声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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作者様からダイマされて全巻購入した『友達の妹が俺にだけウザい 4巻』レビュー・感想。(ドラマCDも)

ちゃろ~、おにじです。(激寒)

 

いつものも一段落だわ。

お前毎週上げてんな。

『神様のような君へ』をやって、霧香ルートいいなってなって、書いてる三河ごーすとさんのラノベを買おうということで、『友達の妹が俺にだけウザい』の購入を検討していたら、作者の三河ごーすとさんにダイマされて、全巻買った男の今回はとりあえず一区切り。(経緯雑になってきてるな)

 

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というわけで4巻の感想です。

ドラマCD付き特装版をご購入。というかドラマCDとか買うのクッソ久しぶりで前何で買ったかとか全然覚えてないレベルだわ。

2400円+税。全巻買って5000円位だったので、1/2がコイツというか、ドラマCDってお高いのよね。

まあ弱キャラ友崎くん…って弱キャラ友崎くんのドラマCD出るんじゃん、買うか?買うのか?でもお前は長谷川育美の演技を見たいのではないのか?稗田寧々の演技を見たいのではないのか?(結果的に買いました)

 

 

でもお前今月はもうやれゆきいろだエロゲだでめっちゃ金使ってないか?金がなくならないか?ヤバイヤバイ!エロゲを始めた途端財布から金がめっちゃ飛んでいく!(飛ばしました)

 

…また関係なくなってないか?

まぁアレですよ、こういう話を先頭にしないとなんかいつも同じになってしまうから…(

 

中でかさ増しで合わせてるんだねこれ。

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ドラマCDは特にメインヒロイン二人の声(鈴代紗弓さん、楠木ともりさん)には注目。どんな感じだろうかねえ…

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まぁ出たばっかりだから初版ですよと。

 

って事で今回は1~3巻読んでること前提で定期なんでよろしくね。

 

 

 

 

あらすじ

 

…いやこれどこから書くべきなんだ?(今までのあらすじと違い、今回は3巻から地続き感が強いから)

 

「オラオラオラオラオラオラオラァ!!紫式部先生のお通りだぁーーーーい!!」

家にお見合いをセッティングされそうになり、明照と菫が偽装彼氏彼女関係になることになってから、夏の海へ向かう5階同盟一行。

 

しかし着いたのは村。

菫の実家である影石村であった。

色々と画像を送った結果、婚約者として顔見せをする事になってしまったらしい。

 

「待たせたな」

 

どうしよう。まともじゃない人来ちゃった。

現当主の鉱がクッソ怖そうだったが、明照は当主に気に入られる。

 

本題のお見合いセッティングのストップをこのタイミングで菫と明照が画策。

 

結果、『縁結びの儀』という伝統の儀式を行うことになる。

 

「『縁結びの儀』…おわった…あたしの人生…おわっちゃった…」

菫はめっちゃ絶望していたが…

 

 

それが決まった後の旅館、

『菖蒲の間』とかいう絶対行くなと言われる部屋から、何かうめき声が聞こえるという話に。

 

明照は意を決し、『立ち入り禁止!』『開けるな危険!』『のろい!』『邪魔するな!』『開放厳禁!』『余命3日!』とかか書かれている菖蒲の間を開ける。

 

「あ……アキだ…え?どうしてここにいるの?」

そこにはなぜか真白がいて、

 

「UZA文庫のアイドル編集・綺羅星金糸雀(きらぼし・カナリア)、十七歳♪お見知りおきをよろしくネ♪」

よく分からない語尾の新キャラ女…ではなく、巻貝なまこ先生の敏腕編集がいた。

 

「《5階同盟》に協力する根拠を、キミは巻貝先生に与えてあげられてる?」

金糸雀はそう明照に言い残す。

 

 

『縁結びの儀』というのは、100%縁が結ばれるという数字として残っている菫曰く『呪い』である。

 

それを聞いた明照は少し菫を試し、『絵を描いていたい』という菫の想いを確認した上で、一つの策を講じる。

 

「完全に騙し切りましたね、セーンパイ☆」

菫ではなく、彩羽を儀式に投入し、菫と真白で家の弱み…『児童ポルノ』を見つけるというものだった。

 

しかし、その儀式は…

「ラブホじゃねぇか」

 

明らかなラブホ、全部穴が開いてるコンドーム…

この空気の中、なんとか明照は平静を装おうとするが、彩羽はの様子はいつもと違って…

 

「このまま儀式の魔力に流されたい――なんて言ったら、センパイは困っちゃいますか?」

 

一方菫と真白は、児童ポルノを探す。

その中、真白は菫に一つの告白をすることを決断する。

 

「巻貝なまこ…。それが、真白のもう一つの名前」

 

(ここまで3巻、これ説明しないと4巻のあらすじが書けないじゃねえか)

 

一方ラブ祠。(AKI語)

 

彩羽の言葉に、明照は混乱していた。

 

どんな感情を抱くのが正解なんだろうか?

もしかしたら俺は、彩羽が好きなのかもしれない。

 

「困るッ!」

「…へ?」

 

良い意味でも悪い意味でも真面目な明照は、ここで正直に全てを話す。

「お前に女としての魅力がないって言ってるわけじゃない。むしろこのままだとあまりにも抱きしめたい欲求がくすぐられすぎてヤバイっていうか――」

「お、おう」

「――あああああ一般論!これはあくまでも日本の平均的な男子の感覚の話でだな!!」

 

あまりの明照の慌てっぷりと言葉に最初は混乱する彩羽だったが、

 

「仕方ないセンパイですね。そーゆートコが好きなんですけど♪」

結局、いつものウザい側に戻っていく彩羽。

 

しかし、そのウザさに明照は明らかにいつもと違う感情を抱いてしまうのだった。

 

 

一方菫と真白。

最初は菫も冗談と疑うも、様々な証拠で真白=巻貝先生である事を理解する。

 

紫式部先生――菫先生は、似てる気がしたから」

二人の間の秘密がここに誕生する。

 

しかし、

 

「曲者め!!」

なんと当主(紫式部先生の祖父)に児童ポルノ探し中に見つかってしまう。

 

「我が一族の掟を破り、芸術の道を志すつもりなのであろう?」

菫の趣味を理解していた当主は、教師かイラストレーターの二択を迫る。

「曖昧な態度こそ一番の恥と知れ!!」

 

「菫先生は、偽りの先生なんかじゃない。勝手なこと、言わないで…」

その言葉に何も言い出せなかった菫の前には、真白がいた。

 

そして、菫がした決断とは…?

 

 

 

菫の一件と明照と彩羽の一件がなんとか一段落した一行は、ついに海に向かうことに。

しかし、ホテル予約云々の問題が発生!詰んだかと思ったその時、

 

カナリアちゃんが進呈します!」

カナリアのプライベートビーチに招待される事に。

 

 

「うーーーーーーーみだぁーーーーーーッ!!」

 

誰もいない海に興奮する一行。

 

しかし、カナリアはそれだけに終わらなかった。

「『黒き仔山羊の鳴く夜に』の次回実装予定の新キャラクターは〜…カナリアちゃんが発案します!」

なんと一週間で、5階同盟の新キャラを作ると言い出したのだ。

 

癖の強い5階同盟のメンツでそんな事が出来るのか?

結局、メンバーの多くが賛成した上、敏腕編集であるカナリアの話には乗るべきと思い、これに同意する。

 

カナリアは魅力的なキャラクターをあっさりと生み出し、5階同盟メンバーを束ねていく…

「《5階同盟》に協力する根拠を、キミは巻貝先生に与えてあげられてる?」

そう言ったカナリアの腕というのは、やはり本物と言えた。

 

この状況で、明照も5階同盟での自分の立ち位置を考え始める。

自分がいる必要性があるのか?自分は、メンバーに何が出来ているのか…

 

その中で、明照が見つけた答えとは…

 

 

雑感

いや~~~あらすじ長過ぎる。これでもか~なり端折ったのに。

 

端的に言えば、かなり話として進んだという事もあり、非常に面白かった。

3巻が所謂「タメ」とも言えたいもウザですが、この話では、大きく主人公が進んだ面があったので、ここでの面白さが出てきたというか。

明照のキャラクター性の面倒くささなりの良い進み方をしてくれた感じがします。

 

 

紫式部先生の話を4巻まで伸ばす構成

普通であれば、紫式部先生(菫)の話は3巻で終わらせてしまってもいい内容だったと思うのだ。

だが、そうはしなかった。

この構成にすることで、多くのキャラクターの心情面をトレース出来る感じになったのかなあとか思ったり。

 

まぁ一番は明照の彩羽への心情の変化ですよ。

このラノベの主人公とメインヒロインはあくまでもこの二人なんだなという認識を改めてさせてくれたというか。

前述の通り、菫関係の話って別に3巻にまとめても良かったはずなんですよ。

でも、そうすると、明照の彩羽への心情の変化という部分では、3巻からエンジンが掛かり始めてしまうんですよね。

 

そうじゃないと。

あくまで、この主人公の変化は分割したくないと、そういう選択を取った訳ですよ。

もちろん菫の話に関しても、真白が踏み込む点を含めて、ここで分ける効果ってのはやっぱりあるし。

なによりも主人公明照の動きとドラマ性を考えると、この変則とも言える構成は、4巻を良くしているのかなと思うわけですわ。

 

 

明照がついに気づく、めちゃくちゃ気づく

今まで明照というのは頑として『ウザい=かわいい』を良しとしてこなかったという過去がありました。

あとはこう、『ウザい事をしてくるのは恋愛感情ではない』とか。

 

これによっての、恋愛感情への繋がらなさが大きな重しの一つだったように思うわけで。

でも、この巻で色々と気づいていく感じが良かったですね。

まぁここまで気づかせてええんか?と思ったりもするんだけど(まぁそこは次の巻的に大丈夫なんだろうなと読んだ後は思った)

 

こう、”コイツ、俺のこと好きなんじゃね?”とか、”可愛い”という感情が状況的にどんどん湧いてきてしまって、困るとか言い出す明照は面白い。

なんというか、やっぱりラノベ主人公というところではちょっとテンプレからずれているからこそ、こういう動きも出来るんだよなあと思ったりもする。

 

まぁ前から『ウザいことによる安心感』とかいう物は感じていたわけですけど、

このラブ祠の一件と、カナリアの一件で、『ウザい彩羽も可愛い』という所にまで来たのは、大きな進展だと思う。

というか、めっちゃ明照の事好きだよなあ彩羽。まぁ主人公が弱気になったりもするから、今までで一番好き感が伝わってきたのかな…

 

 

カナリアの登場による、主人公の立ち位置への思考

カナリアという敏腕編集(キャラがクッソ濃いが)によってのかき回しは、5階同盟の意義と、なぜ5階同盟は5階同盟なのか?という点についてを考えさせられるというか、理解できた回とも言えたんじゃないだろうか?

 

キャラクターが濃いメンツの上で、色々と危うさも感じる5階同盟。

それを束ねているのが明照な訳だが、カナリアも敏腕編集。素晴らしい運用を確実に見せていた訳で。

 

その中で、明照が自分の存在意義とかを考えるわけですよね。

なんというか、カナリアの出現によって試される場面ができたというか。

そこに彩羽も協力してくれて、答えを見つけていく感じが良かったんじゃないかなあと。

 

良くも悪くも、この5階同盟ってこのメンバーじゃないと無理なんだなとか、このまま企業に入りたいという最初は『分かりはするけど、なんで?』という疑問点があったこのラノベの設定が、こう『なるほどね』と思わせてくれる場面が多く出てきてるんじゃないのかなと思ったりするわけですわ。

 

こういう所の『なんで?』をうまく潰してきてくれて、納得させてくれる所が、この人の書く文章が良いなと思うところなんだろうなあとか思ったりもしたかな。

 

特にこの4巻はメインヒロインである彩羽とのラブコメ的な要素と、話としての前進、及び面白さが一番綺麗に詰まった巻だったんじゃないかなとか思ったり。

うん、やっぱ面白いわこのラノベは。

 

 

ドラマCDの雑感

 

最後にちょっとだけドラマCDの感想を言っておこう。声優関係を主とするブログなんだから。

 

話としては日常傾向の話でありんがら、各キャラクターのキャラ性をしっかりなぞった話で、各キャラの声の感じの色んな場面を見れる、ドラマCDとしていい感じで、ちゃんといもウザって感じでしたね。

 

大星明照 - CV 石谷春貴

まぁそんなにイメージがあったわけじゃないけど、こんな感じで問題ないんじゃない?って感じ。

こう、それなりの真面目感があれば大丈夫だと思うし、いいじゃんって感じ。

 

 

小日向彩羽 - CV 鈴代紗弓

一番この役が難しいであろう、彩羽。

まぁいい感じではないだろうか。

ウザい所はちゃんとウザく出来てるのは良いと思う。

清楚側のモードも、ちゃんと根幹は残しつつも…って感じはするし、まぁまぁ良いんじゃないかなあと思いつつも、なんかもうちょっとほしいなあって場面はあったかな。

まぁ一番重要なのはウザさなんだろうけど、それ以外の部分での出てくる所とかにキャラとしての魅力が出てくると思うんで、その辺りなのかなあ…

恐らく、声優過激派である筆者の『演技臭さ』のなにかに引っかかってる気はするんだけど、言語化出来ない。まあ基本としては全然いい感じ。及第点以上の物を一発目から出してくれたのでは?

 

まぁもしアニメになるときはブラッシュアップ効くだろうし、これが初ドラマCDな訳で。

とは言っても、そうなった時は多くの声を演じなければいけない役、頑張れ新人女優賞声優。

ウザ絡みボイス集は、すごく彩羽だったと思う。

 

 

月ノ森真白 - CV 楠木ともり

CMを最初に見た時、ダウナーは誰でも出来る病を思い出した真白は、いざ読んでみるとこれまた難しい役だなと思ったりした。

まぁCV 楠木ともりの時点である程度信頼はしていたわけだが、こちらもいい感じではないだろうか。

そんなに声張るような役ではないが、こう動揺とかそういうシーンで、やっぱり良さが出るんですよね、声優としての。

こういうボソボソキャラでも、違いを見せてくれてるんじゃないかなと思いたい所。

とは言え、まだ色んな面は見切れてはいないので、それは次巻もドラマCDにも期待したかったり。

塩対応ボイス、は?って言われた瞬間に四季ナツメと三司あやせが浮かんでしまったので、もう筆者はエロゲ脳。

 

 

小日向乙馬 - CV 斉藤壮馬

まぁ斉藤壮馬くんがやったらこんなんだよね~っていうのをちゃ~んと用意してくれた感じ。

こう、なんというか好青年感がめっちゃ強いのが合ってると思う。

そこが危うさを感じれたりもしたりしてって感じで。

なんというか凄く安定しててありがとうございましたって感じ。

 

 

影石菫 - CV 花澤香菜

「あ~まぁこのキャラは花澤香菜だよな」って話は前にしましたけど、やっぱ花澤香菜なんですよね。

こうビシバシ教師の顔と、カップ厨絵描きの落差をちゃんと示せているというか、そこの差ってやっぱり必要なんですよね。

「ひゃっほーい!」とか言ってる花澤香菜が一番イキイキしてると思う。なんというか、もちろん正統派ヒロインも良いんだけど、こういう色んな声出せて、叫んだりするような役って花澤香菜に任せたくなってくるんですよ。

決める時はちゃんと決めるけど基本ふざけてるような役が一番好きなんだけど、まぁそれは乃木園子なんですけどね。

こっちもなんとうか注文通りに出てくる感じでありがたいよねっていう。

 

 

(今の所の全巻)を買って読んでみて

エロゲシナリオから、ご本人のダイマ、そして全巻購入に至った『いもウザ』ですが、やっぱり面白いの書きはるなあという感じ。

今って、こう伏線回収系が好まれるってのはあるんだけど、そのやり方と回収の仕方が凄くきれいだなあというのは、神様のような君への時から変わらないかなあと。

 

こう普通のラノベよりも、色んなキャラクターの魅力を全体的に引き出そうとしてる感じもあったかな。

基本的にず~っと彩羽が表紙なわけですけど、真白も菫も凄く重点的に引き出してくれる時がある訳で、こう嫌いになるキャラクターがいないってのもいいかなあと。

まぁ後は主人公かな。やっぱり鈍感な所はあるんだけど、ちゃんと気づく時は気づいてくれるし、そういう所でのイライラも少ないのもやっぱ良いなと。

 

こう4巻でさらにエンジンかかってきた感じもあるし、未来のアニメ化も全然あるんじゃねえかなっていう感じ。

 

まぁキャストは据え置きして欲しい。やるなら据え置き。据え置きするべきだと思う。

これをちゃんとやってみて、特にメインヒロイン二人がどうなるかは見てみたさあるし。

 

よ~し、もしアニメ化かしたら

「俺この原作者にダイレクトマーケティングされたんだぜ!」って自慢しよ~っと。(オイコラ)(最近はそんなに珍しいことじゃありません)

 

というわけで、また次の巻出たら、感想出すかもですわ。

(追記:5巻は8月15日にコロナの影響で延期になりました(受注予約が閉まってて出来ないとかあったらしいよ))

三河ごーすと先生、ダイマありがとうございました。

 

以上。