声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

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羊宮妃那ってどうやってもファン層が捻れるので大変そうだなって記事

おにじと申します。

 

今回は、声優関連の話題。

当ブログでは定期的に一人の声優で一本記事書こうぜ!のフェーズが来て、ここ最近はそれをほぼ長谷川育美に費やしてきたのだが、やり過ぎるとただの長谷川育美信者みたいになって嫌なので(もう十分そうなのでは…?)今回は違う声優で一本やってみようかなと。

 

今回は、まぁなんというか近年一気に存在感を増して、人気声優の仲間入りを果たした感じがある羊宮妃那で一本やってみようかなと思う。

一気にその注目度を上げた感じがある羊宮は、各所幅広い活躍というのをもうしている感じもあるので、ファンが集まってくるというのも至極当然という言い方もできると思う。

ただまぁ、今回は羊宮妃那のファン層に関して思うことがある。

というかこれは羊宮妃那という声優が羊宮妃那である限り、解決することはまずない話なので、こんなこと書いた所で何なんだって話ではあるんだけど、今後定期的に慢性的な問題となりそうな事を書いておくのは面白いかなって。

 

ということで今回は『何をどうやってもファン層がねじれるのが確定している羊宮妃那』というテーマで一本書いてみようと思う。

羊宮妃那の勢いがエグい

しかし、改めて羊宮妃那のここまでの人気声優への駆け上がり方は想定できなかった。

コロナ禍が明けていく中で(まぁ今またコロナ流行ってるんですけども)ほぼ0からこのスピードでの駆け上がり方は中々のものである。

活動を開始したのはコロナスタートの2020年であり、本格的な活動開始は2021年と言っていいだろう。

筆者はたまたま周りに新人声優をバカみたいな早さで見つけてくる馬鹿変態がたくさんいるお陰もあり、『羊宮妃那の声ラブ』(超A&G+ / 2021)の段階くらいから羊宮を知っていた訳だが、ここからたった一年で複数メイン役を獲得し、バンバン代表作を取っていく声優になっていくとは、流石に信じられなかったなと。

 

2021年に『SELECTION PROJECT』八木野土香役で初メインを獲得すると、翌年には『その着せ替え人形は恋をする』乾心寿役等複数のメイン役を獲得し、知名度を向上させた。

 

2023年には『僕の心のヤバイやつ』山田杏奈役という代表作と言えるキャラに出会い、演技性能を爆発させたことで、より知名度が向上。(たまにはアルスの巨獣のことも思い出してあげてください)

同様にバンドリ系の『MyGO!!!!!』の高松燈のキャストであることが正式発表され、アニメではバンドリ以外の層も一定取り込むことに成功した作品で主役を張った。

文化放送伝統の若手女性声優帯の復活番組である『A&G NEXT STEP HOOOOPE!』のパーソナリティを務めている。

この勢いのまま、第18回声優アワードにて新人声優賞を受賞。

査定が厳しいと言われている青二において、2020年4月にジュニア所属し、そこから3年で準所属という比較的スピード出世なのも含めて、飛躍に飛躍を重ねている。

 

今年は『僕の心のヤバイやつ』の二期が放送され、『小市民シリーズ』小佐内ゆき、『真夜中ぱんチ』譜風とメイン役を獲得している。(映画ではトラペジウムにも出た)

やはり勢い、ヤバい訳である。

ということは、それだけファンが増えてくることになるわけだが、結構羊宮はライト層にも好まれそうな感じがする声優なんじゃないかなあと思うわけである。

 

 

羊宮妃那が声オタにライト層に好かれそうな理由・羊宮妃那に集まってくる客層

なんでライト層に好かれそうなのかっていうのは、正直イメージ的な所もあるので、言語化は難しい所なのだが、ものすっごく雑に言うのであれば

あの若さで、あの容姿で、あのキャラクター性という所で、ああいう役柄を演じていてかつバンドリみたいなコンテンツに出てたら人気はそういう層から出るだろ

って感じだろうか。

 

ああいうの、そりゃ人気が出るだろって感覚なんだよね。

急に出てきた超新星!って感じもする羊宮、そういうスターダム駆け上がり系というのも、フレッシュさ含めて強みを感じざるを得ないし。

そんでもって、まぁ当ブログにおいて容姿の話をするのはアレなのだが、まぁ羊宮は可愛いだろう。そりゃ可愛いだろう。うん。あれは可愛いに分類されるべきだろう。

そんでもって、キャラ性みたいな所に関しても、言い方は最悪だがめっちゃくちゃオタクが釣れそうなキャラ性をしていると思う。

そんでもって、コンテンツで一番出ていると言えるのは、バンドリ系列である。

いやまぁ、迷子は本筋ではないっちゃないのだが、結局ガルパにも出てくることになったし、結局バンドリ系統ではある。

作品の系統としては、本家バンドリを好んでいる層以外も取り込めたとは思う。ただ、それでも母体はバンドリであることから、層としてはバンドリ層が中心となっていることを考えると、ライト層と言える層の割合が多くなるのかなと言う感じもする。

 

今後、ウマ娘のデアリングタクトの稼働もいい加減出てくるであろうことも考えると、そういう層は今後も増えそうではある訳で。

まぁそれが急速に人気を集める人気声優の宿命という言い方もできるだろう。

 

 

羊宮はパッと見初心者向きなんだけど…

羊宮ってパッと見た感じとしては、変な言い方ではあるが「初心者向けの声優」って感じがある。

露出も多いし、出演機会も多い若手であり、ラジオ等のレギュラーもあって、コンテンツにも出ていて、アニメにもライブにも出ている…という感じは、現代声優らしい稼働であるし、追いかけるにおいても結構やりやすい感じもする。

 

また、羊宮はやはり声質という所に大きな強みがある。

あのウィスパー系のボイスが根幹にあるというのは、演技において非常にアドを得ているんじゃないかなと。

癒し系統の声を出せるという中で、ヒロインとかを演じる時の強みというのをしっかりと持てている声優であり、ああいう声質の良さというのは、別にライト層が声質を理解していなくとも「声が良い」とかいう漠然としたものとして感じやすいとも思う。

 

そういうところを考えると、結構初心者としても良さを感じ取りやすい声優のようにも思えるわけである。

 

ただ、そういう感じやすい所があるのも羊宮ではあるのだが、それ以外に関してというか、それよりもより深堀りした時の強みみたいなところを考えるという部分では、結構上級者向けというか、良くも悪くも玄人向けの声優であるような感じもするわけである。

 

今回はあくまでも良い方にスポットライトを当てるつもりなので、比較的サラっと流すが、能力的に悪い部分でいうと、

MyGOの歌唱を中心に、羊宮の歌唱力という所は一定以上の評価を集めているような感じはする。

するし、実際間違いなく下手ではない。上手いと思う。普通に上手い方だとは思うんだが、正直羊宮の歌唱というのはその時々においてのムラというのを感じる部分もあるように感じる。

これはキャラ方向性とかでもそうだし、特にライブとかで歌唱する時のその時々のコンディションによる上下、ムラというところを感じるというか。(これを現地じゃなくても感じるくらいなので)

羊宮は正直な話多分フェスで歌うのに向いている声優ではないと思うし。そこそこのキャパシティで歌っている映像とかを見た方が映えている印象がある。でもそういうことってそんな分からんのが普通だと思う。

 

という感じと同じ雰囲気で、羊宮の強みを深堀りしていくとなると、結構言語化が難しい部類の声優な気がするんだよなと…

羊宮の強みは、間違いなく声質は一つの要因なのだが、それのゴリ押しで成り立っている声優ではない。

これまで幾多の声質系統声優が、当初は声質でゴリ押していたみたいなパターンはあるのだが、羊宮はそういう感じではないと思う。

その上で、しっかりとスキルが乗っかっている声優でないと、流石にあそこまでの演技は出来ない気がする。

 

羊宮のスキル面に関してを表現するのは難しいのだが、幾つか筆者が感じていることを端的にまとめておく。

まずは間の取り方である。

セリフとセリフの間の取り方、相手のセリフ対しての返す時の間の取り方とかが非常に上手だと思う。これは作品によってのスタッフの指示の部分もあるとは思うので、一概に羊宮だけの強みという言い方は出来ないとは思うのだが、羊宮の出演作全体で言えることなので取り上げておく。

この間の取り方が非常に効果的であることで、キャラクターに深みを出せている感じがする。

 

これに付随して、息遣いという所に関しても同様のニュアンスで言える。

息の入れ方によって、声質の強みをさらに活かすことが出来たり、局所的な破壊力を高めることが出来ているように思う。息遣いで緩急を表現している所もあるし、こういう所にはスキルがあるように感じる。

 

こういう所のスキルがあることによって、キャラとしての一種の支配力みたいなモノを持てている感じがするのが羊宮である。

声質含めて整っている感じがする羊宮なのだが、意外と指定してやらせるより、羊宮の強みを活かせるように一定自由に演じさせた方が良いような感じもする。

『僕の心のヤバイやつ』山田杏奈役とかは、特に好き勝手やらせた印象があり、これによって支配力破壊力が抜群になったと筆者は思っている。

意外とあの感じで好き勝手やらせた方が、自由にやらせればやらせるほど強いみたいな、良いんだけど一種のピーキーな所を持っているみたいなのも、結構面白い気がする。

 

羊宮は、声の引き出しがないわけではないし、出来はするんだけど、所謂声の引き出しが多いと言えるほどの引き出しがあるとまでは今のところは言えないと思っている。

いや、意外とあるんじゃないかなと思ってはいるんよ?(振れ幅はあるように見えるし)

ただ現状表に出てきている演技だけで判断するとなると、一応多くないという判断をせざるを得ないかなって。(いやまぁライト層に対しては声幅あります!ワー!でゴリ押しても良いんだけど)

 

なので、羊宮の強みって割とこういう演技においてのスキル面みたいな所があるからって表現をしたいんだが、こういうのを見て「お~そうやな」って思ってくれる層なんてほとんど正直いないと思うわけである。

そんでもって、羊宮のスキル面って本当に細かい話になってくるので、説明するのがややこしいし、実感を持ってもらいにくいので、あんなライト層に向いたモノではない訳である。

 

羊宮妃那という声優は、経歴から考えても青二のストレートラインを通ってきた声優ではない。青二塾系統でもないし。

結構特殊な経歴を経て声優という職業に座っているが故に、なんか他の声優とは異なる独特の演技のスキルを持っている感じがある。(結構特殊な経歴の話はあんまりしません、ちょっと前に今更ネットで一瞬騒がれてましたが、あんなん周知の事実やと思ってたんやけど、それは周りに新人女性声優を爆速で嗅ぎつけてくるキチガイ変態がいるからだったわ…)

根幹の声質の良さに、他の人が持っていない独特なスキルみたいな所が乗っかって強みがあるみたいな感じの声優…って感じなので、まぁ~結構表現がややこしい声優なんだよなと。

 

 

"可愛い"・"天使"が故のデバブを一生受けることにはなりそう

羊宮妃那という声優は、正直どういう技量が存在した所で、『可愛い』『天使』『癒やし』みたいな方向性が前面に一生張り付いてくる印象がある。

 

まぁ実際の所基本的に喋っている感じは、可愛い、天使、癒やしみたいな雰囲気だし、もう佇まいからしてそうだろみたいな所があるのは分かるんだけども。

ただ、羊宮に関してはそれだけではない所がたくさんあるんだけどなあ…ってなる、ちゃんと技術面が備わっている声優の為、こういう容姿やイメージという所が変に足を引っ張るみたいなことはやめてあげて欲しいなあと思うわけである。

 

現代声優業界において、非常に残念ながら顔や身体というのを重視するアホが多すぎるが故に、顔や身体という所は無視できなくなっているのだが、

これが一定ちゃんと技術があるタイプの声優の顔が良すぎると、逆に顔に仕事が多くなって、演技面での活躍と成長を阻害するみたいなことになったり、

クソみたいな顔ファン顔ファンなんてファンじゃありませんけど)が、しょーもない事で難癖付けて、声優当人の精神をぶっ壊したりと、本当にろくなことが起きないのだが、羊宮もしっかりその部類に入ってくる気がするわけである。(まぁ最大の被害者は高野麻里佳だけどな!)

 

そもそも、羊宮は喋る時はたまに普通にはっちゃけたりするし、天真爛漫さも持っていると思うのだが、そういうところにおいていつものイメージと演じているキャラクター性に引っ張られて過ぎていて、そういう雰囲気を求められているようにも感じるし、

逆に特殊な経歴において、羊宮のこのキャラクター性が"本物"なのか?という一種の悪意ある疑いみたいなモノを持っている人間もいそうだし、

もう羊宮が『喋る』という基本的な所でさえ、若干の板挟み感を感じてしまう所すらあるので、もう地獄なんじゃないかって思う。

 

その上、羊宮はMyGOというコンテンツ系バンドでボーカルを務めていることもあり、稼働面において、明らかな爆弾を一生抱えて声優人生を終えることが確定しているのも懸念点である。

MyGOのバンドリを運営しているのは、あの稼働率という言葉が辞書に載っていなさそうで、幾多の声優の精神と身体をぶっ壊してきたブシロード様であり、

今年の初めにはほぼ2ヶ月で東京福岡大阪愛知のツアーをぶん回すというキチガイみたいな日程をした後、

一ヶ月で合同ライブをして、

一ヶ月でフェスに出るみたいな日程を息をするようにかましてきており、

そもそも羊宮は声優としての稼働が明らかに上昇してきていて、クッソ忙しそうなのに、迷子の稼働がなんなら増えているので、もう羊宮の体調がぶっ壊れないか本当にクソ心配である。

 

現に、羊宮はHOOOOPEで、出たけどまともに喋れんかったり、一時期生放送辞めたり、休んだりする率がHOOOOPEの中でも突出して多く、本当にお前は大丈夫なのかと心配になってくるわけである。

 

 

間違いなく羊宮妃那という声優は、近年現れた若手女性声優の中では、素晴らしい能力を持っている声優であり、今後その役の幅さえ広げていけそうな感じがある能力を持っているのだが、

キャラがキャラの為、そういうのより可愛いとか天使とか盲目が馬鹿みたいに釣れてしまう感じがあるし、

迷子はアホみたいに稼働していて、バンドリキッズが集結してしまうし、

環境としては中々終わっているのではないかと思ってしまう。

 

青二プロダクション系統でも、特殊な声優の一人であり、青二だけど青二らしくない演技をしているという言い方もできる。

ただ、しっかりとその技術面は声優事務所の大正義青二のクオリティに到達している声優である。

そういう声優が、なんかクソみたいな環境でデバブを食らって、休止するとかそういうことには本当になるなよと、倒れるなよ羊宮と。ちゃんと正常に進んでくれよと、別にすんごい推し声優というわけでもない、蚊帳の外だと言うのに思っている。

 

いやまぁ、羊宮ならクソ環境とか跳ね返すだろって思いはするんだけどね?

 

以上。