声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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『ぼっち・ざ・ろっく!』結束バンド声優、3年経過での定点観測。出演数・作品に変化は?

おにじと申します。

 

今回は、アニメ・声優の話題。

 

昨年、当ブログにおいて、ぼっち・ざ・ろっく!の声優の現在までの出演状況などを見る、定点観測企画を行った。

 

oniji.hatenablog.com

 

昨年の時点で、顕著な変化が見られた声優もいたりした訳だが、今回はさらに一年経過したということで、また計測してみようかなあと言う感じ。

定点観測第二回ってわけですね。

結構この一年でも動き各声優あったのかなという感じはする。

実際にぼざろの影響が出てくるのは、3年経過した今のほうが可能性はあるのかなと言う雰囲気すらある。(まぁ実際のところは、5年とかのスパンでこういうのも見るべき気はするんだけど)

あれほどの覇権アニメでどれくらいの変化があるのか?

どういう感じになっているのか。見ていこう。

調査理由・調査方法

今回も、結束バンドの声優4名の出演作品を調査していく。

昨年の時点で、少しは影響出てくるのかなと感じたところはあったのだが、今年はよりその影響が出てくれているんじゃないかと期待したいところ。

やっぱり、青山吉能が見るからに人生を変えていることを無視できない。この躍進を確かめておきたいし、長谷川育美、鈴代紗弓も躍進してるはず。水野朔でもメインを確保していた記憶であり、各所動きは活発だった印象。

そのあたりを今年も定点観測してみたいなと。

 

昨年と集計内容は同じ。本当にWikipediaをフルに見ながら手動で集計していく。

今回は、結束バンド4人の声優の出演情報を集計。

デビューした時から、現在に至るまで、すでに決定済みの来年の作品まで集計した。

集計した内容は以下の通り。

 

まず出演情報。

・アニメメイン出演(Wikipediaにおける太字)
・アニメ出演(太字以外の出演)
・映画メイン出演(太字)
・映画出演(太字以外)
・ゲームメイン出演(Wikipedia太字)
・ゲーム出演(太字以外)
・ラジオ開始タイミング

なお、Wikipedia基準のため、二期はカウントしない。

また、以前モブ役などで出演した後に、メイン役かサブ役で出演しても、こちらもカウントしないことにした(見逃すよりは全部カウントしない方が正確なので)

そして、こういう集計で今回初めてやるのだが、アニメと映画に限りクール毎(冬春夏秋)に出演の集計をしてみることにした。

これは、年毎だとメイン役があるように見えても、クールで見るとそのクールではメインやってなかったり、稼働が少なかったりするのを見逃さないようにするためと、より細かく見ることで、数字の動きをより正確に読み取ることが出来るのではないか?と考えたからである。なおモブ役で長期アニメの場合、正確に時期を特定するのが難しい場合は、Wikipediaの記載を信用して前後関係で当てはめているので、クール毎の情報に誤りがある可能性があるが、ご了承願いたい。

 

そして歌唱情報。

・ソロ歌唱
・複数人での歌唱
・WUGでの歌唱(青山吉能のみ)

なお、特定音楽ユニット系に関しては、個人Wikipediaディスコグラフィに登場していないことが分かったので、こちらはより正確な情報ではない可能性がある。

ただ、全員の事情を把握していないので、ある意味ではWikipedia上での情報のほうが公平かなという感じもするので、この形を今年も継続させていただく。

また時期に関してはCD発売のタイミングを基本的に集計している(ディスコグラフィベースなので)

あと、青山吉能はWUGに所属していた時代を一応分けて収録した。ちょっと意味合い違うかなと。逆にソロアーティスト楽曲は集計していない。アレはまた話が別になるので。なお、青山のソロ活動は普通に順調そうな感じがしていて良い感じではあった。

こちらもクール毎に集計してみた。

 

という感じの条件で今年も集計してみたので、そのデータを見つつ話していこう。

 

 

青山吉能

ということで、一番当てて人生変えてそうな主人公後藤ひとり役、青山吉能を見ていこう。

まずは表で。

こちらは出演数が多ければ多いほど、赤くなっていく形で、一応視覚的な見やすさも両立させにかかっている。そないに分かりやすくなってないけどな!w

昨年の時点で既に影響を感じるくらいの数字にはなっていたのだが、それが今年になるとより数字に表れている感じがする。なにせ今年のアニメメイン8ですよ。この数字やっぱり飛び抜けてるもの。

ただ、まぁやっぱり表では相変わらずのわかりにくさではある。

 

ということで、もうちょっとわかりやすくする為に、それぞれの項目でグラフにしてみよう。

まずは各クールごとに見てみるとこんな感じ。 

こっちだとまだ分かりやすいかなと。

青山は、Wake Up,Girls!に合格する形で声優となっている為、最初すっごいポツンと出演作が出る特徴的なグラフになる。(これがWUGでの出演)

WUGの稼働、2013年から2019年の頭までなのだが、まぁモブやサブキャラで出ていないことはないんだけど、いわゆるメインとはWUGと恋愛暴君しか存在せず、その恋愛暴君もWUGの枠でメイン取ったようなところもあったので、実績という所はあるにはあるのだが、WUGという範囲内から出たことはない感じだった(そもそもWUG時代のWUG声優がWUGから抜け出していた感じがあったのは田中美海山下七海くらいではあったので、青山が悪かったわけではない)

表を見れば多少は分かるのだが、WUGとしての稼働はしっかりやっていたし(リーダーだからね)、ラジオ系の出演も地元熊本とか含めて中々の多さではあり、そういう方向性での働きには間違いなく定評があり、ファンもしっかりいた。

ただアニメとかの出演は、81であることでモブやサブキャラはあるものの…という感じであったし、WUGの中で言うてタイアップ系とかだとメイン持ち回りの部分もあったのだが、こと青山はその当番が回ってくる頻度が多くはなかった印象ではあった。

 

WUG終了後は、2019年に『きかんしゃトーマス』が刷新された際にメイン役を獲得。めちゃくちゃ81陣容だった中に入った。

2020年に『群れなせ!シートン学園』、『なつなぐ!』、『社長、バトルの時間です!』、『デカダンス』とメイン役を演じており、結構この時はWUGが終わったことでの声優稼働が増えてきたのか?という瞬間もあったのだが、一時休養とかもこのタイミングで挟まったことで、波に乗り切るという感じにはならず。

あと、そもそも熊本放送アニメとか、既存コンテンツ(ゲームなどのメディアミックス)のアニメが大半という感じでもあったので、新規で獲得したメインと言う感じは、『デカダンス』くらいとも言えた訳である。

2021年に『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』小野真美役を獲得しており、なんかこれも意外と音楽ユニット系としては続いているので、この辺りから風向きは変わっていたのかもしれない。

 

で、これでウマ娘に登場(2022春くらいに発表)ぼざろがやってくる(2022秋)という感じなので、そもそもこれまでのメイン役と呼べるようなものがかなり少ない部類であったことがわかる。(出演自体はなんやかんや81である為もあるのかありはしたのだが、WUGの中でお世辞にも声優として使われた感じはしなかったこと含めて、そこまであったとは言えないのかかなと)

 

そこから、明らかに青山を見る機会がグッと増えまくっており、なんか一気に人気声優という感じに。10年稼働してそこから全盛期を迎えることになるって、本当に珍しいパターンなんだよな。

 

年ごとのデータにするとより分かりやすい。

はい、2025年アニメメイン(一番下の青部分)が8となり、過去最高。

2020の4作にダブルスコアをつけるという感じに。そして、アニメのメイン以外での出演(その上の赤部分)がここ二年で一気に減少しており、アニメにメインで出るという感じに完全になったということに。

今年に関しては『ある魔女が死ぬまで』メグ・ラズベリー、『転生悪女の黒歴史』イアナ・マグノリアで二作品主演を務めている。ぼざろまで主演1だった女が、一年で2本主演やってるという。

その他も『日々は過ぎれど飯うまし』小川しのん、『フードコートで、また明日。』山本、『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』帝乃三和と、多種多様な感じで新規タイトルをかくとくしており、まあ強い。

青山は元々から少年系の声が出来るのではないかとか、こういうの出来るんじゃない?みたいなのがここ3年で一気に回収されており、やっぱり青山って普通に能力あったの本当に使われてなかっただけなんだよなってなる3年だった。

 

 

ちなみにゲームを増やすとこんな感じ。出てはいるけど、メインが多いとかはなさそうだった。

全体的な数という所で言えば、言うて81の最低保証って高いんだなって感じはするんだけど、明らかに質と役回りが全体的に向上した印象。

来年以降もゴリッゴリアニメメインで見ることになりそう。

 

続いて歌唱に関して。

 表はこんな感じ。ま、コレ見てもよー分からん定期。

 

これもグラフで見てみよう。

まぁキャリア前半の圧倒的WUG感を出したかったので、集計を分けたみたいな所はある。じゃあ青山のソロも集計しろよ感はあるんだが、青山って配信限定シングルとアルバムしか出していないせいでめちゃくちゃ集計の基準がややこしくなるので、本当に許してほしい。大体2022年くらいにテイチクからデビューしてるので、青山の飛躍とほぼ同時なので(ソロ→ウマ娘→ぼざろと激動の2022だからな青山って)

言うてそこそこ歌ってはいる(コンテンツとか含めて)ので、あんまり変わった感じはないかもしれないが、近年微増気味かもしれない。

2022秋だけソロ歌唱7になってるのが笑うけど(ぼざろの弾き語りとかも全部カウントするとこうなる)

 

年ごとにするとより傾向が分かりやすくはなってくる。

2020年を底に、伸びている感じがこっちだと分かるのではないだろうか。

まぁこれはウマ娘のうまぴょい伝説が定期的に収録されるせいで楽曲がかさ増しされているからでもある。というかぼざろ声優3/4がウマ娘声優になったので、うまぴょいによるかさ増しはほぼ全員あることになる(

やはり楽曲歌唱の方向でも青山の需要は一定あり続けている感じがする。

 

青山って明らかにぼざろで文字通り人生を変えた女であり、バグであり、大逆転ホームランを打った女である。

ただ、元々から能力があったのになんか一生使われなかった声優というのをやはり主張はしておきたい。ようやくぼざろでスポットライトが当たり、正当に評価された感じ。

81不憫枠の一人の逆転。2025年を見ると本当により感じますね。

 

 

鈴代紗弓

続いて、この中では元々から実績があった方に確実に分類される鈴代紗弓アーツビジョン)。

この人、現代声優業界で今最も稼働している声優の一人となっている感じ。時代は鈴代紗弓となっている。実際の数字はどうなのか。

しっかり順調に赤グラデーションがなる声優、おりません。

普通にエリートだよな鈴代って。

 

ではグラフで見ていこう。まずはクール毎。

こうやって見ると、普通にめちゃくちゃ順調なんですよね。

日本ナレーション演技研究所から、研修科一年目でオーディションに合格し、アーツビジョンに所属した鈴代は、2017年にゲームの出演からデビュー。アニメのデビューは『ラブライブ!サンシャイン!!』のモブ。なんかこの時点で期待のホープ感あるけども。

 

2018年に『ハイスコアガール』大野晶で初のメイン級の役(まあまともに喋ってないと言えば喋ってないんだけど)を獲得。

翌年2019年には『荒野のコトブキ飛行隊』キリエで初主役を獲得と勢いが出てくる。

同年に『ぼくたちは勉強ができない』武元うるか役でより知名度を上げ、富田美憂アミューズ)、白石晴香(現:トイズファクトリー、当時:ヒラタオフィス)とアニメ声優ユニット『Study』を結成して活動(。

 

2020年にはメイン役が一つもない時期が存在するものの、メインじゃないだけで『かぐや様』の白銀圭とかあったので、そんな開いた印象は正直薄い。

2021年からは『86-エイティシックス-』クレナ・ククミラを始めとして、ここから毎年、毎クールのようにメイン役を安定して獲得し始める。

『シャインポスト』青天国春役とかもこの時期。まさかSwitch2ローンチで話題性がここに来て上がるとは思わんて。

…という流れでぼざろを迎えることになる。

なんかここ最近はおかしなことをやっており、新規のメインがほぼ毎クールある上に、二期とか2クールとかも重なって普通に2作品以上のメインをクールで確保している状況が続いている。

 

 

年ごとでの集計。

このメインの右肩上がりっぷり。2025年も7本メインを確保。

昨年夏のメイン6という異常は置いとくにしても、今年もクールで2、3本新規メインとかを普通にやっていた。

なんか今年はラブコメ鈴代紗弓という感じになっており、『男女の友情は成立する?』いや、しないっ!!)犬塚日葵、『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』石倉陽鞠、『友達の妹が俺にだけウザい』小日向彩羽と、なんかラブコメ多かったなとか。(いもウザ、どう考えてもだんじょるに先にやられたの痛すぎて草)

一方で『九龍ジェネリックロマンス』小黒みたいな役もやっていたり、近年は結構幅が出てきている印象。思ったより声の引き出しあるなって感じは思う。

『ざつ旅-That's Journey-』蓮沼暦とか、安定の役もあるのだが、メインキャストがもうゴリゴリの若手の中で、鈴代が引っ張るポジションになりつつあるのが、時間経過を感じざるを得ない。

 

驚きはこの時期で来年の新規メインが8本決まっている事。意味がわからない。どういうこと?そんな決まらないっすよ流石に。しかも主演とかヒロインとか並びまくり。作品の格も比較的高いのが多いと来た。何だお前。

なんかしっかり鈴代を上手く使ってくれている感じがするものから、別に鈴代じゃなくてもいいだろってモノまで揃いだしているので、人気声優の宿命が見えてきつつもある。

 

人気声優という言葉のハードルは地中に埋まっているが、本来の大人気声優ってこういう事を言うんだと思う。今、鈴代紗弓の時代って感じ。この感じがちょっと前までは鬼頭明里とかだったんだが。

 

 

ちなみにゲームを増やすとこんな感じ。

なんか今年ゲームメイン5あった。いや、シャインポストとかの継続系もあったりするんだけど。

D.C. Re:tune 〜ダ・カーポ〜 リチューン』水越萌、『根暗なクラスメイトが俺の胃袋を掴んで放してくれない』前田美冬とか、なんかノベルゲーにも呼ばれてましたね、今年は。

 

 

続いて歌唱に関して。

表はこんな感じ。

2022辺り多いね~ってなるけども(

 

これもグラフで見てみよう。

ちょいちょいソロで歌っているは歌っている感じではあり、毎クール1つあるみたいなときもあるくらいにはそこそこ歌唱のペースはそないに変わらず。

2022秋がバカ伸びしているのは、シャインポストのTINGS楽曲が2022秋に発売されているからである。

2024年秋に関しては、カルドアンシェルと結束バンドのソロがかち合った結果である。

 

年ごとの方も見ていこう。

なんか2019と2022多くね?ってなるのだが、これはStudyとTINGSがあったから。

ただこう見るとやっぱり思ったより歌ってる訳ではない。この傾向は不変。

まぁ鈴代は歌唱型の声優ではないので、これくらいで妥当だとは思うけど。

サトノクラウン役でウマ娘に入ったことで、2022・2023辺りからもうかさ増しがはじまっていてコレなので…(

という中でのCrosSingは貴重と言えばそう。

 

現代声優最強になりつつある鈴代。

あの感じで明確にドル売りをしていないし、その上でしっかりそういうファン層も確保しつつ、能力としても十分なモノがあり、こういう系統は結構ワンパターンに声がなりそうな中で違いがある役を出来ている感じがある。現代声優としてあまりにも理想的な感じはする。

すずほめが終わったのが現代声優業界の損失過ぎる。あれほど最高の声優ソロラジオは二度と現れないと思う。声優ソロラジオって基本虚無というか、中身ないですからね。アレほど仕事と日常のバランスが取れていて中身があるソロラジオってないですからね。(別にそういうラジオを全員に求めているわけではないんだが、そういう貴重なラジオばっかり消滅するのが最悪という話)

 

 

水野朔

続いては、この中でダントツで声優として若手である水野朔。

ま、この人の場合今年ソニー・ミュージックアーティスツから、東京俳優生活協同組合に移籍したというのが大きなトピックではある。

ソニー系であるSMAだったからこそぼざろは取れた気もするっちゃするのだが、そんなにソニー系である恩恵をゴリゴリに受けていたかと言われると微妙ではあったアニストテレス生え抜き。(というかSMAって結構若手側の方向性に寄ってるんだよな、楠木とか以外)

移籍したってことはその期間は数字が伸びないのが定石なので、まぁ数字増えてはないはずなんだけども…

マジで去年と状況が変わらなさすぎではある。

とは言え、逆に言うと今年もこんな感じではあった。

 

毎度思うんだけど、こうやると青山ってちゃんと活躍してただろ感が出るんだよな。

実際活躍していないことはなかったんだよな、後やっぱり81の最低保証って普通に最低保証としては強いんだよな(特に青山の頃は)

基本若手ってこんなもんなんだけどね。軌道に乗る前って感じ。

 

ではグラフで見ていこう。まずはクール毎。

まぁまず、0か1か2しかない時点で、数字としてはやはり低いと言わざるを得なくはある。

ただ、ちゃんとメインを掴んでいることも確か。年一でメインを確保しているのは、普通に新人若手としてめっちゃ優秀なのである。

 

水野は2016年、高校二年生の時に、ソニー・ミュージックアーティスツ声優を知っていたらまぁご存知であろうオーディション、『第5回 アニストテレス』を受けている。

これに伴って、SMAから声がかかり、高校卒業後に上京している。

水野は2018年頃に舞台で芸能活動を開始しており、また劇場アニメのモブとしても演じ始めている。

そして現在も使用するYouTubeで歌ってみた動画を投稿していたりした(この前本当に久々に歌ってみた更新されましたけど、水野の歌ってみたをリアルタイムで追うのは流石に無理ゲーだったと思う)

 

比較的表に出たタイミングとしては2020年(実際は2019年に発表されていた)の『BATON=RELAY』。

ソニー系の声優育成ゲームとしてあり得ん短命で終わった作品で、水野は広瀬晶役として出演していた。

SMA若手を全員ぶち込む勢いのキャスティングであり、矢野妃菜喜、白河みずな、星希成奏、ペイトン尚未、日原あゆみ、春咲暖等、後々コンテンツやアニメに出てくる声優が並んでいたことは確かである。(確かではあるのだが、かなりの人間が現在において廃業や行方不明となっているコンテンツでもあり、SMAのシビアさを端的に示すのにも適している)

 

翌年2021年に『SELECTION PROJECT』花野井玲那役でアニメ初メイン級の役を獲得している。

そして、2022年秋、『後宮の烏』柳寿雪で初主役に抜擢。同じクールにぼざろがいる…とう形だった。

 

この後も、2-1-1とメインレベルの役をアニメで確保しているので、継続した出演は果たしている。

果たしているが、数字が全体として伸びてきていない。ただ今年は一年を通して何かしらのアニメに出るというのは達成した。

恐らく現在の仕事はSMA時代のものではあるので、来年辺りは一回数字は落としそうな気はする。

 

年ごとでの集計。

やっぱり全体数が少ないのはそう。

ただ、少ない中でメイン役を5年連続で確保しているというのは、本当によくやっていると思う。

ここから俳協になってどうなるのか。SMAと俳協、どっちの方が良いのかはめちゃくちゃ微妙。俳協もここ最近まぁ上手く生え抜きを育てられていないからか、また補強をしている感じだが、それでちゃんと売ってくれるのかどうか。

 

ちなみにゲームを増やすとこんな感じ。

言うてゲームもそんなあるわけではない。

 

続いて歌唱に関して。

表はこんな感じ。

割とほぼ結束みたいな所ある。

 

これもグラフで見てみよう。

まずはクール毎。

まぁ年単位で言えば歌ってそうって感じ。

2019はバトリレ関連とかですわね。

2021はセレプロ、2022より後はぼざろって感じ。

 

年ごとの方も見ていこう。

まあ、そんな歌ってはない。

SMAの割に歌ってなかったのは間違いないんだよな。歌えるのに。

 

水野に関しては、効果を感じれる感じではない。

の上で移籍をしたので、なおのこと状況はややこしい感じ。

SMAで活路があんまり見えなかったのも事実なので、移籍という選択自体は悪くなさそう。

俳協っていうのがどれくらいちゃんと押し出せるのかってのを近年俳協を見ていると思いはするものの、少なくとも声優としては扱ってくれる事務所ではあるはず。

別に能力的には総合的にあるタイプではあると思うので、何かきっかけがあればって感じ。ぼざろはきっかけじゃなかったんかいって話しではあるんだが、移籍が絡むとまたリセット食らうようなもんだからなあ…恐らく2026年も大差ないか、移籍したからなんなら下がるかもしれないが(移籍するまでの間のオデとかが出れないの増えるはずやし)長期的に良い選択になることを祈ろう。

 

 

長谷川育美

はい、最後。

当時から順調に伸ばしていた感じはあった長谷川育美(ラクーンドッグ)。

この人の場合、アニメ出演というより歌唱を任せられる機会みたいな方向性でも変わっているような気はするけど。実際はどうなんでしょうか。

うん、やっぱり長谷川も赤いね凄い。

ただ、鈴代みたいにめっちゃいい感じにグラデーションかって言われるとまたちょっと違う。

声優を調べていくと、色々な傾向が個人個人出てくるので面白いなって思いますよ(

ただ、まぁこれ逆に過去一表で見てもよう分からん気がする。

 

ってことで、グラフで見てみましょう。

去年も思ったけど、赤(TVアニメその他)がめっちゃ多い。

視覚的に他の声優と比率が違うもんな。

 

長谷川は通常の高校から専門学校に進み、在籍途中にプロ・フィット養成所に通って卒業。プロ・フィット預かり所属となり、2016年頃から声優としての活動をスタート。

 

ただ、所謂表舞台に明確に登場するみたいな機会があったかと言われると、暫くは存在せず、基本的にモブ役が並びまくっており、名前があるキャラクターというのも中々の希少性だった。

一応2017年頃に『ウマ娘プリティーダービーミホノブルボン役は決まっている(のでぱかラジッ!に出たことはある)のだが、ここからウマ娘が表舞台に来るまでに相当な時間を要するワケで…w

2018年公開された『詩季織々』の一編「上海恋」でシャオユ役を演じ、こちらが全体を通しての初メイン作品となる。新海誠映画を作っているコミックス・ウェーブ・フィルムと、中国のコラボで作られた短編映画集みたいな感じなので、尺が長かったわけではないけど。

 

そういう中で2020年にメイン役ではないながらも『推しが武道館いってくれたら死ぬ』松山空音役を獲得。アニメの中で一定の出演がある役を獲得する。

この流れで、ドラマCDで七海みなみ役を演じていた『弱キャラ友崎くん』のアニメ化が決定。これが初メインとなる。

一応順番的には発表自体は先だったと記憶しているが、『86-エイティシックス-』にてヴラディレーナ・ミリーゼ役に抜擢。ヒロイン役を演じることになる。

ここに『ウマ娘プリティーダービー Season2』が重なり、『月姫 -A piece of blue glass moon-』でアルクェイド・ブリュンスタッド役に抜擢される等、2021年に一気に表舞台に登場した。

 

そこからも各所メインを重ね始めるくらいで、ぼざろがやってくるという感じであり、前年に勢いを持った状態でぼざろに登場した感じ。

ここまでウマ娘と推し武道、友崎くんで多少歌っているくらいで、まともに歌唱していなかった所から、このぼざろで歌える声優の部類であることを示し、なんなら喜多郁代の演技よりも歌唱で注目された所はある。

 

傾向として、明らかにモブやサブキャラでの出演というのが多い。

クールにおいても複数そういうのをずーっとやってきた感じで、2021冬から青が出てきて、そこから順調に青が増えてきた…って流れなので、こっちはこっちでキレイではある。

メインの比率が増えてきている印象はこのグラフでも感じられ、ぼざろ後に、初主演含めての二度の主人公を獲得するなど、演技の方向性での評価はありそうか。(ルプななと真夜中ぱんチ)

今年に関しては冬はなんもなかったものの、そこから伸ばしており、秋クールはメイン4という過去最高を更新している。

 

 

年ごとの集計はこんな感じ。

こうやって見ると本当にアニメ出演数という観点で言うと非常に多い。

その中で2021年からメインが出てきてという形。

今年は過去最高となる7つのアニメメインを獲得しており、勢いはあるのかなと。

逆にメイン以外でのアニメ出演は減少傾向にある感じになっているのも印象的。声優としての立ち位置の変化を感じる。

全体の数字としては減ってるんだけど、他の声優と比べたら2025年の12が全然少なくはないという。

 

来年は既に3つメインが決定。まぁ一個延期したからこうなったんだが、まぁ順調です。間違いなく。

 

 

ゲームを増やすとこうなる。

この人ゲームも多いんだよな。

前述した『月姫』とかもそれに該当する訳だが、ソシャゲとかじゃなくて、所謂ノベルゲーム系統や、コンシューマーゲームへの出演も多く、それもメイン役での出演が多い。

2024年はゲームメイン級が5役あって、その上で過半数ノベルゲーかコンシューマゲーみたいなことをしている。

実際適正はあると思うんだけども。

ここ最近はアホみたいにソシャゲに出ており、Wikipediaの更新が間に合っていない。多分2025と2026もうちょっと増えます。

 

 

続いて歌唱に関して。

顕著なの、一番はここだよなやっぱり。

 

これもグラフで見てみよう。

全く歌唱タイプじゃなかったのがよく分かる。というか今においても長谷川は別に歌唱型ではなく演技型なのだが。

こちら、勿論結束での歌唱が多いのだが、それ以外でもキャラとしての歌唱とかが増えている印象。

『ヴィジランテ』とかはモロ歌う役だったりするし、そういうのじゃなくてもゼンゼロとか、プリコネとかでも歌ってるので、歌唱するの増えたなあって感じ。

ソロ楽曲が友崎のソロだけだった時代はもう過去のものらしい。

 

 

年ごとにしてみると、この伸び率がより顕著かつ、ソロ歌唱楽曲がやたら増えていることが分かる。

結束で増えているのだが、結束以外でも普通に増えまくっている。そうじゃないとこんなことにはならん。勿論結束の効力が強いのは事実なんだけども。

長谷川の歌唱力は確かに上手な部類ではあるし、凄い上手いとは思うのだが、現代声優業界において突出した存在では決してないと筆者は思っている(並べるかそれ以上の声優は全然いると思う)

ただ、作品としてのインパクトと、長谷川が全く歌っていない状況からの一発であったことで、歌唱としての評価が底上げされているのかなと感じる。

で、場数を踏んでることで単純に長谷川の歌唱力が上がってるっていう。

 

 

全体を確認

最後、全員をアニメだけでもざっと比較しておく。

クール毎にやろうとしたらグラフがえらいことになったので、年単位だけ出します(

 

あ、高さを合わせたグラフ、出しておきますね(

ま、こうすると明らかに長谷川のアニメその他の出演数の多さが際立つ感じではある。

下積みを明確に一番やっていたのが長谷川だった。というのはまぁ明らかかなと。

まぁ、ことメインとなると鈴代の強さが際立っている。この人どんだけメインで出てんだ…w

 

 

まずアニメメイン。

メインに限るとこんな感じ。

青山の勢いおかしいだろって改めてなるのと、こうすると青山の芸歴の長さが出る。いや、長谷川も2016年スタートなので、これで判断しちゃいかんけど。

鈴代がめちゃくちゃ順調。2026年を迎える前に8メイン決まってたら、終わる頃に何個になってんだろ。15とか行ってたらどうする?(

長谷川もふつうに出だしてから地位を固めるまでが早すぎるんだよな。

これに水野が出遅れてる!って言うの、やっぱり可愛そうだと思うの(

 

実数では、

青山が22役、

鈴代が38役、

水野が7役、

長谷川が25役となった。

鈴代が飛び抜けている形は継続しているが、青山とか長谷川も大概である。

 

稼働年平均だと

稼働13年の青山が1.69役/年、

稼働9年の鈴代が4.22役/年、

稼働8年の水野が0.88役/年、

稼働10年の長谷川が2.50役/年となっている。

(水野の稼働、2018年から8年換算したけど、なんかちゃんと声優やりだしたのは2019か2020な気もしなくはないんだけど、ソースないので2018年から数えてます)

こうすると鈴代おかしすぎるだろってなるんだよな。

青山は近年のこのペースアップでもまだ年換算だと年2メイン行ってないらしい。長かったなあやっぱり(

 

 

次にアニメ全部で見てみよう。

全部ってすると長谷川がやったら強くなる。下積み時代加えて、今もサブキャラ系統を結構演じている部類の声優なので、マジでグラフの縦軸を伸ばしている存在過ぎるだろうとw

なんやかんや青山もメインこそなかったものの…感はあるし、鈴代は相変わらず。これでメインの割合が高いんだからなあ…

水野のキャリアってまだまだこれからなんですよねマジで。

 

実数では、

青山が90役、

鈴代が102役、

水野が17役、

長谷川が139役となった。

やっぱり水野、サブにしても出る機会が少ないんだよな。というか、メインが1、2個あって、サブも1、2個みたいな感じ。

この方向性で戦わせると、長谷川めちゃくちゃ多い。で、鈴代が100役を突破したらしい。これも凄いことです。

で、やっぱりこうやると青山って一番長いのに3番目になるんよなと。

 

年平均は、

稼働13年の青山が6.92役/年、

稼働9年の鈴代が11.33役/年、

稼働8年の水野が2.12役/年、

稼働10年の長谷川が13.90役/年となっている。

 

 

ということで、今回はぼざろ声優の出演状況を確認してみた。

 

3年経過したことで、より数字の傾向は分かりやすくなった印象。

やはり劇的さで言えば青山吉能に敵うものは存在しない。2025年に関してはより顕著になった印象で、間違いなくぼざろで人生を変えた声優。もうギターなんかやってる暇ないだろこの声優。不遇も不遇だった青山が人生を大逆転させてしまった。なお、こんなことはめったにない。

鈴代紗弓に関しては、別にぼざろがというより時代が鈴代紗弓に向いている感じ。今最も人気な声優の一人であり、その勢いというのはまだまだ止まりそうもないなと。倒れないようにね。

水野朔は事務所移籍もあって評価は保留したい所。ただ、もうちょっと数字が上がってこないと厳しい部分は正直ある。俳協移籍が好転する要因となりえるのかは不明。

長谷川育美はこちらは順調な形。アニメメインが増えているのと、アニメの質が更に向上している印象。歌関連は露骨に仕事が増えたなという印象であり、青山の次に露骨に得今日受けてるんだろうなあというかんじに。

 

というか、普通に水野以外はめっちゃ順調に数字を伸ばしている。

水野だけなんか遅れている。別にメインがないわけでも、出演がないわけでもないんだが、一番若手なのに乗り切れていないのはちょっと気になるかも。

ま、とはいえとりあえず全員ぼざろ一発で終わるような声優じゃないことは確か。

 

以上。