おにじと申します。
お前直近のラジオカテゴリがどっちかって言うと批になってんぞってなるのだけが嫌。
まぁその前はグレパラジオとかで色々と真面目に考えたりしてるから、たまには続いてもいいでしょ(
ということで、今回はラジオの話題。
なんつうか、難しいよねアニラジとか声優ラジオってという話。
本当にラジオ聴かなくなってきてはいるのだが、なんだかんだ一応アニラジ初回とかは一応聴くみたいな文化は続いてないこともない感じ。
そんな中で、来季から始まる『ぼっち・ざ・ろっく!』のラジオ、『ぼっち・ざ・らじお!』を聴いて、なんかこう悪くないんだけど勿体ないなあみたいな感情が最終的に湧いたので、なんでそうなったのかを書きつつ、アニラジとか声優ラジオって難しいよねっていう話で終わる。
とりあえず青山吉能はようやっとるって話。
- そもそも詳細が出た時点でちょい不安だなと思っていた
- ぼっちというものに対して設定が安直過ぎるんじゃね?
- これをしっかりと成立させた青山吉能は凄いと思う
- 青山吉能は勝手にぼっち感とか出たと思うんだよな
- でもそれを判断して番組を作っていくのってマジで難しそうだからなあ…
そもそも詳細が出た時点でちょい不安だなと思っていた
きらら系としては異色感がそもそもある『ぼっち・ざ・ろっく!』。
まぁ当初からアニメ化の話は本当にあった訳で(1巻出る時点でもうなってた)。
まぁ満を持してのアニメ化という言い方も出来るのかもしれない。
そんな『ぼざろ』、そりゃラジオはやるだろうと。アニプレだし。まぁこの感じならアニプレYouTubeと音泉での配信が現実的なところだろうと思っていた。(もしくはぼざろチャンネルを作って有料パート存在系か)
でもって、詳細が出た時に割と大丈夫か?と思いはしたのである。
TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の最新情報をお届けすると共に番組オリジナルのメール企画、更にオリジナル楽曲などを募集するWEBラジオが配信決定しました!
初回配信は2022年9月7日(水)です!番組パーソナリティは後藤ひとり役の青山吉能さん!
そして、伊地知虹夏役の鈴代紗弓さん、山田リョウ役の水野朔さん、喜多郁代役の長谷川育美さんが交代制パーソナリティとしてお届けしていきます!番組は後藤ひとり役の青山吉能さんがスタッフを入れずひとりで進行。
コーナー始まりも終わりも他パーソナリティを呼び込むタイミングも青山吉能次第!
目の前に各コーナーのBGMが流れるボタンを準備。自分で次のコーナーに行きたければ押す。
コーナーの順番なども青山吉能の気分次第で決定します。
皆さんからのメールお待ちしております!
まず最初に思ったのは「えっスタッフも誰もいねえの?」っていう所。
いやまぁ、そりゃ『ぼっち』かもしれないっすけど。大丈夫っすか?それ。と。
なんならこの時点で記事を書くことを一回考えた所まである。(スタッフ仕事放棄してるだろと思ったので)
まぁこの辺で思ったことは、結果的にそんなに一回目を聴いて変わってはないので、それは後で書くとさせて欲しい。
ただ、まぁ一つ前提として言っておきたいのは、この詳細を見た時の不安よりは確実に面白かった事。
まぁそもそも筆者は別に声優ラジオとかアニラジが面白いモノかどうかという所にも疑問を持つ方である。
これは声優に限らずそうだが、別に喋りが本職じゃない人間のラジオが面白いと限らないのは当たり前というか…(喋りが本職の職業って何?って思うけど)
まぁ声優は声の仕事だから、喋る声自体は他の職業よりも保証されるかもしれないけど…くらいのスタンスでいる人間である。
なので、別に声優ラジオとかアニラジの面白いとかのハードルは筆者の中では低い。面白いかどうかというよりも、聴いてられるかという方がいいかもしれない。
筆者、基本的に何かをしながらラジオを聴くとかのながら聴きが得意ではないので、作業止めてまで聴くかどうかみたいな感じでいいんじゃないかな。
で、もって聴いてられたは聴いてられたんだが、やっぱなんか勿体ない気がするぞと。
まぁということで、なんか第一回聴いただけの時点で思った事みたいなのを個人の感想として。
前半は聞く前から思ってたことも含めて、大丈夫?と思っていたことも含めてという感じで。
ぼっちというものに対して設定が安直過ぎるんじゃね?
これは設定を見たときから思ってた事。
まぁ『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品の後藤ひとりというキャラはぼっちなのである。それは分かる。まぁ後藤ひとりって時点でそうだよな。一里ぼっち(ひとりぼっちの○○生活)よりは分かりにくいけど。
ただ、だからってキャストをぼっちにしてラジオをしよう。はあまりにも安直というか。
それってラジオ面白くなるんですか?と単純に思ったことは否定できない。
なんというかこう、意図が見え見えすぎるというか、逆に白けるだろこういう設定と。
それは作家としての仕事を放棄しているのでは?とまで思った。
単純にこの方式、青山への負担が大き過ぎる。
だって作家もいないし、聴いてみたら反応とかすら見れないようにしているらしいし。
マイクの前で、BGMSEボタンだけあって喋るのは拷問だろと。
環境からぼっちを作り出す、というのは別に凄く悪いことじゃないのかもしれないけど、それをする必要性は青山吉能にはなかったような気がする。
というか、やっぱりラジオにもテンポとか構成とかは存在するし、そういう所での面白い流れというか、メリハリみたいなのって必要な時も存在するわけで。
どうしてもここまで全てを遮断してしまうと、間延びする方向性に動くので、そうなると面白くなる可能性を下げてしまうんじゃないか。という所も考えてましたね。
これをしっかりと成立させた青山吉能は凄いと思う
とりあえず言えることは、これをちゃんと聴けるラジオにしてきた青山吉能は凄いなと。
これだけ全投げするようなラジオ、まぁあの作家はこれまでもぼっち系ラジオというか、ぼっちは面白いだろうと思っている節はある(江口、鈴木とかで同系統はやっているので。まぁ同系統をやっている結果引き出しが結構もう既に開けられていて、こういう切り口になった可能性というのもあると思うから、別にこれで作家を批判したいという訳では無い)ので、まぁ別に特別なことでもないのかもしれないが。
まぁこういうラジオをするのは、ある程度経験を持っている人間じゃないと成立できないくらいの投げっぷりだけど、まぁそういうのちゃんと青山吉能はやってきたよなと。
一人であそこまで面白い感じに出来たのは、ひとえに青山吉能の能力という所かなと。
ぼっち感あったし、なんか面白かったよね。
勿論一人で回すことによっての面白さがまったくなかった訳では無い。
急に飲み物飲みだす所とか、ああいうのはこの方式じゃないとなかなか起きないかもしれない。そういうのはこの方式である意義を感じれたような気はする。
ただ、なんというかこの方式、青山吉能に合ってそうでなんか合ってない気がする。
こう、適正Aが他にあるのに、BかCで守備させられてる感じがした。それはなんでかっていう話だけど。
青山吉能は勝手にぼっち感とか出たと思うんだよな
結論を先に言っておくと、別にこのラジオ方式全然悪いものではないと思うのだ。
作品に寄り添っている設定であるし。何か明確に文句を言うのも違うような気がする。
ただ、こうもったいない感じを個人的に感じた理由は、たぶんこんなことしなくても勝手に青山吉能はぼっち感が出たんだよなという所に尽きるかなと。
『ぼっち・ざ・ろっく!』だけで考えても、AJでの『BOCCHI・IN・JAPAN in AJ2022』でも進行役であそこまで純粋にというか、自然にぼっち感が隠しきれてない感じがあったの、キャストのハマり方含めて非常に良かったというか、面白かったと思うし。
物凄く雑に言うと、青山吉能という存在はぼっち営業とは思えないくらいの純粋なぼっち感がエグいということ。これがこのラジオのシステム上逆になんか出力が抑えられた感を感じてしまったのかなと。
こうぼっちに限らずなんだが、青山吉能は暴走させてなんぼって所はあるんじゃないかなって筆者的には思うのである。こう、この方式だと暴走できそうで暴走しきらない感じになるんじゃないかなと。
端的に言うと、このぼっちにするシステム、『ぼっち営業をしている声優』にはクッソハマった可能性がある。
まぁというか、これまでの作家傾向とかも考えると、どっちかっていうとアニタイだとやっぱりアニメ側に寄せるというのもあったと思うし、アニメ側に寄せるほうが正解だから(あくまでもアニラジなんだから、声優ラジオなら声優に寄せるべきだけどね)正直仕方ないと思う。だから、別に作家が悪いとか、演者が悪いとか、そういうことではなかったんじゃないかなあとは思う。
ぼっち営業している声優が、それっぽいぼっちっぽい雰囲気とエピソードを喋るだけで作用するシステムだった気がする。まぁこのポジションが出来るパーソナリティの幅が広い設定といえば良いのか。
ただ、それにしては青山吉能はマジでぼっち感が強すぎたというか、そういうシステムの所に置く適正は別に存在するけど、もっと適正な所あるじゃんってなるというか。
青山吉能には独特なぼっち感(というか暴走感というか、とにかく独特の感がある)が存在して、そこも一つの面白みなんじゃないかなと思うわけで。
だからこういうシステムが存在しなくても、自然にそういう要素がにじみ出てきて、そのにじみ出てくるのも面白さになった気がするのである。
これに、結構安直とも言えるぼっち要素を貼り付けてしまった感じが、このシステムでは出てしまう。
別にこのシステムでも青山吉能は活きていないことは全然ないし、青山吉能らしさはにじみ出ている。
でもそれが自然なにじみ出ているやつなのか、システムがそうさせている人工的なやつなのか。なんかそういうので良さをちょっと削っちゃってる感じがある。
青山吉能は放牧させた方が面白いという部分はある。それはこのシステムでも活きてると思う。前述した飲み物飲むタイミングとかはそういう部分で成り立っていると思う。
ただ、進行におけるリズムとか、どこでコーナーを切って次に進むのかとか、そういう所は一定補助してあげて欲しいというか。そこを常に考えながらラジオをすることが、一種のリソースを割いている行為になるというか。
それはアクセルを100%踏ませていることにはならないんだよな。と。
青山吉能は100%踏ませた方が良い。これでは100%、120%は踏めない。
この点でもっと言うのであれば、結局誰のリアクションも見れない状態で喋るというのも、この要素につながってくる。
アニラジ、声優ラジオにおいて、作家やスタッフの反応というのは、一人ラジオにおいてはやはり一つの命綱な所もある。実際でしゃばり過ぎとか、反応がデカすぎるとか、色々言われることはあるのだが、あの反応が一切ないというのは、今話している話が面白いのか、面白くないのか。この方向で進んでいいのか、進んじゃだめなのか、そういうのが分からんことになる。
これだと、パーソナリティは迷うのである。
いや、この迷うのがぼっちだから面白いんだ。そういう意見もあると思うし、筆者もそれは分かる。そういう面白さがある時もある。
でも、多分青山吉能はある程度安心させた上で滲み出るぼっち感で面白さを稼ぐのが一番おもしろかった気がする。
そういう迷いとか、仕切りの色々なこととか、そういうのを考えさせないほうが面白いというか。
勿論青山吉能は中堅であり、一定以上の経験があるし、別に適正外のことをしているわけではないから、面白くない事はないんだよ。
でも、『ラジオを成立させること』に労力を持っていくのは、青山吉能という存在には惜しい気がする。
このシステムで面白くなるのは、青山吉能の力量に頼りすぎになるというか、『青山吉能に助けられている』の範疇を超えるのが難しい気がする。
放牧させて青山吉能を暴走させたいという意図があったのかもしれない。でも、青山吉能には一定の安心感(ウケてるかどうかとかの)と、余計なことを考えない環境(進行のことをそんなに考えずに済むような環境)が欲しかった気がする。その方が多分安定したラジオというか、一定の面白さを担保出来たと思う。
この方式では、どこかで爆発的な回が発生するかもしれないが、安定感はないだろう。
とにかく、この方式は青山吉能への負担があまりにもデカすぎるんだよなあと。
安直にぼっちに振っていった結果、声優への負担がエグいことになっている。
こんななんも分からんけど進めゴリ押しみたいになってるのは大丈夫なんかねと心配を若干するみたいな感じで。
あと、このシステムだと、青山吉能のぼっち感とからしさがなんか営業感出ちゃうシステムになる。
実際営業要素もあるかもしれんけど、それでもなあ…感はちょっと否めない。
青山吉能に頼りすぎている。これを成立させているのは青山吉能が凄いからであって、このシステムも、このシステムを作った側も凄くない。ただただ青山吉能がこの鬼畜みたいな、お前それラジオパーソナリティでも拷問に近いだろみたいなフィールドでやたらと頑張ってるからどうにかなってる。
結論青山吉能は凄いと思う。ようやっとる。マジでようやっとるからおたよりを考えようと思う。
でもそれを判断して番組を作っていくのってマジで難しそうだからなあ…
と、まぁあくまでも理想的な話をしてはみたのだが、それを作家とかスタッフが判断して、番組を作り上げていくっていうのは難しくない?とも思う。
別に作家だって、色々な作品とかラジオとかを担当しているわけで、一つのことやってられるわけじゃないし(それこそこの作家は告RADIOとかも抱えてるわけで)
声優側にもある程度寄り添うべきな所もあるかもしれないけど、あくまでもアニラジとしてはアニメ側に寄り添う方が正解なんじゃないかなあと筆者も思うし。
そもそもそれだけ色々な声優がどういう感じの人で、どういう風に活かすのが良いっていうのを見つけていくのも大変だろうし(特に新人とかだとわからないしね何も)
例えば青山吉能は今もう一回なんか波が来始めてね?みたいな感じではあるし。
ずっとメインで出ずっぱりでしたとか言うわけではないしね。
そういう声優さんを置いて上手いこと一発で扱ってくれっていうのも、もしかしたら酷かもしれない。
こうやって出たものに「もっとこう出来たんじゃないの?」っていうのは、ある意味簡単といえば簡単。
だって知っている声優のラジオとかじゃないと色々言えない所も多いし。
知ってるからそういうこと言えたりする部分もあるし。別に番組がつくられていくプロセスとか知らずに言う事だけ言ってるだけやし。
まぁリスナーは作家がどれくらいの仕事抱えててどうのとか知らんと言えば知らんし、そこまで気にしてたら何も言えなくなりそうやし…
自分は作家は無理かなあ~って思う。
コーナー案とか考えたことあるけど、そういうの考えるのすらムズいからさ。
絶対クッソむずいよなってこういうの作るの。
とりあえず、京まふの奴公開録音らしいし、なんかそれっぽいふつおたは送って貢献はしておくか…という気にはなってる。
このシステム、ゲスト呼ばれた時にどうなるのか。どこで入れる感じになるのかなあっていうのは気になったりはするけど。
まぁ別に面白いとは思うし。青山頑張ってるなあって初回だった。
まぁ初回だし、もっと面白くなる可能性はいくらでもあるから良いと思うから、まぁこの記事もそんなことなかったわってなるオチも全然ありえるし…
コレ何の記事だったんだ…?(とあるオタクと喋ってて記事にしろって言われたから記事にしたっていうのが実際のところだったりする。でも筆者も書いてみたかったから、まぁいいや…w)
前述した通り、青山吉能はなんでか知らんけど、急に第二波と言わんばかりに仕事が増えてきている。WUGが終わったのが19年3月とかだけど、本当になんでこのタイミングで急にまたメイン所とかで見るようになってきたのか…
81においてのこういう形の第二波はめちゃ珍しいと思うし、ここが本当に頑張り時だと思う。青山吉能には頑張ってもらいたい所である。がんばえ青山。(青山吉能応援記事だった…?)
以上。