声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#NACHERRY 、 #harmoe …コンテンツで関係のあるキャラの声優で、アニメと関係ない声優ユニットを作る意味を考える。

おにじと申します。

 

今回は声優の話題を。

 

9月7日、また新たな声優ユニットが出来たことが発表された。

NACHERRYとかいうユニットが出た。

レーベルはランティスの模様。

 

ユニットであり、村上奈津実ゆーりんプロ)と、田中ちえ美シグマ・セブンe)という面子。

 

展開も初情報の時点で決まりまくっている。

まずデビューシングルは10月6日にデジタルシングルで配信開始。

割と豪華な面子でのアメリカン・ロックらしい(アメリカン・ロックって何)

アジカンだって。アジカン

 

音泉でのラジオ番組も配信が決定。スピード感。

 

Youtubeとインスタも登場。とにかく展開が早い印象だ。

 

www.youtube.com

https://www.instagram.com/nacherry_official/

 

さて、今回のNACHERRY、何か見たことのある面子である。

村上奈津実ゆーりんプロ)と、田中ちえ美シグマ・セブンe)。

コレは『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』における宮下愛と、天王寺璃奈である。

 

こちら、レーベル的に言うのであれば、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』もランティスであり、今回のNACHERRYもランティスである。

つながっているコンテンツのユニットのレーベルも同じという形。

色々と見え見えと言えば見え見え。

 

ただ、コンテンツ系で関わりのある声優が、何の関係もない所で声優ユニットとしてデビューするという例は、少し前にもあった。

 

それは𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖(harmoe)である。

ポニーキャニオン声優ユニットであり、昨年デビューを告知。

すでに2枚のシングルが発売されている。

メンバーは岩田陽葵(ミライプロダクション)と、小泉萌香(アミューズ)。

このメンバーの並びも、ブシロードコンテンツを想起させるが、ブシロードミュージックではなくポニーキャニオンである。

まぁ一番分かりやすいのは『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の露崎まひると、大場ななだろう。

 

こちらのコンテンツ(レヴュスタってコンテンツって表記が正しいのか若干微妙な気もするけど)の声優ユニットスタァライト九九組もレーベルがポニーキャニオンである。

で、harmoeもポニーキャニオン

 

まぁ完全にこのharmoeとNACHERRYが系統としては同じものと考えるのが良さそうとまで思える。

ではなぜ、このような声優ユニットが登場するようになったのだろうか?

あくまでも筆者の考えだが、すこし考えてみることにしよう。

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このユニットのシステムを再確認

文章として示したが、改めてこの声優ユニットの構造上のシステムをまとめておこう。

 

・2人組(今の所、別にここは重要じゃない)

・全員が同じコンテンツにいる

・同じコンテンツの同じユニットにいる

・レーベルがコンテンツ声優ユニットと同じ

 

まぁざっくりこんなものである。

どう考えてもコンテンツを先に想起するような形になる(ユニットが浸透すればそうじゃなくなるかもしれないが)

そしてレーベルが登場コンテンツのユニットと同じというのもポイントだろうか。

他レーベルが狙っているというのではなく、同レーベルで確信犯的にやっているという形に今の所はなっていそう。

 

確実にレーベルとしても狙ってやっているのはすぐに分かる訳だが、ではどういう狙いがあるのだろうか。考えてみよう。

 

 

コンテンツファンを一定釣れる

そりゃそうだが、ほぼコンテンツメンバー選抜みたいなものなので、『実質コンテンツ』という言葉がめちゃくちゃ使いやすい。

アイマス界隈における『実質アイマス』という言葉は正直言って悪名高いというか、全部アイマスフィルター通してんじゃねえぞという話になるわけだが、このような声優ユニットは完全に狙いに行っているので、『実質虹ヶ咲』とか『実質レヴュスタ』とか言ってもそんなに怒ることはできないだろレベルだと思う。

 

そういう所含めて、コンテンツファンを引っ張ってくる難易度は低いと思う。

言うてコンテンツが好きなファンというのは釣りやすい層であり、片方がそれでも行ったりするし。

 

まぁ声優に興味がないとそういう方向にはなかなかならないかもしれないが、今回当該している…というか割と大半のコンテンツは声優を割と生放送とかライブで推している。

特にラブライブ系とか、ブシロード系は割と人数が限定的なので、アイマス等のように多すぎて回らないという事が起きにくい。(まぁ虹ヶ咲はなんか増えてるし、レヴュスタもソシャゲ側とか言い出すと多いんだけど、今回はどっちも初期メンまたはセンターユニットに該当しているので)

声優を出す頻度が高いという事は、その声優は知っている層とかもいるだろうし、興味を持つ機会が多いとも言える。

そういう意味で、コンテンツからの流入を一定以上は計算できるし、最初から計算できる数字というのが他の組み方よりは多いのかなという印象。

実際どれくらい持ってこれるのかは分からないが、まぁまったくもってこれない事はないだろうし。

 

 

コンテンツ・コンテンツキャラのイメージを無視して声優ユニットを展開できる

ただ、この声優ユニットはコンテンツとは全く関係がないので、幾らそういう事を言われようと、違うものは違うし、展開としてはコンテンツの事を無視して展開が出来る。

コンテンツのカラーとか、雰囲気とか、キャラとかそういうのはこういう声優ユニットは関係ない。

コンテンツの中での少人数ユニット(虹ヶ咲とかではある訳だが)とかになると、コンテンツのイメージやキャラのイメージというのは踏襲した上で、あくまでもコンテンツ派生としてやるのとは対照的である。(そりゃそうだが)

 

キャラなどには左右されず、コンテンツにも左右されず。自由な物をやれるというのはメリットとも言えるかもしれない。

それは色々な楽曲のジャンルをまたぐことも出来るだろうし、NACHERRYはアメリカン・ロックらしいが、そういうのも出来るわけである。

 

色々出来るという事は、楽曲を作るスタッフに色々な人を呼びやすい(間口が広げやすい)ということにもなりそう。

となると、有名所の作曲者とかそういうのも呼びやすくなるし、昨今の声優ユニットにおける売り方の一つである、楽曲スタッフの名前で売るみたいなのもやりやすそうだ。

これで、コンテンツには興味ないけど、そういう楽曲スタッフには興味がある層とかも取り入れやすいかもしれない。

 

 

声優同士の関係性がすでに一定以上完成している

他の利点を考えてみると、声優ユニットの中においての声優同士の関係性がすでに一定以上完成している事である。

コンテンツ内で同じユニットでやっている場合、そのユニット内で絡むことというのは多いし、露出もユニットごとで出る場合が多いので、すくなくとも一定以上の関係はあるはずである。

生放送やライブ、ラジオ、雑誌等、多くの媒体がある中で、一緒にいる機会が多いということはそれなりの関係性にはなるはず。

 

声優ユニットというのは元々仲良しとかで組む場合もあるが、そうではない場合も普通に存在するし。

そういう所を考えていくと、ユニット側もまだ関係性を掴んでいる途中で、見ている側も様子見みたいな状況は特に若手声優ユニットとかだとなる可能性もある訳で。

 

そういうのがないというか、もう普通に他でアニメとかじゃなくてコンテンツで一緒(1クールの付き合いとかじゃない)というのは、そういうのなさそうだし、見ている側も人数減っただけで見たことある光景っていう人間も多そうだし。

 

最初から一定以上の関係性があるっていうのは、別にその事実だけではなく、最初から展開とかもしやすいっていうことにもなり得る訳で。

それこそNACHERRYはいきなり音泉でラジオを開始するらしいが、そういうのもやりやすいのではないだろうか?

まぁ新人だったら普通に生放送しまくるとかで始めるから、あんまり関係ないかもしれないけど。

 

 

考えていくと、色々と使いやすいというか、使えるものを全て使えるという感じがある。

コンテンツのファンも引っ掛けられそうだし、その上でコンテンツではないファンも作り出せる可能性がある感じ。

それこそ「ラブライブかよ」とか「ブシロードかい」ってなってる人間とかでも楽曲スタッフ諸々で釣ることだって可能ではあると思うし。

ある程度数字がコンテンツでの絡みがあることで計算できる上で、コンテンツではないので自由な事が出来て、それによってコンテンツ以外からもファンを作り出せるかもしれない…みたいな、堅実な部分と、可能性という所があってやりやすいのかなあとか。

売るための武器を複数持てるのかもしれない。

 

まぁその代わり目新しさあんまりないけど。

でも、目新しさで頑張ろうとすると今は楽曲スタッフで釣るという一本槍になりかねないし(そういう意味ではD+さんはようやってるんやろうなあ、Project No.9とズブズブやが)

 

まぁ昨今の情勢とか考えると、一定計算できる、堅実な所がないと動きづらいみたいな所もあるのかも(まぁそんな事になる前から動いてそうだから関係ないとは思うけど)

 

まぁ声優ユニットも乱立しすぎだし、そういう所で確実に一定は売れるみたいな確証は欲しくなったりするのかもしれない。

 

以上。