声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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おすすめ記事

ミュージックレイン三期定点観測(2023年始)

※この記事書いたの1月なので、微妙に状況変わってるかもしれないけど許してください。

 

おにじと申します。

 

今回は、声優関係の話題。

当ブログは初めて結構経つ(というか始めたのはかなり前なんだけど、はてなブログに来てこういう定期的な更新をするようになってからは3、4年とかだから…)のだが。

当ブログで最初に色々と見られたなという印象があるのが、TrySailを題材とした『ミュージックレイン第二期(TrySail)は成功だったのか?』である。

oniji.hatenablog.com

 

まぁ色々と言われもしたんだけど、現実として色々と考えた記事だったので、色々と反応を頂けたのはありがたかった。

この時に書いた理由というのは『ミュージックレイン第三期が始まるから』だったわけだが、そのミュージックレイン第三期が発表されたのが2019年。実働が2020年からということで、もう発表されてからであれば3年経過したことになる。

 

今回は、そんなミュージックレイン三期に関して、スポットライトを当ててみようと思う。

言うて、稼働から2、3年経ったので、現状ミュージックレイン三期ってどれくらい稼働しているのかをチェックしてみようと思う。

これまでのミュージックレイン

まぁこれ前もやったから…って事で(

ミュージックレインソニー系の元々はレーベルの一つのようなものだったはずなのだが、いつの間にか声優も抱えるようになった良く分からない所である。

抱えている声優全て、『ミュージックレイン スーパー声優オーディション』の合格者しか存在しないというのも大きな特徴。オーディションをやっている事務所というのは普通に存在すると思うのだが、全てがオーディション合格者というのはあまりないような感じがする。

 

2005年、2011年、2017年にそれぞれオーディションが行われている。

2007年頃から活動を開始した第一期…所謂スフィア(寿美菜子高垣彩陽戸松遥豊崎愛生)。(スフィアとしての活動は2009年より)

2012年頃から活動を開始した第二期…所謂TrySail麻倉もも雨宮天夏川椎菜)。(TrySailとしての活動は2014年末発表で、2015年始より開始)

そして、2019年に発表、2020年より活動を開始したミュージックレイン三期。

oniji.hatenablog.com

このような系譜で、ミュージックレインは進んできたという感じがある。

 

基本的に第一期、第二期共に、音楽ユニットとしては明らかに、間違いなく成功している。

また、声優としても全体的には成功と言える方向性ではある。

ただ、第二期においては声優としての出演数、場数の差という所で大きな格差が当初から生まれていたという所はある。やはり雨宮の一強感が強く、麻倉と夏川は正規的に声優と呼べる状態になるまでに時間を要した…というか、現在も要しているのかもしれない。

とは言え、基本的に所属声優を全員ある程度コンテンツ含めて知名度を一定以上にしている所を考えるとこんな事務所はなかなか存在しない。

それだけ、まぁミューレ三期というのもある程度の活躍は見込める存在であるという言い方が出来るとは思うのである。

 

 

ミュージックレイン3期生基本情報

ということでメンツを改めて掲載しておく(いる?)

 

橘未來(たちばな みらい)

千葉県出身

2000/3/5(22)

 

夏目ここな(なつめ ここな)

埼玉県出身

2003/9/6(19)

 

宮沢小春(みやざわ こはる)

千葉県出身

1999/3/29(23)

 

相川奏多(あいかわ かなた)

兵庫県出身

2004/10/20(18)

 

日向もか(ひなた もか)

埼玉県出身

2001/5/17(21)

 

発表時を考えると、半分が20歳を超えたんだなという感じはある。

ミュージックレインって、毎度合格者の人数が違うっていうのもなんか不思議な気もする。(4→3→5)

 

 

出演数現状

ということで、まずは手っ取り早く数字の方を見ていこう。

どう言う見方が正しいのかは正直分からん所あるんだけど、今回はこういう感じで行こうと思う。

 

・アニメメイン

・アニメ出演

・ゲームメイン

・ゲーム出演(メイン以外)

 

ソニー傘下なので分けようかなとか思ったのだが、分けた所でな気もしたので、今回は分けない方向で行くことにした。

ということで見ていこう。

 

橘未來

 

夏目ここな

 

宮沢小春

 

相川奏多

 

日向もか

以上の通りとなる。

 

端的に書くのであれば、想像以上に出ていないというのが現状と言えると思う。

なんだかんだ橘の出演数というのが三期の中では多いと思うし、それは事実ではあるのだが、別に『IDOLY PRIDE』以外でメインを持っているわけでもないっていう。

『IDOLY PRIDE』以外でメイン役を張ったのは、『ワンダーエッグプライオリティ』で大戸アイ役を演じた相川奏多のみ。これもゴリゴリのソニー系ではあったのだが。

基本的にまともに『IDOLY PRIDE』以外の物が存在しない。カウントしてるものもモブが大半という状態だ。

まぁそもそも始動してから3年くらいであれば、これくらいの出演数に収まるということは何もおかしくはないし、まだまだこれからのミュージックレイン三期であることは間違いない。

ただ、今までのミュージックレイン声優の方向性を考えるとこれでも少し見劣りする感じはあるというのは事実として存在する。

 

ということで、これまでのミュージックレイン声優の出演傾向というのをここで確認しておこう。

 

TrySail(第二期)

 

雨宮天

 

麻倉もも

 

夏川椎菜

 

TrySailは前述の通り、雨宮天への偏りがなかなかにひどい。

何がどうなってこうなったのかは正直良く分からんのだが、数字としてはこうなる。

全体的にソニー系の出演が多いが、その割合という意味では麻倉と夏川の方がそもそもの母数が少ないこともあって高くはなる。

まぁ一応麻倉と夏川も出てないということはない…というか、ミューレ三期と比較すると、これ麻倉夏川は当初からまだ出ている方になるっていう。

それだけミューレというのは所謂ソニー系のプッシュが速攻始まるのが通例だったのだが、今回のミューレ三期に関してはこれが適用されていないということである。

いやまぁそれにしても雨宮天との格差はなんなんだろうか。別に技量が雨宮が抜けてる!みたいなことはないと思うんだが。

なんなら雨宮は青!クール!よりもアクアみたいなギャグやらせた方が適正あるだろってのは割と最初の方から分かってたはずなのに、そうならなかった事の方が悲s…今日はTrySailの記事じゃなかったわ。次。

 

 

スフィア(第一期)

 

寿美菜子

 

高垣彩陽

 

 

戸松遥

 

 

豊崎愛生

 

第一期になると、より出演回数は多くなっている。

一番寿が少ないのが意外になるくらいの奴である。

一番多いのは戸松遥。ここは想定通り。

当時の戸松は本当にゴリ押しという言葉がよく似合う声優だったと聞いている。ソニー系の割合が他のメンバーより高いのは、過去記事を参照の事。

まぁあれは押してなんとか技量が追いついてくれたみたいな希少例。戸松はボコボコにされながら強くなれたけど、こういうタイプはほとんどいないからやめた方がいい。

他はソニー系のプッシュは受けつつも他の作品にも結構安定的に出ていて、順調だったことがうかがえる。

 

 

現状に関して

このような過去のミュージックレイン声優の動向を見ていると、やはり第三期の声優の出演数というのはかなり少ないと言わざるをえない状況である。

まぁこれ以外にも普通に第三期は活動自体は行っているとは思う。

セカンドショットちゃんねるで『ミュージックレイン3期生新番組ベータ版』を毎週やっていたりはするし、橘とかはどっとあいもやっているし。

なにもないわけじゃないのが、ソニー系列の割にプッシュが弱い。もっともっとゴリ押ししてもおかしくないと思っていたのだが。

ソニー系以外でも出演が全く伸びていないに近い。

まぁそりゃTrySailでさえ、10年前の出来事であることを考えれば、あの頃と声優業界も色々と変わっている所はあるのだが、少し心配になる三年ではあったように感じる。

 

原因に関してだが、この辺りは推測することしか出来ないのだが、そもそもソニーのプッシュがそこまで今のところ強くないという所を考えたい。

まぁそもそも『IDOLY PRIDE』に対して一定以上の気合を入れていた感じはある。

ミューレ全部使って、ほかも呼んで、マルチプラットフォームで!という感じで気合は入っていたのだが、アイドルコンテンツ飽和時代において、大きく跳ねるというのはやはり難しい所があったと思う。

また、コロナも被ったことで、リアルイベント商法というのも難しくなってしまった事も要因の一つと考えていいと思う。

こういう系統の奴は、まず現場に行くような人間をつかむ所から全てが始まるみたいな所も正直あるとは思うので、このような方向性としてまず躓いてしまった感じはあるのかもしれない。これは情勢だからどうしようもねえとは思うけどね。

まぁそもそも今現在の状況でこれ以上アイドルコンテンツで上手いことやるのは不可能だと思う。

次は舞台だ!VTuberだ!ってやってるこれですらもう手遅れ感あるのに、なんでそんな威信をかける感じのコンテンツを今更アイドルでやろうと思ったのかとは正直思う所はある。

作品として大滑りしたという訳では無いが、ものすごく跳ねている訳でもないので、扱いが中途半端感あるというか、三期のスタートとして良いものになったかと言われると微妙な気がする。

 

ソニーのプッシュが『IDOLY PRIDE』以外で今のところそんなにないというのが意外と言えば意外かなと。

もう少し作品にゴリ押していくと思ったのだが、意外とそんな感じもしない。

ワンダーエッグプライオリティ』がそれっぽかったけど、それくらいしかないんだよな現状。

今までであればもっと露骨にやってたのだが。場数という意味で明らかに三期は踏めていない。

 

まぁ同じソニー系統で、現在SMA組がまた若手が選別された上で伸びつつある所はあるのかもしれない。

コンテンツ中心とは言え、虹ヶ咲とウマ娘矢野妃菜喜知名度は一定以上上がったと思われるし、

秋アニメにおいて、メイン役2つを掴み、片方のぼっち・ざ・ろっく!は大跳ねした水野朔は、ようやく軌道に乗れるきっかけが出てきた感じもある。

まぁペイトンもスパスタがある。まぁ純血ラブライブはここからの伸び期待できないけど基本。

とにかく大量に出して、そこから選別して選別した声優を売るみたいな、F1のレッドブルアカデミーじゃないんだからお前らみたいなやり方をしているSMA(バトンリレー声優何人廃業とか移籍とかしたんだよ)だが、こっちの方の活動が伸び気味では一応あるので、こっちの影響もなくはなさそうなんだろうか。

 

どっちにしろ、2021年に『スーパー声優オーディションα』が行われている。

こっちはまぁ一応毛色はこれまでとは違う雰囲気ではあり(というか今までと違ってインターバル短すぎるだろ)『歌手、俳優、アイドル、モデル、ゲーム実況者、マジシャンなど、領域を越えてマルチに活躍できる新しい才能を募集します。』とかいう、まぁ頭ブシロードみたいなカスみたいな募集要項だった。

というか、そもそもミュージックレインの声優って結局ユニットやって歌って踊ってるんだから元々からマルチだっただろと思うのだが。

これが出てくる前に三期生が跳ねる可能性って現状あり得るんだろうか。

なんかこれで跳ねなくて、四期生が跳ねたら谷間の世代みたいになって可哀想ではあるのだが。

可哀想ではあるのだが、そもそも場数が全然ないせいで実力とかがイマイチ分からんので、これがもったいないのかどうかすらよく分からんというくらいには三期生はこれまでのミュージックレイン声優の中で活動が静か過ぎると思う。

既に四期生オデ終わって一年以上が経過しているので、何かしら動きがあってもおかしくないのだが、三期生が本当に音沙汰ほぼない状況を考えると、ミューレの神通力が効く時代は終わった。みたいな言い方をそろそろしたくなってくる。

 

まぁなんかやたら四期生が早いだけで全然三期生始まったばっかりなので、ここから追い上げを見せる可能性は全然あるとは思うんだが、それにしてももうちょっとプッシュされていてもおかしくない気がするのに、見てみるとほぼほぼプッシュされてないの、何?って思う(ゴリ押しは嫌いな筆者でも困惑するレベルのプッシュのされなさ、これまでのミューレ声優と比較すると尚の事)

これで三期生と四期生をセットでプッシュします!とかされても、三期生のこの3年はなんだったんだともなるし。

まぁコロナのせいってことに出来るのか?出来るか…?

 

以上。