声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

万が一"無敵"のVTuberがアニメ声優業界を破壊したとしても最早自業自得なのかもしれない

※この記事は、2021年2月のホロライブオルタナティブ登場の時点で書いた記事なのだが、暖めすぎて出すタイミングがなくなり、お蔵入りになりそうな感じだったが、

たまたまホロライブオルタナティブPVのフルが今日出るってTwitterで見たので、もうここで出さないと一生お蔵入りだな…と思ったので2021年5月21日に投稿したモノである。

以下記載は大体2月18日とか、19日辺りに書いた内容となるが、おそらく情勢的に大差ないので、問題なくご覧いただければいいと思います。

 

 

ちゃろ~、おにじです(激寒)

 

筆者は、割と真面目にブログを書いている方のつもりである。

たまには、クソみたいな記事を書いてみたくなるものである。

それがこの記事である。

と言いつつ、一応構成はちゃんと考えたのだが…

どっちにしろ全方向に喧嘩を売り、偏見しかない記事になることは恐らく変わりないだろう。

 

たまにはそういうのも良くない?そういうのって匿名はてなが良くやっているわけだが、アレよりはマシな勢いの記事を書きたい。

 

という訳で、今回は『万が一"無敵"のVTuberがアニメ声優業界を破壊したとしても最早自業自得なのかもしれない』と題して、VTuber業界、オタク、声優業界、オタクの全方向に喧嘩を売る(?)

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ホロライブ・オルタナティブとか言う奴のPVがクソ豪華らしい

VTuber大手事務所の一つであるホロライブ(カバー)のライブにおいて、『ホロライブ・オルタナティブ』なる企画がスタートしたと告知されている。

alt.hololive.tv

まぁ正直まだスタッフ募集しているとか、見切り発車感も否めない所は相変わらずあるのだが、とりあえずこのティザーPVのクオリティが非常に高いとされている。


『ホロライブ・オルタナティブ』 ティザーPV

www.youtube.com

それもそのはず、このPVを描いている面子がくそ豪華という所がある。

 

まぁ大変に豪華な面子が作成していることもあり、非常にPVがのクオリティは高いと言える。

VTuberは『バーチャルさん』にて、アニメ化という所で勢いに乗っている時期にその勢いを完全に殺しかねない勢いで大コケした過去がある訳だが、

このホロライブ・オルタナティブのPVは、将来的なVTuberのアニメ化の可能性をより現実的にしたものであり、その上で、豪華メンツを集められる資金はもうカバー側には存在する事もまた事実として上げられる事象となった事は間違いないだろう。

…まぁ内容はよくわかんないらしいが(

 

とはいえ、常にボヤ騒ぎが起き続けるという奇跡()の界隈であるVTuber業界においては、今日も元気に謎のボヤが発生。

ホロライブ好き好き絵描きである水龍敬が謎に勝手にブチ切れる案件が発生。

詳細が謎すぎた訳だが、どうもR18が描けなくなるとか、なんだかんだそういう理由なのではないか…?という憶測とか、bilibiliがどうのとかのお話らしい。

 

筆者としては、いまいち詳細が掴めないので、「どっちが悪い!」云々はとりあえずこの案件では言わないでおこうと思う。

なにせ運営が大した擁護もしないような界隈である、公式のリリース的に自称は認めてるし何も問題はないな!と思った夢月の案件ですら結局金魚坂サイドが悪かったという方向になるような事象が存在するような界隈の案件を、公式も何も出ていない状態で判断するの怖すぎる。

oniji.hatenablog.com

oniji.hatenablog.com

これはにじさんじ側だが、まともな方とされているにじさんじですら、リリースが画像ベタHP非掲載とかの企業としてアホムーブするような界隈において、もう公式リリースすら信じられる要素ではない訳である。

だからそういうのどうにかしないと第二の夢月を生み出すことになるんだからVTuber見ている人間はもうちょっと危機感を持てよという記事を出したわけだが、

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このような世紀末みたいなコメントが送られてくるのがVTuber界隈の現状である。

いつもはそれこそ水龍敬みたいな声のデカイ絵師に守られている癖によくそんなこと言えるなと思うが。

この姿勢ならまた勘違い系不祥事案件が生み出されて、不幸になるのはVTuber視聴者サイドだと思うのだが、どうしてそういう事を考えられないのだろうか。

VTuber信者って無駄に声が大きい割には、夢月の案件の時には擁護の声が大きくなかったのが現実だったというのに、もうちょっとあの事象の事の重大さを理解して欲しい所である。

(画像をよく使うにじさんじ公式Twitterにおいて画像ベタ貼りしかしなかった時点で、誠意のあるリリースじゃないことなんて目に見えて分かるんだよなあ、メディア欄の奥底に眠っていくんだから)

 

 

VTuberという存在は無敵

とは言え、VTuberという存在…特ににじさんじとホロライブにおけるアバター生主系VTuberにおいては、定期的にボヤ騒ぎやら炎上が起きつつも、多くの企業とコラボや契約を結んでいるのが現状である。

ついに、樋口楓がアニメOPを歌うというポジションに。まぁ樋口と月ノがにじさんじの中でも相当な安全ポジなので、まぁここが燃えることはないとは思うけど。(というかここがマジモンの燃え方をすると流石に無敵ではなくなるかもしれない)

 

とは言え、企業としてもやり方がまずいなんてレベルじゃないこともやらかすし、特にホロライブとかは演者がヘラりまくったり、無許可配信したり、ストーカーが社員にいたりともうガバガバも良い所過ぎるのだが、結局の所特に大勢に影響がないのが現状と言える。

 

VTuberは現状有る意味で無敵なのである。

という事で、ここからは悪意もありつつも、なぜVTuberが無敵なのかを考えていこう。

こういう時、VTuber自身の魅力云々を語るのはどう考えてもうちのブログの役割ではないので、今回はVTuber当人以外で、如何にVTuberが無敵であるかを表現してみようと思う。

勿論VTuberサイドにも問題があったり、そもそものシステム云々とか言い出すとキリがないと思うのだが、実際の所筆者はそんなVTuber見ている訳ではないので、そういう所を語るとどう考えてもボロが出てVTuberオタクにボコボコにされそうなので、そこはやめとく。

 

 

VTuberガードが強すぎる

筆者は某ホロライブ視聴者に『ホロライブは障害者向けキャバクラだよ』と直接直伝してもらった。

それは恐らくはスパチャとかの所も指してそのようにリスナーからでさえ言わしめる所があるのだと思うのだが、結局の所、アバター生主当人側というよりも、そこに集まっている人間の地獄さが際立っているという所でもあると思う。

 

声優界においてもブシロードの進藤あまね(響)は”あまねすガード”とかいうふざけた呼称によるブシロード信者のバリア(笑)が存在するわけだが、文字通りそれを(笑)に出来るくらいには、VTuberのバリア、ガードというのは強すぎるというのは事実であろう。

当人が何もしていなくても、勝手に動いてくれる連中が如何に多いのかという所を考えていこう。

 

アバター生主の勝手にやってくれる事として、勝手に面白い所を切り抜いてくれる切り抜き勢の存在がある。

今や公式切り抜きが雇われるレベルでアバター生主サイドには欠かせない物となっている感じがある。

アバター生主系VTuberというのは一つ一つの配信が非常に長い事が多い。

それはそれで当人たちは大変な訳で「ご苦労さまです」って感じではある訳だが、この長期的な配信によってスパチャも飛び交う時間も長くなるので、その対価あってこそって所もなくはなさそう。

この長期配信が、所謂作業しながらのBGMとしてもアバター生主の生配信が有効だったりするらしい。

 

とは言え、2時間も3時間もあるような本編をすべて見るということはなかなか厳しい人間がいるのも事実である。

という事で生まれた文化が切り抜きという感じだと思うのだが、これアバター生主的にはおいしい。

数時間喋っている中で最も面白かった1分が勝手に切り抜かれるというのは、そのアバター生主が面白いという事を簡単に示すことが出来るわけである。

これは裏を返せば、2時間の生配信で1時間59分面白くなくても、1分面白ければ切り抜いてもらえて面白いということにしてもらえるのである。

これは極端過ぎる例ではあるが、結局の所そういう事である事に変わりはないので、これを勝手にやってもらえるのは非常に生主サイドとしては楽というか、勝手にイメージアップしてもらえる訳である。

こんなメリットのある物は勿論公式に取り込むべきなので、公式切り抜きという奴が出てくる訳である。

 

…まぁ勿論切り抜きにもセンスは必要だったりはするし、字幕いれるかどうかとかフォントとかなくはないが…まぁ言うて字幕入れるだけの2分以内の動画ならパッと作れちゃうだろう。

むしろアーカイブをパソコンに落とす方がアーカイブの長さによっては時間かかりそう(

切り抜きを否定するわけではないのだが、そりゃ2時間も喋ってたら切り抜いたら面白いところは流石に出てくるだろって感じである。

マスコミの切り取り云々と、まぁ意味合いとしては変わらない…まぁこっちは面白い所切り抜いてくれる分ポジティブであることは間違いないんだけど。

 

 

(文字通り)やばいオタク

結局、VTuber界隈の民度が地獄なのは、こういう真面目にやばいタイプのオタクが中心である所に結局の所帰結してしまうのだろう。

特にホロライブに関してはこの傾向が特に強く、なおの事地獄である。可哀想(小並感)

 

この場合、文字通りやばいオタクというのはどういう人間が指されるかと言うと、

・今まではバカな声優コンテンツに引っかかっていたような層

・アイドル的な物を求めて簡単にガチ恋する恋というモノのハードルが非常に低い層

・結婚するガチギレする謎勢力(まぁアイドル系統やってた癖に結婚してそういうの全部いきなりやめるのとかはあんまり印象良くないとは思うので、そういうのまで謎勢力とは言わんと言いたいような、それも当人の好きにすればいいと言いたいような…)

・外人に見つかった事で数字が急増した所に釣られる程度の何の芯もない奴

・二次元で顔が良くて、あのレベルで声が良いとか言い出すハードルガバガバ連中

 

とかそういうもうどうしようもない層(まぁ下の方はそこまでとは言わんが)なのだが、結局こういう層ってめちゃくちゃのめり込んでくれるので、お金を落とす層というのはここらへんがどうしても中心になってしまう。

 

こういう連中は味方にできていたとしてもそのヤバさがどうしても放送中にスパチャとかで出てくるし(ぺこーらいつもありがとう!はあまりにも有名になりすぎ)

大した事のない案件でもブチギレたりするので、金は落としてくれるのかもしれないのだが、ハイリスクハイリターン感がやばいと言えばやばい。

結局こういう客層を掴んでいくことが、結果的にバリアとなり得るのは、盲信してくれる人間がめちゃくちゃ多いという所にもある。

どこでキレるのか分からないという危うさはある事はあるのだが、それ以上に何の根拠もなく擁護してくれたり、上げ続けてくれるというメリットのほうが勝つくらいにはマジで盲信者になりやすいわけである。(全員がそういう訳ではないが…)

特にホロはこの傾向が強いらしく、地獄のオールスターの箱庭とか、最強の信者セットとか、障害者向けキャバクラとか、蔑称がやたらと誕生している訳だが…(

 

 

ただ一番タチが悪いのはV当人でも、ガバガバ運営でも、バカバカ信者でもなく…

ただ冷静に考えておきたいのは、確かにアバター生主、ATuberであり中の人の不祥事で燃えたりするV当人や、毎度のことのように企業としての謝り方が出来ない運営、盲信的なオタクというのは確かに問題ではあるのだが、一番タチが悪い存在ではないということである。

 

いや、害がないというわけではないのだが、今から話す存在と比べたら大したことではないということである。

それは、声だけデカイフォロワーを持っている絵描きである。

筆者は、別に絵描きに対して人間性を求めるような事はしないタイプではある。

ただ、こういうVTuber案件に関して妄信的な絵描きが多すぎやしないだろうか?

まぁいわゆる同人イナゴと呼ばれる種族もこの辺りに含まれるわけだが、例えば普通に連載を持っている絵描きであっても、この傾向が出てきたりするもんだから救いようもない。

 

ある程度しっかりと絵で食って行けている絵描きというのは、なんだかんだと契約云々とか、そういう話を自分自身でもありそうな話なのだが、不祥事系統が起きたときに平気で「信じてる」とかいう盲信者レベルのツイートとしかしない奴が普通にいるのに絶句する訳である。

こういうアカウントが浅はかで根拠のない擁護をすることは、一盲信者オタクのツイートよりも何倍、何十倍の影響を生むわけである。

別に好きになるのは自由だし、「VTuberなんて好きになるな」と強制するつもりはないのだが、自分が好きなモノに対して、もう少し疑いの目と言う物をこういう人間達は持てないものなのだろうか。

というか、好きなモノなんだから、それが壊れないように、何かしらの問題が起きた際には真面目に声を上げたほうが自分のためになると思うのだが、なんでそこで無根拠に信じる事しか出来ない連中がいるんだろうか、もうちょっと好きを守る為の動作を覚えたほうが良いと思うのだが。

絵描きの能力があっても、知能と想像力が極端に低いイナゴ絵師はマジでただただ害悪でしか無いわけである。勘弁して欲しい所である。

 

 

VTuberは最高で最強の箱庭

そういった意味で、最大の悪意を込めているのであれば、VTuberというのは最高で最強の箱庭と言う言い方は出来るだろう。

この箱庭を作るのは簡単そうで割と難しい所もあるんだろうが、激ムズというわけではないだろうし、出来てしまえばめちゃくちゃ強固なバリアが出来るという具合である。

 

別にコミュニティが広がっていくことは悪いことではないし、むしろ良いことのハズなのだが、これにおいての問題は、何かしらの問題が起きた際に、大半が不満の声さえ上げない、もしくは擁護する声がやたらとデカイという所である。

結局特に何も改善されることもなく終わり、また同じ次元の失敗で不祥事を起こすという誰も幸せにならない展開となっているのに、何もしないんだから驚きを超えて呆れの域である。

 

実際可能性があるコンテンツだと思うのが、結局の所それを一番阻害しているのってファンサイドだと思うのだが、自覚って奴はないんだろうか。

ただ、まぁこの”アホなファン”って奴はコンテンツをやっている側からすれば格好のカモであり、この脳死で金を落とし、擁護してくれる層というのは、一番欲しい層なのかもしれない。

 

やっている側とすれば、いわゆる脳死層というのは恰好のカモな訳で、その結果この層を如何に取り込むか…という所が論点になりかねないわけである。

この結果、コンテンツとブシロードVTuberでアホなオタクを取り合う哀れな綱引きみたいな事象が普通に発生してしまう。

その層に向けてやりあってもモノとして良いものが出来るとは到底思えないのだが、結局金が欲しい所もそうだし、そういう低レベルな綱引きをする事が普通にあるのが現状というところが、悲しい所である。

 

 

箱庭がアニメに上陸したらアニメ声優業界はオワオワリ?

さて、もしVTuberのような巨大箱庭がアニメに上陸した場合、アニメ声優業界はひとたまりもないのではないか?というお話である。

箱庭…というのは全て自社製で行う事であり、この上に大量の信者が乗っかってきている訳である。

 

この点において、そこまでの事か?と言われそうなものであるが、実際の所、この箱庭制作で成功しているコンテンツがある以上、それの上位互換が来ればそちらが攻勢を書けてくるのは想像できる範疇であろう。

演じる側のクオリティなどどうでもいいという本当にアホな連中が多いことは、ブシロード系列のアニメ等を見れば分かるわけである。

 

あれで許されるのであれば本当に誰でもいいんだろうなあ…という域でありそれで進藤云々とか、あまねガードとか言っている阿呆に関してはもうどうしようもないし、手の施しようがない連中には呆れて物が言えない、金属バットで頭殴ってやりたい気分になるわけだが…(もちろん殴らないが)

 

Vがこの手法でやれば、更にタチの悪いアニメ等いくらでも作れるであろう。

やたらとスタッフを豪華にすればそれでも釣れるだろうし、規模がブシロードとも比にはならない大きさである事を考えれば、ブシロードの上位互換となれる可能性は十二分にあるだろう。

VがCVをして、豪華スタッフで釣るという方式は、別に声優業界で行われていないような画期的な手法ではないわけである。

ある程度結果が出ることは見えている上で乗り込めるわけだし、失敗する可能性は低いのではないだろうか?

まぁ『バーチャルさん』の失敗を考えると、ちょっと尻込みしそうなところはあるが、まぁアレは失敗しに行ったようなものだからなあ…とも思う訳で(

 

 

最もダメージを受けるであろう声優業界だけど自業自得としか思えない

もしこの形が実現するのであれば、最もダメージを受けるのは恐らく声優業界という形になるだろう。

アニメ業界側は、アニメ自体は作る形になる所もあるわけだし。

まぁVがアニメしても一部声優は出るだろうから、変わらないっちゃ変わらないのかもしれないが、本来いるべきポジションを食われるという意味では声優のほうが大きいだろう。

 

とは言え、万が一そうなったとしても、声優業界が可愛そうとか言えるほどもう声優業界側がしっかりしていない感がある。

結局声優業界サイドも、アイドル声優というものを推し始めて最早二桁年数行っているわけであり、声優としての軸であるはずの演技面に関しておざなりになって何年経過しているのかという話である(まぁ15年くらいらしいけど)

 

円盤を売れるような時代でもなくなってきた時に、声優自体で稼ごうという方向性を持って、イベントやらアイドル声優に突き進んできた訳で、結局短期的なお金という所に突き進んだ末路としては割と妥当な所の可能性すらあるだろう。

 

目先の金と顔と胸とダンスと歌とアイドルまがいに憧れた代償として、日本独自の文化とも言える声優というものを素人生主に譲り、息を引き取る結果となれば、コレ以上の屈辱はないだろうが。 

もう引き返せるタイミング等とうの昔に終わっていて、もはやVTuberの下手くそな歌を許容するか、ドル売り声優を許すか…の選択肢すらないのかもしれないし、もう来る所まで来てしまったと言える。

 

まぁその状況になった所で、上手くもないVTuberと嬉々としてタイアップしてしまうのがアニメ声優業界なので、とりあえず目先の金を回収して自分から死にたい!と思っているのかもしれない。まぁその場合は勝手にしてくれれば良いのだが。

 

だからこそ、2021年にもなってコンテンツとか、ドル売り声優とか、ドル売りユニットをしているような内部の人間など、微塵も信用しては行けないわけである。

声優という職業が何たる物なのかなど、素人であろうと理解できる事が理解も出来ず、”声優はアーティストを超えれる”だの、”声優でアイドルは超えれる”だの言っている人間は、別にそこが”声優”である必要性がないわけである。

 

どこかのタイミングで「あっ、もう声優はダメ!w」となった、ホイホイと別の職業やら、VTuberに行くような人間にしか見えないのは、筆者だけなんだろうか。

 

そもそも気づくべきなのは、最早声優の名前でさえソシャゲやコンテンツを売れなくなってきた事。

元々内部側の人間であった、楽曲を作る側であったりの名前の方ばかり押し出されている。

もちろん、所謂制作側にスポットライトが当たること自体は何も悪いことではない。

楽曲であったり、コンテンツ制作においての指揮を取ったり、曲やらを作ったりする制作サイドは、コンテンツをするにしても、アニメ作るにしても、楽曲作るにしても必要な存在であるし、そういう人達が称賛される機会がある事自体は良いことである。

また、別に声優の名前で売っていた時代を肯定したいわけでもない。

アレはアレで、声優の名前でしか釣れないのか?という感じがあり、当時は当時で問題とされた訳である。

そういう意味でも、その対象が作曲陣とかに変わっただけ…というのも問題ではあったりする訳だが。

ただ、この方向に行ったのは、何も声優だとまずいから…というよりも、声優が増えすぎた結果、声優の名前で売るのが難しくなってきたからという側面も大きいように思える。

裏方サイドである楽曲制作やら、何かしらの制作にスポットライトを当てること自体は良いのだが、その傾向がもう行き過ぎていてただただその名前で釣る上にただの負担になりつつあるという有様である。

 

アイドル声優の売り方の路線を考えれば、”声優の名前で釣る”というのは必要な技能だったはずなのだが、それすらできなくなった事を考えると、割とドル売りにも限界が見えてきているとも言えそうである。(まぁそういうドル売り声優で固めたソシャゲとかあんまないけどね、でもアニメとかでは普通にあったわけで)

まぁ性質上仕方がないと言えば仕方がないとしても(ミュージックレイン3期という新人を投入する初の機会)IDOLY PRIDEとかも、バリバリ楽曲制作者側を推しまくっているし、一応ミューレ1、2、3期揃っているんだからさあと思ったり、思わなかったりする(というかアレは1、2期は混ぜないとただのスフィアとトラセなんよ)

結局の所、制作側サイドにスポットライトが当たったのは、裏方にもスポットライトを当てよう!という動きというよりも、声優で釣れないからこっちで釣ろう!という思考のほうが割合が多そうに思える。

 

こういう所にも、現状の方向性での声優の売り方というのには割と限界が近づいているのが見え隠れしているポイントとも思える。

この結果、裏方にスポットライトが当たっている事を素直に喜べない所もある。

 

これに関して『楽曲が強い!』とか言っているオタクは信用しない方が良い。

あと『楽曲が強い』という言葉は、あまり褒め言葉でないことを理解した方が良い。

『歌が良い』と『楽曲が強い』はまた違う表現である。

『楽曲が強い』というのは、文字通り曲の音やら、展開やらのところを褒めているわけであって、歌唱者を褒めている訳ではない。

結局、『強い楽曲』には『強い歌唱者』が必要なのだが、声優の中で『強い歌唱者』は限られている。

普通にアニソン歌手やらに歌わせればいいのに、最近は楽曲作れる側が声優でやりたいとか言い出す時代なのでもう分からん。

幾ら演技のレッスンの時間削って歌とダンスしても、歌手は超えられないという現実を理解して欲しいのだが…

まぁとりあえず『楽曲が強い!』って言っているオタクは信用しないほうが良い。

まぁDisの意味で『楽曲が強い!』って言っているオタクもいるから、そこは見極めないとダメだが(筆者は『楽曲が強い』を比較的Disで使う傾向があります)

 

今少しだけ書いたが、声優業界の現実として、演技レッスンを削って歌とダンスをしている所がある。

「今の声優は踊れるのが当たり前になった』とかDIMEで誰かさんが言っていたのだが、そりゃオーディションやら、養成所の段階でダンスを踊れるやつしか声優にしないようにしているんだから当たり前である。

結局の所、そういう所にうつつを抜かした結果、自分たちの首を締め続けた結果の末路というのは、そう遠くない場所にもう肉眼で捉えられそうな物なのだが、どうもそれに目を背け続けたいらしい。(いや別に、歌もダンスもいらないとは言わないが、その配分がもうおかしなことになってるから言っているのであってね。歌とダンスを全否定したい訳ではないんだよ)

 

 

万が一Vに業界が食われたとしても、アニメ声優業界の健全化は奇跡でも怒らない限りないだろう

まぁこの記事を書き始めたのは、つかみである『ホロライブ・オルタナティブ』が出たタイミングだった訳だが、結局の所このコンテンツも良く分からない上に、スタッフを今から募集しているという相変わらずのガバガバが見え隠れしていたりする訳で、現実的にすぐにVに業界が食われる…という事はないのかもしれない。

ただ、こういう時に一瞬でも考えたくなるのは、『寧ろ外的要因でぶっ壊れる事で逆に健全化しねえかな』とか言う、淡い期待である。

こういうのはもう引き返せない状況ならではのリスキーな考えだが、この考えは恐らくアニメ声優業界ではまぁ無理だろう。

 

結局、今の声優業界の方向というのは、そもそもは”一部のオタクが望んだから”とか、”この方向の方が目先の金は集まるから”とか、色々あったとは思うのだが、現状この方向性で突き進もうとしている内部の人間がもう多すぎるのである。

こういう内部の人間が、めちゃくちゃどうでも良い所に力を入れたり、声優にセクハラまがいの行動を取ったりしているのが現状なわけで、

幾ら声優業界が食われたとして、ホイホイとVに行く人間がいるとしても、全ていなくなることはないだろうし、こういう方向性に進んでもう15年くらい経過していることを考えれば、そういう人間がある程度の地位を獲得しているのもまた現実で、そう簡単に情勢が変わることもないだろう。

 

奇跡的にそういう人間がほぼ全てV側に行った~!とかになればワンチャンくらいあるかもしれないが、それって割と壊滅的な被害を受けているということにもなるかもしれないし、それに変わる存在もそういう人間から色々教えてもらっている事の方が多いのだから、何かしら変わるのかと言われると微妙な所だろう。

 

まぁホイホイとVをアニメ主題歌とかに入れ込むのが現実なわけで、まぁ普通にないだろうし、普通に業界として自殺していくんだろうなという感じでしかもう見れなくなっているのは、ちょっと筆者が悲観的過ぎるのかもしれない。

 

一俳優の落ちこぼれのような物だった声優という職業が、『声だけで演じる』という有る意味で特別な職業となり、声だけだからこそ、様々な声を出せるとか、絵だからこその声への感情のウェイトの高さをどう演じるかとか。

そういう事でこれまでの先人の声優の方々が声優という職業の地位を上げ、認められるような物になっていったように、筆者は感じている。

だからこそドル声優とか、容姿とか、ダンスとか、歌とか言い出した段階で有る意味で声優という文化の死へのカウントダウンはとうの昔から始まっていたのかもしれない。(一売り方として間違っているとまでは言えなかったとは思うし、これはあくまでも結果論としてという形になってしまうので、あまり言うべきではないのかもしれないが)

声優という職業は、色々と形を変えて現在に至るのもまた事実だし、そもそもは俳優と派生、俳優が食いつないでいくための手段の一つまであった事を考えれば、『本来の声優』という物は非常に不確定で、歴史の浅い物と言ってしまえばそれまでかもしれない。

 

ただ、それにしても方向性が違うくないか?という所で結局短期的なお金と身体に目を眩ませてしまった結果、もう後戻りが出来ないところにまで到達してしまったんじゃないの?と筆者は思ったりするわけである。

筆者が物心が付いた時点からこの傾向はすでにある程度の段階に進んでいたようだし、筆者が声優に興味を持つのはもっと後だし、それこそこういうブログで声優の話を明確にするようになったのは、長く見積もっても5年前、このブログにしては2年前とかである。

素人がこういう事を言うことはある種不毛だとは思うのだが、結局の所需要というのは素人側から生まれる物だし、当ブログは割と業界やらの情報も掴んだ上で記載することを比較的心がけている。

ただ、そうするにしても筆者の立場ではどうしようもないのもこれまた事実で、生まれた瞬間から声を上げるくらいじゃないと根本的な声上げにすらならないという詰みっぷりである。

先人のオタク、ゆっくりと好きな文化の首を締めていって、そう遠くない未来に息絶えそうだけど、どういう気持ち?というか締めたことをいい加減に自覚してはいかがだろうか。

 

結局短期的な視点になりすぎてしまった結果、いろいろな所に手を出した挙げ句、中身が生主の言うなれば素人(VにはVの苦労はあると思うし、ここまで来る努力というものはあるとは思うんだけど、演技とかに関しては普通に素人だから素人って書くだけであって、Vは全員素人でゴミ!wとか言ってないからよろしく)に仕事奪われるプロとか哀れでしか無い。

 

そういう時「〇〇だって頑張っているんだ!」と言いたくなる気持ちも分かる。

実際、頑張っていない事はないだろうし、例えば声優するにしても、音響側は良いものを録ろうとするんだから、頑張らせようとするだろう。

でも、『頑張る』の段階で評価する事は、その道を極めているプロという物に対して失礼なんじゃないかとか筆者は思うわけである。

『頑張る』という段階で評価するというのは、別にプロとかそういう所だけではなく、仕事にしてもそうだろうし、何にしてもそうなんじゃないかと。

レストランとかでクソマズ料理出されても頑張ってるからで許されるかと言われればそうではないし、美味しくなるまで応援するとかパワプロのサクセスのラーメン屋じゃないんだからとなる。(このネタ分かる人間少数派だろうけど、パワプロのサクセスで行けるラーメン屋が最初美味しくないが、行くたびに美味しくなっていくという物がありました)

結局の所、そういう所では評価できないのが残念ながら現実だし、そういう所はプロであろうとなかろうと、社会人となってくると結果で見られてしまう物だし、そこを見ないということは甘えでしかない事になってしまう。

 

別に声優業界、アニメ業界、VTuber業界に限らず、純粋な実力主義という形が取られることなんてまぁないというのが現実である。

とは言え、引き返せない所まで来たのは罪であり、このまま邦画の俳優のような、お笑い芸人やらタレントやらにメインを食われる事が日常茶飯事になっていくのかもしれない。(すでに大衆向け映画ではそうな訳だが、その範囲がより広がっていくという意味で)

 

とても嘆かわしい事であるが、果たしてそれを嘆く権利が自分に存在するのかどうかは、今一度自分で考えてみたほうが良いのかもしれない。

 

なおアニメ声優業界は声優の身体を物理的にぶっ壊している模様。

声優ってなんだよ。

oniji.hatenablog.com

 

 

以上。