おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
CIO製品をバンバンご紹介している訳だが、他にも普通に買ってて、それも出そうとは思っているんだよ?とは言っておきたい(
今回ご紹介するのは、MagSafeの機構を利用したモバイルバッテリー。
『CIO-MB20W-5000-MAS』をご紹介していく。
購入に至った理由
筆者は、遂にiPhoneを買い替え、13 miniを購入した。
この13 miniに搭載されている…というか12シリーズから搭載されている機能として、MagSafeというモノが存在する。
これはMacbook等にも搭載された事があるような、マグネットを使用した充電方法であり、端子が必要がない無接点充電である。
Qi充電と違い、マグネットでくっつくので、位置ずれを起こさないし、マグネットという性質で様々なアクセサリが出ており、筆者もスマホリングとかも購入したりと、このMagSafeを使いこなそうとしている。
その中で、MagSafeの機構を利用した、マグネットでくっつくモバイルバッテリーというのを調べた。
前々から気になっていた奴で、MagSafe対応のやつを買ったら買おうかなとは思っていた。
色々なモノがある中で、筆者が選ぶ条件として考えたのは
・充電速度が一定以上早いこと
・13miniに付けて飛び出ない事
・聞いたことあるメーカーである事
・スタンドがついているとありがたい
みたいな感じのことだった。
今までであれば、こういうのはAnker製品を購入することが多かった。
実際、今までのモバイルバッテリーはほぼほぼAnkerだし、MagSafeリングもAnkerのを購入した。
ただ、現在Ankerから出ているMagSafeモバイルバッテリーの2つは、この条件には当てはまらなかった。
『Anker PowerCore Magnetic 5000』は、Ankerが最初に出したマグネット式モバイルバッテリーで、こちらはサイズ感とかは大丈夫そうだったのだが、充電のスピードが5Wと、かなり低い数字となってしまっていた。
流石にQi充電でも最弱と言っていい5Wでするのはキツイな…と思いこちらは却下。
これより後に出た『Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)』は、7.5Wとそこそこの充電スピードを実現しているものの、サイズが大きくなっている事により、mini系だと割と大きめにはみ出してしまうというデメリットが。
せっかくなら、ちゃんとminiでも収まるサイズであって欲しい…(というかこういうの一番使うのはminiユーザーじゃん…)
そういう感じで、色々と調べた結果、これが良いなと思ったのが、CIOの『CIO-MB20W-5000-MAS』であった。
こちらは7.5Wでの充電が可能な上、miniシリーズのサイズに収まっているらしいぞと。
しかもスタンドもあるらしいぞと。
元々からCIOというメーカーは気になってはいたので、これはこのタイミングで手を出してみるかと。
Yahooショッピングのクーポンもあって安く購入できた事もあり、今回の購入に。
まぁこの流れで、CIOさんと幾つかやり取りをして、充電器とかも送ってもらったりしたのだが(ありがとうございます)
という事でなんだかんだで一番コレの到着が遅かったっていうのがちょっとアレではあるのだが、開封して見ていこう。(発送とかのご連絡でやり取りをして、丁寧に対応していただきました…w)
開封・外観
という事で製品はこちら。
シンプルな箱って感じ。CIO製品はこの青…というか紫がよく見える感じがあるけども。
クラファンのシールもあったり。CIOは基本的にMakuakeのクラファンでお金を集めて、製品を作ってるのでね。
製品の特徴は左上に集約されてる感じですね。
保証は1年。公式ショップで購入した場合、到着二週間以内にレビューすれば半年追加される。
中身はこんな感じ。
・本体
・USBC to Cケーブル(1.5m)
・説明書
・Apple Watchの充電に関しての注意の紙
当製品はApple Watchの充電も可能なのだが、Watch OS8.3において不具合が発生したとかなんとか。
こちらApple Watchの充電に関してはMFIを取得していない(取得するとバカ高くなるっぽい)らしく、このような問題が発生した模様。
現在は対応基盤になっているらしいが、基本的にWatch OSによっては充電出来ない可能性を孕んでは居る模様。この点は注意する必要がありそう。
筆者はApple Watch持ってないので無関係ですけど(
外観はこんな感じ。
非常にマットな質感で、サラサラしている。
傷は付きにくそうだが、指紋とかは割と付きはする。
CIOロゴは割と控えめな印象。
充電する側はこんな感じ。丸の所が充電する所で、真ん中にくぼみが存在するのが特徴。
Apple Watchはこの窪みに合わせる形になるらしいぞ。
厚みはそこそこある感じ。
横幅:94.5nm
奥行:63.0nm
厚み:16.5mm
重量:150g
まぁこのサイズ感になるなら、そりゃ10000mAには出来ないわなとは思う。
ただ厚みそこそこあるからこそ、mini系統でもしっかり収まるサイズになってるので、この辺は仕方ないと言うか、これで良いと思う。
そして、こちらスタンドが搭載。
埋込式になっているので、段差が発生することもなく、金属製でしっかりとした印象。
4箇所で留められており、この辺りは前作がちょっと頼りなかったらしいという事もあり、改善されているポイントという事。
下にモバイルバッテリーの機能が集約されている。
左の4つのランプが残量表示。
真ん中がUSB-C(入力、出力対応)、
右のランプが通電表示、
一番右が電源ボタンである。(なんで写真の時ボタンの汚れを取らなかった、普通に綺麗です)
USB-Cケーブルは1.5m。一般的な感じ。ちょっと太めでしっかりしてる感じ。
使用感
こんな感じで、MagSafe搭載iPhoneに対しては後ろで磁石でくっつく感じ。
底面の電源ボタンを押して、数秒で充電が開始される。
電源ボタンを押さないといけない点は注意だが、通電したくない時は押さなきゃ良いという言い方も出来る。(スタンドとしてのみ使用するとか、そういうやり方が出来るからね)
あと大事なことだが、このようなMagSafe系統のアクセサリを使用する場合、MagSafe対応のケースをしっかりと使用しよう。
非対応ケースだと、しっかりとくっつかない。
筆者はSpigenの対応ケースを使用している。
くっつけた感じはこんな感じ。
13 miniでもしっかりとサイズに収まっており、飛び出すような事がないのが非常に良いポイント。
13系統で大きくなったカメラユニットにも、ケースをつけていても干渉するようなことはなかった。
カメラを起動して、0.5倍の広角のカメラでの写りも確認してみたが、モバイルバッテリーが写る事はなく、こういう点もしっかりと考えられている模様。
その分ちょっと厚いのだが、グリップ性のある素材なので、持つことは別に悪くはない感じである。
コードレスで手軽に充電が可能という形になるので、非常に良い感じだと思う。
何よりもコード不要っていうのが良い。これさえ忘れなければとりあえず一定は充電できるので。
充電スピードに関してはiPhoneには7.5Wとなっており、iPhoneにおけるQi充電の限界数値という形。
まぁこれもマグネット付きQi充電という言い方が一番正しい言い方にはなると思う。
ただ、MagSafeに正式対応しているのって、現状Apple公式か、Belkinくらいしか存在しないので、この辺の充電に関しては最大限のスピードという言い方が正しいのかなと。
現状、miniのサイズの範囲に収まった上での7.5Wのモバイルバッテリーって本当に少ないので、そういう意味では貴重だと思う。
スタンドは横で使うのが一番良さそう。
このスタンド、反対側にしても使えるので、見たい角度とか、方向によって切り替えると良いと思う。
画像の方向だとYoutubeとか見る横画面の方向が逆になるので、こっちじゃない方が良い(
一応縦にも出来るけど、これは角度が急過ぎる気はするので、基本横のほうが良いかなって感じではありますね。でも使えはする。
あとこの角度だとバッテリー本体を充電しながらは使えない。
ただ、こういう感じで横に付ける感じの奴とかも出来たりするので、こういうのは磁石でくっつけるMagSafeならではなところだよなあと思う。(映すものなかったからCIO公式チャンネルを映す奴)
本体は、USB-Cケーブルで充電が可能。
こちらの充電もPD対応のアダプタとケーブルであれば18Wで充電が可能で、急速にバッテリーを充電できる。
付属のUSB-Cケーブルがあるので、アダプタを用意すれば充電可能だぞ。
有線でモバイルバッテリーとして使用も可能で、こちらは最大20Wの出力が出る。
iPhone系統の製品であれば、ほぼ最速(Pro系統だともうちょっと出るので最速ではない)での充電が可能となっている。
また、パススルー充電にも対応。
無線充電しつつ、モバイルバッテリーも充電できる形になっており、もしLightning忘れた!とかなってもUSB-Cとアダプタとこの商品があれば、一応なんとかなったりする。
こちらのパススルー充電は、マジでパススルーっぽい。(こういう奴は大概充電側を充電しきってから、モバイルバッテリーが充電されるのだが、無線充電しながらもモバイルバッテリーも充電されているように見える)
また、無線充電しつつ、有線充電も可能で、有線充電の場合は20Wでの充電が可能となっており、2つの製品を無線と有線で一気に充電…というのも出来る(まぁ5000mAhなのでそこまで多くの容量があるわけではないですけどね)
普通にワイヤレス充電も出来る。Qi充電対応イヤホンとかの充電も出来るの、割と強みなんじゃないかなとか。
こういう同時充電とか、有線充電でも20Wでのスピードが出るモバイルバッテリーとかって、そもそもMagSafeを利用したモバイルバッテリーが少ない中でもなかなか無いもので、Apple Watchの充電という要素を省いても、十二分に魅力的な製品になっていると思う(まぁApple Watchの充電の不具合はアレだとは思うけど、動画で謝罪されていたり、色々と対応はされているようなので、こういう先駆者として動く場合まぁそういうときもあるよね…って感じではあるのかなとは思います)
やはり7.5Wなので、充電のスピードとしては有線に比べると遅い。
30分で20~25%、使いながらだと充電にかかっている。
50%とかは一時間とかになっているので、最近の急速充電と比べると倍遅い(まぁ急速充電は20Wと言われているので、7.5Wの無線充電ではそりゃこれくらいのスピード差は生まれてしまう)
日常的にちょっと減って少しの間使いながら充電したいとか、スタンドとして使いつつ充電するとか、そういう使い方が良さそうな気がする。
また、充電時スタンドが結構熱くなりやすい。
これは下に埋め込まれている所の部分がそもそも熱くなり、金属製のスタンドが温められて熱くなる…という感じみたい。
スタンドを開いておけば割と問題はない。あと熱くて触れない程ではない。
まぁこの辺は排熱が常に言われる充電器、モバイルバッテリーを手に持つ感じになるこういうモバイルバッテリー特有の問題かもしれない。
コードレスで気軽に使えるモバイルバッテリーとしては、考え方は面白いし、有線でのスピードはiPhone系を充電するなら十分、同時充電や、パススルー充電など、今できる事をすべて詰め込んだ感じのモバイルバッテリーって感じ。
割とガジェット好きとか、日常的にライトに使うモバイルバッテリーとしては良い感じなんじゃないかなと。
まだまだMagSafe系統は何にしても、充電器にしても正式対応しているモノがApple公式とBelkinくらいしかない状態であり、これが変わってくるとこのモバイルバッテリーっていう所もより良くなってくるとは思う。
ただ、現状このサイズ感で、そこそこのスピードで充電が出来て、かなり多機能って感じで面白いガジェットだと思う。
現在はApple Watch充電の基盤も販売中のものはしっかり差し替わっているらしい。(まぁ今後のアップデートでどうなるのかは分からんので、あんまりApple Watch充電としては当てにしない方が良いかもだけど…ただこういう製品ってCIOくらいだし、こういう不具合はCIOでもこのMagSafeとApple Watch同時に出来る2つの製品くらいなので、CIOに対しての信頼とかが大きく崩れるという感じには筆者としてはならないと思う)
現在は楽天市場、Yahooショッピングにて販売中。
この製品は入荷が基本的に月の中盤になっているので、すぐは届かないので、余裕を持ってのご注文をお勧めする。普通に時間かかった(
MagSafeモバイルバッテリーとしては、miniを使っている人間は現状最もバランスが良い製品だと思う。
ただ無線充電モバイルバッテリーというのは速度とかにはまだ技術的に限界がある事も事実で、速く充電したい!という方には難しいかも。
手軽に、コードレスで、という所は大変魅力なので、長所・短所をちゃんと踏まえての購入をおすすめする。
興味がある人は使ってみてはいかがだろうか?
同じ系統で、iPhoneをMagSafeで、AppleWatchも充電できる充電器というのもCIOから出ており、現在クーポンが出ている様子。
こちらはモバイルバッテリー機能はないが、充電器として有能そうだ。
ぼちぼちAmazonでもモバイルバッテリー側を販売再開しないかなあと思ったりはしてる。
以上。