おにじと申します。
今回は、オーディオレビュー。
再びLINSOUL様からお話を頂き、製品を送って頂いた。
これだけ続いているので、一応信用はされてるんだろうか。筆者の音感、マジで自信ゼロレベルなのだが…w
今回紹介するのは『TKZK Ouranos』というイヤホン。
では早速見ていこう。
開封
では開封。
箱はシンプルなキューブ型。
中身は以下の通り。
本体
ケーブル(2pin)
イヤーピース(2種類)(S、M、L)
ポーチ
説明書
と、相変わらず中華のイヤホンの付属品の多さ!ってなるやつ。
ポーチは簡易的なのだけど、悪くないと思う。
外観チェック
ということで、外観を見ていこう。
見てまず思ったのは普通に綺麗やなって所。
このイヤホン、7000円台くらいで買えるような製品なのだが、そうとは全く思えないくらいにはビルドクオリティという所がいいなと。
今回紹介しているこのTKZKは、当ブログでも紹介したことのある、TINHIFIのサブブランドなのである。
このため、TINHIFIで発売されている製品とシェルが同一のものを使用している。(T3Plus、C3)
そういうこともあってか、この製品のシェルめちゃくちゃ出来がいい。
ステムも金属製と、よりしっかりしている印象を受ける素材という所にも注目しておきたい。
なめらかなデザインとなっていることもあり、装着感というのも良好であることが期待出来る。
フェイスプレートも金箔っぽいのと、金属ではないからおそらく炭素系?の素材の雰囲気で、価格帯を考えれば明らかに豪華な印象を受ける。
ケーブルの端子は一般的な普通にフラット2pin。
ケーブルはこんな感じ。
まず見たタイミングでこれが付属でええんか?ってくらいには質感が良さそうなケーブルだった。樹脂製で、細すぎない存在感のあるケーブルだが、取り回しも別に問題ない。ここまで見た感じの印象がいい付属ケーブルは正直筆者は初めてだったかも。
こちらは銀メッキのケーブルとなっているらしい。まぁ最近は銀メッキも多くなってきた気はするが、最初に買った頃は付属は基本的に銅だったのになあ…とか思ったり。
イヤーピースはこんな感じで2種類でSMLが存在する感じ。
質感はいいとは別に言わないけど、全然使えるレベルには存在していると思う。
ポーチ付き。
使ってみた
『TKZK Ouranos』はダイナミックドライバ1発の所謂1DDイヤホンである。
前述の通り、シェルはTINHIFIで販売されている製品と共通のものが使用されている。
じゃあ何が違うのか。それはドライバが違う。
T3Plus、C3はLCPという振動板を使っているのだが、このOuranosはCNT…カーボンナノチューブという振動板を使っている。
CNTはTINHIFIでもT4などを皮切りに使用されていたりはする。
ドライバで差別化を測っているこの製品。
カーボンナノチューブの振動板を使っていると、カーボンなので(F1とかではおなじみ)硬めな感じで、ぱきっとしたスッキリ、寒色系の音が出るというイメージと言われているのだが、このポイントを聴いた感じしっかりと押さえている…というか優等生にそういう感じ。
バランスとしてもフラットだと思われる。低音も強いが、高音や中音もしっかりしている。なので強いのでフラットみたいな感じ。(パワーかな?)
なのでまぁフラット寄りのちょいドンシャリくらいが多分正しいのかなというのはある。
リスニング性能が高いというか、長く聴ける感じがあり、寒色系でパキっとスッキリ…という、まぁ上記に書いたCNTの特徴というのをしっかりと出している感じがして、こんなに分かりやすいん?って思った。
明瞭感みたいなものも十分に感じられる(まぁハイブリッド型の奴とはまた基準が変わってくると思うけど)し、それでいてパキッとしているので、そういうはっきりした音を聴きてえ!って場合はめちゃ良さそう。
ボーカルとかも刺さらないし、そういうバランスに関しても良さそう。こちらもスッキリハッキリって感じ。
音場に関しては筆者の感覚が合ってるのかがまぁ分からんのだが、横に広い感じ。上とか下とかそういう感覚は薄いかな。イヤホンの範囲で横に広がる感じなので、空間が云々っていうのはちょっと弱いのかな?でも別にそんなことないかな…
聴き疲れとかもしにくそうだし、それでいて楽しい要素もある。
スッキリ、パリッと、キッカリした寒色系のサウンドはオールマイティーに使えそう。
〆
今回は、『TKZK Ouranos』をご紹介した。
この価格帯としては、非常に完成度が高く、かつ所有欲というのも満たされるイヤホンになっていると思う。
他イヤホンとシェルが共通というのもあって、価格帯にしてはシェルのクオリティが高いかつ、フェイスプレートの感じもこのレベルで出して大丈夫なんすか?って感じに綺麗。
ケーブルに関しても、まぁ銀メッキであることは他にもあるが、樹脂に覆われていて結構リケーブルのケーブルにも見える雰囲気がある。
こういう外装の所で、価格以上のモノを感じる。
また、カーボンナノチューブの振動板を使っていることを感じられる製品であり、寒色系でスッキリとした、明瞭感のあるいい感じの音がする。
オールマイティーに使える感じがするし、特性をしっかりと生かしているし、バランスの良さという所も感じる。この辺りも、元々TINHIFIで使用されていた所というのが活きているのかもしれない。(中身自体は違うんだけどね)
楽しい音でありながら、聴き疲れとかはしにくそうなフラットな所もあるので、非常に面白いというか。
コレ一本あると楽しいなって思える製品となっている。
まぁなにか大きな特徴がドーン!みたいなところではないとは思うので、この価格帯ってめちゃくちゃ中華イヤホンある中でどうするかっていう贅沢な悩みはあると思いますけど…w
以上。