声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

【注意有】ラノベ作家・カントク絵は安定?冒険?CUBE『神様のような君へ』製品版レビュー・感想

ちゃろ~、おにじです。

 

※この記事は、UIチェックまではネタバレなし、共通ルート雑感からネタバレアリとなります。よろしく。 

 

エロゲーマーハイパーにわか、9ヶ月のおにじさん。

今回は、『間違いだらけのエロゲレビューシリーズ』第二弾(そういうシリーズだったんだ)(前回は喫茶ステラ)

oniji.hatenablog.com

 

2020年3月27日発売、CUBE最新作『神様のような君へ』のレビューを行っていきます。

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こちらは、当ブログで既に体験版のレビューは行っている。

最初の印象等はこちらで確認して欲しい、今回は改めてやるに当たっての所感と、プレイの感想を述べていく形となる。

 

oniji.hatenablog.com

 

体験版地点までは既にプレイしているという状態で、プレイを開始しています。

DL版での購入。

買うか悩んでたら発売日を超えていたマヌケはここです。ごめんなさい。

 

先に言っておくが、この作品、『ラナ・ソフィアルート』が令和稀に見るダメシナリオだと思う。(そんなエロゲやってねえわ)(エロゲにわかとして初めて地雷らしい地雷ルートを踏んだ)

ただそれを除けば非常にいい作品といえる。

『ラナ・ソフィアルート』の文章が全体的に長くなったので、他2ルートの文章も増強した結果、サブルートに関しては感想を省くことにした、これも予め謝罪しておく。

…2万文字超えたんだよ(白目)

 

 

 

プレイ前所感

体験版を既にプレイしているとは言え、まだ序盤感もあった。

今作品は、『恋する彼女の不器用な舞台』(2014 / CUBE)以来の実に6年ぶりのCUBEによるカントク原画作品となる。

久しぶりのCUBEによるカントク作品という話題もあった。

 

また、今作品の大きな特徴はシナリオを書いているのが、ほぼほぼエロゲシナリオを書いたことがない、ライトノベル作家である点だ。

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(2014-2019 / 講談社ラノベ文庫)のむらさきゆきや

ゴミ箱から失礼いたしますで第5回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞等を受賞している岩波零

ドラマCDが発売された『友達の妹が俺にだけウザい』(2019- / GA文庫)の三河ごーすと。

特に、むらさきゆきと、三河ごーすとは、アニメ化、ドラマCD化(将来的なアニメ化も視野?)されているライトノベル作家であり、この人間が名義を変えることなくそのままエロゲシナリオを書くというのは中々に挑戦的な試みと言えるかもしれない。

 

ライトノベル作家が書くエロゲシナリオというのは、博打面も存在し、大きな空振りの可能性も考慮する必要もあるが、今作のシナリオ陣はライトノベル側とは言え、既に実績のある作品を書いている人間が書いているので、比較的まだ安心できるだろうか?という体験版含めての印象である。

 

声優面に関しては、最近勢いのある夏和小、明羽杏子。誰だお前!の春野美波がメインヒロインで起用。

サブヒロインには実羽ゆうき、奏雨、小鳥居夕花、九条信乃という比較的安定のメンツを揃えた印象。

 

若干アイキャッチ頻度が高めでウザさを感じた体験版だが、それ以外に関しては好印象面が強く、3月唯一の購入に至った。

CUBE作品は初めてだし、ラノベ作家シナリオだし、割と冒険のような気もするが、筆者がにわかなだけだろうという事でポチった。それなりに期待。

 

攻略順は、ツクヨミ→ラナ→霧香とし、サブキャラはその後に良かったルートのサブだけやろう、という方針を固めてプレイした。

 

結果的にツクヨミ→ラナ→霧香というメイン攻略順は正解であるが、

もうダメなのはさっさと終わらせておきたいとか思うのなら別にラナ→ツクヨミ→霧香でも良いと思う。

でも最後に霧香にしたほうがいいんじゃねえかなあ…と筆者は思ってる。

 

UIチェック

 

これは基本は体験版でやった。こっち見てくれ、同じく。

ちなみに未購入だけど、同月発売の『俺不可視』も同じらしい。

それなりに使いやすい。

 

あっでも、セーブ画面とかは便利。誰のルートか分かるようになっているし、Hシーンは自動でぼかしが入ります。安心だね。

 

oniji.hatenablog.com

 はいここからネタバレね、まぁ共通ルートはそんな大したこと書いてないけど(

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共通ルート所感

 

ほぼほぼ、体験版範囲が共通ルートとなっている。

テンポの良さと、各ヒロインのキャラの雰囲気をつかみやすいモノとなっている。

 

ツクヨミのAIロボットである所の人間らしさのなさとかは非常に分かりやすく、それでいて愛らしい感じだし、

 

ラナの快活でありながらも、異様に頭が回りまくる所に感心しながらも笑ったり、

 

霧香のぼっち感と、とは言え可愛い所、歌やダンスに取り組む姿勢とかに良いなぁと思ったり。霧香の主人公への対応の変化とかも面白い。

 

サブキャラも全員出演しており、深く掘り下げられるほどではないが、キャラクター性は概ね分かる。

特に、サブキャラでは黒鳳玲音のキャラクター性が異質と言える。

何を先に考えているのか分からない謎感は、サブキャラクターの中で突出して興味を持たせてくれる存在といえた。

 

非常にテンポが良い反面、アイキャッチが他のエロゲより圧倒的に多く、この点をウザいと感じる場合もある。

エロゲはアイキャッチ場面転換はあるが、ここまで多くないわ!みたいに思うのは多分、エロゲシナリオほぼ未経験組のシナリオ故の問題点のひとつなのかもしれない…

 

各ルート感想

 

ツクヨミルート

一番最初にツクヨミルートをプレイしました。

体験版時点で、非常にキャラとして好みでしたし、最近気になっている夏和小さんがCVで、キャラに合っているように感じたのも理由かな。

そもそも「夏和小でカントク絵じゃん!よし、体験版出たら落とそう!」からスタートしているので、直感。

まぁセンターヒロインからやることが正解なのか?と過去プレイ系で思いつつも、キレイに攻略しなくてもいいか…と。

 

雑感(の長さじゃないけど)

非常に満足できるルートでした。

全体的に、イチャイチャとシリアスのバランスが取れているように感じる。

それでいて、AIロボットと付き合う…という割と昔にはありふれたような気もする設定を、現代チックに上手くまとめてくれた印象だろうか。

全体的に概ね満足、しっかりと心は揺さぶられた。

 

展開としては、日々のお世話であったりをしているツクヨミを、主人公がデートに誘って、色々テーマに沿ってデートをして、もう告白しちゃう感じ。

 

ここに置いては、ちょっと話が急かな~とも感じると言うか、恋人となっていく過程が割と好きな個人としてはちょっとな~とも思ったんですが、(CVである夏和小さんがそういう過程においての演技が強いなと個人的に思っているのもある)

そもそもツクヨミの主人公への好き指数は100なのであって、後は主人公がこんな可愛い理想の女の子(ロボだけど)にいつ落ちるか…という所だったから、まぁいいか。

 

共通部分で普通に筆者はツクヨミに落ちてたし。でもやっぱりもうちょっと主人公側がしっかり落ちた描写が欲しかったとかは思わなくもない(我儘)

 

とは言え正直不満なのはほぼほぼここだけ。

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ここから、サブヒロインである玲音を含めての展開が始まります。

最初は本当にイチャイチャしまくっていて、とにかくツクヨミ可愛いなあ…と。

とにかく尽くしてくれる。それでいて、関係が恋人になると恥じらいが出てきたり。

恋人に実際になる事での変化の面は、また普通とか異なる過程の面とも言え、可愛いなあと。

 

ただ、AIのロボットを付き合う上で、ぶち当たる壁がある訳で。

そもそも、主人公がハッキングして作られたロボットであるツクヨミ

この存在は世界にとっても、AIやそれを制御している側としても異質な存在と言える。

だからこそではあるのだがこの壁が、かなり壮大で、こんな壁どうやって超えるんだよ…というレベルの一種の絶望感を感じるレベルのモノと言えたりするのも良いですね。

明らかに不穏を忠告する玲音とかもいたしね…(それでいて遠い部屋にツクヨミおらせて明らかに校内セックスさせようとしてるだろとかあったけど)

そもそもの設定である、『かなりの部分をAIで管理されている世界…』というのを活かした展開だったというふうに思います。

 

愛彩梨と霧香のイベントに来たけど、そこで不審者に霧香が襲われかけて、ツクヨミがそれを助けるも、それがどこかから漏れた…っていうのはもうダメじゃん。って感じ。

C-AI作ってる企業レーヴァークーゼンAGって絶対にメルセデス・ベンツをもじってると勝手に思ってるけど、どう思う?)からも目をつけられるし、詰んでるじゃんみたいな。

そのあまりに大きなモノに立ち向かうけども、主人公がツクヨミを『面倒なモノ』と一回でも思いもしなかったし、ツクヨミを守るためだったら全てを捨ててやるという方向性は、燃えました。

これまで、ハッキングをしてきた主人公が、迷いなく携帯とパソコンをぶち壊すシーンは口が開いてしまう。

幾ら悪事に使っていなかったとは言え、ここで一切の迷いのない主人公は、本当にツクヨミを愛しているのだなと。

 

ある意味ロボット恋愛系であれば王道的な展開なんだろうけど…

そういう選択をしても、燃えるような書き方をしてるんですよね。

でも良いじゃないっすか、ロボットを守るために逃げるみたいな展開。

これは個人の好みだけどすっげえ好きだわ。

 

ここで良かったのが、他のメインヒロインも手助けしてくれる事。

この作品、正直ヒロイン同士の横の繋がりは割と希薄感を感じるのですが、(複数ライターである慢性的欠点とも言える)ここで一応ちゃんと出てきたのは良かった。

こういう他のキャラクターが助けをくれる…みたいな展開って、王道だし、使い古されてるけど、やっぱり好き。

 

ここから更に共通でも異様な存在感を放った玲音が効いてくる。

サブキャラを有効的に使えるというのは、エロゲにおいては重要だなとか思い出したエロゲにわかですどうも。

敵か味方か…その分からなさ、謎めきを持ちながら、条件を出しながらも彼女も主人公とツクヨミを手伝ってくれる。(しかしあの1965年式、キャブ式のモータスポーツでもめっちゃ勝った左ハンドルの旧車は何ベースなんだろ…スカイラインかなと思ったけど、左ハンドルなんだよなコレ…)

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その謎めき感、玲音の動きもこのツクヨミルートでは非常に重要。

裏の顔を持つ生徒会長というキャラ性が凄く話にハマっていると。

 

主人公が今後追ってくるエージェントとの戦いに備えて、ツクヨミと色んなアナログゲームをしながら考えるシーンとかは、実際に起こる戦闘に効いてくる形となります。

主人公の頭がすごい回っているシーン。

今までのネットハッキング系の頭があるからこそ出来るシーンですが、納得感が強いし、これでツクヨミだけに頼らない感じになってるのが好印象。

ちゃんとやっている事に意味を感じるのが、良いかなあって。

戦闘に関しても頭使って、ツクヨミの強さも感じられますし、主人公も有能だなと。

 

玲音のキャラも、彼女のルートをやらずとも割と好きになってくるというか、色々見えてくると面白さを増してくれるというか。

彼女の性格はサブルートでより明らかにはなるんですが、このツクヨミルートの玲音はこのルートを大きく動かす原動力の一つなんですよね、話を盛り上げてくれる。

そんでもって、実羽ゆうきさんの声がハマっている。

サブヒロインなのが惜しいですが、声優さん史上に入るレベルなのでは?

とはいえ彼女はあくまでもサブヒロイン、これはあくまでツクヨミのルートなんですが、『必要な存在=邪魔だと思わなかった』という事は評価したいです。

エージェントを送り込んだのが玲音と分かった時のヒエッ感とか好き。

揺らぐツクヨミ、止める主人公。唐突にギャグが始まったと思ったら、作った落とし穴に落ちて照準から出てツクヨミに倒してもらうとか、あったまいー!

 

最後への展開は非常に良かった。

もしかしたらベタっちゃあベタなのかも。

 

さっきの場面で揺らいでいる辺り、ツクヨミがそっちに行きそうかもってのはちょっとだけ考えたけど、『ありがとうございました』って言って「あっ(察し)」みたいな。

お前、ダメだってばお前。みたいな感じ?

ここが『全てはマスターの為』であるツクヨミなんですよね。

それでいて主人公は『ツクヨミがいればいい』なんですよ。この捻れが面白さを産むというか、ストーリーを産みますよね。

落ちるシーンのツクヨミは、哀しく美しい。こう、絶望の場面なんだけど。

無駄に綺麗なんですよ。だからこそ重みを感じると言うか、息が詰まるというか。

カントク絵とわいっしゅ背景、これが活きてる。すっごい活きてて悲しくなる。

 

玲音に「殺してくれ」と言い出す主人公の自暴自棄というか、本当にツクヨミさえいれば良かった感が哀しくも、それを淡々と受け答える玲音との関係性もなんか良いんですよね。

あくまでも任務を果たせばいいとか思いながら、同情はしてくれるんですよ、境遇が似てるから。

上手いなと思うのは、行きの車では助手席にツクヨミが乗って、帰りの車では主人公が助手席乗る所。これは上手い。

いないという事実を絵で認識させてくるの、上手い。

そしてこのツクヨミルートの敵なんだか味方なんだかよく分からない感じの玲音、好き。

 

そして、ツクヨミが恋煩いをするんですよ、月で。

なんというか、AIが恋を覚えた結果wwwとも言えますが、それだけツクヨミが人間に近づいていたと言えるのも、良いなって。

この時の玲音の反応好き。

「他人の恋人がいなくなったトコなんか100億回眺めたって、自分の場合とは別モノよ」

とか

「正面からアクセスして拒否されたくらいで、城前くんが諦めるわけないわよね?」

とか。

なんというか、このルートの玲音マジで好き。こういう微妙な立ち位置で待ちまわってくるキャラって面白いんだなって。

 

この展開大好きです。主人公も頑張ったし。死ぬほど頑張ったし。

というか、お前死ぬぞそれって感じ。

なんだかんだ玲音が心配してくれたりしてるのが良い。

 

その玲音も結果的に救われてるし、これもご都合主義と言えばそうなのかもしれないけど、そうとは言い切れないほどの設定は前にちゃんとあったから良いんじゃないかな?

最後の方の主人公が、めちゃくちゃ頑張るのは素直に応援できた。

なんというか、最後までツクヨミの為に頑張り続けた感じがして良いなあと。

玲音が最後明らかに泣いてたの好き。お前も好き。なんだろう、不思議なキャラだったな玲音って。

最終的に玲音の望みも叶って。めでたしめでたしだし。

 

欲を言うのであれば、EDの後にも話がちょっとで良いから欲しかったかな…

なんでないんだよ!そこ大事だろ!幸せになってる二人を見せろ!!!!

なぜ書かない!アホかお前!!!!

主人公あれだけ頑張ったんやぞ…!!

…まぁここまで良かったから許してやるけど…

 

全体的に、世界観をちゃんと活かした展開で満足。

『AIで管理されている世界』『AIロボット』『ハッキングが得意な主人公』

が揃わないとこのシナリオにはならないわけで。

全て揃った上でのイチャイチャとシリアスの塩梅。

AI系統について、深く行く所は深く、浅く行く所は浅く。この塩梅もちょうど良かったんじゃないでしょうか。

全体的な塩梅を間違えなかった事によって、概ね満足できる物に仕上がっていたと思う。

でもED後は書け!!!!!

書かないと!!!アレが!!!ちゃんと本物のツクヨミなのかとか!!

ちゃんと幸せになったのかとか!!!想像の域に!!!任せないで!!

見せろ!!それがエロゲだろ!!!!もう!!バカ!!!!(良かったんだよ全体的には)

 

ツクヨミですけど、可愛いっすね。

当たり前だけどめちゃくちゃ一途だし。

『全てはマスターの為』という方向がず~っとぶれないんですよね。

 

でも、ぶれないからこそ、ストーリー性を産む要素があってよかったですね。

 

ずっと第一が主人公の為になるのが、いい方向にも悪い方向にも行くのが良いんですよね。

主人公は『ツクヨミの為に』ツクヨミは『マスターの為に』動くことによって、いい感じのストーリー性が生まれたのではないかなとか。

 

人としての感情を確実に覚えていっている感じも出てたし。

AIロボットであることの必要性を感じさせてくれる描写が多かったことは、彼女の評価の良さにも繋がりましたね。

まぁ結局どういう構造なのかはよく分かんなかったけど…(そこを説明する必要はないんだが)

 

声優は夏和小さんです。

今、勢いに乗るエロゲ声優。流石でしたね。

C-AIとツクヨミの声って人間味が違うんですけど、やっぱり喋ってることや声色ってAIっぽさがしっかり残ってるのがツクヨミって感じなんですよね。

 

そのさじ加減をよく分かられているなあ…と。

夏和小さんは、こういう細かい所の加減とかが、他作品でも多く出ているかなと思います。

 

相変わらずエッチシーンこの人の声エロいな。

 

このツクヨミに関しても当たりのキャラだったなあと。

そういうさじ加減もそうなんですが、ちょっとずつ人間味を帯びてくるんですよ。

それが、息の使い方とか、そういうのでも感じることが出来た気がする。

やっぱり夏和小に賭けたくなってきた。

 

ラナルート

この作品の『問題のルート』であるラナルートです。

まぁ何が問題かと言えば、端的に言うとこのルートはクソであるという話が流れてきたからです。

なんだかなあと思いながら、まぁ予定通り真ん中にやりましたとさ。

結果的にこれは酷いと、こりゃTwitterで書ける文章量では無理だなと言うことで。

 

ラナ√の何がダメだったのか?

 

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割とこことかは好き

まぁ言ってる事は分かる。

このルートを良いか悪いかで言えば、絶対悪い側に入る。これは間違いない。

このルートが良かった。とは言えない。

これはライターが悪い。どう考えてもライターが悪い。

 

エロゲーマーって言うんですよ「ライトノベル作家が書くエロゲは地雷多い」って。

あ~なるほどな、ここまでやることなすこと悪い方向に行くかと。

なんというか「エロゲを書く」って事が分かってないとまでは言わないけど、このゲームがどういう層に向けてのモノなのかとか、そういうのを理解してたのかとか、そういう次元で考えたくなってくるんだよね。

 

とりあえず、それなりの話題となってた感がある『中出し』を選択することによってのBADルート行きについてですが、コレに関しては、若干の擁護をしておきたい。

エロゲのよくある選択肢である『中に出す』『外に出す』。

この選択肢では『中に出す』『中に出さない』なのだが。

 

ここの一面だけ切り取れば「なんと外道な選択肢だ」と言いたくなる。

ただ、このルートの流れを考えれば、ここで『中に出す』とBADに行くことに関しては、「まぁ出しちゃダメだろ中に…」というのが正直な感想だ。

 

快活な性格の割に、とんでもなく頭が回り、推理が得意であるラナ。

この点については、体験版から疑問点ではあった。

どう考えても、この方向性のキャラにしては、頭が回りすぎ、細かい点に気づきすぎではないか?と。

 

結論としては、ラナの頭には治療用AIが埋め込まれている。というものである。

 

コレに関しては、割と納得できた。なるほど、確かにそうだよなと。

というか、このルートも途中までは割とちゃんとしてていい感じなのだ。

 

脳に大きな障害を負っていたラナは、幼児の状態で脳の成長が止まってしまう状態だったらしく、その時法外ではあったが、治療用AI(S-CHIP)を埋め込む手術をすることを親が決めた…と言ったものである。

 

別にこの設定が悪かったとは思わないし、上手く料理すれば美味しかったと思うんだけどなあ…

で、ここから、この選択に至るまでの経緯を説明しなきゃいけないんだけど、これ絶対読んでてもつまんないんだよね、面白くないからそうなっちゃうんだよね。

でも、理由を説明する上では、これを説明しなければいけないんだよね。

でもざっくり説明しか出来ないから、これじゃ理解できないかも。許して、でも書きたいの。

 

このS-CHIPにおいて、不審な事がラナへの依頼で分かる。

とんでもなく悪かった奴が急に真人間になった…と。

それは、ラナが手術した病院で無償でS-CHIPを入れてもらう手術をしてもらった為。

多大な金がかかるのに、これはおかしいと。

 

 

…いや待て、専門用語が多すぎる。

説明をするにしてもゲーム内専門用語が多すぎてわけわかんねえ。

専門用語って面白かったら面白いんだけど、面白くなかったらただただ訳わかんねえんだな。

というかこのゲーム自体、AIが管理しているという時点で専門用語が多いんだよね。

やってればちゃんと分かる、理解できるんだけど、こういう場合の奴は難しい。

 

もっと簡単に言えないか?

 

・ラナの頭の中には医療AIが埋め込まれている。

・そのAIを作っている製造元(の所長)と、病院で怪しいことが行われているっぽい

・暴こうとするも所長に見つかり、ラナを人質にされて失敗

・失敗するも、ツクヨミはカルテデータを回収したので、告発は可能だが、告発すればラナの医療AIは止められてしまう

・この世界に大きく分けて2つのAI系製造会社があり(レーヴァークーゼンAGとソシエタ・トリエステ)ラナの医療AIはこの後者会社側の通信を定期的に行われる仕様となっており、これを遮断しないとダメ

・遮断するために、前者の会社側(C-AI)にエミュレーションしてみないか?とツクヨミが提案(これによって現在の知力を失うというリスクあり)

・ラナはこの告発をしたいと固い意思を持っており、エミュレーションに合意。主人公もこれを止められないと判断。(選択肢なし)

・エミュレーションした結果最初は問題なかったがどんどんラナが幼児化、マジで5才児レベルに幼児退行

・なんだかんだソフィアと介護を続けた上で、ラナが「えっちしよ?」と言い出してこの選択肢

 

…いや全然簡単じゃねえな。これでも分かんねえんじゃねえか…?

 

とりあえず、『ラナは幼児退行しており、医療用AIは運営元を入れ替えたことによって正常に動作しておらず、今後どのようになるかも分かったものではない状態』での

中出し中出ししないの選択肢なのだ。

 

いや、中出ししちゃダメだろ。どうなるか分かったもんじゃないんだぞ。

…って言うのは、一応分かる。

 

としても、コレを含めて、このルートはあまりにもツッコミポイントというか、めちゃくちゃポイントが多すぎる。

先に言っておく、このライター以外のルートは普通に良かった。

神様のような君へは購入をおすすめできるエロゲだ。

しかしこのルートはダメすぎる。ここはあえて、どこがどうダメなのかを言っておきたいと思う。正直、ラナというキャラクターに惹かれないのであれば、このルートをする必要はないとまで言ってもいいんじゃねえかと思うくらい。

 

もうクソなのは分かったからそんな文章見たくないよって人はもう一度ここに目次を置いておく、ここから霧香ルートに飛んで欲しい。

でもこれは言うべきと思って、書く。

 

 

①主人公がダメ

病院に侵入して誘拐案件になるまでは別に悪くなかったのだ。

ここまでは別にちゃんとしたルートだった。

 

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だが、この案件からラナの「ちゃんと納得したい」の方向があまりにも暴走しすぎだ。

しかもそれに対しての主人公がこっから基本ダメムーブしかしない。 

一応エミュレーションのときも止めてはいるけど、意思が固いとなって引くの早すぎでは?とかも思うし、

特に幼児退行してからの最初の扱いが適当すぎる。(ブランコ乗ってる時の対応とか他のルートの主人公と違いすぎる、ライターに人間の心がないのかと思った

とにかくこのルート、ただただ話として面白くない上に、主人公が他ルートよりクズすぎるのが問題。

 

主人公がヒロインのために頑張ろうとする描写が足りない。

救われるべき対象と思えないのがそもそも良くない。

 

②選択肢がカス

ソフィアルートへの転換がカスすぎる、エロゲしてるのに急にソフトめな昼ドラが始まってびっくりしちゃった。ライターはエロゲってやったことあるの?

 

なんだよ、幼児退行してから半年。

ラナがエミュレーション前に残したビデオで、お姉ちゃんとくっついてもいいよって言ってて、

この半年で主人公の事好きになったって言ってキス待ちで

するかしないかで分岐とか、これエロゲか?昼ドラじゃん。

もう一回言うか、ライターって純愛エロゲってやったことあるの?

 

筆者としては、中出しの選択肢よりこっちの方が問題だと思う。

あっちは良いんだよ、まだ分かる。

でもこれはダメだろ、純愛エロゲとしての常識を逸し過ぎだろ。

 

なにそれ、それソフィアもクズ人間になるんだぞ?

よくこんなシナリオ書けるな、攻略キャラに嫌悪感持たせるとかエロゲで一番やったらダメだろ、しかもここからソフィア攻略ルート始まるんだよ?誰がやりたいと思う?バカなの?

 

③そもそもセックスしておいてその選択肢がTrue/Badでいいの?

中出し中出ししない選択肢、理解は出来るんだけど、そもそもの話をしたい。

そもそも、ラナが「えっちしよ?」と言った際、

『俺はラナの言うことは断らないようにしている』的な事言ってるのに、ここで断るのが正解で良いのか?

 

いや、断るのが正解なのは、話の流れ的に分かるんだよ、この状態のラナに中だしして、もし子供が出来たらどうするんだと。絶対にやっちゃダメ。

 

でも、お前『断らないようにしている』んじゃなかったの?

 

あと、そもそもセックスすること自体が危険じゃないの?じゃあセックスする段階で

『する』か『しない』かでTrue/Badの方が良くない?

 

もっと言えばこんな選択肢でしょーもないシナリオ書くくらいだったら、

もっと前のエミュレーションする段階で主人公が『止めるか』『止めないか』でTrue/Badを決めるとかで良くなかった?

それだったら『9-nine- そらいろ』(ぱれっと)とかでもあったし、それなりに衝撃性の面白さの方がフューチャーされたのでは?

ソフィアの分岐が変わるけど、あの分岐は論外だから他考えろ。

 

④介護パートクソ長な癖に結論それなの?

幼児退行介護パートが無駄に長くてただ単に苦行。

というか普通に考えて、体験版とかHPで見たキャラクターをプレイヤーは好きになるんだからさ、ここはクソ長である必要性あるの?

辛さを演出したいにしても、ちょっと多すぎ。

 

こういうキャラ変わり系は『花咲ワークスプリング!』(SAGA PLANETS)の若葉ルートくらいの長さが限界だよ。アレは理由とかもそれなりにちゃんとしてたし、ヒロイン側が周りを思ってやったこととか、そういう要素もあるけど…

 

ここがクソ長いくせに、ラナが戻ってくる理由をある日突然奇跡が起きたで締めたの、素直に"書き手としてのセンス"を疑う。

一応、主人公が色々調べることには調べて、積み木買ってきてみたり、そういう知識を集めて改善にならないかトライするという描写はあったものの、

その戻っていく過程とかを完全に地の文で終わらせるとか、バカすぎて。

 

こういうストーリー系って、それなりの理由と根拠がないと読者は納得しないよ。

こんな基本中の基本の事を言わせるな、これくらい筆者が一年前『RELEASE THE SPYCE』の二次創作小説40万文字書いた時にさえ気をつけたことだぞ、唐突な展開は疑問を産む、そこには根拠がないと感動は生まれない。ド素人でも分かるわ、アホなの?

あえて言おう、お前はライターか?

(一応別エロゲーマーから、この辺はソフィア√で書かれているらしいが、面白くないらしい。そもそもこの過程を中途半端にサブシナリオに回す時点でエロゲ書くの向いてないし全部中途半端とか書き手としてのセンスがないよ)

 

あのペースで終わらせたいのであれば、知能回復の兆しが見え始めて、ソフィアとツクヨミでここからや…!とかで終わって、ED後にノーテキストor最低限のテキストで、10年後でもなんでも良いから、子供と主人公とラナが笑ってるとか、そういう感じにするとかにするとかだよ、根拠をぼかしていいのは。

 

ソフィア√への分岐とラナ√の結末、これに関しては論外。

エロゲを書くとかいう次元ではなく、単純に書き手としてのセンスを疑う。

 

⑤ラナルート結論

 別に途中までの展開は悪くなかったし、別に大まかな展開として、うまく動かすことができれば、いい話になったと思うのだ。

『中出し』『中出ししない』の選択肢は挑戦的であり、それでいてこのクオリティでも一応の納得は出来る構造、やることをしっかりしていれば、もっとこの選択肢はポジティブに捉えられてもおかしくなかった。

この構成にしたこと自体を否定するつもりはないし、この大きな挑戦を否定する気もない。

実際、面白かった点は存在したし。

上手くやれば、絶対に面白かったはずなのだ、ただ、その上手くやる点で全部失敗したのが、このラナルートと言わざるを得ない。

 

あえて言おう。 

単純に、このラノベ作家ライターはエロゲがなんたるものかを理解していない。

その上で、ただ単純に書き手としてのセンスも技量も足りない。

それくらいこのルートは悪い意味で次元が違う。

 

こんなに全てを間違う場合ってあるんだ…エロゲって恐ろしいな…

エロゲシナリオって誰でも書けるもんじゃないんだなって。エロゲにわかは改めて再確認してしまった。

 

ライターって大事だなって改めて思った。

俺は興味なかったけど、ラナとソフィアが好きで買ったエロゲーマーに土下座してあげて。これは罪だよ。罪。

ヒロインを素直に愛せるのかどうかの次元じゃん。そんなのエロゲにいらないよ。

 

CUBEさんよ、挑戦は認める。斬新ではある。でもこれはいかんでしょ。

 一応ライター側を擁護するとすれば、メーカー側というか、管理側がこれでゴーサイン出しちゃダメでしょという方面くらいしかない。

果敢な挑戦だとは思うし、面白くなる可能性はあったが、今回は大空振りしたという事になる。

ただ、他のルートは普通にその辺の匙加減が上手いこと行っている方だし、根拠過程とかすっ飛ばして書き手の基本的なところも守れていない感があるのが事実である以上、やはり書き手側に一番の責任を問いたいと思う。

これで主人公がまだ他のルート水準とかであればまだもっと擁護出来たのかもしれないが、これは救いようがない。

とは言え初作品だから管理側がもっと導いてあげなきゃとか思わなくもないが…でも、そういう擁護をしたとしても、この文章は単純に酷いんだよな…

なんだろう、メーカーに文句を言うレベルにも達してないというか。

 

管理側に文句を言う以前の問題とうか、それにしてもクソゴミ文章すぎるんだよね。

面白くないという次元じゃない。文章が予後不良そんな感じ。

…でも、この後霧香のルートをやると、このルートってやっぱり紙一重だったんじゃってちょっとは思うんだよ。

だでも何かが足りなかった。それが技量なのか、書き手としてのセンスなのか、管理側なのか…それはプレイする側には分からない。

でもやっぱり、このルートはダメで、書き手としての基本から考え直して欲しいという気持ちは変わらなかった。

 

霧香ルート

最後にしたのは、体験版で霧香がめっちゃ可愛かったから。

ツクヨミ…夏和小目当てで最初に目をつけたこの作品で、霧香の体験版での距離の縮み方だったり、そういう点で非常に好感が持てました。

また、個人的に注目している声優さん、明羽杏子さんであったことも一応理由かな。

あと、このルートはいもウザの三河ごーすとさんが担当されているとのことで、いもウザ読んだことないけど、ドラマCD展開で色々目にして興味もあったのでその方向でも期待していました。

 

結論から言えば、このルートを最後にやることを推奨します。

 

雑感(といえる長さではない)

このルートの為だけに、神様のような君へを購入してもいいんじゃない?と思ってしまうくらいには良かった。

このルート、予想が出来ない。恐ろしいルートです。

 

こう来るかと思ったら、どんでん返し、こうなったら、またどんでん返し。

そんなちゃぶ台ひっくり返しを何度も見させられた感じ。

 

なのにこのルート、『綾地寧々(動詞)から始まる恋もある!』(by 常陸茉子←違う)から、わっかんねえんだよなあ…

やってみると、このルートの為にラナルートはやっても良いかもしれない。

予備知識と、展開の予測がつく気がした。気がしただけだけど。でもやったことによってより跳ね上がっちゃったかもしれない。

 

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最初は、彼女のバーチャル活動、桜木アカリの広がりという面での展開が進みます。

今までぼっちで制作してきた霧香が、主人公と付き合う事になって、サブヒロインの愛彩梨のちょっとしたドジにより、人前に出ずとも(映像で)みんなの前で曲を披露する事に。(羽目にとも言う)

 

ぼっちである事、一人であるからこその楽曲を制作、再生数も見ずに一方的に音楽を送り続けていたしてきた霧香にとって、

『ぼっちではなくなった』『みんなに送る楽曲』という事が、曲の作り方の取っ掛かりさえも見失う事になる…という1つ目の壁にぶち当たります。

コレを、主人公、ツクヨミ愛彩梨のみんなで解決していく…という展開。

 

このルート、ある意味一番ツクヨミの万能さを全開で活かしたルートです。

ラナ√で『猫型ロボットのようなもの』という表現が出ますが、一番猫型ロボットしてるのはこのルートです。

主人公とツクヨミが持てる全てを出し切るのがこのルートだと思われます。

だからこそ、霧香をバックアップしまくれるわけですが。

 

未来的すぎる機材に、独自開発ソフト、VRVRソフト『お部屋でマスターと一緒』。

…うん、最後はツクヨミっぽいな?(

まぁこのマッサージ機は置いていって、『余計な物』は主人公とツクヨミで持って帰るんだけど。

 

これで、自分がどういう風に曲を作っていたかを思い出した、原点回帰できた霧香は、イベント楽曲を制作。会場でその光景を主人公と二人で見て、大成功。

 

このテーマは、彼女の元々の性質を考えるとやはり大きな面です。

ずっとぼっちである、人との関わりをしないようにする。そういう性格を少しでも変える為の大きな山。

 

…だと思ってたんだよ、やってる時はさ。

このルート、この展開がジャブなんですよ。恐ろしくない?普通に感動したのに。

キレイな話。エロゲってこういう展開あるある、でもこういうのでいいんだよこういうので、と孤独のグルメ状態になった筆者、このルートの恐ろしさにまだ気づかなかった。(尺を考えない能無し筆者との苦情は受け付けておりません)

 

共通で一瞬だけ出てきた伊澄くろえもようやく登場。お前忘れられてるのかと思ってた()

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ここから自体が急転する。

急転しまくって大変な事になる。

 

ラナ√をやっていると、その予兆に気づくことは出来ますが、展開までは筆者はバカだから全く読めなかった。

 

愛彩梨が盗撮されている。

謎のサイトに、愛彩梨の着替えが盗撮されているという所から、このルートは次のフェーズに入るわけですが、正直詳細に書きたくない。

自分の手で、このルートを確かめて欲しいという気持ちでいっぱいだ。

 

三河ごーすとにバットで5回位は殴られたと思いますね。

このルート上手いんですよね。ものすごく上手い。個人的に一番好きな感じというか。

展開の前に置いてあるんですよ、伏線が。

ものすごく怪しいモノから、言われるまで気づかないようなものまで。

その張り方が非常に巧妙で、読んでる側を騙してくるんですよ。

 

解決に向けて動くも、原因が分からない。それでも霧香はやる気をめっちゃ見せる。

『忽然と姿を消した。』

えええええええ?????

なんで?ま~~たそんなことでちゃぶ台ひっくり返しやがったな?

こう壁にぶち当たるのは絶対そうだと思うんだけど、そう動くの?っていう。

 

霧香に、何か仕組まれている…この事は分かるんですよ、やってる時点で。

でも眼球にカメラ仕掛けられているとは思わなかったなぁ…

”一瞬暗くなる”という伏線に気づけなかった筆者、大馬鹿者ですが「あ~~~なるほどな」ってなる。

こう、このルート、納得させる為の理由を前に置いておいてくれるんですよ。だから飲み込みやすい。びっくりするけどね。

 

探す際に、くろえがヒントくれるんですけど、めちゃくちゃわざとらしい茶番で、この人のキャラクターに合ってるなあって思ってたよ。

 

一般的に使われる目隠しプレイの理由がクソ重い。

というかこの場面の明羽杏子さんの切迫の演技。素晴らしかった。

彼女もココ最近、よく見る声優さんですが、演技素晴らしい。

こういう心揺さぶられるようなシーンで、ちゃんと心撃ち抜いてくれるような演技と、ある意味での喪失感は、並の声優に表現できるものではないと思っている。

 

三河ごーすと先生の個人的に最も恐ろしいのが、『エロゲの常識を逆手に取った』所だ。

エロゲプレイヤーとしての常識。気にも留めない事。

 

エロゲは、主人公の立ち絵はほとんど出ない。

 

これを、このルートは完全に逆手に取った。

まんまとしてやられた。その為の素材は、現場に揃っていたのに。

 

まさに神様のようなAIロボ、ツクヨミ

最大限悪く言うのであれば、これを都合よく使用した、と言えるかもしれない。

ただ、そのための一つの伏線は、相当前に張られている。

『お部屋でマスターと一緒』と『余計な物』。

あんななんでもない、ツクヨミの暴走とかがここに活きてくるなんて考えもしなかった。

あれで作っていた主人公の3Dモデル。

そしてあの一見不必要で、ツクヨミと主人公が持って帰った『余計な物』とも思えたものが、『余計な物』では全く無かったことが分かる。

いちいち『』で囲んでた意味が分かるんですよ…あ~腹立ってきたな(?)

 

この根拠だけで、これを『都合の良い』から『巧妙』に変化させることが出来る。

恐ろしい。ラノベ作家として、エロゲを普段書かない人間だからこそ、こんな事書けるんじゃないのか?

ツクヨミを『人類の叡智』として最大限に使ったのは、このルートだった。

 

そして、迷う選択肢。

どちらが正しいのか?非常に悩む協力するか否かの選択肢。

筆者はTRUE引けたけど、BADになる人も多いのかも。

これで終わりなのかなって、思わせといてですよ。

霧香も決別方向に行ってるし。

 

この展開で、もう一段階ちゃぶ台をひっくり返す。

これで終わらず、くろえが主人公を撃つ訳で。

うぇえええええ????これでも終わらないの?まだやるの?

 

あ~九条信乃さんだったなあそう言えば。

『まじこい』とか出てる九条さんだった。

なるほど、この声優さんを使う意味が分かった。流石です。参りました。

素晴らしい演技。ありがたい。ありがてえ。狂ってやがるコイツ…!

どんでん返しに次ぐどんでん返し。

予想と違う事をしてくれるのが良き。例え想定できる人でも楽しいと思う。

 

霧香が撃たれたの見て、「あっ、そりゃ撃たれるの霧香か…」となんかあまりにも考えてなかった自分を悔やみました。(うおおおってなって思考能力低下しすぎの筆者、アホ)

いい演技するなあ、明月さん。なんというか、この作品って『終わりを察したヒロイン』が多いんですよね。

こういう演技って、声優さんにとってかなり重要だと思うすよ。

これが、全体的にクオリティ高いなあと。

 

ツクヨミが最後成敗するわけですけど、これもちゃんと共通でどれだけの耐性で、どれだけの力と、どれだけの速さがあって、何のために来たのか。

その辺りがちゃんと活かされてて良かった。

ツクヨミを最大限に活かした上で、『愛情を表すために生まれた』

って言われたら、あぁツクヨミはこれで良かったんだなって思った。

 

…まぁ主人公撃たれたのに持ちこたえ過ぎでは?とか、霧香も腹撃たれたんだよね?とか、よくよく考えたら思わなくもないけど、そんなの吹っ飛ぶくらい良かったんだよな。このルート。

 

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あと、愛彩梨めちゃくちゃいい子なんだよな、捻くれてる奴だけど。

やらかしたらちゃんと謝り、

悩む霧香にアドバイスをして、

感謝を忘れず、

新たな事を提案したり、

絶望の淵から、霧香を図らずとも救い、

主人公に、希望の光を与える。

 

その強引さとかが、むしろ救いになることもあるし、コイツは自分が言う通り『笑顔を与えるアイドル』を貫くんですよ。これが良い。

お前~!となる場面は多くあり、喧嘩しながらも霧香とも関係性が良くなっていくのは微笑ましくもある。

小鳥居夕花さん。安定ですね。サブに置いているとめちゃくちゃ安心するわ。

キャピキャピから、性格悪までしっかり網羅。

 

皮肉だなあ、元凶のチップが、ずっと音聴こえてるって。

そりゃ、意図せずずーっと稼働するものなんだから。

ずーっと音を送り続けているって。

元凶のおかげでで目覚めるんだけど。

 

この脳チップの事を割と機能が元々から明らかになっている上で、

主人公が打開点を教えてもらって、

編曲という努力をして、

それを耳に届けて、

目が覚めるという奇跡が起こる。

 

なんというか、ちゃんと過程と、どういう事をして奇跡を起こしたのかが分かるじゃないですか。

こうこっちもある程度文字で終わらせている部分はあるんだけど、その経過とか、回りに背中を押されてとか、そういうのがあるのかなとか。

だから、ここで目が覚めることに納得できるのかなとか。

 

一種の唐突さって多分あると思うんだけど、情報がある程度揃ってると納得できるのかなって。

こう音や映像を常に録音録画してたのは分かってた事だし。

そういう伏線の積み重ねが、納得と感動を産むのかもしれない。

 

最後が、最初に会った屋上ってのもいいと思う。

銃を向けられた屋上で、キスをする。

ラブソング作って聴かせてあげるからどれだけ時間経っとるんじゃい!おめでとう。おめでとう。

ちゃ~んとタイトル回収までして終わりよった。

 

この√が素晴らしいのは、予想から逸脱しそうな展開。

多くのどんでん返し。それを『唐突』と思わせないような巧妙な伏線。

キャラクターが生きてる上で、予想を上回ってくる展開というのかな。

とにかく、シナリオを作るにおいて、非常に緻密で、『あの事はココにつながってくるのか!』という興奮を得られたっていうのかな。

それでいて、霧香のキャラクターとしての成長も感じられたかなと。

主人公の努力と、ツクヨミがいる意味。

挫折と、背中を押してくれる愛彩梨の必要性。

 

明月杏子さんの演技良かったね。

ぼっちで、叫ぶ感じとか。付き合ってからの可愛さ。

使命に燃えたり、絶望したり。

霧香の良い所をすごい出してくれる演技だったと思います。

例えどこに羽ばたいたとしても、追っていきたい声優さんの一人です。やっぱお前にも賭けたくなってきたわ。

 

このルートを書いた三河ごーすとさんに裏切られ続けました。

またエロゲ書いてほしいな、とりあえずいもウザは買います。

このルートだけで、おすすめできるエロゲだと思う。

 

…さて、いもウザって4巻まで出てるのか、何巻まで読めば良いんだろ、Twitterに投げれば誰か教えてくれるだろ(適当)

 

 

…って、本人からリプいただいちゃったよ。うそ~ん。

そんなの買うしかないじゃないかよ。やべーわ。

びっくりしてひっくり返っちゃった。

 

お礼はこっちが言いたいんですよ。

また、エロゲ機会があったら書いて欲しいなあ。

いもウザ、届いたら読むぞい。

 

総括

『神様のような君へ』はCUBEがカントク絵と、わいっしゅ背景という、安定の、期待できる絵の媒体に、

未知数と言えるライトノベル作家三人を載せた、

美味しい餌を付けた罠のような作品なのかもしれない。

 

この作品は、壮大な設定にしても、シナリオにしても、攻めの傾向が非常に強いです。

このスタンスで万人受けを半分捨てているのでは?とまで思わせる。

 

このゲームは、キャラゲーの皮を被った攻め攻めシナリオゲーであって、それでいてキャラゲー…みたいなマジで良くわっかんねえ作品。

なんなんだ?説明しづれえエロゲ作りやがって、この。

 

キャラゲーの割に、降りかかるシリアスが重め(別にドチャクソ重い訳じゃないけど、キャラゲーのシリアスって全然重くないから比較として)で、挑戦した作品なんじゃないかなと。

 

やたらとドデカイ設定を打ち出し、『さぁ好きに書け』とラノベ作家に言ったのかな?というくらいにはなんか"普通とは違う事をしたい"という意思がめちゃくちゃ強いんじゃないかな。

 

設定がデカすぎるから、もっと世界観を掘り下げろよとか言う声は出てきそう。そういう面はキャラゲーがある。

壮大な設定をめっちゃ掘り下げるかと言われると、そこまでではない。

『なんでそんな世の中になったの?』とか『どうやって作られたの?』とかはそんな出てこない。

そういうのを求めてるとがっかりしちゃうかもしれないね。

 

とは言え、AIが当然の時代という設定で、その対AIとしての問題を中心に、割と取り扱うテーマが多くあり、壮大な設定を掘り下げるというよりは、活用する。という方向が近いんだろうか?

 

ツクヨミルートは、攻めという点では一番弱めで、『法外AIロボと付き合う壁』というのが一番の感じがします。

一番エロゲっぽいかな…?とは言えなかなかの展開もあるし、ツクヨミが落ちるシーンはなかなか心に来ます。

一枚絵ならあのシーンが一番好きかも。

哀しくも美しい。そんな感じだし。

 

ラナルートは、攻めという点ではなかなかの攻めを見せたけど、これは大空振りしちゃったかなという印象。

勿体無い。色々と。形にできれば面白かったんだろうけど、形に全くできなかったと思う。

ラナとソフィアを好きでいるのが難しいとすら思う人が出そう。エロゲから逸脱しすぎたのか、単純に書き物としての問題なのか…

 

霧香ルートがまさに本命。

構成面でまずピカイチですし、設定をある意味都合よくフル活用する事で、プレイする側に驚きを与えてくれるルートになったかと。

大きな転換についてこれるか。エロゲとしてここまでちゃぶ台ひっくり返しまくってくれると面白い。

エロゲの基本すら逆手に取り、読者さえ騙し、なかなかに悩む選択肢を投げてくる…

エロゲであって、典型的なエロゲからはちょっと離れてた気がする。

そこが個人的に刺さったかな。

 

この攻めたシナリオを、安定した可愛さのカントク絵と、わいっしゅ背景が支える。

クオリティは非常に高く、カントク絵ってやっぱ可愛いわと改めて実感した。

割と塗り方とか目とか特徴的だと思うのに、何が惹かれるんだろうなあ…可愛い。

わいっしゅさんの背景もキレイで、安定といえる。こっちは自然なタッチなので、カントク絵のキャラが映えるのかもしれない。

この安定感が、ラノベ作家で固めた、冒険したシナリオを支える形。

これを、面白いと取るか、俺はキャラゲしに来たんだ余計なことすんなと思うのかは個人差だろう。筆者は良かった。

 

ゲーム全体としての問題点は、ヒロインとの好きになる過程が短すぎる点だろうか。

他ゲームとなると、どうやって主人公とヒロインが距離を詰めていって、好きになっていくか…という点の描写が多いのだが、

このゲームはその過程(特にヒロイン側)を共通で済ませてしまっており、テンポは出るのだが、主人公が好きになるのが基本唐突となる傾向があり、フルプライスの割に若干短い気がする各ルートにおいて、もうちょっと過程がないとダメなんじゃないの?と思ったり思わなかったりする。

さっさとイチャイチャしろや!と思うときもある過程の時間だが、なかったらなかったでそれはそれでちょっと急じゃね?ってなった。やっぱあった方がいいかな。

 

あとはヒロインの横の繋がりの希薄さだろうか

どうしても複数ライターとなると、この傾向がある物が多いが、やはりヒロイン同士の関わりが、ライターを跨いでの関係性は非常に薄いし、サブキャラに関しては基本当該ルートしか出てこない(例外はあるけど)

多すぎると進行大変だし、致し方なくもあるがやっぱちょっと寂しい。

 

また、これは喫茶ステラの時にも言ったし、上記でも少し触れたが、ライター同士の擦り合わせはほぼ行われていないと思われる。

主人公の性格を中心に結構ブレブレなので、この点に不満を持つプレイヤーも少なくなさそうだ。

このブレをライターの個性を尊重すると呼ぶべきなのか、ゲームとしての一貫性がないと言うべきなのか…

 

とは言え、このCUBEの大きな挑戦とも言えるかもしれない『神様のような君へ』は

1ライターを除いてイチャイチャとシリアスのバランスが取れている上に、主人公の努力が良く見えるし、満足できるようなゲームに仕上がっていると思うので、お勧めしたいエロゲだ。少なくとも、3月のエロゲでは一番なのではないだろうか。

 

さくらみこの体験版実況がいつになるか分からんが、見て欲しいし(こいつくらいしかVTuber見てねえわ…)

値段とか下がったら尚の事おすすめなんだけど…こいつボタン電池なんだよな…DMMセールとか…う~ん…

別にフルプラで買って良いと思うんだけど…こうまっすぐ勧められないのはラナルートのデキなんだよな…

 

てか三河ごーすと先生にリプもらって動揺しちゃったよホント…

 

CUBEの挑戦を筆者は尊重するし、良かったと思う。個人的には。万人は知らん。

この作品は『神様のような君へ』というタイトルでありながら、『神様はいらない』『神様などいない』と言っている気がするのが、面白いと思った。

神様なのは、ヒロインというか。そういう感じがしたね。

 

以上。

 

 

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