ちゃろ~、おにじです(激寒)
うちのブログ、声優批判を明確に行うことは別に珍しいことではない。
常にブシロード系声優に関しては批判方向であることに変わりはないし、嫌いな声優の話は一度纏めて行っている。(好きな方もね)
一応それだけの事はやっているのだから、改めてこの記事が必要なのか?という所に悩みどころを感じなくはないのだが、今回は鬼頭明里(プロ・フィット)一人にピックアップして一記事書いてやろうと思う。
前提として、鬼頭明里が好きか嫌いか言われたら嫌いである。
…こういう記事を書くと毎度のことお気持ち表明扱いされる気がして滅茶苦茶そこが嫌なのだが、お気持ち表明じゃない何かにするためにはやたらと労力が必要になるのが欠点である。
今回は、一人の声優に対しての文章としては長すぎるアレになりそう。
なおこういう記事を最低もうひとりは書きたいと思っている。あっちは批判メインじゃないけど。
…タイトルは筆者が考えついたわけではないのだ、あまりにも面白かったからこのタイトルにした。すまんな鬼頭明里…
鬼頭明里は得してるし損してる
『鬼滅の刃』の映画の興行収入の伸びがエゲツない事になっている。
昨年のアニメの話題もほぼ『鬼滅の刃』が独占したまであった深夜アニメ業界(『かぐや様』二期が一矢報いた感はあったけど)だが、今年も『鬼滅の刃』が話題を独占。
これほどの勢いのため、メディアも普通に報じる形となっている。
これで今最も得をしている女性性声優は、禰豆子をやっている鬼頭明里なのである。
彼女は間違いなくこの作品のフィーバーの波に乗り、人気声優の地位を確固たる物にしようとしている事は、最近の地上波出演回数や、ナレーション含めての動きで明らかである。
『鬼滅の刃』の中でも一番得しているまである。
禰豆子は唸ることしか出来ない役だから。
いや、一話とかの途中までは喋ってるけど、それ以降基本的に唸ってしかいないから。
めちゃくちゃ悪い言い方をすればめちゃくちゃコスパの良い売れ方をしている。
だから鬼頭明里という声優は得をしているし、めちゃくちゃコスパが良い売れ方をしているのだが、ある種で可哀想な所もあると思うのだ。
だって、売れている原因の作品では、演技云々を言えるような役ではないから。
これで云々言えるような役であれば、おそらく第14回声優アワードの主演女優賞又は助演女優賞を獲得していたと思う。
ある意味で将来的に鬼頭明里が主演助演賞を獲得するのは10000歩譲って許すとして、この鬼滅で取らせちゃいかんでしょと思っていた筆者は、主演女優賞古賀葵に大層喜んだわけだが。
あと古賀葵さんが主演女優賞を獲った時の反応です。 pic.twitter.com/sLWCQsvHJV
— \窓@おにじ㌠/ (@_oniji) 2020年3月7日
(まぁ結局第15回は鬼滅で取るのかもしれんけどね、トニカクカワイイと安達としまむら合わせたら主演とか言い出しそうじゃん、実際主演だと思うし、うん)
鬼滅で売り出されている鬼頭は、得している所が多いのだが、「でもお前禰豆子なんて誰でも出来るじゃん?」と言われる運命にもなっており、有る意味で損をしている所はあるようには思える。
まぁ、多分鬼頭明里にめちゃくちゃしっかりした演技力があると、この前から又はこれ以降で証明できていれば、そんなめちゃくちゃ言われなくて済んだのかもしれないが、別に鬼頭明里の演技力は突出していると言えることは無いと思うので、まぁそういう感じになるわけである。
最近ちょっとボソボソとダウナー多すぎて
これは鬼頭が損しているというか、結果的に表面上見える中では損したと勝手に思っているのだが、『まちカドまぞく』の千代田桃以降、ボソボソの役が明らかに増えている。
これは特に最近の声優業界の悪い所なのだが、『ここが行ける』と一定の音域を出すと、そこでばっかり投げさせる所がある。
割と感情ある系の役が多かった感もあった鬼頭だが、ここで結構ボソボソ又はダウナー方向にウェイトが寄った感じがある。
これは、当ブログではもう常に筆者が述べているお決まりな事だが『ボソボソ・ダウナーはプロなら誰でも出来る説』に該当する案件だ。
ボソボソ・ダウナー系の役は感情表現が乏しいから、声優の演技において必要である感情表現の所を削った役になるので、例え感情表現の面で劣った声優でもそれが役柄的にバレにくいので、プロなら誰でも出来る(めちゃくちゃざっくりと説をまとめたな、語弊を生むぞ)という説な訳だが。
ダウナー系、低音系、無口系というのは、文字通り喋る回数が少ない事が多い点もそうだが、 低くボソボソを喋れば成立する、という点は否定できないポイントだ。
勿論、ボソボソ喋るだけでは成立しない場面も存在するだろうが、基本的にはその場合が多い。
端的に言えば、『ボロが非常に出にくい』という事になる。
基本、プロの声優になるようなアホほど激しい競争を勝ち抜いてきた精鋭の中であれば、滑舌や発音の部分で躓くような人はほとんどいないだろうし、感情面が殆ど出てこないキャラであればある程、 『演技力』という面での差を非常に出しにくい。
『誰でも出来る』という表現は、『差が出にくい』から、多少演技力や演技幅が劣る声優であっても、違和感を感じにくいから…という筆者の理論である。
ただこれは逆に言えば『ダウナー系、低音系、無口系で違いを出せる声優は非常に強い』という事である。
"違和感がない"というハードルは低いが、 "上手い"と思わせるハードルは高い。という事だ。
世間的には『ダウナー系、低音系、無口系』は声幅の範囲に入り、「全然声が違う!」と言われることがあるが、"違和感がない"程度で声幅の範囲に入れるのは、上のレベルでやっている声優に失礼まである。
誰でも出来る程度のレベルで褒めている事に単純にイライラするし、その程度で満足するなよ、声で優れるのが声優だろ?と思う筆者は声優過激派である。
声優過激派の頭の中に『プロの声優なら可愛い声一つは誰でも出せる説』が浮上したらしい - 声オタおにじくんの声学審問H!
結果的にこの辺で増えたダウナーがマジでほとんど変わらないので、鬼頭的に狭い所の幅がないのが元々から気になっていたのに、こっちでもないんですかみたいになって鬼頭の評価を下げるハメになった。
頼むからダウナー・ボソボソ以外の比率上げて。
じゃあお前は鬼頭明里の何に満足できないの?
さて、ボソボソ云々を言った所で、「じゃあお前は鬼頭明里の何に満足できないの?」という面を書いていこう。
こうなった時の筆者は完全的に個人の考えになるので、「そうは思わない!」って言われても「いやワシはそう思うから書いてるねん…」となるだけなのでよろしく。
単純に演技が普通
そんな単純で良いのかというくらい単純だが、別に演技力があるタイプではない。
鬼頭明里の最大の長所は恐らく声質の点だ。そもそもの地声が声優としてマッチしているし、実際問題筆者は『ようこそ実力至上主義の教室へ』の堀北鈴音で彼女に中々の期待をしたのは事実である。
若手有望株として、お遊びの声優を野球のスタメン的に表す奴とかでも『2番 ショート 鬼頭明里』に設定していた時代は1年足らずくらいあったと思う。(筆者は最初から鬼頭明里が嫌いな訳でもないし、むしろ期待していたし、今も滅茶苦茶嫌いなわけではないという事を言いたかった)
だが、単純にスキルというか、演技力の面での能力に疑問符をつけたくなるのである。
まぁ毎度のことだが、筆者は演技力という概念の大半を『声のみで表現できる感情表現』という所だと思っているのだが、ここに特出した所を感じないと言うか…
極端な話だが、めちゃくちゃ上手い人間というのは、一音一音だけで感情ぶち込んでくるし、そういうのが好きだからハードルが高いのは理解もしている。
ただ、そこまでに至れとは言わないにしても、別に鬼頭明里の感情表現という概念においての特別感というか、上手感がない。
地声に近ければ近い程感情表現という所は出来るようになって(やりやすくなる)、地声から離れると元々から声を作っている事になるので、そこから感情を出すのはできなくなる(やりにくくなる)のが一般的だが、鬼頭明里はあまりにもその一般的に乗っかりすぎていて、上手いとは思わないのだ。
普通なのだ。普通が一番だが、めちゃくちゃ推されてこれからめちゃくちゃメインで出てくるかもしれない声優の演技が普通なのめちゃくちゃ嫌なのである。
俳優女優より演技良いな!で満足したくねえ…声優は声優だ~~!!させろ頼むから。
引き出しが別に多いわけではない、狭い所での変化が乏しい
端的に言うと別に幅はない。
1、最も地声に近い奴(夏帆
2、ロリ(乃亜
3、ダウナー(セイウンスカイ
4、ボソボソ(桃
を押さえておけば基本的には対応できるという感じ。
まぁ別に声優は全員七色の声でなければならない!という決まりはないし、4つもあれば十分ではないのかと言われそうな気がするのが、(まぁ筆者は声優の最大の見せ場は顔が映らない事による演技出来る声の種類の多さという所が俳優女優と大きく異なる核の一つだと思っているので、演技に幅がある声優の方が声優らしくて好きなので、この時点で鬼頭に対して好きという感情は芽生えないのは事実ではあるが)
鬼頭明里としてのより大きな問題は、ここもそうなのだが、それぞれの引き出しにおいての幅の狭さだ。
これは以前書いた『プロの声優なら可愛い声一つは誰でも出せる説』の記事の内容と被るのだが…
まぁこの記事、黒木ほの香(スターダストプロモーション)のアズールレーンから、鬼頭明里に対して漠然と抱いていた違和感の正体に気づいたという記事なのだが…w
まぁ端的に言えば 可愛い声にバリエーションのない声優って実は比較的ショボいのでは? ということである。
勿論、筆者はそもそも男だし、まともな演技なんて出来たもんじゃない立場だから、こんな事を言い出すと、一部オタクにキレられてしまいそうだが、まぁそんな事は良いのである。
そういうのは今海の向こうで言われている『黒人の役は黒人がやるべき!』とかいってるのと同類まであるだろもう。
一番ポピュラーで使われる声は一つは装備しているのが当然。 となれば、『一つしかない』声優の場合はどう評価するべきなのだろうか?
これも、ダウナーの時に明記した『その程度』に該当してしまうのではないだろうか?
そして、今の声優は割とこれに該当してしまう声優って少なくないような気がする。
割と可愛いの引き出しはちゃんと持っている声優って意外と貴重じゃね?
この指標は声優の評価をする上で詳細で、正確な物にならないだろうか?
今までの考え方では、『複数の可愛い声を出せる声優』をある意味軽視してきたのかもしれない。
最もポピュラーであり、最も使われる声の種類が一種類なのは厳しい物がないだろうか?
勿論、分かっていても良い声とかいう伝家の宝刀みたいな物が有ればいいが、そんな都合の良いものは中々ない。
誰も藤川球児のストレートは投げたくての投げられない訳である。
まぁその辺の適当なピッチャーのストレート程度で満足しているオタクが多く存在するのもこれまた事実だが。
声優過激派の頭の中に『プロの声優なら可愛い声一つは誰でも出せる説』が浮上したらしい - 声オタおにじくんの声学審問H!
あと、分業化が進んでいるにしても、キャラクターの特性の傾向が近くてもワンパターンの声ってのは普通にダメじゃない?
『全く同じキャラクター』なんて存在しないはずなんだから、ある程度のバリエーションは必要…ではないだろうか?
近いパターンにキャラクターをはめ込むのは、それはキャスティングとしてベストにならないように筆者は感じる。
声優がキャラを選ぶのではなく、キャラが声優を選ぶべきなのである。
このように考えていくと、単純な『高い』『低い』などの引き出しだけではなく、 よりその声のカテゴリの中の前後の引き出しという部分でも考えていく必要があるように感じる。
『ダウナーに騙されるな!』に、 『可愛い声に騙されるな!』が加わる形である。
なんだこの女悪役みたいなフレーズ。
声優過激派の頭の中に『プロの声優なら可愛い声一つは誰でも出せる説』が浮上したらしい - 声オタおにじくんの声学審問H!
藤川球児は引退するぞ過去の筆者。
鬼頭明里はこの微妙な所での違いを見せられないのではないか?という所。
この記事にも書いたが、渕上舞(m&i)とか、照井春佳(青二プロダクション)とか、割と声の系統が確定している…幅が広いとは言えない声優でも、
その狭い範囲でキャラクターの印象を変えることには長けていて、『同じ声のようで同じ声ではない』とか『同じ声なんだけど違う』という所があるように感じる。
鬼頭明里に関しては、多分そこの点がちょっと足りない。足りないから、出演作品数が増えると「その声もう聞いた」という感想になってしまうのではないだろうか…?と。
「その声もう聞いた」は和氣あず未にも言ってるけど。俳協声優に「その声もう聞いた」って言ってるのめちゃくちゃ地獄だけど。
こういう声優って割といるのだが、定期的に”何故か許される”傾向にある。
そして割とそれが”実力派”扱いされる場合もあるので、首を傾げて折れそうになる(折れません)
実際に聞いてみよう
こうやって論じていても、結局の所鬼頭明里の実際の声を聴かない事には理解できない。
本当は多くの作品の多くの場面を抜粋して、ここがこう…という風に論述していくべきなのだが、鬼頭にそこまで長い時間を割くかと言われるとちょっと悩んでしまうので、今回は一例にしてみることにする。
今回は、鬼頭の複数個の役による「ありがとう」を筆者独自に収集し、一本の動画にした。
著作権云々言われそうだが、各種2秒以内の引用は流石に許して欲しいし、そもそも声優の技量について文句をつけるくせに、文字だけで言われても「俺はそう思わない!」って言われたらそれで終わりなのだから、こうやって具体例を示すしか無いのである。
今回は鬼頭の中でも、ボソボソに近い役に絞って収集した。
(いや本当は『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の彼方と、ウマ娘のセイウンスカイ』とか『ひとりぼっちの〇〇生活のアルと、ブレンド・Sの夏帆』とかでも比較したかったのだが、都合の良いありがとうをこちらで見つけられなかった)
さて、どれが誰なのかを考えてみよう。
ちなみに一役だけ2つ存在する。
いや、ボソボソの役というのは感情が出ないからわかりにくいというのはあるんだけども、それにしても分からなさすぎのような気がする。
今度この感じで他の声優でもやってみよう、探すのがめちゃくちゃ大変なんだけどねコレ。
ちなみにこれの正解は、千代田桃(まちカドまぞく)、安達(安達としまむら)、千代田桃(まちカドまぞく)、岩永琴子(虚構推理)、由崎司(トニカクカワイイ)である。
これだけだと悪意のある出し方とか言われそうなので、一応他にも形式上収集したけど、これだとあんまり意味ないよねってなって使わなかったボソボソ以外の鬼頭も置いておく。
ちゃんと収集はしたんだよ、同じ系統だと思っているキャラクターのありがとうが見つけられなかった結果、ブログ記事として使いにくいから上に入れなかっただけで…(
これの正解は近江彼方(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)、セイウンスカイ(ウマ娘プリティーダービー)、姫坂乃愛(私に天使が舞い降りた!)、日向夏帆(ブレンド・S)、堀北鈴音(ようこそ実力至上主義の教室へ)である。
こうやって集めて思うのは、気持ちテンションが上がると素の鬼頭に寄る気がする。
なんか集めたら集めたで「そうなるよな~」って思いながら、なんか違う所でモヤモヤするポイントを見つけてしまったので、好きな声優でやったらモヤモヤ増えたりするかもしれない。やっぱりやめておいた方がいいかもしれない…(そこはやりきれよ)
筆者的には、鬼頭明里のキャリアハイは、未だに堀北鈴音(ようこそ実力至上主義の教室へ)であると考えている。
堀北の鬼頭の演技は、鬼頭の地声に遠くはないとは言え一応異なったわけだし、感情表現における息の使い方とか、割と悪くなかったと思っている。
だからこそこの作品で筆者は鬼頭明里への期待を強めた訳だが、残念ながらそういう感じにならずに今に至っているし、これを超えてくれる感じもない。
狭い範囲内での声の違いというのが感じられないのが、有る意味で一番致命的かもしれない。憧れの声優に田村ゆかりを上げるならそういう所は真似して欲しい。(まぁ憧れているからと言ってなれるわけではないんだから非常に理不尽な言い草だが)
結局の所、現在の鬼頭は作品の引きがそれなりに良くて、それで人気になっているんだが実力は追いついていない…みたいな評価しか筆者は出来ない。
(それなりに良くてという言い方をするのはコレ以上に引きがあまりにも良すぎた高橋李依(81プロデュース)という前例を考慮しているだけで普通に鬼頭も引きが良い)
歌の上手さがなんか惜しい
鬼頭明里の歌というのは、キャラクターソングの時から非凡さはあり、これは将来的にはソロアーティストデビューするんだろうなという感じだった。
ちゃんと音程が取れているし、キャラクターソングと言ってもそれなりの形になっているのは大事な事だ(まぁ初期に近い鬼頭は地声に近いor地声より若干高い役が基本的だったので、比較的歌いやすかったのかもしれないが)
満を持して、ポニーキャニオンのネクストエースになる訳だが、な~~んか中途半端なのである。
もうちょっとで、あとちょっと変わるだけで絶対に歌唱力跳ね上がるのにその手前だから声優アーティスト感が出ているこの惜しさに、筆者は「あ~~~惜しいお前!!!!!」と1st Singleの時に思ったのは割と記憶に新しい。
曲を選べば割といい感じになるし、別に悪いわけじゃないと思う。
上手い部類に入るんじゃないの?という所にいるのだが、なんか惜しい。
『声優ソロアーティストはアニソンアーティストを食わない程度の歌唱力で良いし、それだからこそアニソンアーティストを食うのだ』みたいな理論も存在するらしいが、筆者は声優ソロアーティストなら歌が上手くて悪いことは無いだろうと思っているので、この鬼頭の歌に関しては、有る意味で声優よりもワンチャンあると思っている。
実際鬼頭の歌は回を追うごとに良くなっている気はするので、声優としてより歌手としての方が手のひらを返せるかもしれない。
でも鬼頭明里と富田美憂の1stが同時に出て、まさか富田美憂の方が上手く聴こえる歌い方すると思ってなかったから、その時は有る意味でショックだったぞ鬼頭。
〆
もう締めるの?って感じだが、鬼頭に関してはこの辺にしておこう。
鬼頭明里という声優に関して、『鬼滅の刃』で推されて人気声優のポジションを確固たるものにすることが、彼女のプラスになれば良いんだが…
筆者的に、忙しくなりすぎると声優としての腕の進歩は止まると思っているので、心配である。
また遊ぼうね☺️✨寝坊してごめん🙇♀️ https://t.co/QxJj6N38uT
— 鬼頭明里 (@kitoakari_1016) 2020年11月8日
それこそリアルSHIROBAKO案件と良い、彼女は基本的には良い人だったように思えるのだが、なんというか、こう最近は雲行きが怪しいというか…
リステライブ等で、”自分は可愛い”という傾向がは過ぎ始めている感じがあり、お前人のソロ食って良いわけじゃないからなとかそういう意見が散見されるようになったのは傾向の変化と感じるべきポイントであり、そこが一番筆者としては心配…というか、好きになれなくなってしまっているポイントのような気がする。
鬼頭明里という声優には確実に素質はあると思うし、期待していた時代もあった。
しかし鬼頭当人の問題なのか、業界側の問題なのか、実力派声優という感じにはなっていないのが個人的な感想だ。
これが、鬼頭個人の問題だ!と言い切れればそれで有る意味楽なのだが、こればかりは起用する声の方向性が大体一緒とかは、音響監督側の問題の可能性とかも考えたくなってくる。それこそ鬼頭明里起用する音響監督は割と偏ってるという話も見るし。
ともかく今の所明確な伸びを感じない。明確な強みを持ってはいなかった鬼頭明里にとって、ここで人気作を引きまくったのは果たして幸運だったのだろうか?
彼女にとっての強みが発見されないまま、人気作を引き当てるというのは、結局強みを作れないまま人気声優街道に乗っかって成長が止まることを意味するのではないだろうか?
しかも、これで鬼頭明里の給与ランクはシニアらしい。お前が?これで?シニアなの??(まぁ給与の話とかも別記事で書きたいと思ってる)(あっ、和氣あず未はジュニアらしいよ)
こういう事を言うと、『歌が良い』とか『声質が』とか言われるのだが、そもそも『歌が良い』はまだ言えないだろう。
声優に絶妙な歌の上手さなんてものは存在しないし、鬼頭より上手い奴なんて幾らでもいる、パワプロで言ったらまだCだし、ウイイレで言ったらまだ70くらいで褒めるな、せめてBとか75とか80に行ってから言え、そもそも声優にとっての歌はオプションなんだから、そもそも演技を先に褒めろ。
最近の声優に対しての『声質が良い』っていうのは、演技が上手くない人間への免罪符になっているような気がする。
声優としてやっていく上で、逆に『声質が悪い』ってなんなんだ?と思う。ここまでくる声優で、声質が声優向きじゃないとか、悪いとか中々お目にかかれないだろう。ブシロードじゃないんだから。
例え声質が良い声優でも、演技が上手かったら『演技が上手い』って言われるし、声幅があるなら『いろんな声を出せる』って言われるのである。
『声質が良い』はそうじゃないからそう言われるのであって、本当に上手い声優を褒めるのであれば、最低限『声質が良い』単独で言われることは無いはずである。
レッスンより現場の方が吸収できる事が多そうな物なのだが、なんかそういう感じじゃないよな…という気に筆者はなっている。
前述の引きがあまりにも良かった高橋李依も、あそこまで急激に売れることが無かった世界線を見たいくらいには素養はあった気がするのだが、なんか役柄を極端に選ぶし、幅もそんなに広くない声優で安定しちゃった感じがするし。
それこそ現場でなんとかなるのであれば、スタイルキューブ時代の三澤紗千香はもうちょっとなんとかなってたと思う…いやまぁ、極端な例だし、ろこどるの三澤はめっちゃ頑張ってたと思うけど。
もし、現場側が多彩な役を振ってくれたりするのであれば、現場の方が良いのかもしれないが、最近の声優業界って分業制とでも言いたいのか、同じような役ばかり振る傾向がある為、結果的に同じ声しかしないから他の所が伸びない、他の所をしないから他の所を使うスタッフも現れることもない…のような悪循環になっているのかもしれない。
しかも鬼頭は最近ボソボソ系が多いから尚の事吸収するという事すら困難な役とも言える。それにしてもボソボソの幅ないけどね。それでも可哀想な所はあると思う。
でもボソボソってガチ新人には当てないモノだよね?サボれるし(直球)
どちらにせよ、『場数が解決してくれる』というのは希望的観測過ぎる。
場数がなんとかするなら、佐倉も小倉も高橋もとうにどうにかなっているはずである。
そういう声優にかけられる言葉は『そういうタイプじゃないから』である。
結局、そういう逃げ道を用意するのがオタクなのであり、『それでも好き』って言えば良いのにって思う。
場数で良くなるかは、本人の意識と、振られる役の種類と、現場スタッフによるだろう。様々な経験が出来るというのは、スタッフの巡り合わせという意味ではその部分は存在するかもしれないが、分業制が敷かれている今、そこまで場数という重要性はスキルの向上という意味では下がってきているように感じられる。
このままでは鬼頭明里が佐倉綾音と同じポジションになってしまう。(『神様になった日』の佐倉、どう聴いても佐倉なんだけど、スタッフは本当に「佐倉さんだと気づかなかった」の?絶対ウソだろ、素人でも分かるだろアレ、本当に言ってるのアレ。びっくりするだろ。耳鼻科行ってきた方が良いよ。)
自称一流選手と名乗ったらしい東京ヤクルトスワローズの塩見さんと大差ないのではないだろうか?
まぁ鬼頭明里は周りが人気声優に仕立てて上げているわけだが…なら"一部他称人気声優"?
まぁ可愛いのは多少自称してそう…考えているとややこしくなってきたな…(
自称ならぬ"一部他称"なのは、彼女に明確な強みが存在しない、普通の声優だからである。
(強みが)何にもないのである。平均点を取れれば人気声優ですか?そうですか…
勿論当たり作品を引くことは運だし、ツイていたし、運も実力だと思うし、ここまで歩んできた道に報いがあったんだとは思うが、せっかく素材としては良い感じなんだから、このまま自分の実力としての歩みを止めるなと言いたい。
ちゃんと調子に乗るな、お前は唸っただけで人気声優に仕立て上げられてしまったんだ、ツイてたけどツイてないんだ、堅実に歩を進めてくれ、強みを作れそうな平均的能力はあるんだからさあ。
なんだかんだ鬼頭明里にはワンチャンある(和氣あず未よりもある)と思っているので、頼むから手のひらを返させてほしい。
なんだかんだ言ってるけど、鬼滅で推されてるのと、やたら可愛いことにされてるのは可哀想だと思っているよ。
でも本人が可愛いと思ってるなら話は別になるけど…
ここまで読んでいただけた方には、『鬼滅の刃風鬼頭明里ロゴ』をプレゼントします。
…いる?(謎のクオリティ)
以上。