おにじと申します。
今回は、声優の話題。
なんかうちのブログでも結構取り上げている気がする藤寺美徳。
そこからも順調な歩みを進めている…という言い方ができると思うので、ここで改めてその特異性を考えておきたいと思い、記事にしておく。

藤寺、3本目の主演。しかも少女漫画系。
藤寺美徳は、主演作として陽よりも眩しい星』が決まって放送が始まった。
═══🍀>⭐️<🍀═══#太陽よりも眩しい星
— 『太陽よりも眩しい星』TVアニメ公式 | 2025年10月からTBSにて放送開始予定 (@tamahoshi_anime) 2025年4月23日
キャラ&キャスト紹介✨
═══🍀>⭐️<🍀═══
☀️岩田朔英(いわた さえ) cv #藤寺美徳
☀️神城光輝(かみしろ こうき) cv #小野友樹
🍀#たまほし は2025年10月からTBSにて放送開始予定https://t.co/4gYtP2uSaw pic.twitter.com/tCdvhSd0hF
〖 お知らせ 〗
— 藤寺美徳 (@fujidera_minori) 2025年4月23日
TVアニメ「#太陽よりも眩しい星」
主人公・岩田朔英 役を務めさせていただきます。
憧れの少女漫画…!
素敵な作品に携わらせていただき感無量です!✨
収録時は朔英ちゃんと同じ高校生だったので、
等身大で精一杯演じさせていただきました。
2025年10月より放送です☺️✨#たまほし https://t.co/Vve5QpSxNf
別冊マーガレットで河原和音によって連載されている作品は、現在第11巻まで単行本が出ている。
そう、所謂少女漫画と言われるやつである。
河原は、「俺物語!!」(作画:アルコ)「高校デビュー」「先生!」などでメディアミックスされている人気な作者であり、最新作と言える本作がアニメ化することが発表された感じである。
藤寺はこちらの主人公である岩田朔英を演じる。
藤寺の主役級での出演は、『ひみつのアイプリ』青空ひまり、『花は咲く、修羅の如く』春山花奈に続いて三作品目。深夜アニメ系統では二作品目と鳴る。
2024・2025の二年間で3本の主役を確定させるという、とんでもないことをやっている。
この人のメインって、あとはオーディションで合格した『ワッチャプリマジ!』御芽河あうるしかない。ということは、アニメにおいての3/4が主役ということになる。そんな声優がいるのか?と。
#オールスター感謝祭25秋
— 【公式】オールスター感謝祭 (@allstar_tbs) 2025年10月4日
TVアニメ『太陽よりも眩しい星』🍀☀️
藤寺美徳さんと小野友樹さん
素敵なスマイル
ありがとうございます✌️🌟💫@tamahoshi_anime #太陽よりも眩しい星#たまほし#藤寺美徳 #小野友樹 pic.twitter.com/K2KfrAjFkm
で、なんか知らんがオールスター感謝祭に出た。なんかここ最近声優の出演出てきてはいるんだけども。若手の藤寺が呼ばれるとは思わんて。
というか、少女漫画系でここまでの若手声優が主役で抜擢っていうのも、あんまりイメージがない。
いや、横が小野友樹の時点で、育成の要素があるとは思う。普通に。
ここ最近のアニメ情勢的にも、コロナ禍の前の若手・新人の使い方に戻ってきつつある部分はあるし、そういう部分はある。
ただ、勝手なイメージとして少女漫画系って、育成育成しているイメージが薄く、完成された声優を持ってくる事が多いのかなという印象がある。
方針的にそうじゃないんじゃない?って言えばそれまでなのだが、そういうイメージも存在するジャンルでコレをやってきている事。
というかメイン3/4で主役っていうのが、藤寺がやばいことを端的に示していると思う。
だって、藤寺ってまだ18なんですよ。18ですよ18。
18とかで活躍する声優は他にもいるけども、それでも凄いというか、極めて順調過ぎるという言い方をしても問題ないと思う。
いや、バケモンやてと。そういう話です。
揃っている要素
普通に藤寺って、色々な要素が揃っている声優と言える。
まずはこの年齢にして素晴らしい能力を揃えている。
やはり『花修羅』においての強さというのは言及しないわけにはいかないだろう。
周りの声優陣も実力派が揃っていた部類だと思うのだが、その中で普通にやりきった感じが凄いと思う。
演技を求められる作品で、真ん中を任せられた上で、それに値する演技を叩き出すということは、容易なことではない。
それをやってのけたという所で、普通に藤寺は評価されるべき。まぁ日テレ媒体だったので、時間的なナーフったらなかったんだけど…w
別に、彼女は最初から演技が強いタイプの声優としてスタートしたか?と言われたらそんなことはなかったと思う。
彼女は、プリティシリーズにおける公開オーディションで合格を掴むことに成功して、声優の道へと来たわけだが、じゃあそのオーディションで演技が圧倒的だったかと言われたら、そういうことではなかったと筆者は思っている。
いや別に、下手とかではなかった。ちゃんと素養はあった。ただ、あの中で演技に長けている候補は他にもいたと思う。どちらかというと藤寺は総合力、パフォーマンス、歌の部分でのアドが強かったのが当時の印象だった。
そもそも最初のオーディションの役柄自体が、物凄く演技を求めれるキャラクターと言う表現をするべきではないキャラであったとも思う。
開始時においても、やっぱりライブパフォーマンスとかは本当にオーディションからいきなりデビューした声優なのかみたいなことしてたし。
そういう中で、演技という部分においての成長が非常に目覚ましいものがあったというか、なんかいつの間にかめちゃくちゃに伸びていた。
『ひみつのアイプリ』での主人公抜擢、この時点でストレート主人公(アレをストレート主人公という表現が適正かは人の判断によりそうだけどw)においては危なげないと言っても良い演技を披露していた。
…という流れからの『花修羅』だったわけで。そこで明確に他の実力派声優とも渡り合えるというところを示すというのは、当初の予想を色々と超えている。強さもそうだが、ここを示すまでが早い。もう少しプリティシリーズ専用機時代が続くとさえ思っていたのだが。
こういう演技面での強みが出てくると、オーディションはちゃんと見てるもんだなあと思ったりもします。まともなオーディションの部類だったんでしょう(
前述した通り、藤寺はパフォーマンスの部分での能力としての強みも中々のもの。
これは最初からそういう部分があったのだが、キャラとしての難易度より楽曲の難易度の方が高いだろみたいな最初でのそれを上手いことやってのけていたので、パフォの実力に関しても疑いを持つべきではねえだろ感はある。ほぼ最初から出来てるんだから(
これがどんどん向上しているので、パフォというところにおいても強みと言えるだろう。最初からそれが強みのタイプだったのが、より洗練されている感じなので…
そして最後、事務所力。
身も蓋もないじゃねえかと思われるかもしれないが、これも大事な話。
エイベックス・ピクチャーズである藤寺。まぁ直系で枠があるタイプとまでは言わないが(いやプリティシリーズにおいてエイベは強いとかはあるけども)
まぁ直系の事務所って、それはそれでその範囲から脱出するのが難しかったりして考え物ではあるので(ブシロードの響、角川のプロダクション・エース、ポニキャンのスワロウ…)エイベックスはパワーもありつつ、フットワークが重いわけじゃないので丁度いいのかもしれない。直系でもビッグタイトル作れて、かつ他の資本で出れるとかなら全然いいんだけどね?(ソニーとかはその部類と言えるだろうし)
事務所もある程度の実績とか、パワーが有ることに越したことはないので、エイベックスは声優業界においても一定の実績は出してきているし、エイベックスという会社のパワーもあるので、丁度いい感じがやっぱりする。実情は知らないですけど(
こういう感じで、今の現代声優業界をサバイブするにおいて、必要そうな要素がしっかりと揃っている声優という言い方が出来るんじゃないだろうか?
いや、そりゃこのあたり揃ってるなら、上手くいきそうな所ではあるよね?(
こういうのって昔もいたはいた
という感じで、藤寺ってこういう所でサバイブ出来そう!みたいなのを書いてみたが、こういう声優ってなんやかんや定期的に存在している印象はある。
前述した所では楠木ともり(ソニー・ミュージックアーティスツ)とかはそういう雰囲気はあった。
最初のアニメの滑り出しこそ『メルヘン・メドヘン』だったことを考えるとコケているという言い方もできたとは思うのだが(これは楠木が悪いとかではないんだけど、初主演作品が作画とかの問題で大コケするとかは辛い、本渡楓とかもそうだったんだよ…)
すぐに『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』で主役を確保して、こちらはSAOの看板もありつつ成功する形で同年の間に良い滑り出しに。『きららファンタジア』きららの抜擢もあったりと、言うてメルメド以外は非常に恵まれた作品の座組を貰えていた感じはする。
楠木も最初からしっかりと技量があったタイプであったし、歌が歌えるのはもうGGOの時点でめちゃくちゃ示していた。最初からバチクソ強い声優だったし、何と言っても事務所がソニーだった。
SMAは若手を育てたそうな割に若手をめちゃくちゃ切る、レッドブル育成かみたいな事務所なのだが、普通に現在においても生き残っているし。
まぁ楠木の場合は指定難病持ちで、虹ヶ咲は降りざるを得ないという状況になったりと、現代声優業界をサバイブするうえでは苦しい部分もあったりするんだけど、それが第一線から外れる理由にならない程度には地位を固めた感じはする。
花守ゆみり(ポニーキャニオンアーティスツ→スワロウ→m&i→tomorrow jam)とかも、10代声優としてのモノの違いは最初から感じられた方何じゃないかなあって思う。
今となっては、当時の花守が黒髪ロングでポニキャンから、10代!フレッシュ声優!みたいな感じで売り出されていたの面白いのだが、その当時からもう強いというか、独特の声質もありつつも技量が揃っているみたいな感じがあった。
そこから低音までいい感じに掘り進められていき、20歳に到達するまでに多くのメインを確保。なんだこの声優!?っていうくらい、当時の花守は強かった。
これで後ろ盾がポニキャンだったので、ポニキャン系作品でのメインを確保。様々な役で実力を示しまくっていた。バケモンでしたね。最初の頃の花守。こんな声優が生えてくるんだ、現代声優業界にって思ったものです。
しかしここまで現代声優業界に抗い続ける声優になるとは思わなかった。膝を完全にやってしまい、ドルコンテンツ活動がかなり厳しくなった(リステは降板した)のはあるが、ポニキャン系から離れるわ、若くから演技中心の声優という所への想いを語り、20代半ばで独立するという、現代声優業界に抗いまくっている。本当に周りに味方がいるのか心配になるが、この生き様が大好き。クソ上手いしな。時代に逆行する上で、実力だけでどうにかねじ伏せている女です。
富田美憂(アミューズ)辺りも、10代から現れて、メインを確保していった、最初から鮮烈デビュー系の声優だったという言い方が出来るだろう。
初メインはミニアニメ枠ではある『おしえて!ギャル子ちゃん』だったりするし、『アイカツスターズ!』で虹野ゆめ役を確保した、アイカツ系声優なのだが、ここから翌年に『ガヴリールドロップアウト』『ひなこのーと』『メイドインアビス』などのメインを確保しまくって、鮮烈にデビューした印象。
ここから深夜アニメのメインはずーっと確保し続けている印象で、ソロアーティスト活動とか含めてバリバリ、アミューズ系声優の中では普通に今やエースって感じ。というか、アミューズが声優ゴリゴリにやり出した時の最初の方って感じだよねもはや。
富田は当初は本当に声質でゴリ押しまくっているタイプの声優という印象もあったのだが(それだけ声質が本当に良かったんだけど)現在に至るまでにスキル伸びたなあって感じではある。なので、ちょっと違う気もするけど。
でもこの人もなんやかんやアミューズって事務所パワーありましたから多分。多分だけど。アミューズは割と真面目に声優を育てるようになりましたよね。資本系の中ではまとも側から数えたほうが間違いなく早い。
まぁ、という感じで昔からこういう声優って存在しない!ってことはないんだけども。
この辺りも鮮烈デビュー!実力もついてきている!そういうタイプだったとは思う。
ただ、この辺りの当時と比較しても藤寺は並び立てるし、経路がかなり違う
じゃあこの辺に勝てないのか?って言われると、あくまでも出てきた当時という所で言うのであれば、そんなことないと思う。
実力面や、作品面においても負けていないと思う。それだけの結果出してきているというか。というかこう、藤寺はどっちかっていうとコロナが挟まっている以上、この当時よりも新人・若手に厳しい時代からスタートしている部分ありますからね(まぁここ最近ようやくその感じが薄れてきてはいるんだけども)
もちろんここからの成長という部分で、ここで挙げたメンツは基本素晴らしい成長をして、現代声優業界の中でも能力が高い部類となっていくので、それが藤寺にも出来るかは分からないのだが、それができそうな地盤を感じる、当時のこのメンツに喰らいつけていそうなのが、まず良い。
それをメイン2本目で言える。片方は女児向けアニメで言えるっていうのが強い。(まぁ近年だとこういう系統は菱川花菜か藤寺美徳かって感じになるのかも)
あらゆるジャンルにおいて戦える演技力というのを感じられるという所もあるし、ライブパフォーマンスとかを含めると、藤寺はここまで挙げてきた声優よりも上回っている部分すらある可能性を感じられるんじゃないかなと思う。
まぁここまで挙げた声優の2/3が身体ぶっ壊しているから当然と言えば当然なのかもしれんが、他の声優を平均しても、この若手と歴で突き抜けているという言い方ができると思う。
そんでもって、所謂公開系オーディションから声優となっている藤寺。
こういうオーディション系で出てくる声優っていうのはまぁいたことは確かなんだけど、ここまでいきなりスタートを決めて来る声優っておったっけ?って感じもする。
そのアニメの枠に収まらずに、ポンポンと決めてしまった感じがする。まぁそれでいて、いきなり他に出たというよりは、一応プリティシリーズで2年育成した上で、その成果が出る形で深夜アニメが決まっていく。しかもかなり演技という所が必要な題材での選出という所ではやはりこの声優注目せざるを得ない。
深夜アニメメイン一本目で『花修羅』はやっぱりちょっと凄い。
あのメンツと並び立てているのが強いし、SMGラジオの方でもそういう演技に関する話とか含めて、結構出来るなっていう所もある。
ついに終焉を迎えてしまったラジオどっとあいも、最後のパーソナリティとしてギリギリ滑り込んだ。
なんというかこう、持っている声優なんじゃないかなって思うんだよね。
良い所に来る。そういう星のもとに生まれてきているかも。能力の高さももちろんなんだけども。
パフォ型に思えた声優が、ここまで演技をゴリゴリに伸ばしてきて、このメイン確保っぷり。まだ10代。ここから順調に育ちさえすれば可能性は無限にあると思う。
コロナも一区切りして、楽しみなプロスペクト声優は他にも出てきているので、勿論今後の競争というのもあるとは思うのだが、十分勝機はある。
こんな幼児向けアニメオーディションから、この若さで声優として深夜アニメとかも確保してくる声優いないので、今までにないルートでのプロスペクトって感じ。
どうかそのまま順調に進んで欲しいものである。
以上。





