おにじと申します。
今回は、声優関係の話題。
以前、当ブログでは『ミュージックレイン三期定点観測』という記事を掲載した。
当ブログがはてなブログに来てから、最初に色々な人に見てもらったのが、TrySailへの提起をする記事だったので、なんだかんだミューレに関しては観測を続けている所はある。
なんやかんや動きはあるっちゃある、ミュージックレイン三期だが、実際の所これまでのミュージックレインよりはおとなしめの印象はある。
前回の定点観測から、1年は経過したということで、今回は第二回の定点観測をしておこうと思う。

これまでのミュージックレイン(再掲)
必要性を感じない気もしてきたけど。
ミュージックレインはソニー系の元々はレーベルの一つのようなものだったはずなのだが、いつの間にか声優も抱えるようになった良く分からない所である。
抱えている声優全て、『ミュージックレイン スーパー声優オーディション』の合格者しか存在しないというのも大きな特徴である。
最近は声優じゃない人もオーディションで取ってはいたみたいなので、声優事務所感という感じはちょっと薄くなったかもしれない(というか元々が声優事務所ではなかったので、若干回帰したに近いし、別に元々からミューレ所属の歌手とかはいるから言いがかりに近そうだが)
2005年、2011年、2017年、2021年にそれぞれオーディションが行われている。
2007年頃から活動を開始した第一期…所謂スフィア(寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生)。(スフィアとしての活動は2009年より)
2012年頃から活動を開始した第二期…所謂TrySail(麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜)。(TrySailとしての活動は2014年末発表で、2015年始より開始)
2019年に発表、2020年より活動を開始したミュージックレイン三期という流れ。
2021年に、『ミュージックレインオーディションプロジェクト2021』を開催しており、こちらで『ウタカツ!3』『スーパー声優オーディションα』等が行われている。
こちらで現在の所声優というのは出てきていないと思われる。(MICLOVER組が増えてはいたと思うけど)もしかしたらそろそろ出てくる可能性も…
このような系譜で、ミュージックレインは進んできたという感じがある。
基本的に第一期、第二期共に、音楽ユニットとしては明らかに、間違いなく成功している。
また、声優としても全体的にはある程度は成功と言える方向性ではある。
ただ、第二期においては声優としての出演数、場数の差という所で大きな格差が当初から生まれていたという所はある。
やはり雨宮の一強感が強く、麻倉と夏川は正規的に声優と呼べる状態になるまでに時間を要した。麻倉が過去と比較して登場頻度が増えたものの、夏川は相変わらず声優なのかよく分からんポジションにいる。まぁユーフォ出るんだけど。
とは言え、基本的に所属声優を全員ある程度コンテンツ含めて知名度を一定以上にしている所を考えるとこんな事務所はなかなか存在しないとは思う。打率的に。まぁそもそも打席数が少ないだろって話だが。
あと、』『スーパー声優オーディションα』の扱いがどうなっているのか。そろそろいつもの感覚なら出てきてもおかしくはないが…
ミュージックレイン3期生基本情報
ということでメンツを改めて掲載しておく(いる?)
橘未來(たちばな みらい)
千葉県出身
2000/3/5(24)
夏目ここな(なつめ ここな)
埼玉県出身
2003/9/6(20)
宮沢小春(みやざわ こはる)
千葉県出身
1999/3/29(24)
相川奏多(あいかわ かなた)
兵庫県出身
2004/10/20(19)
日向もか(ひなた もか)
埼玉県出身
2001/5/17(22)
相川以外20を超えたらしい。
というかまだ相川が19なのにビビるんだけども…
出演数現状
ということで、まずは手っ取り早く数字の方を見ていこう。
どう言う見方が正しいのかは正直分からん所あるんだけど、今回はこういう感じで行こうと思う。
・アニメメイン
・アニメ出演
・劇場メイン
・劇場出演
・ゲームメイン
・ゲーム出演(メイン以外)
ソニー傘下なので分けようかなとか思ったのだが、分けた所でな気もしたので、今回は分けない方向で行くことにした。
あと、劇場アニメを入れたのは、割と一部声優が劇場アニメ系出てたので、カウントしないと可哀想かと思って…(
ということで見ていこう。
橘未來
夏目ここな
宮沢小春
相川奏多
日向もか
状態、やはり思った通りほぼ変わっていないに等しい状況である。
相変わらず、橘が一番である状況は続いているは続いているのだが…って感じ。
橘が『魔王様、リトライ!R』でメイン役を獲得したが、アレも資本がソニーに変わってのキャスト変更という形で色々と波紋を呼んでそうな感じもある。
結局全体的には『IDOLY PRIDE』以外でメインを持っているのが、この橘と、『ワンダーエッグプライオリティ』で大戸アイ役を演じた相川奏多のみ。
一応アニメカウント自体は増えてはいるのだが、大半がWebアニメという現状である。
もうちょっと状況が良くなれば良いのだが、依然状況に大きな変化はないという状況である。
流石にもうちょっと増えてくれないときつくない?って状況にやはりなってきている感じがする。
ということで、これまでのミュージックレイン声優の出演傾向というのをここで確認しておこう。
ちゃんと更新しましたこっちも。めんどくさいんだけどね、こういう情報を集めるの(
TrySail(第二期)
TrySailは前述の通り、特に初期においての雨宮天への偏りがなかなかにひどい。その過去は結局変えることはできない。
雨宮は現在においても圧倒的な出演数を誇っており、文字通り第二期のエースでしかない。あまりにもエース過ぎる働きをしている。突出して出来るところがあるという訳では無いが、そつなくこなせるのが雨宮の強み。なんというか、最初の『青』『蒼』『クール』のイメージが当初の雨宮のキャリアの足を引っ張っていた気はする。近年はそこそこはっちゃける役も増えてきて、強みが活かせている印象。
ただ、今となっては言うて麻倉はなんやかんやでていたのかもしれないと思えるくらいには数字がまともになった印象。それでもソニー系統作品が目立ちはするのだが、流石に場数を踏んだことによって、声優としての技量というのもそれなりに使える程度にはなってくれた印象もある(やはりこういうのは場数を積まないとどうにもならん部分ってあるだろって話で)
夏川は相変わらずの少なさである。たま~に合計7作品くらい出ていて、見栄えが良い時はあるのだが、この人は声優としての活動よりも、他のアーティストとか朗読とかの活動の方が目立っている印象がある。
最早声優としてというより、ソロアーティストとか含めての活動で割とちゃんと成り立っている感があり、エンターテイナー夏川椎菜という感じがする。
今年は響け!ユーフォニアム3になんか出る。
まぁそれでも雨宮の偏りはどうにかならんかったんだろうかね(
スフィア(第一期)
ということで、現在のミューレの地位を作ったとも言える、スフィアの方も見ておこう。
第一期の出演数は、デビューからの歴史を物語っているという言い方も出来る。
とにかく全員多く、一番少ない寿美菜子ですら198作品カウントされている。
スフィア…というか第一期は全体的にゴリ押しをしていた印象はあるのだが、やはり当初は戸松遥が一番に推されていた印象。当時の新人声優の技量という所もあるとは言え、戸松は当時は本当にゴリ押しも良いところだったのだが、なんか上手い事成長して使える感じになった。昔の声優、ゴリ押した結果成長してそれなりになるパターンがあるのはなんなのか。なぜ今はそうならないのか…w(いやこんなパターン例外だからやめたほうが良いんだけど)
豊崎は一発でけいおんが出たことによる強さったらないんだよな。高垣もシンフォギアとか含めて作品の引き割と良かったし。
全員作品にもある程度恵まれたのかもしれない。
現状に関して
ということで、現状のミュージックレイン第3期の状況を考えてみるとやはり厳しいとしか言いようがない。
もちろん、色々と要素はあるとは思うのだが、それにしても出演数が全くもって伸びていないという言い方をするべきであろうと思う。
過去のミュージックレイン声優の出演数を見ても、一番少ない夏川椎菜ですら、現状の第三期よりはマシだったと言えるんじゃないかくらいには、第三期の出演数は伸びていない。
一応、ミュージックレイン第三期は、『IDOLY PRIDE』という場所は存在し、それなりに活動自体はあるものの、そこまでのパワーがあるわけではないという言い方が現状は適切であるように感じる。別にコンテンツとして悪いわけではないのだが、そこまでの話題性を呼べなかった感が凄い。言うてソニー系かつトラセもスフィアも巻き込んでアレだし(まぁトラセとスフィアがそのまんま来てるだけってのも面白みに欠けるんだけど、せめてシャッフルせえや)
まぁIDOLY PRIDEは一番インパクトがなくて困っているのは、ミューレ三期ではなく星見プロの非ミューレ組のような気もするんだけど…
別に全くダメということもないが、やはり飽和しまくっているアイドルにこのタイミングで入っても人と話題性を呼ぶのは容易ではないという所だろうか。
また、セカンドショットちゃんねるで『ミュージックレイン3期生新番組ベータ版』というのはやっており、なんだかんだミューレ系の面倒見が良いセカンドショットが、三期においての場所というのは常にあるし、そういう所で見ること自体はできる。
ただ、それはあくまでも見ること自体は可能なだけで、基本的に見に行かないと見ることができていないという感じなのが問題である。
所謂、巨大コンテンツ声優(アイマス・ラブライブ・ウマ娘等)の、そのコンテンツにしか出ていない声優の運用とさほど変わらないか、それよりも酷い。コンテンツとしてのパワーが劣ってるからね。
前述した通り、これまでのミューレ声優というのは、なんだかんだで出演を獲得していったわけである。それがソニーのゴリ押しであろうがなんであろうがである。
ただ、現状そういう感じもミューレ三期には見られない。なので、所謂巨大コンテンツの声優となって、ある程度の知名度は獲得しているけど、そのコンテンツ以外そこまで目立った出演作もない。でもそのコンテンツではキャラ含めて一定の人気があるから、ニコ生とかOPENRECあたりで番組を持てる…みたいな典型的にも程があるコンテンツ声優すら、ミューレ三期は越えられていないように見えてしまうのである…
もちろん、これまでのミューレ声優の時代と、色々と勝手が変わっていることは確か…
声優として上り方というのもかなり難しくなっているように感じるし、昔の手法が通用しなさそうだなと思う部分は確かにある。
あとミューレ三期にとって不幸だったのは、出てきたタイミングにもうコロナが始まっていたことである。
こういうのは始まった瞬間にイベントとかで固定層を確保しにいくのが通例なのだが、そういうことがほぼほぼミューレ三期は出来ていない。そういうので、固定ファンを掴んでいくことで、今後の展開としても楽になるし、逆にスタートしたタイミングとかじゃないと、インパクトが出ないものなのに、その機会が与えられなかったのは本当に不幸だったとは思う。
あの時は新人声優がアニメに入るということもかなり減少していた印象で、ここに入っていくというのも難しい部分があったのかなとも思う部分はある。
ただ、それにしてもソニーサイドからのプッシュが弱い。
ちょっと前で言えばワンダーエッグプライオリティとかで、魔王様リトライRとか、なんかやっと出てきたみたいな感じも直近でありはしたのだが。
やるにしても年単位で遅いんだよな。本当に遅い。
ミューレとして三期をどうして行きたかったのか正直よくわからない。はっきり言って、これまでのミューレ声優が定着したのは、技量がいちばんの要素ではない。如何にソニー系作品を中心に中心キャラに押し込んでゴリ押していくか。これが一番必要とされていた要素だった。
それは別にソニー以外かてやっていたことだが、その中でも強烈なプッシュをしていた訳である。
もちろん時代は変わった部分はあるし、コロナも当たってはいた。ただそれにしてもソニーのプッシュが少なすぎて、そもそもの出演数が少なすぎて、声優としての技量を語れる次元に存在してないのが、今のミューレ三期であるようにも思えてしまう。
結局本当に現在のところ三期単独でユニットを組むようなこともなく、現在を迎えており、今までと違う感じでやろうとしていたことは確かなのだが、それは現在のところ全く成功しているようには見えないし、このまま消えていかないか心配な次元になってきている。
2021年に行われた『スーパー声優オーディションα』組もそろそろ動きそうな予感もある。
当時は『歌手、俳優、アイドル、モデル、ゲーム実況者、マジシャンなど、領域を越えてマルチに活躍できる新しい才能を募集します。』とかいう、まぁ頭ブシロードみたいなカスみたいな募集要項で募集されていたアレだが、そろそろ動きを見せてもおかしくないくらいには時間が経過している。
いや、ここからのやつはもうこれまでので出てるよってパターンもあり得るので、一概には言えんのだけど(今回は声優声優を選出したわけではないからな…)
こっちとかの方にそろそろ本当にシフトする可能性もある中、第三期は本当に大丈夫なのか。
恐らくこの第四期組もこれまでとは勝手が違うとは思うので、一応純粋な声優(アイドルコンテンツ一個しかほぼ出ていないような声優を純粋な声優と呼ぶことが正しいのかは一回置いておいて)である第三期は棲み分けは出来ているとは思うのだが、食い合わないからって元々からソニーサイドから大したプッシュもされていない第三期がどうなってしまうのか、純粋に心配な部類ではあるのである。
なんというか、良いとか悪いとか、そのスタートラインにどれだけ立ててるの?ってなるのがミューレ三期という感じであり、どうかがわからない事にはどうとも言えないのがミューレ三期って感じがする。
流石にもうちょっとどうにかならんのだろうか。いやゴリ押しは筆者は嫌いなので、
以上。





