声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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ちゃんと考えて、理解しておきたい分割エロゲのメリット・デメリット。

おにじと申します。

 

今回はエロゲの話題。

近年のエロゲにおいて、様々な売り方があるわけだが、その中で最近増えてきている感じがするのが一つの作品を何作かに分ける形の分割エロゲと呼ばれるものである。

まぁこの中でも色々と種類は存在する感じはするが、今回はこの分割エロゲに関して話をしようかなと。

 

売り方の一つとして確立しつつはある気がする訳だが、色んな声が存在するとは思う。

そういう中で、こういうツイートを見た。

当ブログ、出す頃になると一ヶ月経ってるんだよな。全然タイムリーじゃない。

なんというか、言いたいことは分かるのだが、主語がデカい感じがした訳である。

筆者も普通に20代前半だが、どっちかっていうと分割エロゲに関しては批判的な部分もある。

今回は普通にエロゲにおけるロープライスでの分割エロゲに関して、なんかメリットデメリットを言っていければ良いのかなと。

メリット

と言っても、筆者としては否定側の方が多い所ではあるんだが…まぁメリットの方も存在するのは分かるので、こっちも書いておかないとね。ということで、いくつかメリットもご紹介。

 

手に取りやすい

まぁ分割エロゲのメリットというよりは、ロープライスエロゲのメリットという言い方をした方が良い気もするんだけども。

ただまぁ、確実にここの強さがなんだかんだ一番強みだと思う。

なんてたって単体の価格が安い。これに尽きる所はある。

普通のエロゲがまぁ高いというのがやはりある。だって約1万するんだもの、フルプライスのエロゲって。普通のテレビゲームでもそんなにしねえよと。まぁそれでもアレでも高いと思うけど。

まぁ正確に言えば8800円のモノが多く、かつこの価格の変動というものは昔からしていないと考えれば、企業努力として現在も維持されているという言い方も出来る。

出来るのだがやっぱりエロゲの敷居が高い原因は、単純に価格面の所が大きいと思う。まぁあの価格じゃないと採算とかは取れないと思うので、仕方ないとは思うのだが、それでもやっぱり一本1万は高い!という印象を受ける方も多いのではないだろうか。

そういう中で、やっぱりロープライスであれば3000円前後となるのは、初手としてのムーブは大きいだろう。

とりあえずやってみようという所のハードルが下がる、興味を持ってもらうハードルが下がる。これによって、とにかくプレイしてもらおうという方向性。まずやってもらわんことには話は始まらないのである。

フルプライスエロゲに手が伸びにくくなっていることは恐らく事実として存在する以上、こういう価格での販売というのは多くなってきている一因ではある。

これはプレイヤー側のメリットであり、ブランド側のメリットでもあると思う。

フルプラで外れだったときよりも、ロープラで外れだったときの方がダメージが少ないという言い方も出来るだろう。

ゲーム3000円ならまぁ安い方ではあるだろうし。

結局ここに帰結すると思う。

 

 

ブランドがやりやすい

ブランドとしても、費用的な所で抑えられるという所は間違いなくある。

端的に言えばコスパが良いという言い方も出来る。

とりあえず一個一個の予算というのが、フルプラよりは確実に下がる。それでも十分な大金が動いているのだが、それでもまぁフルプラとかに比べればマシというか、安く済むよというニュアンスで。

エロゲの制作費って普通に100万とかを超すような100万、1000万単位の話になってくるので、まぁ大変も良い所。そういう中でやはり初期費用という所を抑えられるというのは大きな要素だろう。

ロープライスなので、単純にフルプライスよりも内容は少ないので、作業量なども減ることになるわけで、エロゲは息のように延期する悪癖があるが、そういうのも減る(まぁ分割にしても延期するのはする、Nanawindとかそうだけど)

あとはまぁ、これで数年食いつないでいけるっていうのもある。エロゲを作っていく上で、企画原案を作っていくというのは大変な作業である。

0から1を作っていくことというのはそんな簡単なことではない。フルプライス系統のものって、FDを作らない場合はそれを一回で消費してしまうみたいな所もある訳で。なかなか大変である。

FD系統でやるにしても、まぁそれ含めても2回が限度(本編・FDとか、本編・続編)くらいがフルプライスでは多いわけで(曲芸くんは一旦置いておいて)

そういう所では、こういう分割での作品というのは、割と3本とか4本出ることも多い。ということで、一つの企画で結構長い期間やっていける、擦ることが出来るという良い方も出来ると思う。

これは企画を長く出来るという意味でも楽な所ではある。色々と企画もしやすくなるだろう。この分割をやりながら、ロープラの制作の時間を作る。というやり方とかも出来たり、他のラインの作品を並行しやすくなったり、そういうメリットもあるんじゃないだろうか。

あらゆる所において、ブランドとしてやりやすい部分があると思う。

価格的な問題、企画的な問題、コスパ的な問題とか、そういうのを非常に楽にしている感じがあると思う。

ここも、こういう分割作品が増えていっている一因だと思う。

 

 

サクッと終わる

プレイする側として、まぁこれも一つの要素なのだが、そりゃそうなんだが短いのでサクッと終わらせることが出来る。

エロゲをやる上での問題の一つとして、やる時間が足りない問題というのが昨今は言われている印象もある。

最近のゲームというか、娯楽というのは、どんどん短くという方向性を向いている気がする。TikTokYouTube Short等はそういう方向性がより濃く出ていると言ってもいいと思う。

そういうの含めて色々と時代から逆行しているというか、取り残されている感もある(それも良いところだと思うけどね)所において、時間短くプレイできるっていうのは大きい要素かもしれない。エロゲって大人がやるから、社会人にエロゲやる時間ねえよって場合もあるだろうしね。

まぁこういうのもあって、言わば買ったけどやらないという、所謂積みゲーにもなりにくいっていう所もポイントかもしれない。

ブランドとしてはやってもらって評判が出ないことにはってのも…いやでもエロゲって大半発売日前後しか売れないっていうからそこは微妙かもしれないが。

まぁ手軽さという所でそれこそ前述した通り、手に取ってもらいやすさとかにつながる部分はあるわけだし。

分割しているからこそ飽きが来ないみたいな所もありますし。大体普通に一個で完結しているモノっていう方が創作物には少ない訳で。

大体全部で◯巻とか、◯話とかで作られる所ではあるので、そこまでの違和感もない人が最近は特に多いのかもしれない。そう考えるとエロゲってなんで単独で終わるんだろうな。まぁこうやって単独で終わってくれるのが良い所ではあると思うんだけど。

うまく起承転結という形に持っていけたりする場合もあるし、このあたりはシナリオの使い方みたいなところがあるのかなとは思う。

途中で投げる可能性っていうのもだいぶ減ってはいるような気はする。実際の所どれくらい変わるんやろ…

 

 

特典が毎度出る

分割作品系統でのメリットとして、一ヒロインに絞る関係で、特典などのグッズ展開の一ヒロイン毎の種類が増えがちという所。

これは好きなヒロインがいる場合で、グッズを集めるタイプの方であればメリットという言い方も出来るんじゃないだろうか。

普通は大体ヒロインごとに出るとは言っても、一種類ずつとか、二種類程度くらいに収まることが多いとは思うのだが、こういう単独ヒロイン系統になると、全ての店舗別特典に置いてそのヒロインが使われることになるので、数が増えるのである。

まぁその分コンプするの大変そうだけど。

筆者はそもそもグッズ集めないのでこれに該当はしないらしい。でもこれはメリットなんだろうなっていうのは分かるんで…w

 

 

内容が良ければ次への期待を煽れる

まぁこれは別にエロゲに限った話ではないが、こういう続き物系統になると、次への期待というものを作りやすくなる。

話や設定が繋がっているものになる分割エロゲに関しては、次を煽ることが出来る感じにはなる訳であり。

まぁそれはそもそもシナリオとしての完成度がないと成立しないので難しい所ではあるが、所謂次回作をどうこう出来るってそんなにエロゲで出来ることではないし。

まぁFD系統が前提とかであれば、それも出来るっちゃできる気はするが。

リアタイ勢をしっかりと惹きつけることが出来れば、その声によってより売れ行きが上昇する可能性もあるわけである。

相乗効果という所を期待できる可能性がある。って感じ。

 

 

デメリット

では、デメリットの方も考えていこう。

まぁどっちも考えれば考えるほど端的に言うのムズいなってなるんだけど…w

 

一作目が有料体験版になる

こういう所謂分割系作品においての問題として、一作目の扱いというのがどうしても弱くなる場合が多いという形になってしまうことである。

作品としてのつながりを考える以上、盛り上がりという所においてはどうしても分割の後半側に持っていくことになる。

また、新キャラクターを増やしたり、最初に明かしていなかった情報が明かされたり、そういう色々な設定というのも後から積み上がっていく場合が多い。

このため、一作目のヒロインにおいて展開を作るのが難しい。単純に使える材料が少ないという感じと言えば良いのかなと。

少ない情報で盛り上がりを作ったりするのはやはり難しい部分がある訳であり。

それをちゃんとやれないと、一作目がやはり不憫になってしまう場合もある。

これを一番目のヒロインとするのか、センターヒロインとするのかとかは、作品によって異なるが、なかなかセンターヒロインという形にするのは難しい感じがする。

まぁこの辺りはそれこそライターの技量によって異なるとは思うのだが、作品としての盛り上がりという所に関してはやはり一番弱くなる所があると思うので、まぁデメリットかなと。

それでもロープラは払うわけだし。

まぁ所謂分割作品の中でシナリオに振った場合は仕方ないとは思う。フルプライスのシナリオゲーでも一番目のは難しい部分あるし。

とは言え、それが有料体験版として目立つのはそれで一本出してるからっていうのがあるから。フルプラは全部やりゃいいわけだからね…

 

 

全部合わせるとフルプラより高い

こういう分割エロゲのお決まりのパターンなのだが、大体4作は出るっていうのが基本路線である。

なんで4なのかはよく分からないが、まぁエロゲのメインヒロインって4が多めではあるので、その方向性としてなんだろうか。まぁ起承転結がしやすいのかもしれないけど。このあたりは知らん。

ただまぁ結局4作出ることが多いので、ロープライスの3000円でも×4すれば12000円なのでフルプラよりも普通に高いという事例が毎度のように発生する。

手に取りやすそうに見えて、最終的に払ってる金はフルプライスより多いというよく分からない形になっている。

バレバレのからくりみたいな方式になっているのだが、まぁなんと言えばいいのか…

一企画で12000円最低でも稼げるのが分割エロゲみたいな所は正直ある。

この上で、大体全てが出揃った場合、新要素も含めた全部入れたパックというか、フルプライス作品を出してくるのが通例になりつつある。

同じ作品で何回買わせるんだという感じである。タチが悪い場合そもそも画面の画質から変えてきたりもする。

分割エロゲはまぁ商魂がめちゃくちゃ込めやすい方式となっているのも事実。

まぁそりゃ買ってほしいから新要素を含めてくるんだが、ある意味でCS版での追加ヒロイン逆移植よりもタチ悪いかもしれない。

まぁ本編・CS・パックの方が流石に払う金は多い気はするけど。でもまぁ最近追加ヒロイン少ないし。

エロゲってどう上乗せして稼ぐかゲームみたいな所もあるのかもしれないが…なんというか、結局財布をこっちの方が圧迫しているのが本末転倒感も否めない。

 

 

完結までに数年かかる

まぁすぐに終わらない所も欠点と言っていいと思う。

とにかく終わるまでに年単位は少なく見積もってもかかるのが分割エロゲ。

自分のタイミングで終わらせるってことはリアルタイムでは出来ないわけである。

それこそ一年ごとの場合もあり、その期間でオリンピックが開催できてしまうことになったり、そこから大体まとめたパックが売られるという所も含めるとかなりの時間を要するという言い方も出来ると思う。

この完結に関しての期間の長さというのは、それぞれのインターバルの長さにもなるわけであり、待ってられるかいっていう所は正直ある。

というかまぁ、完結までに時間を要するということは、その間に内容忘れがちみたいな所もある。これはインターバルが長ければ長いほどこういう感じになるのだが。

筆者とかは別にエロゲを複数回回すタイプでもないので、基本的に一回やったら見てもポイントポイントとか、よほどハマればなくはないが基本的には複数回するようなことはないという感じではあるので、間が開かれるとっていうのはやはりある。

そもそも間が開くと作品に向けての熱量というのも下がっていってしまう場合が多いし(まぁこの辺りは販促活動含めての展開によって抑え込むことは可能だろうけど)やはり間が開く、時間が経過するっていうのはそれだけ忘却側に行く可能性があるわけであり。

まぁその時間を楽しむことも出来る人もいるとは思うのだが、エロゲは基本作品が出たらそれをプレイすれば完結するのが普通ではあるので…という所も。

その数年でプレイする人間の環境とかも変わる場合も少なくはないし、最後まで自分が安定して出来るかが不安になる所もなくはない。

終わるまでの時間を要するっていうのをどう考えるかみたいな所はあるけども…

 

 

そもそも完結するかが不安

エロゲブランドへの信頼がないので、そもそも分割エロゲを売り始めて大丈夫なのかという所はある。

そもそも完結までちゃんと出来ているのか、作られるのかという所に不安を覚える所もなくはない。

この辺りは日頃のブランドのムーブにもよるとは思うんだけども、やはりあっという間に倒れてしまう所もあり得る所があるので。

というか、分割ゲームをやり始めると倒れる前兆ではないか微妙に警戒する節もなくはない。まぁ分割というよりロープライスの方かもしれないけど。

実際比較的ローコストで回せる形となるロープライスエロゲを出していき、最終的に息絶えていったエロゲブランドはそれなりに存在する。

ロープラでさえ納期を守れないエロゲブランドもあることから、まずブランドとして最後までやってくれるのか懐疑的になる場合が出てくる。

まぁこれはブランド側の問題という言い方をするべきな気はするけど。この形式が悪いわけじゃなくて、倒れる側が悪いし…

 

 

特典が毎度出る

メリットで書いたやんけって話だが、これは金が永遠に減っていくという意味ではデメリットでもある。

あることはありがたいんだけどそんなに金は払えませんよという場合はデメリットになるかもしれない。

というか、これで毎度特別版が出る場合、結局フルプライス近い価格を払うことになるので、フルプラ4本買うようなモノになってしまう。

勿論所謂特典商法に関しては、その価格以上の特典が乗っかっているとは思うので、あまり色々と言うべきではないとは思っている(なんならブランドの頑張りの部分が強そうだし)のだが、分割エロゲでの特装版、特別限定版系統って結局ロープラの一企画でめちゃくちゃ金稼げてるじゃんって所はある。

でも多分実際は稼げてない気はする。特典で赤字が出てそうな気がするから。

でも買う側からすれば同じ企画擦ってフルプラ4本稼げたらコスパ良さそうだなあって思う所はある。まぁ毎度特装版買ってる人間がどれくらいいるのかはわからないけど…

 

作品においての没入感に支障が出る場合がある

プレイ面に関しての問題も存在する。

どうしても分割で数作品あることが確定している状況というのは、作品においての没入感に支障をきたす場合がある。

こういう分割系統作品は、大体一作目が出た段階でヒロインの数もわかることがまぁ大半である。

でもって、話がつながっている系統の作品は、まぁいえばヒロイン数の作品までに終わるというところ(ヒロインが4人なら4作とかそういうこと)までまで分かっている状況でプレイすることになる。

このため、途中の作品の中で、大きく落とす展開があったりとかのプレイヤーに「どうなるんだ?」と思わせたいところがあっても、続きがあることがわかってしまっている状況でそれをプレイすることになるので、いわゆる落としが効きにくくなる、続きがあることが分かってしまっているので、その展開に乗りにくくなってしまうという部分があるような気がする。

これは、普通の媒体であれば、小説系統なら残りページ数とかあったり、アニメなら残りが何話で、この話があと何分で…みたいなのがあるからわかる話なのだが、エロゲはそれが比較的分かりにくい数少ない媒体であり、展開、終わりというのが分かりにくいというのは、展開を読みにくいということにもなるので、結構な利点だったりするので、これが削がれる…エロゲというかノベルゲって今や構造的な意味で他の媒体に劣る部分も多いと思うのだが、こういうメリットは存在するので、それが普通の他の媒体と並んでしまうというのは割と痛い気がする。

 

グッズ数格差が出る

分割エロゲだとより顕著になるという意味で。

まあエロゲというものは大体キャラ格差が発生するのが当たり前なので、グッズ数格差が発生するのは当たり前なのだが。

ただ、分割エロゲは単純にキャラ人気という所以外にも、構造的に格差が出ることがより普通というか。

そりゃ先に攻略対象になっているヒロインというのは、最初にグッズが出て、そこからCGとかも使えるから派生的な所でのグッズが増えていく訳であり、所謂発売が後になるヒロインが時間的な問題、絵の枚数的問題において、先に攻略可能になっているヒロインよりもグッズが減る、というか出しようがないという状況が発生することがある。

攻略対象になっていない場合、まだ主人公に明確にデレるわけでもないので、キャラ人気としては難しい所もあるんだけど、後で攻略可能になったのにグッズが少ねえとか、出回ってねえとか、そういうのになりやすいところはある所ではある。

そりゃ絵とかがないんだから作りようがない所はあるのでしゃーないんだけど、これ物理的に起きるんだよな。キャラ人気とかで起きるのとまた違う。まぁ分割エロゲはこの物理的な問題の上にキャラ人気の問題も乗っかってくるので、格差が通常よりも広がるんだよな。これで結局最初のヒロインが根強い人気!とかになるとなおさら。

 

 

最初で滑るとシリーズとして終わりかねない・全員がついてくるとは限らない

まぁこれはエロゲブランド側のデメリットなのかもしれないが、やっぱりこういう分割エロゲはなんだかんだ一本目の出来という所によって基準が決まってくる場合が多い。

なので、最初で滑るとシリーズ全てが終わりかねないというリスクを孕んでいる。

一企画に対して長くやることが出来るのはメリットではあるのだが、これが滑った場合のとき、終わるまでこれはちゃんと終わらせなければならないモノになってしまう場合もある。

これ滑ると数年その滑ったのをやり続けないといけない。まぁ途中で挽回する場合もあるので、一概には言えない所はあるのだが、もし滑った場合数年間損失を受ける形にもなりかねない。これが単独のロープラならまだマシだが、数年跨いだ分割シリーズモノの場合は結構たいへんそう。

 

これはプレイヤー側からしても、一本目でだめだったら暫くこのブランドのモノは買えなくなるみたいな所もあるので、これは普通に困る。

まぁこれは個人の感じ方なので仕方ない所はあるとは思うのだが。

シリーズモノは合わなかったらそれが終わるまで…っていうのは両サイドに言える所があるので、初期費用的には多分フルプラよりは楽な所あるんだろうし、メリット多そうなんだけど、滑ったら怖そうだなって思う。

 

また、こういうのは長くなるので、面白いと思ってやってくれた人も最後までついてきてくれるかが割と不安な所がある。

数年で環境というのは変わっていくものであるし、そういう所を考えていくと、好きでもやらなくなる場合もあるだろうし、単純に期間が開くことで忘れる人間もいるだろうし、飽きる人間もいるかもしれない。

そういうので絶対数が回を追う毎に減っていきそうなのも問題だ。

また、逆についてきてくれる側の問題として、信者的、盲目的な形になってしまわないかが問題な気がする。

所謂出していけば出していくほど評価が上がっていくというのは、まぁ当たり前といえば当たり前であり、ついてきている人間がやるんだからそりゃ好意的に受け止めている人間がやるということで。

まぁそれでも実際面白くなっている場合もちゃんとあるし、ちゃんと盛り上がりを作れているからこそ評価が上がっているとは思うのだが、一部の盲目的、信者的な考えの連中に惑わされすぎない所が大切な感じはする。

実際盛り上がってるのか、信者が持ち上げているだけなのか、馬鹿が読めていないだけなのかを判断するのは難しいよなあって…所はあるので、この部分は分割エロゲにかぎらずの話ではある。ただ、分割することで母数が減っていくので、その濃度が増しやすいという意味ではデメリットに入れてもいいかなって判断。

 

 

抱き合わせ商法勘弁して

ロープライス系統全般に言えることだが、ロープライス系統だと何かしら他のを抱き合わせて両方買うと~みたいな商法が急に多くなる。

ロープライスで回しているくせに、そこで抱き合わせてより多くの金を取ろうという形は正直気に入らない。じゃあロープライス出してんじゃねえよと思う。

最大効率で稼ぎたい気持ちはわからないとは言わないが、あまりにも商魂を込めすぎている場合が多く、やり方としてもう少し上手くやってほしいという言い方のほうが正しいのかもしれないが…まぁなんともという感じだ。

 

 

最近のロープラが最早ロープラではない

エロゲにおける『ロープライス』って所謂3000円前後くらいがロープライスだったと思うのだが。

なんか最近『ロープライス』を謳っておきながら、通常版でさえ5000円とかし始める作品が増えてきているような気がする。

それっと最早ロープライスじゃなくてミドルプライスだろ?って正直言いたい。

昔はこのあたりのミドルプライスもあったんだが、最近は少ない印象。

ミドプラを知っていると、ミドプラの価格で攻略1人かいともなる。

まぁそりゃフルプラよりはロープラなんだけど…w

 

 

そもそも分割においてそんなに話が繋がっている作品現状多くはない

まぁ色々言ってきてはみたが、そもそもそんなに分割において話が繋がっている系統というのは多くはないとは思う。分割と言いつつ話がほぼ分かれているに近いみたいなのの方が多いのかも。

それこそかずきふみと小梅蓮がやっている『9-nine-』とか『クリミナルボーダー』とかはそうだけど…

まぁ分割で言えば近年であれば『FLIPFLOP』とか『花鐘カナデ*グラム』とか色々出てはいるし、最近は明らかに増加傾向だとは思うので、こういうのは割合として増えていくんだろうなあと思ったり。

 

実際手は取りやすいんだとは思うし、そう思う所はあるし、メリットもあるんだけど実際の所どうなんだろうなあって考えてみると、こういう感じでデメリットも考えつくなあという感じがある。

なんというか、若いのが全員支持してるとは流石に思わんで欲しい。というかシナリオゲーで分割はあんまり好きじゃないね。前作が重要なのに間隔が開くから。

なんだかんだ一作でやりきれるのもポジポイントだと思うしね。

寸止め系統が楽しいかと言われるとまた違うし。

まぁ手に取ってもらいやすさを優先するのとか、お金の面を考えると分かるんだけど。

でもコレばっかりになったらそれこそブランドと業界が心配かもしれん。自転車操業感が増すから。(まぁこうやっていなくなっていったfengとかもいるし…まぁ最後ちゃんと夢色出しただけ偉いんだが。なんとか楽曲CDも出たし)

 

以上。