おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
割とお世話になっているHUIONさんからまたご提供を頂いた。
今回ご提供頂いたのは『HUION Kamvas 22 Plus』。
サイズ大きめの方の液晶タブレットとなるが、どんな感じに仕上がってるかな…?
開封
ということで、開封。
白の箱。ProかProじゃないかで色が白か黒か決まるみたいだなやっぱり。
裏面の記載はHUIONとしていつも通り。
開けてみよう。
出すのに結構苦労するサイズだよね普通に。そりゃそうだけど。
中身は以下の通りとなっている。
・Kamvas 22 Plus 本体
・ペン(PW517)
・スタンド(ST100A)
・3-in-1ケーブル
・電源アダプター
・ACケーブル
・ペンホルダー(PH05A)
・標準芯 x 5
・フェルト芯 x 5
・ペン先クリップ
・グローブ
・クリーニングクロス
・クイックスタートガイド
となっている。
相変わらずの付属品の量。
スタンドがデカイ。
VESAマウントを使用した奴。そこそこ大きいサイズなので、スタンドも大きいのよね。
ケーブルなどの小物シリーズ。
3-in-1ケーブルとかUSB-Cケーブルを始めとしてという感じだが、電源アダプターがあるのが特徴ではある。このサイズだとやっぱり電源アダプタないとね。
ペンはこんな感じ。
PW517という現状HUIONの最新のものとなっている。
こちらは沈み込みが少なめで、ぐらつきが少なくなっており、描いた時の感覚は良い感じ。
傾き検知機能は+-60°まで対応し、8192段階の筆圧のレベルとなっている。
ペンホルダーも付属している。ここにクリップや替芯がある。
替芯は通常のペン先が揃っている感じ。フェルト系はProじゃないと入らないのかな?
小物系は結構詰め込まれている感じで入っていた(
外観チェック
では、本体の方を見ていこう。
クッソでけえ。
サイズに対して、画面はほぼ全面という感じ。
所謂ボタンがあるタイプではなく、全面画面のタイプ。
もちろんアンチグレアです。アンチグレアじゃないのって逆にあんのかな(
ボタンどこだよってなるが、右上に記載がある。
サイドの方を見ていこう。
右上の上面に電源ボタン、OSDボタンがある形。
右サイドに端子類がまとまっている。
USB-A、3-in-1用USB-C、USB-Cという感じである。
USB-Aはハブとして使うことが出来るらしい。
というかこの系統の割に思ったより本体薄いよね。
裏面はこんな感じ。ベントが多いねってなる。大きいからね。
この真ん中は75mmのVESAマウント。先程のスタンドもここに付ける感じだし、所謂モニターアーム系統でVESAマウントで固定するタイプになっている。
全体的な印象としては、全面画面の方式としては一般的な感じかなと。
ボタンとかは比較的押しやすそうなのと、端子類がサイドってのも見やすくはある。
まぁ運用だけを考えれば上面とかでもいいんだけど、抜き差しするときとかはサイドのほうが助かるかな?(コードが飛びでるのが嫌な人はいそう)
今回は、もう一つ提供して頂いているので、こちらも合わせてレビューしていく。
それが、Huion Mini Keydial KD100だ。
こちらは左手デバイス。本体にボタンがないタイプだったので、こっちと合わせてレビューしてねということでご提供頂いた。
開けるとこんな感じ。
ミニダイヤルと18個のキーがついている。
テンキー的な感じの雰囲気がする。
ダイヤル結構良い感じだよね。
上にUSB-Cがある。こちらは充電端子だ。
電源ボタンは右側。
使ってみた
ということで、実際に使っていこう。
まずスタンドを取り付けてみよう。
レンチがついているので、これでネジ4本で固定する形だ。
普通に簡単につけられますね。楽だね。
スタンドは20度から80度まで可能となっていて、けっこうちゃんと角度が変えられるなって感じ。
モニターアームとかなくてもこのスタンドで普通に使えるくらいにはしっかりしているなと思う。
今回は、USB-Cでの接続で繋いでみようかなと思ったのだが、結果的に3-in-1で繋いだ方が楽そうだったので、今回は普通に3-in-1で繋いだ。
これは、給電するためにはどっちにしろ3-in-1ケーブルが必要だったので、じゃあもうこっちでいいじゃんとなった(
クソデカ起動画面。
普通にでっかい。21.5インチあるからね。
ただ、重さとしては3.9kgと、このサイズの割にはそれなりに軽い方であるという所には言及しておきたい。
動作させるには、ドライバが必要である。左手デバイス
他社のドライバが入っているとうまく動作しない場合があるので注意。
これは最初に入れた時の画像。毎度HUIONの液タブ使ってるからね、仕方ないね(
ドライバソフト側の設定をざっくり見ていこう。
ショートカットキー設定。(プレスキー表記)
ショートカットキーがないので、必要ない画面である(
作業領域。
ペン設定。
ボタンが付いてるので、ここの設定。
さっきのショートカットの設定と大差なし。
筆圧感度設定。
こういう斜めのラインを弄って変更できる。まぁこれも見慣れた設定。
右側で簡単に筆圧感度を確かめることができる。こういうの良いよね(
左手デバイスの方の設定。
電源を入れた時のHUIONロゴの輝度とか、速度、スリープ時間などの設定が可能。
ダイヤルには3つまで機能を設定できる。
真ん中のボタンを押して切り替えることが出来る感じ。
ボタンの割り振りもキーボードやマウスボタン、ソフトや色々と設定が可能になっている。
もちろん、プログラム毎の設定も可能。
一覧を見ることも可能だ。
ディスプレイの設定はこんな感じ。
1980×1080の解像度でフルHDとなっている。
ということで、本体のOSDを見ていこう。
あんまりOSDが液タブで入ってることって多くないと勝手に思ってるんだけど、どうなんだろ、知らねえ。
OSDボタンで登場。
方向ボタンとか、決定ボタン、戻るボタンなどで使える。
ピクチャー設定。明るさや、コントラストなどが変更できる。
カラー設定。
この中で、sRGBとか設定も可能。
詳細設定。
接続状態の表示ができる。
OSDがあるのはメリットの一つだと思う。
一応色々と単体で出来ること多くなるからね。
実際に使ってみた感想をこっからは書いていこう。
なお、筆者は液タブをIllustratorのサムネ制作や、トレースで使うので、そういう使い方をするということで。
この商品最大の特徴と言えるのはディスプレイが量子ドット(QD)を採用しているという所。
フルHDの解像度であるところは、一般的な解像度という言い方が出来るのだが、より綺麗に表示できる量子ドットを採用しているのは大きなメリットだろう。
sRGB 140%の広い色域に1200:1のコントラスト比という数字にも現れている部分ではあるのだが、実際に見た時の細かさが通常のフルHDよりも綺麗だなと感じる。
これは画像で分かってもらうのは難しいんだが、細かな表示が綺麗だと思う。
もちろんより解像度が高い2.5Kとか4Kと比べると解像度は低いのでアレなんだけど、それでもフルHDとしては非常に綺麗。白とかの表示も綺麗だしね。
とりあえずPhotoshopで雑に描いてみて、ペンの追従とかズレやブレ(ジッター)をチェック。
フルラミネーションディスプレイなので、ペンと画面のズレが非常に小さく収まってくれている印象。まぁもうフルラミネーションディスプレイじゃない液晶タブレットを探す方が大変な気はするけど。
太いペンを使ってみたりもしたが、入り・抜きの表現に関してもしっかりと表現されている。
ゆっくり線を書いてもジッターは大きくないし悪い印象はない。
ペンも握りやすく、そこまで沈み込まないので描きやすい。
Illustratorでのトレスにも使ってみた。
画面サイズが大きいので、作業がし易い印象。
狙った所をしっかりと選択でき、非常にスムーズにトレスすることが出来た。
色域もsRGB 140%とかなり広い領域をカバーしており、色を合わせるという所に関しても、結構ちゃんと出来るのかなという印象があるぞ。
排熱はベントからしっかりとされているからか、本体が熱くなりすぎることもなく良い感じ。
左手デバイスも、トレースのときの元に戻すとかペン設定とかで割り当てて使ってみたが良い感じ。
ダイヤルとかに拡大縮小とかを割り当てるのも良い感じだ。
こういうショートカットキーがない液タブには非常に向いていそう。
使用する時もポップアップでどれを使用しているか表示してくれたりと親切。
普通にブラウザとか使う時にも、キーボードショートカットがあると便利だったりする。
筆者のブログ執筆にも、見出しの設定とかを割り当てられると楽だからね…
〆
今回は、HUIONの液タブ『Kamvas 22 Plus』をご紹介してみた。
大きな画面のサイズだが、スタンドもついてきて、比較的重さや薄さも抑えめで良い感じ。
量子ドットなので、フルHDの中ではかなり綺麗である。
この画面サイズの割には、6万台とかで購入することが可能なのはコスパは良いのかなと思う。
ちょっと大きめの液晶タブレットを安めに購入したい人にはおすすめ。
同時にレビューした、左手デバイスとかもあると、より効率性が増すので、合わせての購入も検討してもいいと思うぞ。
以上。