おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
毎度、提供でのレビューをさせて頂いているHUIONさん。
いつの間にか、この期間ずっとやり取りをしていた担当者さんがお辞めになられていて悲しかったのだが、継続して関係性を続けていける(続くって言いすぎだろ)ことになってありがたい話である。
そのHUIONさんから、また違う液タブの方を頂いたので、今回はそちらをレビューしていく。
今回レビューするのは『Kamvas 13』。
比較的ロングセラーの商品となっていて、エントリー傾向のものとなっているが、スペックとしては十分とも言えるものになっていそうだ。それでは見ていこう。
開封
ということで、開封。
無印のHUIONは白。ってのは割とパターン化されてるのかなって感じはする。
どっちの箱デザインも好きよ。
裏面には内容物と、接続に伴う説明とかが簡単に記載されている。
これも最早いつも通り。明記してくれてるのはありがたいよね。
開けてみよう。
中身は以下の通りとなっている。
・Kamvas 13本体
・スタンド
・ペン本体
・ペンホルダー(ペン先クリップ・替え芯がある)
・ケーブル×2
・グローブ
・クリーニングクロス
・説明書
相変わらずの多さである。
折りたたみ式のスタンドは、入ってるのと入ってない二種類があるらしい。
それで価格差があるので、必要かどうかによって選択することが可能だ。
ケーブルが非常に多いのは、あらゆる選択肢に対応するためって感じ。
まぁ接続には、3-in-1ケーブルを使う。
あとは延長ケーブルと、電源ケーブル。オプションって感じ。
ペンは最新のPW517がこちらにも採用。
太くて握りやすい感じは、ペンタブのペンって感じがする。
こちらは沈み込みとかも少ないし、感覚としてはいい感じとなっている。
ペンホルダーも付属している。ここにクリップや替芯がある。
しっかり入っている。
2本指グローブとかもあるし、これだけ買っておけばとりあえず必要なものは全て揃うって感じである。
外観チェック
では、本体の方を見ていこう。
こちらのカラーはブラックとなっている。
結構良い感じに、画面占有率結構高めな気がする。まぁ前のほどじゃないけど。
まぁキー類が結構端っこってこともあるのかな。
ショートカットキーは8個ある感じになっている。
サイズが大きいから、こういう所の規模も大きいってか。
上には電源ボタンがある。結構分かりやすいところにあるね。
ボタンタイプで、カチカチとしか感覚が結構しっかりとある。
サイドの方を見ていこう。
左側。こちらにUSB-C端子が2つ。
3-in-1ケーブルと、USB-Cケーブルの接続位置は違うので注意しておこう。
あと、付属してくるわけじゃないUSB-C。映像出力かつこの溝に入るって…けっこう難しくないかい?(
裏面はこんな感じ。
まぁシンプルなプラスチックの四隅にゴムの滑り止めって感じ。
まぁ一般的な液晶タブレットとそんな違いはないと思う。
スペックは以下の通り。
製品名 |
Kamvas 13 |
---|---|
解像度 | 1920 x 1080(16:9) |
LCDタイプ | IPS |
アンチグレアガラス | マットタイプアンチグレアフィルム |
フルラミネーション | フルラミネーション |
コントラスト比 | 1000:1 |
輝度 | 220cd/m2 |
応答時間 | 25ms |
視野角 | 89°/89°(H)/89°/89°(V) (Typ.)(CR>10) |
色域 | 120% sRGB |
表示色 | 16.7M(8bit) |
色 | コスモブラック, ミッドナイトグリーン, ローランドパープル |
外形寸法 | 423.52 x 253 x 12mm |
アクティブエリア | 366.5 x 217.4 x 11.8mm |
質量 | 980g |
インターフェース | USB-C, Full-Featured USB-C |
使ってみた
では実際に使用していく。
液晶タブレット、最近は色々と使っているわけだが、まぁとにかく接続が楽になっていることがデカいと言うか。
USB-C一本で接続出来るのは楽。
ま、付属していないって前述した通り、けっこうハードルが高くなっちゃってる感じはする。他のだったらついてくるのも多いからね。あと穴が小さい。入らないんだよな…
どっちにしろPC側が対応しているかは見ないとダメなんだけども。
スタンドは今回はツメ固定方式。
多段階には可能だけど、無段階ではないのでって感じ。
普通にいいと思うよ、このスタンド。けっこう好き。
動作させるには、ドライバが必要である。
https://www.huion.com/jp/download?model=78
↑この辺から落とそう。
他社のドライバが入っているとうまく動作しない場合があるので注意。
ドライバソフト側の設定をざっくり見ていこう。
ショートカットキー設定。
色々な動作をキーに設定可能だ。
作業領域。
これマルチディスプレイとかだとそっちじゃねえよ案件があったりするので、そういうのを確認出来る。
キャリブレーションもここから可能となっている。
ペン設定。
ボタンが付いてるので、ここの設定。
さっきのショートカットの設定と大差はない。
筆圧感度設定。
こういう斜めのラインを弄って変更できる。まぁこれも見慣れた設定。
右側で簡単に筆圧感度を確かめることができる。
こちらにはOSDメニューがある。
真ん中のボタン2つを長押しすると出てくる。
HUION、結構OSDが入っているの多いんだなあって。
ディスプレイの明るさやコントラストとか、色温度とかそういうのを本体側で設定が可能になっている。
ってことで、使った感想を。
筆者は絵よりもトレースとか、そういうので液タブをよく使用しているため、今回もその用途で使った感想になる。
液タブって色々使えて便利だからね。
つけてみた感じはこんな感じ。
解像度は一般的なフルHDとなっている。
13インチなので、結構コンパクト。ただまぁ解像度とか含めてこれくらいのサイズのほうが良いと言えばそうかもしれない。
パッと見た感じの画質とかは綺麗な印象。まぁフルHDなんだけどね。
まぁ色域もしっかりとsRGB120%とかではあるのでね。
真ん中のボタン2つを長押しして、OSDを表示出来る。
単独でこういう設定が変えられるってのはいいことである。
まずまぁいつも通り、フォトショップとかでとりあえず線とかを描いて、視差とか、ペンの使い心地などをチェックしてみよう。
もうフルラミネーションディスプレイは当たり前となりつつある液晶タブレット。
こちらも勿論対応。もうズレるという感覚を感じることのほうが少なくなりましたよね(
入り抜きとかもちゃんとなっているし、まぁ良いよねこれで十分。
斜めとかの線に関しては、ブレはかなり低減されている感じ。液タブ系は斜めは特異じゃない印象があるけど、まぁ必要十分過ぎる動作と言えるだろう。
ペンに関しては、筆者ずっと使っていて、普通に気に入っている。
太さとかもちょうどいいってのもあるのだが、沈み込みが少ないのがありがいたいポイントだ。
描いていて違和感を感じにくいって大事な要素だと思う。それがこのペンにはある。
あとペン立てが良い。これ替えの芯も入ってるし。こういうのついてると置き場所をちゃんと決めれるから。
ということで、毎度おなじみのIllustratorでのトレス作業で使用。
こういうのこそ視差が少ないに越したことがないので、良き検証だと思いたい。
コンパクトに纏まっているサイズではあるが、十分使いやすい。
フルHDではあるが、13インチってこともあって結構詰まっている感じがある。
あと、今回はアンチグレアフィルムな訳だが、これの描き心地も悪くないし、ギラツキも感じにくいのがいいなと。
画面がデカいと、作業範囲が当たり前だが広くなる。恩恵を感じられると思うぞ。
〆
ということで今回は『Kamvas 13』をレビューしたが、どうだっただろうか。
価格的にもサイズ的にも手が届きやすい部類の液タブに仕上がっている。
ロングセラーとなっているみたいだが、その理由もよく分かる感じだったんじゃないかなあと。
最初に買う液タブとして如何だろうか。やっぱり液タブって板タブより良いよって筆者は思うので…良いと思うよ。
以上。