声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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新人女性声優選択会議2020 開催前雑記

ちゃろ~、おにじです(激寒)

 

今回は、そんなにメジャーな話ではないだろうが、一つのTwitter上の企画に乗っかっていく話題である。

一応このブログは声優ブログとして書いている訳で、(最近エロゲブログでは???という話に関してはノーコメントで行きたい)

声優ドラフト会議的なものは多くやっているつもりなのだが。

 

この分野では筆者は参戦できる気がなかなかしないなあと思える声優ドラフト会議についてである。

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後ろの御札気に入ってる

 

 

新人女性声優選択会議2020が今年も開催

毎年9月に行われている『新人女性声優選択会議』をご存じの方はいるだろうか?

Twitter上で行われているこの企画は今年で7回目(2014年から開始)を迎える企画だ。

9月26日(土)に開催される。ちょうど一週間後の開催だ。

 

この企画では、文字通り新人女性声優を指名する、ドラフト会議である。

毎年秋に行われるプロ野球ドラフト会議の声優版という感じ。

 

多くの新人、若手声優が指名されてきており、過去6回で246人もの声優が指名されている。(数え間違えていたらすいません)

この新人女性声優選択会議は、実際のドラフト会議のように一年に一度の開催、新人声優を指名するため、この指名後に活躍している声優も数多くいるという所があり面白い。

 

過去二年は筆者が動画化してこの動向をお伝えする一つの媒体としてやってきた訳だが…

ニコニコ版

Youtube

youtu.be

youtu.be

今年はもう動画作らないので、ブログ記事を代替とさせて欲しい。

 

 

過去6回の指名一覧は以下の通り。(全て製作は主催のなたね氏)

2014年(この年のみ全抽選方式、支配下6位+育成2位)

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2015年(この年より1位のみ抽選、2位以降はウェーバー方式。支配下5位+育成2位)

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2016年(支配下5位+育成2位)

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2017年(支配下6位+育成2位)

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2018年(支配下5位+育成2位)

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2019年(支配下5位+育成2位)

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下位指名にも活躍声優が多く存在

毎年のように、やはり上位指名候補というのは出てくるのが今の女性声優業界であり、年毎にある程度の全体としての層の厚さのばらつきは見られるが、なんというか実際のドラフト会議の結果と通づる所が見れるのも面白い。

そういった面で、当時の下位指名が大きな活躍をしている…という声優も多く存在する。

 

初回の2014年では、育成指名で桑原由気マウスプロモーション)が指名されている。コンスタントに出演、主演級を重ねる声優に成長している。

齊藤真知子はMachicoホリプロホリプロインターナショナル)の事であるが、今年はプリキュアのEDも担当。出演作が多いわけではないが、育成指名と考えればかなり大きな活躍と言える。

 

2015年時点で飯塚麻結(サンミュージックプロダクション)が指名されているのは結構な驚きである。

現在はTokyo 7th シスターズの荒木レナ(2代目)、DIALOGUE+、CUE!に登場している飯塚だが、当時はミリオンドールのりなで初主演した頃であった。

最近割と名前を見ることも増えた高尾奏音(アース・スターエンターテイメント→リンク・プラン)もこの年の5位指名。

現在若手声優の中でも人気のある和氣あず未東京俳優生活協同組合)もこの年の5位指名である。

 

2016年には後にメジャー2で主役茂野大吾を演じることになる藤原夏海アーツビジョン)が4位指名だったりと、4位指名には他にもアイマスに招集される声優が並んでいたりもする。

第14回声優アワード主演女優賞(2020)を受賞する古賀葵81プロデュース)はこの年の育成2位指名である。この頃はまだなりあ☆がーるずとかしか主演がない。

 

2017年には私に天使が舞い降りた!(2019)で星野ひなたを演じた長江里加青二プロダクション)が5位指名だったり、

この頃はまだアイドルマスターシャイニーカラーズが出る前の芝崎典子(尾木プロTHE NEXT)だったりが指名されている。

 

2018年は、市ノ瀬加那シグマ・セブンe)が何故か育成2位だったことも含め、非常に下位指名にも活躍声優が多い。

高柳知葉(プロ・フィット)、佐伯伊織(スワロウ)、河野ひより(WITH LINE→FIRST WIND production)、指出毬亜(WITH LINE)、これが全員4位指名以下である。まだ2年とかでコレである。

 

昨年は、立花日菜(アーツビジョン)が5位指名、土屋李央(大沢事務所)はこの直後超CUE&Aパーソナリティに決定、その後シャニマスに招集、矢野妃菜喜ソニー・ミュージックアーティスツ)は先日虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の高咲侑役に決定した。

 

上位指名は、その年の時点で主演級の作品を獲得している事も多い為、良い声優が並ぶのはある意味で当然なわけだが、下位指名でも多くの声優を輩出している。

特に先日の先日虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の高咲侑役に決定した矢野妃菜喜が既に指名されているのは分かりやすいポイントかもしれない。

とにかくこの新人女性声優選択会議では、先見の明という所が非常にあり、新たな動きでメイン役に!という風になってもすでに指名されている事も少なくないのが特徴だ。

 

このドラフトを見れば、未来の人気声優であったり、コンテンツ登場声優が分かる!…かもしれない。

 

 

今年のレギュレーションは一部変更あり

さて、今年の新人女性声優選択会議2020だが、一部レギュレーションに変更が加えられる。

たまにレギュレーションの変更が行われるが、今年は新型コロナウイルスの影響もある年である事が主な理由と思われている。

 

最終指名年範囲が前年4月クールまで拡大

まともにこのドラフトを見てもう4年以上経過しているはずなのだが、このレギュレーションは正直ちゃんと分かっているのか自信があんまりない。

去年までは、開催年前年の秋クールからがメインの指名層となり、『前年秋クール以降でメイン級の役(Wikipedia太字)した声優はその年が指名できる最終年』というレギュレーションとなっていた。

このため、未指名でも開催前年の夏以前にメイン級の役をしている声優は指名できなかった。(2019年大会の場合これにより、上田瞳吉村那奈美(以上青二プロダクション)が指名できない形となった)

 

今年はそのレギュレーションが改正され、前年の4月クールからに変更された。

これによって、2019年春、夏クールで初メイン役を獲得しており、かつ昨年までに指名されていない声優が指名できるチャンスが出てくる事になる。

これにより特に5分アニメでのメイン役などで把握、判断がしづらかった出演などで指名できなくなる…というパターンが減少しそうである。

 

指名数が支配下4人+育成1人の合計5人に減少

今年は新型コロナウイルスの影響で一部アニメの延期などが相次いでいる。

また、多くのイベントが中止または延期となっているという事もあるのか、今年の各人の指名数が支配下4人+育成1人に減少した。

昨年が支配下5人+育成2人だった事を考えると、2人の減少となり、全体としては12人指名数が減少することとなった。

この減少も、影響を与える可能性はあるだろう。

 

 

今年の参加者

経験者3人×初参加3人の構図

さて、新人女性声優選択会議2020の参加者を確認していこう。

今年は昨年までの経験者が3人、今回からの初参加が3人という構図になった。

近年は初参加者が2人で、経験者が4人という構図が続いていた為、初参加者が多い年となった。

経験者3人の経験が勝つのか、初参加者が新たな風を入れてくるのか。

いずれにしても初参加者が多い今年は、動向が読みづらく、どのような展開となるのか予想がつきにくいドラフトとなりそうだ。

既にウェーバーは決定しており、今回はそのウェーバー順に紹介していくこととする。

敬称略で失礼します…

 

カニキ / @MNR_Evolution7(初)

初参加となるピカニキは今回ウェーバー先頭となった。

声優オタクとしての歴は3年ほどと長くはないが、そうであるからこその柔軟性の高さが強みになる可能性がある。

歴こそは長くはないが、様々な声優を見ているようであり、声優のラジオやニコ生等の番組も多く、それでいて丁寧に追いかけている印象がある。

若手に関しては十分な知識があり、今回の指名がどうなるのか注目したい所だ。

 

シャキポン / @snowsakuya(初)

こちらの初参加となり、今回はウェーバー2番目というポジションから。

声優オタクとしてのキャリアは長いようで、その経験が今回の新人女性声優選択会議でも活きるだろうか?

声優オタク歴が長くなるとどうしてもメンバーが固定されがちになるのが一般的と言えるが、若手声優への探求も行っているようであり、情報収集の幅は広い。

アイドルマスターシャイニーカラーズや、ティアラブ等の今のコンテンツにも知識があるようであり、どのような指名をしてくるのか注目したい所である。

 

かわさきろしゅこ / @ROSYUxCO(7年連続7回目)

主催者以外での唯一の皆勤賞と今年でなったかわさきろしゅこ。

2019年は『アサルトリリィ BOUQUET』王雨嘉役などを演じる遠野ひかる(響)を一位で獲得。

またこの一年『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』の木曜パーソナリティや『アイドルマスターシャイニーカラーズ』樋口円香と活躍の場を広げた土屋李央(大沢事務所)を育成二位で獲得した。

独自性がある指名が特徴であり、後にブレイクする声優を獲得していることも多く、一位から育成まで目が離せない。

他の参加者とは違う視点での指名のイメージがやはり強く、それでいて獲得していく声優は活躍する場合も多いという、

他の参加者としては動向が読みづらく、それでいて見る側としては注目したい参加者である。

過去のウェーバー順は3、6、6、3、5、4であり、今回で3度目のウェーバー3番目となる。

 

なたね / @natane24(主催・7年連続7回目)

この企画の主催者である。

2019年は一巡指名大本命であったファイルーズあい(プロ・フィット)を史上初の3競合末獲得した他、

『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』水曜パーソナリティ宮原颯希(81プロデュース)、

アイドルマスター シンデレラガールズ』久川凪、通常通りアニサマが行われていれば『推しが武道館いってくれたら死ぬ』と『CUE!』で舞台に上がっていた立花日菜(アーツビジョン)、

前述の『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』高咲侑に抜擢された矢野妃菜喜等、効果的な獲得が目立った。

昨年は素材を見る目がキレていたなたね、若い声優の獲得も歴代では目立つが今年はどうか。

素材を見る目と、ある種冒険が組み合わさった指名のイメージだが…?

過去のウェーバー順は5、1、4、1、1、1であり、ついに連続ウェーバー1番目が止まった。2度目の4番目となる。

 

ゆうぽん / @hmkmyy(初)

3人目の初参加勢。ウェーバーは5番目となった。

ゆうぽんは今年こちらもなたね主催で行われた開催された81ドラフトにも参加していた。

こちらでも意図が見える指名を行っていた模様であり、それでいて他とは少し違う観点とも言える指名が、主催者の目にとまったと思われる。

初参加であり、それでいて非常に指名声優が読みにくそうな参加者とも言えそうで、今回の新人女性声優選択会議をかき回す存在になる可能性が初参加勢でも最も高いかもしれない。注目したい所だ。

 

タナトス / @Thanatos373DB(3年連続3回目)

他の声優ドラフトでも活躍している、これで3年連続3回目の参加となるタナトス

昨年はファイルーズあい(プロ・フィット)を重複でクジで外してしまうも、

BanG Dream!』チュチュや、『アサルトリリィ BOUQUET』安藤鶴紗などを演じている紡木吏佐(響)を獲得。

また『アイドルマスター シャイニーカラーズ』黛冬優子、『ミュークルドリーミー』今井ことこ等を演じた幸村恵理(ヴィムス)、

今年の夏クールで『デカダンス』フェイでメイン役を演じた柴田芽衣81プロデュース)、

『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』サリー、『球詠』中村希等を演じた野口瑠璃子アーツビジョン)などを指名した。

初参加の一昨年は攻めの指名のイメージだったが、昨年は上手く纏めた印象がある。

多角的な指名が可能なタナトスの今年の指名はどうなるだろうか?

過去のウェーバー順は2、2であり初めての2番目以外のウェーバー順となり、初のウェーバー端でもある。

 

 

イレギュラーとも言える今年

今年は新人女性声優選択会議にも、新型コロナウイルスの影響はあると言わざるを得ないだろう。

相次いだアニメの1クール以上の延期は、新人の初主演作品も含まれていたこともあり、やはり影響という部分は存在するように思える。

 

また、イベントやライブの中止、もしくは無観客での開催という面も大きい。

参加者の中には現地で見て指名を決断した声優というのも少なくないようで、そこの影響は十二分にあるように思える。(アニサマのけやき広場での指名は割と聞いた話である)

このような点で今年はイレギュラーとも言える年となっており、それが指名にどれほど影響するのかも見る側としては注目と言えるだろう。

 

 

今年の指名声優は?

今年の指名声優は、では誰なのか?…という話を深くしても良いのだが、

開催前にそういう有望声優を書き連ねると参加者の方に情報提供しまくる感じになるのでまずいのではないか?と思い、

主催者のなたね氏に確認した所「まとまっているのはまずいかも」との返答を頂いたため、具体名はほぼほぼ出さずにやんわり傾向を出す感じにします。

 

レギュレーション改正により、昨年注目して指名漏れした声優も獲得可能に…?

前述の今年のレギュレーション改正は、ドラフト指名には影響しそうだ。

2019年春まで広がったことで、去年動画内でも注目した声優で指名漏れした声優も指名の対象内となり得る。

昨年はCUE!やDIALOGUE+、BATON=RELAY等に注目した訳だが、あの辺りの声優も指名される可能性は十分にあるだろう(やっぱバトンリレーの店じまいが早すぎる)

 

異例の年とは言え、今年も多くの声優が登場、コンテンツ登場や追加も…?

今年は異例の年となっているが、それでも声優の登場はある程度あったと思われる。

作品がスライドしている事などで判断が難しい所はありそうだが。

また、この一年で言えばコンテンツも何個か立ち上がっているし、そこに事務所の新人をぶちこむというのはあった。

既存コンテンツでも追加キャラクターによる追加声優が登場。こちらも指名対象となるだろうか…?(まぁ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会矢野妃菜喜は指名できないのだが)

 

範囲拡大、指名人数減少の年だが、一巡指名級声優含め昨年より豊作かも?

これは筆者の主観なのだが、今年のドラフト一位候補は割と豊富なように思える。

昨年も層として決して悪かったとは言わないのだが、どうしてもファイルーズあい(プロ・フィット)一強の雰囲気もないとは言えなかった。

今年は指名数が減少するが、全体としての層も例年並みの水準を保てているような気もする。

 

ただ、実践という場が少なかったという所が判断を迷わせる所かもしれない。

今回指名されるであろう声優の中にも、初メイン役が決まっていたが、10月クール以降に延期になったり、放送時期が発表されていなかったりするし、アニメに限らずイベントは減少しているため、見れる所が少ない…判断できる実例が少ないかもしれない。

 

とは言え、筆者としては去年よりも最低限一巡指名候補は多そうで、去年のような3重複とかはなさそうではないかと見ているが…どうだろうか。

 

 

いつもと違う要素が多い今年、9月26日はどうなるのか…

今年は、多くのイレギュラーが存在し、形式上はいつも通りの新人女性声優選択会議が行われるが、中身的には異なると言える年となりそうである。

新型コロナウイルスの影響がどれほどなのかは、参加者ではない筆者には分からないが、過去の指名理由等を見ていくとやはり現地がないのとかは痛いのだろうなと推察している。

 

その中でどのような指名をするか、初参加者が多いこともあり、不確定要素が多い年となりそうだ。

 

新人女性声優選択会議2020は9月26日(土)21時20分から開催予定である。

今年指名される30人の新人女性声優は一体誰だろうか?

 

以上。