声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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『レヱル・ロマネスク』は『まいてつ』ファンの為のモノなのか?

ちゃろ~、おにじです。

 

夏周辺のエロゲ情報が結構出揃ってきており、体験版やOPも揃いだしている7月も終わりを迎えている。

コロナが云々~と言った所で、筆者は在宅大学生であることも有り、正直楽な所もあったりする。

 

粛々と課題を進めつつ、この前買ったF1を楽しんでいる。

oniji.hatenablog.com

 

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MODを弄り倒している所がある。

…そんな事はいいんだが(載せるタイミングがないからといって今ではない)

 

 

さて、エロゲ関連のアニメ化…というのは最近ではかなり少なくなりつつあるのが現状と言えるのかもしれない。

『グリザイアシリーズ』(frontwing)は近年のエロゲ原作系アニメでは成功した部類に間違いなく入るが、『グリザイアシリーズ』自体が『グリザイア:ファントムトリガー』として2017年から全年齢に実質的な鞍替えをしているし、

Fateシリーズ』(TYPE-MOON)とかはもうエロゲである事を忘れるくらいの月日が経過しているし。

最も近いとなると『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』(élf , MAGES.)が純粋なエロゲ原作アニメだったりするのだろうか。

あと、『ネコぱら』(NEKO WORKs )もエロゲ原作だ。

エロゲアニメというのは割と30分アニメも5分アニメも存在する感じであり、なんだかんだなくなりはしない所がある。

 

そんな中で、また一つのエロゲ原作系エロゲが放送されることになった。

それが『レヱル・ロマネスク』である。

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これは2016年にロリ大好きメーカーLoseより発売された『まいてつ』を源流とするアニメである。

Loseはこの『レヱル・ロマネスク』製作発表を2020年冬コミにて発表。

今年10月30日に発売される(延期して10月になった)『まいてつ Last Run!!』も合わせて2020年は『まいてつ』イヤーって感じである。

 

まいてつ Last Run!! Vocal Complete Album

まいてつ Last Run!! Vocal Complete Album

  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: CD
 
まいてつ -Pure Station-

まいてつ -Pure Station-

  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: Video Game
 

 

 

筆者もこの『まいてつ』はn回500円セールをしまくっているので(まぁ通常と普及が交互になったりするけど)持っている。

まぁ、まだ触りしかやってなくて積んでいる状態だけども(セーブじゃなくてブックマークだったり色々と勝手が違うんだよなあ)

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所謂ロリコン御用達感もある、レイルロオドとか言うのが登場するエロゲである。

全年齢用として『まいてつ -pure station-』もPS4Nintendo Switchでも発売されている。

 

まぁ、アニメ化されるのは良いんだが、今回はその内容についてちょっとだけ掘った上で、『『レヱル・ロマネスク』は『まいてつ』ファンの為のモノなのか?』と題して、今回のアニメ化について、誰の為に…という感じです。(まぁエロゲ原作系のアニメなんてエロゲ原作勢おいてけぼりの事多いからいつものことと言えばいつものことなんだけどな!)

 

 

エロゲアニメ化の永遠の課題

エロゲ系統の作品をアニメ化するにおいての永遠の課題は、やはり声優面の問題である。

この辺を軽くかじっている人間であれば周知の事実であろうが、基本ADV、所謂エロゲ系の声優というのは基本名義を変更して登場する場合がほとんどである。(民安ともえとかいう例外はいます)

このため、アニメ化するにしても、声優の変更というのは日常茶飯事の事であり、もはやしないことのほうがおかしい。

直近のエロゲ原作アニメの一つである『ネコぱら』はその最たる例の一つであり、

『PC版』、『家庭用ゲーム版・OVA版』、『テレビアニメ版・スマホ版』の3つの種類が存在し、全て違う声優である感じになる。

ショコラはヒマリ / 朋永真季 / 八木侑紀であるし、

バニラは中村あむ / いのくちゆか / 佐伯伊織という感じである。

一つのキャラクターを3人の声優が演じている感じになるの、もはや混乱してきそう。

まぁ3つである事は多くはないが、少なくとも2つになることが大半であることが実情であり、いざアニメになると声優が変更される。これは致し方ないことである。

 

 

全部オリジナルキャラクターにした『レヱル・ロマネスク』

では、『まいてつ』が原作である『レヱル・ロマネスク』はどうしたのか?

キャラクターとCVを出していこう。

railromanesque.jp

全て公式HPでからの引用である。

 

すずしろ CV:上坂すみれ

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ラン CV:内田彩

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汽子 CV:洲崎綾

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いよ CV:降幡愛

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紅 CV:黒沢ともよ

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りいこ CV:久保ユリカ

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かかあ CV:永井真衣

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しろがね CV:てんちむ → 上絛千尋

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西瓜 CV:伊ヶ崎綾香

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そう、『レヱル・ロマネスク』は『全部オリジナルキャラクターにして声優云々の話をなかった事』にしたのである。

原作キャラが出てきそうな気配は全くなさげであり、原作より後の話とどうもなるようである。

 

ストーリーは以下の通り。

正和63年10月。

廃線により鉄路の殆どが失われてしまった国――日ノ本。九洲は隈元県御一夜市。

疲弊しきった経済の立て直しを、蒸気機関車8620とそのレイルロオド・ハチロクとを主役に据えた観光振興により

見事成功させ鉄道復興の聖地となった同市は、

さらなる復興への機運や全国の鉄道事業者・まいてつたちの交流を盛り上げるべく、

『第一回まいてつ祭』の開催を企画する。

鉄道車両の運転制御用人型モジュール「レイルロオド」達もそれぞれのマスター達につれられ全国から集う。

人間達の連日の会議に刺激され、「自分たちも何かをしたい」と意気投合した彼女たちは、

有名レイルロオド「すずしろ」を中心として「レイルロオドサミット」を主催。

駅前の「cafe亜麻色」に集合し、「まいてつ祭」へ更なる彩りを加えるべく知恵を絞っていく。

 というわけで、『まいてつ』と関係はしているのだが完全なオリジナルストーリーだし、原作キャラクターが少なくともメインでは出てくる感じではない。

 

これ、まいてつファンの為のアニメ化なんだろうか?

関連してるだけで何もかすらなくないだろうか?これってそもそもまいてつ要素ほぼなくないだろうか…いやあるにはあるんだけど、でもこれ5分アニメでしょ?

 

 

キャスティングの謎さ

これだけでも十分中途半端なスタンスなのだが、そのキャスティングの謎さ、中途半端さがさらなる中途半端感を出している。(何回中途半端と言えば?)

 

すずしろ:上坂すみれ

ラン:内田彩

汽子:洲崎綾

いよ:降幡愛

紅:黒沢ともよ

りいこ:久保ユリカ

かかあ:永井真衣

しろがね:てんちむ → 上絛千尋

西瓜:伊ヶ崎綾香

 

端的に言って傾向が意味不明なキャスティングである。

どこに媚を売っているのか分からない、中途半端に媚びを売った結果どこにも大した効果になっていない最悪のパターンである。

結局どこを目当てにこのキャスティングにしたのか、なんでそれを全て共存して全部釣れると勘違いしてしまっているのか、甚だ疑問である。

 

まぁセンターが上坂すみれなのは、原作のセンターキャラクターの強さには何どうやっても勝てないし、ある程度人気があって、人気ほどではないにしてもちゃんと問題なく演技は出来る上坂であれば、まぁ大衆にとっては問題ないのだろう(まぁ筆者はわざわざ上坂センターのアニメを見る気はないのだが)(これ書いてる間にフリーになってる訳だが)

 

まず目につくやたらラブライブ声優の多さ。

がんばルビィ以外ほとんどまともに声優していない降幡愛が入っていることがそのラブライブ感を数段引き上げるわけだが(まぁダイの大冒険に出るし多少やる気になったのかもしれないが)、それだったらもういっそラブライブ声優でもっと固めてしまえばいいのに、そういう事をするわけでもない。

 

で、何故か一人だけpure stationから永井真衣が継続されている謎感。

『我々はまいてつの原作の声優も大切にしています』の名刺にだけ使われた感が逆にファンに喧嘩を売っているまである。こういう時は中途半端が一番駄目であり、ラブライブ声優とか連れてくるなら全とっかえが基本だろう。

ましてや今回はキャラクターが全部違うのだから、中途半端に残した感がより出てもう最悪である。

ネコぱらですら全とっかえしたのだぞとか言いたくなってくる。

 

そんでもって何故かいる伊ヶ崎綾香。

音声作品でお世話になっている人もいるであろうし、エロゲなら直近だと『ぬきたし』の千波さんで聴いた人というのもいるのではないだろうか。

なんで呼んだのかこの辺になってくるともう分かんなくなってくる。

 

極めつけは何故かてんちむがいる所である。

声優した事ねえし、モデルなのかYoutuberなのかよく分かんねえ本当によく分かんないやつを呼んできていてもうどこに向かいたいのかさっぱりわからん。

いや大麻やら豊胸疑惑で降りてて草なんだが。Lose君、キャスティング運がなさすぎない?

運がないのか、センスがないのか…(

 

せめてちゃんと声優を用意しろ、もう最悪のどの方向にも結果的に喧嘩を売っているキャスティングがもう最悪である。

ふつうに考えれば分かる事だろう、声優キャストにおいて八方美人は通用しないのである。

 

 

この姿勢でクラウドファンディングをしているらしい

これだけあらゆる面で中途半端な姿勢でCFまでやっているというオチまで付くのがもう逆にすごいまである。

uneedzone.jp

 

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8月頭頃のCF出来

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9月12日14時頃の数値、伸びまくっている事が分かる

まぁ思いっきりサクセスしているので、別にこれでいいと思っている人間が多いならそれでも良いのだが。

というか、CFにぶち込まないとBDとDVDはありませんよという商売においてのがめつさがもうエグイなあとしか思えない。

 

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ただALcotのキャラソンCFには人数でも金額でも意外にも負けていた

 

5分アニメのBDに10000円を出すのか…って普通に思う。

あなたの名前がエンドロールに乗ります!って言われても筆者にはその喜びとかよく分からないから分からない。

それこそまだミリシタやってた頃の周年イベントで100位以内とか流れるけど「いや凄えのかもしれんけどこんなの誰も覚えてねえよ」とかおもってしまうタイプの人間だったので分かるわけがないのだが…

 

27000円出すとハイレゾ音声作品DLカード9枚(オリジナルパッケージ付き)がついてくるらしい。

ラブライブ声優のハイレゾ音声作品とか、上坂すみれハイレゾ音声作品なら需要あるんだろうか。

でも誰がてんちむの音声作品なんか…いや、需要あるかそれはそれで…(

 

30000円で、クレジットがデカくなり、オンライン試写イベントの権利が出るらしい。

5分アニメの試写イベントに行くまでに30000円とかもう訳がわからん。

文字がでかくなります!って言われても…それこそミリシタの周年イベント一定順位からデカくなるけど気にしたことないから…まぁこの辺は自己満足の域だからその人間が満足ならそれで良いんだろうけども…

 

 

さらに10000円アップの40000円でVR試写イベント (お土産付き)にご招待されるらしい。

…いやVR試写会って何???

VR試写会
VR空間で行われる試写会です。
登壇者、参加者ともにアバターでの参加となります。
プロットフォームは、いまだ未確定で交渉中です。

■現在、想定している仕様は以下の通りです。

現状では提示されたURLからブラウザでアクセスして視聴いただく形を想定しています。
リプレイやアーカイブを後からも見られるようにしたいと考えております。
参加者はチャットでコメントを送ることが出来る他、音声も双方向通信で、参加者から声援を送ったりもできるようにしたいと考えております。

これらは実装できない場合もありますのでご了承いただけますと幸いです。

UNEEDZONE.jp ユニゾンジェーピー

いや、必要ある?????

どうでも良いけど『プロットフォーム』じゃなくて『プラットフォーム』じゃないでしょうか。いや、誤字は良いんだが別に。

 

そりゃVRだから全部アバターなんだろうけど、それで試写会して何になるのかが全然分からなくて逆に面白い。

■対応デバイス
PC

Windows
・CPU:Intel Core i5-4590/AMD FX 8350以上
・※Intel Celeron/Pentium は世代によらずサポートしておりません。
・メモリ:8GB以上
・グラフィックス:Intel HD Graphics 530以上
・ストレージ空き容量:最低2GB以上

Mac
MacBook Pro 13インチ 2016年モデル以上
・プロセッサ:Intel Core i5以上
・メモリ:8GB以上
・グラフィックス:Intel HD Graphics 530以上
・ストレージ空き容量:最低2GB以上

※ご利用状況によってはさらにストレージ空き容量が必要な場合がございます。
※容量が不足している場合通知が表示されますので、空き容量を十分に増やした後ご利用ください。

VRバイス

Oculus Quest、Oculus Rift

Windows
・プロセッサ:Intel Core i5-4590/AMD FX 8350以上
・メモリ:8GB以上
・グラフィックボード:NVIDIA GTX 970/AMD R9 290以上
・ストレージ空き容量:最低2GB以上
・SteamVRがインストールされていること
・その他、使用するVR HMDのシステム要件も各公式サイトでご確認ください。

条件割と多いのも笑うが、これはまぁVRする以上仕方ないとは思う。

 

ただ、VRでライブとかするんだったらまだ旨味が出せる気がするけどさ、このVRの使い方は『ラピスリライツ』以下だろ(ラピスリライツが悪かったことはない、良い使い方だと思う)、まぁコロナのせいでこうなったから苦肉の策なのかもしれないが…

 

そもそもここでしかBDとDVDを売る気がない時点で商魂たくましいのだが…

まぁその割に自社のゲームは500円でバラ撒きまくってて、

それに飽き足らずタダで100名に投げているらしく、もうよく分からない。バラ撒きは新品で買う気失せさせるから加減はした方が良いと思うが…

 

 

『レヱル・ロマネスク』は誰の為に

結局この『レヱル・ロマネスク』は誰のものの為なのか分からない。

このアニメがそもそも『まいてつ』の宣伝になるのかもよく分からない。

勿論『まいてつ』が前日譚的になるから…と言えばそうなのだが、原作キャラもストーリーも掠らない訳で。

 

それこそみなとそふとタカヒロの『結城友奈は勇者である』とかでの前日譚の『鷲尾須美は勇者である』はそこそこ話題になったらしいし、最終的に映像化まで行っているとか成功例は存在するが、5分アニメでそれを期待できるかと言われれば酷な所があると思うし。

現に『RELEASE THE SPYCE』の『GOLDEN GENESIS』とか絶対読んでる奴のほうが少ないのに。

これ書籍の話であって、エロゲ(まぁpure stationならノベルゲだけど)となるとよりハードルが上がるのは必至である。

 

むしろ5分アニメなのなら『ノラと皇女と野良猫ハート』(HARUKAZE)の方向性の方が良くない?とか思ってしまう。『まいてつ』だって全年齢版は存在するって事は全年齢版の声優キャスティングのパッケージは出来てるんだから。

 

それで新たに呼んできたキャスティングの方向性が完全に迷子って感じで目も当てられない。

上坂オタクに媚びを売りたかったのか、ラブライブオタクに媚びを売りたかったのか、エロゲオタクに媚びを売りたかったのか、音声作品オタクに媚びを売りたかったのか、Youtube好きに媚びを売りたかったのか、何に媚を売りたかったんだろう。

 

これでBDとDVDは市販しません!DVDは6000円、BDは10000円以上払ってね!ってどんだけ金が欲しいんだよ、もうちょっと商魂を隠す努力をした方が良くないでしょうか。

 

結局これ、作った側だけが満足するパターンになりません?大丈夫ですか?

というか、まだ紹介PVすら出てこない。15秒CMすらない。もう9月半ばなんだが…?

 

 

このようなことがあると、筆者はぱれっとの『9-nine-』の全年齢化に伴う願いとして『アニメ化して頂けませんか?』と書いたのだが、したらしたで色々と文句言う羽目になるんだろうなあとか。

まぁあっちは全年齢版から声優が変わることはないだろうから、今回のような文句ではないだろうけども。

oniji.hatenablog.com

 

 

『レヱル・ロマネスク』は一体誰のためのモノなのか、その疑問は続いていく。

…いい加減積んでる『まいてつ』やらねえとなあ、センター桐谷華だし。

 

以上。