ちゃろ~、おにじです(激寒)
え~、本当は『我が姫君より栄冠を』(みなとそふと / 2021)の体験版も終わっているのだが、優先順位的に…というか、発売がこっちのほうが近いのでこっちを先に出す感じである。
というか、実際この辺の体験版は10月末に出ているのだが、『アインシュタインより愛を込めて』で忙しかったのもあり、このタイミングという事に…
今回はCUFFS系列ブランド、Sonoraより発売される『響野さん家はエロゲ屋さん!』の簡易感想を置いておく。
プレイ前所感
Sonoraは、CUFFS系列(CUFFS、Sphere、CUBE、MintCUBE、後HULLOTEもそのはずだけどなんかHPは分かれている)の一つのブランドである。
Sonoraは、過去2作であり、どちらかというと日常に近い系統の作品を排出している模様。
そんなSonoraから今回発売されるのが『響野さん家はエロゲ屋さん!』である。
祖父が廃業しようとしていた響野商店を娘たち(主に長女)によってエロゲショップに!というアホみたいな設定。
ただ割とありそうでなかった感はある。10年前とかにあったりしなかったのか?とかは思わなくはないけど。
筆者的には『明羽杏子出演作品』という要素だけでとりあえず体験版をプレイしてみる気にはなった。
明羽はこれでCUFFS系のメインはHULLOTE、CUBE、Sonoraとなるわけだが…(
また、今作はここ半年でエロゲYoutuber(VTuberではないらしい)としての地位を急速に固めた、餅月ひまりが挿入歌を歌っている。
…なおオンボで流れることはなさそうなので、VTuberが云々言いたくなる層にも割と安心できるポイントだったりもする。
【重大発表あり】狂電話、爺乱入…エッロゲ売り場でのバイトの思い出【CUFFS×餅月ひまり from ゆにクリエイト】
イノグレから電報を貰ってガチ泣きするガチエロゲオタク、女だけど陵辱好き、なんだこいつ…
割とVTuber(餅月はVTuberではないらしい)をエロゲに引き込む際の丁度いい塩梅は挿入歌なのではないだろうか。
聞いてるか戯画、お前主題歌とかCVとかふざけやがってよ~(
また、今まで一曲も存在しなかった明羽杏子のキャラクターソングがついに今作登場。
【響野さん家はエロゲ屋さん! 特別限定版】響野紡(CV.明羽杏子)キャラクターソング試聴ムービー
こちらも大きな購入意欲ポイントだ。
あと個人的な懸念点…というか、怖いもの見たさ的なポイントは、シナリオ陣5人体制というやたら多いこともそうなのだが、そのセンターに岩波零がいる事である。
岩波零はあの『神様のような君へ』(CUBE / 2020)でラナ / ソフィアルートを担当したことがほぼ確定しているライターである。
当時、筆者はそれはそれはボロクソにこのルートをぶっ叩きまくった。
「お前エロゲ書くの向いてないよ」と筆者に言わしめた介護 / 実質寝取られルートを書いた男に、まともなエロゲが書けるのか?(他のルートは良かったし、普通に良いゲームだったけどね、でもラナ・ソフィアルートはクソだった)
もう一回言うか、ライターって純愛エロゲってやったことあるの?
【注意有】ラノベ作家・カントク絵は安定?冒険?CUBE『神様のような君へ』製品版レビュー・感想 - 声オタおにじくんの声学審問H!
素直に"書き手としてのセンス"を疑う。
【注意有】ラノベ作家・カントク絵は安定?冒険?CUBE『神様のような君へ』製品版レビュー・感想 - 声オタおにじくんの声学審問H!
あえて言おう。
単純に、このラノベ作家ライターはエロゲがなんたるものかを理解していない。
その上で、ただ単純に書き手としてのセンスも技量も足りない。 それくらいこのルートは悪い意味で次元が違う。
こんなに全てを間違う場合ってあるんだ…エロゲって恐ろしいな… エロゲシナリオって誰でも書けるもんじゃないんだなって。
エロゲにわかは改めて再確認してしまった。
ライターって大事だなって改めて思った。
俺は興味なかったけど、ラナとソフィアが好きで買ったエロゲーマーに土下座してあげて。
これは罪だよ。罪。
ヒロインを素直に愛せるのかどうかの次元じゃん。
そんなのエロゲにいらないよ。
CUBEさんよ、挑戦は認める。斬新ではある。でもこれはいかんでしょ。
一応ライター側を擁護するとすれば、メーカー側というか、管理側がこれでゴーサイン出しちゃダメでしょという方面くらいしかない。
果敢な挑戦だとは思うし、面白くなる可能性はあったが、今回は大空振りしたという事になる。
ただ、他のルートは普通にその辺の匙加減が上手いこと行っている方だし、根拠過程とかすっ飛ばして書き手の基本的なところも守れていない感があるのが事実である以上、やはり書き手側に一番の責任を問いたいと思う。
これで主人公がまだ他のルート水準とかであればまだもっと擁護出来たのかもしれないが、これは救いようがない。
【注意有】ラノベ作家・カントク絵は安定?冒険?CUBE『神様のような君へ』製品版レビュー・感想 - 声オタおにじくんの声学審問H!
…いや改めてめちゃくちゃ言ってるな。いや、でも良くなかったからありゃないよって感じだったから、仕方ないのこれは。
学習したのか?どうしようもないのか?ああいう設定感だったから駄目だったのか?
エロゲでエロゲ屋ついて学びながら、ボロクソ言ったシナリオライターの文章をもう一回読みに行くのかい?(
筆者は、明羽杏子+岩波零+餅月ひまり+エロゲ屋…のような式に、購入を長考するのであった…
UIチェック
エンジンは吉里吉里。いつものCUFFS系統UIである。
このCUFFS系統のUIは結構な頻度でのブラッシュアップが行われるのだが、今回は起動時サイズについての選択が可能になった。
【新機能】「俺不可視」「神様のような君へ」からゲームの画面サイズが「1920×1080」となりました。初回起動時に強制的に「1920×1080」で起動していたのですが、今回は起動時に「起動する画面サイズ」の確認が入るようになりました。#響野さん家 pic.twitter.com/DxuRvNkU8C
— Sonora💛「響野さん家はエロゲ屋さん!」制作中💛 (@Sonora_staff) 2020年10月22日
初回起動はフルHD起動するのだが、これがフルHDより下の画質とかだとデカすぎるし、フルHDでも真ん中に表示されないと下が切れるという自体で面倒だったのだが、ここでの改善でそれを避けられる形となっている。
システム設定である。
最大解像度は1980×1080のフルHDである。フルHD対応なのは嬉しい所。
ウインドウ時は端にポインタを合わせれば自由にサイズ変更が可能。テンプレートとしては4つ存在する。
スクリーンショット機能が搭載されている。『神様のような君へ』から実装された機能が勿論据え置き。当記事はこの機能を使ってスクリーンショットを行い、リサイズ圧縮かけている。実際のスクリーンショットはフルHDでキレイに撮れる。
フォントは6択。まぁよく見るフォントが並んでいるので、困ることはそんなに無いと思う。
既読メッセージの色変更はあり、自分で色変えは無理。
ルートガイドが存在し、選択肢にSDキャラが出現し、当該キャラを押し続ければルートに行けるという楽々仕様である。
サウンド設定。マスター音量あり。
ムービー音量も独立してあり。
個別音声設定は、システム音等細かく変更が可能。
ここまでの機能が揃っていてなぜか音声再生時にBGM音量を下げる機能がない。
ゲームUI。
UIとしては『神様のような君へ』とか『俺不可視』等と変わりはないだろうか。
ここはボイスが独立して左下にあるのが特徴。あと他のメーカーよりもメッセージウインドウに出てくるフェイスが大きめかもしれない。
主人公以外の視点の場合は左上に『(キャラ名)View』と出てくる。
章タイトルは右上に表示される。
お気に入りボイス等のオプション的機能は存在しないがフルHD対応でスクリーンショット機能対応という優秀と言えるUIであると思う。
相変わらずセーブスロット1600もあるのでそれでお気に入りボイス兼用しろって話な気もするし。
プレイ雑感
SSに近い導入。寂れた商店街の端にある昔ながらの雑貨屋「響野商店」は、店主である祖父の引退宣言を受けて廃業することに。
その娘たちである3人は、なんだかんだと響野商店が好きだったので、なんとかできないか…と考える。
ネット販売が多くなっている今、直接手にとって、現物を見て、買いたいと思うようなものじゃないとやるにしても無理だろうと。
その中で、長女のゆかりは『とっても夢のある、みんなが大好きなものを売る』と言い出し、エロゲショップになるのであった…(なんで?)(思いつきで終わるだろうと思われたが、ゆかりが本当に全てやっちゃったらしいね)
滅茶苦茶な最初の始まり方、祖父は継いでくれる事ととかに喜んでるし、現実味を帯びていくの本当に笑う。
主人公である蔵馬蓮はこの響野三姉妹の幼馴染。
最近は疎遠となっていたらしいが、響野商店がエロゲショップになった事をきっかけに、手伝い→バイトをすることになった。
主人公は元々はコンビニバイト(家業)をずっとしていたが、新しいことをやってみたらどうだって言われている。だからってエロゲショップに?(
まぁ一番苦労するのは紡ですねこれは。「何も言わないで」「……さぁ、どうぞ。蔵馬くん」「ええ、そうよ!そうですよ!!お察しの通り、エロゲーです!!!」のテンションのアップダウンはさすがと言った所か…w
明羽杏子も元々はHULLOTEの『時間停止』が初メインヒロインなので、割とメインヒロインとしての抜擢という意味ではCUFFS御用達声優。
今作の面白い所は、『エロゲ屋サイドのエロゲ事情』という要素が多く出てくる所だろう。
まずは搬入においての話。ダンボールが云々とか、そういう話から始まる。
他にも、エロゲ販売は発売日から数日間で売上の85%が決まるとか、そういう話も。
エロゲでエロゲ販売事情と、メーカー事情を知ろう!(
…あっ、バックログは背景不透明、全クイックジャンプあり、ボイス再生可能、クイックジャンプポインタ設置時小窓当該時点画面表示です。
ゆかりのエロゲへの愛はガチ過ぎる。ここまでエロゲを愛しているエロゲショップの店長というのも中々って感じになりそう。
エロゲショップの為に事業計画書、流通の選定、各企業との契約内容の確認、店舗の改装案、改装費用の見積もりをする女。元々は真面目な性格だったらしいので、その真面目さによって出来たんだろうけど…w
というかこれCV月野きいろなんだよなあ…『アイこめ』とキャラクター性が違うのもあるけどようやっとる。『ハレキン』とかもやっているが、色々出来るなあと。
エッチ潔癖三女の結衣。普通に主人公蓮の高感度は高そう。ツンデレ気味、思春期の女。
料理出来る女、ツッコミ側というか、キレポジだが、普通に女の子である。
CVは塩小路もろみ。今回名義初メインヒロインとなる。おめでたい。前回は『俺不可視』のサブでデビューしているので、CUFFS期待の声優という判断をするぞ(
『インターネット認証必須』って所謂『ボタン電池』の話も出てきて、『ボタン電池』だからエロゲーマーからの評判が悪いから注文を絞りたかった紡と、話は面白いから絶対大丈夫と言うゆかり…とか言うなんだそのリアル事情の感じの対立はとか、そういう話で割と面白い。
ゆかりのエロゲ愛はガチで、エロゲ愛だけでPOP作ったり、作品間の世界が共通だからオリジナル冊子を作ったりと…そしてエロゲを見る目もあると。なんだこの姉。
こちらサブヒロイン。流通企業の新人とかいうマジでエロゲ屋という感じの立ち位置。
現実で言えば、ラッセルとかの立ち位置になるんだろうか。
ポサラいつでもいるな、最近サブ多いんだよなあ、やる作品にいてエロスケでポサラの順位が上がっていく。
本番に弱い、エロいのに免疫なし。そういうタイプのポサラです。
餅月ひまりの挿入歌はインストで登場。餅月ひまりの歌声が聞こえてくる訳ではない。
こういう所含めてSonoraとしては、エロゲーマーと新規購入者の両立を考えている感じがある。
三姉妹に加えて、もうひとりのメインヒロインは風紀委員の速水静乃。
真面目なからかい風紀委員という感じ。明らかに響野商店の事に気づいていそうだが…?
こっちの方が絵好みかもしれないわ…
CVは神代岬。この人マジで縁の下の力持ち感がある、今回もメインとは言え、メインのメインは三姉妹と考えられるからちょっとだけサイドに近いわけだが、センターでもサイドでもサブでもちゃんと活躍してくれる。
Sonoraは過去作全部世界観統一系ブランドの為、過去作のキャラがそれなりに出てくる。
結果、小鳥居夕花とか、桃山いおんとか、白雪碧とか、メインヒロインやるような声優がゲストキャラとして出演してくる。
基本的にヒロインたちからの好感度は高いので、『神様のような君へ』とかもそうだったが、個別に入ったら基本すぐに告白してしまう気がする。
それがいいんだかどうなんだかなのだが…まぁ共通選択肢で過程があると言えばそう。
まぁ『アイこめ』では共通からひたすらに選択だった訳だけど、そんなに悪いとは思わんかったけどね、まぁアレは実質あの選択からルートで過程があったからかもだけど。
エロゲショップ運営においての在庫の置き方の難しさとか、そういう話まで突っ込む今作は、まじでエロゲでエロゲ屋を学ぼうという感じ。
体験版後半につれて、静乃が響野商店がエロゲショップになった事について探りを入れてきている。これがなにを意味するのか?という所は、体験版範囲ではよく分からなかった。
ただメイドの心得があるとか、メイド服買い取るとか考えると、コスプレ好きだったりするの?とか思わなくもない。
恐らく最終的には響野商店の店員とかになりそうなので、悪い意味ではないと思うのだが…
CUFFS系列の体験版は、良い所で終わるので、購買欲を煽ってくる。
腹立つなあ~~~w
静乃が来た理由とはなんなんでしょうかね。
〆
全体として、『エロゲあるある』と『エロゲ屋事情』が覗けた上でちゃんとADVしている印象。
少なくとも『お前エロゲやった事あるの?』と言わしめた岩波零が書いていると思われるけど、何かしらおかしい事はなかったし、『なんだその設定…』と思った最初のときよりはかなり印象が良い仕上がり。
ちゃんとエロゲしながら、こういう情報というか、頷く所とか「はえ~」と思える所を入れ込んでいくという作業は割とスムーズにできているように思えた。
キャラもカラーがしっかりと分かれている印象で、ルートごとにかなり違う感じの話になりそう。
ただエロゲ屋という設定で、ルートでどのように展開していくのか?という所は、良く分からないというか、あんまり想像がつかない。
思ったよりは全然良いし、やったら面白そうな雰囲気はある。過去作やってるとより面白いところもあるんだろうなと思いつつ。
さて、買うかどうするか…
割と悪くなさそうなだけに、11月は恋ロワ含め熟考となりそう。
…しかし餅月ひまり、完全にエロゲYoutuberの椅子を獲得したよなあ、この前まではさくらみこのモノ感があったんだけどね。
体験版アンケートキャンペーンでサインを当てて、ランダムって書いてあった訳だが、明羽杏子さんのサインを当ててしまった…!(歓喜)
— \園@おにじ㌠/ (@_oniji) 2020年11月14日
Sonoraさん(@Sonora_staff)ありがとう…ありがとう…
『響野さん家はエロゲ屋さん!』は11月27日発売です(申し訳程度の宣伝#響野さん pic.twitter.com/WNbO9WL3Ua
…明羽杏子さんのサインを当ててしまった。流石に買おうかな本体……(
以上。