声オタおにじくんの声学審問H!

声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


おすすめ記事

#Seagate 様からGen4対応M.2 SSD『 #FireCuda 520』を頂いたので、持て余しながらもレビューする。

おにじと申します。

今回の記事で今年のブログ100記事目を迎えます。

ペース早いね(

 

今回は、ガジェットレビュー…というかSSDのレビューである。

当ブログでは、以前KIOXIAのM.2 SSDをご紹介した訳だが、こちらはコストパフォーマンスが良いという方向性での商品だった。

oniji.hatenablog.com

 

今回は、非常にハイパフォーマンスな商品となる。

「半年でそんなの買ったのかよ!」と思われるかもしれないがそうではない。

 

今回はSeagate様の『Seagate SSD もらエール・キャンペーン』に当選させて頂いたので、こういう形になった感じである。

5月末から行われていたキャンペーンに、筆者もエントリーしていた。

とは言え、Gen4が動かせるマザーボードは持っていないし、それどころか残っているポートが『PCle Gen3(2×8GT/s)』だけだった。

 

という事もあり、一応希望SSDはどちらでもにしたものの、『PCIe 4.0 x4』の方来られてもレビューとしてあんまり意味ないやつしか出来ないよ…と思っていたのだが、見事にGen4の『FireCuda 520』が当選した。

大変嬉しいのだが、「マザボSSDに見合ってない」みたいな感じになりご提供いただくSeagate様には申し訳ない感がある。(結局PCIe 3.0 x4に本製品を差し替えてベンチマークを取ることにした)

 

とは言え、色々と動作の方は見ていき、どういうSSDかのレビューをしていく。

最新のGen4のSSDがGen3の規格でどれくらい動くのか?という所とかでは役立てば幸いである。

という事でやっていこうと思う。

f:id:oniji:20210808144042j:plain

 

『FireCuda 520』はGen4対応の高耐久SSD

今回ご紹介する『Seagate FireCuda 520』はPCIe 4.0 x4対応の高耐久SSDである。

現在実売20000~23000円辺り。

nbg.seagate.com

 

www.amazon.co.jp

 

FireCudaシリーズは、多くのSSDが登場しており、業界トップレベルのスピード、長時間の酷使に耐えられる耐久性、低レイテンシー、優れたゲーム体験という所を押し出しているシリーズ。

まぁ簡単に言えばゲーミング向きのSSD

www.amazon.co.jp

 

こちらは初のPCIe 4.0 x4の対応のM.2 SSDらしい。(4.0のSSDの出始めに発売された商品。

PCIe 3.0と4.0では倍の帯域という規格の違いがあるため、非常に高速な動作が可能という事らしい。

もちろんPCIe 3.0でも十分な動作をしてくれるらしいので、今回はどれくらい動くのかを見ていこうと思う。

 

スペックとしては以下の通りとなっている。

  ZP500GM30002 ZP1000GM30002 ZP2000GM30002
容量 500GB 1TB 2TB
NAND Kioxia BiCS4 96層 3D TLC NAND
コントローラ Phison PS5016-E16
インターフェイス PCIe Gen4 ×4, NVMe
フォームファクタ M.2 2280両面実装
シーケンシャルリード 5000MB/s
シーケンシャルライト 2500MB/s 4400MB/s
DRAM 512MB 1024MB 2048MB
ランダムリード 430K IOPS 760K IOPS 750K IOPS
ランダムライト 630K IOPS 700K IOPS 700K IOPS
TBW 850TB 1800TB 3600TB
MTBF 180万時間 180万時間 180万時間
保証期間 5年 5年 5年

 

今回頂いたのは1TBモデルとなる。

NANDとかのメーカーは各種サイトに掲載されているもので、現物にはシールが上から貼っている為確認は出来ていないため、もしかすると仕様変更されている可能性があるが、それはご了承願いたい…

 

このSSDの強みはもちろん、PCIe Gen4 ×4である事もそうなのだが、その耐久度という所も大きな強みである。

シリーズのTBW…いわゆる”製品が寿命を迎えるまでに何TBのデータを書き込めるか”の指標では、最⼤3,600TB(2TBが該当)。1TBでも1800TBとなっており、この数字は非常に他のSSDと比べても強い。

他社の製品の場合は1,200TB位という所を考えると、非常に高耐久なSSDと言えそうだ。

MTBF平均故障間隔も180万時間と非常に長くなっており、高耐久である事をアピールしている本製品に相応しい耐久性の数字が並んでいる。

 

また、データ復旧サービスRescueというサービスがくっついてくる。

jp.seagaterescue.asia


これはSSDのデータ復旧をしてくれるというサービスだ。

もしSSDが壊れた場合、このサービスで95%の確率で復旧できるとしている。

どんなSSDでも壊れるときというのは壊れるので、こういうサービスは良い所。

 

このFireCuda 520の場合、購⼊後3年間はデータ復旧が1回無料で行えるので、非常に安心できる要素と言えるかもしれない。

こういう故障からの復元というのは数十万単位でお金がかかってしまう可能性もあることを考えると、この保証は大きいといえる。

まぁ3年で壊れない方が良いに決まってるんだけどね。

 

これの凄い所は、データ復旧中に同一の代替品を届けてくれるところ。

とりあえずデータは置いといて商品はすぐにやってくるというわけ。

復旧されたデータは外付けHDDに入って届くとされており、これも返却不要。寧ろ外付けHDDもらえるまである。
また安全性にも配慮されており、復旧したデータは暗号化されて届くらしい。これが3年間で一回無料…?

しかも保証範囲も異様に広い。

自分のミスで削除・上書きしたデータでも、

水に濡らして破損させたとかでも、

衝撃を与えて壊れた!とかでも、

停電が原因で壊れた!とかでも対応してくれるらしい。

 

どうやって採算取ってんだこのサービス。

これがあるだけでも結構このSSD価値アリと言えるかもしれない。 

 

開封

f:id:oniji:20210630192913j:plain

という事で届いた。

本当に来ちゃったよ。2万以上するSSDが。ありがたいお話だわ。

 

f:id:oniji:20210630193816j:plain

という事で今回の主役、Seagate FireCuda 520である。

Seagate GAMING』とも書かれ、強そうな雰囲気を感じるパッケージ。

Seagateは緑のイメージだが、ゲームではこの色である。赤でいいんだよね?多分。

 

f:id:oniji:20210630205004j:plain

中身はこんな感じ。

SSD本体

・説明書

・Rescueの紙

 

非常にシンプル。というか大体SSDってこんなもんなんだと思う。

 

f:id:oniji:20210630205705j:plain

f:id:oniji:20210730164520p:plain



では本体を見ていこう。

FIRECUDAの文字が大きく表示されており、Seagateロゴよりも主張している。

Gen4SSDである事もアピールされている。

裏面は色々記載があるが、前述したこのSSDの付属機能としての目玉である『Rescue』のロゴもある。

 

f:id:oniji:20210630205913j:plain

前述した通り、両面実装となっており、ハイエンドなSSDということを感じさせてくれる。

 

では、さっそく取り付けていく事にしよう。

 

 

取り付け

今回は、既に筆者がこちらは自分で購入したヒートシンク長尾製作所の『SS-M2S-HS01』を付けた状態で取り付けていく。

f:id:oniji:20210630211358j:plain

なお、この長尾製作所『SS-M2S-HS01』は以前記事にしているので、こちらもご覧頂けると幸い。

oniji.hatenablog.com

 

f:id:oniji:20210630211523j:plain

筆者のパソコンはこんな感じ。

H270 PLUSがマザボなので、上の今SSD(KIOXIAの)が付いているる方がGen3×4、

下の空いている方がGen3×2である。

 

もう普通に下のGen3×2に付けようと最初はしているが、最終的に元々付いていたKIOXIAを外して、今回のSeagateのを付けて、KIOXIAのは下に付けた。

(流石にレビュー必須のプレゼントキャンペーンでGen3×2でベンチマーク取ったらアレでしょと思ったらしい)

 

f:id:oniji:20210630212028j:plain

という事で、FireCuda 520にこのヒートシンクを付けていく。

この辺は前記事にしてるので割愛。

 

f:id:oniji:20210630212413j:plain

付けるとこんな感じ。

前買ったときよりヒートシンク安くなってて地味に嬉しかったり。

こういうヒートシンクはあった方がなんだかんだと動作…というか温度が目に見えて下がります。

 

f:id:oniji:20210730164847p:plain

KIOXIAのも外してみたので並べてみた。KIOXIAの方は片面実装なのがよく分かると思う。

コスパ重視SSDとハイエンドSSDの違いはこういうところにもありそうである。(KIOXIAもこれより上のモデルは確か両面実装でハイエンドのがあったはずだけど)

 

f:id:oniji:20210630222611j:plain

M.2SSDの固定にはマザーボードに付属していることが多い、このようなネジが必要。

これでマザーボードに固定していく。

 

f:id:oniji:20210630222725j:plain

という事で設置が完了した。

流石に慣れてきた所もあるが、M.2SSDの設置って楽っちゃ楽だが、楽じゃない言えば楽じゃない。ネジが小さすぎて難しい。

 

 

動作前設定

設置が完了したら、PC上で動作させられるように設定していこう。

起動したら、左下のWindowsボタン(これも11になったら左下じゃなくなるんだけど)を右クリックして、ディスクの管理へ。

 

f:id:oniji:20210630224120j:plain

するとちゃんと読み込めている状態であれば、ディスクの初期化のダイアログが出るはず。

まぁGPTで良いと思う。多分。

 

f:id:oniji:20210630224854j:plain

そこからシンプルボリュームの作成を行い、

 

f:id:oniji:20210701003935j:plain

f:id:oniji:20210630224925j:plain

画面に従っていけば、ボリュームが出来るはず。

これで動作出来る状態に。

 

f:id:oniji:20210630225407j:plain

しっかり1TBのドライブとして認識された。

 

 

各種動作・ベンチマーク

それでは、FireCuda 520を各種ソフトで見たり、ベンチマークを回していこう。

今回、各種最新バージョンではないソフトを使用している場合が多いが、これは前回ブログで消化したKIOXIAのSSDのと条件を揃えたかったので…(

過去記事のデータと並行して見てみると、今回のFireCuda 520の性能の高さを感じることがより出来るかもしれない。

oniji.hatenablog.com

 

 

まずはCrystalDiskInfoの方を見ていこう。

f:id:oniji:20210630230423j:plain

PCIe 4.0×4に対応している表示になってる。フルには使いこなせないのが当ブログ筆者のパソコン。といいつつも4.0に対応しているパソコンなんでホント最近だから…

 

という事でベンチマークを取ってみたので最後に掲載していこう。

使ったソフトは以下の通り。

CrystalDiskMark 8.0.0

・ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1

・AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247

 

CrystalDiskMark 8.0.0

f:id:oniji:20210630231544p:plain

4.0では5000MB/s出るらしいが、筆者の環境では3200位が限界だった。

とは言え、3200MB/sでも十分爆速だと思う。ただ4.0の旨味を出せないのはやっぱり悲しい。

前回紹介したコスパ重視のKIOXIAミドルプライスのEXCERIA SSDは1300MB/sとかだったので、価格が2倍位違うとは言えこのスピード差は割とびっくりする。

M.2 SSD、NVMeでもスピード差ってここまで出るんだなあと。

 

こちらは1GBでの設定だったが、他の容量で行った場合でも大きく変わらない数字が出ており、基本的にどんなサイズのデータを書き込み、読み込みを行った場合でもスピードに大きな差は出ないと考えていいと思う。

 

ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1

f:id:oniji:20210630233211j:plain

こちらも好成績。というか3.0GBとか出てくるんだな…

4.0だったらもっと速いはず。

 

AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247

f:id:oniji:20210630234216p:plain

SSDでのベンチマークでスコアが出るAS SSD Benchmark。

こちらは3378と出た。こちらも良い数字出てるけど、一番数字としてショボく出た気がする。一応数回回して一番いいのがコレ。

 

…という感じで、Gen3×4でも十二分な働きをしてくれるというのが数字で出てきたように思える。

このスピードは、Gen3でも最高速度にかなり迫っているといえるものである事から、このSSDの高性能さをGen3でも感じることが出来る。

 

温度

ちなみにベンチマーク時の温度だが、最高温度が60℃であった。

f:id:oniji:20210701004818j:plain

CrystalDiskMark中に瞬間的に60℃に達したが、基本的には40℃台で普通の状態だと安定してくれている印象だ。

 

f:id:oniji:20210701005022j:plain

これはヒートシンクのおかげも大きいと思うので、ヒートシンクを付けることは基本的にはおすすめしておきたい所だが、非常に通常稼働時は温度が高いという事もなく、安心できる所かもしれない。

まぁこれはCドライブとして動作させていないのもあるかもしれないが、PCケースの配置的に熱処理が楽になったはずのKIOXIAのSSDより、基本的に温度は下であった。

 

高速で信頼性の高い、安心出来るSSD

さて、ここまで『FireCuda 520』の性能を確かめてみたがいかがだっただろうか?

流石ハイエンドといえるPCIe4.0に対応しているSSDがという事もあり、パソコンがPCIe3.0であろうと素晴らしいスピードを実現してくれている。

 

耐久性という所では『Rescue』という非常に安心できるサービスもついてくるのは非常に大きなポイントといえる。

数字の上でも、TBW(SSDの推定寿命)やMTBF平均故障間隔)で他社を大きく上回っている所も多いという、安心に安心を重ねたような感じになっている。

 

このSSDをCドライブとして使用した方が良いのでは?と言うくらいにはスピードや耐久性という所も安心できそうな商品。

 

メインM.2 SSDを変える事なんて(というかCドライブを変えること)ほとんどない訳であり、長期的に使うことが前提である事を考えれば、やはり性能が良くて、安心して使える製品を使いたいというのが、我々が思う所である。(ブルスクとか故障とかそういうの見たくない…)

 

そういった所ではこの『FireCuda 520』は、非常に長く安心して、高いパフォーマンスで動作してくれるM.2 SSDと言えそうである。

今はPCIe4.0への移行期だが、もう少しグラボの価格とかが落ちてきたりしてくれると、新しいPCを作ろう!とか言う機運も高まるかもしれないが、そういう時の爆速メインストレージとしても、活躍してくれそうだ。(先行投資としてこの商品だけ買って使っておくとかも全然アリ)

 

今回提供という形でハイエンドSSDを使用させていただいた訳だが、ここまで違うかと驚いたのが正直な所。

普通にデータ用で使う気だったけどどうしよう?ってなるくらいにはスピードが違うから。

やっぱり良いものは良いということだろう。

 

FireCudaシリーズは他にも沢山あるので、この機会に見てみるのも良いのではないだろうか?

www.amazon.co.jp

 

高速なSSDでストレスのないパソコン作業、そして長く使う上での安心感を求めるのであれば、『FireCuda 520』はおすすめできる製品と言えるだろう。

 

以上。