声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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『魔王様、リトライ!R』における、ポニキャン→ソニー資本変更による露骨なキャスト変更を見る。

【注意】当ブログ記事は、あくまでも声優オタクとしての考えを記載した記事です。

また、今回当該作品となった『魔王様、リトライ!』に関して、筆者は特に思い入れはありません。そのため、作品に関しての記載に関してはファンの方々には失礼な記載となっている可能性があります。

あくまでも、声優が交代した事案を声優オタクとして取り上げたモノとなっておりますので、あらかじめご了承願います。

 

おにじと申します。

 

令和の時代において、そんなこと起きるんだなって感じの事が起きはした。

まぁ別に理由としては理解できる範疇のことではあるのだが、それにしても令和においてこの判断をするのは中々の思い切りがあるんじゃないかなとは思うので…

今回は、『魔王様、リトライ!』の出資会社変更による、声優交代について、中々ないので考えてみた。(まぁ正確には一応違うと言えば違う)

声優ラジオとして、こういう案件に関してはちゃんと記事として内容を作るべきでしょうということで、作品に関してはまぁ認識はしていたくらいの状態であることはわかってほしい。あくまでも声優オタクとして、キャスティングの傾向とか、そういう話しか基本しない。

事案について確認しよう

ということで、今回の案件を確認しておこう。

『魔王様、リトライ!』は、原作は小説家になろうであり、そこからモンスター文庫・Mノベルズで刊行されているライトノベル作品である。

こちらの作品は、2019年にポニーキャニオン系列出資にて、アニメの第一作が放送されていた。

 

で、3/15に急に発表されたのが、『魔王様、リトライ!R』のアニメ化である。

『魔王様、リトライ!R』は、『魔王様、リトライ!』のメディアミックスとして、コミカライズとして出ている作品であり、こちら側を原作としてアニメ化するということである。

こちらは出資が恐らくソニー系列となっている。

 

これに伴ってか、キャストの大半が変更となっている。

 

主なキャスト陣は以下の通りである。

 端的に言うのであれば、主役である九内伯斗以外は全員変わったということである。

中々現代においてはないよなって感じではあるが、並びはこんな感じである。

 

なお、『魔王様、リトライ!』のアニメ公式アカウントは引き継がれている。

元々のアニメに関しては、本当に2021年3月~4月頃で完全に停止していた状態であった。

 

 

恐らく資本が変更されない限り、アニメ化がもう一度されることはなかった

まぁ、声優交代や制作サイド交代に関してだが、まず大前提として考えるべきなのは、恐らくこのソニー系列資本への変更がなければ、『魔王様、リトライ!』のアニメ化がもう一度されることはなかったと思われるということである。

 

前述した通り、2021年の3~4月でアニメのアカウントは停止しており、恐らくポニーキャニオン系列資本での継続したアニメ化というのは不可能だった…というかやる気がなかったと思われる。

なので、ソニー系列資本が拾ってアニメ化されるということ自体は、どちらかと言えば喜ばしいことであるということは、前提に考えた方が良いとは思う。

言っちゃなんだが、『魔王様、リトライ!』がもう一度アニメ化される可能性なんて筆者はまったく考えていなかった。

 

 

にしても声優陣ほぼ取っ替えは思い切りがある

アニメ化に関して、資本が変わることによって、スタッフやアニメーション制作が変わることはそれなりにある話であるようには感じる。

ただ、声の部分…声優の部分はそういう状態であっても変更されないことが、特に近年においては当たり前に近い状態であった。

その中で『魔王様、リトライ!R』は主人公以外を全て取っ替えるという選択をした。

現代においては中々思い切りがあるというか、今の時代であまりしない方がいいことをやった感はある。

言うて元々の声優かて、鬼頭明里とか、関智一とか、森久保祥太郎とか、それなりにネームバリューがある声優を揃えてはいたので、変える必要性がどれだけあるのか?ってところにはなってくるわけである。

なお、こういう交代になるとどうしても『生徒会の一存』という、アニメの歴史に残るキャスト変更という愚行が思い出されるが、こちらは資本も変わっていないのに変更された例の為、今回の『魔王様、リトライ!R』のキャスト変更よりもひどい話であり、同列に扱うべきではない。

 

 

ソニー資本感が強すぎる声優変更

ただまぁ、この声優の変更の仕方があまりにも露骨過ぎるのが最大の問題のような気がする。ソニー資本系統感がありすぎるんだよな。

とにかくミュージックレインを2人ねじ込んできたという事実、これが印象が悪すぎる。

 

ねじ込んだのは、麻倉ももと橘美來である。

まぁ麻倉は一時期に比べれば、まだアニメに出るようにはなった方であるはあるのだが(ミューレ第二期は異常に雨宮天に偏り続けていた)それでも基本的にはソニー資本から抜け出せていることの方が少ない印象であり、結局枠感が未だにある。

まぁこれでも夏川椎菜よりは幾分マシではあるというのが、夏川が逆に可哀想まであるのだが。

 

橘は、ミュージックレイン三期の声優の一人である。

一応三期の中ではまだアニメに出ている方ではあるものの、モブを合わせても、2020年から一応稼働しながらもこれが6本目という少なさであり、完全に枠で入った以外の何物でもないという状況である。

 

麻倉を入れることによって、いわゆるトラセもしくは麻倉の個人ファンを流入させたい狙いがあるのかもしれないが、別に麻倉がOPとかやるだけでもそれなりに数字は取れるだろ感がある。

いやまぁOPはTrySailの可能性もあるけど。どっちにしろそんなに劇的に数字が変わったりするんだろうか。というか諸々押しのけて麻倉はやっぱり露骨過ぎるんだよな。完全にソニー枠過ぎるから。

一時期よりは間違いなく麻倉の技量というのは前進してはいるとは思うので(というか場数がなさすぎて前進させようがない時期が存在したとも言うべき)変な演技をするとかそんなことはないとは思うが、それにしてもソニー資本感が強くなるんだよな麻倉がソニー系列作品にいると。

 

橘に関しても同様…いや、橘に関しては更にソニー系列感が増す。

というか遅すぎるんだよなねじ込むにしても。ミュージックレイン三期は確かにコロナのタイミングに被ったこともあり、活動の出鼻をくじかれた部分があるとは思う。

あるとは思うのだが、あまりにも空気過ぎるというのが現状である。

『IDOLY PRIDE』は、まぁ別にすごく悪いわけではないものの、話題性というところでそこまで獲得できたかと言われると微妙であり、結局ミュージックレイン三期ってこの『IDOLY PRIDE』以外作品にすらほぼ出ないに近い状態で、どうやって三期の人気を高めようと思っていたのかが本当にわからない。(相川がワンダーエッグ・プライオリティとか出てはいたけども、まぁアレも完全にソニー資本だけども)

一年前に調査した状況からほぼ前進がないってのも中々にヤバいと思う。

oniji.hatenablog.com

ねじ込んで人気を引き上げるにしても3年位遅い。もっと早くやっとけばよかったのに。というか、開き直ってもうスフィアとかTrySailみたいなの作ればよかったのに、それもしなかったので本当によくわからない。

今更過ぎるねじ込みな上に、声優変えてまでねじ込みで印象も悪い。

ミュージックレイン三期をどうするつもりなのか。本当によく分からない。

 

 

なんか野口衣織がいる

で、挙句の果てに声優でもない野口衣織がいるという、もう本当によく分からない声優交代になっている。

=LOVE野口衣織は、まぁ別に声優初挑戦ではなく(=LOVEと≠MEってなんか声を当てることがそこそこある)そもそも所属は代々木アニメーション学院であるというところから、アイドルの割には声優に近い部類の存在という表現が難しいポジションではある。

ただまぁ1クール30分アニメのメイン役となるとこれが初となる。

ましてや前任が鬼頭明里のところに入れてやらんでもいいのにね。

いくら鬼頭が人気の割にって部分があったとしても、言うて鬼頭は鬼頭なんだから勝てないでしょって感じになるし。

というかなんで野口が本当に来たのか。どういう声優交代なん?これって(

 

 

交代するということ自体が反発を食らいそうなモノなのに…

そもそも、声優は交代しないに越したことはない。

やはり声のイメージっていうのはしっかりと付く中で、極力交代しない方が良い。

まぁ今回の場合、資本が完全に変更になっているし、一応原作もライトノベル側からコミカライズの方に変更にはなっているので、変える理由としては揃っている方ではあるとは思うは思う。思うが、まぁ別にコミカライズの方に変えたのも建前の可能性も別にあるしなあとはなるし。

 

しかしまぁ変えるということ自体でも大きさがあるのに、その上でソニー資本感バリバリの声優をねじ込んでくる上に、=LOVEまでいるってのは、露骨も露骨でええんかお前ら感はある。

まぁもう変えちゃうんだったら、変えた時点で言われるんだからって開き直ったのかもしれないし、『魔王様、リトライ!』くらいであれば良いのではと思ったのかもしれないし、実際の所はわからないのだが、現代においてここまでのキャスト変更というのは中々見ることはないし、その上で資本感が露骨だったのが正直時代逆行感あって面白かったので、取り上げさせて頂いた。

まぁ前述した通り、この資本変更がなければ二作品目が作られることはなかったとは思うので、そこは考えるべきではある。あるとは言え、それにしてもこの変更幅は中々だよなあとは思わざるを得ない。

 

以上。