声オタおにじくんの声学審問H!

声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


おすすめ記事

【ブログ版】現代エロゲ声優の魅力 / エロゲの魅力(Powered by #オタク早口プレゼン選手権)

おにじと申します。

 

今回は、ちょっといつもと違う所もありつつって感じの記事ということで。

7月9日、筆者はキッチン!氏の企画である『オタク早口プレゼン選手権』の方にご参加させて頂いた。

こちらで、筆者は『現代エロゲ声優の魅力(エロゲの魅力)』というテーマで喋らせていただいた。

まぁこれが長くなったんですけど。(結局1時間30分以上喋る結果に…w)

これで一応ちゃんと資料も作ってやったこともあって、あの一回で終わらせるのがもったいないなと。

ということで、今回はやった内容をブログになんとなくまとめる形を取ってみようかなと。

まぁスペースだから話せたこともあるので、そういうのは飛ばしつつ、ざっくりしたまとめ的な感じで、ここは一つ。

なので、基本的にいつもの記事よりも初歩的な記載が多めになるとは思うけど、たまにはそういう記事があってもいいでしょう(

ご注意

・エロゲ声優に関してはややこしい所あるけど、今回はエロゲ声優は多少纏めるけど許してね(そうじゃないと話せん)

・スペースの内容からは色々と差し引いた形となります。そのため、極端に内容が薄い所がありますが、そこは文字で書いちゃいけなかったんだなとでも思っといてください(

・とは言え偏見はあるよ。(スペースの時の資料そのまま持ってくるからね)

今回は当日使用した資料を提示しつつって感じでやっていきます。

ということでお品書き。

 

 

1、エロゲ声優とは?

まぁその名前の通り、エロゲに出ている声優である。

まぁ大っぴらに言う場合は『美少女ゲーム声優』『アダルトゲーム声優』という言い方がなされることが多い。

基本的に、アニメやナレーション等、一般的なものに登場する声優と、エロゲのようなR18系統作品に出演する声優は異なると言って良い。

極稀に、どちらも登場してくる声優もいなくはないのだが、まぁ基本的にはそんなことはないと考えていただければいいかと思う。

基本的には完全に分かれていることになっている。

女優に対するAV女優的な位置付けになるため、素性が特定できるようなプロフィールや、素顔などを明かしているエロゲ声優というのはかなり少ないと言って良い。

具体的にはアトリエピーチや、AG-promotion等、エロゲに特化したような一部声優事務所、もしくはこのような事務所を経由した後にフリーになった声優くらいしかそういう声優は存在しない。

 

 

2、エロゲ声優(エロゲ)に触れたきっかけ

 

・普通の声優が面白くなくなってきたから

一般声優に対して、なんかこうおもんないな…ってなってきたというのはある。

筆者はとにかく声優に関して重視することというのはずっと演技としてきた。

声だけを使用しての演技というのは、より声だけで様々な感情やニュアンスというのを届けないといけない職業へと変化を遂げてきたこともあり、一種役者というカテゴリの中の俳優・女優の派生から生まれた歴史を持ちつつも、違う職業になってきた感じもある、日本独自の職業、声優。

ある意味で正解というものはないのかもしれないが、やはり声で演じるというのが声優の最も重視されるポイントのはずである。

しかし、昨今はとにかく顔、顔、顔。である。

とにかく演技以外の所、領域、重視されるポイントが増えており、歌であったり、ダンスであったり、ビジュアル面というのも強くなってきており、そもそもの演技という要素が疎かになりつつある。(それこそ、ベテランの声優であれば俳優声優を跨いで大河とか出る例外が存在するわけだが…まぁこれは声優が独自の方向性に進んでいる過程の中でまた跨いでいける世代がいるみたいな感じなので、そこまで気にしなくていいかなって…w)

筆者的には演技という部分の良さを聞くというのが本当に好きなので、この傾向はクソゴミカスだと思っている。

なので、まぁ面白くなくなってくる訳である。

 

 

・演技良い若手を見つけるのに苦労したから

母数は本当に増えている割にこの若手ええやん系統の人数が増えてこない。

なんだったらそんな大したことないやろみたいなのでも普通に人気声優になる。

筆者は演技が好きなくせに、若手新人からそういう演技良さそうな声優を見つけて、成長とか役を取っていくところを見るというのが割と好きなので、そういうのが難しくなってきたなあと。

いや、別にいるんだけどね。いるんだけど。普通にそう言うの出来る人いることはいるんだけどさ。

それに、別に実力があるから必ず売れるっていうのはどこの業界でもありえない話だし、それは逆もしかりなんだけども。それは分かっちゃいるんだけど、もうちょっとどうにかなりませんかねえ…wという気はしてくるんですけども。

なんなら良いと思ってたら途中で劣化する声優とかも普通にいるしなあ…(

 

村川梨衣の一件で疲弊したから(解決済)

筆者は『ビビッドレッド・オペレーション』とか言う、今では声優の並びがつよつよだが、如何せん脚本が吉野弘幸のオリジナル作品だった事もあり、とっちらかったアニメにおいて、村川梨衣の演技と、そのラジオや生放送でのヤバさから声優好きへの扉を開けた人間なのだが、『ISLAND』降板の件が意外と応えた。

この頃一定期間筆者が迷走期間に入ることになるくらいには、なんともまぁ。村川梨衣というのはあの感じでクソ真面目なこともあり、あの時期はあのキャラでバチクソ空回りする時があるというしんどさがあったのもある。

結果的に筆者の中では解決したし、村川梨衣はなんだかんだメイン役を取ってくる実力がある声優である(あの実力があって干されるとか勘弁しろよと思ってた)

まぁこれは別記事に色々ある。

oniji.hatenablog.com

 

・桐谷華オタクに誘われたから

声優ドラフトってやつをやってたのだが、そのプレイヤーの一人にエロゲをやってる人がおり、この人から桐谷華はいいぞというのを常々言われていた。

まぁ迷走もしていたし、色々と現状の声優には思うことがあったので、言われてそれなりに経ってから『サノバウィッチ』の体験版をプレイしてみることにする。

これがエロゲの入りだった。

 

・サノバウィッチ体験版が良さげだったから

で、やってみたからこれが結構良さそう。

話として読むという所においても、面白さがあったし、新鮮だった。

下に文字が出て、立ち絵があって、声が出るというノベルゲーのシステムは、自分の中で非常にハマったという言い方もできると思う。

そもそもキャラが喋る長さ(時間)が普通にアニメとかより長いという所。

キャラクターの掘り下げという所が、非常に深く出来るなというのを共通の時点でさえ感じることが出来た。キャラの掘り下げが深いということは、それだけ演技側に求められることも増えて、色々な面を見ることが出来るということになる。

また、文字と声が出るというシステムも、演技がどうかという所をわかりやすくしていると感じた。

文字だけの場合と、声ありの場合で、演技によって感じ方の違いみたいなものが出たりする。これは感情表現をした時に文字よりも声の演技のほうがどう言う風に感じているのか、どういう感情でこの台詞を言っているのか?というのが分かりやすくなるからだと思う。

こういうのが分かりやすい。演技が文字を超えてるなあ~ってのが分かるんだよね…

こういう所もあって、純粋に演技の良さというのを求めていた筆者にとって、エロゲという媒体はピッタリであったこと、話も良さそうだったこと、演技自体もよかったことで、エロゲをバリバリやっていくことになる。

この時はエロゲ声優の知識はほぼゼロに近かった訳だが…まぁ良いなって思う人とか、出てきたなあこの人とかやってたら今に至る感じである。

 

 

3、エロゲ声優の本当にざっくりとした歴史

筆者がなんとなく把握している程度の本当にざっくりとしたエロゲ声優の歴史をご紹介。(スペースでは知らない人の方が圧倒的に多いので、自分の作った年表くらいがちょうど良さそうだったって感じでもある)

1985年~1990年頃

この頃くらいから、ゲームに音声が入れられるようになる。

昔はちゃんとした音を入れるだけでも容量等色々な問題が存在したわけだが、この辺りからしっかりと音声を入れられるように。

それから90年代に入っていこうとする所では『脱衣麻雀ゲーム』が出てくる。

昔の怪しい雰囲気のあったゲーセンの奥とかにもあったりしたとか。

こういうゲームで、麻雀に勝利をすると喘ぐという仕様が存在したらしい。こちら年齢制限などがまだない時代。

当時はまだ二次元にR18があるのかとか、適用するのかとかも決まっておらず、全年齢対応ゲームでも余裕で女の裸とかが出ていた時代であった。

この辺からちゃんとしたR18の整備みたいなものもなされていく訳である。

 

1995年前後

この辺りから本格的なエロゲ声優が登場し始める。(エロゲを生業をする声優が出てき始める)

この頃のエロゲ声優は今考えれば洗練されていない部分というのはどうしても存在するのだが、それでも一点特化型な所が存在したり、声・キャラという所に特徴があって分かりやすい部分もあったりした。

ガラパゴス感というのもある訳だが、不思議な魅力というのが存在し、現在でもやられている人というのは普通にいる。

声さえ衰えなければ、普通に長いこと出来るのも声優のいいところみたいなのもあるしね…

掲載した具体的な声優:長崎みなみ北都南青山ゆかり井村屋ほのか、みる…

 

2005年前後

色々と形態も出来てきたこともあり、エロゲ声優のレベルが上がり始める。

特徴的な声の要素はまだ割合としては残りつつも、多彩な演技というのが増えてくる。

キャラに対してのアジャストの所が増えてくるというかね。

往年のエロゲっていうのはだいたいこの辺に出ているので、その頃に出てた声優ってこの辺に勿論なる。

普通に今も強いというか、生き残ってる人多いんだよなあ…

掲載した具体的な声優:五行なずな遠野そよぎ、風音、安玖深音

口にした声優:佐本二厘

 

2010年前後

これまでよりも格段なレベルアップが図られた時期である。

若手育成の要素や、外部からのスタッフの流入などが起きたことによっての環境が変化した部分がある。

これにより、演技などに対しての見る目というのが厳しくなった所があり、表よりエロゲの方が現場が厳しくなり始める。

この頃になってくると、流入があった事によって、現在の現役も多いし、逆にいなくなった人も増える。短期間で大きな活躍をした後、いなくなった声優というのも増えてくる。
この頃の固定面子は現在での一世代前になる。

掲載した具体的な声優:桐谷華、秋野花花澤さくらくすはらゆい、歩サラ、小鳥居夕花、遥そら、藤咲ウサ

 

2020年前後

VTuber界隈等が入ってきて、OPED側に影響が出る。(まぁ大体戯画の放課後せーふく部がやることが多い)ちょこちょこVの影が出てくるようになる。まぁ色々とVを使ったほうが楽なことがあったりも。

新しい事しようとバタつく時期でもあった印象。それも今となってはかなり落ち着いているが。

20年頃までに声優も固定面子の入れ替えが行われ、かなり声優陣も入れ替わった。最近のエロゲやってない人は面子が変わったことに驚くかもしれない。

22年現在はまた面子が固定されている。(落ち着いた)

掲載した具体的な声優:北大路ゆき、月野きいろ、歌謡曲の人、飴川紫乃、夏和小、小波すず…

 

 

4、通常声優とエロゲ声優の違い

『#オタク早口プレゼン選手権』において、ウェザーニューズ回で『教養』が出てくるくらいには偏見な表が出たので、筆者もそれくらい偏見をぶち込んでええんやな!って思って作った表がこちらだった。

 

出元

最近ドルとか地下ドルの声優多すぎである。

ちゃんと出来てりゃいいけど、そういうのじゃなくてやらせるだけやらせて声優の看板を安売りしている印象がある。そういうことしてるから声優の価値って下がるんだよ。

エロゲ声優においては、まぁとりあえずこの感じで書いたけど、色々な拾われ方があるらしい。

 

母数

声優増えすぎだろ。増えてる割にではあるけど。

 

まぁ出さないなんてありえないからねほぼ、普通の声優って。

逆にエロゲ声優はエロゲ特化系じゃない限りは出て来ない。出てくるとしてアトリエピーチとかAG-promotionとかだから。

 

まぁ良いことにしとこ。

 

演技

そりゃどっちも上手いやつも下手なやつもいるよ。

 

△×がいる理由

声優の技能とかちゃんとやってなかったらそりゃ難しいでしょうよって感じ。

声優じゃない声優ってゴロゴロいるのが問題。

エロゲ声優の方は普通に下手とか新人とか、まだ真っ当な理由だと思うよ(

 

週刊誌

最近ようやくピント合ってきた感じもある週刊誌系統。

エロゲ声優を撮る所はまぁないでしょう。

 

最も大切な要素

育成の段階から演技指導の時間を削って他のことしてますからね。

最早ビジュアルですよ。なんで声のしごとでビジュアル?w

エロゲ声優は普通に演技ですよ。というかそれが当たり前なんだけどね。

 

求められる要素

今の声優ってこんなかんじじゃん。

じゃない?w

 

名義

エロゲ声優の名義は本当にめんどくさい。

ちゃんと意味はあるんだけどさ、でもめんどくさいかめんどくさくないかならめんどくさいよ。

 

常識

コンテンツに出ていて他そんなに出ていないくらいの声優が一番常識ないの露呈しがち。

 

いじめ

あるよ。

 

ファン層

言うてどっちが優れてるとかない。

 

イベント

最近はアニメはイベントで稼ぐ面もあるからね。

エロゲはエロゲ会社側が極稀にあるくらい。それでも顔を出さない人がかなり多い。

 

給与

実際の所は通常声優も15000円以上は他の諸々があってもらってはいる。

ただエロゲの方はそれに加えてなんかプラスがされるので、多分エロゲ声優の方がジュニアでももらってると思う…多分…

 

 

5、今見たいエロゲ声優

では最後に今見たいエロゲ声優。完全に独断と偏見だが、まぁ一応今の時代には合わせてって感じではあるよ(

なんかフジテレビとかプロレスがつけてそうな煽り文っぽいのを全員につけた。

カッコいいとダサいの反復横跳びをしたかったが、ダサい側に振れちゃったかもしれない(佐藤大輔、大好きだ~!!!!

 

月野きいろ

『今最も演技で一音も聞き逃したくない声優』

エロゲ純正声優において、今一番ブイブイ言わせているのは恐らくこの人。

とにかく演技においてのクオリティがバカ高い。

余裕があるから、一定の遊び心みたいなのもあるし、全てのセリフに対して意味がある…というか、一音一音に意味があるまであると思う。この人はマジで凄い。

声の強弱の緩急や、喋るスピードの緩急。こういう所が非常に自然な演技につながっている。

声優としての演技は、一種の声で色々補う必要性がある大げささも必要なのだが、そこと自然という所のバランスが良い感じだから、こういう印象になるんじゃないかなあ。

 

紹介した主な作品

『Making*Lovers』鳴瀬咲(SMEE / 2017)
アインシュタインより愛を込めて』有村ロミ(GLOVETY / 2020)
『AMBITIOUS MISSION』本郷虹夢(SAGA PLANETS / 2022)

 

夏和小

『恋愛過程演技つよつよの最強黒船声優』

出る期間が局所的な印象もあるが、毎度いい演技をしてくるので印象が強いというか。

毎度出る時にポジションが良いところやってるのもあって、もうそりゃ強いよと。

色々良さはあるが、この人は恋愛過程の演技という所が秀でてるって事をスペースで話した。

エロゲっていうのは恋愛ゲームなので、付き合っていくところと、付き合ってからというのがある。

筆者個人としては、このくっつくまでの過程みたいな物をしっかりと描いてくれる作品のほうが好みなのだが、この辺りの演技が素晴らしい。

最初の、普通の関係みたいな所から、少し心を許すようになった友達になり、気になる相手になり、好きになって告白するまでの何とも言えない関係とか、そこから付き合ってからの甘々とか。

こういう所の表現が素晴らしい、というかスムーズというか。

変わりすぎてもアレなんだけど、かなり変わっていてもそこをうまく演じているというか。

ニヤニヤ出来る、微笑ましく思える演技をしてくる。

これで引き出しも普通に存在する(音域は広くないね、むしろ狭い)ので、大変ありがたい声優。

濡れ場は可愛くなりがち。

 

紹介した主な作品

『9-nine-』結城希亜(ぱれっと / 2017)
『喫茶ステラと死神の蝶』四季ナツメ(ゆずソフト / 2019)
『AMBITIOUS MISSION』有瀬かぐや(SAGA PLANETS / 2022)

 

秋野花

『表現全部つよつよ声優』

この人はあらゆることが出来すぎるので逆にもう肩書に困った。

言うて今回紹介する中ではベテランにあたる秋野ですが、とにかく演技が素晴らしい。

特徴もある声に、スキルと技術が全部乗っかってきたら、そりゃ強い声優になるでしょ。みたいなことを平気でしている声優。

自然でオーバーという声優の演技の望まれる所を地で行く感じ。

この声のまま歌うことすら出来るので、この人はなんなんだって感じ。

一番強いのは妹とか言われたりもしますが、正直どこでも行けるくらいには万能感すらある。

緩急が伴った感情表現の要素、ボケ・ツッコミ両方出来る、声優としての表現力が高い。

こう、全てにおいてのクオリティが高いから逆に言う事がない。何言えば良いんだろうこの人。マジで強いんだよ。

華乃は秋野のはっちゃっけっぷりとそれでいて自然な演技が見れたので好き。

ただこの人はっちゃけずともちょっとふざけるとかの所でクソカワ演技してくるので、もうなんでもいいと思う。

キャラクターを生かせる、魂を吹き込める声優っていうのはこういう声優の事を言う。

今バリバリ動いている純正声優では一番なんじゃねえの。

 

紹介した主な作品

『ハミダシクリエイティブ』常磐華乃(まどそふと / 2020)
『アマツツミ』織部こころ(Purple Software / 2016)
『金色ラブリッチェ』カミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスア(SAGA PLANETS / 2017)

 

明羽杏子

『毎度成長を見せる、嫌・甘ギャップ使い』

この人は割と最近側になるのだが、毎度登場する時の成長っぷりが素晴らしい。

最初の頃も別に悪くはないのだが、今考えると洗練される前だなあという感じがある。

そもそも滑舌という部分が明らかに良くなっている。これ初期の途中から普通に良くなってきてるのだが、ここ最近はそこからさらに聞き取りやすくなった印象。

まぁ滑舌は良いとして、この人も感情表現のところが素晴らしい。

この人がやるキャラ、最初は主人公への当たりが強いとか、途中から当たりが強くなるとか色々な主人公に対しての接し方があるわけだが、そこのある意味で嫌悪すらある所の剣がある喋り方から、落ちた時の甘々ボイスのギャップが本当に素晴らしい。

この人は普通にシリアスシーンからあまあままで行けてしまうので、シナリオ書く側からすれば色々やろうと思えば出来て楽しそうだなとか勝手に思ったりしてる。

今のそのキャラがどれくらい主人公の事を好いているか、みたいな好感度が声で伝わってくるというか。

あまあまボイスは本当にめちゃくちゃ甘い。それは昔からそうだったけど、そこにも磨きがかかってるし。マジでクソかわいい。

これでいて本当にシリアスでは締められるのが、声優としての技量というのを常々感じざるを得ないポイントというか。

特にここ最近の出演作はもう技量が跳ね上がってる。ここまで見る度に成長を明らかに見れるのも素晴らしい。

この人の場合、濡れ場に関しても圧倒的な成長を遂げている。初々しいそれ濡れ場か?ってくらい優しかった所(それはそれで良かったとは思うんだけど)から、めちゃくちゃガチになっている。同じ人とは思えないフ◯ラである。こっちの演技のやる気もあるのは大変ありがたい話。

近年登場声優の中では一番に近いかなあ…

 

紹介した主な作品

『創作彼女の恋愛公式』彩瀬逢桜(Aino+Links / 2021)
『アマカノ2』黒姫結灯(あざらしそふと / 2020)
『我が姫君に栄冠を』クロネ(みなとそふと / 2021)

 

北大路ゆき

『正統派もダミ声も出来る純正レギュラー声優』

この人も近年は安定した出演数を誇る声優となった。

20年前後から、メインヒロインとしてのポジションを確立してきた北大路は、やれるキャラの幅みたいな所がしっかりとある声優ではある。

別に声の引き出しが多いという印象があるわけではないのだが、その上で印象は変えられるタイプなのかなと。

正統派な幼なじみとか、ヒロインとか、そういうところを可愛く演じることも可能。

ストレートで押すっていう感じだけども、それで正統派ヒロインが出来る声の傾向っていうのもあるのかもしれない。

で、まぁこの人ダミ声ツッコミとか、そういうのが本当に面白いというか、ギャグになった時にしっかりギャグに出来るのが素晴らしいと思う。

SMEEの早瀬ゆう系のシナリオにおいての、全力ダミ声ツッコミは、この人の強みっていうのがしっかりと活きているような感じがある。

ああいう時に汚い声だけど聞き取れるし、綺麗だし、ギャグとして面白いみたいなふうな演技ができるっていうのはやはり強みの一つじゃないかなあと。

あんま最近そういう役ないから寂しいんだけど。

感情表現の度合いみたいなのは、『アイこめ』のΣでええ感じなのは分かっている。Google翻訳みたいなキャラ…w

 

紹介した主な作品
『HaremKingdom』光(SMEE / 2020)

『ユキイロサイン』スヴェトラーナ・グルチェンコ(Wonder Fool / 2021)

終ノ空 remake』音無彩名(ケロQ / 2020)

 

謡曲の人

『名前が毎度楽しみな安定安心のオールマイティ』

通称『歌謡曲の人』。名前が多すぎる組。

この人は基本的に名前がここ3年近く、昭和歌謡曲を捩ったものとなっており、名前が多くてもなんか調べたら分かる。みたいな方式でそもそもこの名前の付け方が面白かったりする。

今回はどういう名前で行くんですか?から始まるからね。

そんな歌謡曲の人は、どこに置いても安定して演じることが出来る声優であり、いてくれると安心する声優でもある。

そのオールマイティ性の高さというのは、やはり声の引き出しの多さから始まる所がある。

高い所の声では可愛さを出せるし、低い所の声ではかっこよさを出せる。

この声の種類の多さに加えて、演技のスキルというのもやはり高いのである。

こういう声優さんはグランドヒロインとかに置いてもちゃんといい演技しはるわけであり、ポイントをしっかりと押さえた演技をしてくれるので、本当にどこに置いても安心できるように思う。

演技のポイントの一つとしては、キャラが素になってツッコミをしている感じの所がお上手かなと。

なんかこう、キャラから逸脱しない程度に、キャラが「は?」とか「何やってんだこの人」とかこぼす感じのツッコミが上手い。こういう所も強弱みたいな所が出ているからこそなのかも。

 

紹介した主な作品

『ヘンタイ・プリズン』波多江妙花(Qruppo / 2022) - 桜舞じゅりあ
『喫茶ステラと死神の蝶』火打谷愛衣(ゆずソフト / 2019) - 音来内麗
ノラと皇女と野良猫ハート』ルーシア・オブ・エンド(HARUKAZE / 2016) - 院出華真衣

 

小波すず

『年齢感情操作する声の緩急使い』

小波すずは、近年のエロゲにおいてブイブイ言わせとる純正声優の一人だろう。

この人の強みはとにかく声の緩急。これまでも、これからもこの要素というのは他の声優で上げるとは思うのだが、この人はその中でも一つ進んだ所にあるというか。

この人のキャラの喋らせ方は本当に凄い、声の強弱と、読むスピードを1セリフ内でも変えてくる所で、キャラがめちゃくちゃ活きてくる。

こういう演技がキャラの自然さというのを演出してくるし、この人の場合本当に緩急で耳をこそばゆくしてくるみたいな所がある。ASMRじゃないんだぞ!(

聞いたら分かるだろこの人の緩急感はってくらいにはこの人は分かりやすいし、こういう所が出来ることによって感情表現の所でも解像度が上がるし、勿論キャラの解像度も上がる訳である。

それでいて、この人キャラの年齢みたいな所も結構大きく変えることが出来るので、この緩急をどの声でも出しながら、キャラの年齢の雰囲気がガラッとキャラ毎に変わるのも素晴らしい所というか。

ロリ声とかがマジでロリ。『アンレス・テルミナリア』とか本当にロリなんだよな声。

ああいう声でかわいい上に、声優として演技うめえなあ~とかさせてくる所が非常に好みの声優。これでいて高貴な雰囲気をキャラでまとってきたり、キャラによって全然違う所もあるので…

演技の緩急でキャラを活かして、生かす。この人も演技聞いていて楽しいというか、そういう所で遊び心というか、そういう演技も入ってくるのが良いと言うか。

 

紹介した主な作品
『冥契のルペルカリア』匂宮めぐり(ウグイスカグラ / 2021)
ラズベリーキューブ』桜庭・ヴィクトリア・瑠莉(まどそふと / 2018)
『放課後シンデレラ』長南陽佳(HOOKSOFT / 2020)

 

木之みき/はちみつこ連合

『陽でも陰でも安定の芸達者』

名義多いけどとりあえずこの2つが近年は多いのでこの括りで。

この人も前述の歌謡曲の人と共にここ数年のエロゲを支えている声優の一人だと思う。ポジションとしては近い所があるというか。

どこに置いても安心できるし、作品として締まる。という所は通ずる所があるかなという風に思うし。

基本的にベースの声はものすごく根本から変わるタイプとまではいかないが、その中でも多くの引き出しを持っている。

もうこの人の引き出しの多さに関しては、『9-nine-』の香坂春風誕生日動画を見るのが一番早いので、とりあえず見ろ。

www.youtube.com

とにかく、どこに置いても安心できるだけの引き出しと技量が存在する。

テンション高い陽キャから、クッソどもる陰キャまでお手の物。どういうキャラクターにおいても魅力を引き出してくれる。

上記の香坂春風は二面性があるキャラクターで演じ分けも素晴らしい。女王様側の声は正直イメージなかったんだけど、これをやられるとこういうのも出来んだなやべえなと思った記憶。

この人のキャラは暴走させたり、煽らせたりするとなおのこと強みが出る。この人が演じるキャラでジト目で主人公を煽らせたりしたら本当に煽りなので。

メインサブ、どこに置いても安心できる声優。ここ最近はメインを張ることも増えたけど、それも納得だよな。

 

紹介した主な作品

『9-nine-』香坂春風(ぱれっと / 2017~) - 渚しろな
『喫茶ステラと死神の蝶』汐山涼音(ゆずソフト / 2019) - 木之みき
ノラと皇女と野良猫ハート』高田ノブチナ(HARUKAZE / 2016) - はちみつこ

 

柳ひとみ

『√で結ばれてあげたくなる悲哀が合いすぎる声優』

この煽り文句はマジで失礼に値するんじゃないかなとヒヤヒヤ物だが、これは本当にマジで褒め言葉だからな!

この人の演技というのは、こうめっちゃ良いし、めちゃくちゃ√で選んであげたくなるキャラが多い。

なんなんだろうか、凄く声が変わるタイプではないが、とにかくこうええ子感が強い演技が多いというか、どう表現するのが正しいのやら。

あまりにも悲哀が似合いすぎる。幼なじみやら、妹やら、その辺をやらせて、元々から主人公のことが好きでした系をやらせると本当に味が出すぎてヤバい。

選んだ場合も、選ばなかった場合も、どちらでも素晴らしい演技をするというか。

選ばなかった時のこうスッと離れていく感じの演技とかが本当にバチバチにハマりすぎるのが申し訳ない。

演技に関しても素晴らしい。喜怒哀楽の演技が素晴らしいから、前述のような要素がハマるというかなんというか…

筆者的には『ハミダシクリエイティブ』の和泉妃愛はマジでこの人で良かったなと。明るい声優やってる実妹で、ネタもあるし、兄妹らしい掛け合いとかのテンポとかもありつつ、そこに明らかに想いを寄せている所があったりとかで…

あとはアレかなあ、泣き演技とかがやっぱり強いのと、哀が似合うというか。自分を下げるというか、卑下するような所での「卑下している感」が凄いというか。

だからこそ選んであげた時の幸せそうなのがなおのことパワーを感じるというか…

歌も歌えますこの方。もっと出てもいいのよ。

 

紹介した主な作品

『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』片桐奈々瀬(Qruppo / 2018)
『ハミダシクリエイティブ』和泉妃愛(まどそふと / 2020)
『銀色、遥か』蒼井雛多(tone work's / 2016)

 

実羽ゆうき

『めちゃ高から低までやりきれるつよえち声優』

この人も実力で殴ってくるタイプの声優というか、エロゲ声優としてのパワーを感じる声優というか…

まずそもそも音域がおかしいんですよねこの人。凄い高い声から、低い声までカバーされている。イメージ的にはその真ん中、どっちかっていうとちょい高めくらいの声がプレーンなイメージなんだが、そこからの幅がこれだけある人だとは最初は思ってなかったなっていう所がある。

『アオナツライン』の仲手川結は、これの超高い側に当たるのだが、この声でよく安定して喋れるよなってくらいずっと高い。なんか面白い子なんだよね、良い所のお嬢様なんだけど。この声設定にしようと思ったスタッフ側も凄いし、これに応えた実羽側もすごいと思う。

この人は、メインでヒロインヒロインした子も出来るし、サブでちょっと大人とか、ちょっとお姉さんとか、そういう所での立ち回りもしっかり出来るので、どちらでも作品を支えることが出来るというのが強み。

感情爆発ドーン!みたいなのも出来るし、この人も声優の演技としての大切なものをめちゃくちゃちゃんとカバーできてる声優というチープな言葉で表現するの勿体ない人なんだよな。

筆者としては『恋愛×ロワイアル』の伊従蒼というキャラクター、こちらミニFDで一応シーンが存在するくらいのサブキャラではあるのだが、これが一番衝撃だったまである。

今現在に至るまで、この蒼の声が実羽ゆうきの声帯のどこから出ているのかがマジでわからん。これに関してはこれまでの声優好きやってきた中でも随一の意味不明さなんだよな。

あと、この人濡れ場がクッソえっち。この人演技パワーでえっちさをぶち上げるので本当にびっくりしちゃう。

 

紹介した主な作品

『アオナツライン』仲手川結(戯画 / 2019)
『ユキイロサイン』高萩香子(Wonder Fool / 2021)
『恋愛×ロワイアル』伊従蒼(ASa Project / 2020)

 

夏峰いろは/倉田ありあ

『キャラのバックグラウンドを声で表現』

一回やって、数年の間があって戻ってきたみたいな所がある夏峰いろは/倉田ありあ連合。

この人はものすごく声が変えられるタイプではないとは思うのだが、元々の声がそもそも素晴らしいのもあるし、滑舌とかもいいし、素養が良い上に色々乗っかっている感じがある。

単純にストレートでかわいい!明るい!みたいなキャラクターをやらせてもいいのだが、この人はキャラの背景、バックグラウンドに色々な事情があったりとか、過去があったりとか、信条があったりとか。そういうキャラクターをやった時により映える声優さんなのかなと。

『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』の女部田郁子は、めちゃくちゃ主人公とエッチしたい、ドスケベ音頭があまりにも有名なキャラであるが、このキャラの背景というか過去って激重も良いところである。そういうのを面白い話じゃないよとか、割とドライに喋る所とかのそのドライの加減とかが素晴らしかったり、無印でのとある√での泣き演技やら、グランドでの演技やらが素晴らしかった。

まぁただ筆者としては『創作彼女の恋愛公式』の月見坂桐葉を推したい。このキャラ声優キャラという、声優にとって恐らくクソムズの役柄なのだが、声優業では猫被りに被ってて、現代声優業界で生き抜くためにやってる腹黒な所もあるキレのあるヒロインなのだが、これがマジで良かった。

めんどくさい女なんだけど、そのキャラが主人公への態度を軟化させていく過程だったり、別√でもコイツ主人公の事好きだなってのが見えたり、それでこう失恋してる所もいいし、√で選ぶ時の演技も心に残るし、あのキャラの感じでしっかり主人公の事好きなの伝わるし、√のとあるシーンでは叫びが素晴らしいし。アレは他作品ならセンター張れるくらいのキャラと演技を見せてもらった。

あとこの人本当に素がクソ真面目。心配になるくらい真面目。なんなら夏峰と倉田を公表したのもファンの為まであるし。真面目なのは大変素晴らしいんだけどね。でも真面目過ぎて心配になるのよ、傍から見ててw(

 

紹介した主な作品

『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』女部田郁子(Qruppo / 2018)
『創作彼女の恋愛公式』月見坂桐葉(Aino+Links / 2021)
『恋がさくころ桜どき』神鳳杏(ぱれっと / 2014)

 

東シヅ

『無感情でも違いを出せる感情強度コントローラー』

ドンと最近見る純正エロゲ声優のお一人ですが、まぁこの人はやる役っていうのが割と固まっている部分も一部ありつつも、その中でもかなりなんか違いを見せているというか、良い声優ってどんな役をやらせてもいい演技するんですよっていうクソ雑なことを言えるみたいな感じで、こう。

と、言うのも、これまで東が担当してきたキャラの割合として、明らかに無感情系のキャラクターが多い、という所にある。

客観的に聞く上で、一番声優の技量の良し悪しをいい意味でも悪い意味でもごまかせる役柄というのは、無感情キャラだと筆者は思ってはいる。

だって感情表現の要素というのが一番声優の技量の違いというのが出る要素の一つだと思うし、そこをほぼほぼ封印する形になれば違いは出しづらいよねと。

ただ、逆にこの無感情キャラでも違いを見せられる声優、感情表現を制限されながらもそれでも上手さを出してくる声優というのは凄いと思う。誤魔化せるけど、誤魔化せない、そんな微妙な立ち位置の役柄をこの人は非常に秀逸に演じている印象。

声の雰囲気も数種類無感情でも持っているという所がそもそも良い所なのだが(こういいうのはほとんどおなじになりがち)その中で感情表現の出し方、顔の出し方の加減が非常にちょうど良い。ふとした所で素直な感情がスッと出てくる…みたいな表現とか、無感情・感情の起伏が少ないキャラでありながら感情が出てくる所の表現がマジで良い感じ、キャラの中でしっかりと感情表現がなされるから、ただの無感情キャラじゃなくなるってのが良い。

それでいて、ちゃんと無感情キャラ以外も普通に演じられるし、なんならこういう役でも素晴らしい。『冥契のルペルカリア』倉科双葉はサブキャラだが、めんどくさい妹みたいな所もありつつ、自分の意志を持って進もうとするところとかの表現が良かったし。東シヅ初登場となった『青春フラジャイル』の鳥羽せつなは、なんなら明るい側なんだよな。

そういう所含めて、この人も色々出来て安心できる声優さんだなという感じで。

 

紹介した主な作品

『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』ポルノ(アリスソフト / 2020)
『青春フラジャイル』鳥羽せつな(Purple software / 2020)
『けもの道☆ガーリッシュスクエア』(Whirlpool / 2021)

 

鶴屋春人

『性別さえ跨ぐ引き出し・サブにいても締まる』

最後は今見たいとかではない気もするし、ゴリゴリのベテランを一人。

最近好き…というか、筆者がやるような純愛作品で最近よく見るので、目につくんだよねこの人。お上手だからね。

この人の特徴はまぁやっぱり中性的な声という所じゃないだろうか。

本当に性別を跨げる声だと思うし、その性別の感じをちゃんとコントロールして各所の役をやっている所が素晴らしい。

その上で、声の引き出しが多い。これ性別も跨ぐわ、同じ性別の中でも色々あるわで、結構この人であることを声だけで判断するのは難しいかもなと現状で感じている所があるまである。しっかりヒロインから、サブキャラ男までやってたりするので、ホントわからんなりそう。

根本の所変わってないっちゃ変わってないのかもしれないけど、かなり変わっているって言って良い側の人なんですよこの人。主な出演作でここ最近の作品をならべているけど、これ一緒かあって思うもの。

ヒロインをやった時の可愛さの爆発力というのも素晴らしい。『RE:D Cherish!』のユニカは、センターヒロインでドーンと来た訳だけど、最初の感じからといい、いいツンデレ要素も絡みつつのやっぱしっかりとしたセンターヒロインだなという感じもありつつ、演じ分け含めて鶴屋ここにありを純愛作品センターで改めて示した印象がある。

この人、サブキャラとしての配役も以前から非常に多いのだが、それも頷けるというか。この人はマジでサブにいてくれると安心できる。これ上の声優にもいっぱい言ってるけど、この人はその中でも随一というか、色々な声が出来る上に性別さえ跨いでくるし、それでいてそれぞれのキャラクターの感情表現というのも素晴らしいので、サブキャラでヒロインや主人公を支えるようなポジションが非常にハマってくれるんですよね…

いや、まぁメインでも素晴らしいからサブに置いておくの勿体ない部分もあるんだけど…この人は職人みたいな所もあるかもしれないわね…

 

紹介した主な作品

『RE:D Cherish!』ユニカ・ラスペランツァ(CRYSTALiA / 2022)
『放課後シンデレラ2』小瀬葉月(HOOKSOFT / 2022)
『AMBITIOUS MISSION』小林つばめ(SAGA PLANETS / 2022)

 

 

おわり

ひとえに声優と言っても、通常の声優とは違う歴史、環境で作り上げられてきたとも言えるエロゲ声優。

良い意味でも悪い意味でも露出という所が削られている職業の為、純粋な声、演技で勝負するというポイントにおいては、現代の通常声優よりも秀でている声優すらいるようなところである。

ノベルゲーの性質上、アニメなどよりは演技を純粋に楽しめる時間が長い、要素が多い、というメリットも存在する。

エロゲというのは散々斜陽と言われているし、一種の泥舟感もあるのかもしれないが、少なくとも声優に関してはめちゃくちゃ良いの今も揃ってるけどなあというのが筆者の感想。

エロゲが変な規制をされて、実質的にエロゲ声優が終わるのが先か、通常声優が純粋な演技から完全に逸脱し、ただのアイドルかタレントまがいの何かになって実質的に声優が終わるのが先か。そのチキンレースは令和の現在も続いている。

できれば、エロゲ声優もといエロゲが現在の状況くらいで現状維持してくれると筆者の耳は助かるのだが…

 

通常声優を追っている方も、もしよろしければエロゲ声優、いかがでしょうか。

エロゲは体験版は無料なので、何か気になるものがあればここは一つ。

今はFANZAもセールやってたりもしますし、是非に。

oniji.hatenablog.com

顔で声優を追うというのは、そもそも声優という職業の全否定につながるので、もう疲れたという方、演技を純粋に追いたいのに歌とかダンスばっかりしやがって飽き飽きしている方、エロゲ声優、いかがですか。(そんな誘い文句で良いの?)

 

いや、まあ普通にエロゲ声優いい演技、普通の声優より転がってる体感すらあるから、是非に。

 

以上。