2024年版です↓
ちゃろ~、おにじです(激寒)
つかみが8月末の話。どれだけのこのネタが放出されていなかったかが分かるが、まぁこのまま出そう(白目)
置いている間に掴みの野田クリスタルがR-1もM-1も取っちゃってひっくり返るけどな!
テレビ東京で放送されている『勇者ああああ』。
10月から土曜日22時30分に移動したこの番組であるが、その告知をした8月27日の内容が『徹底討論!ド~なる!?ギャルゲーの未来』という回があった。(朝まで生テレビ風だった)
この『勇者ああああ』は、アルコ&ピース(平子祐希・酒井健太)が出演しているテレビ東京の番組であり、
今年の3月には後にR-1チャンピオンとM-1チャンピオンとなる野田クリスタルによって、『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2』が地上波に解き放たれたことで知られる番組である。
満票で『勇者ああああ Game of The year2019』を受賞してしまったという面白さがあったわけだが…
今回は、ギャルゲーに関して様々な意見を出していく回という感じで、前述の野田クリスタル(マヂカルラブリー)と、天津向、カラタチ大山というメンツで行われていた。
その中で、天津向は『天津向のためになるらじお』をやっている事もあり、声優の話をすることとなった。
その中で、『エロゲ声優』に関しての話を、ギャラであったり、エロゲ声優あるある等を話していくのだが、今回それを聞いてきた相手が歩サラとあじ秋刀魚であった。
番組では、やはり「声優界にさんまさんいるんだ…」という話にもなったわけだが、この二人への例えとして『エロゲー界の第7世代と言ってもいい』という表現が出てきた。
所謂霜降り明星のせいやによって広がった『お笑い第7世代』という言葉にかけての事であるが、ここで疑問が生じた。
正直、歩サラやあじ秋刀魚を第7世代というのはちょっと無理がありそうな気がする…という事である。
じゃあ『エロゲ声優界の第7世代』って実際は誰なんだろうか?
筆者はエロゲ一年ちょいの俄だが、一度考えてみることにした。
歩サラとあじ秋刀魚を第7世代にするのは無理がある気がする
誰かを考える前に、ちょっと『歩サラとあじ秋刀魚を第7世代にするのは無理がある』について補足しておこうと思う。
この事について、二人に対しての批判をしているわけでは全く無いことを書いておかないと、なんか勘違いされそうなのもある。
歩サラとあじ秋刀魚は、エロゲをやっていればまぁ見ないことはない、ご存知のエロゲ声優である。
有名所の、今エロゲをやっている人間であればまず見たことがないということはないだろう。
彼女たちはもうバリバリのエロゲ声優であり、若手出てきたてで人気が出てきた…という感じではないと思うのである。
まだ、歩サラの初登場はErogameScape上では2013年の『虚ノ少女』(Innocent Grey / 茅原雪子)であり、それなりに最近感はあるのだが、
http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/creater_allgame.php?creater=17330
あじ秋刀魚の初登場は2008年の『殻ノ少女』(Innocent Grey / 朽木冬子)であり、(というか両方イノグレなんすね…)もう割と普通に長いので稼働年数的な所でも第7世代感はない。
http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/creater_allgame.php?creater=12475
こういう所で第7世代には合致しない…という感じ。第5世代か第6世代が、何世代かは分からないが、とりあえず7程ではないと思う。
では誰が第7世代なのか?
真剣に世代を分けると多分7に到達しない…?
今回の(非常にざっくりとした)定義
- 比較的近年にデビュー(15年以降を主に選択)
- それなりに出演数を獲得
-
(人気作にも登場)
-
人気を高めている
-
演技能力の高さ
- 筆者が好き
エロゲ声優第7世代(?)
夏和小(かなこ)
夏和小は、2016年9月23日発売『タユタマ2 -you’re the only one-』(Lump of Sugar)で 泉戸こはくで初登場。
いきなりのメインヒロイン、センターヒロインという破格の待遇でのデビューであった。
”かなこ”って読めない。
出演数はメイン14、サブ4、その他0。
メインヒロインでも、センターヒロインの割合が多めである。
最初は純粋な可愛い役が多めで、高めの声を出すのが主だったように思えるが、途中から中低音を使用し始めてから、演技の光ることが多くなったように思える。(別に普通の可愛い系の役がダメというわけではなく、中低の方が尚の事出来が良かったという感じ)
まず上げておきたいのは『アオナツライン』の椎野ことね。
企画、ディレクター、シナリオを担当した大地こねこが嘱望した、”夏和小専用ヒロイン”。
始めはクッソツンツンしているヒロインだが、√入ると目に見えてデレデレになっていく後輩系ヒロイン。
ツンからデレへの推移も非常に可愛いですし、そのデレた時の破壊力が素晴らしい。
『歌が上手い』という設定は夏和小の歌唱力的に無理があるとは思うが(年々出来は良くなってきているし、本編でも単純な上手いというよりも元気という方向性だったし良いかなとは思いつつ)
とにかく可愛く、自らの中で決まった目標に向かって主人公と向かっていくヒロイン。
距離感の所で良いなあと感じれるヒロイン。距離感が分かるヒロインというか。
喫茶ステラと死神の蝶(ゆずソフト)の四季ナツメも、夏和小がバチッとハマった役の一つであるように思える。
正直コイツだけで買ってよかったわって思えてしまったらしいね。
最初はSっ気が押されており、クールっぽいキャラクターなのだが、
実際の所は感情を出すのがくっそ苦手な人間であり、たまにキャラ自体が迷走してしまうキャラ。
「…」やら「ぐむむむ」やらがやたらと可愛い。この辺の言い方が非常に破壊力があり、夏和小の能力の高さを感じさせてくれる。
普通の時と、こういう所でのギャップ。破壊力の強さは半端なものではなかった。
「おまわりさ~ん」等のお決まりのセリフの言い方の一つでも距離感の違いが分かってくる。
孤高の撃墜王という名で呼ばれている設定だが、可愛さで撃墜される。
最後に『9-nine-シリーズ』の結城希亜。
分作の最後のヒロインを飾り、実質的なグランドヒロインとも言える美味しい所を持っていった希亜だが、当初のキャラクターイメージをぶっ壊し、まさに”化けた”ヒロインと言える。
中二病、ヒロイン1貧乳、たまに厳しいときもみたいなキャラクターだったのだが。
ヒロインとなる『ゆきいろ ゆきはな ゆきのあと』では、彼女の素の部分が見えてきてこれが崩れていく。
この前の『はるいろ』の春風も仮面を被っていた系統のキャラだったが、最も被っていたのは希亜であったという事である。
とにかくバチバチに可愛い奴になりやがる。
ずりいよこれは。という奴である。
正直厨二病のままだったらこれ上手く広がるんだろうか?っていう不安があった中で、ギャップ萌えに引っ張ってくる。
それでいてずっと(弱点はあれど)強い子だし、主人公と対等にいたいと思ってくれているヒロイン。
とりあえず9-nine-は全部やった方がいい。まぁここいろ有料体験版だけど。
夏和小の能力の高さは、演技力と表現力の高さにあると考えている。
この表現力の高さが、『キャップ萌え』を多く作り出しており、それが破壊力へと繋がるのである。
同じようなセリフであっても、声のトーンや言い方によって、ヒロインと主人公との距離感をしっかりと刻んでくる感じがあり、特に恋愛過程がある系統の作品ではこれが非常に活きてくる。
息の使い方も非常に上手で、これだけで感情の雰囲気を変えることが出来る。このへんのスキルの高さが、声優の演技として必要な、オン/オフではない、シームレスで混合的な感情表現を作り出している。
そんでもって、Hシーンがめちゃくちゃ良い。
筆者、基本的にHシーンにそれほど興味がないのだが、この人のHシーンはマジで見れる。
エッチ過ぎる。えちえちなのである。最高である。
特に『9-nine- ゆきいろ』でのHシーンの演技は夏和小の覚悟を感じることが出来る。お前喉潰す気かと思った。もう完全にエロゲ声優だお前。
「むりむりむりむり…」っていうのがある。息の入れ方と発音の崩し方の巧さが詰まってると思う。こっちが無理である。
来年はまず『我が姫君に栄冠を』(みなとそふと)が予定。この人年末から年前半しか出ないの、なんなんだろうね。
明羽杏子(あかばね・きょうこ)
明羽杏子は、2016年『ノラと皇女と野良猫ハート』(HARUKAZE)で、モブ役等で初登場。
2017年『お家に帰るまでがましまろです』(ま~まれぇど)川越太一で名前ありサブキャラを獲得。
2019年『出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命』(Hulotte)黒瀬桜良で初メインヒロインを獲得と、段階をしっかり踏んできた声優である。
出演作はメイン7、サブ9、その他5であり、最近はメインヒロインが続いている、まさにここ最近頭角を現してきた声優と言えるだろう。
メインヒロインを7キャラ演じているが、5キャラが黒髪という、黒髪キャラでおなじみとなりつつもあるかもしれない。
黒髪と言っておいて、紹介する一人目のヒロインが唯一の金髪である。
『神様のような君へ』(CUBE)の朝倉霧香である。
ぼっち系ヒロイン。だけど大人気バーチャルアイドルの中の人。
主人公を最初ストーカーと勘違いするような早とちりもしてしまうタイプのヒロイン。
リア充が敵の陰キャ系広いんだが、恋仲になるとめちゃくちゃデレデレしてくれる。
幸せそうな雰囲気をだせるというか…
バーチャルアイドルとしての壁への立ち向かいだけでも話としてはそれなりに良いものだったのですが、そこから彼女の元々の話になって行って、ある意味で悲痛な話にもなっていくヒロイン。
このキャラがシリアスに叫ぶとか想像してなかったけど、その切羽詰まりようだったり、切迫感。
すごく良かったと思う。この√の為に買えって言うにはちょっと高い気もするしボタン電池がややこしいけど。
場面場面において最適な演技を持ってくる声優じゃん!となって、ここから明羽杏子を漁り始めることになるわけだが…
もう一人紹介しておくのは『アマカノ2』(あざらしそふと)の黒姫結灯である。
この役は、今のエロゲ業界的には珍しいオーディションで決定された役という事で、明羽杏子が自らの手で掴み取った役である。
非常に良い子で、周りのことをすごく考えてくれる優等生だが、どこか見えない壁を感じる子。
主人公と偶然会うことが多いヒロインだが、何かを感じるヒロイン。
√に入ると、その彼女の中の闇に対峙することになり、態度が一変する。
主人公の事を嫌いと言い続け、刺々しい言葉を言い続ける。
そこを超えて、ようやく恋人になれるという、ある意味面倒くさいヒロインだが、彼女にとっての問題の根深さを考えると仕方がないようにも思える。
一度恋人関係になってしまえばもう主人公にぞっこんであり、めちゃくちゃ可愛い女の子にただただなる。
自分の長年の悩みを解決してくれた事もあり、もうデレデレになる。可愛いなあオイ。
エロゲ界では非常に珍しいオーディションにおいて射止めた役と言う事もあり、この3つ位あるモードの切替が素晴らしい。こりゃ選ばれるわという感じ。
彼女の能力の高さは、キャラの感情の上下が激しいキャラクターであっても、破綻する事なく演じることが出来る点である。
これは『どっちのiが好きですか?』(HOOKSOFT)英摩耶辺りから固まってきた事であるが、最初はちょっとツンツンしていたり、弄ったりしているようなヒロインが主人公に落ちる…というキャラが多めなのだが、これの変化の所が非常に上手い。
現代に生まれたツンデレキャラを演じられる声優という所かもしれない。
主人公との恋人関係の甘々は本当に甘く、怒り、突き放すのときなどの切迫の演技は空気をピリッとさせることが出来る。声だけで雰囲気をしっかりと変えられる優秀な声優と言えるだろう。
『響野さん家はエロゲ屋さん!』(Sonora)にて初キャラソンを歌ったが、普通に上手い方だと思う。
CUFFS系がメインに見出したと言っていいと思うが、CUFFSはめちゃくちゃ明羽のキャラクターに自慰させたがる。オナニスト明羽杏子ってか(
この人も『我が姫君に栄冠を』(みなとそふと)登場。
北大路ゆき(きたおおじ・ゆき)
北大路ゆきは、 2015年、『PRIMAL×HEARTS2』(ま~まれぇど) のモブ役等で初登場。
2017年、『Making*Lovers』(SMEE) 結城朱里で名前ありサブキャラを初獲得。
2019年、『あざスミ -あざとくてスミに置けない彼女-』(SMEE×あざらしそふと) 麻布真澄で初のメインヒロインを獲得した、最近メインヒロインを演じ始めた声優である。
出演数はメイン9、サブ6、その他10。
ここ1、2年でメインヒロインを演じ始めた訳だが、割とサブキャラでも過去多く登場。
『アオナツライン』のマユとかMaking*Lovers(SMEE))結城 朱里は、記憶にある人も多いのではないだろうか?
メイン作品が少ないこともあり、筆者は『あざスミ』と『HaremKingdom』でしか彼女のメインヒロインを見ていないので、この2つを言う。(体験版はやってるの何個かあるけど)
とはいえ、『あざスミ -あざとくてスミに置けない彼女-』(SMEE×あざらしそふと) 麻布真澄は超ロープラゲームの為、決して喋りが多かったわけではないのだが。
ギャルっぽさのある役であるが、実は最初から好感度100%のヒロインである。
いい感じに距離を詰めてきてくれるが、一定を超えるととたんに恥ずかしくなるタイプ。
ヒロイン視点になると、脳内ギャグ感が半端ないので、SMEEっぽさがあるヒロインでもある。
HaremKingdom -ハーレムキングダム-(SMEE)の光は主人公の幼馴染というポジションであり、ツッコミ役でもある。所謂古いタイプの素直になれない系幼馴染な訳だが。
コイツのギャグ度合い…主人公との漫才によってハレキンの製品版を結局ちゃんとやる事になった。購入原因(結局製品版をブログに書くことはなかったわけだが)
主人公との関係性がもう完全に固定されている状態での漫才は非常に面白く、ギャグチックでも、ちゃんとそういう雰囲気にもなれる、これでいてめっちゃヒロインしてるヒロインである。
彼女の能力の高さは、ちゃんとある演技の引き出しの数と、ギャグ性能の高さ、場面場面に合った演技という所だろうか?
彼女の最大の長所は?と言われると、ギャグチックな叫びがすごく上手な所…になってしまう。(他も良いんだけど)
『Making*Lovers』の時から思っていたことであるが、このひとのギャグ性能の高さを明確に表すのは、ダミに近い叫びだと思う。
これが面白くて仕方がない。このツッコミがあるから笑える。そういう感じがある。
それでいて、『アインシュタインより愛を込めて』(GLOVETY)のように、感情の起伏の薄いキャラクターも上手く演じたのは、今後にも期待が出来る所。
特に、そういうキャラがちょっと明確な感情を持ったのか?みたいなシーンとかが出来る感じなのは良いのかもしれない。(割とオン/オフ感が強い印象もあったので)
そして、ちゃんと引き出しはそこそこはありそうなのもいいと思えるポイントだ。
最近、急速にメイン役を増やす、増やす予定になっているので、代表作がドンと増えてきそうな気がする。若手声優としての期待株の一人だ。
猫村ゆき(ねこむら・ゆき)
猫村ゆきは2015年『相州戦神館學園 万仙陣』(light)でアナウンサー等モブ役等で初登場。
2016年『千の刃濤、桃花染の皇姫』(オーガスト)で 鴇田奏海役でメインヒロインデビューを果たした。
出演作品数はメイン27、サブ9、その他2であり、今回紹介する声優の中でも多めの34作品である。
比較的特徴的な声という部類に入ると思われる声優で、イメージ的にはもう少し前からやっていそうなイメージだったが、メインヒロイン歴としてはまだ4年とかである。
そういう事もあるのか、筆者がまだエロゲ初めて1年ちょいの俄だからなのか、意外と対戦は多くないという現実がある。これだけ出ているのに。
『宿星のガールフレンドシリーズ』(mirai) 佐竹鹿子では、ちょっと低めの彼女の声を聞くことが出来る。
シリーズで最後を締めくくるヒロインであった訳だが、シリーズを通して割と真面目雰囲気があった最初から、3に至るまでであらゆる猫村ゆきを楽しめる作品シリーズと言う事もできると思う。
これで割とむっつりな鹿子であった…
なんで3のOPがたまきとゆゆうただったのか、それはよく分からないが(良い曲な気もするんだけどなんか音が薄い定期、フルだともうちょっと印象変わるとか変わらないとか)
なんだかんだと代表作の筆頭であろう『金色ラブリッチェ』(SAGAPLANETS)シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア…シルヴィは明確なはまり役と言わざるを得ないやつだと思う。
猫村ゆきってお嬢様バチバチの合うんじゃん、これが正解では??
と思った人間も少なくないはずである。
キャラクターの人気的には、恐らく理亜に負けてしまうのだろうが、猫村ゆきの魅了が非常に詰まっているし、キャラクターと声優がバチッとハマった役と言える。
お嬢様だけど、活発なヒロイン。「ふぁ?」とか「いやん」とかのそういう発音が非常に良い。すごく良い。めっちゃハマってる。
彼女は、特徴のある側の声をしている。
決して引き出しが多いタイプとは言えないとは思うが、この声だけで行けるタイプの声優とも言える(全く無い訳ではないからこの言い方はちょっと不適当な気もするのだが)
彼女の声には、表現しにくいのだが『高貴感』を感じる。元々の声がこんな感じであることが驚きだが、これがそういう系統の役になると尚の事バチッとハマる訳である。
可愛いと高貴ってある意味結構離れたモノだと思うのだが、彼女はそれを両立できるのである。
最近は割と低めの声も使うようになってきており、さらに表現の幅を広げていっていると言えるかもしれない。
柳ひとみ(やなぎ・ひとみ)
柳ひとみは2016年『銀色、遥か』(tone work's)蒼井雛多で初登場、メインヒロインを担当している。
出演数はメイン8、サブ2、その他0の10作品と、今回紹介する声優で最も少ない出演作品数となる。
この人は逆に2016年から出てたんだと思えるくらい最近の人のイメージまである。
結果この人の製品版対戦は『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』しかない。(というかこの作品で3/10である)
『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』(Qruppo)片桐 奈々瀬は、ビッチ感ある風貌のすごく良い子である。
本当は昔主人公と会っているのだが、結果的に言わないで終わっていることが多いという、いい子すぎて不幸になりそうなタイプのヒロイン。
主人公が幸せになるならそれで良いという感じまである自己犠牲型であり、「なのだわ~」が代表的なセリフとされている。
どの立場になっても常に味方でいてくれる奈々瀬は、焦るし、良い子だし、オカンだし、覚悟決める時は決めるし、様々な場面があった訳だが、それをちゃんとケース・バイ・ケースで演じれていたように思える。
執筆時点ではまだ発売されていない『ハミダシクリエイティブ』の和泉妃愛は、柳ひとみの代表作になり得るポテンシャルを感じずにはいられなかった。
声優をしている主人公の妹であるのだが、ノリで声優でやっているキャラやってくれたり、ガチャ無限に回させてくれるような惑星最高の妹。
主人公がクズ兄になってしまうのだが、結局の所妃愛がやらないと調子が狂うという、ある意味で共依存的なところもあるが、とにかくヒロインとしての可愛さが素晴らしい。
兄妹らしい距離感の所はあるし、それでいて兄妹以上の絆を感じられるヒロイン。
声優キャラである事もあり、複数の声の引き出しを使用しなければならない上、家で主人公といる時と、学校等での猫かぶりモードと、多くの引き出しを必要とする役をこなしているのは、今後への期待をしたくなる要素だ。
彼女の能力の高さは前述の妃愛の所で明記したようなものだが、あと言うとすれば感情の濃度が高めである所だろうか。
これは発音の仕方であったりのスキル面でそのような形になっているのだろうが、例えば『媚び媚びの声』を出す時とかの『媚び媚び感』が非常に高いという事。
ぬきたしの奈々瀬「なのだわ」が印象に残るのも、この辺の所も一因ではないだろうか。
花園めい(はなぞの・めい)
花園めいは『時を紡ぐ約束』(あっぷりけ)碓氷穂乃香で初登場、メインヒロインデビューをしている。
出演作品数はメイン25、サブ11、その他0である。
単純な能力の高さと、すごく”遊べる”声優と言えそうである。
『ノラと皇女と野良猫ハート2』(HARUKAZE)のアイリス・ディセンバー・アンクライは彼女のギャグ性能の高いヒロインである。
あっという間に忘れられてしまうという悲しき皇女だが、とにかくクソ明るい。
決して明るいだけのヒロインではないし、国の事情とか考えたらアレなのかもしれないが、コイツ明るすぎであり、ギャグ性能が高すぎる。
これでもう花園めいのイメージがアイリスになってしまった。普通に良いお姉さんとかもやってるんだけどな…
『どっちのiが好きですか?』(HOOKSOFT)種村小柚はもうちょっと良い女って感じはするかなとは。
ただまぁこのヒロインもポンコツなんだけど。
でもこっちのほうが良いお姉さん感はあると…あると思うんだけどな…(
花園めいは、普通にお姉さんってキャラもやっており、清楚感もあるの役もやってるはずなのだが、どうしてもギャグやら、ポンコツやらのヒロインイメージが先行してしまって申し訳なさまである。
しかし、特にアイリスにおいての勢いはとんでもないモノがあり、もう限界まで叫ぶなお前とか、そういう勢いと圧にやられまくる所がある。
そのような点もありつつ、サブキャラで男役をしたりもする(女疑惑が立つ周防恭平(『RIDDLE JOKER』(ゆずソフト)とかもいるけど)等、声の幅の広さにも注目しておきたい所である。
歌謡曲の人
歌謡曲の人 (烏水元絵、院出華真衣、六番街マリ、時国アリス、二郷あずさ、恋乃めもり、長月麗陰、恩納海、音来内麗、左利ぴんく、佐夢来ジェニ、鷗和かもめ他)は、
2013年に『大図書館の羊飼い a good librarian like a good shepherd』(オーガスト) 白崎さよりでサブキャラで初登場。
2017年に『ノラと皇女と野良猫ハート2』(HARUKAZE) ルーシア・オブ・エンド・サクラメントでサブヒロインからの昇格で初メインヒロインを獲得。
2019年『喫茶ステラと死神の蝶』(ゆずソフト)火打谷愛衣でサブヒロイン昇格以外での純粋なメインヒロインを獲得した。(『あいりすミスティリア!』を入れるのなら別(2017年になる)だが、アレはソシャゲだし…)
出演作品数はメイン6、サブ9、その他3である。
初登場はこの中で最も早いのだが、そこから数年間開いての2016年辺りから本格稼働していることと、メインヒロインへの昇格が非常に近年であることを考慮して、今回加えてみた。
という事で一人は『ノラと皇女と野良猫ハート2』(HARUKAZE)ルーシア・オブ・エンド・サクラメント。
1からサブヒロインとして登場していたルーシアだが、2ではメインヒロインに昇格。
まぁ確実にシスコンであり、全年齢のアニメではギャグ要員だったのだが、ルートでは割とちゃんとした話となり、妹の為にしか行動していなかったルーシアが自分のために行動できるようになったり。
普段何も言わないというか、妹優先で動く子だったのが、変わっていく中でどんどん可愛くなっていくキャラ。大暴れする。変貌過程をしっかり演じられている。
『喫茶ステラと死神の蝶』の火打谷愛衣は、明るい日焼け後輩である。
元気な子であり、ウブであり、意外と傷つきやすいキャラクター性をしっかり声で実体化してくれたと思う。
可愛いものに目がなく、ネコに対しての発狂っぷりはなかなかのものである。
「あはは」が「にゃはは」なのも良い。
それでいてツッコミの所がすに戻った感じで辛辣。この温度差が良い。
なおドエロ谷愛衣。
『歌謡曲の人』というのは、最近の名義が歌謡曲チックである所である。
声の引き出しが非常に多く、これあの人じゃん!ってなるにはそれなりに引き出しを知っておく必要があるタイプ。
最近メインヒロインでの起用がようやく増えてきたが、サブキャラクターでの支える側に回っても非常に良い働きをしてくれる声優と言える。
これぞ有能声優。HOOKの新作にも絶対いるよこの人。今度は名前なんだろうな(佐夢来ジェニだった
木之みき連合(きの・みき)
木之みき連合(はちみつこ、渚しろな、茅ヶ崎リリィ、茅ヶ崎メイ、花見あいり、雨夜ほたる、山奈かこ、木之みき、水多まり他)は、
2016年『ノラと皇女と野良猫ハート』(HARUKAZE)高田ノブチナ役でサブキャラクターとして初登場。
2017年『ノラと皇女と野良猫ハート2』(HARUKAZE)高田ノブチナ役でサブからメインヒロインに昇格。
2018年『縁りて此の葉は紅に』(Lump of Sugar)木那里もみじ、『将軍様はお年頃』(ALcot)徳河宗春でサブヒロイン昇格以外のメインヒロインで登場した。(発売日が同じな為並列表示)
出演作品数はメイン9、サブ7、その他0である。
彼女は引き出しの多さと、独特とも言える発音等、見どころが多い声優だ。
『ノラと皇女と野良猫ハート』(HARUKAZE)高田ノブチナは、最初はサブキャラクターであったが、後に昇格する系ヒロインである。
井田とかとの会話でとにかく面白い賑やかしサブヒロインだった彼女も、メインとなると家族との話でめちゃいい話になるんだが。なんだあの車ゲーム!?(
ギャグ側性能の高さを1では見せ、2での笑い泣きとかでクるものがあるというか、このキャラ一つだけでこの人の声優能力高い!ってなる。
『9-nine-シリーズ』(ぱれっと)の高坂春風は元々キャラクターに2つの人格が存在する系のヒロインであり、気弱な性格と、女王様のような性格をしっかりと演じ分ける必要がある役である。
これで作品ヒロインで最も淫乱まであるのだが(むっつり)この2つの演じ分け含め、いろいろな声が出せることを示している。
息の入れ方や発音の強弱で、キャラクターの雰囲気を変えることが出来るという所も感じれるヒロインだろうか。
はるいろの話が一番好きという声もあがるほど、人気のヒロインである。(9-nine-シリーズは全員人気なんだが)
木之みき連合という名前については、この”木之みき”名義が初めて複数ブランド(ゆずソフト/ASa Project)の複数作品で使用されたため、この呼称となっている。(この前までは”茅ヶ崎連合”と勝手に命名していたのだが…)
彼女の能力の高さを端的に感じられる動画が存在する。
【Happy Birthday】香坂春風 誕生日記念 ボイスドラマ
ぱれっとチャンネルに上がっている高坂春風誕生日記念ボイスドラマは、彼女の引き出しの多さを11分で理解できる。
これだけの引き出しの中で、色々な役が出来るのは貴重である。明るい子から、落ち着いた子、弄る側から弄られる側まで可能。
そのため、割とこの人だ!ってなるの難しいかもしれない。ただ、この人端々の発音が特徴的なので、割と筆者としては分かる。引き出しが多くても根幹が変わりきるタイプまでは行かないと思うし。
水野七海(みずの・ななみ)
水野七海は、アトリエピーチ所属の声優である。
2016年 『あなたをオトコにしてあげる!』(Chuablesoft)白土つばめでサブキャラで初登場。 (チュアブルの遺作である)
2017年、『発射できない男(仮)』(メヤスバコ MeyasuBako - 同人)篠山玲子でメインヒロインデビューしている。(商業メインヒロインデビューは同年の『 発情インフレーション ~気になるあの娘の淫れスイッチ~』(seal-tutu)美綴伊織)
出演作品数はメイン54、サブ21、その他0で今回紹介する声優で最も多い。
最も多いのに筆者は『ぬきたし』でしか製品版では対戦していない。なんでなんだ…(『もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロ♡アプリ学園!』(みるくふぁくとりー)やらなきゃ…『恋愛借りちゃいました』(ASa Project)は体験版やったんだけどな…)
『抜きゲーみたいな島に住んでる私はどうすりゃいいですか?』(Qruppo)糺川礼では、当初はサブキャラとして登場。風紀委員長として、迷言を生み出し続けたことは間違いないのだが…(
礼はこの島の被害者とも言えるポジションであり、本当は割と普通の子である。過去があまりにも悲しすぎるし、”こうなるしかなかった”というヒロイン。
『2』では攻略ヒロインとなるが、いい雰囲気の中で見える闇と、夕焼けCGのシーンとかは胸に来る。『1』の頃からこのヒロインは可哀想な過去が見えすぎて…
これにバチッとハマっていたように思えるし、シリアスからギャグ、ツッコミまで網羅していた。
ハイパーエロゲクリエイターである水野七海は、エゴサの鬼である。
他体験版のイメージも重ねると、それなりに引き出しは存在するし、安定した演技を行っている。
まだ多少荒削りな面があるかもしれないが(割とダミってしまう事もなくはない)この作品登場数とかを見れば、それも改善していっていると言えるだろう。
飴川紫乃(あめかわ・しの)
飴川紫乃は2017年『幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO-』(インレ)藤堂平助でメインヒロインでのデビューを果たしている。
出演作品数はメイン27、サブ11、その他1の36作品である。
2019年最も稼働した声優の一人であり、みれば飴川がいるような状態だったが、筆者は対戦が少ない。なんでやねん(
『抜きゲーみたいな島に住んでる私はどうすりゃいいですか?』(Qruppo)渡会ヒナミは、彼女の代表作の一つと言える。
ロリである。ロリだけど母性があり、ママなのである。
とにかく可愛い。それでいてパイプ椅子持たせりゃ強い。これで先輩。
彼女を説明するのは簡単であり、難しい。
究極のワンボイス型声優というのは、たまにいるが、彼女のその部類である。
キャンディボイスとも言えるその声の一つしかほぼほぼないのだが、それで行けるタイプの奴である。
2017年に登場してからメイン比率が非常に高く、2019年では集計によってはトップになるほどの出演数を記録。
彗星の如く現れた究極のワンボイス型声優、何者だお前は…
お決まりのセリフがあると活きる。「悠ちゃん言うな」「ロリじゃないですけど!」etc…
2019年怒涛のように出まくった印象が強いが、言うて2020年も出ているっていう。
筆者はそんなめっちゃ好きではない。
月野きいろ(つきの・きいろ)
月野きいろは、2013年『LOVESICK PUPPIES -僕らは恋するために生まれてきた-』(COSMIC CUTE)でデビュー。
同年『戦国†恋姫 ~乙女絢爛☆戦国絵巻~』(BaseSon)で場美濃守・春日信房を演じ、サブキャラデビュー。
2014年『ひとなつの』(ハイクオソフト)有栖川巴梨でメインヒロインデビューを果たした。
出演作品数はメイン37、サブ17、その他17。
この中ではデビュー早めなのだが、間違いなく今来ている声優の一人なので選出。
引き出しもしっかりと存在しており、その上でどのような状況にキャラが立たされても、適切な演技を選択できる声優と言えるだろうか。
『HaremKingdom -ハーレムキングダム-』(SMEE)のソフィーヤは、しっかりお嬢様である。
しっかりお嬢様なんだけど、SMEEらしくギャグが存在するので、その時にちゃんと壊れられるか?という所が大事になってくる訳だが、そういう所はしっかりと壊れてくれた印象。
お姫様の上で爆発力、瞬発力が求められる中でそういうのをちゃんと出来ているという 感じ。
めっちゃちゃんときれいなお姫様なのに…なのに…(
『アインシュタインより愛を込めて』(GLOVETY)の有村ロミは、当作品のトゥルーヒロインである。
謎めいた雰囲気を持つ、7年前に主人公と面識のあるヒロイン。
くっそ頭が良いが、容姿はちっこい。頭良いんだけど、容姿通り子供っぽい所も。
喜怒哀楽含めた演技の印象が強い。毎度賛否両論噴き出す新島夕作品であるが、今作は彼女がCVで良かったのではないだろうか。
今作品は割とプレイ側が頭を使わなければならなかったわけだが、そのヒントを与えてくれる存在でもあったわけで、今作品の核となるヒロインという事もあり、割と責任が重い。まぁ彼女自身が重いのだが。
その一途さを演じる上で、ある意味歪んでいる彼女を演じる上での”当然感”が必要だと思うのだが、そういう所はあったんじゃないかなと。
『響野さん家はエロゲ屋さん!』(Sonora)の響野ゆかりは、エロゲ大好きな三姉妹の長女。
エロゲーマーのだらしない姉…というのが基本的なポジションな訳だが、時々ちゃんと長女ムーブするし、ちゃんと妹や主人公を導くこともあるというキャラ。
そのバランスは割と演技の所にも重要な所があって。
そういう基本的なキャラクターと、内面的に部分部分で出てくる所の演技って、演じ方で理解出来る部分もあると考えているので、そういう所での演技の切り替わりという程ではないけど変わり方っていうのは良かったと思う。
まぁキレるのは基本エロゲ関連だけだったのは、らしいと思うけど。
今来ている声優と言えると思う月野きいろ。割と数ヶ月連続で聞いている気がする。
彼女の能力の高さは、まずは引き出しの所。
出演数の割に、筆者の対戦数がめちゃくちゃ多いわけではないのでアレだが、どのゲームやっても結構違う声を出してくれている印象がある。
根幹はある程度残っているとは思うのだが、それこそお姫様とだらしない姉とか、そういう所での違いは間違いなくあるし。そういう所で明確なギャップを作ることが可能な気がする。
そんでもって、ココって時にちゃんと感情を爆発させられる瞬発力がある。
喜怒哀楽の所の一発の強さを感じると言うか、やっている側の印象に残る、キャラの事が理解出来る、好きになれる一発をかましてくる印象である。
体験版が出た『ガラス姫と鏡の従者』のベルナデットは、この辺りの能力が詰め込まれている気がするので、頼むからいい感じのルート作っとけよ籐太(口悪っ)
〆
割と集めたら基準がガバった気もするが、まぁ気にしないことにしよう(
筆者の勉強不足感は否めないのだが(もうちょっと出演作品を見ておきたい所)どの声優も、ここ5年あたりでの活躍が目立つ。
出演作数などでまだ未知数と言える声優もいるが、どの声優も有望のように思える方々が揃っている。
エロゲ声優第7世代というのは、あくまでも比喩的な表現ではあるが、今後のエロゲ会を”長く”引っ張っていく声優がこの中から排出されていくことを願いたい。
(最初は4、5人だったのに『じゃあこの人入れないとダメじゃね?』でここまで膨らんだ模様)
急速にレベルが上昇しているとも言われるエロゲ声優界。
基本あまり顔を出さないし、ある意味こっちの方が声優らしかったりして。
以上。