おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
当ブログでは、MagSafeを使用した多くの製品を紹介してきた。
マグネット規格のMagSafeは、充電以外にも多くの使い方があり、それがガジェットとしてのアイディアを広げるモノとなっていて、色々見ていくと面白い。
今回は、そのMagSafe系統製品から、これはまだ他にはないなという機能性を持った製品をご紹介する。
今回は、RORRYさんからのご提供で、2つの製品をご紹介。
片方が前述の通りのMagSafeに対応した、3-in-1ワイヤレス充電器。
もう片方が多くのモノをケーブル付きで充電できるモバイルバッテリー。
今回は、特に3-in-1ワイヤレス充電器の方を中心にレビューしていこうと思うぞ。
3-in-1ワイヤレス充電器
ではまずは3-in-1ワイヤレス充電器の方を。
こちらは便利そうな感じするぞと。
開封
では開封していく。
シンプルな箱。まぁ、中華が日本語やってます感はあると思うよ(
中身は以下の通り。
3-in-1 ワイヤレス充電器本体
金属リング
USB-Cケーブル(1m)
取扱説明書
アダプタはついてないので別途用意する必要がある。
PD20Wあれば性能は引き出せるので、そんなに高くないと思う。(逆に20W以下ではダメだぞ)
また、金属リングは、MagSafe対応していないQi充電可能スマホとかで使うと良さそうな奴。こういうのっていろいろな所が販売してるが、これはついてくるみたい。
ただ、位置合わせとかはないので、ちゃんとやらないとズレそう(
USB-Cケーブルはついてくる。
箱は白だったが、今回は黒を希望したので、本体も黒なわけだが、コードもその色に合わせてくれている模様。
外観チェック
ということで本体の外観を見ていこう。
非常にシンプルな構造。
ただ、見れば分かる通り、普通の充電器ではない。
リングがついている。これがまず大きな特徴。
そして、真ん中に窪みがある。
USB-C端子を接続できる端子。
MagSafe系充電器って普通に薄いよな。これで充電できるの?って思うというかさ(
使ってみよう
では使っていこう。
こちら、スマホリングとしても使えるというのが大きな特徴。
USB-Cケーブルと、USBアダプタさえあれば、これをMagSafeでくっつけてスマホリングとして使用して、ケーブルを接続すれば充電出来る!というめちゃくちゃミニマム構成が可能なのである。
MagSafe充電器にスマホリングって意外とないんだよなという感じはある。
結構つけられそうなんだけどな。コレ面白い。
MagSafe系のスマホリングはリング自体は回転しないモノが多いが、こちらも例外ではない。まぁMagSafeで回してくれという感じ。
また、リングがついている側にUSB-C端子がついているので、iPhoneのサイズなどによっては充電しながら縦で立てるのはUSB-Cケーブルが干渉する場合があると思う。
L字とか使えば大丈夫かな?って感じ。
磁力に関してはまぁ問題はなさそう。こういうので緩いっていうのは最近見なくなってきた印象。MagSafeも言うて結構時間経ってきたしね。
また、こちらの窪みはApple Watchが充電できるらしい。
両面で充電できるという形はなかなか凄い。熱が心配になるけど。
同時に充電できるってのはあんまり見ないかも。CIOはどっちも充電出来るけど片方ずつだったと思うし。
まぁApple Watch持ってないので何も試せません。すいません(
スマホリングの抵抗は今のところいい感じ。あとは長く使っていってヘタってこないかがこういうのは心配。これは使っていかないと結局わからないので難しい所。
充電規格の方を確認してみた。
CT-3でこんな感じ。
実際の充電では10W前後くらいだと思うので、最大の15Wというのはなかなか出ないと思われる(iPhone13 miniなので、出て13Wなんだよな…)
まぁこういうのは所謂中華系MagSafeにはありがち。というか結局Apple認証ないと出ない。ただ、Apple認証はBelkinとAnkerしかない。そしてバカ高くなるので、正直あんまり認証取る意味ないんだろうなとは思う。コスパ的に。
あとやっぱり発熱はある。これはMagSafe系全部あるので諦めポイント…というか、ここから10Wとか15Wやりとりするのなかなかなんだよなこの規格。
ただ一つの手段として、価格帯としても非常にコストパフォーマンスには優れている製品だと思う。
こういうアイディアの製品は増えて欲しい所。
スタンドとしても、充電器としても使えるってのは便利だわ。
4 in1 ケーブル内蔵 モバイルバッテリー
ではモバイルバッテリーの方も見ていこう。
開封
箱はこっちもシンプルな感じ。
中身は以下の通り。
ROLLY モバイルバッテリー本体
USB C to A ケーブル
説明書
C to Aの時点でお察しではあるのだが、このモバイルバッテリー、色々と複数充電できるのは良いのだが、とにかく出力が弱い。
入力も10W、出力もほぼ10W、出て15Wである。
これだとなかなか苦しい部分があるなあという印象。
外観チェック
外観は可愛いなあって感じ。
出っ張ってる部分はApple Watch用。
裏面。しっかりとPSEマークとかはついてるぞ。
USB-C端子と電源ボタン。
左右にUSB-C、Lightningのケーブルがついている。
デザイン性としては結構いい感じである。
使ってみた
製品としての形は非常に面白い製品である。
Apple Watchも充電できて、ケーブル付きで充電が可能。
これで3つ充電出来る。
ここに、USB-Cポートからケーブルを接続すれば4-in-1だ。
面白くなってると思うんだが、これに機能性が微妙に追いついてない感がある。
前述した通り、まず出力が弱い。
apple watch ワイヤレス充電出力 : 2.5W
Lightningケーブル/ Type-Cケーブル出力 : 10W
Type-C充電口 : 15W
弱い。これは弱い。
せめて20Wは欲しい。これではiPhoneすら急速充電できないのである。
5000mAhというのもあり、なんというか保険のモバイルバッテリー感がある。
ただ、保険のモバイルバッテリーって必要か?って言われると…ってところはある。
また、モバイルバッテリー自体の充電は、タイプCポートからのみ。
ついているタイプCケーブルは出力しか対応していないらしい。
これも残念ポイント。
他のケーブル付きモバイルバッテリーでは、入出力に対応しているものも多く、せっかくミニマムに使える面白い製品なのに、充電で結局ケーブルが必要なのはもったいないと思う。
パススルー充電には対応。これは複数充電しつつ感があって良い。
ただ、合計15Wなので、まぁ遅い。実用的かと言われると2023年の今は微妙な気がする。
そう考えると今の充電関連の進化のスピードというのは異様とも言えるくらいのスピードであり、びっくりしてしまうね。
とは言え、Apple Watchを充電するという所では普通にアドバンテージを持っている製品。
大きさもそんなに大きくないし、重さも控えめ。
使えるところはあると思うし、値段的に考えればお安い。
ただ、もう少しスペックが追いついて欲しい惜しい製品という印象だ。
〆
ということで、今回はRORRYさんの製品2つを紹介してみた。
3-in-1ワイヤレス充電器はマジで面白い製品。
これはミニマムに使う選択肢として考えるのは良いと思うので、おすすめできる。
別にメインで使わずとも普通に一つの手段として持っておきたい感があった。
モバイルバッテリーの方が若干今となっては機能性が追いついていない感があるのは残念。
どちらも良い製品だが、特に3-in-1ワイヤレス充電器は好感触だった。
以上。