声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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誰でも簡単にメッシュWi-Fiを構築可能。アプリもめちゃ便利な『TP-Link Deco X50』をクソ回線で使ったらどうなるのかレビュー

おにじと申します。

 

今回は、ガジェットレビュー。

TP-Link様から色々とご提供頂いた訳だが、一番メインの無線関連の製品は貰っていないという、なんともメーカーとしてはどうなんだろうという提供のされ方をしていた(後述するが、筆者は家の回線がクソザコなので遠慮していた)のだが、今回はTP-Link様からメッシュWi-Fiを構築できるルーターを頂いた。

それが『Deco X50』だ。

こちらはTP-Linkの中ではミドルクラスくらいの無線Wi-Fiルーターで、手軽にメッシュWi-Fiを構築できる。

その上、色々と機能が他にもあるみたいだ。

今回は、JC◯Mクソ回線で、速度が上がることは間違いなくない上に、別に広い家に住んでいる訳でもなく、iPhoneWi-Fiの電波が家のどこでも基本ちゃんと3つ付くような、宝の持ち腐れ状態で、メッシュWi-Fiを構築して、果たしてどれくらい意味があるのか?何かメリットが発生するのか?という所を見ていきたい。

めちゃくちゃTP-Linkさんには「この条件だとほぼ意味なさそうだけど良いの?」と聞いたのだが…

これらの機器を導入しても数値が改善しない(もしくは落ちてしまう)こともありますが、

そのあたりも含め、率直に使用感をお伝え頂けますと幸いです。

ネットワーク見直しのアクションとしてのプロセスや結果をご発信頂くだけでも

弊社にとって大変意義深いことです。

とのことで、むしろレビューして欲しいとのことだったので、お受けした形になった。

まぁ、こんな劣悪環境のレビュー、逆にないだろうから、どうなるのか筆者としても興味はある。

ということで、他のレビューとは明らかに毛色が違う『Deco X50』レビュー、始まるよ…(こんなの確かに提供記事じゃないと検証不可能だよな…)

 

開封

では開封

白と青基調のパッケージ。割とTP-Linkって青イメージあったから、白要素が驚いてびっくりしたまである(

パッケージに特徴めちゃくちゃ書いてる。これ説明必要ある?ってなるけど、後で説明していくぞ。

 

開けた所、この時点で割と基本的なこと書いてくれてていい感じ。

 

中身はこんな感じ。

ルーター本体 ×2
電源アダプター ×2
LANケーブル
カンタン設定ガイド

今回は2Packを頂いたので2つという感じになっている。

 

電源アダプタは割とコンセント部分はデカい。まぁ本体が小さいからね…とは思う。

コードはだいたい1.5mくらいの長さ。

 

LANケーブルもついてくる。こっちは1.7mくらいの長さ。

 

 

外観チェック

本体の外見をチェックしていこう。

まず雰囲気としてルーター感が全然ない。

この『Deco』シリーズは円柱型のフォルムとなっていて、アンテナ部分とかも見えない。シンプルなデザインなので、どこに置いてもダサくなったりはしなさそう。

トイレットペーパーくらいのサイズ。(って言うとダサくない?ってなりそうだけど…w)

 

ポートに関しては3ポートあり、これは『Deco』シリーズでは多い。

他は2ポートであることが多いようだが、この『Deco X50』は3ポート。

筆者はPCやNASは基本的に有線で接続するので、この3ポートはありがたい。(結果これでスイッチングハブを使わずに運用できるようになった。Wi-Fi強く出来て一つモノを減らせるって良いじゃん)

 

底面はリセットボタンと本体の状態を表すランプ。

足もちゃんとついている。

ランプは以下の通りの挙動となっている模様。

黄:起動中
青:設定中
緑:問題なし
赤:問題が発生

 

スペックは以下の通り。

製品名 Deco X50
無線規格 Wi-Fi 6
IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
Wi-Fi速度 5GHz:2402Mbps
2.4GHz:574Mbps
Wi-Fi範囲 3〜4LDK
内蔵アンテナ 2
Wi-Fi性能 デュアルバンド
MU-MIMO
OFDMA
4ストリーム
ビームフォーミング
AIメッシュ
CPU 1GHzデュアルコア
LANポート 3ポート
セキュリティ WPA-Personal
WPA2-Personal
WPA3-Personal
最大接続台数 150台

と、まぁこんな感じ。性能は十分すぎるものになっている。

 

一番の特徴としては現在最新であるWi-Fi6に対応していることだろう。

スピードという所の速さが、デュアルバンド合計3000Mbps超えというすげえ数字(なんで合計するんだろうとは思いつつ)

メッシュWi-Fiは、所謂途切れない、広範囲を塗りつぶすようなWi-Fi環境を構築できる訳だが、この『Deco』シリーズにはAIも搭載されており、どこで使用されるのかを学習。適切なアルゴリズムを用いて、繋がりやすくしてくれたりするらしい。

複数台設置しても、同じSSIDで動作するのも、メッシュWi-Fiの良さだ。

つながらないことで複数台のルーターを使用すると、ルーターごとに接続し直す必要があるのだが、この『Deco X50』は複数台あっても、同じ名前で動作し、適切なタイミングで切り替えて、安定した接続を継続してくれるので、広範囲の接続に向いている。

 

こちらのメッシュWi-Fi環境は、Wi-Fiルーターを置き換える形でも、Wi-FiルーターからLANケーブルをつなぐ形で(ブリッジモード)も動作する(後者の接続方法だと、TP-Link HomeShieldというセキュリティ機能は使えないけど)

今回はブリッジモードで使ってみる。(JC○Mインターネットくんの本体を抜くと非常にややこしそうなので)

 

 

使ってみよう

ということで使ってみよう。

 

接続は簡単。

モデム、もしくはルーターからLANケーブルを引っ張ってきて、3ポートどれかに差す感じ。

3ポートあるので、他の有線機器も普通に繋がるのが良い所。2つまで行ける。



これでセットアップしていく。

セットアップにはアプリを使う。これが非常に便利だった。

TP-Link Deco
TP-Link Deco
開発元:TP-LINK
無料
posted withアプリーチ
 

自動接続で、画面を通して簡単にセットアップが出来る。

これはそんなに詳しくない人でもかなり簡単じゃないかなと。

 

自動接続でDecoのWifiに接続して、見つけてもらって。

 

唯一設定としてややこしいのはここだが、分かんないのであればこのままで行っておけば良いし。

 

そして、自分でWifiの名前やパスワードを決められるのも良い。

まぁ他と同じにはならないようにするべきだとは思うけど。

 

これだけで設定が完了。

二台目以降はコンセントに繋げば勝手に増える仕様。

めちゃくちゃ楽に構築出来る。想定の倍は楽だったわ。マジで差すだけに近い。

差す所も間違いとかモデムの差す所間違えるくらいしか可能性がないのでは?

 

これで接続が完了すると、今つながっている機器とかも表示できる。(ルーターモードなら通知も来る)

有線無線、何がつながっているのか分かるので、知らねえのがいたりしたらすぐに分かるよね。

 

こちら、既存ルーターの有無でルーターモードかブリッジモードか変更しよう。

筆者はJC◯Mは残りっぱなしなので、ブリッジモードにしないとダメ。

なお、普通にルーターモードでも動いたけど、ルータが同じネットワークに2台あると起こる弊害って大きいらしいから、まぁブリッジモードだなって…(

まぁ混在確認したら、別に混在してなかったので、別に良いのかもしれないけど…

ブリッジモードにすると、元のルーターの設定がそのまま来る感じなので、ポート開放させてNASを繋いでいるとか、PS5を繋いでいるとかがあると、このモードの方をおすすめしたい。

 

で、速度の方なのだが…

 

部屋/機種 自宅ルーター X50
自室 110Mbps / 9.58Mbps 116Mbps / 9.68Mbps

やっぱりほぼほぼ変わらなかった。

そうだろうなと思った。

間違いなく『Deco X50』の性能は素晴らしい。

素晴らしいのだが、元々の回線がこのスピードしか出ないんだから、ここのルーターが変わろうが関係ないのである。これはルーターモードであろうと、ブリッジモードであろうと変わらなかった。

一応、多少速くなった気もするのだが有線、無線共に誤差レベルだと思う。

自宅のルーターでも調子が良ければ出る数字が、X50だと安定して出るのかなって言うくらいの差。

なのでまぁ、高速回線が欲しい人は、まずそういう回線を用意することが第一である。

その上で、このような製品を購入することが大切、というのが分かってもらえれば良いのかなと。

 

ただ、それでも恩恵が全く無いのか?と言われればそういう事はない。

まず範囲の所。

これは2台接続の場合、明らかに安定性が増す。

部屋/機種 自宅ルーター X50
自室 110Mbps / 9.58Mbps 116Mbps / 9.68Mbps
トイレ 114Mbps / 9.66Mbps 117Mbps / 9.78Mbps
風呂 106Mbps / 9.33Mbps 116Mbps / 9.66Mbps
リビング 114Mbps / 9.68Mbps 116Mbps / 9.67Mbps
台所 112Mbps / 9.64Mbps 116Mbps / 9.66Mbps

ルーターから離れたりすると無線は数字が落ちるわけだが、それを抑制できる。

抑制できるというか、ほぼ変わらん。そもそも回線がカス過ぎて、2台にすると本当に差が出ない。まぁそもそもそんなに差はなかったんだけど。

 

あとセキュリティ面が明らかに違う。

JC◯MはWPAとかなので。

『Deco X50』はWPA3-Pesonalに対応しているので、確実にこっちの方がセキュリティ性能は高い。

 

そしてアプリ面の充実ぶり。

例えばゲスト用にWi-Fiを作れたりするので、Wi-Fiを教える必要性がない。

また、色々なスキャンなどで、問題がないかも簡単に確認できる。

 

LEDが光るのも設定できたりするし。

やはり接続している機器の管理が容易なのが一番良いと思う。

ルーターモードなら、接続すれば通知が来るし。

クラウド経由で遠くからでも確認できるので、こういう部分でも性能が高いし、分かりやすい。

この部分の完成度に驚いた。割とコレだけでも価値がある。

 

今回は非常に回線がカスな場合どうなるのか?という、やった事ある人間がいなさそうな環境でテストしてみたが、やはり回線がそもそもないと高速なWi-Fi、有線速度は得られないのが改めて分かった。

しかし、それでもメッシュWi-Fiの強みである同じSSIDで範囲を広く高速に動作するという挙動は確かめられた。

こういうクソ回線だと、ちょっとの回線速度ダウンが大きく影響するので、こういう部分でも中継機や新規ルーターではなく、メッシュWi-Fiを構築するという所に意義があるんじゃないかなと思うのである。

速度面がどうしても言われるし、速度が出るに越したことは間違いないのがWi-Fiだが、メッシュWi-Fiはそれ以外の強みも多く存在することが分かったのではないだろうか。

広範囲に、手間が少なく、セキュリティも高められて、アプリで動作チェックや設定も簡単。

こういうメリットがあるので、まぁお金を払った対価として速度が得られないのはどうなの?と思ってしまうかもしれないが、それ以外のメリットがこの記事で伝わればと思う。

勿論、もっと速度出る回線持ってるぜ!って人はもっとおすすめ。劇的に変わるみたいだから、速度。

 

 

以上。