おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
毎度、提供でのレビューをさせて頂いているHUIONさん。
そのHUIONさんから、今回もご提供していただいたので、レビューさせていただく。
今回レビューするのは『Kamvas 16 Gen3』。
ベーシックな液タブって感じだったKamvas無印シリーズから、Gen3が出てきたのだが、こちらの16インチモデルが登場。
スペックがしっかり向上している上に、解像度もWQHDに対応ということでより使える商品に仕上がっている予感。
ということでレビューしていこう。
開封
ということで、開封。

無印のHUIONは白ってのは以前から普遍ではあるのだが、Gen3は本体画像がちょっとポップになっていい感じに。
まぁ、HUIONの商品なのは見りゃ分かるんだけども。

裏面。
シンプルなデザインとなっている感じ。
開けてみよう。
中身は以下の通りとなっている。

・Kamvas 16 Gen3本体
・スタンド
・ペン本体
・ペンホルダー(ペン先クリップ・替え芯アリ)
・ケーブル×4
・グローブ
・クリーニングクロス
・アダプタ
・説明書
相変わらずの充実っぷりでいいよね。

折りたたみ式のスタンドは、最近入っているのと変わらないやつ。
幾つかの段階に調整できるタイプのやつ。

ケーブルは3-in-1ケーブルがこちら。
これで接続することも可能である。
あと給電の延長用のUSBケーブルがあった。使う時と使わない時があると思うけど。

USB-C-USB-Cケーブルもある。
こちら給電と映像出力を一本で賄えるのでおすすめだ。
USB-C-USB-Aケーブルもあり、給電の補助みたいなのもできるんじゃないかなと思う。
電源アダプタもついているし、これを購入するだけで簡単に動作は可能である。

ペン。こちらはPW600Lとなっており、最新世代となった。


筆圧検知も向上していて16384段階となっている。どこも最新はこの段階となりつつあるね。
より細かくなっているので、より使いやすくなっているんじゃないだろうか。
また、弱い力でも認識するようになっており、2gの初期作動力(IAF)を実現。
角度も+-60度の角度まで認識している。
サイドのキーは3つあり、ショートカットもしっかり可能だ。

ペンホルダーも付属している。替え芯はココに入っている感じ。
2本指グローブとかもあるし、これだけ買っておけばとりあえず必要なものは全て揃うって感じである。
外観チェック
では、本体の方を見ていこう。

全体的なデザインは13インチのKamvas 13 Gen3と大きく差があるわけではない。
アレをベースに正当に大きくなったって感じのデザインだ。

この2つのダイヤルとショートカットキー(プレスキー)があるのが特徴だ。
ボタンは6つあるので、結構いろいろ設定しやすい。

ダイヤルは少し飛び出していて、スクロールしやすい。
カリカリ系の感触があって、なかなか気持ち良い。
ただ飛び出しているので、誤爆には気をつけてほしいところではある。

後ろ。こちらにUSB-C端子が2つ。
3-in-1ケーブルと、USB-Cケーブルの接続位置は違うので注意しておこう。
深くにあるのが専用で、そうじゃないのが普通のって感じで視認しやすいのはありがたい。

裏面はこんな感じ。
まぁシンプルなプラスチックの四隅にゴムの滑り止めって感じ。
真ん中にKamvasのロゴがある。
まぁ一般的な液晶タブレットとそんな違いはないと思う。
使ってみた
では実際に使用していく。
接続方法は2つで、USB-Cか3-IN-1かどっちか。
接続が楽になっているのはまじでありがたい部分ではあり、USB-Cで接続できるのがいいところ。
ただ条件がややこしくはあるので、すべて揃っていないとだめではあるってのはある。
PCにUSB Type-Cポートがあること
USB Type-CポートがDisplayPort Alternate Mode 1.2(映像出力)に対応
USB Type-CポートがUSB 3.0以上に対応している(3.1や4でもOK)

ただまぁやっぱりUSB-C一本で接続出来るのは楽なんよ。
今回はコードも付属していることだし、ハードルは低めになってる。
スッキリだからね、一本だと。

スタンドは今回はツメ固定方式。
一応多段階には可能だけど、すごく多いわけではないのでそこは注意。
16インチで使用するには少し小さめではあるので、もっと安定感が欲しい人はいるかもしれない。
動作させるには、ドライバが必要である。
https://www.huion.com/jp/download

他社のドライバが入っているとうまく動作しない場合があるので注意。
これはどのタブレットでもそうだが。
ドライバソフト側の設定をざっくり見ていこう。

ショートカットキー設定。
色々な動作をキーに設定可能だ。

スクロール機能が2つあって両方ともデフォルト設定が同じってのはどうかなって思う気もするけどねw

ボタンも色々と変更できるので、こちらもいい感じ。

作業領域。
これマルチディスプレイとかだとそっちじゃねえよ案件があったりするので、そういうのを確認出来るし、別ディスプレイとして扱うことも可能だし、色々と設定が可能。
画面の向きや、キャリブレーションもここから可能となっている。

ペン設定。
ボタンが付いてるので、ここの設定。
さっきのショートカットの設定と大差はない。

筆圧感度設定。
こういう斜めのラインを弄って変更できる。まぁこれも見慣れた設定。
右側で簡単に筆圧感度を確かめることができる。
こちらにはOSDメニューがある。

こちら、以前はProモデルに搭載されていた、タッチ操作可能なスタイリッシュなOSDが使えるようになっており、使用感が上がっている。
視覚的にも分かりやすいし、ペンで操作ができるのも直感的だ。

色のパターンもプリセットもあったりと、様々なものが簡単に設定できる。
色空間の設定、画面比率の設定等を視覚的に簡単に設定可能だ。
ってことで、使った感想を。
筆者は絵よりもトレースとか、そういうので液タブをよく使用しているので、今回もその用途で使った感想になる。
液タブって色々使えて便利だからね。

つけてみた感じはこんな感じ。
解像度はWQHDとなっていて、フルHD以上なのが嬉しい。
サイズ感としては16インチだと机の上でも置けるギリのサイズって感じがあり、なかなかいいサイズ感だ。
アンチグレアの低反射加工がしっかりされているので、画像を撮影するときもキレイに画面が写りやすい。

パソコン側でもしっかりと認識してくれている。
このサイズでWQHDなの嬉しい。

パッと見た感じの画質とかは綺麗な印象。

WQHDであることで、より近寄っても解像度感があるのは嬉しいポイントだろうか。

まずまぁいつも通り、Affinity Photoとかでとりあえず線とかを描いて、視差とか、ペンの使い心地などをチェック。
もうフルラミネーションディスプレイは当たり前となりつつある液晶タブレットだが、こちらも勿論対応。
ズレは本当に最近の液晶タブレットで感じることはほぼないと思う。
このあたりの同期が動きとか含めてちゃんと付いてきてくれることは、体感として良いものになると思う。


入り抜きとかもちゃんと出ているし、ペンの筆圧の検知もちゃんとしている。
斜めでの入力とかもきれいに入ってくれているし、最初の入りをかなり力弱く入れても反応してくれやすくなっているので、やはり筆圧感度の上昇は効果自体はあると思う。
ペンに関しては、こちらも使いやすさが向上した感じがある。
太さが絶妙に細くなっているのだが、持ちやすさとかは変わってないし、しっかりグリップする。
消しゴムが使えるようになったのも強みだし、ありがたいだろうか。

ということで、Affinity Designerでのトレス作業で使用。
こちらもまぁ問題ないというか、ちゃんと反応してくれるし、そりゃそうだろって感じ。

表示はかなりキレイになっているのと、ガラスのアンチグレアを採用しているのも、上位クラスのものがこういうクラスにも入ってきてくれているなあと感じる所でもあるかもしれない。

操作方法がスクロール増えているのも面白いしね。
全体的なパワーアップ具合がProレベルなので、Proどうなるの?って思うけども。
〆
ということで今回は『Kamvas 16 Gen3』をレビューしたが、どうだっただろうか。
解像度がフルHDにとどまっていること以外はかなりProに近づき、なんなら筆圧感度とかのペン性能は追い越した形となっている今作。
これは中々のハイパワーアップというか、フルモデルチェンジ感がある。
中々に面白い感じがあるので、気になる方はぜひどうぞ。
以上。





