声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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全年齢ロープラだからこそ気づくゆずの強みと弱み。 #ゆずソフトSOUR 『 #PARQUET 』レビュー・感想

【注意】

当ブログはゆずソフトSOUR 第一作『PARQUET』の重大なネタバレを含みます。

プレイ前の方は読まないことをオススメしておきます。

 

 

おにじと申します。

 

という事で”ノベルゲーム”感想。

買うまでに3日かかったらしいね。

そしてやってから感想を書ききるまでにも3日かかってる(

 

今回はゆずソフトが15周年という節目に全年齢に三度挑戦し、新ブランド『ゆずソフトSOUR』処女作、『PARQUET』の感想をお届けします。

al.dmm.com

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プレイ前所感(?)

 

今年はゆずソフト新作が出る。なんだかんだと言ってゆずソフトは義務みたいな所がある。

人気も高いので話題にすると、興味を持ってもらいやすい。

さて、今年はゆずソフトで何本書けるんだろうか?

そう思っていたことは間違いないし、これは過去14年の歴史が証明する一種の信頼であったことを否定するほど、筆者は優しい人間ではない。

 

一年半を超過する周期は、毎度少しずつ広がっていくものの、とは言え出てこないことはないという事実が確実に存在した。

そういう楽観視が間違いなくあったし、少なくとも過去14年はそうだったのだから、そう思うことの方が普通であったはずである。

 

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新作発表(HPメンテナンス日)グラフ。
とりあえず更新する気が失せたので7/31で止まっている

実際、あの7.31は、”最新作”『喫茶ステラと死神の蝶』から588日であり、あのタイミングでメンテナンスに入れば、恐らく11.26に新作が発売されるんだろうなあというのを過去の傾向を見て思っていた。水曜日の夜から木曜日のツイートを見るまでの約24時間は。

 

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7/31メンテだった場合、恐らく9月一週目がキャラソン1でしたね。
これは本当に新作が出た時に使える数字なので、多分出たらこの予測やりますよ多分。

なんならあの木曜日のツイートを見るまで、キャラソンCDのスケジュールと、4コマ動画投稿の日付計算とかしてたし。途中でやめたけど。ツイート見たから。

 

歴史があり、コンスタントに出し続け、それでいて声優の並びも一定予想できる要素もあり、

なんだかんだ、シナリオが薄いだの、代表ヅラされても困るとか言われながらも、他の主要ブランドは作らなくなったり、全年齢に行ったりする中でずっとエロゲを作り続けていたので、

なんだかんだエロゲと言えばゆずソフト。という図式は否定できなかったし、別に今こうなったからと言ってそれが崩れたというわけではない。

 

文句言われつつも結局ゆずソフトはエロゲにおいての代表の一つであり、義務だと言う人間もいる程。

当ブログにおけるエロゲ感想記事の一番最初の感想はゆずソフト”最新作”『喫茶ステラと死神の蝶』である。

oniji.hatenablog.com

(これ、タイトルの『間違いだらけの』は『間違いだらけのクルマ選び』とかのオマージュで、すべてのエロゲ感想『間違いだらけの』で始めるつもりだったのだが、なんか作品貶してるように見えるなと思って一回きりでやめてる)

(というかこの頃めちゃくちゃブログ感想まとめられてない?今もうクソ長で辛いんだけど?) 

 

このような性質で正直ブログネタにはしやすくてたまらなかったし、実際記事に複数した訳だが、まあ結果的にはこの記事すべて意味がないオチになる。

(今や何の意味もないまである記事郡)

oniji.hatenablog.com

oniji.hatenablog.com

 

 

それは、ゆずソフトが三度全年齢を、今度はついにノベルゲームでやることにしたからである。

ゆずソフトはコンスタントにエロゲを作り続ける会社をついに15周年でやめた訳である。

7月最終週後半はゆずソフトによって犠牲になったくらいには文字通り振り回された訳だが。

発表当日(正確には翌日)発売というスピードはダウンロード専売ならでは。

DMM GAMESとDLSiteで先行販売され、2500円というロープライス。

 

メンツは本当にいつものゆずソフトのメンツという感じ。ここに昨年6月に原画募集していた所に元Navelの羽純りおが加わったくらい。

 

変わらないクオリティをお届けしてくれるらしいが、そもそもフルプライスエロゲのクオリティをそのままロープライス全年齢には物理的に入れられないと思うので、別にそういう事言わなくていい。

あと別に君の所のシナリオとか薄いし、シナリオのじゃなくてキャラが可愛いキャラゲーなんだし、ファンタジー設定作ってもそんな活かせないし、タイトル要素1ルートの1SD絵でしか回収されない作品とかあるんだからあんまりそういう事言わない方が良い。

 

時期的にゆずソフトの新作を待っていたのであって、別に全年齢なんて待ってなかったというのが単純な本音ではあるしやっぱり。

 

ただまぁ、散々”中高生向けブランド”というR18に対して明らかな矛盾を抱えた表現をされてきた感もあるゆずソフトが、いざ”中高生にも出来るノベルゲー”を作った時にどうなるのか?という所は気にならない事はない。(全年齢の方がやる幅も一応物理的には広がるわけだし)

 

8月にはiOSAndroidで出来るらしいし、別に戦略として間違えていると断言は出来ないだろうし。

全年齢だから、ある意味恋愛模様に縛られる必要性もないまであるし、書ける物理的な量が減っても、書ける幅は広がったとも言えるかもしれない。

 

ただ本当に買うのは何か癪に触るので、『買わずに文句を言う』か『金を落としてまでも文句を言う権利を手に入れるのか』で悩み続けた結果、「どう転がってもブログネタとしては面白いやろ」という事で、貯まっていたDMMポイントなどを駆使して札を一枚も使わずに手に入れた。

(濡れ場に興味がないと言いながらエロゲで無いことに怒るべきではないのかもしれないが、そもそもロープラだし。あとエロゲの設定というのは筆者にとってもなんだかんだ重要で、多分エロゲじゃないとダメなんだなって所をエロゲ丸2年総括に書いて…まだストックで投稿してないわ…)

 

まぁ色々言われることは覚悟の上だと思うし。まぁやって率直にどうなのかっていう。

ゆずソフトSOURは明らかに義務ではないし、気分的に金を落としたくはないが、まぁ諸々で1000円かからずで買えたので、まぁ一回くらいは実験体と人柱になっといて今後どうするかはこれやって決めたほうが有意義かなって感じで。はい。

 

UIチェック

当ブログにおいて、エロゲUIチェック記事を掲載したことがあるが、ゆずソフトのUIというのは業界随一のモノであり、非常に高機能である。

oniji.hatenablog.com

今回も、こちらもゆずソフトのUIが流用されているので、そりゃ高機能である。コンフィグを見ていこう。

(なおこちらはPCのUIであり、iOSAndroidでのUIがどうなるかは知らん)

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まあとりあえず異様にタブが多い。

まず簡易設定。こちらで基本的な設定はまとまっている。ここから細かい設定が右に9タブある。クッソある。

 

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画面表示設定。

エンジンベース吉里吉里Z。元々から吉里吉里Zは高機能なのだが、ゆずのチューンはちょっとおかしいくらいそこから設定項目と機能が多い。

最大オリジナルサイズは1980×1080のフルHD。ゆずは千恋万花(2016)からフルHD

ESCキーで最小化とかいう回避とかの機能も付いてる。いやこれエロゲじゃないんだから(

表情表示はゲームに置ける左下のアップ顔のところだと思う。こういう所までオンオフ可能。

 

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進行関係①。

セーブ・ロードの実行操作のクリック数とか設定できるとか、マウスカーソルを自動で動かすかとか色々ある。

 

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進行②

オートでの再生速度とか、スキップの仕方有無、なんだかんだ色々とある。

スクリーンショットの設定もここですることも可能だ。

 

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テキスト関連。

テキスト速度やら、オートモードパターンやら、色々ある。

また文字色も自由に設定可能。

フォントも変更できる。ゆずソフトの初期フォントは"スキップ"。

 

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サウンド設定。

マスターボリュームあり、ボイス再生時BGM下げる機能あり(初期設定オフ、下げ幅を指定可能)システム音でキャラを固定できたりもする。

ボイスカットはデフォルトはオン。

 

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マウスジェスチャ設定。

ここでジェスチャを登録することが出来る。

戻るボタンでスクリーンショットがデフォルト。基本的にこのブログ記事もそれでスクショしているが、ブログ用に80%縮小して容量を軽くしています。ちなみにスクショは700枚くらい撮ってましたね…(ブログを意識して撮るのでどうしても多くなる)

ゲームパッドとかの設定も同じ(もうもう項目多くてめんどくさくなってきた)

 

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ゲーム基本画面。

基本的にゆずソフト最新作『喫茶ステラと死神の蝶』と大きな変更点は無いとも言えるが、そもそもUIにおけるSEが一部変更されている。

ゆずソフトのボタンを押す時の音等は長年変更されていないので、こちらでは一応の差別化を図っているのだろうか?

また、UIが中央揃えになっており、ここも違う要素。アイコンとかは割と定期的に変わってるので今回も変わっているかなと。

 

セーブは初期10ページほぼ無限ページ追加可能、お気に入りボイス機能あり、スクリーンショット機能あり。

まぁUIに関しては天下みたいなものである。

 

 

プレイ雑感

 

最初のタイトル画面表示でお気づきの方もいるかもしれないが、このゲーム『PRE STORY』から始まる。

 

こちらにおいて、世界観の説明と、主人公である伊吹カナトの外の世界に出るまでの過程が描かれるのだが、このプレストーリー、どうしても出てくるキャラクターが制限される上に説明と過程説明が大半となってしまった結果、クソほどつまらないので、ほぼほぼ触れない。

 

プレ~

いや本当にゲロほどつまらん。このプレストーリー。

いや面白くしようがないんだけど、ゲロほどつまらん。

これ20分くらいあるからな、20分ただただつまらん。(別にこのままゲロつまらんまま作品が終わるわけではないからゆずソフトファンもブラウザバックしないでください)

いや、必要だとは思うんだけど、初手の20分がつらすぎる。(まぁ20分つまらんでは済まんのだが)

 

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↑プレストーリーやってる時の筆者

なおこの作品のファーストキャラボイスは、株式会社伊吹の社員(秘書)三吉愛花(みよし・あいか)である。CVは長谷川育美(プロ・フィット)。

実質的な主人公伊吹カナトの親みたいなもの(

 

端的に言うと、まずこの作品で出てくるBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)という脳と機械を繋いで、様々な事を簡単に行えるようにするモノが発達しているという説明がなされたのと、

潰れかけていた伊吹って会社を、複数の人間の記憶を移植され、奇跡的に一人の魂が生み出された人形である主人公が立て直して、そうしていく内に感情を持って、外に出てみたいと言って外に出る~みたいな話です。

 

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愛花は普通に可愛い。可愛い社畜

伊吹カナト命名も彼女。

 

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プレストーリーが終わるとはじめからが選択できるようになるのでやっていこう。

 

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いやもうその下り良いから。ロープラで何文字説明と主人公の話で消化するんだ。

という事で、外に出るまで飛ばします。

 

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あっ、行く前に。

この話の途中で主人公の特殊能力が出てくる。

”魂の拡張”ってやつで、ツギハギの魂だからこそ、他人の意識と直接繋がり強い催眠術のようなものをかけられる…というもの。

めちゃくちゃ良識を守って主人公は使う(この時も取り付く島もない状態から話を聞いてもらうために使っていた)のだが、まぁ端的に言うとクソ強いし、話の展開として便利。

まぁ『竜姫ぐーたらいふ』における”種族の記憶”みたいなもんである。(エロゲで例えるな)(竜姫ぐーたらいふは「種族の記憶が教えてくれる」で、エッチの仕方とかドラゴンなのに分かっているとか、エロに限らず色々とそれで済ませる作品です)

 

外に出るぞ!って所でOPが入ります。

www.youtube.com

 

OP自体の話だが、よくよく考えるとゆずソフトって静止画だけでOP回した事ほぼなかったんだったわと思い出した。

ぶらばん!』(2006)でさえ動いている、でもって恐らく今作は実験作的な所もあるので、いつも通りアニメというわけにも行かなかったのかもしれない。

だからあの3Dモデルだったのかもしれない。とか思った。

ただなんで歌詞を表示させたんだろうか。いや、まぁスペースがスッカスカだと埋めたくなる気持ちは動画を作っている身として一定理解は出来るが。でもその出し方じゃダs(ry

 

 

ヒロインが出てくるまで〇〇分かかります

意気揚々と外に出て、色々な刺激を受けていく主人公のカナト。

お酒も飲むしか無い!ということでストゼロ買ってゲロ吐くという(

最初にストゼロはダメだぞと。

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まぁ原因は愛花さんですけど…う~んこの社畜

 

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という事でようやく今回のヒロインの一人、茨木リノ(いばらき・りの)が登場する。

な~~~~がい!!!!!

出てくるまでが長すぎる!!!!!!(ここから面白くはなってきますが)

 

…と思ったので、実際にこのメインヒロインが出てくるまで、どれくらい時間を要したのか、オートモードで実測で測ってみた。(プレストーリー終了からはじめからを迅速に手動で行った場合)

誰かしらキャラが喋りだすまで(愛花)→0:30.13
主人公が話したとされる言葉が表示されるまで→10:04:41
主人公が喋るまで→15:44.40
主人公の名前が決定するまで→19:22.41
プレが終了するまで→21:24.58
OPに入るまで→31:17.10
OP終わり(主人公が外に出た)→33:16.09
ヒロインが喋るまで→37:49.60
 
メインヒロインが喋るまで40分手前までかかるのってなんだよ。
しかもこれロープラなんだぞ!!!
いや実際オートでなんてやってねえから多分30分以下くらいでここに実際はたどり着いてるけど。
まぁストーリー上ね、仕方ないのは分かるし、そんな言うことじゃない気もするんだけどね。
今作は全年齢だし、別にヒロインたちと恋愛模様を描く系でもない訳だし。
でも……こうサイトに記載されているヒロインはメインヒロインの二人と主人公だけな訳だし、それが主人公以外はプレイし始めて30分は出てこない…まぁプレを省いたとしても15分出てこない、しかもフルプラでもないロープラでこれってのは、どうなの?って思わないとは言えない。
 
 

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そっけないように見えるリノ(まぁこの時まだ名前出てないけど)だが、吐いている初対面の主人公に対してお茶を買ってきてくれたりと、優しさが出ている場面。
最初のファーストコンタクトはこんなものだが、キャラ性は出せているシーンと言える。
…あっ、声優は東山奈央インテンション)。
 

HPを見る時間が少ないとすぐに気づきそうなことにも気づかなかったわ最初

拠点を作ろう!という事になるが、戸籍がない、口座が作れないという状況。

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そんな状況で、”地味なメモリ”を売ってる女の子に出会う。名前は後で出てきますが、金平仁香(かねひら・にか)。CVは首藤志奈(プロ・フィット)。
前述したBMIには色々なメモリを入れて読み込むことで色々出来るみたいだが、この子のは地味なのを売っているらしい。(音ゲーフルコンボとか、楽しいのを売りたいと)
…チョモいってなんだよ。
あと、この後の「オマエ、バカ!」の所好き。
 

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この子との会話をきっかけに(というか道端で大金を見せびらかす常識のないカナトが悪い)ガラの悪い連中に絡まれることになってしまうのだが、そこを助けに来るのが、今作のもうひとりのヒロイン、城門ツバサが登場する。
CVは東山奈央インテンション)。メインヒロインは同じ声優だぞ。
 

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助けてもらった後のご相談としてはウェイトが重すぎるのと手短すぎんよ~(
ここの反応割と好き…というか、そりゃそうだけど東山奈央は上手いよ。
 

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見るからに怪しいカナトだが、ツバサはルームシェアを提案してくれる。やさしいせかい。
「見て見ぬふりをするのは、寝覚めが悪い」というセリフ、どっかで聞きましたねえ…?という所から明確な匂わせがスタートした訳だが。
 
発表からリリースが4時間しかなかった当ゲーム、これはキャラクターがどういう感じなのかを知る時間が短いという事を意味するわけだが、これは一種の作品においても効果があったかもしれない。
筆者、この辺でやっとからくりに気づきましたね確か。
「あっ、そうじゃんそらそうじゃん」っていう感じで。
 

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もっとゆっくりHPを見る時間があれば…というより、もうちょっと真剣にHPを見ていれば目の色の時点ですぐ気づいた気はする。
ただ、それの提示の仕方としては結構衝撃を与えられそうな出し方をしたかなと思う。
なるほど、この設定はまぁ他にもあるネタではあるが、内容として面白くできそうな奴だなと素直に思った。
…なんか仮面ライダーWを思い出した(アレは返信する時に二人で一人の仮面ライダーになる奴ですね…)
 
一人の身体に二人の人格。これが今回のメインヒロイン。
これは全年齢でやるネタとしては良いんじゃないのかなと。こういう設定だと、そこから恋愛に発展させるのちょっとややこしそうだし。
こういうヒロインは、フルプライスの中のひとりっていうのも厳しそうだし。
こういうロープライス全年齢には割と適した設定なんじゃないかなあと。
 

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家賃とか折半とか、一階で寝ることとか、私の部屋には入らないとか条件を付けつつも、なんだかんだで放っておけないリノの許可も得て、2人だけど3人(というか主人公も正確には人間ではないのでもう数え方が分からない)同居生活が始まる。
 

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今回の主人公の設定っていうのは、複数の人間の記憶によって作られたという感じだが、
一般常識というか、実際に見たことがないものが多すぎるし、基本的にはあらゆる事が初となるので、ある意味で行動としては真直ぐすぎるくらいで良いので、色々書きやすそうではある。
しかし、毎度思うがこもわた遙華のSDって凄いよなあ…
 

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今回の二人で一人の設定は、茨木リノに、城門ツバサが憑依しているとも言える状態。
もう既に城門ツバサという人間は死んでいる…というのも、なんともな現実と言った所だろうか。
 

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ツバサはBMIは研究を行っていた事もココで明かされる。
元々病弱で、もっと生きられる方法はないかと自分の人格を移植する事を考え、研究に没頭していたと。
彼女は生きるために研究をしていたから、第一人者とか言われる位までなったのだろう。
 

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昼夜になる事は予想外の事で、そもそもどうして茨木リノの身体に同居させてもらっているのか思い出せない、人格に影響を及ぼすことのない範囲で記憶が足りないと。
そして記憶を埋めたいと。とりあえずの方向性が見えてきた。
なぜこのような事になっているのか?城門ツバサの記憶を探していこうと。
まぁ記憶がない系というのはベタという所はあるが、そこに人格が2人いる1人の人間とか、昼夜で切り替わるとか、いろいろなモノを足す事で違いを出そうとしているし、
こういう系統はよほどのことがない限りそんなに悪い形にはならん気がするしね…
 

ゆずソフトはあの呪文を伝統にしたがっている

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最近ゆずソフト、二郎のあの呪文をステラから擦りすぎ感もそろそろ出てきそう。
というか普通にもう一回そのまんまのが出てくる。
「ちゃろ~☆」しなくなった代わりに(ステラのOPで愛衣がやってるけど)、こっちが増えた印象も。
しかしずっと病弱で薄い食べ物しか食べてこれなかったので、食への欲求が強いツバサ可愛いですね。
味の濃い物好き~って感じですしね。昔水曜日のダウンタウンで刑務所から出てきた人間が味濃いの最初食べたがってたの思い出した(それを思い出すな)
 

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あと特徴的なのは笑えない死人ジョークである。
結構乱発してくるので、印象的。だいたい笑顔か><かどっちか…
 

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ここで新キャラ登場。
橋姫雛菊(はしひめ・ひなぎく)。カフェ『アインザッツ』の常連でBMI義肢の装具士。
他にもBMI関連の相談とか色々やっているらしい。しかしこの立ち絵、遊戯王とかで見そうだよな(
CVは武田華(ケンユウオフィス)。こういうキャラの雰囲気をやらせるとやっぱり強い気がするわね。
 

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あとマスター紹介するの忘れてたね。CVは景浦大輔(ケンユウオフィス)。
人相が悪いと言うか、顔の通りといえば顔の通りだが、味にはこだわりがあるらしい。
なんだかんだとアインザッツを拠点にすることも多いので登場頻度は多い。
 

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ツバサはアインザッツで、リノはフラワーショップ熊堂でバイトをしている。
お互い割とちゃんとやっている所はいて、一枚絵のクオリティは相変わらずだと思う。
 

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この辺はどうしてもキャラ紹介が多くなる。もうちょっとで全員揃う。
どうしても感想よりもキャラ紹介を優先しないといけないのうざいなって位級にキャラが出てくる。ヒロイン30分以上喋らなかったくせに
こちらは熊堂亜弥(くまどう・あや)。リノが働いている花屋のオーナー。
CVは笹本菜津枝(EARLY WING)。ハミクリCS版のりりりこさん。
 

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このリノターン、基本的にリノが可愛い。
慣れない挨拶にめちゃくちゃ照れてたりするし、犬にはこんな感じだし。
やっぱりいつもはそういう感じに見えなくても、可愛い所がちらちら見える系は強いなあとは思う。
原画が一緒な事もあって四季ナツメが微妙に一般通過してる時もある気はするけど…まぁそこまで影響はないかなあと。
 

一騒動とご事情と願いと

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そんな中、仕入れの中で『ドリーム・ダイブ』というBMIを使って芸能人の姿に魅せて飲める店の話が出てくる。
話題となっているが、なにかしら悪い噂も出回っているという事。
 
BMIで立ち直らせた伊吹の事を考え、カナトはその搬入に付いていき、魂の拡張を使うことで、BMIで何かが起きている事を理解する…という所から、この辺の話は動いていく。
色々出来る新しいものというのは悪いことにも使われやすいというのはなんでもそう。
 
しかし、行動力がまっすぐで、チートに近い能力で把握するというこの主人公のゴリ押し感は否めないけど、これで展開としては大幅にカットできるので、こういうロープラ系だと使われやすいという事はある気はする。
フルプラの長さがあれば、それが本当かの証拠を集める過程とかに時間が割けるけど、そうはいかない所はあるだろうし。
別に普通にロープラ全部そうではないけど、この作品の文字数の削減の仕方は設定とかで上手いこと削ろうという意思を何となく感じる。
 

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BMIを研究していたツバサにとっても今回の案件は気になる所。
BMI関連の話は基本的にツバサにしか深い内容は来ない感じ。
今存在している事にはきっと意味があると。
一応死んでいる身なんですが、基本的に明るいというイメージはある。というか実際は何歳なのかが真面目に分からんのがこのキャラだったりはする。
 

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これで主要キャラは終わりかな。
警察のBMI犯罪対策課の鹿御静歌(ろくみ・しずか)と阿久直比古(あく・なおひこ)。
『ドリーム・ダイブ』の一件で一度話を阿久に聞かれてから関係が始まる感じ。
CVはそれぞれ末柄里恵賢プロダクション)と間宮康弘(ケンユウオフィス)。
時代についていくのが大変なおっさん刑事と、その部下である女刑事…って感じでいいか?説明。
まだまだBMIに関しての知識という所では警察も追いつけていない部分もある感じなのが、この話から始まり警察のこの二人と定期的に関わっていく要因にもなってくる。
阿久の雰囲気なんか好き。というか今作はマスターと阿久が男枠だがこのふたりとも結構好きかも。
 

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人を酔わせることは流石に出来ないBMIだが、人を芸能人に変化させられるなら、他のものも視覚的に変化させられるのでは?という所から、水だと思わせて酒を飲ませているのではないか?という推測をカナトとツバサは行う。
この前に酔っ払いがちゃんと水もいっぱい飲んでるとか言ってたし、そういうのも伏線としてある感じですね。
まぁこの辺りはそれこそ伊吹のBMIを立て直したカナトと、命がけでBMI研究してたツバサですから強い。
 

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そう言えば今回のアイキャッチは3種類存在するが(一つはロゴが出てくるだけのシンプルな奴。まぁノイズエフェクトっぽいのを使用した奴)
このヒロインを使用した奴は昼と夜の転換でよく使用され、これでツバサパートと、リノパートが分かりやすくもなっている。
基本的にもう転換すると昼になってるし、夜になっているので、このアイキャッチ使用方法は当然といえば当然だがグッドポイントだと思う。
 

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今作、差し込みのちょっとフェチいのが入ることが多かった気がする。
これも飲んでいる所だけ出てくる。
こういうカットインはあったにはあったが、基本立ち絵でのカットインが多かった印象で、こういうこのために描いてる奴がってのは、あったことはあったかもしれないが、今回は短さの割には多かったかなと。
ここのチョコと焼酎飲んでるリノ可愛いっすよ。
テンションが上っている時の声はちょっとツバサに寄るんすけど、この二人のキャラクターってどういう声帯の設定なんだろうね。
同じ身体だから同じ声が出ても良いけど一応声自体は違うけど(声優は同じだけど)
同じ声帯を使ってるんだろうか?細かいことは気にしたらガバるからやめるか。
 

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そしてこの間に口を滑らせ、リノは自分で自分の体を売って、何かの実験をされてこうなったことを明かす。
人生に絶望している人間が自暴自棄になったというか、どうでも良くなった時に本当にそれを行動に起こしてしまったパターンの奴やん…
 

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ただ、リノにとってはツバサと一緒な事は悪くないし、今の生活には不満はないと。
でも、一方的な申し送りのBMIの越しじゃなくて、直接話をしてみたいと…
 
同じ身体だから話すことは不可能である(しかも時間毎に人格が分かれてるから)二人。
お互いがお互いを思っている事は間違いない。その中で出てきたこの「話をしてみたい」という所。
これは着地点は二人が直接喋る所になりそうですねえ!という感じ。
そこまでどう紆余曲折して、どうその形に持っていくのかの勝負がここから既に始まったのかもしれない。
 
今作、大筋のテーマや、着地点の設定感は非常に良い…という言い方が正しいか分からないが、良いと思う。
面白くなる可能性が高いテーマだと思うし、そういう落とし所ならいい雰囲気で終われることは結構多いしね。
 

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この辺りから謎回想が入る。
記憶を探しているのはツバサであり、この回想はツバサのモノであると考えるのが普通だが、とにかくアバウトなモノでさっぱり分からんというのがプレイ時の感想だった。


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カナトとツバサの警察への協力のあと、かなり早く摘発が行われた『ドリーム・ダイブ』。
BMIは既に生活の一部であり、致命的な欠陥があると影響が大きいという事で上が逮捕を急いだようだが、肝心のBMIのシステム解析には時間がかかると。
そこで、BMIに詳しいカナトに今の方向性で合っているかどうかの指針が欲しいという話だった。
勿論調査をして欲しい訳じゃないと、以来は阿久個人からのモノ…とか色々気を使ってくれたお願い。
 
これに自分が役に立てるなら、そしてもしかするとそのデータもツバサに関係があるかもしれないと思い、協力することに。
結果的にBMIの機能としては味覚と嗅覚に作用しており、水と称して日本酒を提供するとかをしていたのではないかという事、そしてこのメモリーのデータもツバサに関連のあるものであった訳だが。

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この一件の下りはツバサのターンとしては重要なターンだった感じがある。
勿論騒動の解決もそうだが、ツバサの記憶が一つ戻った(くだらないことだが)という事、それにカナトが協力できた事。
 
そしてこの一枚絵は非常に美しいというか、ツバサの笑い方が絶妙だなと思いつつ、演技も素晴らしかったですね。
個人的にはこの一枚絵の感謝のシーンもそうですが、メモリーを入れて笑ってからごまかす所のシーンとかの笑いの割合と喋る割合とかが絶妙だなとか(表声優にこういう事言うの逆になれなくて気持ち悪いわ)
 
本編でカナトが「城門さんも、茨木さんも笑顔が似合う」「もっと笑って欲しい、笑っていて欲しい」というのが出てくるが、そういうのをしっかりとこちら側にも思わせられるような展開だったかなと。
この辺りの展開…というかヒロイン二人が登場し、二人で一人が分かってからこの辺りは結構普通に面白くてすすめるの早かったですね。
展開としてオーソドックスな要素もありますが、展開としては自然な方だったし。
ツバサ、ここまで結構リノと差が正直個人的にあったがココでめっちゃ詰めてきた印象。
 

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橋姫先生、いきなりちょっと話重いっすよと思いながらも。
ここ、素敵な表情(かお)という表現がやったら多用される。素敵な顔じゃダメなんすか?とか思ったり。
この人、普通に交通事故遭って右手義手だから結構過去が重いので「何が起きるか分からないんだよ」の説得力がさあ…(
 
 

クリスマスは誰かの為に

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季節は年末に向かい、熊堂さんとかにもクリスマスどうするの?とか聞かれた結果、クリスマスを楽しむ(パーティーをする)ことに。

リノ、こういうの初めてなのもあってこう色々と悩み始めるの可愛い。

というか、全編通してパッと見はそんな乗り気じゃなさそうとか、興味なさそうな雰囲気を出しておいて、実はそんな事なくて…っていう流れが出来るリノはキャラとしては大得だよなあって。

あとなんだかんだでゆずはSDを使うタイミングが上手いと思う。

他の作品でもSD絵って割と存在するけど、そない出てこないとか、出すタイミングが効果的じゃないとかもあったりするしね。

 

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定期的な愛花との連絡パートでは、やっぱりツバサの研究が流用されていたというのが明確になりますね。まぁそりゃそうでしょうけども。

一人は死んでるが後は行方不明らしいよ。

しかしもう完全に保護者ですね愛花。あとクリスマスと言えばですぐにシャンパンが出てくるの、この人普通に酒豪なのでは?ってなる、早死しそう(

 

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どうやってそれからこれが生まれるんだよっていう親子関係(

これで娘溺愛系親父なの結構ウケる所ですが。

ここから仁香の登場頻度もちょっと上がりますね。

 

結構クリスマスに近くなってから準備をしようとしたので、ケーキ予約できる所ももうほぼなく…という所で、マスターに教えてもらおうという話に(というか仁香と3人でゴリ押しした所あるけど、この辺の会話とかが微笑ましいというかなんというか)

 

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ここでツバサに準備を手伝ってもらう事で、クリスマスをより楽しく3人で過ごすことを考えるカナトは真直ぐというか主人公な所ですね。

ツバサはリノが楽しんでくれたらそれで良いし希望はないって感じだった訳だが、これで全員が関われる形になると。

昼夜で変わる人格で3人ではいられないので、こういう形を取るというのは、結構設定を活かした上でよほどの事がない限りいい話になるし。

ここからクリスマスまではほぼ約束された展開なので安心して進められましたね(ゆずの事なのでクリスマスで何か起こす事はなさそうというのもあったけど)

 

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プレゼントに悩んでるリノは、熊堂さんにこんな事聞いてたりするので。

可愛いですねって感じ。

この辺は熊堂さんの理解も早くて助かる部分はありつつ(というか散々この前に弄ってるしな)

この辺になってくるともうリノもカナトがいるのは悪くないなと思っている所ですし、やっぱりずっと一人だった所から挨拶できる関係がいるとか、そういうのでリノにしろツバサにしろカナトへの受け入れがいい感じになるんだろうなあと。

まぁカナトは裏とかない人間のようなものですし、二人のために真直ぐ行くのでねえ…w

 

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マスターに教えてもらいながら、ケーキを作っていくツバサとカナト。

ここで仁香のウエイトレス姿とかも出てきたり、橋姫先生も出てきたりしてるけど、それ全部触れてると文字数エグくなりそうなので…

ツバサも今までは自分のために色々な事をやってきた訳で、誰かのために何かをするという事はなかったって事ですよね。

ツバサとリノはどっちも色々と事情が違いますが一人だった訳で。

二人は申し送りとかで連絡は取り合ってはいますが、その場では一人だったところに、カナトが来ることで2人になった上に、同じ身体にいる相手とのつながりも強くなってきているという感じがこのクリスマスのイベントでは感じる所。

 

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上手いこと言おうとした結果よく分からないことを言ってしまうリノさんです(

まぁなんだかんだケーキ上手いこと作れるのって、天才を生み出す実験から生まれたカナトと、BMIの研究してたツバサってのも大きいんだろうね、これがリノがやることになってたらもうちょっと苦労してそうw

 

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このクリスマスはリノとツバサにとっても非常に重要な大切な日になった感じがありますね。

リノも誰かに自分のために何かを作ってもらったこととかないでしょうから。

周りが普通にある程度は貰っているモノを貰ってこなかった人間は、こういうのをしてもらった時にはすごく来そう。

 

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リノはマグカップとタンブラーをプレゼントしてました。

100均で買ったコップを永遠に使ってたっていう描写もありましたし、実用性の高い丁度いい位のやつ。

リノは赤面することが多いのも得してる気はする。

リノってありがとうを「アリガト」って言うんですけど、この「アリガト」の東山奈央の演技結構好きですね。

なんなんでしょう。リノの味のフェスティバル位意味不明な事言うなら、ちゃんと「アリガト」なんですよね。「ありがと」じゃなくて。カタカナ感がする(???)

 

クリスマスを見ていると自分がいなくても世の中は回っていくんだなと思っていたというのはまぁ重いですけど、割と思っている人間は現実にもいると思いますね。

 

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まぁこれしながら直接は見れないツバサのためにBMIで映像記録残してるカナトの用意の良さ。自撮りの話とかを上手く繋げてきていて、話の筋としても結構通っていたかなと。

それでツバサは喜ぶし、こういう顔してるんだってなるんだけど、同時に申し訳無さとか色々と感じてそう。

ツバサはリノの身体を借りている身だし、コレ以上は迷惑はかけられないと記憶を探しているっていう話の時にも言ってた訳で、リノに対しては基本的に良い関係にはなってるけど、根底には罪悪感があるなっていうのを改めて感じる所。

基本的にツバサは明るい子だと思うんだけど、こういう所に明確に影を感じる気はする。

 

ちなみにこの後にメンカタヤサイニンニクアブラマシマシが登場します。

ステラからマジでラーメン死ぬほど推してんなお前な。

 

 

お正月と新たな騒動

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リノは素直じゃないのでまっすぐにぶつかるべしというツバサの言葉辺りからお正月ムードに。

リノは素直じゃないのはそう。でも死ぬほど分かりやすい。

ゆずにおいての『そういう顔をしている』『顔で分かる』というのは結構主人公に対して多用されることが多い印象もあったが、リノはその主人公レベルで反応が分かりやすいと思う。

これが可愛いんだが。ゆずはキャラゲーと言われるが、今回もちゃんとキャラゲーしてるって事。

すっかり三人の関係性もいい感じというか、数ヶ月の間の事でリノも例年より楽しかったとか言ってるし。

 

ぬいぐるみ、やっぱりリノ側の趣味だったんだ…(クリスマスの時のSDで抱いていたので)

 

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そんな中新たな騒動となりそうな事例が。

盗撮案件らしい。メモリーでもそれが売買されているという事で、警察サイドも調べ始めているという事で。

『今日の美人ちゃん』っていうタイトルのセンスの無さには笑いそうになったけど、まぁそういうタイトルで良いよなってなった(

 

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しかもどうやら普通じゃないぞというのも分かってくる。

マスターの聞いた愚痴から、熊堂さんの所のお得意さん(キャバクラ)の所でも盗撮をされて、やめられてしまったと。

でもカメラも何も出てこないし、内部犯の可能性も考えたけど状況に合わないと。

 

まぁでもこうなってくると話的にBMI関わるよねえ…?

それこそ自撮りとかの話で視点を変えて撮るとか言ってたし…

 

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で、まぁ仁香が盗撮に遭うという形になってくるわけですよねえ…

家の中で、ドライヤーかけてる所を。いやプライベート空間過ぎるだろと思いつつ。

 

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でもカメラはどこにも見つからない。

キャバクラと同じである。さてさて、話が動いてきたぞって感じはする。

しかしこういうターゲットにされるの、仁香なんだって一瞬なったけど、なるとしたらまぁ仁香しかないか…メインヒロインを盗撮する形になるとまた別問題のヤバさが出てくるけど話が膨らみすぎるしね。それこそフルプラだったらそっちでも面白かったかもしれないけど(でもそうしたら畳める気はしないな上手いこと)

 

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ゆずソフトの親父は大概聖人ですからねなんだかんだ。

一生黒幕を疑われ続ける千恋万花の安晴でさえ良い親父でしたからね(白目)

なんだかんだ仁香を和ませたりと色々やってて良い親父感出てましたよ。

 

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見た時から違和感を感じていたツバサだが、その違和感はカメラの位置がどう考えてもおかしい事である。

鏡と仁香の間にカメラがないとおかしいと。反転していないし、鏡自体を映しているわけでもない。それなら仁香の後ろ姿が映らないとおかしい。

となると、BMIを通して視覚情報を盗み、それが流れたのではないかと。

BMIにはインターネットのような離れた場所に繋がる機能はなく、外部に繋がるにしても自分の意志によって行うもの。確かに視覚情報を出力するのは既存の機能だが…?

 

この辺りの話はツバサがBMIを研究していた事がよく分かるというか、そういう研究をしているからこそすぐに気付ける違和感みたいな表現の仕方かな。

筆者はBMIは付けてるの分かったんでまぁBMIから出力だよなあとまでは思ったけど鏡との関係性とかまで言われるまで分かってなかったわ。でもこれ分かる人はあの一枚の画像で一発で分かりそう。

 

…視覚情報を盗むとかそういうの、『神様のような君へ』(2020 / CUBE)とかでも見たなあ…

 

しっくり来る配置、もうなんでもありの解決

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あっ、そっか橋姫先生さんなら行けるじゃん。とこれ見た瞬間に黒幕認定をした。

というかもっと前から黒幕認定しておくべきだった。アホだわ~、考えれば分かったわ。まぁゆずソフトの作品ってそんなに考えてやらないからさ(

というか話上黒幕は一択なんだよなあこの状況だと。

フルプラのゆずソフトなら立ち絵がないぽっと出が敵だったりすることもあるけど、それでもセンターヒロインは大概立ち絵ある人間とかが多いし。

そういやこの人いたじゃんと。似合うし。

 

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阿久・鹿御の警察お二人から借りがあるからと少し状況を教えてもらう。

どうやら『今日の美人ちゃん』は盗撮されたものではなく、元々は”救済サイト”という会員制のサイトで、外に持ち出せば炎上間違いなしの生活やイジメの動画などが出回っている動画の中から抜き出してメモリーで売買されていると。

なんか色々絡んでいてややこしそう。

 

またカナトはBMIには近接での通信が出来る”Hya-Line(ヒアライン)”とかいうBluetoothとよく似たモノがある事を指摘し、それを上手く介してやれば、可能性はあるかもしれないという仮説を立てる。

まぁ10mとかそこらの通信だが、上手く中継とかすれば行ける可能性はあるからねえ…

 

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ずっと考えているカナトにリノがコレ。

別にリノはBMIとかそういうのには全く詳しくない訳だけど、人に話を聞いてもらう事って大事だったりするから。

リノの優しさが出たシーンではある。

 

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リノは、救済サイトの話とかを聞いて、勿論肯定するわけではないが、気持ちは分かるという話をする。

これは現実世界においてもそうだと思うが、下を見ると安心するというのは何にしろやっぱり存在してしまう訳で。

やっぱり現実から逃げるっていうのは普通にやってしまうし。

ずっと一人だったリノとかは特にそういうのはありそう。

 

非合法の研究に協力したのはお金が欲しかったからもそうだし、「もうどうなってもいい」と思っていたのかもしれないというのも、まぁこれまでのリノの人生を考えさせられる。

 

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その中で、リノはツバサの事をお願いしてくる。

申し送りでも愚痴一つ聞いたことがないと。誰もが何かを抱えているはず。

この身体だし相談できる人は限られている。カナトにしか出来ないと。

 

ツバサが何かを抱えている事は間違いないとまで思わせる描写はあったわけで、そこに触れていく感じに。

 

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ツバサは、病院で不自由な生活を送ってきたからこそ、妬みとかには近い環境にいたはずであり、

自分の記憶がないからこそ、この状況が都合が良すぎると。

自分は本当にリノの身体を乗っ取ろうとしていたのではないか?

いい関係を築けているからこそ、自分がこの状況を生み出した元凶であることもなおのこと怖くなってくるというか。

やっぱりツバサはリノに対して迷惑をかけているという気持ちが強いのもよく分かるかもしれないですね。

過去を取り戻すか、過去を捨てるかの選択する勇気すらないと。

 

そんな想いを聞いたカナトは恩人である事は変わらないし、もしそうなったら俺も一緒に謝るし最後まで付き合うと。

まぁこの主人公は本当に真っ直ぐなのでねえ…

 

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今回の事で身にしみてメモリー売買とかからは足を洗った仁香。

そう簡単に不安が消えることはないし、こういうの見るとこの主人公さんは行動速攻したくなるようなタイプなので。まぁこの主人公、悪意が存在しないんですよねえ…

なのでまぁ、展開としてはすすめるのが楽になるというか、異様に正義感が強い主人公とか、エロゲとかにもいて「聖人すぎる」とか言われたりすることもあるが、

今回の場合は複数の記憶から生まれたまっさらなロボットだった人間が感情を持った設定なので、これが許されやすい構造を作ってるとも言えますわね。

 

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この描写、エロゲとかで主人公が黒幕にやられるフラグ定期ですね。

まあ基本的にこうするしか無いしね、仕方ないね。

これを自然にできるとなおのこと良いんだけど難しいよねえ。

 

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まぁそうでしょうね。

 

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なんというか橋姫雛菊ってキャラは、黒幕ポジと言いつつも結構こうヒステリックな方じゃなくて淡々としているのが結構好きですね。

こういう役柄であればCVが武田華なのも活きるでしょう。割と初登場の段階から喋り方とかキャラクター性が好きだったんだけど、キャラ設定と配役がしっかり合っているんじゃねえかなあって思う所はある。

 

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ケータイとかスマホってこういう展開する時にも便利だよなとか考えますけど、

こりゃただ事じゃないぞという事を明確にする演出としては効果的ですよねえ…


 

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橋姫雛菊っていう人間は周りの環境がこうさせちゃった所がちょっと強い。
しかしちょくちょく入る回想がまさかメインヒロインではなく橋姫雛菊のモノとは最初の時は思いませんでしたね。
割とちゃんとミスリード出来たのでは?って感じ。
この人、自分があまりにも不幸だったから、周りの人も不幸だと思い込みたいと思いすぎているとも言えるけど、単純に境遇的に色々壊れちゃったって言うのが強い気が。

なんというか、こういう人間はいそうだけど、それを本当に証明する為の手段とか、行動できる技術とかが伴ってしまうとこうなっちゃうというか。

いい方向に転がっていれば優秀だっただろうに…というのは凶悪犯罪とかでもありますけど、そういうタイプかな~と、橋姫雛菊は。

 

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自分の悦びの為に確実にツバサを利用しているという意味では共感できない部分も多いけど、割とすべてを否定できる存在ではない気がするんですよね、この人。

まぁ勿論そういう形にしようとしてこうなってるとは思うんだけど。

 

実際ツバサは記憶を求めていたわけだし。

今の自分があるのはこの移植があったからこそであることは間違いではないし。

でも、そのやり方が狂っているのが橋姫雛菊っていうキャラかなあと。

 

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ツバサは全てを聞いても、向き合うことが出来ましたね。

まぁこれはリノがツバサの事をカナトにお願いしたり、それで話を聞いたりしていたからこそという言い方もでき、勿論このような形で分かるのは少なからずのショックを受けることにはなるけど、不幸中の幸い要素はあったというか。

”謝る”って簡単そうで出来るもんじゃないよねとも言える。

 

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しっかし、こう橋姫雛菊の止め方というか、黒幕退場のさせ方が割とめちゃくちゃというか、序盤で『魂の拡張』は『種族の記憶』くらい便利そうと書いたが、マジで便利すぎるというか、これが出来るなら割となんでもありみたいな所がある。

 まぁ繋げていたのは橋姫サイドがやったことだからまぁそれが糸口ではあるんだけどねえ…

まぁでもあんまり言うと異能系全否定しちゃうかな?

でも便利だなあくらいは思わせてくれ(

 

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ツバサは周りにも救われた感じがしますね。

警察が来る前に関連しそうなメモリーを回収して、記憶を取り戻そうと。

カナトがいなかったらと考えると、そりゃツバサはどうなってた事かというかなんというか。

  

責任の取り方

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一日半寝ていたカナト。

なんだかんだと口の中のダメージしか基本的には無いことになっているが、色々とダメージが蓄積していた感じはある。

とにかく今日はゆっくりした方が良いという感じで、リノが看病してくれる。可愛いね。

ツバサからの説明があるまではカナトも言わない方針であり、それをリノも受け入れる。

ここでむしろツバサをお願いされていなければ、不安を打ち明けることもなく、橋姫を喜ばせる反応をしていたかもしれないと、感謝をしているが、これはマジでそうだった可能性がある。不幸中の幸いとも言えた部分だよな。

 

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カナトが無事であったことに安堵したツバサは、記憶を取り戻した事を告げる。

周りに病院の人間はいたけどそれはあくまでも患者と病院の人間であって。

死んでも淡々と事務手続きが行われるだけだと。それが嫌で。誰かに覚えていてほしかったと。城門ツバサという存在を。

親しい人間が欲しかったと。もっと早く生きているうちに気づけていればこうはならなかったかもしれないと。

 

でも、城門ツバサが生きている間にそれを理解するのは中々に難しいというか、環境がそうさせてくれなかったよねえという感じ。

自分がこうやって人の身体でも生き延びたくて…というのも、勿論褒められたことではないけど、切実だったとも言えるし。

 

まぁでも人の身体を乗っ取る気だったという事実はそりゃ堪えるだろうけど。

でも、こうやって周りに人が出来て、カナトは友達って言ってくれる。

 

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幸せだからこそ今のうちに消えることを選ぶみたいな事。

しかしゆずソフトのヒロインは本当に消えようとするし、いなくなろうとするし、やめようとしますね。

まぁそれを打破することが話としてええ話になりがちなので仕方ないんだけど。

 

でもどんなリスクがあるかわからないからこそ、そういう危険性を理解しているからこそのツバサの決断とも言えますわね。

 

まぁこれをどうして上手いこと着地させるか。

もう序盤の段階で二人が話すというところに最終的には着地するだろうと見当は付く上で、一つの障壁が現れた…というか、ずっと障壁だったところに時間制限が付いたって感じかなと。

 

誰かに頼るということ

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リノはツバサからの申し送りで、ツバサが記憶を取り戻し、愚かなことをした責任を取って自分が消えるという事を聞く。

どうか幸せでいて欲しいと。

 

この話全体のミソは二人のヒロインは会話不能な事だよなと改めて。

聞いていることしかお互い出来ないわけで、そこにカナトという存在が二人をつなぐとも言える訳で。

 

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リノはツバサが言っていたこと全てを知っていたという所に行くかと。

本当にどうでもよくなっていたというか、城門ツバサという存在は生きたいと思っていたし、生きる意味がある人だった。

羨ましかったと。だから城門ツバサになら身体をあげてもいいと思ったと。

 

今回の両ヒロイン、お互い一人だった事も含めて共通点が多いが、お互いがお互いを思っているからこそのすれ違い要素みたいなのがありますね。

まぁこれは主人公とヒロインで行われることがゆずでは多めですが、今作ではヒロインとヒロインがという形に。

 

お互いがお互いを羨ましいと思っていた部分はありそう。

でもリノは羨ましいと思っているけど、ツバサも一人だったし、病院の人間は病院の人間だし、求められているのはBMIの研究の意味という所も強かっただろうし。

茨木リノも、城門ツバサも、どちらも人間としては求められていなかったのかなあとも思いますわね。

 

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本当はツバサと一緒にいたい。

でもツバサは自分のせいで迷惑をかけていると思っているし、リスクがある。

その時点でそれを言ってもツバサを追い詰めることになる。

リノとしては、いつ記憶をツバサが取り戻すのかはわからないにしても、こうなることは一定分かっていた訳で、その想定はしていても、この図式が変わらない限り結論なんて出ないからいつも通りを努めていたみたいなもんですよね。

しかしこの二人の関係性は本当に複雑とも言える…

 

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じゃあ誰かを頼るってのはどうだと。初めて出来た友達だから。

とか言えるのが今回の主人公なわけでして。

だからリノは頼ることにしたと。

 

…いや割と無理難題だけど。

 

今作、全員が一人のようなモノの所から友達になる過程と、友達がいる必要性みたいな所が結構テーマかなとは思いますわね。

全年齢らしい設定とも言える。

 

二人の意思は固いが方向性は違うよね

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橋姫さんは、こう境遇が可哀想なので、そんなに怒る気にもならないというか。

黒幕ポジにしてはちょっとショボめなのもあってそんなに嫌悪感はないっすね。

警察のお二人との話で、カナトは一つの可能性を考える事になる。

 

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ツバサのアナザービューはなんとも悲しいというか。

もう逃げないという言葉は確かにそうなんだが。二人を逃げ場にしないと。

幸せを知ったからこそ、自分で自分を壊すプログラミングを組んでいくというのは非常に辛いというか、自殺の準備をするようなもんだし。

幸せを手に入れただけでも幸運。でも自分にしか出来ないことがある、存在している事には意味があるというのはただのワガママだったと。

 

でも、求められてるんだよなあ、カナトにもリノにも。

しかし本当にゆずソフトヒロイン、大昔から消えようとしがち。

でも消える系統イベント、一生佐奈(天神乱漫)を超えられなさそうな気も。

寧々(サノバウィッチ)は…また種類が違うしな。

 

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リノはカナトが調べに行ってくれている間のアナザービューが差し込まれてますね。

もうどうでもいいと思って実験を受けたのに、そこで何かを取り戻せた。

ツバサと出会えたという幸運を手放すことはできないと。

 

リノはツバサを『家族と呼べる存在』と言っている。なんか家族愛方向にまで範囲が進んできたんだけど。

甘えちゃだめだと思っているし覚悟は固そうだけど明らかに辛そうなツバサと、甘えているけどこっちも覚悟が固いリノって感じ?

リノがここまで真っ直ぐに一緒が良いって言ってるのは切実ってのもそうだけど、ここまでの成長なのかなとも思いつつ。

 

結局ゆずって結論に向けての過程が雑なのは変わりようがない

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まぁ結局落とし所としてはぽっと出の研究者とかを出さないといけないんですよねえ。

もちろん、コイツがカナトを作った人間の一人という接点は存在するし、一応研究者は一人は死んでてあとは行方不明とか情報はあったっちゃあったから、ぽっと出というべきではないのかもしれないが、でもぽっと出だと思う。

 

『喫茶ステラ』の栞那√の時にも言ったけど、最近のゆず、着地点に対しての着地する過程がホント雑。

まぁこうするしかないっちゃないのだが、栞那が戻ってくるのもクッソ雑だったし、今回も言うて雑。

 

こうやって”代わりの身体”を出現させないことには、結果が達成できないし、その体が存在することは主人公自体がある意味証明しているわけだから、まぁいいっちゃいいんだけど。

でも、なんというか、予兆みたいなモノがもうちょっとないとさ、スッキリしないんじゃね?

 

ここから最後まで、とにかく都合が良すぎる。色んな意味で。

いや、仕方ないんだけど…でもやっぱりここってこういうのしか書けないんだよね、多分。

だからまぁいつも通りと言えばいつも通り。

ただ、まぁいつもよりロープラなので過程のぶっ飛ばしが更に大胆になっているので、「なにこれ?」って言われても仕方ないと思うんだよね。

いやじゃあどうすりゃいいのって言われても困るけど。でもさあ…

 

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リノの申し送りは、ツバサをぐらつかせるにはあまりにも十分というか。

リノの意思がめちゃくちゃ強いのが良いっすよね。ああいう素直じゃない子がこういうのをするとパワーが強い。

親しい人間が欲しいを上回る言葉ですしね、出てくる言葉は。

 

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意識のない身体に人格を移植すりゃいいという結論は、まぁなんともゴリ押しですが、この世界の設定上ではまぁおかしくはないのでそんな文句を言うべきではないのかなとは思います…というか、そういうのがないとこの作品の着地点に迎えないからね。

 

何を選んでも後悔してしまいそうという言葉に「新しい後悔をしてみないか?」という切り返しが出来るのは、カナトも割と融通が効くようになった感がある。

結構面白いセリフだったと思う。

ツバサは意地汚い人間だと言っていますが、境遇とかを考えればこちらも致し方ないのかなあとか。

 

ある意味橋姫雛菊と城門ツバサって紙一重みたいな所あるよねえ…

 

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いやだから過程をぶっ飛ばすなやい!

もうピースは揃ってるので普通にいけますよハイじゃなくってさ。

まぁ説明ばっかりになるし?それで良いのかもしれないけど、プレであれほどゲロつまらん説明したんだから、あれよりは面白い過程にはなるだろ。

あるじゃん、自分を壊す為のモノを作っているときのツバサと、自分を移植するためのモノを調整するツバサとの対比とか、色々書けたじゃん。

いやロープラだし仕方ないのかもしれないけど、そんなクッソあっさり『あっ移植は成功しましたから』って言われてもなんか達成感がねえよ。

 

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カナトが言っていることが、まぁ最終的にこの作品でゆずソフトSOURとして何を伝えたかったのかが集約されているとは思いますよ。

しかし愛花、保護者だわ~。

 

約束された結末、でもそれでいいと思うよ

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まぁ着地点はココで良い訳だし、ここに着地する事は途中から分かってたし。

でも、この着地点自体が良いからいい雰囲気で終われると言うか。

そりゃこうなりゃいい感じに終われるわよ。

 

お互い面と向かい合って謝れたし、これからも一緒にいたいと言えたし。

「いいお話!完!」って感じ。

 

まぁ色々と都合が良すぎるけど。身体変わってねえし。いやまぁ茨木リノ自体のクローンがあってもおかしくはないから良いか、良いのか?

まぁでもここで変わられても話的に困るっちゃ困るか。

まぁいっか(適当)

 

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なんだかんだ3人揃うと「おぉ揃った」ってなるけどね。

友達って、心置きなくいられる存在って必要っていう話に最終的に帰結していくわけですが。

一人だった三人が二人になって、そこに一人加わって、でもそのうちの二人は一人で二人で、それがちゃんと二人になって三人になって終わる…

書いててわけわからんなってきたな?

まぁそれぞれ一人だった主要キャラが、最終的に三人になって幸せになるお話。

 

しかしツバサの髪はもうウイッグじゃないって出てきたんだけど、染めてるのそれは。

どうなってんのそれは。いや野暮か。でも見た時に「どういうことなんだそれは」って普通に喋っちゃった。

 

当たり前が当たり前じゃなかった人たちが当たり前を掴むまでの作品みたいな結論で良い?

しかしなんで「当たり前」じゃなくて『当り前』だったんだろう…(ずっと気になってた人)

 

ただ、根本的な事を言ってしまうのであれば、こういうある意味で道徳的な所をやりたいんだったら、SFチックな設定にする必要性ってあったの?とは思わなくはないよ。

ほら、この設定だったらもっとSF方向に寄ってもいいしさ。結局主人公の人格ってどういう感じなのかとかさ、タイトルの『PARQUET』は寄せ木とかの意味になるけど、あんまりそれがどうのとかしなかったし。

まぁこのブランド、タイトルを基本的に回収できない会社なので仕方ないんですけど。

綺麗に回収したの、多分『千恋*万花』くらいだし。

『RIDDLE JOKER』のトランプ要素、あやせ√のスピードくらいだし。

言うて『喫茶ステラと死神の蝶』も死神と蝶の設定活かせましたか?と言われるとう~ん…ってなるし。

 

まぁでもそういう設定だからこそ…みたいな事なんだろうけど。

だろうけどね。こういうのは恋愛とエッチ絡むとしにくそうだし。

まぁいっか(適当)

 

 

なんでこんなアフターにしたんすかねと思いつつ、結局ゆずの強みってどこだっけ?を端的に表した形

 

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端的に言うのであれば、このアフターってこの作品としては筆者的には0点に近いまであるとは思うんですよ。

クソ雑なこのゲームでの唯一の選択を選ぶとそっち側に重きを置いた話が展開されるんですけども。

 

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おっ、ギャルゲか?エロゲか?みたいなことをするわけですが。

ここまで心置きなく入れる存在がどうのとか、友達がどうのとか、家族がどうのとか言ってた作品で、そのヒロインが鈍感主人公を取り合うのは話として普通にどうなのってなっちゃう。

 

あれだけ道徳的なとこをやってたくせに結局それかいと。

この設定だとエロゲではやりずらいだろうなとか、恋愛に持っていくのは難しいよねって書いてきた筆者はなんだったのか。

で、なんか取り合いますよこの二人でって雰囲気だけ出してアフターが終わるんだけど。

何その寸止め。この作品に入れる必要あった?

じゃあ続きほしいかって言われるとそれでゆずソフト本家が遅れるくらいならいいです…って感じだしなあ。

作品的にも構成的にも0点でも良いと思うよ、アフター。

 

でも、結局の所ゆずソフトが強い所ってどこだ?って言われたらこういうイチャイチャしている所でのキャラクターの可愛さって所もやっぱり大きいと思うんですよね。

実際、ツバサの可愛さを一番出せていたのはアフターだったという言い方もできるというか、リノは本編でもそのギャップのキャラクター性とかで可愛さを結構簡単に引き出せる事もあって、そういうシーンが多かったけど、

ツバサは別にそうではないし、どっちかっていうとBMIとかのまじめな話が多めだったからそういうシーンが多いわけではなかったし。

 二人のキャラクターが非常に可愛く描写されていて掘り下げられたという意味ではこのアフターは大きいなとは思う。

思うからこそゆずソフトの強みってやっぱこういう所だよなあと再確認してしまう。

だから「ゆずソフトってこれじゃん」ってなっちゃう。

この作品のアフターとしては0点でもいいんだけど、ゆずソフトとしてはこれが合格点なんだよなあと。

 

今作、全年齢でやるという設定としては良かった。

良かったからこそ、それを貫く場合はこのアフターは不正解だと思う。

でもこのアフターはキャラクターを掘り下げて魅力を出せているし、キャラが可愛い。

 

これが何を意味するのか。ゆずソフトは結局イチャイチャ恋愛からは逃れられないのではないかという事である。

 

ゆずソフトの近年の作品は明らかに苦悩が見えたし、ゆずソフトというブランドは出来ることが他のエロゲブランドよりも明らかに少ないと思う。

異様なほど地雷を抱えているプレイヤーも存在するし、アレはだめ、コレはだめという声はやったら多そうなイメージ。

ちょっと変化を付けるための方法というのをゆずのファンはうけいれるかと言われればNoの場合が多いまであるだろう。

そういった意味で、全年齢にすることで、恋愛をする必要性をなくし、出来る事の範囲をある意味で広げられた今作は、設定としては良かったと思うし、別にすごく悪い作品ではなかったと思う。

 

ただ、アフターを見せられてしまった結果、ゆずソフトの強みの一つが本編ではほぼ登場していない事が分かってしまった。

やっぱりイチャイチャしたり、恋人になるまでの過程だったりの所でのヒロインの可愛さや、紆余曲折の所が面白かったり、恋人になってからのデレデレのイチャイチャでキャラを掘り下げ、より可愛く見せる…という所がゆずソフトの強みの一つではないだろうか。

まぁどう考えてもシナリオで勝負するブランドではないから尚更。

 

だから、やっぱり恋愛モノを書いたほうがゆずソフトは完全体でいられる気がする。

でも、ゆずソフトは出来ることが少ない。

 

出来ることが少ないから、全年齢をやってみた。

でもその全年齢でイチャイチャを捨てきれなかった。全年齢に本気で挑むなら、友情や家族の道徳的な本編での方向性を崩すべきではなかった。

しかし、イチャイチャの方向性とキャラ掘り下げがされてるアフターは良質でゆずソフトの強みに思えた。

だから、ゆずソフトは恋愛モノを作るほうが良いのかもしれない。

しかし、全年齢で恋愛モノを作ってもなんで恋愛モノを作ったくせにエロゲにしなかったんだと言われるのは目に見えている。

 

だから、やっぱりゆずソフトってエロゲから逃れられないんじゃないの?とも思ったり。

だって、結局CS版は『天神乱漫』だけだし、『ゆずぱら』も『カコタマ』も終わってるし。

いざ同じスタッフで全年齢やってみたけど、やっぱりイチャイチャのキャラゲーが強いじゃんって作品で見せちゃったら、それはもう全年齢向いてないんじゃないのってなっちゃう所はあるよ、正直。

 

その強みすら捨てて貫く覚悟があるなら、それはそれで良かったと思うんだけど、アフターがある意味中途半端で、でも魅力的とも言えるという、ゆずの苦悩を感じる所だった気がする。

 

 

総評

アフターも総評のような気がするので、内容が重複する所があるだろうが、ご了承を。

では、総評を行っていこう。

 

今作の設定だが、特に苦悩を感じた近年本家二作と比べると確実に良い設定だっただろう。

一人で二人の人格という設定の時点で面白いし、それに対峙するのは複数の人間の記憶から一つの人格が生まれた存在。

まぁこの主人公サイドが基本的に掘り下げられなかったのがいつものゆずソフトクオリティとも言えるわけだが、ヒロインの設定だけでも十分な面白さはあっただろう。

ただ、やっぱりそれを使い切れないのはいつもどおりのゆずソフトである。

 

今作品の本編内の個人的ピークは二人で一人なのが分かってから、『ドリーム・ダイブ』の一件を解決し、クリスマスのイベントが終わるまでくらいかなと。y

指標が見えてきたのと、二人のキャラクターの魅力、そしてツバサが準備をして行うクリスマスは非常に話としてキレイというか、良かったんじゃないのかなあと。

 

初のロープライス、どのように文字を削るかという所に関しては、主人公の設定を今回のような形にすることで、基本的に裏表のない聖人のような真っ直ぐな人間にすることで、展開を早めることに成功した。ためらいもなくヒロインの為に行動できるので、悩むことが非常に少ない。この主人公が掘り下げられなかったのは文字数の関係と、文字数を減らすための一種の手段でしかなかった可能性はある。

またBMIという物が存在する事でメモリなどを使って話の展開を早め、説明を最小限に留めることが出来たとも言える。

相変わらず結末においての過程もすっとばして、結論を早まる悪癖はそのままかなと。

 

ロープライスの作品でヒロインがしゃべるまでに30分以上かかるのはあまりにも時間がかかり過ぎではないだろうか。プレストーリーを省いても15分くらいは喋らない、OPが出てきてもまだヒロインが一回も喋ってないってのは…こう流石にどうなのさと。

説明が必要だし、こんな設定だから主人公の過程を見せなきゃいけないのはそうだし、こういう設定だからこそ展開をこのあと早められるんだけど、その代償は軽くはないよねと。

 

重複するが、やっぱり最後の結論に向かうための障壁のクリアの仕方が結果前提で雑。

ロープライスで、作品としてもヒロインは二人のようで一人というバランスで、

最終的な解決として急に研究員が出てきてそいつが知っていることで変わりの身体が見つかって…というのは、

フルプライスのメインじゃない、もしくはメインシナリオライター以外が書く√とかならまだ仕方ない館は出るが、ロープラでこれはちょっとなあと思わなくはない。

まぁ栞那であんな雑な復活させ方をしたところだから、別に驚いたりしないけどさ。

 

ただ駄作かと言われると別にそこまでではないし、面白い部分はあった。

結局単純にエロがないゆずソフトって感じで、よくも悪くもって感じ。

これを駄作と呼ぶとゆずソフトの作品何作品駄作になるのかというお話。

別にクソつまらなくてやってられんとかはない、まぁでもプレストーリーは普通につまらんか…(

 

声優の並びに関してだが、ヒロインに東山奈央を呼んだ以外は基本的には無難な所を並べた印象がある。

東山奈央の演技に関しては特に何かを明文化するほどでもないというか、これくらい出来るのは分かっていると言うか、EDもこう、そりゃさよならモラトリアム歌っている人間だからそれくらい出来るでしょとかそんな感じ。

 

他の声優は堅実な感じはする。あっ、でも首藤志奈がいたのはちょっとだけびっくりしたかも。今作では結構良かったんじゃないの?ここまで首藤の演技を聞けたの初めてかもしれんわ。

長谷川育美はもう保護者ポジというか。ただやっぱりこの人、「あっはいもうそれでいいです」みたいなニュアンスのセリフやらせると本当にそういう諦めの雰囲気とかが出るなとは思ったり。

武田華はこういう役やらせてもいいよなあみたいになった。そもそもの喋り方とかがキャラに合ってたし、そういうある意味で淡々とズレている役とかで分かった上で淡々とそういう事喋らせると「こいつやべえ」みたいに思わせられるよなというか。

末柄里恵はなんかこういう所で聞くたびになんかちょっと違う声で聞くなというか。

色々出せるんだから、他の所でもいつもの声以外も使ってやってくれよって思うというか。

今回の男勢、景浦大輔と間宮康弘もキャラに合致していたし、声優選択に関しては文句はないかなあと。

本家の声優もいいの頼むよって感じ。

 

 ただ結局アフターで微妙に恋愛方向に持っていったのは、一種致命的でもあり、一種らしさが一番出た所でもあるという。

この設定上、恋愛に持っていくのはちょっとむずかしい所はあったし、基本的に伝える方向性は道徳的なモノが多かった事もあり、ここからこの二人で主人公を取り合うというのはどうなのさってのもあるし、

そもそもこの作品は分作ではないらしいし、CVは東山奈央なのでR18への移植はそれこそ『D.C.4』(CIRCUS)みたいに声優を変更しないと無理なので、追加要素はある意味で絶望的な状況でこれされても、公式で続きが見れないんすよね。

いやだからと言ってこの続きを作って欲しいかと言われると、スタッフ面子はバリバリのゆずソフトなので、これを作れば作るほど本家の制作が遅れるという事になるので。

だったらいらないんですよねえ…そこまでして。

だから作品的にはこのアフターは必要性がなかったと思うんだけど、でもゆずソフトの長所ってこういうイチャイチャの所なんだよなあというのを感じさせるくらいにはキャラの魅力を引き出せていた事もまた事実で。

そう考えると、ゆずソフトって色々と引き出しが使えない(ファン層的に)からもう出涸らしも良い所なんだけど、やっぱり恋愛とエロから逃れられないのでは?と思ったアフターではあった。

この方向性を全年齢に持ってくるくらいなら恋愛モノを作れ、でもこの方向性で恋愛モノを作るとなぜエロゲにしないと言われる。

他のブランドよりも肩身が色々と狭いんですよね、このブランド。

シナリオで勝負しているメーカーじゃないからこそ、恋愛・エロゲから逃れることが難しい。

作品としての出来は決していつものゆずソフトよりも全然ダメとか言うことはないのだが、アフター見ちゃうと全年齢で恋愛抜くとゆずソフトって一つの強みを捨てることになるんだなというのを証明してしまった感じがある。

というか、ゆずぱらもカコタマも成功しなかった時点で、こうなることは分かっていた気もするのだが、この辺りはリアタイでこの二作をプレイしていないので、プレイしている人間がどう思うかというのを聞いてみたい所。

 

 

近年2作のゆずソフトの苦悩を感じる作品から、もう出涸らしである事は一種理解する必要があり、それを打開するのと、昨今の流行りへの実験作として全年齢でロープラをしてみる事自体を筆者は否定をするつもりはない。

ただ、別にそれはゆずソフトファンは恐らく求めていないし、出涸らし状態の苦しい状態であろうと、ゆずソフトファンはそれで満足したと思うし、それを全く理解していない事はゆずソフトもなかったと思う。

 

結果、恋愛やエロに囚われないことで、近代のゆずソフトの中では良い設定を作り出し、引き込める方向には持っていけたが、その設定を活かしきれたかと言われれば相変わらず活かしきれたとは言えないと思うし、

ロープライスという文字数と、恋愛イチャイチャの強みを失った結果、主人公の掘り下げとヒロインの魅力をいつも通りには引き出せなかったのかなと。(引き出せていたらアフターであんな感想にはならない)

別にすごく悪い訳ではないが、すごく良いわけでもない。それはいつものゆずソフトと言えばそれまでなのだが、やはりいつもより明らかに掘り下げられた主人公を掘り下げられなかったのと、ヒロインの魅力を本編で掘り下げきれなかった(特にツバサは掘り下げきれなかった印象)のが、ゆずソフトというブランドにおいてはなかなかに致命的な気もする(特に後者)

 

まぁ端的に言えば「これで本家が一年遅れる価値があるか?」と言われれば普通にNoだ。まぁこれをYesにするのは恐らく不可能だけど。

 

極めていつも通りだった。極めていつも通りだからこそ、フルプラで、ちゃんとキャラの魅力を掘り下げられる恋愛モノのエロゲの方が結局良いんじゃないの?というところに落ち着いてしまう。

別に悪かったわけではないし、いつもより設定は本当に良かった。全年齢で一定戦える可能性も見せたとは思う。

でもなんか中途半端な所と、いつものゆずソフトシナリオが結果的に足を引っ張ったことは否定しない。

 

今後どうするかはゆずソフト次第だが、まぁその辺は会社の体力と相談すればいい。

散々懸念点は前の記事で言ったし。ムーブがLoseとか、助言がminoriとか、色々「撤退する会社のムーブと撤退した会社の人間の助言とか大丈夫かよ」とか「このゆずソフトのASMRはどこにゆずソフト要素があるんだよ」とか「Twitterバレバレとか、中国語で売るのにホロに絡むとか、ライバーに間違って製品版渡すとかリスクマネジメントはどうなってんだよ」とか言いたいことはあるが。

oniji.hatenablog.com

 

なんともまぁ、別に悪くはなかったんだけど、結局の所なあ…となりつつ、そもそもユノスの動きの方が若干不安だわって感じで終わっておこう。

 

ゆずは全年齢でもゆず。だからこそ恋愛模様とエロが恋しくなる。

al.dmm.com

 

以上。