声オタおにじくんの声学審問H!

声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


おすすめ記事

”声優ユニット『ウマ娘』”の違和感における、声優関連歌唱集団の括りのややこしさ

おにじと申します。

 

今回は、声優関連においての話題。

…というかこの記事、11月の17日くらいに書いたのだが、速攻で紅白歌合戦の出場歌手が確定してしまった為、掴みがアレじゃねえかってなって結局一ヶ月出さなかった奴である。

とは言え、基本的に新聞系が書くような事というのが掴みなだけで、内容は別に今出しても問題のないものだろうって感じで出す。

ブログをずっと量産し続けてると、こういう『掴みの旬が一瞬すぎて逃す』っていうのはあるあるだから許してほしい。

 

11月16日に、こんな記事が掲載され、Twitter上で話題となった訳である。

www.sponichi.co.jp

今年、遂にアプリがリリースされ、アニメ二期がかなりのヒットを収めた『ウマ娘プリティーダービー』の紅白出場が有力なのではないか、というスポニチアネックスの記事である。

 声優ユニットウマ娘」が、大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」へ初出場することが有力視されている。
 スペシャルウィークなど、実在した名馬の名前を持つ少女たちがレースを繰り広げるアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」のテーマソング「うまぴょい伝説」が人気。NHKの音楽番組「シブヤノオト」には7月に矢野妃菜喜(24)ら声優陣6人、10月に和氣あず未(27)ら7人が出演して同曲を歌い「ともに反響が良かった」(同局関係者)という。

という、まぁめっちゃ短い記事なのだが。

御存知の通り、紅白歌合戦には企画モノで出演しない限りは今年は出演しない事が既に決まっており、その直前に出た記事って感じ。

 

ただ、記事記載の通り、今年で既にNHK『シブヤノオト』において2回の歌唱、フジテレビ系列『FNS歌謡曲』でも歌唱を行うなど、積極的なテレビ出演を果たしてはいた。

あの電波曲である『うまぴょい伝説』を地上波でやることは普通に恥ずかしい方が勝つのだが、今のウマ娘の人気というところを考えると、実際にTwitterなどでは話題にはなっており、数字というモノを取るのが年々厳しくなっているテレビにおいては、十分な集客の可能性を感じるのであった事も確かだと思う。

 

結局こちらには出演はしなかったものの、ももいろクローバーZの恒例の紅白、『ももいろ歌合戦』への出演は決まっている。

www.momoclo.net

なお、誰が出るかはまだ出てない。多分ぱかライブTVで出るとは思う。知らんけど。

 

ただこの記事、その内容という所も注目はされていたのだが、記事の一部分の表現に関して、疑問の声も上がっていたのである。

 

『”ウマ娘”って声優ユニットなのか?』というお話である。

まぁ、普通になんか気持ち悪い表現な気はするコレ。

でもじゃあ、なんて表現するのが正しいのか?

というか、純粋な声優ユニットに当たるのはどれなのか?

と、なんかふと筆者が思ったので、今回は声優がなんか集団で歌ってるやつの種類をざっくり考えてみた。

考えてみると、ややこしいなこういうの…ってなった。

めちゃくちゃ細かい話するので、めっちゃどうでもいい話かもしれない。

f:id:oniji:20211217144715j:plain

ウマ娘』に対する正確な表現

まず、今回における『ウマ娘』という集合体に対して最も適切な表現は、おそらく『コンテンツ系グループ』とかである。

そもそも、『ユニット』という表現に違和感を持つのは、ユニットってもうちょっと人間が少ないイメージがあるからではないだろうか。

具体的には『ユニット』っていうのは2、3人とか…片手で数えられる程度の人数であり、『ウマ娘』は、現在CVが付いている実在競走馬ベースのウマ娘は72人も存在し、めちゃくちゃ多い。

まぁ、実際に72人全員が揃うことはないが、これはユニットという範疇ではないのではないだろうか。

 

また、こちらは正直な所意味合いが薄くなっている所はあるのだが、『ユニット』というのは、期間限定、長い間活動しない事も多い。

それこそ『COMPLEX』とかは典型的な『ユニット』に該当するモノだったと思う。古いけど。

まぁ、これは薄れていってるし、少なめの人数でやってるのが『ユニット』くらいの意味合いになってきてる気がするので、まぁ良いが…

 

また、『ウマ娘』はメディアミックス作品であり、所謂『コンテンツ』という括りに入る大きなグループみたいな所がある。(ウマ娘と一言で言っても、ゲーム、アニメ、ライブ等様々なモノがある)

基本的に、こういうモノは声優はなにかの目的で集められた…というよりは、そのコンテンツの声優を担当することになったから属することになった…に近いので、他の意図的に集められた声優が歌う系のなにかしらとは意味合いが異なってくる。(人数が多いことも要因、一人一人が別個別個のオーディションに受かったようなモノなので、それぞれの関係性という所では他の声優関連のよりも薄い、関わりが深くない訳である)

という事で、『コンテンツ系』という前提をつける必要性があるように思う。

 

よって、『コンテンツ系』『グループ』で、『コンテンツ系グループ・ウマ娘』がおそらく1番しっくり来る表現なのではないだろうか。(あくまでもこういうモノを知っている人間、オタクに対しては)

まぁ、もっと言うとそもそも『ウマ娘』の全体歌唱曲は『gal'up!(ギャロップ)』という表記が元々はされていた。

f:id:oniji:20211116181522p:plain

なんなら、JASRACの『うまぴょい伝説』の登録は『gal'up』が正式である。

なので、本来であれば『コンテンツ系声優グループ・gal'up!』が正しいはずなんだが…

なんか二期始まった頃くらいにライブ活動が再始動したらいつの間にか使われなくなってしまった。

なんでやめちゃったんだろう、分かりにくいと思ったんだろうか。始動して5年くらい経ってるのにそう思ったのなら遅すぎない?(

 

まぁ、とりあえず『声優ユニット』よりは『コンテンツ系声優グループ』の方がまだ分かりやすい気がする。

というか、せめて『声優グループ』の方が良かったんじゃないかなって。

 

 

声優系の歌ってる奴、区分してみよう

昨今、マジで声優が歌いまくっている。

今回のような違和感のある表記というものも増えていきそうな気がする。

という事で、色々ある声優が歌ってる集団(ユニットの場合もグループの場合もあるからこういう変な言い方をしてる)を区分してみよう。

なお、こういう区分の仕方には色々あるので、一つのユニット、グループが一つの区分にいる…という感じにも結局ならない。

まぁややこしいのである。

 

コンテンツ系

前述した『ウマ娘(gal'up!)』が属するコンテンツ系グループ。

まぁ、色々なコンテンツと呼ばれる奴に属してる奴は軒並みここに入れておけば良いと思う。

 

代表的なもので言うとアイドルマスターラブライブ!はこちらに分類されるだろう。

765、デレ、ミリ、シャニ、SideM、μ's、Aqours、Liella!この辺全部ココ。

 

近年に近いモノで言うと『CUE!』『AiRBLUE』とか、『IDOLY PRIDE』『星見プロダクション』とかもここになってくるだろう。

最近名前を見る『DIALOGUE+』は、『CUE!』の派生だと現状されているので、このコンテンツ系に近い…というか、『DIALOGUE+』は成り立ちがよく分からない所も正直あるので、この〇〇系に入れにくい所はある。

 

またBanG Dream!系列もこちらに入ってくると思う。

ただ、『バンドリ』は割と細かいバンドに分かれているので『コンテンツ系声優バンド』とかが多分1番明確だと思う。

『D4DJ』は…コンテンツ系DJ…なのか?(

 

 

アニメ系

アニメでのメインキャストがOPやEDを歌唱する際、なにかしらのグループ名、ユニット名を付けられる奴。

正直これが最も活動期間が短い可能性があり、それぞれの声優の関係性が希薄になる可能性が高い。

とは言え、このような手法を取るアニメは基本的に新人・若手声優が中心の事が多いため、初期の頃に関係性を持つ声優も少なくなく、割と長い縁になる場合も。

活動期間と関係性が比例しない可能性というのも、一番高いかもしれない。

アニメが長く続けば続くほど、活動する期間も長くなる。

 

ご注文はうさぎですか?』の『Petit Rabbit's』は、長期的に続いているアニメ系ユニットの一つと言えるだろう。

ゾンビランドサガ』の『フランシュシュ』とかもここに属する。

元々のアニメが存在し、そのキャラが歌っている奴は全部ココに入ってくる感じ。

一斉を風靡した『けものフレンズ』の『どうぶつビスケッツ×PPP』とかもそうである。

 

ただ、ここでも微妙に違いがある場合もあり、あくまでもキャラが歌っている設定…『キャラ名(CV:声優名)』と、普通に声優が歌っている場合『声優名のみ』の場合もあり、地味に違うっちゃ違う。

 

これ上げるとキリがないのだが、アニメが終わると基本活動しなくなるので、ユニット名に関しては忘れがちである。

ブレンド・S』は『ブレンド・A』とか、割と忘れてる疑惑あるし。

 

そんな中数少ない例外として、『イヤホンズ』が存在する。

こちらは『それが声優!』で結成されたアニメ系声優ユニットなのだが、その後も声優ユニットとしてアニメへのタイアップやライブを、『それが声優!』と関係なく行い、今現在も生きているという非常に稀なケース。

割と各所忙しくなっていると思うのだが、アニメ発声優ユニットとしては特殊な形も存在したりはする。

 

 

事務所系

同じ事務所内の声優で、ユニットを組む場合はこちらに属する。

かなり純粋な声優ユニットに近くはなるが、事務所系の声優ユニットは自然消滅しやすい。

事務所がどれだけやる気があるかみたいな所があるが、基本的に事務所系で生き残っているのがあまりにも微小過ぎるというのは現実として考えるべきである。

 

こちらの代表例は単純に言うと、『ミュージックレイン声優ユニット』である。

『スフィア』及び『Trysail』がこちらに該当。

オーディションして、鍛えてから世に出し、ユニットとして全員を参加させ、様々なアニメなどにタイアップを行ってきた。

所謂声優ユニットとしては割と群を抜いての成功部類に入るのだが、こちらはミュージックレインが前提としてやっていくことが確定していたことが大きいだろう。

昨年解禁された三期面子は現状の所はユニット活動を行っていない(番組や、『IDOLY PRIDE』内のユニットは存在はするものの)が、この辺りどうなるのか。

 

また、現在渦中の感じもある『サンドリオン』もスターダストプロモーション声優部のユニットであり、これでも割とちゃんと動いてた方である。

 

『Prima Porta』とか存在が消滅しかけてそうだし。

 

こちらはコンテンツ系とも、アニメ系とも言えるかもしれないが、『Wake up, Girls!』や、『Run Girls, Run!』も事務所系に属することは可能である。

こちらも、公開オーディションからの全合格者同一事務所所属の形。

割と事務所系はオーディションを経由した形が多い気はする。

 

 

その他種別

正直種別を言い出すとキリがないのだが、こちらではここまでで上げてないここ最近の声優ユニット・グループを紹介。

 

今年結成された『ヒーラーガールズ』は、BS11の『Anison Days』とランティスの共同企画である『Anison Days × L』が元となっている。

テレビ番組派生なのか、企画モノ派生なのか、Youtube派生なのか…非常に言い方としては難しい。”企画派生”が最も近い。

TVアニメ『ヒーラー・ガールズ』はユニット結成後の発表のため、アニメ派生にはならない。

 

今年発表された『harmoe』、『NACHERRY』等は、コンテンツで関わりが存在するけど独立してユニットを組む…という形である。

コンテンツ関連系とでも良いのか、いい名前が思いつかない所はある。

こちらはコンテンツのファンを一定引っ張りつつも、コンテンツやキャラに囚われることなく楽曲制作が出来ることが恐らくはメリットとなってきそう。

 

 

分けるとキリがない / 一般人には分からん

こういう声優が何かしら歌う形というのは、もうめちゃくちゃ増えているわけだが、それによって区分とかもややこしくなってきている。

そのため、一定の違和感のある表現が出てくることというのはある意味で仕方ないのかもしれない。

ただ、記載する際は出来るだけ違和感のない表記にしてくれるとありがたい。

 

…とは言え、我々が思う『違和感のない表記』が、一般人の方に理解できるのかというとまた別問題のような気もする。

分かりやすい言葉で表現するというのも、また一つの手法とも言えるはず。

普通の人、そんな知らんから細かいこと言っても訳わからないと思うんですよね…この辺りの加減が難しい。

 

f:id:oniji:20211217144856p:plain

↑普通の人はこれがF1で、(レッドブル・ホンダ RB16B)

f:id:oniji:20211116235706p:plain

↑これがスーパーフォーミュラで、(ダラーラ SF19・TEAM MUGEN)

 

f:id:oniji:20211116235803p:plain

↑これがインディカーだって、(ダラーラIR18・レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング

多分分からないんだと思うんですよね。

この一概に声優が歌ってても、実際は違って…みたいな話って多分コレくらいの違いの範囲だと世間的には思うので、まぁそんなもんと言えばそんなもんなのかなとか…w

まぁ分かっては欲しいけど、割と分け方っていうのも雑な部分とか、あやふやな部分もあるしね…

 

しかし、ももいろ紅白誰が出るんでしょうね…?

 

以上。