声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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バランスは難しいが、やはり既存ウマ娘も大切にはして欲しい話

おにじと申します。

 

ゲームのウマ娘が2周年を迎えるらしい。

まぁウマ娘というコンテンツを考えればもうクッソ長いので、正直ゲームの周年で数えられるのもよく分からんなあと思わなくはないのだが。

今回の2周年に伴い、また多くのウマ娘が新規で追加される模様。

まぁ最初は『アニゲーイレブン』の次回予告にキービジュアルが映ってしまっていたというポカがあったのだが(アレ怒られたんだろうなあ…)

今回の追加は大きい。セガとのスタホでのコラボによって三大始祖を実名で収録出来るというのもそうだが、カツラギエースジャングルポケットが即実装。

ヒシミラクルタップダンスシチーが内定。

そして、社台RHからネオユニヴァースが内定。ウマ娘の歴史上大きな一歩を踏み出したという言い方が出来る。

oniji.hatenablog.com

 

 

ウマ娘に関して、ここまで多くの追加が出来るようになったというのはコンテンツとしては非常にありがたいものである。

紆余曲折しかなかったアプリリリースまでの数年間に関して、まぁ今ウマ娘をやっている人間の過半数以上は知らないわけであり、感覚が違うのは間違いないとは思うのだが、今の状況は相当に恵まれている(アプリの出来は本当にどうしようもないのだが)という言い方が正しいと思う。

 

そんな中であえて言っておきたい、ウマ娘に関する既存新規のバランスの話をしておきたい。

馬主様を始め関係者あってのウマ娘

そもそも、ウマ娘というコンテンツを始めることが割と狂気であったのは、他の擬人化コンテンツ系よりも明らかにデリケートな部分が多すぎることである。

競馬の競走馬というのは、馬主という存在がいる。まぁウマ娘の注目でセレクトセールとかにも注目が集まっているし、なんならCygamesの藤田社長も最近買いまくるので流石に知っている人が多いとは思うが。

その中でも一人での馬主の場合や、一口馬主のような分割しての馬主という場合もあるし、まずこの権利問題がそもそもややこしい。

 

その上、馬主さんにとってはその競走馬への思い入れというのは勿論半端じゃないし、そもそも半端じゃないお金で競走馬というのは当初購入されている。セレクトセールを見ると、金銭感覚が本当におかしくなるんだよなあ。

 

ということでまぁ、この馬主の所でもデリケートなのに、競馬ファンもデリケートだし、正直まぁ擬人化コンテンツにするのはリスキーにも程があったのがウマ娘であった。

擬人化コンテンツ系統というのは、それこそ二次創作がされるという所でも非常に元ネタが元ネタ、そしてその先に人がいると危ない部分もある。

というかそもそも、公式が丁寧に扱いきれるのかという所にも、競走馬レベルになってくると難しさがある。コンテンツというのはキャラクターを崩してどうこうみたいな所もあるわけだが、それが許されるのかみたいな所もあるし。

 

競走馬でやる場合は、やはり世代とかで合わせたい、全員揃えたいということになってくるわけだが、それはそれぞれに許可を取る必要性があるし、往年の競走馬の場合、馬主さんが亡くなられていたりとか色々とややこしかったりもする。

本当にマジでややこしい。権利とかがややこしい。何もかもややこしい。こんな所をなんで擬人化しようとしたのか。

そういうこともあり、初期に発表されたウマ娘(名称は出ていない)が結局登場していない場合というのも少なくない。

この辺りはその辺りの事情というものがあると思われている(なんでそんなことなるねんとは思うが)

所謂社台系統がいないというのは、その名残というのか、なんというのかという感じではあるが。

こういう所もあり、ウマ娘は本当にあらゆる方向から馬鹿にされていた部分が存在する。(やはり競馬ベースにしておいて、ディープインパクトとかオルフェーヴルがいなくなってるとかは大きかったのかなと)

擬人化自体にもそうだし、許諾部分の所にも言われていた印象。

どこかのTwitterアカウントが、ウマ娘を馬主が嫌っている!許諾なんか出すわけがない!みたいな事をつらつらと書いていた気がする。あの高垣楓アイコンのアカウントは今どうしてるんだろうか。アカウント名忘れたんだが(十中八九アイマスPなのは分かるけど)

実際当時の頭である石原とか中心に各所許諾に奔走してたとかは見たとは思うが…

 

と、まぁそんなことで無茶苦茶言われながらも、地道にぱかラジッは続き、なんだかんだイベントはやっていたというのが初期。

とは言え、この時からナイスネイチャとかなんだかんだ追加はされてはいた。

そういう中で、アニメ一期の段階であの時も二期の比ではないにしても話題となった。普通に出来自体も良かったというのもあるとは思うが。(キングヘイローは一期の為に追加された)

 

そういうのがあって、一回半年マジで音沙汰がなく(ぱかチューブさえ止まった)、そこからシンデレラグレイ始動、うまよん、二期…とつながっていく感じだったわけで。

二期で一気に追加され、そこから大きく跳ねたことでより軌道に乗って現在に至るという感じではあるのだが。

 

まぁ、アニメの出来という所にウマ娘の現在というのに直結した感じはある。

一期からそうだが(一期はifの部分も結構あったけどね)競馬ファンにも受け入れられるようなリスペクトを感じさせていることというのが大きい。

やはり、デリケートである競走馬、競馬というスポーツ。この辺りはそれこそゲームのメインストーリーなどでは引き継がれている気はする(イベントとキャラストは当たり外れが激しいイメージだが)

 

 

新規ウマ娘追加は喜ばしい事である

まぁ色々言う前に、先に前提としておくべきことがある。

新しくウマ娘が追加されることと言うのは大変喜ばしいことである。

これは間違いなくそう。これに関しては勘違いされたくないので書いておかないと。

それぞれ競走馬には史実においてのドラマというか、道のりがあるわけで、他の競走馬との関わり、ライバル関係など含めていてくれることにデメリットなど存在しないと思う。

以前で言えば、非常に愛されているツインターボが追加されるというのも喜ばしい話だったし、タニノギムレットが来たことで、ウオッカとの父娘が揃うという所も喜ばしい話だったし。

実装される競走馬が増えていくことによって、それだけそれぞれの馬への注目度というのも高まる(まぁ検索は汚染されるけど…w)訳で。

基本的にウマ娘のキャラの扱い方というのはいい感じではあるとは思うし、公式的に実装されることによって色々と広がる面はある。

この競走馬をウマ娘で見たい!という欲望はなんだかんだあるし、それが実現した時というのは喜ばしい話で。

ウマ娘一期の前からウマ娘を取り扱っていた投稿馬(旧うp馬)の推し馬(という言い方が正しいのか?)のシンボリクリスエスが来た時も嬉しかったしねえ。

ということでまぁ、新規ウマ娘が増えるということは喜ばしいことである。それだけ望まれている声も存在するし、それが実現することで嬉しいことは多い。

たぬきの幻覚で終わってほしくない存在なんていくらでもいるはずである。

 

前述の通り、ウマ娘というコンテンツは相当に当初はバカにされたコンテンツだった。

それこそ一番最初に出たキャラクターの中で、社台系を始めとする一部ウマ娘は名前も公表されることなく消えていった。そういうところでのやらかしがあったわけで。

そしてまぁ、こんな擬人化コンテンツをするような題材ではないという見方も強かったし、この一件で馬主から嫌われているとか、だからアプリは出ないんだとか、散々な言われようだったのである。

そこから一期で多少見直され、そして二期で大きく跳ねたという感じがあった訳であり。

ゲームの出来はともかくとして、ウマ娘というコンテンツがしっかりと競馬に向き合い、リスペクトしてきたからこそ、許可して頂ける各種関係者の皆様が増えてきたという言い方も出来る。

大きなお金が動く競馬業界、別にゲームとか、こういう擬人化コンテンツになんて許可する必要なんてないわけで。ウマ娘の影響力という所はなくはないのかもしれないが、それは良くも悪くもな影響だと思うし、やる必要性というのはないと言って良い。

その中で、許可してもいいよと言ってもらえるようなコンテンツにはなった。という言い方は出来ると思う。

それだけ、コンテンツの姿勢としては良くなった…というか、やりたかった事を形に出来たということでもあると思う。まずそういうものではないと、許可してくれる所が多いとは思えないし。

 

 

Cygames特有の超偏重傾向

ただまぁ困るのは、Cygames特有の(いやどこもそうなんだけどサイゲは特にって意味で)新規への超偏重傾向である。

この傾向というのは、まぁデレマスを見てれば分かる話だが。

ただまぁ、デレマスはそもそも扱える人数じゃないというところは正直あるし(それでも新アイドルを入れるのは意味がわからないが)というのはあったが、それにしても新アイドルへの偏重もそうだし、既存の所でも偏りがエグいのは普通に知ってるというか。

 

この傾向が普通にウマ娘側でもゴリゴリやっているというのがなんというか…という状況。

どういう所で超偏重傾向を感じるのか?という所だが、まずガチャでピックアップされる頻度が明らかに早いという所。

まぁそりゃ後から出ているので追いつくためにはそうするしかないのかもしれないが、昨今新キャラが増えるペースが早いこともあり、このペースで行っている結果、結果的に既存側に回ってくる回数が減っているという所がある。

 

他にも色々と言えばキリなさそうな気はするのだが、割と明確に感じられるという所で言うのであれば、新規ウマ娘に対してのソロ楽曲実装が余りにも早すぎる点だろう。

所謂一期までのメンバーにおいても、ソロ楽曲というのは揃っていないのが現状である。

まぁ所謂最初に名前とCVまで発表されているメンバー(オリジナル18)に関しては全員あるのだが、意外とソロ楽曲ってついていなかったりする。

のにも関わらず、なんか新規追加ウマ娘には爆速でソロ楽曲がついて、ライブで歌うとかいう良く分からないことになっている。

具体的にソロ楽曲が存在しないウマ娘は以下の通り。(こちらの調査には、いいだく氏 - @11daku2にやっていただきました!マジでありがとうございます…)

 

アグネスデジタル
ミホノブルボン
ヒシアケボノ
アイネスフウジン
アドマイヤベガ
イナリワン
エイシンフラッシュ
カレンチャン
カワカミプリンセス
シーキングザパール
シンコウウインディ
スイープトウショウ
ゼンノロブロイ
トーセンジョーダン
ナカヤマフェスタ
ニシノフラワー
バンブーメモリー
ミスターシービー
メイショウドトウ
マチカネタンホイザ
イクノディクタス
ツインターボ
メジロパーマー
サトノダイヤモンド
キタサンブラック
シリウスシンボリ
メジロブライト
ナリタトップロード
ダイイチルビー
メジロラモーヌ
ケイエスミラクル
サトノクラウン
シュヴァルグラン
ジャングルポケット
カツラギエース

デアリングタクト(CV未発表)
ネオユニヴァース(CV未発表)
ヒシミラクル(CV未発表)
タップダンスシチー(CV未発表)

 

とまぁ、38名…これだけいるというのが現状。

まぁこれでも既存に追加されていないということはなく、近年に楽曲入った側はあったりはするのだが…

それでも二期で活躍したミホノブルボンもない、カノープス(大半二期で追加されたけど)もない、キタサンブラックサトノダイヤモンド(これも二期で追加されたけど)もないという感じで。まだないんだっていう感じではある。

ただ、後から入った方が速攻楽曲がもらえているという現状は完全にねじれを生み出してしまっているのも事実。

ヤエノムテキサクラチヨノオーメジロアルダンサクラローレルアストンマーチャンヤマニンゼファーダイタクヘリオス辺りは登場から楽曲までがかなり爆速組がいる状態である。

所謂STARTING GATEで網羅されなかったウマ娘に関しては、不憫な状態が発生しており、新規組はWINNING LIVEの方で即作られる(まぁこれでもダイタクヘリオスとかヤエノムテキとかあの辺はまだ遅いか?それでもマーチャンとかゼファーは爆速)

これで、既存キャラの方がなぜかユニット曲と、全体曲を歌い、新規ウマ娘がソロ楽曲を歌うというライブ形態が出来上がっており、歪な状態となっている。

というか普通に既存キャラにもソロ楽曲が欲しい所なのだが、どうも入ってくる気配がない。メインストーリー系でしっかりと追加された感じがするのはそもそも曲を持っていたキャラが中心だったし、基本リソースとしては新規に割かれているという言い方をしてもおかしくはないだろう。

 

まぁそりゃ新規を出して惹きつけている間に色々と展開したいという気持ちが全く分からないとは言わないのだが、こういう格差は起きてほしくない案件である。

まぁ言うてしまえば、あれだけ人気の原動力となった二期メンバーにソロ楽曲がないのが割とゴロゴロいるというのがやばいという話ではある。

カノープスメンバー、意外とソロ楽曲を持っていないとか。

ミホノブルボンもないので、楽曲的衝撃はぼっち・ざ・ろっくに持っていかれているとか(まぁこれは逆にこっちでソロやってなかったことで助かった部分もあった気はする)

そういうのが普通にあるのが現状のウマ娘である。

 

 

デリケートなんだからせめてソロ曲くらいは平等にやってくれんかなあって

所謂一般的なコンテンツの動向として、こういう不平等さというのはある意味で当たり前みたいな所がある。

ウマ娘は、元々…というか跳ねる前から既に50人はいた所に、あれよあれよと多くのウマ娘が追加。となってくると、まぁデレマスのような感じになっていくことは割と明白な気がする…というか、サイゲがそういう道を歩みたがる、新しいもので売りたがるので(元々のもそんな売ってねえだろって話なんだが)

まぁデレよりは新規ウマ娘というのはほぼ絶対に歓迎される(名馬がやってくる)ので、まだマシな気はするが、それでもなんというか、既存が見放されていくという状況は出来れば避けて欲しい所ではある。

 

ただ前述の通り競走馬の擬人化というのは非常にデリケートなものである。

色々とややこしいのがこのコンテンツ。ここまで流行ってバカが乗ってこられては正直困る部分もなくはないコンテンツである(でもバカが乗ってこないと金は落ちないので地獄)

 

そういう所を考えていくと、いつも通り不遇がいるみたいな状況はできるだけ避けるべきな感じはする。

というか、前述した通り、ウマ娘というコンテンツは発足から常にバカにされていたと言っても過言ではないコンテンツである。実際ウマ娘側の不手際はあったことは間違いないし、どれだけリリースに時間がかかってるねんって話である(なおリリースされたゲーム。モデリングは素晴らしいと思うんだが…)

 

そういう中で、ウマ娘への許可を出して頂いた元々から存在しているウマ娘というのは、結局アニメ二期までの礎となっており、二期のアニメの大半がそういうウマ娘によって制作されていたということをやはり考えてはおきたい所。

なんだかんだ初期18人にしろ、一期までに揃っていた約50キャラって功労者側に入ると思う。そういうところを考えると、せめてソロ楽曲くらいは平等な扱いが欲しい所。

というか、普通に馬主とか色々ややこしいのに、格差が見え見えな状況ってやっていいものなのかみたいな所もあるし(

こうして色々と広がっていく所に、オリジナルの18人がいて、そこから1期までに追加された20人以上がいて…って感じがあるので、そこら辺もなんだかんだちゃんと面倒を見て欲しい所ではある。今の人気というのは、なんだかんだと既存メンバーの努力と許可があってこそであることを忘れないで欲しい所である。

 

だよなあ石原!

 

以上。