声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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#SOUNDPEATS のLDAC対応コスパイヤホン『MINI PRO HS』『AIR3 DELUXE HS』を試す!(先行レビュー)

おにじと申します。

 

今回はオーディオ関連。

当ブログ、なんだかんだでガジェットやら音楽やらのレビューもし続けているのだが、今回は初めて”先行レビュー”というのをさせて頂くことになった。

 

SOUNDPEATS様よりご提供いただく今回は、『MINI PRO HS』と、『AIR3 DELUXE HS』のレビューをしていく。

『AIR3 DELUXE HS』も最近発売されたLDAC対応のインナーイヤー型イヤホンという、結構珍しいタイプのイヤホンで、コスパの所も含めて話題となっていた訳だが。

 

『MINI PRO HS』は、11月下旬に発売されるイヤホンで、まだ日本未発売モデルである。

色々とあって、何故か自分の手元にこの『MINI PRO HS』が来てしまった。

この『MINI PRO HS』は、既に発売されている『MINI PRO』の進化版で、LDACに対応したアクティブノイズキャンセリング搭載イヤホンである。

 

ということで今回はこの2つのイヤホンをレビューしていく。

外人顔パッケージ

 

両方とも、日本オーディオ協会の認証を受けた、ハイレゾ音源再生をサポートする完全ワイヤレスイヤホンとなるわけだが(『AIR3 DELUXE HS』はインナーイヤー型としては初めてハイレゾ対応らしい)、実際の所どれくらいのものなのか。

デザインを確認したり、LDACに対応したウォークマンを使ったりして、音の方を聴いたりしてみよう。

この記事に登場する製品はSOUNDPEATS様よりご提供いただいておりますが、率直な感想を述べています。なお、筆者の音質に関しての文言が信頼できるかは分かりません。

AIR3 DELUXE HS

じゃあまず出てる方のイヤホン、インナーイヤー型の『AIR3 DELUXE HS』を紹介していく。

『AIR3 DELUXE HS』の最大のポイントはインナーイヤー型として初めてハイレゾ級コーデックのLDACに対応したこと。

そもそもインナーイヤー型のイヤホンってほとんど沙汰されてるみたいな所がある中で、大きな選択肢となってきそうなイヤホンだ。

 

 

開封

イケメン男性パッケージが表。

 

裏にはイヤホン本体と、ハイレゾ、LDACの表示が。

 

中身はシンプル。

イヤホン本体
USB-C to Aケーブル
取扱説明書

インナーイヤー型ということもあり、マジでシンプルである。

 

 

外見チェック

ケース。

光沢感のある黒という感じ。

反射がめちゃ気になるのと、指紋はどうしても気になる運命。安価ワイヤレスイヤホンあるあるなんだけど、ホントこれはやめた方がええで。

正面にはペアリングやリセットで使用するボタンとランプ。

 

裏は金色のプレートに『SOUNDPEATS』と書かれており、高級感を演出したい意図を感じる。(でもプラスチックなのはプラスチックなので、凄く高級感があります!とかはない)

底面にUSB-Cがあってそこから充電する。

 

こちらが本体。

インナーイヤー型のイヤホン久しぶりに見たが、所謂EarPodとかAirPodsのうどん形状のイヤホン。

マットなブラックにゴールドのアクセントという感じで、こっちは指紋とかは目立たないみたい。(なんでこの感じにケースもしてくれなかったんだ)

ゴールドのロゴ部分はタッチセンサーになっているので、操作というのもイヤホン単独で可能。

 

装着検出機能が付いているので、内側にはセンサーの穴がある。

インナーイヤーでも装着検知って出来るんだって思ったりした(

 

スペックは以下の通り。

商品名 SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS
形状 インナーイヤー型
ドライバー 14.2mmダイナミックドライバー
コーデック SBC、AAC、LDAC
Bluetooth Bluetooth5.2
対応プロファイル A2DPAVRCPHFP、SPP、GATT
ANC
ゲームモード
外音取り込み
装着検出機能
無接点充電
防水 IPX4
再生時間

イヤホン5時間 / ケース20時間

充電方法 USB-C

ダイナミックドライバーが14.2mとかいう大きなものを使ってるのも特徴。

LDAC以外はAACとSBCのみの対応となっている。

防水はIPX4とそれなり。

Qi充電は出来ない。

 

 

聴いてみよう

では実際に聴いてみよう。

まず装着感だが、本当に軽い。インナーイヤー型久々ってのもあって、軽すぎて心配になるレベルで軽い。

インナーイヤー型としての利点としての圧迫感のなさであったり、蒸れることとかがなかったりというのがやっぱり出てくる。

ながら聴きや、長時間聴くのには向いてそう。向いてそうなだけにバッテリーが最大5時間なのちょっと短いなと思ってしまう。

 

音質の部分は、フラットな印象。

インナーイヤー型ということで低音という所は厳しいのかなと思っていたのだが、思ったよりも頑張っている。流石にカナル型に勝るとも劣らないまで書くと言いすぎかもしれないが、いい感じには出ている。

高音域も多少シャリつくことがあるかなとは思うが悪くはないし、この価格帯であれば十分すぎる性能だと思う。なんというか、インナーイヤーであることを音質からは感じないというか。

LDACに対応しているので、音質のコーデックとしては最高のもので聴ける。

静かなところでは恩恵は感じれるとは思う。ただインナーイヤー型は外の音を普通に取り込むので、そうなると意味がどれほどあるのか?という所にはなってくる(からないんだろうけどね、LDAC対応インナーイヤー型イヤホン)

 

イヤホン本体での操作も可能。

結構量が多い。

再生/一時停止:左右どちらかを2回タップ
音量ダウン:Lを1回タップ
音量アップ:Rを1回タップ
曲戻し:Lを1.5秒長押し
曲送り:Rを1.5秒長押し
通話/着信:LまたはRを2回タップ
着信拒否:LまたはRを1.5秒タップ
通話切り替え:LまたはRを2秒長押し
手動ペアリング:ケースのマルチボタンを3秒長押し
音声アシスタント:Rを3回タップ
ゲームモード:Lを3回タップ

ここまで出来れば十分すぎる。

ただ、タッチ感度が高めではあるので、触っちゃって操作判定されたみたいなことはなくはないので、そこはご用心。

 

そして、こちらアプリが使える。

『SOUNDPEATS』アプリは、iOSAndroid両方にある。

 

出来ることは以下の通り。

バッテリー残量の確認
ボリュームコントロール
イコライザー設定
ゲームモードの切り替え
タッチコントロールの切り替え
装着検出機能の切り替え

 

ファームウェアとかのアップデートもこれでできる。

 

色々と出来るが、イコライザー設定に『可変的なイコライザー』っていうのがあって、これを使うと付けてしばらく音を聴いたら、その人に合わせたイコライザーになるらしい。

珍しい機能でおもろい機能。

タッチセンサーの有無とかもアプリで変えられるので、この辺りアプリがあると色々出来ていい。

 

インナーイヤー型イヤホンとして、ワイヤレスで、かつある程度の音質は欲しい人には非常におすすめできる。

なんてったってLDAC。まぁLDACの恩恵をどれだけ受けられるのかは微妙かもしれないけど。

コスパも良いし、普通にワイヤレスインナーイヤーイヤホンとしてはこれで良いんじゃね?感があると思う。

 

 

MINI PRO HS

では、先行レビューとして頂いた『MINI PRO HS』の方を見ていこう。

前述した通り、この製品は『MINI PRO』の進化版という感じ。SOUNDPEATSは、同筐体で進化版を出す場合が結構あるのだが、今回もそれである。

目玉としてはLDACに対応したこと。(逆にAptX系には対応しなくなってるので注意)

それ以外も進化しているらしい。(まぁMINI PRO持ってないから比較は出来んのだが…)

 

開封

ということで開封

SOUNDPEATSさんって外人顔ドンパッケージがお決まりなの?

 

裏面にはイヤホンドーン。こっちもハイレゾで、LDACのロゴが両方ある。

 

中身はこんな感じ。

イヤホン本体
イヤーピース(L/S)
USB-C to Aケーブル
取扱説明書

こっちもシンプルな感じになっている。

まぁカナル型なので、イヤーピースは付くよと。

 

 

外見チェック

じゃあ本体の外見チェック。

マットな雰囲気で、かなり小さい感じ。まぁ『MINI』って言うとるんやから、そらちっちゃいやろと言われたらそれまでだが。

目につくのはゴールドのラメ。これが散りばめられている。

まぁケースから『MINI PRO』との差を出したかったんだと思う。

最初画像を貰った時に「このデザインはイマイチだろ」と思ったのだが、思ったより現物は悪くなかった。マットな雰囲気とマッチしているのかもしれない。

でも差別化したいのなら、グレーのラインをゴールドにすれば良かったのでは…?と思わなくはない。

 

正面のランプはケースの残量。

緑 → 残量50%以上
黄 → 残量10%〜50%未満
赤 → 残量10%未満

 

しっかりUSB-C端子での充電に対応。

これも無線充電には非対応なので、USB-Cで充電する形になる。

 

ではイヤホン本体の方を見ていこう。

形がちょっとおにぎりっぽいのもあって、割とつまみやすい方だと思う。

フェイスプレートには、SOUNDPEATSのロゴが大きい。このちょっとズラして表示するデザイン、好き。

このロゴの書き方好き。そしてゴールド。これも外見での『MINI PRO』との違いみたい。

ここがタッチセンサーになっている。

 

横から見ると途中でくびれているのが特徴的。装着感に多少は関与してるらしい。

 

こっちには装着検出機能ついてないらしい。その代わりにノイキャンと外音取り込みがあるって感じ。

サイズ的に取捨選択とか必要なんだろうか…?w

 

他の筆者所持系ワイヤレスイヤホンと並べてみるとこんな感じ。

まぁ小さいよね、SOUNDPEATSのイヤホンって。

 

スペックは以下の通り。

項目 詳細
商品名 SOUNDPEATS Mini Pro HS
形状 カナル型
ドライバー 10mmダイナミックドライバー
コーデック SBC、AAC、LDAC
Bluetooth Bluetooth5.2
対応プロファイル A2DPAVRCPHFP、SPP、GATT
ANC
ゲームモード
外音取り込み
装着検出機能
防水 IPX5
再生時間 イヤホン7時間 / ケース28時間
充電端子 USB-C

防水IPX5とかもありがたい所かもね。

 

 

使ってみよう

ということで聴いてみよう。

 

装着感は耳にすっぽり収まる系なので、しっかりとハマってくれてるなあという感じ。

小さいカナル型はこういうしっかりとハマってくれる感があるとありがたいのである。

ちょっとタッチセンサーの所は上向きになるのはなれないとタッチ操作で手間取るかもしれない。

 

音質に関しては、普通に良いなあという感じ。

少なくともアンダー1万円の音質ではないだろう。

LDACにも対応して、細かい音とかを出してくれてる気がする。気がするだけかもしれない。

低音域から高音域までバランスよく鳴っていて、聴きやすい印象。

一応どれかにジャンル分けしろ!って言われたらフラットか、微妙にドンシャリかどっちかかな。

素直に普通に良いなあって感じ。手軽にLDACを楽しめるのもやっぱり良い。

まぁカナル型なので、しっかりと音を聴けるからこそかもしれんけどね。

 

ハイブリッドノイズキャンセリングを搭載している訳だが、このノイズキャンセリングに関しても、この価格帯としては十分じゃないかなあと思う。

ザワザワとした騒音を消してくれている。ものすごくというか、所謂もっと高い製品のノイキャンには及ばないかもしれんけど。

風切り音も低減してくれる機能もついているし、価格に対してのコスパはガチ。

 

外音取り込みは、まぁこれくらいだと思う。デジタル感はあるけど、

ホワイトノイズあんま入らない時点で十分すぎるよなこの価格帯なら。

 

イヤホン本体での操作も可能。

こっちもめちゃ機能多い。

 

再生/一時停止:左右どちらかを2回タップ
音量ダウン:Lを1回タップ
音量アップ:Rを1回タップ
ANC・外音取り込み切替:Lを1.5秒長押し
曲送り:Rを1.5秒長押し
通話/着信:LまたはRを2回タップ
着信拒否:LまたはRを1.5秒タップ
通話切り替え:LまたはRを2秒長押し
手動ペアリング:ケースのマルチボタンを3秒長押し
音声アシスタント:Rを3回タップ
ゲームモード:Lを3回タップ

ただこう、モードを切り替えるのを追加した結果、曲戻しが犠牲になっちゃってるのがちょっと残念なんだよな…

 

こちらもアプリに対応している。

 

出来ることは以下の通り。

バッテリー残量の確認
ボリュームコントロール
イコライザー設定
ゲームモードの切り替え
タッチコントロールの切り替え
装着検出機能の切り替え

 

アンダー1万円でこの小ささで、LDAC対応でこの機能性。

まぁ~コスパ悪いわけがないよなあと。

ノイキャン性能とか考えても明らかに良いよねコレ…

というか、これがアンダー1万で出てくるの、本当にいい時代になりましたね。

筆者、それこそZolo時代のLiberty+とかから始めてるので、完全ワイヤレスの今の感じ本当にすげえなって…

 

 

どっちが向いてるか?みたいな話

さて、どっちにもLDACに対応したイヤホンな訳で、どっちがいいんだい!みたいな所があると思う。

まぁ基本的には、やはりインナーイヤー型かカナル型かという形の所で選ぶのがまず初歩の一歩かなという風に思う。

どっちが好きかというのは間違いなくあるからね。

 

軽いつけ心地みたいな所を求めるならインナーイヤー型の『AIR3 DELUXE HS』の方がいいかもしれない。ただ、インナーイヤー型なので音漏れの問題はつきまとうし、軽いつけ心地ということは密閉感とかはない。

 

密閉感を求めたり、ノイズキャンセリング機能、外音取り込みを求めるなら『MINI PRO HS』だろう。

というかまぁ、インナーイヤーがいい人以外はこっちで良い気はする。

こっちが劣ってるのは、装着検出機能がないくらいなので。

バッテリー駆動時間とかもこっちの方が長いし。

 

そう、だから基本カナル型しか作られないのである。

その中、SOUNDPEATSは両方作っている。選択肢があるという事が素晴らしい。

インナーイヤーの良さというのも改めて感じたし。

そこが褒められるところだと思う。

軽いつけ心地とか、外の音を自然に取り込むとか考えると、メリットあるからね…

 

 

今回はSOUNDPEATS様よりご提供いただいた『MINI PRO HS』『AIR3 DELUXE HS』をレビューした。

価格としては抑えているのにも関わらず、多くの機能が搭載されている良イヤホンと言えるだろう。

 

アンダー1万円台のイヤホンとしての完成度は非常に高く、そこまで金は払いたくないけど、音質や機能をめちゃくちゃ妥協できるかと言われたらそうじゃない、そこもそんなに妥協したくないぞ!っていうわがままな人におすすめだ。

 

 

 

以上。