※当記事は5/22 3:40に、アーカイブを一通り見た後のテンションで記載しております。
現地にもいねえキモいオタクの言葉ってこんなに長く書けるんだな…とでも思ってくれ。
序文
長谷川育美とは、想定を上回ってくる声優である。
約1ヶ月前。
『ぼっち・ざ・ろっく!です。』が開催された。
そこで行われたミニライブが、長谷川育美にとって、初のソロ歌唱。
長谷川育美という声優の経歴の特殊さが一種現れていたのかもしれない。
そういう中で、この想定以上の人気になったと言っても良い作品の生歌唱。非常に難しい初手という言い方も出来た。
実際、その初手というのは、手放しに褒められるものではなかったと思う。
もちろん良い所もあった。ギターを演奏する青山吉能に合わせた『青春コンプレックス』と、バンドメンバーに合わせた『青春コンプレックス』の違いは顕著で、その優しさと、力強さのギャップは良かった。
ただ、ステージの上で、動きながら歌唱することというのは、普通に歌う数倍体力を消費する。
体力面、喉の面で、厳しい部分というのは正直存在したと思う。
息切れの部分はあった。でもそれは初手としては仕方ないものだったし、それで長谷川が悪いというつもりはまったくなかった。
当人も課題を見つけたと話していたし、今後に活かされるだろうなあ…と思っていたら一ヶ月以内にライブが決まった。
Zepp Hanedaで行われるこのライブでは、もっと多くの楽曲を…というか、全ての楽曲を歌うことになるだろうと思った。
一ヶ月以内に次があって、長谷川はあの状態で色々な意味で持つのか?筆者は素直にそう思った。
2.5曲でひーひー言うてるようなもんやぞ?と。
もちろんライブでそういう楽曲が聴けるのはうれしいが、結束バンドの性質上、長谷川への負担の大きさが半端なものではない。
そういう意味で、『結束バンドLIVE -恒星-』は楽しみでありつつも、心配の部分もあったのである。
ただ、そんなものは本当に必要なかった。
なんというか、心配したという行為自体が申し訳なくなった。
お前は本当にソロ歌唱二回目のライブか?
13/16曲を長谷川育美という声優は歌いきってしまった。しかも、クオリティを大きく落とすようなことはなく…である。
長谷川育美とは、想定を上回ってくる声優である。
分かっていても、なんか心配してしまい、結局心配したことを謝っている。
それは、『ぼっち・ざ・ろっく!』決定のときからそうだったというのに…
- 序文
- 決定時の驚きと未知数
- 杞憂すぎた初手二曲と安定性の演技
- メインボーカルであるということを示し続ける
- 圧巻のスタジオライブ
- ある意味安心した初手ミニライブ
- お前は長谷川育美がどういう声優か見てきただろうが
- この人はなんか大丈夫
- とんでもない人間を追っていたらしい
- 追記:長谷川、やっぱりクソ努力していた
決定時の驚きと未知数
時は遡り、2022年3月29日。
そもそも、『ぼっち・ざ・ろっく!』のキャスト発表の際、喜多郁代役に長谷川育美が座ることを想像していなかった。
『ぼっち・ざ・ろっく!』は、一巻が発売される頃には、将来のアニメ化の話が世間でちらほら聞かれるほどの、近年全盛期を超えた感もあったきらら作品において、パワーを感じられる作品の一つであったと思う。
筆者も存在はその頃から知っていたので、満を持してのアニメ化。という印象もあった。
そういう中で、まず真ん中が青山吉能(81プロデュース)であったことは大きな驚きであった。きらら作品は新人若手がメインを務めることが多い。
青山のような中堅声優というのが座ることが珍しい。しかも青山。なんで今?と思った。このタイミングくらいから、急にWUG解散後影が薄くなりつつあった青山が救われ始めるのは別の話なのだが(良かったな青山…)
で、ボーカルである喜多郁代役が長谷川育美と出たのが、3/29である。
長谷川はまずまともなソロ楽曲がほぼ存在しない。『弱キャラ友崎くん』のキャラソン『STAND BY みー!』くらいしかなかったのである。
長谷川の歌唱力を正確に測ることがほぼ不可能に近かった。(なんとかしようと思えばなんとか出来たが…サタラーナの動画を探してくるとか…)
別に物凄く歌唱力を求めるかどうかは実際設定的には微妙といえば微妙だったが、今のこういう系統は、ある程度の能力をブシロードコンテンツか純血ラブライブでもない限り求められる。
実際フォロワーから「長谷川さんの歌唱力ってどうなん?」とメンションが来るくらいには、これは意外なものだったし、それは筆者も同じ感想だった。
筆者としては、数少ないキャラソンや、その他諸々というのを鑑みて、ある程度の所は担保されているとは思っていた。(キャラソン能力は高め、歌唱力自体は未知数って感じ)
しかも、他のキャストを並べてみると。
前述した青山吉能は、WUGでの歌唱経験があるし、ライブなどの経験もWUG、WUG以外でも(ときドルとか…)豊富であった。
虹夏役の鈴代紗弓(アーツビジョン)は、『ぼく勉』のStudyとか、『シャインポスト』とかが存在した。まぁそれなりに場数もあるし、シャニポスを直近で経験していることで、歌唱的な技量として刺激があったと思う。
メインキャストの中で最も経験が少ないであろう水野朔(ソニー・ミュージックアーティスツ)も、『BATON=RELAY』とか、『セレプロ』とかでの経験が存在し、元々SMAである所もあって、歌唱に関しての経験は十分だった。
この中で、最も歌唱面において実績がない、というか、ほぼ皆無に近いのは長谷川だった。
ライブ経験も、ウマ娘のイベントに出ているだけ。しかもウマ娘にはソロ楽曲は存在しない。
信頼はしているが、未知数な面が多すぎる。そういう言い方も出来たキャスト発表時。
しかも単行本で先行公開された声は、いつもの長谷川のベースの声より1、2回りくらい高かった。
演技に関してはほぼ心配していないものの、それでもここまで高い声はあんまりない。こっちもどうなるのか。
という不安というか、どうなるんだろうという疑問みたいなものがあったわけである。
杞憂すぎた初手二曲と安定性の演技
ただ、んなもんは杞憂だった。
まぁ先行上映会が終わってからの知り合いの長谷川オタクからの情報の貰えなさ。
OPEDの話とか聞こうと思ったら「良いから放送見ろ」って言われた。
まぁこれは結果的に正解であり、OP『青春コンプレックス』ED『Distortion!!』というのを放送で聴いて、やりよったな長谷川という感情にしかならなかった。
そりゃ信頼はしていた。ただ、なんかこういう感じで歌唱で殴ってくるとは。
キャラソンと普通の歌唱のバランスというのを取りながら、長谷川の持っているパワーというのがしっかりと放出されている感覚。
端的に言えば「お前そんなに歌えたんかい!」という言葉に帰結してしてしまうのだが…(あの頃サタラーナのことを思い出していたらここまでは思わなかったかもしれないが)
歌声伸びるし、うめえように聴こえるタイプの歌い方しとるし。
お前歌も行けるんかいと。衝撃を受けるというか、やっぱやべえな長谷川育美…という感じだった。
そう簡単ではない楽曲を普通に歌い上げていたし、世間では長谷川育美が歌っているんじゃないと思っている人間も結構存在した。
そりゃ長谷川育美が歌っている楽曲がほぼないからね。仕方ないね。
それだけ思われるほど(まぁ世間のこういう所のハードルは別に高くはないので、参考程度ではあるとは思うが)卓越したものを持っていた。
メインボーカルであるということを示し続ける
結束バンドにおいて、他のキャストも歌唱楽曲が一曲ずつ結果的に存在することになったわけだが、大半の楽曲は喜多ちゃん役である長谷川が務める形になった。
難易度の高い楽曲、楽曲のテンションが結構異なる楽曲とかもある中で、その楽曲とかに合わせながら歌っていた長谷川。
そういう所のアジャスト性能とかも含めて、結束バンドのメインボーカルは長谷川育美であることを示し続けたように思う。
前述した通り、他のキャストはこういう楽曲系統に関して、長谷川以上の経験を持っている人間が並んでいる。
長谷川からすれば、難しい立ち位置という言い方も出来たと思う。
実際、「ボーカルやってないコイツの方が歌上手いやろ」っていうのは、普通に存在するわけで、今回もそうなる可能性はあった。
ただ、そうはさせなかった。
この一作品で、長谷川育美の歌唱力というのを示せてしまった。
圧巻のスタジオライブ
そういう中で、各所での放映があったスタジオライブ。
こちらでは、より生らしい歌唱という形になるわけだが、ここでもまぁ~強い。
というか、長谷川育美が各所で放映されてるってなんだよ。意味が分からん。
ここまでのはね方が意味が分からんと思っていた。道頓堀も、新宿も人集まり過ぎだし。
その中でああいう歌唱をバンドと一発でやっているっていうのが、もう訳わからんというか。
お前どこまで行くねん長谷川育美と。
パワーを感じすぎるんだよな歌唱にと。
こんなんされたら他の声優困るだろと思った。
ある意味安心した初手ミニライブ
という、ある意味で『ぼっち・ざ・ろっく!』開始時から、長谷川のパワーに押されまくりというか、想定を超えられまくっていて、もう転がり尽くしていたので、ある意味で『ぼっち・ざ・ろっく!です。』のミニライブで、スタミナ的問題が間違いなく具現化したのを見て、安心した部分もあった。
ああよかった、一回目のソロ楽曲ライブで完璧にやられたら恐ろしいという感想が先に出る所だった…と。
めっちゃ雑に言うと露骨にバテていた。まぁ青春コンプレックスからDistortionはそりゃバテるんだが、それにしてもバテていた。
それだけステージで歌唱することは体力を使う。
こうなることは当然であった。だからこれが悪かったわけではない。
ただ、やっぱりそうだよなと安心した。そして、こういうバテているのを見て、しっかりと「バテててるな~」って思えた自分にも安心した。あの時のライブは「喉からCD音源」とか、最大限評価できるようなものではなかった(喉からCD音源も褒め言葉じゃねえだろって思うのは別の話)
ただ、安心したのもつかの間、すぐにライブがあると。
だから心配になった。一ヶ月以内という期間はあまりにも短い。
やれることにも限界があるだろう。
恐らく長谷川は10曲以上を歌唱することになりかねない。他のメンバーがカバーするとかがなければ。
あの状態だった長谷川がそんなことが出来るのか。
信頼はしているが、なにせ一ヶ月以内の出来が2.5曲くらいでスタミナ不足である。
MCなどで引き伸ばせば体力回復はある程度望めるかもしれないが、それでどうにかなるものなのか?
長谷川の歌の能力はもう信頼できるものだったし、初ライブとしては十分な出来だった。スタジオライブでの出来も考えれば、出来ないことはない。
ただ体力と喉が心配になった。酷使されすぎるぞと。
全うできるのか。バテてもどうせ世間からは褒められるが、流石にライブとなれば、自分もしっかり評価した上で楽しみたかった。
から、まぁ不安の気持ちというのはずーっとあった。
お前は長谷川育美がどういう声優か見てきただろうが
信頼しているからこそ、心配しているのだが、長谷川育美という声優の場合、この見出しの通りのことを思うことが多すぎる。
長谷川育美という声優は、想定を上回ってくる声優なのだ。
今回のライブ、生歌の前回からの明確過ぎる成長に、驚きもありつつ、「お前は長谷川育美がどういう声優か見てきただろうが」と思った。
一曲目の時点でもう違った。
明らかにペース配分を覚えていた。抜く所は抜かないと、最後まで絶対に持たない。
そういう所をちゃーんと押さえていた。この時点でもう違うなと。前回のようにすぐにバテることはないだろうなと。それをした所で楽曲数が多くて心配だけどな!って感じだった。
ペース配分、抜く所は抜くというと、歌唱のレベルが下がったりとか、声量が小さかったりするのかと言われたらまぁそんなことはない。
ちゃんと歌声として伸びていたし、生歌唱としてのクオリティは高かった。
特にファルセットとかの使い方とかが上手で、切り替えがかなり綺麗だった。
そういう所も上手いこと使いながら、楽曲を歌唱していく。
MCとかも上手い事こなすし。
水の味はないとか、反応に困ること言わないでとか、らしいところはらしかったしね。
それでいてパワーが必要な所には、しっかりとパワーを注ぎ込む。
盛り上がるところでの力の入れ方も適切だった。
ライブとしての盛り上がりがすごい。
バンドメンバーと向かい合ったり、左右に動きながら歌ったり、動きも前回より増えている箇所すらあったのに、声のブレとか、声が出ないみたいなことがほぼなかったんだからどういうことなんだと。
本当にCDとかスタジオライブ…いや、それ以上の部分さえあるかもしれない(というのは言い過ぎかもしれんけど)楽曲への合わせの上手さ。
『小さな海』とか、『フラッシュバッカー』とか、落ち着いた楽曲とかの落ち着きっぷり、それでいて広がる感じ…とかが非常に良き。
それでいて『ラブソングは歌えない』とかで「やだやだやだ」の所のパワーガンガンだったりとか、
『ひみつ基地』の「だめゼッタイ」に、『忘れてやらない』の「何回だって」とか、ああいう所で可愛く見せてきたり。
ライブでこれやんのかよと。
この人、ソロ楽曲があるライブ二回目なんだぞ?これで二回目ってどういうことなんだと。
しかも前回から出来が物凄く良かったわけじゃない、期間はほぼ一ヶ月ないくらい。おかしいだろ。
でも、これが長谷川育美。
成長、吸収。この能力の高さが、この人は本当に現代声優界において異常なレベルだと思う。
進歩を高い次元で感じられる声優。
MCとかでの煽りも、二回目とは思えなかった。
Zepp~!とか言うてるし。かっこええなあお前ホンマ。
声めっちゃ出してましたけど、疲れてませんか?って客に聞くんだから。こっちはお前の体力が心配だったんだよ畜生。
これが二回目であってたまるかよな。やばすぎるだろ。
最後に『光の中へ』、『青春コンプレックス』で全てを出し切るかのようなパワー。
ここまでソロ歌唱たった2.5曲だった人間が、今日の12、13曲目をブレずに歌いきってしまう。
いやいや、何なんだよマジで。
この人の経験値のカウント方法は普通の声優じゃねえんだよ。
この人はなんか大丈夫
この人、本当に心配が杞憂になるから心配なくても良いような気がした。
どうせ心配するタイプのキモオタクなので、心配はするんだけど、でも心配しなくていいだろ(矛盾文章)
この人、本当に緊張とかそういうのが出てこないタイプというか、まず根本的に緊張みたいなことをしない人なんですよね比較的。ウマ娘イベント初めての時も緊張しなかったとか言ってて、お前初めてこういう所に立つんじゃねえのかよと思ったのをよく覚えている。
前回の初ソロのミニライブも、今回のライブも、緊張やプレッシャー自体は存在はしたっぽい。
特に今回のライブは、『青山吉能のどうぞよしなに』#2とかで、一週間前からドキドキとか言っていて、珍しく緊張してるのかなと思ったし、今回のライブの最後の挨拶でも、プレッシャーや緊張は確実に存在したというのは見て取れる。
ただ、それが表に出て来ない…というか、緊張やプレッシャーを楽しめている感じがする。
今回のライブ、非常に楽しそうに歌っているのが印象的だった。
元々からカラオケとかにはめっちゃ行っていたタイプの人ではあり、歌うこと自体は抵抗がなく、むしろ好きな部類だというのは知っているし、それはこのライブの挨拶でも言っていたが、今回は特に楽しそうなのが見て取れた。
そういうものひっくるめて楽しめるというか、割り切りというか。
長谷川は自身を怠惰と表現するし、その部分は存在するとは思うのだが、それもありつつ、いい意味でドライ、割り切りが出来て、もう楽しんだ方が得でしょみたいな方向性で考えられているような気が勝手にしている。
とんでもない人間を追っていたらしい
いやまぁ、前から思っていたが、筆者はとんでもねえ声優を追っていたらしい。
長谷川を追い始めたのは2019年頃。本格的に腰を入れ始めたのは2020年。
あの時点で、評価しているつもりだったし、どう転がってもこの人は仕事にはありつけるだろうと思っていた。
あの時はまだ推し武道くらいしか比較的分かりやすい役が存在しなかった訳だが、その中での成長、吸収という所は元々から評価していたと思う。
この感情においての表現能力について、筆者は最も彼女の強さと、伸び代を感じている次第だ。
単純な声が強そうなのに加えて、スキル面でも非常に将来性を感じる。
恐らく今後のアニメメイン役でこの辺りがより鮮明になるのではないだろうか?
声が良い、というのは声優においての根本的なアドバンテージとなり得るが、そこにスキルの要素も乗っかってきているように思える。
若手声優でこのスキル面が乗っかっているのはこれもアドバンテージとなり得る要素であり、このスキル面を感じるのが筆者が期待を寄せている理由でもある。
#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.03 長谷川育美 - 声オタおにじくんの声学審問H!
↑2020年の筆者は、当時の長谷川の評価をこう記している訳だが、こういう所に関して、もう死ぬほど見せつけられている。
近年、コロナもあって新人声優が出てきにくい土壌だったわけだが、そのコロナが出てきた頃から長谷川は出演数を伸ばしていった。
ドラマCDに出演していた友崎くんのアニメ化始まり、86のレーナ役が決定。
21年になる手前で月姫のアルクが決まってひっくり返り(喜びと不安で)、
元々やっていたウマ娘がヒット。原動力のアニメ二期に比較的メインで登場していたという所も良かった。
そこからコンスタントに出演を重ねていく。
『86 -エイティシックス-』のレーナは、これまで長谷川が多くモブなどで出演していたり、様々な所に出て経験を積んできたことの一種の成果のようなもの、それをしっかりと出せた作品であり、彼女の代表作となった。
そして、今回の『ぼっち・ざ・ろっく!』は、群雄割拠のクールの中で強さを想定以上に見せ、また一つ大きな代表作となったといえる。
筆者としては、当初から2年後辺りに跳ねるのでは?と思っていた所に、アニメメイン2役が来たので、思ったより早く流れが来た印象でもある。(連チャンメイン決定でひっくりかえってしまった)
個人的にはこれらの作品で演技の緩急であったり、そういう所を見てみたい印象。
そういうスキル面での期待も大いにしたいという気持ちが強い。
今年メインとして出てくる声優としては、イチオシとしたい。(コロナの影響が声優業界での出世にどれくらい影響があるのかは分からないのだが…)
#おにじ声優名鑑シリーズ Vol.03 長谷川育美 - 声オタおにじくんの声学審問H!
筆者は、それこそ2020年くらいに、代表的なのが5年…いや3年以内に一本は欲しい…と思っていた。
ただ蓋を開けてみれば、ミホノブルボン、レーナ、アルク、喜多ちゃん。ソシャゲも入れるならアスナとか、なんかそういうことが言えるやつが一気にゴロゴロ転がってくるんだから。
誰が3年後Zepp Hanedaでソロで13曲歌ってることを想像できるんだよ。
2020年の『長谷川育美・佐伯伊織のGO FIGHT WIN♪』に「メール送らないと番組が成立しねえ!」と思いながら、あの当時、長谷川も佐伯も好きとかいうまぁいなかったであろう境遇の筆者が必死こいてメール書いていた頃から考えられない。
能力は信用していた。どちらかというと世間と業界を信用していなかった。
でもまぁ、これだけの能力を持った人間は、流石に見つけて貰えまくったらしい。
この人の経歴は、4、5年の下積みから始まっている。その下積みは何一つ無駄じゃなかったんだと思う。そういうタイミング、出てくるタイミングで、発見できていたことは、この上ない幸福と幸運だったと思う。
今や、『長谷川育美・川井田夏海のなんにもしたくありません』は双方がSNSアカウントを持っていないかつ、OPENRECとかいう辺境も辺境のラジオでありながら、同接100人をついに突破するタイミングがあったり、メールが来すぎてるのか「コンパクトにしてくれ」と公式から記載があるほどになっており、本当にGFWフレフレ時代とはもう本当に違いすぎて怖い。
お前人気声優のスターダムをコロナ全盛期にこのスピードで上った声優いねえのよ。
とんでもねえ声優を追ってしまっている。
こんな声優に337拍子音声を送っていたのか。なんなんだよマジで。(GFWフレフレのコーナーに337拍子を送るコーナーが存在しました)
こうなっても、恐らくまだあの人は成長と吸収が終わることはない。
うまくなったなあと思っても、その先が常にあり続ける声優。
本当に発音とか綺麗になったし、滑舌良くなったし、表現とかめっちゃ上手になったと思うし。
この成長を見続けられてきたことが本当に幸せであり、それがしっかりと当人にとって一つ報われた形となったような気がする、ぼっち・ざ・ろっく!、そしてこのライブというものを見て、感慨深いなと思った。
筆者は、声優オタクとして明らかに迷走した時期があったし(村川梨衣とその周りがバタバタしたせいです、村川好きよ村川)、声優業界に関して悲観的な見方をすることが多い。
そういう中で、数少ない比較的純粋な声優オタクとして見られる声優が長谷川育美なんだと思う。
そう。こういう声優を比較的最初から追って、成長過程を見て、良い作品に出て、良い演技をして、それが人気になって、評価される。
そういうのが見たかったんだよ。これ。これがずっと見たかった。
そういうものを見せてもらえる声優がまだ現代声優界にもいるんだと改めて思うし、そういう声優をそういう頃から追っていたことは本当に幸運だったし、間違えなかったなとも正直思う。
こういうものをまだ先を見せてくれる気がする声優、それが長谷川育美である。
我々の想定なんて、一生超え続けて欲しい。
怖いけどな。それはそれで。でも見せていただけると嬉しい。
いっつも名鑑で「明るい未来へ羽ばたいて欲しい」って締めるのがお決まりだったんだが、羽ばたき過ぎだろ。というか、まだ羽ばたくだろ。
本当にありがとうございます。長谷川育美さん。
これほどちゃんと追って、幸せにしてくれる声優、一番はあなたです。ありがとうございます。これからも、何の力にもなれてない気しかしないですけど、応援しております。
追記:長谷川、やっぱりクソ努力していた
いや当日深夜の筆者キモすぎるやろ。お前そんなキモ声豚みたいな文章書くんけ?
まぁ長谷川には書くんやろうなあ…
ということで、長谷川の成長度がヤバい。という話である訳ですが、やっぱり長谷川、めちゃくちゃ努力をしていたようです。
長谷川が唯一やっているノンタイラジオ『長谷川育美・川井田夏海のなんにもしたくありません』#44にて、今回のライブに関しての発言が。
やはり、前回のイベントでの2.5曲の歌唱で明らかに疲労を感じていたらしく、この後の事が分かっていた長谷川はヤバいと思ったらしい。
その結果、この一ヶ月弱の間、隙間時間にジムに通ったり、カラオケに籠もったりと、この期間に出来ることをやろうということで、体力作り等かなり頑張られたようである。
まぁそうじゃないとあそこまでの劇的な改善はないかとは思うけど、頑張ってたんやなあって思った。
そういう所を積み重ねてしっかりと形にしてきているんだよな。
それであのパフォーマンスに仕上げてくるんだからやっぱり凄い。
しっかりとした努力が良いんだよなあ、というかそこでちゃんとヤバいって思えるのが良い。そこで感じられるのが素晴らしい。
こういう所の向上心というか、危機感を持てる所というか、それを実行に移して結果に繋げてくるのが長谷川なんだと思います。ありがたい声優だわ。
しかし大変だよなあ、ソロ楽曲ありライブ2回目で13曲って。多分ソロアーティストやってる声優でもなかなかやと思うけど(
なんあり、月2にやっている生放送ラジオなので、是非ご入会を。
ノンタイだから色々聞けるのがやっぱり良い。
月/770円 OPENREC。来れば囲まれるラジオです(?)
いや、本当に最近見る人めっちゃ増えてきてるんだけどね。
あとこのラジオクソゆるいので。
詳細はWikipediaよりご参照ください。
あ、熱量はそのまんまファンレターもぶん投げたらしい。お前めずらしく声優オタクしてんな…
以上。