おにじと申します。
今回は、3月11日に行われた、声優アワードについての速報記事となる。
毎回声優アワードをボコボコにしながら予想をし、ボコボコにしながら総括する奴。
4年目である。オリンピックが開催できるね(???)
今回はスペースやってましたけども、録音オンにするの忘れてたわ(白目)
今回の予想の詳細は別個記事を参照。
過去の予想・感想は以下の通りとなっている。
↓昨年の予想記事
↓昨年の感想記事
↓一昨年の予想記事
↓一昨年の振り返り記事
↓4年前の予想記事
↓4年前の振り返り記事
↓4年前の後語り
ってことで、結果を確認していこう。
今年は久々に授賞式
声優アワードが如何にガバガバな賞かという事に関しては、言い出すとキリが無いわけである。
とは言え、声優という声だけで様々なキャラを演じるという職業においての、現状唯一に近い殊勲、讃えられる賞であることに変わりはないだろう。
2020年から新型コロナウイルスの影響で、コメント、もしくは動画、生でのコメントは主演賞、助演賞の一部に限られる方式だったが、ついに授賞式方式が戻ってくる。
生での声優のコメントを久々に聞ける方式となる為、こちらは良かったなあという感じである。
まぁこれでスケジュール空いてるかを確認するパターンがまた出るんだけど…
筆者の予想を一応並べる
まぁ予想記事を書いたということは、予想を改めて並べておく必要があるだろう。
今年の予想は以下の通りだった。
主演女優賞:安済知佳、種﨑敦美、本渡楓、(青山吉能)、(市ノ瀬加那)
助演男優賞:小西克幸、松岡禎丞、内田雄馬、内山昂輝、(三木眞一郎)、(置鮎龍太郎)、(斉藤壮馬)
助演女優賞:若山詩音、久野美咲、Lynn、名塚佳織、本渡楓、種﨑敦美
新人男優賞:石毛翔弥、松村北斗、戸谷菊之介、大鈴功起、梅田修一朗、今井文也
新人女優賞:永瀬アンナ、原菜乃華、羊宮妃那、直田姫奈、若山詩音、長谷川育美
歌唱賞:結束バンド、RAISE A SUILEN、ウマ娘、(ウタ)
各種予想理由などに関しては、予想記事を参照してほしい。
また、この予想の後、声優アワード実行委員会は、今回から旧第一群における賞の性別区別を無くす事を発表している。
このため、所謂予想時から状況が変更されているが、筆者としてはそもそも性別の区別をなくすべきではないと考えている為、予想に関して今年は後で合わせるようなことはせず、このままの予想の方向でやらせていただく。
まぁどっちにしろ、一回この方式でどういう風に受賞の割合が出てくるのかわからないと予想しようもないし。何がどう転がっても文句を言われる声優アワードに、もう一個文句の言い方が出来てしまったという感じである。
まぁこのあたりの文句は前述の2記事を参照していただければ幸いである。
新人声優賞
新人声優賞は以下の声優が受賞した。
梅田修一朗(賢プロダクション)
映像アリ:『魔法使い黎明期』セービル
映像ナシ:『可愛いだけじゃない式守さん』和泉くん
映像ナシ:『シャドーハウス』ウィリアム
デビュー作:『Readyyy!』高千穂亜樹
直田姫奈(アニモプロデュース)
映像アリ:『その着せ替え人形は恋をする』喜多川海夢
映像ナシ:『BanG Dream!』シリーズ 桐ヶ谷透子
映像ナシ:『よふかしのうた』ユラ
デビュー作:『消滅都市2』ハルカ
永瀬アンナ(81プロデュース)
映像アリ:『サマータイムレンダ』小舟潮
映像ナシ:『ユーレイデコ』ハック
映像ナシ:『アオアシ』ジュニアユース生
日向未南(アクセルワン)
映像アリ:『王様ランキング』ボッジ
映像ナシ:『賢者の弟子を名乗る賢者』ルミナリア
映像ナシ:『メガトン級ムサシ』日下部早紀/茅野佳子
デビュー作:『妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜』清田テツ
若山詩音(劇団ひまわり)
映像アリ:『リコリス・リコイル』井ノ上たきな
映像ナシ:『takt op.Destiny』運命/コゼット・シュナイダー
映像ナシ:『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』川合麻依
2019年頃から本格的に声優活動を開始
まぁなんというか極めて妥当な面子だと普通に思う。
とは言えめちゃくちゃ男女は崩してきた。男女比に関して、まぁ崩す可能性の方が高いとは思っていたのだが、男1で女4までしてくるとは思わなかった。
唯一の男性で梅田修一朗っていうのはまぁ妥当なんかな。石毛とかもいたけど。
男で1人で梅田っていうのなら予想外って書くべきかも。
というかまぁ魔法使い系を評価してないせいか…?w
直田姫奈は普通に今年取らなきゃ無理だっただろうし、作品パワー的な所を考えるとそうなんかねえって感じはする。まぁ技量的にまだ怪しい部分も多いんだけど。直田はバンドリはそもそも育てていない(育つ土壌ではない)のでSPR5声優ということでよろしく定期。
永瀬アンナは81だし、サマータイムレンダのあそこにいる時点でまぁそりゃ取るでしょうよという感じ。
一番新人81枠に困ってた頃よりも困らなくなってきた。別に81じゃなくても取ってたと思うし。
日向未南は唯一予想外から来た。
ただまぁよくよく考えてみれば『王様ランキング』があったのでワンチャンあった。
あったけど他にもっと取りそうな人間がいるから書かなかったのだが…書いときゃ良かったかなあ…(
若山詩音は、新人で受賞。助演の可能性もあるかと思ったが、まぁ順当に新人という言い方の方が良いかな。
ようやく取れたという言い方でも良い。たきなは普通に良かったからね。
全体としては妥当か。男がここまで偏ったのと、日向は予想を外したけど…まぁええやろ(
歌唱賞
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(バンダイナムコミュージックライブ)
ここマジでなんでも良いよな。逆に去年の斉藤壮馬なんだったの。
大西亜玖璃と相良茉優だった。相良がいたのちょっとおもしろかったな。
やっぱり秋は全無視だよなっていうのをここで確かめた感じはある。
助演声優賞
池田秀一(東京俳優生活協同組合)
映像アリ:『ONE PIECE FILM RED』シャンクス
映像ナシ:『BIRDIE WING -Golf Girls' Story-』レオ・ミラフォーデン
映像ナシ:『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』手塚国光
映像ナシ:『理系が恋に落ちたので証明してみた。』池田教授
映像ナシ:『怪人開発部の黒井津さん』ウォーリア・オブ・ジャガー
種﨑敦美(東京俳優生活協同組合)
映像アリ:『SPY×FAMILY』アーニャ・フォージャー
映像ナシ:『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』エンポリオ・アルニーニョ
映像ナシ:『鬼滅の刃』雛鶴
映像ナシ:『その着せ替え人形は恋をする』乾紗寿叶
助演は男性2、女性1の形に。
ワンピース枠、どうするよ?とは思っていたが、ここにきて池田秀一をっていうのを考えなかったなあ…でも、確かにシャンクスが結構前に出てる作品だし取ることに異論はないよな。
しかしまぁ並んでる出演作が豪華なこと。もう功労賞とか取っててもおかしくないんすよ池田さんは。
もう一人の男性は置鮎龍太郎。
パリピ枠は置鮎で埋めてきたかって感じ。本渡の可能性も考えたけど、こっちの方が確かにパリピ孔明言うとるんやからそうか。まぁ予想には入れてたけど優先度は低かったので。
種﨑敦美二度目の助演賞獲得。まぁ予想には入れたけどマジで二度目が来るとは。
それだけスパイファミリーのところは強かったというか、最近聞かなかった種﨑の音域が意外性を生んだのかもしれない。
まぁ作品としても強いってのも当たり前にあるんだけども。
この人助演複数回取れるなら数年に一度毎回取るぞ。
助演賞としては妥当ではあるが、種﨑が二度目ってのもあるしもうひとり女性を行くかなとも思ったが行かなかった。
まぁここは統合前から1人か2人か可変する所ではあったので、別に何か新しいとかはないと思う。
主演声優賞
映像アリ:『リコリス・リコイル』錦木千束
映像ナシ:『大正オトメ御伽話』渥美綾
映像ナシ:『さんかく窓の外側は夜』非浦英莉可
映像アリ:『SPY×FAMILY』ロイド・フォージャー
映像ナシ:『終末のハーレム』火野恭司
映像ナシ:『ヴィジュアルプリズン』サガ・ラトゥール
映像ナシ:『MUTEKING THE Dancing HERO』DJ
種﨑敦美(東京俳優生活協同組合)
映像アリ:『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ダイ
映像ナシ:『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』エンポリオ・アルニーニョ
映像ナシ:『鬼滅の刃』雛鶴
映像ナシ:『SPY×FAMILY』アーニャ・フォージャー
まず、主演賞3人ってのが初。
そして、主演助演両方での受賞っていうのも初。今回統一したことによるところもあるが、ここで新しいことしよう!という感じは見られただろうか。
安済知佳、まぁこの期間では妥当としか言いようがないと思う。
夏までで決めるならまぁリコリコを外すというのは難しい。そして安済の演技のパワーというのは間違いなくあったと思うので、これは受賞してくれないと困る枠だった。
以前から自然な演技をし続けていた安済。非常に喜ばしい受賞だ。
江口拓也、こっちもまぁ妥当。81でこれで取らなかったらびっくりする。
江口もMVSとの二冠を達成。まぁMVSは所謂人気投票(女オタク)なので、この二冠は自体はありえたものではあった。ただまぁMVSが神谷浩史賞か下野紘賞だったので、このパターンがなかったって感じ。
まぁスパイファミリーあるし。それだけで81なら十分かと。
そして種﨑敦美。いやこの二冠は誰も想像できない。当たり前。初めてなんだからね(
ただまぁダイでも主演は本当に取るべきではあった。二代目としてこれ以上ない演技をしたと思う。そしてその年にアーニャもあった。どっちも相応しかった…という形なんだろうけど。
こんな作品パワーある作品で助演も主演も務めているというのがまず凄い。
そして、これで異論が出なさそうなのが種﨑敦美という声優の凄さ。
ここまで成り上がった声優っているんだろうか。本当に筆者としては嬉しくてしゃーない。
現代声優業界最強声優だろ。前の助演賞も合わせて主要賞の三冠王である。本当におめでとうございます。
総括
という訳で、以下が今年の受賞声優となった。
新人声優賞
梅田修一朗(賢プロダクション)
直田姫奈(アニモプロデュース)
永瀬アンナ(81プロデュース)
日向未南(アクセルワン)
若山詩音(劇団ひまわり)
歌唱賞
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(バンダイナムコミュージックライブ)
助演声優賞
池田秀一(東京俳優生活協同組合)
種﨑敦美(東京俳優生活協同組合)
主演声優賞
種﨑敦美(東京俳優生活協同組合)
今回の声優アワードは、やはり争点としては性別の撤廃という所が大きく存在した。
その中でまぁ撤廃したので男女比は崩します。という形をまず提示した印象がある。
新人声優賞は1/4、助演声優賞は2/1、主演声優賞は1/2となった。
まぁ新人賞に関しては男女の声優のバランスなどを考えるとこうなるのも分からなくはないが、もうちょっと男もとは思わなくはないかな。
もう歌唱賞は知らん。何が取るか分かったもんじゃない。コンテンツ適当に置いておけば成立する。逆に斉藤壮馬なんだったんだよ。でもこれが一番首をかしげる所になったくらいには今年は普通に良い並びとも言う。
助演声優賞は、ワンピースの所を池田秀一というのは異論がまぁ出ないし。
置鮎龍太郎に関してもパリピ孔明というダークホース的な気もする作品からしっかりと拾った印象が。
そして種﨑敦美はアーニャの演技のレベルの高さというのを感じられる形に。
主演声優賞は、期間中最も話題となったと言っても良い深夜アニメであるリコリコからいい演技をしていた安済知佳が選出。
そして81枠を埋めつつ、スパイファミリーで主演をしっかりと務めた江口拓也が。
そしてダイの大冒険という、有名作品の完結まで描くアニメとして、大きな重責を背負った種﨑敦美が初の二冠を達成した。
今回の撤廃によって、より柔軟性のある受賞という所を、種﨑敦美への二冠で明確に示してきた感じがある。
これにより、所謂パワーのある作品が複数存在し、それに助演・主演で出ている場合は両方取らせることがありますよ。ということを提示した訳だ。
これを出来る声優はまぁなかなかいないが、それが種﨑が最初というのは相応しいと言って良いだろう。
今後は特に男性声優の方がチャンスはある気がする。今後は二冠達成も珍しくなくなってくるのか。
そしてこれは新人と助演とかそういう形の二冠はあり得るのかも気になる。でもそれなら若山とかがやってもおかしくはないか?
というかまぁ、種﨑の二冠は喜ばしいが、普通に助演が種﨑だけなのはちょっと可哀想な気もせんでもない。まぁ別にせんでもないくらいなので別にこれは良い。
新しい方向に舵を切った感がある声優アワードだが、明確にメッセージを乗せて来た感じも。
受賞数としては新人の枠が少し減った…というか、従来に戻りつつあるのかなと言う感じはある。
まぁこの感じであれば良いバランスでやっていると思う。
だいぶ声優アワードもマシにはなってると思うなあっていう受賞系統ではある。
あとやっぱり秋は全無視に。まぁそりゃそうなんだが。これで秋を忘れるのが声優アワードである。ぼざろとかチェンソーマンとかは来年拾われるのか否か。
予想としては、日向と池田と虹ヶ咲以外的中ということで。
でも来年からはもうちょっと予想を減らさないとダメかもね、統合されたし。でも優秀じゃね筆者。ようやっとる(自画自賛)
まぁとりあえず、種﨑敦美は最強ということを声優アワードでさえ認めたというのはすげえなって思う。
種﨑敦美ってすげえなマジで…
いや、ずっと凄かったんだが。それがこうしてアワードの価値とかはともかく、ああいう舞台で評価される所まできたと。時代が種﨑に追いついたということは素直に喜んでおこうと思う。
あ、なんかアワード褒めすぎた感があるが、特別賞やくならマグカップもにするのが声優アワードみたいなところはあります。ただ特別賞はなんかWUGとかA応Pとかの時もあったので、まぁそんなもんです。
以上。