おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
これまでの筆者のガジェットレビューをご覧頂ければ分かると思うが、割とAnker製品に対しての信頼が大きいのが筆者である。
モバイルバッテリーとか、充電器とか、そういうのは割とAnker。
ただ、そんな中ずっと気になっていたメーカーというのは存在した。
それがCIOという会社。
1、2年前くらいにモバイルバッテリーや、充電器を探している時に見かけたとかだったと思うのだが、知らねえ会社だなあ…と当時は思っていた。
ただ、PD対応充電器や、Wの出力が高いモバイルバッテリー等をクラウドファンディングを経由して販売しており、プライムセールなどでも結構な目玉商品の一つになってきている。
しかも日本の企業さんという事で、結構気になっていた訳である。
そんな中、筆者はiPhoneを遂に13miniへと買い替え、MagSafe対応のスマホになり、色々と探していた。
13miniから飛び出さない形で、出来るだけ充電のW数が高いものは無いかな…とか。
そういう探した方をして見つけたのが、CIOのMagSafe対応モバイルバッテリー、『MB20W-5000-MAS』だった。(これも後々購入したのでレビューしていくことになるとは思う)
この製品で良さそうだなと思い、CIO公式Youtubeチャンネルや、各種ガジェットレビューされているYoutubeの動画、ブログ等を見ていくと、CIOという会社の製品が結構先進的というか、痒い所に手が届く製品を頑張って生み出そうとしている会社様なのだなというのが感じられた。
そういう経緯があり、モバイルバッテリーの購入に至ったのだが、その流れで、CIO様から他の製品に関しても幾つか送っていただける事になった。(大変ありがたいお話)
送ってもらっているというのにCIOさんからは『忖度なしで率直に記事・動画を作成していただいております』らしい。強いなCIOさん(
という事で提供していただきありがとうございますマジで(決まってからすぐに送って貰って感謝感謝)
今回送ってもらったのは、充電器とケーブル。
まぁモバイルバッテリーは持ってはいるから…(この前までクラファンしてたSMART COBY Pro PLUGは今持ってるモバイルバッテリーの上位互換感があって気になる。クラファン調べ始めた頃には終わってた…)
今回はその中の一つである、『CIO-G100W3C1A』をご紹介していく。
こちらの製品は100W出力に対応している充電アダプタであり、4ポートもついている奴。
こういうの、一つ持っておきたかったので、レビューしていこう。
開封
って事で開封していく。
でっかく100Wの文字があるが、100W対応複数ポート充電器ってそんなに多くはないので、確かに強みになりうるやつである。
そして、『GaN』の文字も。このアダプタは最近充電系統では良く聞く、GaN…窒化ガリウムを使用しており、このGaNを使用することで、このサイズに収まっている。
PD3.0、QC3.0と、ここ最近の急速充電系はしっかりとカバーしてる感じ。
箱の裏側には説明が書いてあるが、その下にめちゃくちゃ細かく仕様が説明されている。
こういう複数ポート搭載の充電器って、最大Wを出せるのは勿論単ポートに挿している時だけである。
複数挿すと、分配される感じになり、それぞれに何Wが供給される…みたいなのが決まっている。
その仕様がぶわーっと書かれている。
これを買った人間の何割が読むのかは正直微妙だとは思うが、こういう所の仕様は多ポート充電器では結構重要な所なので、こういうのを包み隠さずに書いてくれるという所は好感が持てる。
中身は本体と説明書だけのシンプルな感じ。
説明書は日本語/英語で、LINEとかYoutubeの宣伝もしてあったりはした。
レビュー
世界最小クラスの100W充電器
こちらが本体。
サイズは60×75×29(mm) で、重さは170g。
100Wまで出る複数ポートの充電器としてはかなり小さなサイズとなっている。
…まぁCIOの製品って基本的に”世界最小クラス”の製品を出そうという感じが見て取れるので、そういう事と言えばそういう事なんだとは思うけど。
製品名 | Lilnob CIO-G100W3C1A |
---|---|
カラー | -WH(ホワイト), -BK(ブラック) |
サイズ | 60 × 75 × 29mm |
重さ | 約210g |
入力 | 100-240V 50-60Hz 2.0A |
出力 | 最大100W |
ポート | USB Type-C×3(PD3.0) USB-A×1(QC3.0) |
サイズとしては一番大きな面でクレジットカードくらいのサイズ!と言われる事が多いみたい。
確かにそれくらいのサイズ。このサイズなら外に持っていく事も別に困らないと思う。
筆者が持っているプラグ付きモバイルバッテリー『Anker PowerCore Fusion 5000』『Anker PowerCore Fusion 10000』とかと並べるとこんな感じ。
普通にこれを外に持っていく人なので、全然苦にならないサイズというか。
充電器ということで、Anker NanoⅡ 65Wとも並べておく。
NanoⅡは小さいけど単ポート。というか端子側はCIO-G100W3C1Aの方が薄いっていう。
挿す所の面が29mmなのは、電源タップに挿す際に隣と干渉するのを避けるためだとか。色々な所考えられてこのサイズなんですねえ…
ただ、やっぱり重さというのは一定あるというか、ずっしりしてるなあという印象はある。
これはAnkerのGaN採用65W充電器の時よりは感じないかなと。
まぁ恐らくGaN対応の充電器においての共通の感じではあるんだけど。でもこれで4つ一気に、しかも100W最大なら全然許容できるだろう。
ちなみに2017年くらいに発売されたエレコム30W単ポートとかを掘り出してきたらこんな感じ。
時代の進み方って凄いねえ…(3倍以上のW数でポートが4つて…)
少しでも分かりやすいような区分
端子はUSB Type-C(×3)・USB Type-A(×1)となっており、上から『C-1』『C-2』『C-3』『A』と区分されている。
USB Type-Cポートは『USB PD 3.0』と『Quick Charge 4+』に対応。
『C-1』、『C-2』が最大100W、『C-3』が最大30Wの充電に対応している。
なお、USB Type-Cポートはダイレクトチャージである『PPS』にも対応しているらしい。
USB Type-Aポートは『Quick Charge 3.0』をはじめとする、各種急速充電規格に対応しており、最大30W出力となっている。
ざっくり言えば、上2つのポートが強く、下2つはちょっと弱い。そんな感じだ。
本体左面には、通電を通知するLEDインジケーターを搭載。通電してる時に光る。
折りたたみ式のプラグは大変ありがたい。もう折り畳めない奴使う気がまず失せがちなので…(
この滑りがちょうど良くて好き。
複数ポート×高出力の利点
今回この製品を希望した理由というのは、『複数ポート』であり、『高出力』であるという所だ。
筆者は基本Windowsデスクトップパソコンをメインに使っているのだが、
Windowsノートパソコンも所持している。(クッソ安い中華の奴だが)
外などで作業や、ブログの執筆とか、軽くサムネを作ったりとか、色々と外でも作業する時にやはりノートパソコンというのは便利だなと思う。
ただ、やはり充電の問題というのは存在する。
それこそMacbookとかだと、30Wとかでも充電できる製品が存在したりもする訳だが、Windowsノートだとそうは行かない事が多い。
筆者が所持しているノートパソコンは、ACアダプタが65W。
PDに対応しているUSB-Cがあって非常に助かっているが、それくらいの給電が必要。
この為、筆者は65W単ポートのAnkerの『NanoⅡ 65W』を使用してきた。
こちらも大変小さく、良いものではあるのだが、単ポートで、他のモノを挿せないっていうのが難点だった。(分かった上で買ったけど)
外で色々なものを充電するにしても、家で色々なものを充電するにしても、コンセント一つを一つの充電だけになってしまうのはデメリットとも言える。
ただ、じゃあ複数ポートあればいいのかというと、そうではない所もある。
複数ポートになると、基本的に最大W数からは下がり、一定のW数で分配される訳で。
例えば45Wとか65Wとかの複数ポート充電器があるが、ああいうのって複数ポートになると30W以下とかになることが多く、ノートパソコン充電にはちょっと不安になるW数になることが多い。(45Wくらいは欲しい)
そういうのもあって、以前は単ポートのを買った所もあった。(複数ポート欲しいけど確実にPCを充電できることをまず優先した)
しかし、この『CIO-G100W3C1A』は、元々のW数が大きいので振り分けとなっても十分大きなW数での充電が可能である。
まぁこの充電のW数の計算はクッソややこしいのだが、一応仕様をまとめておく。
単ポート
・USB-C1:100W
・USB-C2:100W
・USB-C3:30W
・USB-A:最大30W
複数ポート(USB-Cのみ)
・USB-C1+C2:65W+30W
・USB-C1+C3:65W+30W
・USB-C2+C3:65W+30W
・USB-C1+C2+C3:45W+30W+18W
複数ポート(USB-Aが入っている場合)
・USB-C1+A:65W+30W
・USB-C2+A:65W+30W
・USB-C3+A:15W(合計)
・USB-C1+C2+A:45W+18W+30W
・USB-C1+C3+A:65W+15W(C3とA合計で)
・USB-C2+C3+A:65W+15W(C3とA合計で)
・USB-C1+C2+C3+A:45W+30W+15W(C3とA合計で)
ややこしい!
大体の雰囲気は
C1 - 単独100W、2つで65W、3・4つで45W
C2 - 単独100W、2つで45W、3・4つで30W
C3 - 単独30W、2つではC相手なら30W、C3つなら18W、Aが絡むとAと合計15W
A - 単独30W、2つでC-1、C-2相手なら30W、C-3が絡むとC-3と合計で15W
みたいな感じだと思う。
単独だと100Wという大出力。C-1なら2つでも65Wで、Windows PCも完全に充電できるくらいのW数を確保。
そして、4つ挿したとしても45Wの充電がC-1では可能。
一定以上Windowsノートパソコン(PD対応)でも充電ができそうな位のW数を、この最大100Wであれば確保できる訳だ。
パソコン、スマホに加えて、他の機器の充電を2個増やしてもこの充電が可能というのは滅茶苦茶凄い。
それができてこのサイズ、プラグも折りたたみ式となれば、パソコンを充電したい人はこの100Wのバージョンが良いだろう。
Windowsパソコン、iPhone13mini、Nintendo Switch、ウォークマン…とかでも充電ができちゃう。普通に強いよね…。
恐らくMacbook系統なら上のCポート2つとかなら充電できてしまうはず。
もし、スマホだけとか、iPadくらいであれば、65WのLilnob(無印)や、Lilnob Shareとかが良いかも。
人によってはオーバースペックになり得るのが100W。
この辺りは価格と用途を確認しつつ決めるのが良いと思う。
〆
今回はCIOのハイエンド充電器、『CIO-G100W3C1A』をレビューしてきた。
100WというPD充電器としてもかなり高いW数に対応しており、PC等の充電をしたい方、PCと他の機器を同時に充電したい方はオススメ出来る製品だ。
特に2台以上での充電でもハイパワーを求める方、一つのアダプタでまとめたい方とかは良いんじゃないだろうか?
このパワーでこのサイズに収められており、デザインも結構良い感じ。
電源タップでの使用なども考えられているのはありがたい所。
家で常時挿しっぱなしで使うのも良いだろうし、外に持っていけるサイズなので、外でコンセントが一つしかないとかの場合は大活躍できそうだ。
前述したとおり、CIOは他のW数でもLilnobシリーズを展開しており、それぞれ業界最小クラスの充電器になっている。用途に合わせて自分にあったものを選ぶと良いと思う。
多分無印Lilnobが一番人気なんじゃないかなと。
CIOさんは色々なチャレンジを行っている印象で、今後も様々な新製品が出てくる模様。
充電器では、USB-C 2ポートの65W充電器が個人的には注目。
今回紹介した『CIO-G100W3C1A』も複数ポート充電時のW数が決まっていたが、これが自動で振り分けしてくれる機能がついているとか。この小ささでPCとスマホ充電できるなら外に持っていく用に出来そう。
モバイルバッテリーでは『SMARTCOBY Pro PLUG』が気になる。
筆者が持っているAnkerのプラグ付きモバイルバッテリーよりもW数が大きく、サイズが小さいらしい。もっと早く気づいておけば…(クラファン終わってた)
この2つはCIOさんに興味あります!って言ってる模様(めっちゃメールしてるなお前)
CIOさんは日本メーカーという事で、電話とかでお話してもちゃんと対応してくれたりと、応援していきたいと思う。
ようやく色々なCIO製品に触れた筆者だが、これは良さそうだなという印象。
なんか勝手なイメージだが、オーディオメーカーで言うAVIOTみたいなポジションかなと。あちらも結構先進的な完全ワイヤレスイヤホンとか出されるイメージだし。
まだまだ名前をあげはじめて間もない会社ではあるので、不具合とか初期不良等も存在はするみたいだが、製品に触れてみて良い感じではあるので、頑張ってほしいなと思う。(しっかりと動画とかで謝罪されたり、対応されているみたいなので、大丈夫なのかなと思う)
『CIO-G100W3C1A』は、用途が合えば滅茶苦茶ハマる充電器になるので、考える上でのご参考になれば幸いである。
投稿日の翌日から、Amazonでタイムセール祭りが開始される。
今回紹介した『CIO-G100W3C1A』等を始めとして、人気モバイルバッテリー『SMARTCOBY Pro』なども含めて多くの製品がタイムセールでお安くなる模様。
このタイミングでの購入もアリではないだろうか?
3/4より、楽天スーパーセールが開始。
こちらでもお安くなるみたいなので、チェックだ。
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以上。