おにじと申します。
今回は、ガジェットレビュー。
めちゃお世話になっているHUIONさんからまたご提供を頂くことに。
今回ご提供頂いたのは『Kamvas Pro 24(4K)』。
いや、HUIONのフラッグシップモデルが何故か来た。
いやもっと描く人じゃないとまともなレビュー出来なくない?あと過去市場最高価格のレビュー商品なんだけど。どうしたらいいのコレ。こわ。
でもアレだわ、他のメーカーに比べたらクソやすいんだわコレ(
開封
ということで、開封。
Proシリーズは黒っていうのはHUION系で散々言ってきた。
箱でっか。撮影する所ないんやけど。
裏面の記載、接続方法。
開けてみよう。
めっちゃ発泡スチロールとかで固定されている。
そりゃでかいからね…
中身は以下の通りとなっている(本体以外)
・Kamvas Pro 24(4K)本体
・ペン本体
・ペンホルダー(ペン先クリップ・替え芯がある)
・左手デバイス(Mini Keydial KD100)
・ケーブル×3
・電源アダプタ
・ACケーブル
・グローブ
・クリーニングクロス
・説明書
となっている。
この感じでスタンド入ってないんだとは思ったのだが、めちゃくちゃ豊富な内容物になっている。ハイエンド感つんよい。
今回のケーブルは3本。
HDMIケーブル、USB-C to C、USB-A to Cとシンプルなラインナップだ。
ペンは現状HUION最新のPW517。
これまでのHUION製品のレビューで使っているし、なんなら今もHUION液タブを使って作業しているけど安定の良さですね。
こちらは沈み込みが以前のペンよりも少なくなっており、ぐらつきが少ない。中華系ペンタブの近年の成長ポイントはこのペンのところもあるからね…
傾き検知機能は+-60°まで対応し、8192段階の筆圧のレベルとなっている。
ペンホルダーも付属している。ここにクリップや替芯がある。
替芯は通常のペン先とフェルトの二種類が入っている。
左手デバイス付き。
ミニダイヤルと18個のキーがついている。
テンキー的な感じの雰囲気がする。
本体にボタンがないタイプだと、こういうのが作るのがデフォルトになりつつあるね、一定以上の価格になってくると。
流石に電源アダプタとかがある。でかいからね…
外観チェック
では、本体の方を見ていこう。
でっか。こちら23.8インチの画面サイズとなっている。
あとクソ重いんだけどコレ。ハイエンドってこんななんだ。6.3kgあるらしいよ。重いね(
こちらはフィルムが貼られているわけではなく、アンチグレアガラス加工がなされている。高価な液タブはフィルムじゃなくてこういう加工が多いらしく、前も見たことあるけどこれ凄いなあってなる。大体はフィルムだからね。
ギラツキとかもないし、視差とかも減るので良いことが多いらしい。
ボタンとかが一切ないタイプの液晶は、ベゼルはそこそこって感じ。
下にはHUIONロゴがある。
サイドの方を見ていこう。
上面。いろいろついてる。
左から電源ボタン。長押しすることでOSDに入れる。
真ん中には端子類。
USB-Cポート、ディスプレイポート、HDMIポートがついている。
結構端子類が上に集中しているタイプ。
サイドは右側面にイヤホンジャックとUSB-Aポートが2つある。USBハブにもなるって感じのやつ。
裏面はこんな感じ。ゴツさが出ている。
上にスタンドがついている。立てて使うタイプ。
真ん中にVESAマウントがついている。100×100mmのものがついている。でかいからね。
いや~ハイエンド。デカくて重い。でも高機能感がめちゃくちゃある。
デザインとかもシンプルかついい感じ。
使ってみた
ということで、実際に使っていこう。
スタンドはこういう感じで立てて使う。
スタンドで立てるとこんな感じ。角度は18度くらいらしいよ。
なお、確度の調整という概念はないので、0か18度かである。
まぁスタンドを別途用意するか、VESAはマウントでモニターアームに付けるのが良いと思う。
まぁモニターアームに付けるのが最適解レベルのサイズ感ではある。なお筆者の家にモニターアームはないので無理。すんません。
接続に関してだが、流石に給電が必要らしい。
まぁこれだけデカいとそりゃそうだろって感じだけど。
電源アダプタを接続した上で、それぞれのケーブルで接続することが出来る。
今回はいつも通りUSB-Cでの接続をしてみましたと。USB-Cで接続出来るのは、USB 3.1 Gen 1以降かつ、Displayport 1.2以降に対応している必要がある。
くっそでけえ画面が登場。いやでけえってこれは。
そしてクソキレイ。いや~液晶タブレットの4Kは初めて見るんだけど。
筆者もディスプレイ環境って全て4Kはという謎の豪華仕様なので、「揃ったな」感がある。あとデカい。
動作させるには、ドライバが必要である。
他社のドライバが入っているとうまく動作しない場合があるので注意。
これは最初に入れた時の画像。毎度HUIONの液タブ使ってるからね、仕方ないね(
ドライバソフト側の設定をざっくり見ていこう。
ペンディスプレイ設定。プレスキーがないから、ここは意味ないのよ(
作業領域。
これマルチディスプレイとかだとそっちじゃねえよ案件があったりするので、そういうのを確認しよう。筆者は毎度違う方を最初選択される(
キャリブレーションもここから可能となっている。
ペン設定。
ボタンが付いてるので、ここの設定。
さっきのショートカットの設定と大差なし。
筆圧感度設定。
こういう斜めのラインを弄って変更できる。まぁこれも見慣れた設定。
右側で簡単に筆圧感度を確かめることができる。こういうの良いよね(
ディスプレイの設定はこんな感じ。
3840×2160の解像度で4Kとなっている。
ということで、本体のOSDを見ていこう。
OSD、HUIONはよく入っている印象。これまでのProと大きく変更点はないみたいだけど、ちゃんと再掲しておきます(
電源ボタン長押しで登場。
下の4つがタブみたいな感じ。
一番左の太陽マーク。
明るさ、コントラスト、彩度などの設定が可能。
丸×3マーク。
色温度の設定。RGB割合を変更できる。
色のマーク。
これは色設定のセットを変更できる。
sRGBとか、AdobeRGBとか、こちらに簡単に変更できるのは良い所。
歯車マーク。
映像出力や、画面比率などを変えられる。
Proは相変わらず色々出来るし、UIとかも分かりやすい印象だ。
続いて、左手デバイスの設定。
こちらはUSBドングルでの無線接続と、USBケーブルでの有線接続が選べる形となっているみたい。
こちらは『Huion Keydial』というスマホアプリをしようして設定できる。スマホで出来るの面白い。面白いけどPCでも設定させなさい(
Huion Keydial
Shenzhen Huion Animation Technology Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
こちらでファームウェアのアップデートとかも出来るぞ。
それぞれのキーの設定を直感的に行えるのは良い所だと思う。
よく使われるショートカットキーとかもプリセットされていたりと、普通にソフトはいい感じ。たまにこの設定が反映されない時とかあるみたいだけど…(
では、ここからは『Kamvas Pro 24(4K)』を使ってみた感想を。
なお、筆者は液タブをIllustratorのサムネ制作や、トレースで使うので、そういう使い方をするので、絵とかのレビューは他のを見てくれ…(
まぁ~結局4Kですよ。この商品の強さは。
液晶の解像度の高さ、マジでありがたい。作業スペースが圧倒的に増えるんですよね。
まあHUIONには2.5Kモデルも複数出ているので、あっちの方がコスパとかは良いとは思うんだけど、画質が良いことにこしたことはないのは事実だと思うので…
いや~4Kモニターと合わせてもディスプレイの縮尺が同じに出来るからそういうのも良い。
とにかく細かい表示が可能なので、作業スペースが広がる。ウインドウを2つ並べたりしても余裕感が出るんだよな。
とりあえずPhotoshopを起動して、どういう感じで描けるのかをチェックしてみた。
筆圧感度とかも良好で、描いていての違和感とかもない。
板タブ、液タブレビューするけど、やっぱりそのまま描ける液タブは神だなあと思う。
視差という所、大きい液タブであればより顕著になりやすいのだが、全く問題なし。
太いペンで筆圧感度をより分かりやすくしたりしたが、入り・抜きの表現に関してもしっかりしている。
斜めに描いてもブレが少なく収まっている印象。斜めには液タブとかは弱いのだが、頑張ってくれている。
フェルト芯と選択肢があるのも良いところだろうか。フェルト芯はより抵抗がつくので、アナログの感覚に近いと感じる人もいるんじゃないかなと。
Illustratorでのトレスにも使ってみた。
4Kで液タブで出来るとなると、マジで作業範囲が広々する感じで、すごく良い。
細かな作業をするにしてもキレイに表示してくれるから分かりやすいしね。
作業範囲が広いことで、時間短縮にもつながると思う。
トレスは拡大したり縮小したりして細かい所やバランスを確認することもある中で、デカいからその作業の頻度とか拡大率とか小さくて済むとかメリットが大きい。
また、4Kのモニターを使われている方。やはりサイズが全く変わらずにマルチディスプレイ出来るのは神だなと改めて感じることが出来ますよコイツ。
まぁHUIONのクセとして、なんかポン押しを慎重にやるべきってのは変わらない。
ペン機能って、押しながら動かすと曲線のラインを出せるのだが、この曲線モードになりやすいので、ちゃんとまっすぐ上から押してパスを作ってあげないとダメ。これはHUION全体に言えることなので、メーカーの仕様だと思う。
色域もsRGB 140%、Adobe RGB 102%、NTSC 98%ととかなり広い領域をカバーしており、前述した通り、複数のカラー設定に遵守できるモードもあり、OSDで簡単に変えられるので、こういうところでの色合わせという部分でも良い所はあると思う。
快適に作業が出来るのは間違いないと思う。
発熱がきになるこのサイズの液タブだが、そこまで感じなかった。
まぁアダプタがそもそも別なので、熱源が少ないってのはありそう。
こういうのって熱暴走とかもしかねないからね、そういう所の心配は小さめそう。
音とかもしないんだよなこれが。凄いね。
ただまぁ~デカい。筆者の作業スペースには全く合っていない。もっと広いスペースがある人が使うべき商品です。デカすぎる人、絶対に結構いる。
ただまじできれい。普通にディスプレイとして使えって感じ。
上の中華4Kモニター(やたら強いスペック)にも劣らない感じがすごいなあって。
〆
今回は、HUIONの液タブ『Kamvas Pro 24(4K)』をご紹介してみたぞと。
いや~大きい。そして解像度たっかい。
他のこのクラスの液タブの価格を見ると10万くらい安くてびっくりする。いや、他が10万高くてびっくりもしている。
普通に機能性的な所では、『Kamvas Pro』シリーズと大きく差があるわけではないので、ハイエンドなのは解像度と左手デバイスと大きさと…みたいな感じはあるんだけど(劇的にハイエンドだから特別な機能があるよとかはない)
ただまぁそれは『Kamvas Pro』シリーズの機能性が優秀だからであって、その上で解像度が4K、画面サイズデカい、左手デバイス(無線・有線両方できる)とかは普通にめちゃくちゃ良いと思う。
以上。