んなもん分かるわけねえだろ。(前提)
この記事では全ての敬称を略させていただいています。ご了承ください。
ちゃろ~、おにじです。
今回は、天下のソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の
アーティスト&ミュージックビジネスグループに属する、
株式会社ミュージックレインのお話です。(ここまで知ってる人間がまずいねえよ)
少し前に『IDOLY PRIDE』の記事は出しましたが、
ミュージックレインは不定期にオーディションを行い、声優を増やしていますが、ついにこの『IDOLY PRIDE』で3期メンバーが解禁された。
メンバーは以下の通り。
相川奏多(あいかわ かなた)
2004年10月20日生(15)
橘 美來(たちばな みらい)
2000年3月5日生(19)
夏目ここな(なつめ ここな)
2003年9月6日生(16)
日向もか(ひなた もか)
2001年5月17日生(18)
宮沢小春(みやざわ こはる)
1999年3月29日生(20)
毎度のように、約一年の沈黙を経て、ベールを脱ぐ事になった訳で、これから多くの活動が開始されるだろう。
という事はそういう時期だ。
前期の総括を一旦する時期。
声優という職業には別に区切りなんてものはあまり存在しない職業だと思うが、
こう事務所の方針とかを考えると、そういう区切りが存在する声優ってやっぱり存在すると思う。
ミュージックレイン声優は、新しいのが出てくると、前期の声優のソースが若干減る傾向があると思うので、今回はここまで歩んできた、ミュージックレイン2期…
所謂『TrySail』が成功だったのか?というお話。
ミューレの歴史のざっくり確認
ミュージックレインは、そもそもはSMEのレーベルの一つだった訳だが…
2005年~2006年に『ミュージックレイン スーパー声優オーディション』を行い、4人の声優をミュージックレインからデビューさせる。
この4人は後の『スフィア(sphere)』となる(結成は2009年頃)、
この時は、一部メンバーは端役とは言え2006年にデビューしている。(沈黙期間がない)
豊崎、寿は09年に『けいおん!』でブチ当てて完全に軌道に乗り、
高垣は08年に『D.C.Ⅱ』やら、09年に『そらのおとしもの』やらで軌道に乗り、
戸松は元々の演技がなかなかにヤバかったが、08年に『To Loveる』に出演し、
09年の『にゃんこい!』と『GA』で今までのなんというか微妙な戸松とは思えないような伸びを発揮、双子に能登松なんて言葉まで産み、多くの爆死とゴリ押しを乗り越えて『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で完全に跳ねた。(全員爆死とゴリ押しを乗り越えている気もするが)
スフィアも人気声優ユニットとなり、一年の充電期間もあったが、現在でも活躍中。
ミュージックレインの1期は、声優としてもユニットとしても成功し、ソニーという箱庭以外での仕事も非常に多く、間違いなく成功したと言えるだろう。
素養が全員にあったからなのか、成功理由は正直筆者はこの時期の事を深く知らないから分からないんだが。
…マジで戸松って伸び率エグいんだよな、なんでこんなちゃんとした声優になったの?(めっちゃ褒めてる)
その成功を経て2011年、『第2回 ミュージックレイン スーパー声優オーディション』が行われた。
このオーディションから一年後、3人の声優が発表される。
それが、今回のメイン話題の後の『TrySail』(2014年結成、名称決定2015年)となる、麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜の3人である。
基本情報(これいる?)
1994年6月25日(25)
福岡県出身
2012年デビュー
1993年8月28日(26)
東京都出身
2012年デビュー
1996年7月18日(23)
千葉県出身
2012年デビュー
TrySail活動観点
第二期の活動の基本は、やはりTrySail(声優音楽ユニット)であると考えたい。
『TRYangle harmony』のラジオ活動から始まり、
TrySailの名称決定、
2015年の『Youthful Dreamer』でCDデビューという流れだ。
アニプレでA-1の電波教師のOPとしていきなりのタイアップとなった(2クール目のOPはスフィアである)、1st Singleは初動で9658枚を記録しその後12898枚までに伸びた。
2クール目OPのスフィアに4000枚近いリードを勝ち取ってしまい、1st Singleとすれば時代もあるんだろうが、めっちゃ売れたと言っていいだろう。
StylipSだって、プチミレだって、ミルキィだって、こんな初動はなかった。
時代と言うには無理があるレベルで売れた。
TrySailのヤベー所は、通算売上で1万枚を切ったことが無い事だ。
種別 | 発売日 | 初動 | 累計 | シングル/アルバム名 | タイアップ |
---|---|---|---|---|---|
Single | 2015/5/13 | 9,658 | 12,898 | Youthful Dreamer | 電波教師 OP |
Single | 2015/8/19 | 9,404 | 11,504 | コバルト | Classroom☆Crisis OP |
Single | 2016/2/10 | 12,828 | 14,917 | whiz | 暦物語 ED |
Single | 2016/5/11 | 19,308 | 32,021 | High Free Spirits | ハイスクール・フリート OP |
Album | 2016/5/25 | 15,495 | 18,829 | Sail Canvas | |
Single | 2016/12/14 | 12,135 | 16,136 | センパイ。 ※HoneyWorks meets TrySail 名義 | 映画 好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~ OP |
Single | 2017/2/8 | 12,401 | 15,288 | オリジナル。 | 亜人ちゃんは語りたい OP |
Single | 2017/5/24 | 18,173 | 25,428 | adrenaline!!! | エロマンガ先生 ED |
Album | 2017/8/23 | 14,800 | 18,348 | TAILWIND | |
Single | 2018/3/14 | 12,006 | 13,631 | WANTED GIRL | タイムボカン 逆襲の三悪人 OP |
Single | 2018/6/6 | 12,524 | 14,488 | Truth. | BEATLESS OP |
Single | 2018/11/14 | 10,936 | 12,968 | azure | 続・終物語 ED |
Album | 2019/2/27 | 13,305 | 15,324 | TryAgain | |
Single | 2020/1/22 | 13,681 | 15,356 | Free Turn | 劇場版 ハイスクール・フリート テーマ |
Single | 2020/3/11 | - | - | ごまかし/うつろい | マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 OP |
この時代に、ミリオンがあるっちゃああるとはいえ、コンテンツユニットではない声優ユニットが、1万枚を切らないのは異常と言っても良い。
まぁ、もっと異常なのは今まで出したCD、シングルはすべてタイアップであることかもしれないが。
…まぁ大半のタイアップがアニプレ製作なのだが。
にしても、筆者が大嫌いなはいふりOP、『High Free Sprits』は初動19308枚、累計32021枚とかいうとんでもない数字を叩き出しているし(OPは好きだよ)
声優ユニットとして、文句のつけようのない数字を叩き出している。
ノンタイアップのアルバムも全て15000枚を超える売上をマーク。
『TrySailのTRYangle harmony』は番組枠や形態の変更はあるものの、14年からの長寿番組だ。
ここまで順調な声優ユニットは、他にはいないと断言できるレベルだ。(そりゃラブライブとかのコンテンツと比べれば、負けるのだが)
筆者も、別にTrySailが嫌いとかそういう訳ではない。
ユニットとしては、良いユニットだと思う。
各人の歌唱力は後においておくとして、全体で歌った時の事まで考えて声優取った?とかは思うくらいにはバランスは良いと思う。
楽曲としてはやはり、『High School Sprits』と『adrenaline!!!』は良いものだ。
あと『コバルト』も割と好きかな。
あらゆる楽曲の方向性を試してはいるが、結局人気は明るい系なのが、良いんだかどうなんだかって感じもするが。
ただ、まぁここ最近のトラセは若干守りの方向性が強い気がして、納得が行かないとも思いはする。
最近の「マギレコ」系楽曲に関しては、ただのClariSである。
ClariSの曲をTrySailが歌っているだけであり、その必要性があるのか?それはもうClariSに歌わせれば良いのでは?という疑問はある。
マギレコにトラセを押し込んだことはとりあえず置いておいて、メインキャラだからと言って、その楽曲をトラセに歌わせることの必要性は一体なんなんだろうか?
毎度言っているが、それは『トラセをメインにゴリ押したけど、楽曲の雰囲気は買えないから買ってくれ、トラセファンは買ってくれるし、それでまどマギファンが買ってくれれば金になるから』と言っているような物で、まぁ~不愉快でならない。
まどマギに関して全くもって思い入れはないが、あれほどの作品にこれはないだろう。
MV制作投票で、結局『Sunset カンフー』になってしまうのは、結局の所トラセファンがチャイナ服を見たいだけであり、そもそもめちゃんこ良いかと言われればそこまでのような気もする最新楽曲に対して、お前らチャイナ服見たいよな選手権と化してしまう所にも、現代声優界への限界を感じずにはいられない。
もっとMVが必要な楽曲はあっただろ。というか、そもそもSunset カンフーは元々から作るべき楽曲だったような気もするし。
筆者がめちゃ嫌いなはいふりの劇場版の『Free Trun』は、アニメの『High Free Spirits』に遠く及ばないと言えるし、なんというか展開が単純に面白くないという感想が思いつくくらいにはつまらない楽曲だ。
最近の特典の付け方とかを見るに、意外と数字面では安定してはいるものの、限界が見え始めているような感じもしてきた。
現に、年毎の売上枚数は2016年をピークに減少を続けている。
それどころか、昨年は1枚アルバムを出しただけで終わってしまった。
今年は既に二枚のシングルが発売または発売予定ではあるが、なんかこう妙な切羽詰まってる感を感じないかと言われれば嘘になる。
…トラセが第二期の最大の長所であるにも関わらず、だ。
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- メディア: CD
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- メディア: CD
声優観点
・出演状況
それぞれのデビューは、雨宮は『アイカツ!』の中山ユナ役、麻倉と夏川は『となりの怪物くん』のモブでデビューしている。
ただやはりまともな初手は『アイドルマスターミリオンライブ』であろう。
それぞれ、箱崎星梨花(麻倉もも)、北沢志保(雨宮天)、望月杏奈(夏川椎菜)で役を獲得した。思えばミリオンは、各事務所の次期エース候補がひしめくコンテンツであった。(という色までやっぱり意識してるんだろうか)
これを皮切りに、数多くのアニメに出演…は一応したのだが、その比重はめちゃくちゃ雨宮天に偏っていたのが現実である。
現に、雨宮天の出演数は狂うほどに多く、その半数以上がメイン級であった。
そのスタートは2014年、『一週間フレンズ。』藤宮香織に始まる。
この際、カバーを歌わせたくないから曲を難しく作る事でおなじみのスキマスイッチの『奏』を役名名義でカバーし、なんとMUSIC FAIRにスキマスイッチとクリス・ハートと並んで歌わされる半ば公開処刑になるくらいには話題となった。
この初メインを獲得した2014年、そのままの勢いで、
タカヒロアニメ『アカメが斬る!』のアカメで初主役に抜擢、このOPを歌い、ミュージックレインレーベルでソロデビュー。
七つの大罪、アルドノア・ゼロ、東京喰種、魔法科高校の劣等生…
初メイン級役を獲得した年に、主役まで取り、それでいて異様な数のメイン役を獲得した。(ソニーが噛んでる作品が多いとは言え)
この勢いは現在までとどまることを知らない…というのが現状だ。
まぁ、完全にアニメまで跳ねてくれたのは、アクアを演じた2016年の『この素晴らしい世界に祝福を!』になるのだろうが。
メイン役が減ることもなく、アニメに安定して出演しており、多くのソロタイアップも経験。
第二期のエースは疑うことなく、雨宮天と言わざるを得ないだろう。
…じゃあ他の二人はどうかって?
びっくりするくらい出なかったのだ。そりゃもうびっくりするくらいには。
なんだかんだ、麻倉ももという存在は、当初から人気があったように筆者は感じているが、彼女は不憫と言われた夏川椎菜よりも、アニメ出演数が初期でさえほぼないに等しい。
それこそ、2019年になるまでのメイン級の役が、
Keyだーまえ尺に収める気あんのか佐倉綾音瞬間最大風速アニメ、『Charlotte』の乙坂歩未と、
原本版WORKINGの『WWW.WORKING!!』の柳葉ミリ。
アニメ期間めっちゃ中途半端朝アニメ『プリプリちぃちゃん!!』の佐伯夕花くらいしかなかったのだ。
まぁちぃちゃんはセンターであるが、朝アニメという事でまた深夜とは別感も否めない。
他の深夜アニメのメイン役はメイン役と言ってもセンターに近いかと言われればそこまでであり、両方ともアニプレックスで、思いっきりソニーが噛んでいるのが現実である。
2018年に至ってはメイン役とかそういう抜いても1本だし。(2019年は出たけど今それは置いて話をしている)
かと言って夏川椎菜はいっぱい出ているのか?と言われれば、そんなに出ているわけではない。
ただ、毎年主演級を獲得できていた方ではある。
2014年の『天体のメソッド』の古宮乃々香で初主演初主役を獲得。
2015年は、『アルドノア・ゼロ』と『Classroom☆Crisis』でメイン役。
2016年は『ハイスクール・フリート』岬明乃で主役を獲得、筆者は平成で一番嫌いなアニメの一つだが、OVAと劇場版が制作されるくらいには人気のアニメになったらしい(なんで?)
oniji.hatenablog.com
oniji.hatenablog.com
2017年、『亜人ちゃんは語りたい』の日下部雪でメイン。
ただ、メイン役以外の役がどの年も多くなく、2018年に至ってはアニメ出演がゼロという事態が発生。
この二人は、雨宮に比べて異様にアニメ出演が少ないというのが、2018年まで露骨に続いており、大きな問題と言わざるを得なかった。日々、クソみたいな2chやら5chやら(同じだろ)でネタにされるくらいには出てなかった。
それでいて、麻倉ももは2016年、夏川椎菜は2017年にミュージックレインからソロデビューしていることも、そのネタさに拍車をかけた。
声優ってなんだよ案件の体現者の代表格が、麻倉ももと夏川椎菜であったことは、その出演数が否定させてくれないだろう。
2019年、ようやくその状況に一定の改善が見られた。
特に麻倉ももは劇的な改善と言えた(それまでがあまりにもひどかったからだが)
『えんどろ~!』のローナ姫と『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の須藤百々子でメイン役を獲得、しかも今までのメイン役よりもよりセンターに近いメイン役であり、メイン役ではないものの『かぐや様』にも出演。
今年はとりあえずゲームに出ていた、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の環いろはで初主役を務めることとなっている。
悲惨な声優としてのアニメ活動は、数字としては改善された。
夏川椎菜も、2019年に『えんどろ~!』のセイラでメイン役を獲得、麻倉よりもメインにより近い役だった。
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』にも由比鶴乃で出演。
『ハイスクール・フリート』も劇場版が公開されており、かなり改善したと言えるだろう。
検証 - ミュージックレイン2期の出演数の何割がアニプレックス(ソニー系)なのか?
数字としては、雨宮が突出しているとはいえ、ここ2年で他の二人も一定以上の改善を見せたと言えるアニメ出演数。
とは言え、雨宮にしても麻倉、夏川にしてもどうしてもソニー系が多い印象だし、タイアップでトラセが歌っている印象は拭えない。
そこで、今回はミュージックレイン2期のメンバーの出演が、どれくらいソニー系が噛んでいるのかを調べてみることとする。
条件は、ソニー関連企業が制作に関わっている物をカウントする。
まぁアニプレックスだったり、ソニーミュージックであったり、ソニーSQLであったり、A-1だったりそのへんだ。
まずは、数字として見てもらったほうが早いので、まず見てもらおう。
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 2 | 0 | 0 | 3 | - | 67% |
2013 | 1 | 0 | 0 | 8 | - | 13% |
2014 | 2 | 2 | 7 | 10 | 29% | 20% |
2015 | 4 | 4 | 5 | 5 | 80% | 80% |
2016 | 3 | 2 | 6 | 9 | 33% | 33% |
2017 | 2 | 1 | 3 | 6 | 33% | 33% |
2018 | 1 | 0 | 4 | 7 | 0% | 14% |
2019 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0% | 0% |
2020 | 1 | 1 | 6 | 7 | 17% | 14% |
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 1 | 0 | 0 | 1 | - | 100% |
2013 | 0 | 0 | 0 | 4 | - | 0% |
2014 | 1 | 0 | 0 | 6 | - | 17% |
2015 | 4 | 1 | 1 | 6 | 100% | 67% |
2016 | 2 | 1 | 1 | 3 | 100% | 67% |
2017 | 1 | 1 | 1 | 2 | 100% | 50% |
2018 | 1 | 0 | 0 | 1 | - | 100% |
2019 | 1 | 0 | 2 | 4 | 0% | 25% |
2020 | 1 | 1 | 1 | 2 | 100% | 50% |
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 1 | 0 | 0 | 2 | - | 50% |
2013 | 1 | 0 | 0 | 5 | - | 20% |
2014 | 2 | 0 | 1 | 6 | 0% | 33% |
2015 | 4 | 2 | 2 | 7 | 100% | 57% |
2016 | 2 | 1 | 1 | 3 | 100% | 67% |
2017 | 3 | 1 | 1 | 3 | 100% | 100% |
2018 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
2019 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0% | 0% |
2020 | 1 | 1 | 1 | 1 | 100% | 100% |
はっきり言って、露骨に数字として出たと思う。
間違いなく、ミュージックレイン第二期は、雨宮天に全振りをした。
そういう数字になっていると思う。
順調に脱ソニー系をしている上、安定したメイン数を獲得、総出演数も安定した数を獲得している。
声優の活動として健全と言え、成功した声優の部類に入っておかしくない。
一方で、麻倉と夏川はどうだろうか。
むしろ、初期のほうがソニー系少ないじゃんとまで思わせる程のここ最近のソニー系依存、出演数の少なさ、2018年は0の数字が目立つ体たらく。
夏川は2019年に0%を記録しているものの、そもそも出ている数が2とか悲しくなってくるではないか。
ユニットで1万売っているメンバーで、後述するソロでも今の御時世かなり売っている人間の実際の声優としてのアニメ出演回数がこれはどうなってるんだって感じではないだろうか?
これでは家虎根絶企業のお仲間と同じ水準ではないか。
…はい、ここで『ミューレ1期だってソニー系多かっただろ!』という反論をされる気がしてきました。
非常に面倒ですが、スフィアさんのアニメ出演傾向も同じ表にまとめました。
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 0% |
2007 | 0 | 0 | 0 | 4 | - | 0% |
2008 | 2 | 0 | 0 | 3 | - | 67% |
2009 | 2 | 0 | 4 | 12 | 0% | 17% |
2010 | 1 | 0 | 1 | 12 | 0% | 8% |
2011 | 6 | 1 | 3 | 15 | 33% | 40% |
2012 | 3 | 1 | 3 | 12 | 33% | 25% |
2013 | 1 | 1 | 2 | 4 | 50% | 25% |
2014 | 3 | 1 | 3 | 11 | 33% | 27% |
2015 | 3 | 1 | 2 | 7 | 50% | 43% |
2016 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0% | 0% |
2017 | 3 | 0 | 3 | 8 | 0% | 38% |
2018 | 1 | 1 | 2 | 5 | 50% | 20% |
2019 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0% | 0% |
2020 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 0% |
2007 | 5 | 1 | 5 | 12 | 20% | 42% |
2008 | 3 | 0 | 4 | 19 | 0% | 16% |
2009 | 1 | 0 | 6 | 14 | 0% | 7% |
2010 | 2 | 0 | 7 | 10 | 0% | 20% |
2011 | 5 | 0 | 1 | 14 | 0% | 36% |
2012 | 4 | 2 | 4 | 10 | 50% | 40% |
2013 | 3 | 2 | 7 | 12 | 29% | 25% |
2014 | 2 | 1 | 3 | 6 | 33% | 33% |
2015 | 5 | 0 | 2 | 11 | 0% | 45% |
2016 | 1 | 0 | 5 | 9 | 0% | 11% |
2017 | 1 | 0 | 2 | 7 | 0% | 14% |
2018 | 1 | 0 | 0 | 7 | - | 14% |
2019 | 0 | 0 | 0 | 4 | - | 0% |
2020 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 0% |
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0% | 0% |
2008 | 4 | 1 | 7 | 10 | 14% | 40% |
2009 | 1 | 0 | 9 | 15 | 0% | 7% |
2010 | 7 | 4 | 5 | 12 | 80% | 58% |
2011 | 3 | 1 | 5 | 11 | 20% | 27% |
2012 | 5 | 5 | 6 | 10 | 83% | 50% |
2013 | 2 | 2 | 5 | 13 | 40% | 15% |
2014 | 1 | 0 | 4 | 9 | 0% | 11% |
2015 | 3 | 2 | 3 | 9 | 67% | 33% |
2016 | 3 | 2 | 3 | 9 | 67% | 33% |
2017 | 3 | 2 | 3 | 8 | 67% | 38% |
2018 | 3 | 1 | 5 | 13 | 20% | 23% |
2019 | 1 | 1 | 6 | 11 | 17% | 9% |
2020 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0% | 0% |
総ソニー系 | メインソニー | メイン役数 | 総出演数 | メイン割合 | 総割合 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 0% |
2007 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0% | 0% |
2008 | 3 | 1 | 2 | 8 | 50% | 38% |
2009 | 1 | 0 | 6 | 15 | 0% | 7% |
2010 | 2 | 2 | 7 | 12 | 29% | 17% |
2011 | 4 | 1 | 9 | 15 | 11% | 27% |
2012 | 2 | 0 | 5 | 8 | 0% | 25% |
2013 | 2 | 1 | 3 | 6 | 33% | 33% |
2014 | 1 | 0 | 6 | 9 | 0% | 11% |
2015 | 2 | 1 | 3 | 6 | 33% | 33% |
2016 | 1 | 0 | 2 | 7 | 0% | 14% |
2017 | 6 | 4 | 7 | 10 | 57% | 60% |
2018 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0% | 17% |
2019 | 2 | 0 | 4 | 10 | 0% | 20% |
2020 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0% | 0% |
時代の違いはあるものの、ミュージックレイン1期は、2期程のソニー系率が高いとは言えないと思います。
こう見ると、当初のソニーとしては、とにかく戸松は自社関係に出してゴリ押していた事が数字として明らかになった感じがする。
他のメンバーのソニー率は概ね4割を切っているが、戸松だけ5割を超える事が多い。
ただ09年にソニーの数が少ないタイミングで大きく覚醒した感があり(それまでが酷すぎたというか、それでいてアニメも爆死もし続けたらしい
ソニー依存率が高い所からかなり抜け出し、現在の地位を築いている。
思えばこの突然変異とも言える戸松の成長が、ミューレの感覚を狂わせたのでは?と思うほどには、ちょっとおかしな事をしている。
時代が違うとはいえ、ミューレ1期は比較的健全な運用で現在の地位を築いたと言っていいだろう。
ただ、当時のミュージックレイン1期は所謂『セット販売』が多く、結構出演するのが2人ずつというのが多い傾向が見られた。(まぁ2期はフル販売してるからなあ…)
どちらにせよ、ソニー系にも多く出演しているが、大概跳ねてるのがソニー系あんまない年なのがちょっと面白い。
別にアニプレックス系はハズレを多く作っている印象はないのだが。
昨今の時代を考えれば、直接数字のまま評価するのは酷だとは思うが、大まかなイメージにおいても、2期の方がソニー系に依存しているという結論を出さざるを得ないくらいにははっきり数字には出たと言っていいだろう。
各人筆者見解(声優・ソロ)
ここまでは客観的な数字で物を言ってきたが、筆者の声優過激派としての各人の評価といえばおこがましい気もするので、個人的な見解を述べていこう。
ここで、各人のソロ活動の数字などにも触れていくつもりだ。
まずは、ソロ活動に置いての現状を見ていこう。
ちなみに、ソロ活動をする前に『一週間フレンズ。』の奏(かなで)を藤宮香織(雨宮天)名義で、初動10105枚、累計19844枚を記録している。やべえな、さすがMUSIC FAIRに呼ばれる事はある!(ありゃ可哀想だったと思うけど)
その年の2014年8月13日に、ミュージックレイン2期で一番にソロデビューした。
種別 | 発売日 | 初動 | 累計 | シングル/アルバム名 | タイアップ |
---|---|---|---|---|---|
Single | 2014/8/13 | 8,482 | 13,968 | Skyreach | アカメが斬る! OP |
Single | 2014/11/19 | 6,141 | 8,089 | 月灯り | アカメが斬る! ED |
Single | 2015/9/9 | 5,451 | 6,713 | Velvet Rays | アプリ ヴァリアントナイツ〜光と闇の覚醒〜 Theme |
Album | 2016/9/7 | 10,222 | 12,534 | Various BLUE | |
Single | 2017/7/26 | 14,187 | 15,472 | irodori | |
Single | 2017/12/13 | 10,220 | 11,622 | Eternal | |
Single | 2018/5/9 | 9,404 | 10,945 | 誓い | 七つの大罪 戒めの復活 ED |
Album | 2018/7/11 | 10,915 | 12,611 | The Only BLUE | |
Single | 2019/1/16 | 7,981 | 9,147 | Defiance | |
Single | 2019/7/10 | 10,185 | 11,154 | VIPER | |
Single | 2019/11/6 | 7,389 | 8,216 | Regeneration | 七つの大罪 神々の逆鱗 ED |
Single | 2020/1/15 | 10,569 | 11,714 | PARADOX | 理系が恋に落ちたので証明してみた。 OP |
ソロの売上は上記の通り、ほぼほぼ1万枚を超える売上は、現代ソロアーティスト乱立時代でも非常に稀で、人気と言えるだろう(まぁ最近はサブスクに移行しつつあるので、特典目当てであったり、前時代的オタクがその凝っているという言い方もできるかもしれないが)
続いて、筆者の考える雨宮の技量面、及びミューレ側の戦略面について。
雨宮は、ミュージックレイン2期で最も優遇された声優と言える。
前述のアニメ出演数は他の二人とは雲泥の差であり、数が多い中で序盤のソニー率はなかなか高く、ミュージックレイン、ソニーミュージックグループとして雨宮を押し出したかったのは明白だ。
一定以上の成果を出し、ソニーに頼ることが少なくなり、確実に売るという面では成功したと言える。
…のだが、これだけのアニメに出演し、ある程度の人気を勝ち取っている割には、肝心の技量がブラッシュアップされたと感じることはないと、個人的見解を述べたい。
どういう所で感じるかと言えば、まずそんなに色んな役を振られるほど、彼女自身の演技のレンジ…幅は広くないだろう、という点だ。
そもそも、雨宮の得意な演技はクールではないだろう…と常々思っている。
彼女が最も得意とするのは、結局の所アクア様のようなギャグ役だと思う。というか、これ一本でも良いくらいには他がそんなに良いとは思わない。
クールにおいても、ただ感情少なめでやってりゃ良いってもんじゃねえぞ!って北沢の時から思っているし(北沢は割と好きな方だけど、他においてのクールも全部同じじゃんってなる。というか、感情少なめになったら演技の情報量が減る時点で並としか)
だからといって高めをやらせると、単純に不自然になる。
いや~その高音は雨宮に無理させちゃってるじゃんって思っちゃう。
はいふり劇場版とかマジで思っちゃった。刺さっちゃうし、無理してる気がするし、大丈夫?ってなる。
それは歌も一緒で、雨宮にはVIPERくらいの音域で歌わせたほうが絶対に良い。
雨宮の歌は割と嫌いじゃないんだが、上に行けば行くほどにだめになると思う。
歌は確実に2期の中では一番上手い方だと思うし、1期にも人によっては勝てるくらいはあると思うのだが、それこそParadoxとかの音域はやめた方がいいと思う。
という訳で、声優としても割と低音の方をやらせればいいのにってなる。まぁそういう意味でリケジョは割とそういう方向かも。
とにかく出来ることが少ないのに、色んな役やらされてはボール投げてるイメージ。
多いから吸収してどうにかなるかなあと思ったけど、大きな進歩はない。
ギャグのアクアとかは割と好みで、あそこまでギャグに振れるのに、あんまりギャグが回ってこないのもなんかアレ。
それこそ高いと言っても『WWW.WORKING!!』の北沢じゃない志保とかは割と良かったから、ああいう役とギャグが増えればいいのに、と思っているのだが、どうも業界はクール声優にしたいらしい。
別にめっちゃ悪くはないのに、運用的に余計に印象が悪い。
まぁそれでも『アルドノア・ゼロ』の開始5秒で分かる程度にはひどすぎたアレを超えることは二度となさそうだが…(あんなの二度やられたらどうしたらいいんだか)
まぁ、技量と人気が伴わない声優など、現代には5万といるので、典型的な形とも言えるが、戸松みたいにソニー系で推しに押したミューレの2期エースがこれで、他はアニメほぼ出てませんよ~って、何がしたかったんだろうか。
とにかく別に上手くもない所ばっかりやらせて、「やっぱダメだよな~」の確認作業。
そんな事をしたいわけじゃないんだよな、雨宮に。俺は良いぞ雨宮って割と言いたかったの。
【Amazon.co.jp限定】PARADOX(通常盤)(オリジナルブロマイド(Amazon.co.jp ver.)付)
- アーティスト:雨宮天
- 出版社/メーカー: SACRA MUSIC
- 発売日: 2020/01/15
- メディア: CD
こちらもまずは、ソロについて。
ミュージックレイン2期では最も遅い2017年4月にデビューしており、満を持してという感じであった。
その前に他の二人はしているので、もはやいつするのか、という次元ではあったのだが…(まぁ前述の通りアレだけアニメ出てないタイミングでのデビューではあるんだよなあ)
種別 | 発売日 | 初動 | 累計 | シングル/アルバム名 | タイアップ |
---|---|---|---|---|---|
Single | 2017/4/5 | 11,730 | 12,530 | グレープフルーツムーン | |
Single | 2017/8/30 | 9,106 | 9,753 | フワリ、コロリ、カラン、コロン | プリプリちぃちゃん!! ED |
Single | 2018/7/18 | 12,807 | 13,760 | パレイド | |
Album | 2019/4/17 | 11,375 | 12,578 | ログライン | |
EP | 2019/9/25 | 9,500 | 10,821 | Ep01 |
売れ過ぎである。
雨宮さえ凌ぐ勢いで、夏川のソロ楽曲は売れている。
それは、夏川の楽曲に対する姿勢と、楽曲の強さの現れとも言える。
曲をかけないからソロするか悩んだ程度には姿勢が真面目で、リリースの度に出てくる話は内容が濃い。
なにより出てくる楽曲が強いこと強いこと。
特にパレイド以降の楽曲は個人的にポイントが高く、マジでいい曲が並んでいる。
タイアップは2nd Singleのみでこの数字は普通に凄い。
続いて、筆者の考える夏川の技量、及びミューレ側の戦略面について。
彼女については、非常に技量においての判断が悩む所ではある。
あまりにも出てないからである。
別に無能という程めっちゃ酷いイメージはないとは思う。
実際、単体のメソッドとか、あの時代から意外と基本は押さえれていたと思うが、あまりにも数が少なすぎて判断に困る。
ただまぁ、どちらにせよ声幅があるイメージはあんまりなく、基本的に夏川と言えばあの声だよなあ…というイメージはある。
しかし、夏川は高音においては、2つの主役で一定以上の物は見せたのではないかと思う。
キツそうにはあまり思わないというか、耳に刺さるようなことはないと言うか…
望月杏奈のオフモードボイスは、あれだけやってることもありそれなりに評価するべきかもしれないが、他にこういう役を振ってくれないとちょっとわからないなあと。
とにかく打数が少なすぎる、その割には主役はソニーが振ってるのだが、『ハイスクール・フリート』一本では、ちょっと内容に深みゼロの作品では演技面での評価的に辛い。
個人的には『亜人ちゃんは語りたい』が演技としてのキャリアハイ。
どっちにしても、あまりにもアニメなさすぎて評価もできようがない。
せめて、"なもり民が本当に求めていたもの"『えんどろ~!』が跳ねれば良かったのだが、求められていなかったはずのリリスパにも円盤で負け、メインで出てタイアップEDまでした水瀬に恥をかかせるくらいには撃沈してしまった。
もはや夏川も開き直っているのか、やれソロアーティストだ、やれゲーム実況だ、やれ本だと、もう新たなエンターテイメントをクリエイトする新ポジションに就き出していて、もうそれでいいから頑張れってなってくる。
結局、ミューレは夏川をどうしたかったのか、さっぱりわからない。
スーパー声優オーディションじゃなかったのかよ、声優を作る気が本当にあったのか?ってくらいにはもうガバガバだったと思う。
独自の道を切り開くことは応援するし、ソロは好きだけど、本当にこの道しかなかったんだろうか?
最後に麻倉、こちらもソロからね。
麻倉は真ん中、アニサマでソロデビューを発表したってのはなんか覚えてた。
最初からハニワに曲を書いてもらって、cwは『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』楽曲として発表、やっぱ良い作詞作曲は声優に食われる時代。
種別 | 発売日 | 初動 | 累計 | シングル/アルバム名 | タイアップ |
---|---|---|---|---|---|
Single | 2016/11/2 | 13,390 | 16,093 | 明日は君と。 | 好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~ |
Single | 2017/6/7 | 10,390 | 11,705 | トクベツいちばん!! | プリプリちぃちゃん!! OP |
Single | 2017/11/1 | 10,634 | 11,510 | カラフル | プリプリちぃちゃん!! OP |
Single | 2018/8/22 | 14,947 | 16,061 | パンプキン・ミート・パイ | |
Album | 2018/10/3 | 13,393 | 14,766 | Peachy! | |
Single | 2019/2/13 | 9,816 | 11,353 | 365×LOVE | |
Single | 2019/5/22 | 9,308 | 10,002 | スマッシュ・ドロップ | パズドラ ED |
Single | 2019/9/4 | 10,733 | 11,856 | ユメシンデレラ | 荒ぶる季節の乙女どもよ。 ED |
Album | 2020/4/8 | - | - | Agapanthus |
1st Singleは初動13390枚、累計16093枚を記録し、ミュージックレイン2期ソロCDとしては最多の枚数売上を記録。
また、累計枚数では一度も1万枚を切っておらず、初動、累計共に平均売上枚数はミュージックレイン2期でトップを記録している。(麻倉>夏川>雨宮となる…あれ雨宮?)
大きなタイアップがあるわけでもなく、まともなタイアップは『ユメシンデレラ』くらいでこの数字は、やはり特典含めそういうファン層が如何についているかという点を感じる。
続いて、筆者の考える麻倉の技量、及びミューレ側の戦略面について。
端的に言えば『職業麻倉』である。
筆者は所謂"どの役をやっても同じ声"の声優"を職業(声優名)と表記するが、彼女はその典型と言わざるを得ない。
そもそも出演数が多くないが、マジで声が全部同じじゃねえか、どうすんのお前。
ここで『WWW.WORKING!!』柳葉ミリという例外を上げたくなるが、あれもなあ…
これはいつかしっかり言語化したいと常々思っているのだが、『ダウナー、無口、感情表に出ない系』はある意味誰でも出来ると筆者は考えている。
感情抑えめで低音とか、ボソボソ言っておけば、ある意味それなりには思えるのだ。
ただ、それでいて声優の演技がマジで上手い人というのは、ここで大きな差を見せてくれる奥が深い役柄だと思っている。(普通に見えると、上手いに雲泥の実力差が現れる役柄というか
麻倉のミリの場合、確実に前者に位置すると思うし、こう『ダウナー、無口、感情表に出ない系』をやっている"だけ"で評価するような、
「〇〇さんがこの声出してるの!?」はこういう系ではあまり言わないほうが良い、そりゃ出来てるようには見えるって、一段違う人間は全く違う演技するけどな、聞いてるかまちカドの鬼頭で騒いでるオタク
場数も少ないもんだから、演技のレベルもマジでどうしようもないと思っている。
声質で殴ればいいってもんじゃないんだぞと、音量の大小すら怪しいとか思うし、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』とか、周りが有能声優だったものだからもう目立つ目立つ、お前新人の河野にさえ水を開けられて恥ずかしくないの?
色んな意味でむしろ『真ん中にしか置けない声優』だ。
センターだったら、主人公だったらまぁいっか…ってなる奴だ、お前なんで成瀬と同じこと思わなきゃいけないんだよ、勘弁してくれよ。
だからと言って『まどかマギカ』の後継の『マギアレコード』でセンターされても困るんだよなあ…そもそもなんでまどマギは後継をトラセに売ったの?アホなの?
悠木碧の後に麻倉ももとか可哀想だろ、務まるわけがないじゃん、現代女性声優の中でかなりの上位の声優で並の声優でも埋めれないのに。
別に全く同じようなことをする必要はないし、そういう事は求めていないがそれにしても麻倉じゃあいかんでしょ。
お前もだからな雨宮、お前で斎藤千和が埋まると思うな、というかこんなの振るんじゃあないよ、言いたかないんだよこっちも、ちゃんと選んで頼むから。
しかしまぁそれを置いといて人気だこと人気だこと、可愛いね~だけ言っているオタクだったらもっと楽に生きれたんだろうか…いや絶対なりたくねえな?
しかし、技量はダメ、かわいい(?)、CD売れる、なんかめっちゃ色んな所で見る…なんかこんな声優昔にもいたような…いや、やめておこう。
今なら伊藤美だけど、ほぼ説明一緒でいいでしょ、中身大差なし、あっちの方がどこでも出てくるからタチが悪い、アニサマは同情するが、ゆゆゆに出てくるな有能声優しかいなかったのに、なにゃこの時の期待を返してくれ。
現代女性声優の縮図って言いたいんだけど、どうも昔にもいたなと引っかかる。
というかマジで声優しろよ、場数もないからマジでどうしようもない、投げさせたらどうにかならんのか?見たくはないけど。
でも同じ期の人間がアレだけ投げて伸びなかったからなあ…
演技はそれで良いんだよ麻倉はじゃないんだよ、にしてもダメだろアレじゃ、別に声質を売りにする声優が嫌いなわけじゃないんだよ声質しか本当にない声優が嫌いなだけなんだよ。
声優スーパーオーディションってなんだよ。
まとめ
あんまりボロクソ言わないでおこうと思っていたが、結局ボロクソに言った気がするが、まぁ良いだろう。事実だ。(追い打ち)
ミュージックレイン2期は、売れたか売れてないかなら間違いなく売れた。
成功したグループであることは間違いないし、TrySailを中心に、ソロCDまで売れに売れているんだから。
ただ、なんというか最近の肝心のTrySail楽曲もおとなしいし、ライブでadrenaline!!!とはいふりとSunsetカンフー歌っときゃいいんだろ感といい、停滞が感じられる。
それでいて本来核になるべき声優業に関しては、雨宮を会社の力で引き上げることには成功したものの、肝心の技量がなんかついてこないというか、雨宮の良さを活かす気が感じられないというか、無能感を感じるし、
麻倉と夏川は声優と呼べるのかレベルでちょっと前までアニメでの仕事もなく(ゲームもそんなないし)
出てきたと思ったら、まぁ夏川は一応頑張ってはいるが、麻倉はもう目も当てられない感じだし。
そもそも場数が足りないのに、人気だけが上昇した二人は色々と大変過ぎると思う。
雨宮に振りまくっていたその仕事、どうにか一部を他の二人には投げさせられなかったのか?と今でも思わずにはいられない。
時代が違うとは言え、1期の際に出来ていた事すら、2期では運用面として出来ていなかったのではないか?と言わざるを得ない。
確実に人気を作り出し、多くの売上枚数を記録している事はもちろん評価するべきではあるが、『スーパー声優オーディション』を名乗る割には、結局声優という看板を借りた人気音楽ユニットを作り出しただけになったような感じもしなくはない。
まぁミュージックレインのポータルサイトの表記が"ARTIST"なんだから、それでも良いのかもしれないが、だったら何が『スーパー声優オーディション』だったのだろうか。
3期がいよいよベールを脱ぎ、そのスタートを他事務所の若手も含めた『IDOLY PRIDE』で開始されようとしている。
また、もう既に橘未來は様々なアニメにモブとして登場している。
なんというか、ある程度反省をした上で、声優を作り出す気があるのか。
それとも、2期と同じことを狙っているのか(橘が雨宮枠か~って今はやっぱり思ってしまう訳で、まぁ今の所ユニットは組まないらしいし、今回は容姿で選びました!!!感もほとんどないからそのへんの方針は変えたんだよね?今回はまた違うの見せてくれるんだよね?とは思ってはいる)
3期に向かうにあたってやっぱり不安の面は大きい、ただ3期から有能声優が出てくればまた声優界的にはプラスになることは間違いない。
2期でアニメに全然出なかった二人も、昨年からようやくアニメの本数が増え始め、今はなんというかなぁと思う場面もあるが、場数を踏めばどうにかなるかもしれない。(というかしろ)
なんだかんだ巨大企業のお膝元の所である、どっかの武士道とは違うんだぞという所をもっと見せてもらいたい。
3期、どうなるんだか…
(というか、CUE!、ラピスリライツ、BATON=RELAY、IDOLY PRIDEってもうコンテンツが多すぎる、どれを追えば勝ち組になれるんだ!というかSMEアーティスト&ミュージックビジネスグループのソニー・ミュージックアーティスツとミュージックレインでコンテンツ殴り合いしてるの何)
(ってかやっぱりIDOLY PRIDEでスフィアとトラセをシャッフルするようなことしなくちゃダメだったと思うよ僕は)