おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
以前、Beelinkさんからご提供頂き、『SER6』というミニPCをレビューした。
普通にあの小ささでこのスペックが出るんだと驚いた訳だが、今回はまたそのBeelinkさんから新しいミニPCが出たぞということで、ご提供頂いた。
今回は『Beelink SER6 Pro』をご紹介していく。前回のにProが付いた。どこもこういうの好きだね(
性能が全体的に引き上げられているみたいで、結構期待したい所。
ということで見ていこう。
開封
では開封していく。
こちらも赤ベースの箱で。今回は8コアだから『8』がでかでかと表示。
前回同様箱に技適マークがついており、安心できる形になっている。
中身は以下の通り。
PC本体
電源アダプタ
HDMIケーブル(2本)
ユーザーマニュアル
壁掛け式ブラケット
ビス類
天板(黒)
まぁ前回とほぼ変わっていない。
相変わらず電源のコンセント3ピン。
アダプタは前回同様そこそこの大きさはある120Wのモノが使用されている。
HDMIケーブルは長いのと短いのが付属。
天板を変えられる。
ただまぁピックとか色々使ってツメを剥がすスタイルなので、あんまりやりたくねえなって思う。
外観チェック
では本体の方を見ていこう。
前回同様、ファブリック素材が使用されている天板。これ結構好きだったりする。
右下に『Beelink SER』と記載されている。
片手で持てるレベルの小ささ。サイズはこちらも変わらず12.6 x 11.3 x 4.2 cmという感じでちっちぇえ。
これでスペックアップしてきているんだから凄い。
サイドは網になっており、排熱効果を上げている。ここから熱風は出て来ない。排熱は後ろからのフローになっている。
インターフェイスをチェック。
左から、CMOS クリア、USB 3.0 x 2、USB Type-C、イヤホンジャック、電源ボタン。
こちらUSB4となっており、コレ一本で映像出力と給電に対応。
USB-C一本で電源を供給出来る(PD100W対応していればいけるっぽい)ので、電源アダプタなくても…という形にもすることが出来るし、USB-Cと対応しているディスプレイがあれば、それを一本で行ける。これ、USB-Cもう一個くらい欲しいな、便利過ぎる。
CMOSクリアついてるの珍しい気がするけど、ミニPCの相場が分からん。
Ryzen7 7000シリーズと、Radeon Graphicsのシールが貼られている。
背面は左からLANポート、USB3.0ポート、USB2.0ポート、HDMIポート、DisplayPort、電源。
DisplayPortがつくようになった。HDMI×2だったんだが前は。
裏面。後ろにはネジがあり、こちらを外すことで中にアクセス出来る。
前回同様ゴムが付いており、取り外しが楽になっている。
スペックは以下の通り。
製品名 | Beelink SER6 Pro |
---|---|
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Ryzen 7 7735HS(8コア16スレッド、3.2GHz / 4.75GHz) |
GPU | AMD Radeon Graphics 680M(12コア 2200MHz) |
RAM | 32GB DDR4-3200 (1600MHz)最大 64GBまで換装可 |
ストレージ | 500GB M.2 PCIe SSD(2.5インチ HDD / SSDを増設可) |
対応通信規格 | Wi-Fi 6E, Bluetooth5.2, 有線LAN |
インターフェース | USB 3.0 x 3、USB 2.0 x 1、USB Type-C(USB4)、HDMI、DisplayPort、有線LAN |
本体サイズ | 12.6 x 11.3 x 4.2 cm |
前回の無印から、かなりアップグレードされている。
まずCPUがRyzen7 7735HSとアップグレード。まぁ最新はもう『Zen4』なので、最新型というわけではないものの、8コア16スレッドの性能はやはり高いし、『Zen3』を改良した『Zen3+』は省電力にも手を入れているので、このようなミニPCには適しているかもしれない。
またGPUもRadeon Graphics 680Mとなり、12コアと期待できそうなスペック。
またRAMは32GBに増量。こちらも色々な動作を行う上で重要なポイントであり、かなり余裕が生まれそうな予感。
使ってみる
ということで使っていこう。
プレーンなWindows11 Proを搭載している。
こういうときの設定は大体有線でまず繋いでおくのが良いし、楽なんだが、めちゃくちゃコード多いみたいになるのどうにかならんかな(最初だけだしええか…w)
Windows11 Proを搭載。プレーンなのが入ってる。
Cドライブは400GB台前半となるのは、まぁシステム上仕方ない。
システムでもRyzen7 7735HSと、メモリ32GBを確認。
Radeon関係ソフトとかは最初から入っているので、まぁ何もしなくて良い。
まぁWindows Updateは入れなきゃダメだろうけど。
CPU-Zでの表示はこんな感じ。
CrystalDiskInfoでのM.2 SSDはKingston SNV2S500Gとなっている。
CrystalDiskMarkのベンチ、無印のはなんか途中で下がる傾向があったのだが、Proだと最後までフルパワーで回った。
限界性能が上がっているのか(多分どっかで放熱の関係上落とすとかがある気がするので、その限界が上なのかもしれない)
各種動作に関してもまぁ問題はない。当たり前だけど、この性能で問題は起きないだろってスペックだし。
相変わらず発熱という所はかなり抑えられている印象。
ファンの音がするときはする。ベンチマークとか回すと頑張ってるなって音はする。音はするけど静かなんだよな。もっとうるさいのが普通だと思う。
端子類がある背面から吐いているのだが、これがFFベンチとかをぶん回したりしてようやく温かい風がヴァーっと出てくるレベルの奴になる感じレベルで発熱は低いし、音も静か。だからまぁ上をファブリックにしても大丈夫なんだろうな。
基本は排熱というのはしっかりなされていると言うべきだと思う。
ベンチマークの方を見ていこう。
まずはCineBench。
マルチスコアは11000超えのスコアを記録。
多分これでも押さえられている部分あるのだが、十分すぎる性能ではないだろうか。
シングルスコアは1523。
もうほぼi7の11世代と同じらしいね。強いね、相手デスクトップ用とかだしコレ。
続いてはFF XVベンチ。
標準画質、3180で普通。
無印だと重いになっていたのだが、やっぱりスペックアップしているおかげか、ここでも普通に強さが出た印象。
軽量画質、4110で普通。
こちらも無印よりほぼ1000向上。まぁそれでも普通ではあるので、設定を色々と考慮した上で動作できるかなあという感じだと思う。
続いてFFXIVベンチ。
高画質では6679でやや快適。
標準画質では10157で快適となった。
高画質に関してはあんまり変わらなかったが、標準画質だとこちらも1000近く向上。
10000に乗るとなると結構期待できる所あるきはする。
実際、ゲームをプレイしてみたが、一部ゲームであれば設定さえ下げればフルHDで動く。
『F1 22』が最低設定なら100FPS以上、1個上げても50~70FPSくらいで動くので、まぁ動くは動くくらいの性能が存在するのが素晴らしい所。
今回もSSD、2.5インチのが入るようになっている。
ここのネジを取ると、M.2 SSDやメモリの換装も可能。
小さいながらの拡張性という所にも着目しておきたい。
〆
ということで今回はBeelink SER6 Proをご紹介した。
前回の無印からProで確実に性能がアップしている。
この小ささでデスクトップPC並みに性能はあるというのが凄いなと思う。
いやこの小ささ。デザインも悪くないと思う。
今回はディープグリーンが届いたが、この色も結構ええなって思う。前のが黒だったので。
端子面も色々と手が入っており、PD供給に対応していたりと細かい所での向上も見られる。
今後のBeelinkの製品も期待したい所。
以上。