おにじと申します。
今回は、声優の話題。
アニメとかコンテンツとかで、結構最近インパクトを残せている方な気がするのが、佐々木李子という存在。
ハニカムエンタテインメントとテレビ朝日ミュージックに所属するというちょっとめずらしいタイプの声優であるわけだが、歌手という言い方もできる。
というか、どっちかっていうと多分歌手側でのインパクトのほうが強い気がする。
この歌手なのか声優なのかが微妙である佐々木李子という存在で、一本記事を書いてみたい。
佐々木李子は生き残れるのか?という感じのスタンスで、書いてみましょう。

インパクトを残せている感じがする佐々木李子
佐々木李子は、もともとは2008年にアニーオーディションに合格していたり(小学五年生)とか、テイチクの新人オーディション「勝ち取れCDデビュー」にてグランプリを獲得。佐々木莉子名義でクレドプロモーション所属となり、IMPERIAL RECORDSよりRico名義として歌手デビューと、やはり源流としては歌手と言えると思う。
声優としてのデビューは、2016年、NHK東北復興アニメ『想いのかけら』のみちる役で声優デビューとなっている。
テレビアニメ『美少女遊戯ユニット クレーンゲール』の響子役で初主演を果たし、同年6月22日、ビクターエンタテインメントよりトリプルA面シングル『カサブタ/想いのかけら/ドリームクライマー』でメジャーデビューという形となっており、こちらで歌手声優両輪の動きというのがスタートした。
諸々の本格的な動作というのは、2024年に歌手としてのレーベルがLantisとなってからという言い方もできる。
その前から多数のアニメやゲームにおいてタイアップはしてきていた。
それこそ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のEDである『Play the world』とかはあったし。
ただ、やはりLantisというアニメに特化したレーベルへの移籍は、メインとしての扱われ方が上昇した感じはある。
『リンカイ!』のOPである『Windshifter』、『日本へようこそエルフさん。』OPである『Palette Days』、『異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜』OPである『Majestic Catastrophe』と多くの楽曲をタイアップしている。
声優としては、『BanG Dream! Ave Mujica』三角初華がまず大きい。これで知っている人がめっちゃ多いとは思う。
その前からちょいちょいメインはやっているんだけどね。歌唱含めての印象ではアベムジがデカすぎるのは事実だと思う。
『ワールドダイスター』流石知冴、『かげきしょうじょ!!』山田彩子、『キラッとプリ☆チャン』虹ノ咲だいあ等、活躍はしている。
割と色々な作品やコンテンツに顔を出せている存在ではあり、面白い存在と言える。
ただ、全体的な傾向としては歌っている回数のほうが明らかに多い。
近年の出演含めても、どちらかと言えば歌唱をベースとした役が多い。
キャラとしての歌唱を求められる役であったり、タイアップしている作品に出るタイプだったり。
なので、こう佐々木李子って歌手なのか声優なのかと言われると微妙な所ではある。声優としての仕事もメインとかの本数は割と悪くはないんだが、やはり中心としては歌手という感じはある。でも歌手と言い切るには…という声優としての活躍ぶりとも言えると思うのである。
それぞれの能力は?
じゃあ単純に力としてはどうなの?って言われると、そりゃ当たり前ではあるが、歌のほうが強いと言わざる得ないだろう。
というかそれだけ歌が明らかに強い。圧倒的である。さすが歌手出身。歌畑というのはこういうことをいう。
パワーとか声の伸びとかが、声優系統のそれではないやつをやっている。
ま、そりゃ歌手側の人間ですから、そうであるのが当然ではあるし、そうであってもらわないと困る部分はあるんだけど、にしてもちゃんと歌手の奴なんだよな。
やっぱりパワーとか、楽曲に対して負けない感じ、強さがある芯がある歌唱って感じがするし、歌う上での滑舌とかそういうのも違うし。
それこそ、昨今バンド系アニメが各所流行った。
ぼざろの長谷川、トゲトゲの理名、迷子の羊宮、アベムジの佐々木とボーカルはいるわけだが、これって明確に歌重視の理名佐々木と、演技重視の長谷川羊宮に分けようと思えば分けられるんですよね。
まぁこの中でも一番売れたという観点では結束バンドとなるんだろうけども、じゃあ長谷川育美が佐々木李子に歌の歌唱力で勝てるんですか?って言われたら、これはNOだと思う。なんならこういう意見、Twitterでも見ました。でもそりゃ当たり前だろと。
先程も振り返った通り、佐々木はゴリゴリの歌手としての道程を歩んできた人間である。
で、長谷川は結束バンドまでまともな表舞台での歌唱はなかったに等しい(ウマ娘とか友崎とかキャラソンで言えばいくつか合ったのは事実だが)人間であり、なんでこの歌が出来てこれまでまともになかったんだよと言われはするものの、ボイトレとかそういう所を経由した訳でもない、生粋の声優畑である。
経路から言っても、そりゃ佐々木はここでは圧倒しているくらいじゃないと困る。まぁ議論に一応持って行くこと自体は出来そうな時点で、長谷川は十二分という言い方もできるのだが。強みの場所がぜんぜん違う系だからな。
じゃあ演技面はどうなの?と言われると、まぁ下手という感じではなさそうではある。
もっと畑が違う系統だと、大外しをしてしまう場合というのは存在する。それこそ寺川の初期とかは本当にひどいもんだった。なんじゃこりゃみたいな感じだったが、ああいうことは佐々木は最初からなかったと思う。
全体的にそつなくこなせている感じはするし、それこそアベムジでの演技というのは一種の怪演の部分もあったと思うが、怪演を怪演として出来ているというところは評価するべきだと感じる。
ただ、結局じゃあ純粋な演技能力はどうなの?っていう所は、メインの役が別に少ないとかではないんだけど、はっきり見えてくるみたいなところまでには至っていないのかなと。
いやAve Mujicaとかの怪演とかはポイントあるんだけど、怪演って演技がうまいに直結するわけでもないので、判断が難しいんだよね(
前述した通り、どうしても歌を前提としたキャラクターであることが当たり前とまでは言わないが、基本線になっていることで、評価の仕方が難しくなってくる。
歌とキャラクター性のギャップが!みたいなキャラクターとかも多いので、キャラソンとしての評価もしにくい部分とかもあるし、だからこそ演技がどうなのかという所に到達しにくいというか。
キャラクター性によっての補正、キャラの性格的にちょっと外れても大丈夫なキャラ(抜けている子とかだとカッチリした演技は求められないし)みたいなのもというのも少なくない印象。
これは別に佐々木の能力が足りていないからそうなっているというわけではなく、佐々木のタイプ的にこういう役が主に回ってくるのは仕方ない部分ではある。
少なくとも最低限の素養は存在する。ブシロード声優の平均初期値よりは上かもしれない。怪演は素養がないと出来ないとは思う。ただ、それを判断できるほどではない。
言えるのはやっぱり歌畑の演技って子音が強めに出るよねってことくらい。歌ではっきりパワーで歌える人って、演技をするときに母音と子音のバランスが1:1に近くなるというか(完全に並んでいるわけじゃないんだけど)
これは水樹奈々とか、高垣彩陽とかもそうなので、多分特徴なんだよなこういう系統の(この二人ほど顕著ではないけど)
生き残りはしそう。どういうタイプで生き残るのか?
とりあえず言えるのは、現状の感じとりあえず生き残りはしそうな人間であること。勝てそうな人間ではある。重宝される方に入っていると思う。
問題は、どういうタイプとして生き残るのか。勝ち方がどうなるのかという所。
大雑把に言うのであれば、演技がある程度出来るアニソン歌手としてなのか、歌がめっちゃ上手い声優タイプなのか。これがどっちに定まってくるのか。
現状としては前者のほうが可能性は高そうにはみえる。ただ、前述している通り、近年はアニメやコンテンツにおいての存在感を声優としても高めつつある。
どっちのほうが幸せなのかも結構微妙な所の用な感じはする。どっちのほうが長生き出来るのかとかも微妙。
少なくとも歌に関しては間違いなく強い。しかもLantis移籍である程度のチアップは安定して貰えそうな雰囲気である。歌手としての生きる道はある程度整ったようにも思える。
だからこそ声優とのバランスをどうするのか。アベムジとかで印象には残ることはやったと思うが、じゃあブシロード系は他のところで相乗効果を生み出すかと言われるとそれは微妙な所ではある。まぁ佐々木は別にブシロード特化声優ではないので、どうとでもなりそうではるし、ブシロードスタートの声優でもないのでね。
演技に関しても、とりあえず下手とかそういうところまでではないので、ある程度は出来そう。まだ真価を問われる場面が来ていないのも事実だとは思うけど。
どっちにしろ、佐々木は現状は割と選べるのかもしれない。どっちにシフトするかというか、どういうバランスで行くのかが。
やっぱり強みがはっきりしていることで、歌での活路は見つけやすいのは、どう進むにしろ安心材料である。ただ、やっぱりどうしても歌と演技でギャップは出てしまうことは事実ではあり、ネックになる時もあるかもしれない。佐々木ほどの歌唱力で、歌を抑えめにしてバランスを取るのは勿体ない感じはするしね…
いずれにせよ、向こう数年は生き残るということ自体はおそらくはほぼ確定だと思う。
ただ、その生き残り方がどうなるか。生き残り方によっては、声優として出たときに演技として浮いてしまう…みたいな未来もなくはない。
強みがあるからこそ、「歌が上手いから結局声優としても生き残ってるんでしょ?」みたいな言われ方をするのは勿体ない人間だと思うのでね。(そこまで言われるべきな酷さとかは現状感じない)
何度も言っている通り、別に演技に関しても、歌ほどの強みがあるわけではなさそうなだけで、素養はある程度ありそうな雰囲気だからこそ、上手いことバランスを取っていい感じに活躍してほしい所。
上手いこと勝って、上手いこと生き残って欲しい。本人が幸せな程度のバランス感覚で。
以上。





