こちらは最新版があります。
※この記事は投稿したタイミングよりも数ヶ月前から記載を始めた記事です。(具体的に言うとまだ放課後シンデレラとか、ガラス姫と鏡の従者の体験版すら出ていなかったタイミング)
多少データが古くなっている可能性がありますが、基本的には変わっていないと思いますので、よろしくお願いします。
ちゃろ~、おにじです(激寒)
エロゲブログとなりつつある当ブログだが、声優と言ってもエロゲ声優とかの話もそろそろしてもいいかなとは思い始めている。
さて、今回はなんだかんだエロゲやっていく上で気になるというか、やる時には避けられない事にフューチャーして記事を書いていきたい。
エロゲをプレイする上で絶対に避けては通れないモノ…それはプレイする画面の表示やセーブ機能等のシステムとUIである。
ゲームをプレイする上で、このシステムの上で成り立っている以上、これがどのような機能を持っているのか?という所でも遊び方に左右されることもないことないアレである。
今回は、独断と偏見で筆者が気になるエロゲ機能をピックアップし、これまた独断と偏見で選んだ21社で比較してみた。(当初は17だったし。20になって21になったりで、サムネの数字合ってない案件になった)
エロゲ俄として、必要だと思うとか、あると便利な機能を抜粋してみたので、それで比較という訳である。
比較するブランド
今回比較するブランドは以下の通りである。(めちゃくちゃ順不同)
・ぱれっと
・Key(GLOVETYは同様のシステム、Toneworksはほぼ同様のシステム)
・SAGAPLANETS
・Qruppo
・みなとそふと(miraiもほぼ同様のシステム)
・HOOKSOFT(SMEEも同様のシステム)
・ASa Project(そう言えばHOOK系だけどUIが違ったので)
・TOKYO-TOON
・フロントウイング(ATRIは同様のシステム)
・戯画
・まどそふと
・きゃべつそふと
・あざらしそふと
・FAVORITE
・シルキーズプラス(同級生リメイクはFANZAなのでノーカン。まぁほぼフルHDになった事以外変わってないはず)
・CUFFS系列(HULOTTEも同じ。CUBE、Sonora等)
・Heliodor(FANZA DiGination)(同級生リメイク対策だったけど無駄だった)
・ウグイスカグラ
以上21ブランドである。
また、調査作品だが、できるだけ最新の作品を選択している。
・喫茶ステラと死神の蝶(2019)
・9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと(2020)
・Summer Pockets REFLECTION BLUE(2020)
・かけぬけ★青春スパーキング!(2020)
・抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2(2019)
・我が姫君に栄冠を(2021) / 宿星のガールフレンド3(2019)
・放課後シンデレラ(2020)
・恋愛×ロワイアル(2020)
・マルコと銀河竜(2020)
・ろけらぶ 神社×先輩(2020)
・ガラス姫と鏡の従者(2021) / アオナツライン(2019)
・ハミダシクリエイティブ(2020)
・さくらの雲*スカアレットの恋(2020)
・アマカノ2(2020)
・青春フラジャイル(2020)
・さくら、もゆ。(2019)
・将軍様はお年頃(2018)
・きまぐれテンプテーション(2019)
・千の刃濤、桃花染の皇姫 (2016)
・SHUFFLE2(2020)
・ココロネ=ペンデュラム!(2019)
・響野さん家はエロゲ屋さん!(2020)
・流星ワールドアクター(2019)
・冥契のルペルカリア(2021)
一部体験版での確認となっている為、製品版と異なる場合が存在するかもしれないが、許して欲しい。
また、作品が二つになっている奴は、調べている間に体験版とかが出たやつである。
基本古いので調べているし、スクショも過去作側だが、調べた所差異は見られなかったので、このまま行こうと思う。
また、あくまで自分で調べた結果のため、見落とし等の可能性もあると思うが、ご了承願いたい。
調査結果
前置きが長くなるのもアレだと思うので、まず結果の方をバーンと乗せた上で、項目などの話をして行きたいと思う。(そうじゃないと各ブランドエロゲの話もしにくいってのもある)
表デカすぎる(白目)見にくくないかが非常に心配。(これでもブログでのHTMLの表示よりは見やすいです)
見にくいとアレなので、Googleスプレッドシートをそのまま見れるリンクも下に貼っておく。まぁこっちの方が見やすいとは思う。
20ブランドを22項目に分けての調査を行った。
結果としては上記の通りだが、◎やら◯やら△やらになりまくっているので、ここからは項目別に内容を確認していこうと思う。
調査項目
ゲームエンジン
全てのゲームに対して必要なのが根本的なエンジンの所だが、調べて明白に分かるかと言われると全てはそういうわけには行かなかった。
特に独自エンジンを使用している場合などは名前が分からないことも。
多かったのは".xp3"ファイル等で多くが構成されている『吉里吉里』系統である。
GPLと独自ライセンスのどちらかを選択できるデュアルライセンス下で配布されるW.Deeが開発したフリーソフトウェアであり、現行は恐らく『吉里吉里Z』が使用されていると思われる(吉里吉里のバージョンを明確に理解する方法を知らない)
吉里吉里が多いとは言え、フリーソフトウェアである為、各ブランドによってチューニングがされており、機能面に関してはそれなりに差がある所はあるようである。
SiglusEngineは、VisualArts系列で使用されているエンジンである。ポインタが独自のものに変えられるエンジンの一つっぽい。
SAGAPLANETSは、『金色ラブリッチェ』(2017)の時点ではSiglusEngineを使用していたが、『金色ラブリッチェ-Golden Time-』(2019)では吉里吉里に切り替えられている。VisualArtsを抜けたと確定するまでは、このエンジン変更などで憶測が立っていた。
その他Ethornell(Buriko General Interpreter)や、Artemis Engineと言った配布系であったり、独自系列の物も見られた。
戯画の独自エンジンは恐らく名称はNeXASなんだと思う。
みなとそふとのエンジンの名前、分からないんだよなあ…面白いのは、このエンジンが『ノラと皇女と野良猫ハート』で使われていたこと。独自エンジンでも、メーカー間の
ゲーム内オリジナル画面解像度
ゲームの中での解像度…ウィンドウサイズというのは、画面に映す上で確認するべき事である。
この”ゲーム内オリジナル画面解像度”は設定上の最大サイズ…という定義ではなく、ゲーム内で想定されている、オリジナルの解像度の事を表す。(ややこしいな)
基本的に最近のエロゲの解像度は1280×720の720p、HDと呼ばれるものか、
1980×1080の1080p、フルHDと呼ばれるものの二択であることが多い。
720pのものでも、フルスクリーンでフルHDサイズや、ウィンドウサイズ選択で720p以上にする事も物理的には可能な場合もあるわけだが、画質が明らかに落ちるのがわかるので、その画質が落ちないオリジナル画質を調査したという事である。
今や4Kとかのディスプレイも出るような時代だが、現状ではフルHDにすら対応していないブランドの方が多いというのが現状である。
フルHDに対応しているのは、ゆずソフト、Key、SAGAPLANETS、TOKYO-TOON、Heliodor(FANZA DiGination)、ウグイスカグラの6社に留まった。
それ以外は基本的に1280×720のHD画質である。(ちなみにみなとそふとはHDだが、系列のmiraiはフルHDだった)
別にフルHD画質じゃないと嫌ということはないが、フルスクリーンでやった時に画質ちょっと悪いな…って思うのが微妙に嫌なだけである。
実際、容量の関係上の問題というものあるのかもしれないが、結局フルHDの方が助かる場面は多い。
フルHDだから内容が薄いとか、HDだから内容が濃いとか言うのは恐らく軽率になってしまうのだろう。
Qruppoだけ、多分1600×900である。多分。俺の目が悪くなければ。なんでこんな中途半端なサイズなんだ?
まぁ筆者割とウインドウでするので良いんだが…
ウィンドウサイズ
この項目では、ゲームのウインドウ操作とサイズについて調査した。
『自由』と『固定』に関しては、ゲームウインドウの左上端などにカーソルを合わせ、サイズ変更が出来るかどうか?という所である。
テンプレートではなく、自由にサイズが変更することが出来る場合は『自由』、
合わせてもサイズ変更の矢印が表示されず、ゲーム内のテンプレートサイズでしか表示できない場合は『固定』となる。
この自由ウインドウサイズ変更可能かについては、過半数のブランドで自由に変更することが可能だった。
最も使用率が高い『吉里吉里』ではこれが自由な事も影響していそうだ。
特殊例としてシルキーズプラスのみ『半自由』という表現にした。
これは、ウインドウ端を触っても自由にサイズ変更は出来ないからである。
ツールバーからウインドウを選択し、ウインドウ設定から、ウインドウサイズ設定に行くと、かなり自由に多段階でサイズを変更できる。後ろもリアルタイムで変わるし、ちょっと入り組んでいて、ウインドウ端でもなかったので半自由との表示をした。
逆にサイズ変更が不可能だったのは、Qruppo、HOOKSOFT、きゃべつそふと、あざらしそふと、パープルソフトウェア、FAVORITE、オーガスト、クロシェットの8ブランドである。
エンジンの一つであるEthornellには自由ウインドウサイズサイズ変更は出来ないようだ。
できれば変形できると、サブモニターの右下にウインドウを置くとかが出来るのでありがたいのだが…
自由or固定の横の数字は、ゲーム内に存在するウインドウサイズのテンプレート数である。
ゲーム内のコンフィグにある場合と、ツールバーから選択する2パターンが存在するが、今回はその考慮は行わずどちらでも何個のテンプレートがあるのかを数えた。
吉里吉里エンジンの場合、基本11個のテンプレートがあるのだが、ゆずソフトは小さい3つを削除して8個のテンプレートになんかしていた。
前述の自由ウインドウサイズ変更が出来ないエロゲでも、このテンプレートが多ければあまり問題はない形となる。
テンプレートのサイズが状況のどれかには合致して、使える場面が出るという事である。
困るのは、ウインドウサイズも固定で、テンプレートも少ないという場合となる。
そういう条件に合致するのがHOOKSOFTとFAVORITEである。
この二社は、自由ウインドウサイズ変更が出来ず、その上でテンプレートが1280×720の一つしか無いという形になる。
やはりサイズのテンプレートはある事に越したことはない。
この2ブランドは720pHDであり、フルHDでのフルスクリーンでは画質良くないし、ウインドウだとデカくなるので運用に地味に困る。
できれば自由ウインドウサイズ変更がある事が理想だが、せめてテンプレートはいくつかほしいのが、筆者的見解である。
コンティニュー機能
最近のエロゲでは割と多いイメージのある、便利な機能と言えば『コンティニュー機能』ではないだろうか?
特にプレイ終了時にセーブをしなくても、ゲーム終了時点の場面を記憶してくれており、次回起動時には『コンティニュー』を押すだけで前回の続きがプレイできるというモノだ。
これは大概はゲームのタイトル画面を見れば分かるモノが大半ではある。
まぁFAVORITEはロード画面の中にコンティニューが存在するという特殊パターンがあったりはするが。
このコンティニュー機能の更に上の機能が、『サスペンド機能』だ。
今回、サスペンド機能の有無は別項目で調査せず、この『コンティニュー機能』に組み込んだ形で『◎』で示している。
このサスペンド機能は、前回終了した場面で『サスペンド機能を使用しますか?』的な感じでタイトル画面すら経由すること無く前回の続きから始められるというものである。
厳密には、システムでサスペンド機能のオン/オフがあり、起動時にこの確認画面が出るタイプのサスペンド機能と、
終了時にサスペンドするか聞いてきて、ここでサスペンドしておくと次回起動時には問答無用でその場面から始まるサスペンドが存在するのだが…まぁややこしいから同じ集計にしている。
微妙にややこしいのがオーガストである。これはコンティニューというのか、サスペンドというのか、そんな感じであり、だから△にしているのだが…
コンティニュー機能としては✕である。続きから開始にすると最も新しいセーブデータから再開されるっぽい。
ただサスペンド機能が存在する。
オーガストは早期からサスペンド機能が導入されていた(というかオーガストはUIが先進的だった)
『中断』を選択し、『はい』を選択した時にサスペンドが適用され、
普通に終了するとコンティニューとして直後は表示できないという中途半端な仕様で、普通に閉じたい時はセーブが必要である。
このような仕様の為、今回のコンティニューという観点では△となった訳である。
ややこしいねん(
フォント変更
これはデフォルトのフォントから他のフォントに変更が可能か?という所を調べている。
まぁ割と可能なものが多かった印象。まぁとは言え◯は◯でも色々な種類が存在することも分かったりと。
UI内で一覧が表示される方式が一番まぁ選びやすいというか、デザインとしていいと思うわけだが、
別ウインドウが表示されての一覧表示とかもあったりするし(別に便宜上問題ない)
フォント変えられても左右ボタンしか無くてちょっと変えるの面倒だったりするのもあったり、
設定画面ではなく、ツールバーを表示させないとフォント表示がないやつとかもある。
今回、◯にこの左右でしか選択できない奴と、ツールバーからじゃないと項目が表示されない奴には注意書きを加えておいた。
また、プリセットフォントのみが選択できるゲームも存在した為、こちらは△とした。
オーガストに△が目立つが、これはそもそも今回使用している『千の刃濤、桃花染の皇姫』の体験版が2016年とこの中で最も古いことも起因していると思われる。
体験版があったのはこの無印の方で、FDの方は無いので確かめられないのもある。(まぁ多分変わらないと思うのだが…)
オーガストはそれこそ2010年代に入る頃はUIではかなり先進的だったとも言われており、時代の流れの速さを感じる要因でもある。(まぁオーガストがエロゲではなくあいミス(ソシャゲ)の方にシフトしたのも要因だと思うが)
個人的には、割とデフォルトを使う時と使わない時でゲームによって異なる(元々のフォントによる)のだが、変えたいときには変えられる方がありがたい所がある。
変えられなかったのは、Qruppo、まどそふと、シルキーズプラス、Navel、Heliodor(FANZA DiGination)、ウグイスカグラであった。
シルキーズプラスのエンジンは筆者はなんか調べられなかったのだが、あとの2つは椎名里緒(Qruppo)とArtemis Engine(まどそふと、Navel)であり、このエンジン側の特性なのかもしれない。
フォント色変更
デフォルトのフォントの色は基本的に白な訳だが、これを変更することが出来るかどうかを調べている。
これは可能なブランドのほうが少なかった。
可能だったのはゆずソフト、HOOKSOFT、きゃべつそふと、パープルソフトウェアの4ブランドのみである。
ちなみにパープルソフトウェアの場合は全キャラクターカラーが異なるようになっている。これは後で出てくる、『UI表示』の固定と可変というところにも繋がってくるのだが…
まぁデフォルトカラーを白から変える事ってほぼほぼないイメージなので、これはあってもなくてもいいとは思う。
未読/既読文字色変更
同じ文字色というジャンルだが、こっちは条件付きというヤツである。
既読した文字の色が変わるかどうか、また色を自由に変更できるかどうかがこの項目の調査点である。
これは様々なパターンが存在する、ちょっとややこしいヤツである。
そんでもって、最も集計ミスしてそうな一つである。
この項目では『◯』『△』『△(マーク表示)』『✕』の4つが存在する。ややこしい。
『◯』は簡単。既読の色が変わるようになっており、その色も変更できるパターンだ。
決して多くはない。ゆずソフト、HOOKSOFT、きゃべつそふと、オーガストだけである。
まぁHOOKSOFTとかはデフォルトでは既読色は変わらない様になっているが。
次に『△』は既読色を変更する事は出来るが、色を自由に変更することはできないというパターンである。
これに該当するのは、ぱれっと、Qruppo、フロントウイング、まどそふと、Navelだった。
『はい』と『いいえ』しかないという感じである。まぁ別にこれでも問題ないような気はするが。
『△(マーク表示)』は、既読を表示するかどうかの選択肢がある上で、文字の色が変わるわけではなく、どこかに既読のマークが付くというものである。
これに該当するのは、みなとそふと、TOKYO-TOON、戯画、パープルソフトウェア、CUFFS系列、Heliodor(FANZA DiGination)である。
割と地味に分かりにくかったりもする。だから筆者は間違えて✕に分類していないかが心配になる(
そして『✕』は既読文字色やマークの設定がないヤツである。
Key、SAGAPLANETS、あざらしそふと、FAVORITE、ALcot、シルキーズプラス、クロシェット、ASa Project、ウグイスカグラがこれに該当した。
意外と多い印象。もっと既読は分かりやすくなっているイメージだったのだが…
Ctrlスキップ
Ctrlスキップは文字通り、Ctrlを押したらスキップするかである。
ほぼほぼ問題なく作動したが、パープルソフトウェアだけ、未読部分のCtrlスキップが出来なかった。
普通のエロゲの場合、『未読文字のスキップ』の設定と『Ctrlスキップ』は独立しており、『未読文字のスキップ』がオフでもCtrlスキップは出来るのが普通なのだが、パープルソフトウェアだけはここをオンにしないとCtrlスキップ出来なかった。
なんでなんだろう…(
全体ボリューム
マスターボリュームと呼ばれる、全体の音量をいじれる奴であるが、今回調べたブランドでは全て付いていた。どこか付いてなかったような気がするんだが…
セリフ時BGM下げ
キャラクターが喋る際に音量を絞ってくれる設定。『BGMフェード』等という名前の場合や、いろいろな名前があるようだ。
これも3つのパターンがある。
『◯』は音量が下げられる上で、下げられる量を自分で設定できるパターン。
ゆずソフト、ぱれっと、Key、SAGAPLANETS、フロントウイング、まどそふと、あざらしそふと、Navel、クロシェットの9ブランドがこれに対応していた。
なんか挙動が微妙にバラバラなのだが、とりあえず機能することは間違いなかった。
『△』は音量は下げられるが、その音量の大きさを変えることは出来ないパターン。
みなとそふと、TOKYO-TOON、戯画、きゃべつそふと、FAVORITEという所がこれに該当した。
『✕』はそれが出来なかったものだ。
Qruppo、HOOKSOFT、パープルソフトウェア、ALcot、シルキーズプラス、オーガスト、CUFFS系、ASa Project、Heliodor(FANZA DiGination)、ウグイスカグラが不可能だった。
CUFFS系がこれがないのは割と意外と言える。
HOOKSOFTときゃべつそふとは同じエンジン(Ethornell)仕様だが、ここで機能の差が出ている。
ボイスカット
クリックした時にボイスをカットするかの設定。
全てのブランドで機能を確認した。様々な表現があったが…『クリック時音声を停止する』等
欲を言えばデフォルトでカットされる設定になっているか、カットされない設定になっているかも纏めたかったのだが、筆者がもう弄ってしまっていたのでそこまでしない結果に。
筆者はボイスカットはオフにする。
マウスジェスチャ
マウスのボタンや、右クリック後の動きで色々機能が割り当てられるマウスジェスチャ。
割と先進的な機能となっている。
『◯』でしっかりと機能としてあったのはゆずソフト、戯画、ALcot、オーガストの4ブランドだけだった。
逆にALcotとオーガストという比較的この中では少し発売日が前の2ブランドが対応しているのが意外かもしれない。
『△』で微妙にそれっぽい機能があったHOOKSOFTを入れている。
その他のブランドは機能すらなかった。まぁこれはあったら便利程度だが、やはりマウスジェスチャ機能はあまり採用されていなかった。
セーブスロット数
そのまんまの通り、セーブできる最大数である。
この数によってセーブ頻度も変わってくる。
最低の数は80(8×10)のきゃべつそふと。フルプライスでこのセーブ数は明らかに少なすぎるのだが、未だに改善される気配がない。
今作は調査しているエロゲはロープライスの物もあるのだが、それよりも少ないのだから、その少なささが際立つ。
個人的にはフルプラなら100でもちょっと少ない。(100以下はぱれっと(ロープラ)、Qruppo(フルプラ)、みなとそふと(フルプラ)、きゃべつそふと(フルプラ)、シルキーズプラス(ロープラ))
ゆずソフトとSAGAPLANETSは元々のセーブスロットを追加出来る仕様となっている。
ゆずソフトは12×10=120に対しての追加であるが、SAGAPLANETSは10×100=1000に対しての追加だからあまり使わないかもしれない。
それより多いのがまどそふと。12×100=1200である。めっちゃある。
追加調査でこれより多かったのがCUFFS系列。10フォルダの中に10小フォルダがあり、その中に16スロットセーブが出来る16×10×10の1600。
ここまであると、ヒロインごとにフォルダを変えることとかも出来る。
便利セーブ
エロゲUI内で使える便利セーブ機能を探索した。
ゆずソフトは『喫茶ステラと死神の蝶』製品版のアップデートで、ワンボタンでのセーブを可能とした。
ぱれっと、Key、SAGAPLANETS、戯画にはサイドボタンがある。
このようなセーブを楽に行える機能というのは良いと思う。ありがたい。
お気に入りボイス
あると嬉しいオプション機能の一つが『お気に入りボイス』である。
採用していたのは、ゆずソフト、SAGAPLANETS、フロントウイング、まどそふと、Navelである。
ゆずソフトとSAGAPLANETSはセーブスロットと同じく追加可能である。
お気に入りボイスは何気ないセリフもセーブしたくなるので、セーブスロットはあればあるほど良い。
そういう意味でフロントウイングの10×10=100はちょっと物足りない。
まどそふとはこちらでも12×100=1200スロットある。
追加が無くてもこれだけあればいいと思う。
Navelは、まどそふとと同じArtemis Engineだったが、12×15=180止まりである。
ASa Projectは今回の『恋愛×ロワイアル』で初搭載。
数無制限説ある。ただ、一々タイトル画面に戻らないとお気に入りボイスを再生できないというUI的な欠点がある。
その他のエロゲには搭載されていなかった。
タッチUI
最近はタッチ機能の付いたパソコンもあり、タッチでエロゲをするという事でエロゲへのとっつきがよくなるとかならないとか。
それこそタブレットでリモートでプレイするというのもある。
そんな時にあると便利なのがタッチUI機能だ。
タッチUI機能を備えているブランドは、ゆずソフト、Key、フロントウイング、戯画、まどそふと、オーガストである。
一概にタッチUIと言っても、UIには色々あるようである。
上に大きめのボタンを表示させるやつとか、
タッチの方法で機能ボタンを出現させるやつなど。
いずれにしても、こういう機能はあったら便利である。
クイックジャンプ
筆者はエロゲ俄なので、最早「あって当たり前」とまで思ってしまうクイックジャンプだが、昔にはついていなかった機能であり、今もついてないものは付いていない。
今回調べた結果、QruppoとFAVORITEだけクイックジャンプ機能が存在しなかった。
Keyのクイックジャンプ機能は謎である。なんか10個ずつにシーンバックが表示される。
いや一個ずつさせて????
それ以外は問題なくクイックジャンプ機能は搭載されている。時代である。
ジャンプポインタ場面再表示
なんかクソ細かい気がする奴である。
先程のクイックジャンプ機能に付随した調査である。
クイックジャンプ機能にはそのためのボタンがあるが、そこにポインタを置いた時にその場面がバックで表示される機能を備えているエロゲがそれなりに存在する。
今回の調査でこれがあったブランドは、ゆずソフト、SAGAPLANETS、みなとそふと、TOKYO-TOON、フロントウイング、ALcotであった。
立ち絵や背景が追従してくれる便利機能の一つだが、まぁ普及しているとは言えなさそうだ。
UI文字表示
UI文字表示とは、エロゲの基本的な操作画面の文字表示形式の調査である。
今回は『固定』『可変』の2つで出しているが、基本的には固定が普通の所である。
下に出て、ここの文字表示のポイントは変わらない。これが固定。
基本的にこれがエロゲの基本スタイルである。
これと異なるのが、唯一パープルソフトウェアであった。
キャラクターの前に文字が表示される形式。これが『可変』である。
今回の調査では唯一だった。
ALcotは一時期はこの可変だった時代も存在したはずなのだが、今回の調査では固定だった。
スクリーンショット機能
あったら便利なのが、スクリーンショット機能だ。
フルスクリーンでやっているときであれば、まぁワンボタンで出来なくもない訳だが、ウインドウでやっているときは、そのウインドウサイズでしかスクショが出来ず、オリジナル解像度で撮りたかったらそのサイズにしてから…とややこしい作業をする必要がある。
その中、ゲーム自体にスクリーンショット機能があると、いつでもオリジナル画質でスクショが出来て非常に便利なわけだ。
スクリーンショット機能を備えているのは、ゆずソフト、みなとそふと、オーガストであった。
今回調査の所に入らなかったのだが、以前『神様のような君へ』を紹介したCUBEにもスクリーンショット機能が存在する。
それぞれ操作が異なるが、どれでもスクリーンショットを撮影することは可能である。
一応△としたのがKey系列。スクリーンショット機能はないが、Twitter投稿機能は存在する。
ハロー佐本二厘さん
— \黒@おにじ㌠/ (@_oniji) 2020年8月25日
『アインシュタインより愛を込めて 体験版』 https://t.co/HJQrrQ6mni#アイこめ #アイこめtrial pic.twitter.com/elzFBuivtD
筆者も同じ系列であるGLOVETYの『アインシュタインより愛を込めて』でこれを試しているが、めちゃくちゃロゴがデカいので、あんまり実用的じゃないように思える。
UIボタン
UIボタンは、ゲーム基本画面においての『セーブ』などのボタンがどういう風に表示されるかという所である。
サガプラは今作で大きくUIが変更されて、右に集まった。そしてアイコン表示になった。
ちょっとアイコンがデカすぎる気がするが。割と賛否両論見たUIである。
割と一番多いのは、文字とアイコンの複合である。
正直この辺は好みというか、あんまり言うこともない。
個人的には一番パープルソフトウェアの表示が一番ダサい。機能的ではあるんだけど…
付け加え(独自にある機能を一部抜粋)
ここで表に入れなかった、一部独自機能をちょっとだけ紹介。
ゆずソフトの大きな特徴の一つと言えば『フローチャート機能』であろう。
これで簡単に他√へと行けたり、今どの辺りかを見れたりする。
『千恋*万花』より付いた機能だが、初見の時は特に√中は出さない方が良い。(章のタイトルでネタバレするから)
また、これも長らくある機能だが、『シナリオ検索』がある。
これは全ての√やアフターを終わらせると出てくる機能であり、タイトル画面でツールバーを表示して『ヘルプ』→『シナリオ検索』で、何かしらのワードを入れてそれを検索出来る。
ゆずソフトはエロゲの中でも二次創作系が豊富だが、呼称や喋り方、原作での出来事を検索するのに非常に重宝するらしい。筆者も重宝した。
最近のエロゲはキャラが動く事も少なくない。
『アマカノ2』(あざらしそふと)はリップシンクするようになっていたり、
『きまぐれテンプテーション』(シルキーズプラス)はめっちゃ動くようになっていたり、
『9-nine-シリーズ』(ぱれっと)は所謂濡れ場が動いたりする。
Live2DやE-moteなどの機能が使用されているということである。
あざらしそふとには『射精カウントダウンシステム』とか『エッチシーンジャンプ』とかがある。
射精カウントダウンシステムって、0でイクのか0の次でイクのか分からなくならない?…これぬきたし2のボツシナリオだった…(
まとめ
今回は、21ブランドのエロゲのUIを調査してきたが、どうだっただろうか?
色々とブランドごとに違う所が多く、まだ不便だなあ…と思ってしまう所があるところも少なくはない。
こう調べていくと、なんだかんだゆずソフトの機能の充実さには頭が下がる。今回の調査でほとんどが◯を記録しているのは凄い。
また、オーガストは昔のエロゲながら善戦しており、一時代エロゲUIでリードしていた事を伺わせる。
一方で『ぬきたし』で一大ブームを巻き起こしたQruppoは、同人上がり一作品目という事もあり、UIという面ではまだまだ他のブランドには及ばない感じがあった。
各社それぞれの開発の中で、理想のエロゲUIとはなんなんだろうか?
筆者としては、フルHDでサイズ変更が自由で、セリフ時BGM下げがあって、ボイスカットはオフでセーブスロットは追加できて、お気に入りボイスもあって追加出来て、クイックジャンプがあって、場面ポインタで再表示出来た上でスクリーンショット機能があると良いのだが…
そんなのゆずソフトしかほぼねーよって話になっちゃうのである。
とりあえずどうせならキレイに見たいので、もうちょっとフルHD化が進んでくれると嬉しい。
以上。