傷つきやすいそのキャラクター性をしっかりと声で実体化してくれたのではないかなあと。
かわいい物に目がないわけですが、その時のやべーやつ感も素晴らしい。ちゃんと愛衣でやべーやつになれるのがいいポイントですね。
「あはは」が「にゃはは」になるんですけど、この笑い方の演技が非常に良い。
「うぅぅぅ…」とか「もーう!!」とか、そういう可愛い台詞がマジでちゃんと可愛いのが良い.。
感情が高ぶっているような場面ではどうしても声優当人の声になってしまいがちですが、この音来内さんは、普通の時の声と、こういうやべーやつの時の声とで大きく根幹が揺らぐような事もなく演じられていると思います。
そして、もう一つ上げたいのはツッコミの点。
こちらはいつものテンションでツッコミをするという事ではなく、素に戻った感じで割と辛辣に毒突く感じが凄くキャラクター性を広げていると感じますね…
ルート進むほどその頻度が多くなっていきますが、このツッコミは愛衣の一つの魅力なんじゃないかなあと。
ストーリー面評価
至る所に『かずきふみ感』を感じたこのルート。
愛衣と主人公の掛け合いのテンポなどは、体験版をした『9-nine-シリーズ』に通づる所を感じましたね。
主人公との距離感の縮まり方が良かったと思いますね。
当人が先輩後輩の関係性から大きく変わっている気がない点も逆に良いポイントなのではないでしょうか。
このルートは愛衣以外のヒロインが愛衣を基本焚きつける展開が基本なんですが、ここのヒロイン達と愛衣が非常に可愛い。
ただ焚きつけた結果、一番子供っぽい愛衣が大人の階段を登るので、それはそれで凹んだりする涼音とナツメには笑いました。
誰のせいでこうなったと…
誰のせいでドエロ谷に…(
そのCGはるいろで見たぞって位には、構図が似てるCGがあったり。でも目に力だから涼音の方じゃなくてナツメの方か(何の話だよ)
あー音来内さんすごい叫べる切迫感が出る良い声優!って感じ。
まぁここまで明らかにフラグを立てまくってのこの少年漫画かお前!?みたいな展開はある意味ゆずっぽくない所で、かずきふみ感なのだろうなあとか。
全体的な話として、ルート全体で問題を解決していった感じがして、話としては良いものなんですけど、良くも悪くも無難な感じというか、流し打ちして単打打ったようなルートとも。
多分かずきふみの名前で買ったらがっかりするんじゃないかなぁ…でも僕かずきふみ作品やった事まだないんですよね。わかんねえ!
ミカドと栞那…特にミカド側が虫喰の瞳の活用側に基本走るんですけど、絶対何か起こるじゃん!!分かんねえのか???ってどーしてもなる。
いや、展開的にやっぱ一回は暴走させなきゃいけないし、それをGOさせるのは確実にミカドだから仕方ないんだけど。
起きたらちゃんと後悔してたしいい奴なんだけど!!
でもするか???ってどっかで思ってしまう。
なんというか、やっぱミスリードさせるのって今作は栞那とミカドではあるんだけど、ルートによっては普通に役立たず感が出るのが損してるなって。
大きな不快はないですし、こういう立ち位置のキャラクターは必要なんだけど。
ただ過去作にあったような露骨な悪い奴ポジションがいなかったからこの程度でも気になってしまった感じはするので、やっぱこういうのでちょっと「えぇ…」って思うのは避けられないんだよなあ…と思います。
主人公がどのルートの中でも群を抜いてとんでもない変態です。
付き合い始めると普通の事のようにエッチについてとんでもない要求をしてきます。
最も主人公に共感ができなかったルートですねそういう意味では、やりすぎ。
ギャグにならないレベルのど変態で主人公に普通に引くんですよね。
もうちょっと抑えてくれたら、笑えるギャグ感が出るんだけど、その限度を2、3歩超えてる。
嫌がりながらも割とノリノリの愛衣には笑うっちゃ笑うんだけど、最もエッチシーンが一番合わなかったのは多分このルート。
このルートだけ、彼女の主人公の呼び方がアダ名なんですよね。(こーくん)
そういうところが愛衣の可愛さをより引き立ててる感じがしますね。
全体としては良い話だっただけにもうちょっと主人公に共感したかったかなぁ…
汐山涼音ルート 雑感
続いてプレイしたのは年上枠、サブヒロインの涼音になります。
どこでやるか悩みましたが、サブで短めが想定されましたし、何より共通やら愛衣ルートでも可愛かったので、ここで行きました。
ストーリーとしては、主人公が涼音さんにもっとケーキの作り方とかを教えてもらって、役に立ちたいと言うところから始まり、
希の提案で一番気になる人…涼音さんを正月の初詣に誘う。
お互いに女と男である事を理解し、二人は付き合い始める。
新作ケーキも順調だが、ふと主人公は思う。
「どうして涼音さんは蝶に取り憑かれていたんだ…?」と。
みたいな感じで。
共通ルートであっさりと復活した涼音さん。
その深掘りされていなかった原因が分かるルートでもありますね。
声優評価
文句の付けようがないとか言っていい?いい?
喫茶ステラの配役は全員適役なのではないか?とは思うのだが、涼音のCV:木之みきはその中でも随一でバチっとハマっている。
ロリ体型お姉さんというポジションの声は非常に想像しにくい所があったのだが、いざ声を投げられてみると、あっそうそうこういう声だよね!と納得させるだけの力を感じた。
無気力・スパルタ・キレる・お姉さん・乙女・真剣…涼音さんの見せる表情の多さは、サブヒロインとは思えないほどです。
その多くの感情をちゃんと一つのキャラクターとしてつながりを持った上で、高水準で演じられているなあと感じました。
前述した共通ルートにある
「死ね!死にさらせ!」
「末代まで呪ってくれるわ〜!」
のピュアな部分が露呈するシーンなどの演技はマジで素晴らしいなあ…と。
サブヒロインという事もあり、各ヒロインルートでもそれなりの存在感を見せるんですが、前述の愛衣ルートでは、愛衣を最も焚きつけているキャラで、酒も入って楽しそうに弄る涼音さんは可愛いです。
…まぁあらゆる事で先を越されてしまい、「もういじれない…」と言い出すんですが、その一連の演技はキャラの感情面を大きく補強してくれていて、素晴らしいです。
今回から初登板となった、音来内さんと、木之さんですが、非常に良い働きをしていて、今後の作品でも声が聞けたらなあと思ったり。
ストーリー評価
サブということもあり、わりとサクッと終わるわけですけど、なかなか良かったです。
主人公が涼音さんから色々学びながら、『大人』として認識していく過程は、サブで短めのストーリーでも結構丁寧に描写されていて好印象でした。
それでいて、主人公の前では大人でいる涼音さんが家ではかなり乙女な部分を見せていて、ケーキ一筋だった彼女にも変化を感じます。
希の提案をスッとやってしまう主人公…ごまかすつもりだったのに結局言っちゃったっていうのはなんかストーリーを短くするための力業にも思えたけど(
一番動揺してる涼音さんがめっちゃ可愛い。この人サブじゃあもったいないわよ…
大人と乙女とウブの混在がより涼音さんを可愛くしてくれていました。
即落ち2コマであったり、ハート目であったり、あんまゆずっぽくない表現も(なんかであったとは思うけど多くはないって意味で)ありましたね。
また、共通ルートからすぐ立ち直った涼音さんでしたが、その本当の理由が出てきます。
共通とのつながりが強いので、恐らくライターさんは天宮りつさん何だと思う。多分。
色々言いたいけど、本当にこの人がサブはあまりにもったいないというか…サブである必要性あったんだろうか。
一番年上の涼音さんが後輩の栞那一行にいじられてる場面とかも見たかったんだけど。
どうしてもCG枚数も減りますし、最後のコンペは場面の一つもなかったので、仕方ないけどやっぱもったいないなあという感想が一番になりますね。
サブとしての完成度は高い方なのかもだが、この人の話はメインで見たかったなあ…と感じました。
墨染希ルート雑感
見れば分かる、これは『瀬尾順イズム』だ!
…さっきから思うんだけど、エロゲ半年の人間がこういう事言うべきじゃないよね絶対、ごめんね?()
でもこうバーっと色んなエロゲは見た時に特徴ってのは感じれるから、筆者でも誰が書いたか分かっちゃったよ…(
ストーリーとしては、幼馴染の関係性がずーっと続く希と主人公が、
なんだかんだでクリスマスに遊園地デートをして(主人公はそんな気はなかったが周りが仕向けた)お互いを意識するようになっていき、
その中で墨染家の神社に赤い蝶が住み着き、それが悪いことを引き起こしていることが分かり、中止する予定だった年末の祭りを開催し、いつもは巫女様がやっている舞を希がすることになり…?
みたいな感じで、墨染家の神社、家の中の話、希が何か霊的なものを感じる訳が分かるルートになっている。
声優評価
上原あおいさんの幼馴染系ボイスというのは、かなり安定感があり、聞いていて割と高音のボイスのはずなのに、耳がつかれるような事もなく、いい声をされているなあ…と感じました。
前作『RIDDLE JOKER』のくすはらゆいさんのようなポジションなんだろなあと。
希と主人公の幼馴染の関係性も茶番を息を吸うように出来る流れは、希の可愛さと茶番力の高さを感じずにはいられません。その演技等が結構印象に残ります。
非常に良いんですよね、茶番時の茶番感が。
><顔のときの演技とか、目うるうる(寧々を思い出した)の時の演技とか、感情が昂ぶった時の演技にも注目したいですね。
「えへへ」が可愛い。
ストーリー評価
幼馴染から恋人になるまでがじれったくなって来る序盤。
もうお前ら早くくっつけや!の気持ちからなかなかお互い踏み出せない感じが、あまりにも長い時間を一緒に過ごしてきた事の弊害になっていた感じがしますねw
そのお似合いの感じで回りがそういう方向に仕向けていく感じも、やっぱゆずソフトっぽいなという点であったりします。
それでいてパロディのノリがある意味ゆずっぽくない。これで天宮さんではないなって割と序盤で思いましたね。
『朝武さん』『巫女様』というのが結構出てくるルートで、『千恋*万花』の要素がここまで出てくるとは。ゆずソフト作品は背景に過去キャラが使われることでは有名ですが、ここまで文字だけとは言え、過去作に関することが出てくるのは初めてなのではないでしょうか?(前作もSANJOとかはありましたが)
ストーリーとしての終盤への展開はある程度読めるところはありますが、非常に綺麗に締めています。
早くくっつけよ!と言ってたらくっつく時は秒でくっついてお前らなあ!ってなります。
そこまで引っ張ったならもうちょっとドキドキさせろし。
そんなにくっつけよ状態なら一回関係悪化させてから一線を踏み越えた方が理解しやすくない?
瀬 尾 順 構 文
これで瀬尾順さんじゃなかったら逆にびっくりするわ。
全体構成としてダレるようなシーンが、ここまで早くくっつけと思っている割にはなく、ゆずソフトへのリスペクトが随所に感じられる、ある意味同人感も感じるルートなのかも。
メンカタ…は最早伝統なのか。やっぱり食い切った綾地寧々ってレジェンドなんだな…(
終盤の展開が読めるという書き方をしたのは、こういう流れでしょ?って思ってるのにミカド栞那が基本的に無能である事の裏返しだったりする。
愛衣ルートと希ルートは、元々からミカド栞那が関わっているわけではなかったので、情報がないのは仕方ないんだけど、ここまでミスリードし続けてミカドに結論を焦るなって言われてもあんまり説得力無いよねっていう。
いや、ミカド栞那両方ともすごくいい人なんだし、めっちゃ不快とかそういうのは無いよ?ないけど、分かんねえの?とかそういうのはあったよね。
あとそこまで朝武さん言うならちょっとだけで良いから遥そらさん呼んできてよ。なんかむしろ寂しいわあんな出てきて。
てか冷静に考えると赤い蝶が先祖というか、希の魂のお母さんなのは分かるんだけど、赤い蝶に希が「お母さん」って言ってるのめっちゃシュールだし、本編で希の母が出て来ねえから余計にややこしいんだよなコレ。
自分は途中(1回目の赤い蝶との対話の時点)で気付いたから納得普通にできたけど、あそこで分かってなかったらこのルートクソってなりそう(小並感)
読める人間には読めるだろうから問題ないけど、トンデモ展開と解釈する人間はきっといるだろうなあと。
確かに希は結婚したら『あなた』って言いそう。解釈一致。
EDの映像が割と一番好きな可能性がある、栞那と悩みどころ。
四季ナツメルート雑感
一番好きなルートかもしれない。まぁ、オーソドックスと言えばオーソドックスなのかもしれんが。
ストーリーとしては、墨染家の正月の巫女アルバイトにナツメが興味を持ったので、主人公が希に話をしますが、そこで希の父、緑郎に直前で空いてしまった屋台の穴埋めを依頼される。
蝶も少し集まっているということもあり、協力することに決め、ナツメが主導で肉まんを作ることに。
その相談だのなんだので、主人公とナツメは多くの時間をともにするようになり…?
みたいな感じ。
これで落ちない男はいないでしょ。
声優評価
夏和小、恐るべし。
いや~、まぁ一応『RIDDLE JOKER』とか『9-nine-シリーズ』の動画や体験版等はかじってはいたんですが、ゲーム本編でしっかりとボイスを聞くのは初めてだったんですけど、いや~良いですねぇ夏和小さん…
ナツメのキャラクター性を本当に引き出してくれているなあ…と。
なんというか、感情表現がちょっと苦手感とか、Sっ気の所が最初フィーチャーされてるんですけど、そこからこう可愛い所とか、割と感情が自然に出てる所とか、楽しそうなところとか、色んな面が見えてくるんですけど、そのすべてのクオリティの高さですよね。
何気ないセリフに可愛さが出てくるのとか良いじゃないですか。
ナツメって定期的に「問題です」と「おまわりさーん」というセリフを言うんですけど、こういう何気ない所がマジで可愛く仕上がってるのすごい。
それでいて、「は?」とか「ばかなの?」とか、罵る系もしっかりあって。
間接キスの所で一人で唸っているシーン。あそこの演技は作品を通してもMVSばりの良さでした。
あのキャラクター性でここまでの表情の多さを演じるのって割と難しいと思うんですよね、根幹がそんなに感情が出る子じゃないし。
でも、そこをしっかりとやってくれる。前作の千咲ちゃんやってた人とは思えないですよね。
まぁ個人的にはダウナー系の声って声に感情がしっかり乗ってないと幅として認識しない過激派なんですけど、今回の夏和小さんのナツメは幅に加えても良いんじゃないか?という位のクオリティだったかなぁ…
あと、筆者エロゲやってるくせに全然性行為シーン興味ないけど、夏和小さんのあえぎ声エッチすぎるでしょ。夏和小の喘ぎ声が好みです。
普段あんなのくせに喘ぎ声可愛いなぁナツメさん。おいそこほぼエ◯マンガ先生とか言うな
夏和小さんは、エロゲ界の次期エースなのでは?表にも干されたと思われない程度には出ながら裏に出てくれ。
ストーリー評価
すごくきれいに纏っている。
ストーリー全体としての感情の高ぶりはこのルートが一番だったかな。
ナツメが意外と主人公の事最初から信用してるのは、なんだかんだ主人公めちゃくちゃ頑張ってるし、自分が言いだした店の立役者だから当然なんだよなあとか(主人公ハイスペックなんだよなあ)
なんというか、付き合う前の気兼ねなく喋れる異性の友達という感覚の距離感が非常に良いですね。これは前作のあやせルートにも通づるかな?
それでいてお互い内心恥ずかしがってたり悩んでたりして傍から見てると面白い。
このルートも恐らく天宮さんですね、共通ルートで関わってきた人間が一気に回収される所はこういうのでいいんだよって思いましたね。
まぁぶっ倒れる必要性とか、復帰の早さとかそういうのはちょっとアレと思う人間はいるかもしれないですが…(話の流れ的にこのほうが綺麗なのは理解してるけど、倒れてる間の主人公含め他ヒロインの動きも見たかったような気もする)
ただ共通の最初の事故で、文字化されていない声で伏線を張っていたのは非常にポイントが高いですね。
ちゃんと聞いといて良かったってなりました。
ナツメルートのみ登場、染井志津華さん。
非攻略系キャラは愛衣ルートにも出てくるんだけど、こっちのキャラの方が好みだな?
というか、宏人とくっついてるのがなんかいいなってなる。こういう男サブキャラに彼女が出来るのって過去作ではイメージがないので、結構びっくりしたかな。
他ルートではセックスを言うことすら恥ずかしがるナツメですけど、ルートで彼女側がエロいのはナツメなんじゃないか?ってくらいには他の女子からテクニック教わってるし、なんだこのヒロインは。
一番好きなヒロインですね。お気に入りもダントツに多い、50ページもお気に入りしちゃった…(
あとナツメのキャラソンのアレンジ、『Swwetest Betterness (InstVer.)』がこの作品のベストBGMです。
これはマジで素晴らしい。
明月栞那ルート雑感
実質グランドルートというか、一番本筋を沿う話。
ストーリーとしては、
栞那に何か相談があればいつでも言ってくださいと言われるも、スマホが無いからいつでもとはいかないという話になり、二人でスマホを買いに行く事に。
その後、バイトメンバーと会って焼肉をしたりしながら、楽しい日々を送っている所に宏人から相談を受ける。
相談は、好きな子がいるけど自分じゃ無理だと卑下するオタクの野中君を説得して欲しいというもの。
野中君は蝶の影響で余計にマイナス思考に陥っており、解決の為に色々考える事に。
そんな中、もう一度会う際に主人公が野中君の心の思考をキャッチし、飲み込まれそうになるが、栞那を始めとする思い出で踏みとどまり、結果的に野中君を救う事に。
しかし、その影響で主人公が影響を受けてしまい体調を崩してしまう。
そこに看病に現れた栞那、魂の補給のためにおでこを合わせたりして、少しずつ意識し始める。
いよいよ恋心を自覚した主人公は、クリスマスに遊園地に誘い告白しようとするが…?
この話なんか説明するのすっげえ長くなったな?
声優評価
ついに連合である事を隠さなくなった、通称車の人。
今回は麻倉亞恋でまくらあれんで、マクラーレンでした。
ゆずの車の人起用は『天色アイルノーツ』以来で、久しぶりの登場。
いつもの車の人がやってきた感じ。
キャラクター性として、やはり人気キャラであるエロナさん(DRACU-RIOT!/2012)が意図的にちらつかせてるんですけど、やっぱりこの人の「にひひ」の破壊力は健在。
むしろいつもの安定の車の人なのであんまり言うことはないんですよね、この人はいつもこの声じゃないですか(いや一応違うし表の職業固有名詞軍団の話にならないアレとは違うんだけど)
ただ思ったのはこの人この可愛い母性すら感じる声を出すんだけど、割とシリアス声が個人的に刺さる。
なのでこの作品で一番演技的の好きなシーンは愛衣ルートの愛衣暴走(?)シーンの
「分かりました、行きましょう」
だったりします。(なんで?)
ストーリー雑感
なんというか、惜しいと思う点が余りにも多すぎるというか、いや悪くないんだけどもっと良くできた面が幾らでもあって勿体無いんだよねこのルート。
まずやっぱり主人公側の根本問題にも触るので、栞那ルートが一番メインヒロイン(この場合は栞那)の扱いが軽くなっちゃうんですよね、どうしても。
仕方ない事だし、他ルートでも栞那は活躍が多いので、それで補填出来るけど(まぁ他ルートで割と無能だったんだけど)
このルートはシナリオ面でどうしても厳しくなった。
最初の焼肉シーンと、消える場面と、主人公の魂を見守り続ける栞那のシーンとかは好きなんだけど。
それはやっぱり、話の流れ的にどうしても『サノバウィッチ』の綾地寧々ルートと比べてしまう点が大きいんだと思う。
焼肉の場面は全体としてすごく良かった。フラグの立ち方がスマホを買いに行く辺りからの立ち方が自然というかすごく腑に落ちるのもそうなんだけど、ヒロインの可愛さが出ていたなと。
「高嶺君の〜ちょっといいとこ見てみた〜い」
「はいお肉!お肉!お肉!お肉!」
こもわた氏の絵も相まって作品を通しても好きなシーンだったり。
消え方は凄く良かったんじゃ無いかなって。
ここはサノバに一矢報いた場面だったと思う。
明確にしっかりと消える場面をCGにした点は大いに褒めるべきだし、あそこの瞬間的なショックはなかなかのものでしたね。
凄くミカドが良い奴って流れから、栞那のここまで主人公の魂を見守ってきた過程は非常に良いものでした。
栞那がなぜ主人公をあそこまで信頼していたのか、そういう過程が凄く胸に来たんですよ。
そりゃそうなるわという納得感と共に、ミカドへの確認の流れで一番胸に来たかな。
「何が『重荷になりたくない』だ、結局、残ってどうするのだ…馬鹿者め…」
というミカドのセリフとかも凄く好き。
蝶を集めた上で、過去に戻り
「約束、破りましたね」
と栞那が出てくるシーンとかも好きだし。
マントを被せて最後の会話も二段目の盛り上がりだったと思うの。
思うんだけど、復活が早すぎるんだよ。
100歩譲って、せめて年は明けるべき。
話をおかしくしない程度の最適は1/2か1/3だよ。
あけましておめでとうネタを1/1にしたいのは分かるんだけどさ、これは無理があるというか、もうちょっと主人公を沈ませる必要があるというか、
この一連があってなんとか切り替えようとしてる主人公を他ヒロインが心配とフォローしていく流れとかあった方が良くない?
実質グランドルートなんでしょ?いややりすぎたメインヒロインの軽視ってなるんだろうけどさ。
なんでサブの涼音では初詣を1/3にずらすことが出来たのに、ここでは1/1の初詣にこだわったの?
沈む時間が余りにも短すぎる、雑。
戻ってくるまでの流れはなかなか良かっただけに、戻ってくるのが早すぎるんだよなあという。
なんというか、多分ゆずソフトで綾地寧々ルート以上はこれから出てこない事をある意味確信してしまうくらいには雑。
話の流れ的に栞那ルートを最後にやることは正しいんだけど、一番話が微妙まであるんだよなこういう一番大事な要所を纏められないのは正直辛いなあ。
ここは過程と沈みがあってこその場面だと思うんだけどなあ…
寧々ルートは寧々側の沈みっぷりをRESTARTにする事で、しっかり描けたと思うんですよ。
もう「サノバウィッチじゃねえか!」と言われるの覚悟でRESTARTで良くなかった?
まぁそれが嫌だったんだろうけど。
いや嫌だよね、分かるんだけどさ。
だったらもうちょっと主人公の失った時の掘り下げと、他ヒロインを上手く使ってのフォローの過程を踏んで復活させるべきだったと思うんだよなあ…
あの時集めた大量の蝶と栞那の蝶、そこに主人公が頑張ろうとする気持ちが乗っかって復活した方が納得できない?
なんかあれじゃあ主人公が受け入れられなくて泣いたら戻ってきたみたいなヘタレにならない?(いやヘタレはヘタレなんだけどさ)
主人公が根本的に変わるとまでは言わないけど、センターヒロイン枠なんだから、主人公がもうちょっと努力して栞那を取り戻して欲しかった感じがする。
これで最後店を選ばずに「甘えたくない」って就職選ぶしお前はなんなんだってなる。
母親に関係するサブテーマはメインを栞那にする以上これくらいが限界かなあって。
母親のスタンスが攻撃的でお前よく主人公の前では普通だったなってなるけど。
両方とも良い家の息子と娘で捻くれてる奴らの元から生まれてきたんだなあって、でも父母のなめそめは割と好きだったりする。
父も素直じゃねえなあお前は。
ここからは性癖的な話だから良いんだけど、
なんで栞那で妖怪乳しゃぶりしたの?
いや母性的な所なんだろうけど、だったら希のおっぱい大きい必要はなんだったの?
乳ネタする時に揉むのとパイズリすればOKってやっぱなるんだなあって、もっと大きいおっぱいキャラがいるならあ、乳を吸うのは一番大きいおっぱいじゃない?
そもそも希ってゆずソフト史上一番大きいみたいに聞いたけど、絶対レナの方があるでしょ。
一番大きいって言うならもうちょっとレナと差を見せないと納得できない。
話が逸れてるじゃねえか。
ちゃんと子供まで出したのは褒められるべきなんだけど、それでもやっぱ『千恋*万花』の芳乃は超えられないし、なんというかあらゆる点が65〜70点だったんだよなあこのルート。
栞那って自分の事になると途端にエロ方向に走れない所を出したかったんだと思うんだけど、その線引きもよくわかんないし、本当あらゆる点で足りないんだよなこのルート。
車の人で、死神で、キャラ設定的に強い面はなんぼでもあったし、それこそ綾地寧々並の爆発力を持てるキャラだったと思うんですけど、なんかあらゆる点で勿体無いことをしたなあって。
話的に一番最後なのが正解なんだけど一番最後にやると首を傾げない?
作品通しての死神と蝶の扱いが希ルート以上にヘタクソなのは否めない。
…って言うけど難しいんだよなあ、物を書くのは難しい。
それは身を染みて一昨年の終わりから去年の今頃に思っていたこと…
全体感
大きな文句は、『愛衣ルートの主人公が変態すぎてキモすぎて感情移入できないどころか引く』のと『一番センターヒロインの栞那のルートが一番合わなかった』事くらいで、全体としては安定してたし良かったですね。(前者はともかく後者はいいのか?って言われそう)
なんだかんだ言ったんですけど、下手なアニメ見るよりは本当にエロゲーしてる方が楽しいなってなりましたね。
むりりん・こぶいち/こもわたの絵が良いのはまぁ勿論ですけど、今回割と刷新された感じがする声優勢もかなり満足出来たのが良かったですし、ホッとしましたね。
やっぱり近代ゆずソフトは桐谷/沢澤連合と遥そらに支えられていた面があった訳で。
その二人を排して、割と人気のあるくすはらゆいも一作で一旦終わらせて、前作継続が夏和小のみというのは、
今までのいい意味での安定感を捨てる事になるので(悪く言えばマンネリだけど)そこは心配ポイントではあったんですよやっぱり。(メンツを確認してある程度は安心できてはいたんだけど)
でも今作も声優さんのマッチングは素晴らしかった。
初登場の音来内さんの笑い方、「もーーう!」とか、シリアスな叫びまでごった煮を味わえましたし、
木之さんのお姉さん感ありながらもグータラ、「エロガキ」ってもっと言われたくなったし()
麻倉さんはマジ車の人でエロナだし。
でもMVPは夏和小さんですね、エッチシーン含めてここまで良いとは思ってなかった。
良いダウナーから心を開いていく感じがちゃんと出来てる。それでたまに罵ってくれる。
この同キャラないの幅をしっかり演じている彼女は桐谷/沢澤連合や遥そら氏のようにこれからのゆずソフトを、エロゲ界を支えていく可能性すら感じました。
9-nine-買わなきゃダメになったのか?(
全体としては操作に全くストレスを感じない点もそうですし、大筋での話も悪くない。(栞那ルートは個人的にはアレだけど)
キャラ可愛いし、全員良いキャラではなかったでしょうか。
ミカドや宏人含めた男キャラもやっぱり良いやつだし(良いやつと無能はまた別だからね)
やっぱエロゲに生きるべきなのではないかと感じてしまいました。
なのでとりあえず無言でウインターセールでエロゲをポチったんですよ。
声優が有能でいい絵がついてそれなりの話が読めて、操作UIストレスなし。
ゆずソフトは有能。だからこそ、もう一度サノバとかみたいな結構頑張ったシナリオが見たいと思ってしまうのは、良いものを与えられたからこその欲なんだろうなあと感じる。
かずきふみ氏にしても、瀬尾純氏にしても割と自由に書かせてもらった感じはするけど、やっぱりサブライターでは良くも悪くも突き抜けれない気がするし。
まぁナツメルートはかなり好きだから全然許す。他も普通に良かったし、全然これで良い。
やっぱノベルゲーっていろんな意味で良いわ。
今年はまたアニメを見る本数が減りそうだ。
これからも期待してますよ、ゆずソフトさん。