おにじともうします。
今回はガジェットレビューだ。
今回は、NASのレビュー。
これまでもUGREENのNASを紹介してきた。
そのUGREENから新たな商品が登場した。それが、4ベイを搭載し、CPUにAMD Ryzenを採用してスペックアップを果たした『NASync DXP4800 GT』である。
本レビューでは、この強力なパフォーマンスを誇るNASync DXP4800 GTがどんな感じか見ていければと思うぞ。
・ONIJIGT06
UGREEN公式ECの「DXP4800 GT」「DXP2800 GT」およびAmazonの「DXP4800 GT」が2,000円OFF
・ONIJIGT061
Amazonの「DXP2800 GT」が2,000円OFF
開封
まずは開封からだ。

パッケージはUGREENらしい洗練されたデザインの箱となっており、日本語表記でしっかりとスペックや特徴が記載されている。

中身を確認していく。

・NASync DXP4800 GT 本体
・電源アダプターおよび電源ケーブル
・LANケーブル
・ドライブ固定用の鍵
・各種ネジ類およびドライバー
・取扱説明書、保証書(2年間保証)
LANケーブルは高速通信に対応した高品質なものが付属している。
本体にはドライブベイをロックするための鍵が付いており、物理的なセキュリティにも配慮されている。
保証が2年間しっかりついている点も、常時稼働させるNASとしては非常に安心できるポイントだ。
外観チェック
次に外観のチェックだ。

筐体のデザインは今回はいつものダークグレーではなく、ブラックのアルミニウム合金を採用している。
GTということで、よりスペックアップされているモデルということもあり、より高級感を演出したいのかなと思われる。

正面には、最大144TBのストレージ容量をサポートする4つのドライブベイが鎮座している。ベイの下部には電源ボタンとLEDインジケーターが配置されており、状態が一目でわかる。

さらに素晴らしいのが、前面にSDカードスロット(SD 3.0)とUSBポートが搭載されている点だ。カメラで撮影した写真や動画のSDカードを直接挿し込むだけで、PCを経由せずにデータをサッとインポート&バックアップできる。
背面インターフェースは、まさに「モンスター級」と呼ぶにふさわしい充実ぶりだ。

・10GbE対応 LANポート × 2(デュアル10GbE)
・4K映像出力対応 HDMIポート × 1
・各種USBポート
特に目を引くのが、10GbEポートを2基も搭載している点だ。
前モデルのDXP2800が2.5GbEポート1つであったことを考えると、通信帯域は圧倒的に太くなっている。
デュアルネットワーク構成により、一方の回線に障害が発生しても自動でもう一方に切り替わるフェイルオーバー機能を備え、接続の切断を防ぐ高い安定性を誇る。
また、4K対応のHDMIポートを備えているため、NAS内の高画質な映画や動画ファイルをテレビやモニターに直接出力して、快適なホームシネマ体験を楽しむことも可能だ。

冷却面に関しても抜かりはない。背面にはインテリジェント冷却ファンとマグネット式のダストフィルターが装備されており、ホコリやペットの毛の侵入を防ぎつつ、内部の熱を効率よく排出する静音設計となっている。
内部のスペックも驚異的だ。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| モデル名 | NASync DXP4800 GT |
| CPU | AMD Ryzen™ Embedded R2514 |
| メモリ(RAM) | 8GB DDR4 |
| ドライブベイ | 4ベイ |
| 最大ストレージ容量 | 144TB |
| 高速ストレージ/キャッシュ | U.2 SSD 対応 |
| ネットワーク(LAN) | 10GbEポート × 2 (デュアル10GbE対応) |
| 映像出力 | HDMIポート (4K映像出力対応) |
| その他のポート | USBポート各種、SDカードスロット |
| 対応RAID | RAID 1 / 5 / 6 / 10 |
| OS | UGOS Pro |
| 対応機能 | 同期&自動バックアップ、AI写真分類、Docker、仮想マシン |
| セキュリティ保護 | TSL/SSL・RSA・AES暗号化、SHA-512、「TRUSTe」取得 |
| 通常価格(税込) | 99,880円 ※HDD別売り |
本機はCPUにAMDの最新「Ryzen™ Embedded R2514」を搭載している。
Intel N100を搭載していたDXP2800と比較して、大幅な処理能力の向上が見込める。
さらに、メモリは8GBのDDR4を標準搭載し、拡張も可能だ。動画編集やDockerのデプロイなど、高負荷なマルチタスクもサクサクこなす余裕のスペックである。

また、通常のNASではあまり見かけない「U.2 SSD」に対応している点も特筆すべきだ。8K動画の処理や大規模データベースへの同時アクセスなど、長時間の高負荷作業において、カクつきのない圧倒的な処理速度と安定性を提供する。
使ってみた
それでは、実際に使ってみる。
まずはHDDの組み込みだ。UGREENのNASは、この作業が非常に簡単である。

ドライブトレイの前面を押して引き出し、HDDをセットする。
ネジ回しや特別なツールは不要で、穴に合わせてカチッとはめ込むだけの「ツールレス設計」となっている。

初心者でも直感的に作業できる素晴らしい構造だ。
今回はUGREENさんから貸与頂いた。ありがたいっすいつも。

NASは常時稼働が前提となるため、熱や振動に強いNAS向けHDD(Seagate IronWolfやWD Red Plus、TOSHIBA N300シリーズなど)を選ぶのが基本ではあり、UGREENもそれを推奨している感じ。

物理的なセットアップが終わったら、電源を入れ、LANケーブルをルーターやスイッチングハブに接続する。


設定作業はPCからでもスマホからでも可能だ。ブラウザからアクセスするか、専用の「UGREEN NAS」アプリを使用する。

本機に搭載されているOS「UGOS Pro」は、Linuxベースでありながら非常に洗練された直感的なインターフェースを持っている。
画面のチュートリアルに従ってアカウント作成やデバイス名の設定を進めるだけで、専門知識がなくても10分以内にはセットアップが完了する。

NAS導入の最大の壁であった「設定の難しさ」という部分は、かなり緩和されている印象だ。
本体のアップデートとかが要求されたりするので、それも画面に従っていく。

まずはストレージマネージャーに行って、NASとしての設定をしていく。
こちらで、ストレージの設定、RAIDの設定をしていく。

この設定も簡単に行うことが出来るので、非常に楽。

なお、このストレージプールの設定はめっちゃ時間かかります。
Windows等で使用するには、SMBの設定をオンにしておく必要がある。

こちらをオンにして、PCで認識させる必要性がある。

こちらで設定したユーザー名、パスワードを入れて使えるようにするというのは、他のSMB系と同じである。

で、まぁちょっとややこしいのがUGREENlinkサービス。
こちらはこれを利用することで、外出先からもインターネット経由でNASにアクセスできる機能。出先で必要な仕事用データを確認したり、バックアップした写真や動画を友達に見せたりする際に非常に便利。
SMBとかでは同じネットワークに接続していることが必要なので、こういうサービスを使うことによって外出先でも使えるよってやつ。
これに関しては別のUGREENlink IDというのになるので、そこがややこしいかも。
外部アクセスは利便性が高い反面、セキュリティリスクも伴うため、セキュリティ強化は必須かなと。

本機は、新しい端末からのログイン時にワンタイムパスワードを要求する二段階認証に対応しており、これをONにすることでセキュリティ性を大幅に高めることが可能。
また、IDやパスワードの総当たり攻撃を防ぐためのDOS保護機能も設定可能である。

NASを安心して利用するためには、これらの最低限のセキュリティ設定を怠らないことが重要だ。
セットアップが完了し、デスクトップ画面にアクセスしてまず驚くのは、その動作の機敏さ。
AMD Ryzen™ Embedded R2514と8GB DDR4メモリの恩恵により、管理画面の操作、アプリの起動、設定の変更などが一切のモタつきなく行える。各種のスペック向上によって、NASの動作が快適なのは嬉しい。
そして本機の最大の目玉である「デュアル10GbEポート」を搭載していること。
しかし、10GbE環境(対応スイッチやPC側の10GbE NICが必要)を構築すれば、最大で1250MB/sという圧倒的な速度でのデータ転送が可能となる。
これにより、「NASにデータを移して、必要になったらローカルにダウンロードして編集する」という無駄な工程が不要になる。NAS上のデータに直接アクセスし、ローカルドライブと遜色ない速度でそのまま動画編集や開発作業が行える。
まぁ、筆者の回線、フレッツにしたとはいえ1Gbpsなので、恩恵は得られなかったけどね(

さらに、スマホアプリを使った同期とバックアップ機能も非常に強力だ。
「UGREEN NAS」アプリを使えば、スマホ内の写真や動画を自動でNASにアップロードしてくれる。デバイスのストレージ容量不足から解放される。

アップロードされた写真は、単に保存されるだけではない。本機にはAIによる画像認識と分類機能が搭載されている。
人物やペット、オブジェクト、場所などをAIが自動で識別し、キーワードで瞬時に検索したり、アルバムを整理したりできるのだ。類似写真の消去機能も備わっており、無駄な容量の消費を防いでくれる。

外部からのアクセスも「UGREENlink」を使えばルーターの複雑なポート開放設定などをすることなく、どこからでも自宅のNASにアクセスできる。カフェでのリモートワーク中や出張先からでも、まるで手元のローカルフォルダを操作する感覚で大容量データを引き出せる。
セキュリティ面に関しても抜かりはない。本機はTÜV SÜDのETSI EN 303 645認証やTRUSTe認証を取得しており、国際的なプライバシー基準をクリアしている。TSL/SSLやRSA、AESによる商用レベルの暗号化技術が用いられ、パスワードもSHA-512で保護される。さらにセキュリティマネージャーによるリアルタイムのウイルス監視や不正アクセス遮断機能も備えており、機密データも安心して預けられる堅牢な環境が構築されている。
アプリに関しても、結構しっかりと使い勝手が良い。

さらに、Dockerや仮想マシンの稼働にも標準で対応している。

Ryzenプロセッサと拡張可能なメモリの力を使えば、Linuxの仮想環境を構築したり、好みのDockerコンテナを立ち上げて自分だけの開発環境やスマートホームのハブを作ったりと、単なるデータ保存庫を超えた「小型サーバー」としての運用が可能だ。複数メーカーの監視カメラの映像を一括管理・録画するシステムまで構築できてしまう懐の深さがある。
コントロールパネルとかで細かい本体の設定も可能。

本機「DXP4800 GT」のスペックと機能は、幅広い層に刺さるはず。
映像クリエイター・フォトグラファーなどにとっては、最大144TBという果てしない容量と、U.2 SSD+10GbEによる高速通信が武器となる。
プロジェクトごとに膨大に膨れ上がる動画素材を一元管理し、複数人で同時にアクセスして共同編集を行う際にも、帯域不足でカクつくことなく動作できるはず。
外出先からのデータ同期や、クライアントへの大容量ファイルの共有リンク生成もスムーズに行え、業務効率は爆発的に向上する。
より一般層でも、写真の管理という所に関してだけでも、かなり楽になる。
〆
UGREEN NASync DXP4800 GTをレビューしてきたが、いかがだっただろうか。

本機は、4ベイによる圧倒的な大容量(最大144TB)とRAIDによるデータ保護、AMD RyzenプロセッサとU.2 SSDによる妥協のない処理性能、そしてデュアル10GbEによる極限の転送速度を併せ持ったモンスターマシンである。
これだけのハイエンドなスペックを詰め込みながら、設定や管理はUGOS Proとスマホアプリによって初心者でも直感的に扱えるほど簡単になっている。かつて「NASは玄人の乗り物」と言われていた時代を完全に終わらせる、新世代のストレージソリューションだ。
通常価格は99,880円(税込)となっているが、クラウドストレージのサブスク料金を払い続けるコストや、データ転送待ちで失われる膨大な時間を考えれば、この投資は間違いなく回収できる。 (※別途HDDの購入費用は必要となるため、WD Red PlusやSeagate IronWolfなどのNAS向けHDDを予算に合わせて用意してほしい)
スマホの写真で容量がパンク寸前の一般ユーザーから、大容量データを日々扱うプロの動画クリエイター、そしてゲームデータに悩まされるゲーマーまで、あらゆる「データ難民」を救う至高の一台である。 興味がある方は、ぜひとも導入を検討してみてほしい。
以上だ。
















































