どうもおにじです。
3、4年前でしょうか、このブログがまだlivedoorにあった頃に(このブログはliverdoor→Wordpress→はてなブログという遍歴です)
『今年来そうな女性声優イレブン!』みたいなの作ったんですよ。
どういう基準だったんだろうなあ…2017年の2月の記事なんですけどね。
移転している記事なので多分表示崩れてそう
多分高橋未奈美さんと大西沙織さんはもう一段伸びろ的な感じで入れてるんですよね。
今村彩夏の文字がこれほど悲しくなる時など来て欲しくなかったですね。
というかポジション色々と違う気しかしないな…?
2017年頭くらいの筆者はまだ声優さんに対しての求める物とか、
声優観が全く完成されてなくて、色々ガッバガバだなという感じを当時の記事を見て思わずにはいられないんですけどw
こういうの、もう3年やってなかったんだなあってなりまして、期待の若手を紹介するまともな声優ブログみたいな事をしようかなあと…
って言ってもですね、そんなイレブンを作れる程いないんですよ、そんな若手声優って。
この2017年の奴とか高橋大西なんか割ともう出てたからね?割ともう軌道乗りかけだったからね?
まぁ、ある程度は仕方ないんだけどさ…でもなんかそれは違うくない?って気持ちはちょっとあったり。
…って言ってもやっぱりある程度軌道に乗ってる人を選択したくなっちゃうんですよね。
それくらい今の若手って先行きも分かんなければ実力も未知数なんですよね。アニメに出ねえから。
ある程度もゴリ押しはありましたが、なんだかんだアニメには出ていた新人、若手声優。
最近はアニメにすら出ねえんだから分かるわけも無ければ、期待のしようがないというか。
まぁ顔とコンテンツだけで声優雑誌の表紙を飾れるクソみたいな時代に、そんな有望声優をちゃんと11人も見つけるのは至難の業というか僕には無理です。
というか最近の若手声優演技偏差値が低すぎるので、ゲロ吐きまくってますね。
そんなにイベントとライブに呼べることが大事か???
オタクも馬鹿すぎるんだよ。
という事で、今回は3つのテーマに分けて、合わせて11人を紹介したいと思います。(別にイレブンにはしない)
テーマは
・今年勝負の年かも?
・今のポジションじゃ物足りない、さらなる飛躍を!
・人気声優へ、今年足がかりが欲しい!
の3つです。
ある程度幅が持てる。
というか、売れて欲しい実力を持つ声優が売れにくい今の時代、さらなる飛躍を求めたい声優なんて山ほどいるんだけどね。
今年勝負の年かも?
WITH LINE(2017-2019)
→FIRST WIND production(2020-)
1998年6月21日(21)
2017年デビュー
2019年、跳ねた声優の一人と言えるのが、河野ひよりではないだろうか。
昨年は『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の主役である小野寺和紗を演じた他、
『ソウナンですか?』の鈴森明日香など、多くのアニメでメイン級を演じ、主役も獲得してきた。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の小宮果穂で一つ名を上げてはいたが、2019年でさらに名を上げてきた。
そんな彼女の演技能力の高さは、豪華声優陣が固めた『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で、浮くことがなかった事が何よりの証明だろう。(お前がんばれよ麻倉)
彼女は17年デビューで若手というよりまだ新人の部類に入るが、非常に自然な演技に近いものをもう出せている所を評価しておきたい。
そんな彼女は、もう2020年に大きな役を獲得している。
プリキュアだ。
17作目で、節目の15代目となる『ヒーリングっど♥プリキュア』に、平光ひなた / キュアスパークルとしてメイン役で出演。そこそこの抜擢と言えるだろう。
と言っても、プリキュアというのは一種の声優のゴールの一つであり、この仕事を皮切りに仕事が増える!というようなスタートの作品ではないし、
このような若手抜擢も、『魔法つかいプリキュア!』の高橋李依や、『ハピネスチャージプリキュア!』の北川里奈、前作の『スター☆トゥインクルプリキュア』で成瀬瑛美が抜擢された以上、それほど珍しい事案とも言えなくなってきているのが現実だ。
とは言え、それでもプリキュアという役はなかなか獲得が出来るものではない、デビュー4年目となる2020年に獲得するのは並大抵な事ではない。
プリキュアというのは、ある意味幼児にわかりやすくやるという点と、戦闘時の力強さ、感動シーンでどれだけ引き込むか…等、やはり一年間を通して声優に求められるスキルが多く要求される媒体であると思う。(筆者は小6でハートキャッチにハマっていました、もう10年だって、恐ろしい)
大役でさらなるスキル、ステップをアップして欲しい。
今年はそういう意味で大きな一年となる可能性がある。
なんというか同系列とは言え1月に若干悪名高くなりつつあるWITH LINEから、なんか改名してよく分からん感じの同系列のFIRST WIND productionに変わったのはちょっと懸念点と言うか、不透明な点ではあるが、
そんな心配を吹き飛ばすくらいの活躍をしてくれないと、割と困るなあとか思える人材である。
THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 04
- アーティスト:放課後クライマックスガールズ
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: CD
・高柳知葉
プロ・フィット声優養成所
→プロ・フィット(預かり)
→プロ・フィット(準所属 2018/1-)
1994年10月14日(25)
2014年デビュー
「うわぁ顔面型声優だなぁ…」
と一番最初に思ったのは多分ウマ娘のタイミングだったと思う。
とりあえず顔が良い。あとは分かったもんじゃない。
未だに出てこないウマ娘だが、そこの第2報で差し変わった声優の中の一人に、彼女はいたわけだ。
声が出た所で、こういうタイプの声は判断が難しい。
とりあえず天才ではない事は分かったけど、ボソボソ系は判断が…
と思ったのが最初だ。ごめんなさい。(顔面がいいと逆に斜に構える所が当時強すぎたんだと思う。
ただ蓋を開けてみれば、これがそれなりには有能傾向じゃないかという話になった。
ウマ娘のオグリは判断しようがない方向として、『Re:ステージ! プリズムステップ』の南風野朱莉が先にローンチされ、なかなかの演技を見せた。
そして昨年、『まちカドまぞく』の陽夏木ミカンでついに初メイン役を獲得した。
タイプの異なるキャラクターを演じており、引き出しが少なくない事を示せた上、まちカドは大きな人気作となり、初メインにして一気に名前を売ることに成功した。
今年は現在放送中のきらら系アニメ、『恋する小惑星』にて木ノ幡みらに抜擢され、初主役を務めている、今、まさに勢いに乗る声優の一人だ。
喜怒哀楽がしっかり出たまっすぐなみらをミカンとはまた異なる高音系統で演じているのは評価したい。
初メインが覇権を握った『まちカドまぞく』であり、そのイメージが確定する前に、初主役『恋する小惑星』を獲得できたことは非常に今の御時世で言うとプラスポイントだ。
一気に名前を売れた上に、そのキャラの人!というイメージが付かないのは、今後の活動において間違いなくプラスに働くと思う。
しかも、『恋する小惑星』がきららアニメである上、それなりに好評を博しているのも、彼女にとってはおそらくいい方向に働くはずだ。
軍団プロフィット系列の声優ユニット『Prima Porta』の存在が忘れられるくらいには売れるというのが、声優としての理想だろうか。(事務所主導声優ユニットは忘れられるくらいの方が活躍していると言える為)
ところでウマはまだなのか。(一応サイゲに名前は出てるらしいから出す気はあるらしい、早く出しなさいな)
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』STARTING GATE 02
- アーティスト:フジキセキ(松井恵理子),オグリキャップ(高柳知葉) マルゼンスキー(Lynn),マルゼンスキー(Lynn),フジキセキ(松井恵理子),オグリキャップ(高柳知葉),田所あずさ,前田玲奈,徳井青空,高橋未奈美
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/01/11
- メディア: CD
日本ナレーション研究所
1997年12月22日(22)
2016年デビュー
2018年、きらら系アニメ『スロウスタート』には、メイン級は新人若手級が並んでいた。
スロスタと言えば、ヒラタオフィスの未来を担う近藤玲奈の初主演初主役アニメであり、その演技能力と素での爆発力が発揮されたアニメである。
しかしもう一人初メインの声優はいた。
それが、十倉栄依子を演じた嶺内ともみである。
十倉のキャラクター性は、大人びていて、やたらと余裕があり、思わせぶりな態度が多いキャラ。それでいて責められたらめちゃくちゃ弱いというおまけ付き。
このキャラを、初メイン役である嶺内は非常に高いレベルで演じたと思う。
アイムはいっつもイキの良い声優でてくるなあ…と思ってたら、もう2020年になっていた。
その年、ノベルゲーの大手、Keyの『Summer Pockets』に久島鴎でメインを演じた。こっちもなかなか良さげらしい(小原目当てで体験版を弄ったけどたしかにそんな感じはした)
昨年も、5分アニメとは言え『女子かう生』で渋沢しぶ美でメイン役をしているし、
2020年も『Lapis Re:LiGHTs』であるふぁで出ることはでるのだが…
なんというか、未だに「十倉の人」である印象から抜け出すところまでに至っていない感じはある。
なかなかの実力は持っていると思うが、出演量にしても、出演作品のインパクトにしても足りない。
ラピスリライツだって、結局ソシャゲ(未配信)アニメだし、そういう域から抜け出してほしいのだ…
そろそろ一発が欲しい。なんというか、今の御時世的には彼女を埋もれさせるのは勿体無いと思う。今年勝負かは微妙な所ではあるが、早いに越したことはない。
十倉の爆発力は、偶然ではないと思うだけに。
・宮原颯希
第10回81オーディション(特別賞)
→81Actor's Studio
1998年10月28日(21)
2018年デビュー
まだ早くない?この枠じゃなくて足がかり枠じゃない?と自分でも思うが、さっさと推されておかないと、81という事務所はすぐに実力関係なく若手に走る傾向があるので、一秒でも早く軌道に乗るべきである…という理由で、今年勝負かも?枠に入れました。
彼女は昨年、声優ユニット『DIALOGUE+』で、日の目を見て、
『CUE!』の赤川千紗でゲームとは言え、初のメイン級の役を獲得した。
それに伴い、文化放送超A&G+にて、超ラジGirlsより続く若手女性声優帯番組『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』の水曜パーソナリティを務めている。
まだアニメでのメイン役はないし、そもそも数も多くはない。
だから、多分足がかりに!のテーマのほうが最適なのだろうが、彼女は現状の81の中においても非凡なものを感じる。
超CUE!&Aにおいての喋りは第一回からその能力の強さを発揮した。
前日がニコ生経験も若手の中ではかなり豊富である安齋由香里(スワロウ)だったわけだが、彼女に負けないレベルで初回の時点で上手かった。
それでいてスタッフとの関係性がもうかなり完成されていたように感じる。
こういう点での非凡さはこの少なさで感じることが出来る。
演技面に関しては、まだCUE!だけで判断は出来ないというのが正直な所だが、少なくとも一定以上のものは持っているし、とりあえずもうちょっと登用してくれわかんないからって感じ。
DIALOGUE+の生放送でも明らかに仕切れる側だし、とにかくトーク面においての非凡さは凄いと思う。
まぁ今の所割と体調崩してるのよく見るのが懸念点だが…
ただ声優としての強さに関してはまだ分からない。パジャマパーティーを81でしてる場合があったらこういう声優をちゃんと育ててくれないだろうか。
オーディションをしているくせにマルチという言葉に囚われ、有能素材を複数放置プレイして、アイドル声優売って助演女優賞取らせるような事務所に信頼感なんて言葉はない。ちゃんと売って。
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- アーティスト:AiRBLUE Bird[天童悠希(CV:鷹村彩花)、赤川千紗(CV:宮原颯希)、恵庭あいり(CV:飯塚麻結)、九条柚葉(CV:村上まなつ)]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2020/01/22
- メディア: CD
さらなる飛躍を!
・近藤玲奈
「ラブベリー」専属モデル
→?
1999年1月28日(20)
2015年デビュー(声優)
彼女がヒラタの未来を担うことは間違いない。(白石みたいに出ていったら別だけど)
そのやべーキャラクターと、この21という若さで(お誕生日おめでとうございました)堅実で、引き出しの多い演技を見せている所は、強いという言葉以外がない。
昨年は『ブギーポップは笑わない』の末真和子と、『八月のシンデレラナイン』の東雲龍でメイン役を経験しており、
2020年は、『ドロヘドロ』のニカイドウでメイン役を獲得、おそらく前原仁菜を演じる『おちこぼれフルーツタルト』も、2020年内だと思われる。
メイン役を毎年のように獲得するようになってきているし、確実に良い方向に向かっていると言える。
確実な歩を進めているが、彼女は意外と東雲のような低音のほうが得意な感じもするし、それでいて高音も高いクオリティの物を作ってくる。
どの声域でもクオリティが高いというのは、なかなか出来ることではない。
その演技の有能さは、世代でも特出しており、安心感さえ感じるまである。
また、キャラクター性の異様さも特出すべき点であり、その様子のおかしい人感は凄い。
周りの人間を困惑させるというか、またおかしなことしてる…というか。
それでいて演技では有能なんだから、これまた面白い。
確実に現在の若手では有能側に分類され、もっと出演作を見てみたい声優の一人だ。
こういうさ、有能そうなやつをもっと使ってくれよ…(わがまま)
作品のネタ的に話題となってしまった俺妹のようなやつじゃなくて、そろそろいい作品に巡り合って欲しいところ。
後は作品でドカンと特出する奴が現れてくれれば、より彼女の地位は安泰のものとなるはずである。
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- 発売日: 2019/05/08
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・白石晴香
→フリー
1995年4月8日(25)
まさかフリーになるとは思ってなかったが…
彼女は現代女性声優において、若手の先頭を走るべき声優の一人である。
2015年、『干物妹!うまるちゃん』の本場切絵で初メイン役を獲得し、そのキャラクター性をいきなり高いクオリティで演じた彼女。
結果的に、唯一の勝ち組となった…と言ってしまえるのがちょっと悲しい(最低限田中さんは絶対に行けると思っていた、81が悪い)
その引き出しの多さ、有能さはもはや2018、2019年の出演作を見れば説明は不要だろう。
『ゴールデンカムイ』アシㇼパ、
『うちのメイドがウザすぎる!』高梨ミーシャ、
『アニマエール』牛久花和、
『ぼくたちは勉強ができない』古橋文乃、
『八月のシンデレラナイン』九十九伽奈、
『俺を好きなのはお前だけかよ』ひまわり…
そのメイン役の数の多さ、そしてそのキャラのタイプの違い、それが彼女の有能さを裏付けている。
彼女の強さはそのでまかせや妥協ではない、本当の意味での安定感だ。
ロリを演じさせて、ここまで強いとは思っていなかった。「お前そんなんも出来んの!?」と思わせてくれるくらいの安定感はあった。
何を振っても、「変にならない」とかではなく、「こいついいな」と思わせてくれる。
最低限の点で戦うようなレベルではないその安定感は、現代声優界にはそうそういないタイプと言わざるを得ない。
多く出演を重ねる声優さんの理想としては、やはり最低限があれば良いわけではない訳で。
有能である声優さんは、高次元での戦いをしてくれるのだ。
ラジオでも、『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』にて、井口裕香からアシスタントを引き継いでおり、こちらの仕事も長く続くことだろう。
少し前までは、『キミまち!』のリポーターをしていたくらいだったのに、A&G内でも出世スピードが半端ではない。
そんな彼女が、もう一つ長所をつけるとするならば、その中での一つの武器が欲しい。
安定している、上手いと思わせてくれる。だが、欲が出てくる。
これを演じさせたら右に出るものはいないと思わせてくれるような物を提示して欲しい。
安定はしている、高いレベルで。
だからこそ、その安定感に加えて、破壊力をもう求めたくなってくる。
今年は、『ヒーリングっど♥プリキュア』の妖精ラテや、前述の『おちこぼれフルーツタルト』の貫井はゆ等が決定しており、出演作も安定している。
フリーとなり、おそらくどこかしらの事務所に所属するのだろう。
事務所が変わろうと、フリーのままであろうと、今の有能の歩みを止めることなく、声優スターダムを正規の手段で駆け上がって欲しい。そう思わずにはいられないのだ。
代々木アニメーション学院高等部大宮校
→マウスプロモーション付属養成所第27期
→マウスプロモーション(2014-2019)
→青二プロダクション(2019)
1994年2月22日(25)
2013年デビュー
ついに彼女を声優として応援できる日が確実に近づいていると思うと今でも身震いがする。
くらいに、彼女のマウス脱出及び青二移籍は、昨年も声優業界に素人大学生がブチギレにブチギレた中で、最も喜んだトピックスであった。
彼女には欠点がある。
『声優として普通に有能なのにあまりにも顔が良すぎてそっちの仕事ばっかり来る事』
である。
世の中には顔だけの声優なんて普通に存在するが、彼女はその少ない打席でも、有能声優の片鱗は確実に見せていたはずだった。
『それが声優!』の小花鈴では、それなりにいい感じくらいの感想であったが、
『灼熱の卓球娘』の天下ハナビでは、その声のテンションの違いに度肝を抜かれた。
筆者はこの段階で「もう次のマウスは高野だな」と腕まくりで待機していたのは、割とマジである。
『ひなこのーと』の中島ゆあは久々に地声に近い役が来たなとは思ったが、そのポジションでの安定性を確認できたし、
『ウマ娘 プリティーダービー』のサイレンススズカはこいつこういう落ち着いた役でも演技力あるじゃん、感情の情報量多いやん!イケるやん!この声で歌えるの?天才じゃん!ってなったし、
『三ツ星カラーズ』のさっちゃんは、うんこ言わせてこれだけ騒がしい子も出来るのかと感心したし、
少ない打席の中でコレほどまで違うタイプを高クオリティで排出してきた彼女には、ずっと期待をし続けてきた。
どのキャラクター性でもおかしさを感じない、特にサイレンススズカのような役柄で違いを感じさせたのは非常に評価しているのだが。
だが、マウスは彼女を"声優"として扱わなかった場面の方が多かったのが実情だった。
ここまで上げた役がメイン級の一部であればいいのだが、これが全部レベルだ。
ここに上げなかった『AKIBA'S TRIP』と『それが声優!』は所謂イヤホンズ枠での参加のようなもんだし、勝ち取った役とはやはり言い難い。
そういう点で、彼女がYoutubeに出たりとかニコ生にでたりとか写真集出したりとか、そういう方向にばっかりお熱であるマウスには不満たらたらだったので、
もうマウス出てくれないかなあと思っていた所に青二移籍という流石に予想の斜め上の一報で狂うほどに喜んだ。
幸いにもアニメには多くなくてもゲーム系での出演はマウス時代から多く、その技量をアニメで発揮していた面もあり、既に声優としての能力は現代女性声優界であれば十二分と言えるスペックが整っている。
青二への移籍で、その技量がもっといろいろな所で適切に見ることが出来れば最高だし、さらなる技量のステップアップのこの事務所であれば望めるだろう。
とにかくそのマウスの売り方で『顔だけ声優』の烙印を押されている感じも否めない彼女に、実力がある事を何が何でも青二側に示してもらい、
別にそんなドチャクソ売れろとは言わないから、ちゃんと"声優"になってほしい。
身体派なんて放っておけばいい、どうせ次の身体を探しに行くんだからどうでもいい。
水着なんて着させたら承知しない、そういうのは実力なんて二の次の箱に詰まってる声優にやらせておけばいい。
まぁ声優の地盤が固まれば、多少コスプレだの、写真集だのして身体派におこぼれを与えても別にいいんだが、とにかく顔と身体だけと思われている現状の打破が最優先である。
今年足がかりを!
・佐伯伊織
WE LOVE ポップンミュージック みんなでつくって20 ~アーティストはキミだっ!~ 採用
→歌手
→P'sVoiceArtistSchool 第二期生
→スワロウ
1994年7月22日(25)
2017年デビュー(声優)
筆者が一年ちょい前から明確に推し始めているのが、この佐伯伊織である。
その経歴はまさに異色と言え、元々はゲーム系の歌手、同人音楽の歌手としての活動をしており、『BEMANI』『ポップンミュージック』『オトカガール』等の楽曲歌唱をしている。
17歳でこの場所を獲得しており、その歌唱力はなかなかのもの。
それでいて、声の種類が多い歌声である事が当時より特徴とされており、確かに「誰だお前!」となる楽曲は少なくない。
そんな彼女が、ポニキャン支部スワロウに入り、声優の道へと歩み始めたのが2017年。
翌年には『ウマ娘 プリティダービー』のキングヘイローで名前アリキャラを演じる。
人気のある競走馬である事もあり、出演回数も少なくなく、その演技についても、様々な種類の演技を見ることが出来、最初としては上々の演技を見せたと思う。(ここから筆者は一年もかけて推すかどうかを決めるのだが)
そしてこの年、同事務所で引退した遠藤ゆりか(お前最後の楽曲がサイゲ系とか聞いてないぞ)から、『温泉むすめ』や『八月のシンデレラナイン』等の役を引き継ぎ、表に出ることも多くなる。
昨年は、上記『八月のシンデレラナイン』のアニメもあり、そこで一応初メイン級役ということに。
また、『俺を好きなのはお前だけかよ』のたんぽぽ役で、その知名度を上昇させた。
そのハイテンションというか、明るいアホキャラクターをなかなかちゃんと演じきり、イケるやん!とまた思わせてきた。
今年は、なんかやたらとメイン級役が多い。と言っても割とゲーム派生だが。
まず、Steamで最も売れたHentai Game、『ネコぱら』のアニメ版のショコラを現在務めている。
こういうダウナー系は判断が難しいが、悪くはないと思う。ゴリゴリの政治的キャスティングだけど(メインが角川とポニキャン)
また、前々からゲーム制作が決まっている『Lapis Re:LiGHTs』のアニメ版も今年放送予定。キッカリ系ギャップ萌え騎士、アシュレイを演じる。
そしてもう一作品。伊藤鬼頭体制で臨む『安達としまむら』にて、知我麻社役の出演が決まっている。
…こうやって書くとなかなか今年勝負感も出てくるんだが、まだまだ実績としてはないし、多くは事務所枠感も否めないし、ゲームからの継続も存在する以上、まだまだと言いたい所。
彼女の長所としては、現時点で、演技幅においての長所を感じれる所だろうか。
歌手時代から言われていたその声の種類の多さは、演技にもきちんと継続されている感じがする。
まだまだ演技力演技幅をしっかり確認できるほどの量はないが、期待ができる程度には出来ている…と考えたい。
歌唱力等に関しては、歌手時代である程度証明されている所があり、演技の方がある程度ついてくれば、こちらをフルで発揮できるときがまた来るはずであり、そうなれば彼女は万能型としての道を歩める可能性は低くない。
ポニキャン傘下スワロウとしては、安齋佐伯の二人を現状推し進めたいという意図を感じ、安齋はCUE等のコンテンツ、佐伯はアニメ出演で経験を積ませている感じ。
この推し進めてくれる期間にきっかけを掴み、往年の花守遠藤体制並の強さを見せてくれれば、筆者は歓喜なのである。
・上田瞳
青二塾(大阪)
→青二プロダクション(ジュニア)
→青二プロダクション(準所属?)
7月29日(?)
2015年デビュー(?)
欲望枠。
2018年春。誰にも期待されていなかったであろう、一向にゲームがローンチされないゲーム原作のアニメがあった。
見事ダークホースとなったこのアニメのメインキャラの一人に、ほぼほぼ実績皆無の青二声優がいた。
それが、ゴールドシップを演じた、当時ジュニア所属だった上田瞳であった。
元ネタ馬がキチガイ(褒め言葉)であるこの役は、その暴れ馬感でありながら、スピカの一番先輩だったり、ちゃんと周りのことも考えられるけど、やっぱり男勝りでOVAでは細江さんを史実通り叫ばせた。
その特徴的でありながら、一辺倒ではいけない役を、新人と言えた彼女がいいキャラに演じた事は、大きな驚きだった。
キャラソンに関しても、アレが初めてのレコーディングだった事を考えれば及第点。
ゴルシ役は簡単な役ではなかった。それをしっかり演じた事は改めて青二の強さを感じた。(ウマアニメは新人若手声優の能力提示には役立ってくれた媒体だったなあ…)
Youtubeでも、ゴルシを演じた『ぱかチューブ!』が存在。
未だに更新が続いており、割と無茶振りされながらも常にゴルシで体当たりしている。
正直アニメゲームよりも、ナレーション側に行く可能性はある。
実際ナレーションの技量は大したもんだと思う(流石にナレーションの優劣が分かるほどではないのであくまでも印象としての話になってしまうのが惜しいが)
ただ、その技量は未知数な点も多いものの、きっちりと青二声優の域に達していそうだし、もっと色んな所で見てみたいと思う。
実際色々イベントだのには出ているので、普通にアニメとかそういう方向かもしれないし…
良さげだから、判断材料をもっとくれ。というのが端的にまとめた表現なのだろうか。
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』STARTING GATE 03
- アーティスト:ウオッカ(大橋彩香),ダイワスカーレット(木村千咲) ゴールドシップ(上田瞳),ウオッカ(大橋彩香),ダイワスカーレット(木村千咲),ゴールドシップ(上田瞳),大坪由佳,青木瑠璃子
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: CD
・土屋李央
歌劇和楽団
→?
1997年8月19日(22)
2019年デビュー?(声優)
博打枠。
安心、堅実、幅は使いたがらない、でおなじみの大沢事務所に、新たな声優が現れた。
リベル・エンタテインメントとポニーキャニオンが組んだ、声優育成ソシャゲ、『CUE!』にて、遠見鳴役を演じているのが、その土屋李央である。
はっきり言って、まだまともな役はこれだけである。宮原の時にも言ったなコレ。
例によって『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』の木曜パーソナリティ。
とにかくTwitterとラジオが面白くて仕方がない。
初回、火曜安齋が色んな意味で安定していて、水曜宮原が予想以上の面白さ、と続いた木曜、土屋もこれまた面白かった。
『天井を見ている(虚無で)』
『引きこもりの癖に』
『家のオフトゥンじゃないと寝れない』
等の発言は、やたらと面白く、今後長々といじられ続ける『りおにゃん』でにゃん付けるのをめちゃくちゃ恥ずかしがる。
結構イケボが上手い。
Twitterのツイートもやたらとおもしろく、
寒すぎない?まるで冬みたいだ
— 土屋 李央(つちやりお) (@Tsuchiya_Rio) 2020年1月27日
入ったら電気がつくタイプのトイレだと思って、電気つかないから両手あげたり軽く飛んだりしてたら普通にスイッチ押すタイプだった。
— 土屋 李央(つちやりお) (@Tsuchiya_Rio) 2020年1月27日
9%しかない。モバイルバッテリー2個持ってるのにどっちも充電されてない。何をやっているんだ過去の私は。
— 土屋 李央(つちやりお) (@Tsuchiya_Rio) 2020年1月9日
ある意味大沢らしくない大沢声優が現れた、ラジオで行うコーナーとかでの声は、大沢声優である片鱗が見え隠れしている。
はっきり言ってまだ全然分からないが、応援したくなる声優である。
【Amazon.co.jp限定】CUE! Team Single 04「MiRAGE! MiRAGE!!」(デカジャケット付き)
- アーティスト:AiRBLUE Moon[丸山利恵(CV:立花日菜)、宇津木聡里(CV:小峯愛未)、明神凛音(CV:佐藤舞)、遠見鳴(CV:土屋李央)]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2020/02/12
- メディア: CD
1995年7月6日(24)
2015年デビュー
今年、足がかりをつかめば、一気に浮上しそうな声優が、この野口瑠璃子であろう。
日ナレからアーツビジョンという、系列としてお決まりの遍歴を歩んでいる彼女。
昨年はゲーム、『魔法使いと黒猫のウィズ』で鶴音リレイでメイン級の役を獲得した。
この黒猫のウィズ楽曲『FairyChord Prelude』での、野口さんの歌唱力は並以上と言うか、中々にええやないかという話で。
確かに、これは歌に関しては強いという期待を思わせる物だった。
上記の物は収録の物であるが、ライブの方の動画も上がっている。
そんな彼女は今年はメイン級の役をアニメで相次いで獲得している。
まず、現在放送中、本条楓を本渡楓がやっている、『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』で、サリー(白峯理沙)で、アニメ初メイン役を獲得した。
そんなにこのアニメ自体を見ているわけではないが、確認を行った所なかなかよさそうに思えた。(まだわっかないけどな!)
また、ハチナイに続くやきうアニメ、『球詠』にも中村希役で出演が決まっており、確実にキャリアの歩を進めている。
定期的に有能声優を輩出できる事務所でもあるし、今度の順番は彼女かもしれない。
演技と歌が揃っていれば、今の声優界ではなかなか重宝されやすいからだ。
あと、ここにいっぱい書けるほどではないが、長谷川育美(プロ・フィット準所属)にも期待している。
彼女も出来ると思う。プロ・フィットで一番今応援している。
なんで?なんでやろなあ…(白目)
【お知らせ】2020年3月27日発売! カントク原画のCUBE最新作「神様のような君へ」のオープニングムービーを公開しました! Ducaさんの美麗な歌声にのせて動く、カントクさんの描いた可愛いヒロイン達の表情をぜひともご覧ください! https://t.co/iAZxMqDTsZ #神様のような君へ pic.twitter.com/xLnMR5PKML
— CUBE / 「神様のような君へ」3月27日発売! (@cube_staff) 2020年1月29日
まとめ
今年勝負?
河野ひより(FIRST WIND production)
高柳知葉(プロ・フィット / 準所属)
宮原颯希(81プロデュース)
さらなる飛躍を…!
白石晴香(フリー)
今年足がかりを!
佐伯伊織(スワロウ / 準所属)
土屋李央(大沢事務所)
+1
長谷川育美(プロ・フィット / 準所属)
こうでもしねえと11人集まらなかったらしい。(なんか一人多いけど?)
というか、他にもいるんだけど、もうちょっと見たいと慎重になりすぎている所はある気がする。
それでもやっぱり現状を見ていると慎重にもなるんですわ。
この中の声優さんがボーンって言ってくれれば、いい感じの実力を見せてくれるのではないだろうか…?そう思わずにはいられない。
今年勝負と言っても、それはあくまでも短期的な、量が多い時に存在感を見せておいてくれよ!みたいなもんですから、
長期的に生き残っていくためには安定感と、使いたいと思わせる技量がきっと必要になるでしょうし。
こう、しっかり階段を登っていってくれる声優さんって本当に信頼できるから、そういう人が増えてくれたらなあと、つくづく思う所です。
やれ身体は、脱げだ、写真集だ、ソロだ、作曲家売りだ、なんだかんだともう頭の痛い話題しかないご時世、
そんな頭痛を和らげてくれる声優さんが増えることを、令和は願いたいんだけど…なぁ…
無難?もうちょっと冒険できる程の余裕なんて今の声優業界にないよ?