おにじと申します。
今回は、体験版感想記事。
HOOKSOFTの最新作となる『シークレットラブ(仮)』の体験版が先日公開された。
今回はこちらの体験版をプレイしての感想記事となるので、よろしくお願いします。
プレイ前所感
安定したキャラゲーを制作しているHOOKSOFTの新作ということで。
K子・まんごープリンが原画を務めており、こちらは系列であるSMEEの『ハジラブ -Making*Lovers-』以来のラインナップとなっている。
今作のテーマとしては、周りには内緒で恋をしよう!という感じの模様。
HOOKはいつもテーマ性があるわけだが、今回はそういう感じのテーマみたい。
今回もルートにおいての選択が存在し、関係性をバラすか、バラさないかをこちらで選択できるシステムとなっているらしい。往年のHOOK作品『カノジョ・ステップ』を思わせる設定という感じもあり、一時期に対しての原点回帰な部分ももしかしたらあるといえるかもしれない。
これにより純愛的なルートと、隠れてのある意味でアブノーマルといえるルートの2つに分かれるので、かなり大きなルートしての違いが出てきそうな所ではある。
作品としての傾向としては、HOOKらしい雰囲気であるし、声優の並びも中々悪くない。
センターに夏峰いろはが配置。割とセンターは久々か?(夏峰名義だとなおさら)
ここに来て初名義の久野のぎ 、安定の逢真井もこ、近年のエロゲ声優の中でも勢いのある声優の一人である北大路ゆきというメインラインナップ。
HOOKにおける、2つのルート分岐がある系統は割と打率高めの印象もあるので、期待をしたい所ではある。どういう仕上がりとなっているか、体験版で見ていこう。
UIチェック
エンジンはEthornell。
はい、よくなりましたポイント、フルHDに遂に対応。
断固としてHDだったHOOKが遂にフルHDに対応しました。フルHDエディション商法の終了を意味しますけども。遂にフルHD対応。
それ以外は変わってないけど、画面サイズ設定がフルHD、HD、全画面となったので、項目は増えてます。
テキスト設定。
既読文字色を変えることもできる。
ボイスカットもあるが、デフォルトではオフとなっている。
サウンド設定。
マスター設定はありますが、ボイス時BGM音量下げはない感じ。
システム設定。
諸々設定あります。
ショートカット設定もある。
セーブスロットは10×20の200スロットある。
雑感
いきなり全員に告白に近いことされてるやんけ
初手から4人のヒロインに学園祭回ろうと言い寄られているシーンから始まっている。
かっこいい男になりたい!と漠然と思っていた主人公の前に、突然のモテ期到来!という感じ。
全員からの好感度高いゲーだった。それでシークレットラブするの、中々難しくないか…?wいや、だからこそなのか?
しかし制服がすごい。絶対に脇を見せるぞという意思を感じるw
明るさストレートなハル
時を遡り、それぞれのヒロインとの関係性を見ていこうってパートに。
ハル、オタクに優しいギャルって感じの明るくストレートなキャラって感じで、非常に可愛い。
CV夏峰いろはのここまでのストレート、逆に久々に聞いた気がする。本当にさくさくまで遡りたくなるこのセンターでのストレートさ。明るい、かわいい、まぶしい。
ただ、その中で進路のこととかは真面目に悩んでいるような子。うーん、等身大。
明るさをある意味で求められているキャラでもある所に刺さる一言をぶっ刺していく主人公夏野。強い。一発でハルを落としているまである。
近寄り難さもある雰囲気の美沙
感情の起伏がそこまでないことで、近寄りがたい雰囲気がある美沙。
二回連続主人公と隣の席となったことで、関係性が生まれている感じ。
しれっと教科書を貸す主人公、イケメンですね。こいつ一人ずつ落としてるじゃん。
なんというか、主人公が突っ込み早くない?とは思うけど、率直な動きって感じはするし、なんだかんだ主人公が主人公しているって感じなんだよな。
周りは寄ってこないからこそ、主人公の特別性も出てくるわけで…良いよね。というか、このヒロインHPを見る限りこんな感じで終わらないんだよな…w
ザ・腐れ縁感があるけどずっと好きなちあき
幼馴染のちあき。
一回関係性が男女ということもあり離れかけるものの、また学校一緒ということで、ちあきがちょっとだけ仕掛けてきているって感じ。
ちあきはもうこれよりずっと前に落ちてるので、めちゃくちゃ好きなんだよな普通に。
でも周りには幼馴染ってこととか含めて公表していなかったりと、微妙な線引感がなんかリアルというかなんと表現すれば良いのか…w
ああ、この感じで冒頭のライバル大量出現になるの、エロゲじゃなかったら負けヒロイン確定ポジだなあって…w
お嬢様ではない面白い後輩楓
後輩枠の楓。
こちら、めちゃくちゃいいとこのお嬢様という事実ではないことが完全に広がっているという、なんとも可哀想な気もするヒロイン。
主人公とはそういうのなしでやり合える仲に一瞬でなっている。いい関係性というか、おもろい子だなって感じ。
北大路ゆきの最近のキャラでは中々の当たりか、やっぱり北大路はちょっとおもしろかったり、変なキャラをやらせるとより輝く。
儚いお嬢様雰囲気がちょっとあるんだが、最も顔芸が多そうに見えるキャラ。
全体的に顔が崩れがち。そういう所での北大路の演技も素晴らしい。
楓にとって、支えになる存在が主人公になるには十分な流れだったかな。
ラブレターから始まる波乱・全員と関係性が良い
それぞれといい関係である中で、突然名前のないラブレターが登場。
これによって波乱が開始である。
それぞれのヒロインと、学園祭の実行委員として絡んでいくことになるが、それぞれのキャラの関係性みたいなのがよく分かるというか、キャラが分かりやすい。
しっかりキャラゲーとしてのストレートを歩んでいるというか。
全員いい感じなんだよね。
美沙に片鱗を感じたのが一番印象的でしたね…(
そして、いつの間にかこんなに女子と絡むようになっていることで、ちあきの敗北感がすごい。めちゃくちゃ焦るだろうなって感じ。
もう自分がタイミングさえ上手くやれば主人公とくっつけるだろうとたかをくくってたみたいな感じがあるというか…完全に負けヒロインなんだよな。攻略できてよかった。
ということで、完全に戦争の開始だ~!って感じ。
まさかの全員好き方式なんだよな、この作品。あんまりそういう感じしなかったけど。
全員ギャグ含めて面白いキャラに仕上がってくれていて良い感じだぞ。
時系列としては、ここで最初に戻ってくる形でOPに入り、正規体験版は終了。
表情差分が全体的に好みかもしれん。ハジラブも原画は割と好みだったんだよなあ…
この後に日常パートカットがちょっとだけ入っていて、
ハルはまさに正々堂々とパワープッシュでのアプローチを仕掛けてきたり、
完全に変態方向に目覚めきり、主人公にそういうアプローチを愛としてぶちこんでくる美沙が見れたりする。お前最初の印象どこいったねん。
取り合う戦争なんだけど、HOOKらしくお気楽感はある。(ASaの方がもっとバチバチしそうじゃん?w)
いいバランスでしっかりやってくれている感じがするかなと。
〆
ということで、今回はHOOKSOFT最新作『シークレットラブ(仮)』の体験版をプレイしてみた。
全体的な印象としては、こんなに最初から主人公への好感度が全部高いタイプのエロゲなんだってのは結構驚いた。所謂取り合い系統作品だが、その中できっかけみたいなものはそれぞれ提示してくれているので、過程がないのがそこまで好きじゃない筆者でも一定の納得はできたかなと。
その上で作品の雰囲気としては好みな部類というか、しっかりとキャラゲーをしてくれているというか。
それぞれのキャラが立っているし、その上でしっかりと可愛さがある感じ。声優の選択もかなりいいと言えるのではないだろうか?なんか夏峰がここまでセンターセンターしてるの久々に見てやっぱいいなあと思ったし、初名義の久野もこれ面白そうだぞって感じ、逢真井の幼馴染ってこんなに固いんだともなったり、北大路が演技の魅力出るキャラやってんなあとか、全体的にメイン良いなと。
和央ってどこでもサブにいるな。鶴屋また全然違うキャラやってるし…(
思ったよりも感触が良かったし、これで2パターンに結構しっかり分かれる方式っていうのは期待しても良いかもしれないなと思った。
以上。