ちゃろ~、おにじです(激寒)
ガジェットブログではないはずなのだが、割とガジェットレビューしてる説ある。
今回はSSD。いや、買うつもりなんて無かったんだよ、むしろデータ用HDDの方を最初は求めていたんだよ。
しかし、Amazonブラックフライデーでは大容量HDDは安くなることはなく、こりゃスルーかなあとも思っていたわけだが。
「いや、これCドライブのほうが危機では?」
我がPCはTSUKUMOで2017年とかに購入したBTOパソコンな訳だが、Cドライブは480GBのSandisk製のSSDが搭載されているはずなのだが、なんか100GBを切っていた。
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これは非常に心許ないのではないか?というお気持ちに。
そして、今回のブラックフライデーではSSDが安くなっていた。
データ用として倍の1TBは欲しい所だが、候補は実質二つだった。
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まずはWestern Digital製の定番M.2 SSDの一つ、SN550シリーズ。
まぁ正直こっちで良かった所はあるのだが、納期がクソ遅くて12月半ばとからしいと。
いや遅いと。筆者の動向が遅かったのがどう考えても理由なのだが。
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もう一つ安くなっていたのが、キオクシア(KIOXIA)のEXCERIA NVMe SSD。
所謂東芝なのだが、こっちも安くなっていた。
最大スピード的な意味ではWDには劣りそうだが、キオクシアの製品というものに一応の興味があった。あと日本メーカーだし。(まぁいつもは日本メーカーとか気にしつつも結局海外の奴買うんだけどな)
まあ翌日に届くのも大きかったわけだが、こっちの方が若干安かったのもあり、購入に踏み切った。
キオクシア自体がまだ『キオクシア』と名乗り始めて一年程度であり、なかなかレビューも存在しないようなので、素人のクソみたいなレビューだが、なにかしら参考になればと思う。
…キオクシアは上場延期したりとかしながら、割と頑張ろうとしているみたいだし、応援はしたい所ですな…
- そもそもキオクシアってなんやねん
- 開封
- 装着
- 設定・クローン実行
- ベンチマークを取ろうと…したんだが。
- 気を取り直してベンチマークします
- 温度
- 〆
そもそもキオクシアってなんやねん
半分ネタで『謎のメーカー』呼ばわりされる際まで存在するキオクシア。
東芝は『NAND型フラッシュメモリ』を開発した会社であり、近年ではSSD自体が好調な事もあり、その売上は上々なモノで、東芝にとっての大きな主力事業の一つ…だった訳だが、2017年に東芝が巨額の損失を出してしまった際に、様々な事情が重なった結果、半導体メモリ事業を売らざるを得なくなってしまった。
そうして『東芝メモリ』が分社化し、企業コンソーシアムが設立する買収目的会社株式会社Pangeaに売却。『東芝メモリホールディングス』が設立された後、2019年7月に『キオクシア(KIOXIA)』に社名変更をして今に至る。
東芝メモリの売却に関しては非常に複雑で、この説明では明らかに誤解を生じさせるが、"東芝メモリがKIOXIA"というのが一番楽でわかりやすい解釈だと思う。
詳細に買収の話を確認したい人は下記サイトとかにしっかり載っていたので、確認してみると良いかもしれない。
開封
キオクシアに触れた所で、SSDを開封していこう。いつものAmazonの袋から登場。
割とシンプルめと言える外箱。もっと日本メーカーのパッケージってゴチャゴチャしてるイメージが(
今回の『EXCERIA SSD』はKIOXIAの中ではミドルクラスの模様。(上が『EXCERIA PLUS SSD』、下が『EXCERIA SATA SSD』で2.5インチのSATA接続)
普段遣いするメインストリームとして使える所謂一般的なモデルと言える。
社名がKIOXIAとなって初めてのパーソナル向けSSDシリーズであり、6月に発売されたばかりだ。
内容物はこんな感じ。
SSD本体
注意書きの紙
お問い合わせの紙
説明書
というシンプルな構成。ネジはついてないのはM.2では普通らしい。
マザボや、BTOパソコンの場合もその中にM.2を固定するネジは付属しているはずで、そちらを仕様しろという形だ。これはどこもそうらしい。
買う前に、ネジがあるかは確認するべきだろう…かなり小さめのネジで、スペーサーとネジがセットになっていることが多いようだ。
もしなければ同時にネジを購入しよう。ちゃんとしてそうなのから怪しいのまである(
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さて、本体を見ていこう。
基盤は片面タイプで『KIOXIA』が大きく印字。左下に『EXCERIA』、右下に『NVMe SSD』と書かれている。
M.2 SSDは『NVMe』と『SATA』があり、『NVMe』の方が速い。
購入する時はどちらなのかは注意しよう。自分のPCに対応しているかもチェック。
『NVMe』に対応しているなら、圧倒的に『NVMe』の方がおすすめだ。
『SATA』は2.5インチとスピードが変わらない上、SATAポート一つを犠牲にするマザボの仕様が多いから…
仕様は、インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)/NVMe 1.3c、
コントローラはKIOXIAオリジナルICで、
NANDフラッシュには3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH TLC」が採用。
そして嬉しいのが、DRAMキャッシュがついている所。最近のミドル以下のSSDでは省略されることが多いが、コイツにはついている。
そしてTLC Nand搭載。安いけどQLCですらない。国産。
SSD内のかなりの物が、KIOXIAが自社で制作していることが分かる。
色々頑張って撮影したのだが、我がiPhone7では基本的に上手くピントが合わず、結局一番最初の画像が最も基盤の文字が読みやすいオチである。
コントローラもKIOXIA自社製。型番は多分TC58NC1202GST-01-BB。最初出た時はココが『TOSHIBA』って書いてたらしいが。
一方でDRAMキャッシュはサムソン製のようだ。型番はK4A8G165WB-BCTD。仕様は8Gb(1GB)-2666Mbps。
裏にはシールが貼られているくらいである。型番はRC50001T00っぽいが、型番はSSD-CK1.0N3/Nらしい。よくわかんない(
このSSDは256GB、500GB、1TBの3つの選択肢が存在する。
仕様は以下の通りとなっている。(DRAMは時期によってチップが異なる可能性があります)
KIOXIA『EXCERIA SSD』シリーズ | |||
---|---|---|---|
型番 | SSD-CK250N3/N | SSD-CK500N3/N | SSD-CK1.0N3/N |
容量 | 250GB | 500GB | 1TB |
NAND | KIOXIA『BiCS FLASH TLC』 | ||
コントローラ | KIOXIA自社製(TC58NC1202GST-01-BB) | ||
DRAMキャッシュ |
SK hyinx H5AN4G6NBJR-UHC 4Gbit(512MB) |
Samsung K4A4G165WF 4Gbit(512MB) |
Samsung K4A8G165WB-BCTD 8Gbit(1GB) |
インターフェイス | PCI-Express3.0(x4)/NVMe 1.3c | ||
シーケンシャル読込 | 1700MB/s | ||
シーケンシャル書込 | 1200MB/s | 1600MB/s | |
ランダム読込 | 200,000IOPS | 350,000IOPS | |
ランダム書込 | 290,000IOPS | 400,000IOPS | |
フォームファクタ | M.2 2280 | ||
定格電圧 | 3.3V±5% | ||
消費電力 | 3.8W | 3.9W | 5.3W |
動作温度 | 0~85℃ | ||
サイズ | 22.15mm×80.15mm×2.23mm | ||
重量 | 6.0g | 6.9g | 6.9g |
保証 | 5年 |
書込、読込はM.2のSSDとしてはエントリークラスのスピードと言えるが、HDD、SATA SSDと比較すれば非常に速い速度が出るので、体感できるスピードとなるか?
より速いスピードを求めると『EXCERIA PLUSシリーズ』がハイエンドとして存在する。
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装着
では装着していこう。
必要なのは本体と精密ドライバ(本当は先端が磁石のやつが一番良い)、M.2 SSDネジ…あとここにはないがピンセット等があるとより作業がしやすくなるのではないだろうか?
これが筆者のBTOパソコンの中身。いやホコリ…
非常にぐしゃぐしゃなのは後で付けたものが割と多めだからだと思う。
もともとは480GBのSSDと1TBのHDDという構成だったが、一度Windowsがぶっ飛んだ時に買った予備の240GBのSandisk SSDとデータ用に追加したWD 4TBが追加されている。
メモリも16GBを32GBに増強。
赤いSATAがケーブルが追加した奴。
これで残りのSATAが一つになってしまったので、左下にSATA増設ボードが地味に入っていたりもするが、今回は結局M.2 SSDとを使用する事に。これ、いらなかったのかもしれない(
作業する際は、主電源も落としておいたほうが良いだろう。不意に電源ボタン触ってしまった…とかなくはないので。
M.2ポートはマザボによって場所が異なるので注意。(マザボのホコリを効果的に除去する方法を教えてくれ…この後ちょっとやったけどなかなか取れないもの)
…なお、この時筆者は見えたM.2ポートに刺したのだが…これが後に面倒を産むことになる(
まずナットを先に入れる。手で締められるので締めておこう。
そこからSSD本体を端子に差し込む。斜めからいれて、しっかり置くまで入れよう。
右の切り欠きに隙間のないように、左のナットとしっかり合うように、という所を注意しておこう。
最後にネジを止めれば完成であるが、筆者このネジを止めるのに20分くらいかかっている。
絶対にピンセットは用意した方が良い。上手い事ナットの穴に入れつつSSDを押さえながら止めるのってそんなに簡単ではない。何回もマザボにネジを落としまくった。
不器用説あるわ…そもそも最初左手でネジを止めようとしたのが間違いだったんだけど。絶対利き手で回そうな…(締めた後の写真が逆方向からなのはそのためである)
配線とかないのでクソ楽なのだが、そのクソ楽な工程にめっちゃ時間をかけてしまったら意味ないじゃん…(
設定・クローン実行
ということで、あれだけでSSDは認識してくれるはずなのでパソコンを起動してみよう。
起動するだけではいつもの『PC』の所に表示されるわけではないので、色々と弄っていこう。
また、今回は筆者はこのSSDをWindows母体(?)ドライブであるCドライブとして使用していきたいので、このクローン方法についても解説していく。
システム上にSSDを表示させる
※クローンする際はこれが不要とも言えるが、一応筆者は行った
まずはシステム上にSSDを出現させる方法から。
起動したらWindowsマークを右クリックして、『ディスクの管理』を選択しよう。
すると、すぐにこの表示が出てくる。
パーティションスタイルを確認してOKを押す。今ならGPTが主流のような気がするが…
ここで注意は、クローンでCドライブにしようとしている人。この場合は、一つ確認しておくべきことがある。
今のCドライブがどっちのスタイルになっているかを確認しておこう。
一度キャンセルとかをして、『ディスク0(Cドライブ)』の上で右クリックしてプロパティ→ボリュームからパーティションのスタイルを見れる。
筆者はGPTだったが、割とMBRの方が使われている事も主流のようなので、ここは確認しておこう。(筆者が後で使うソフトは自動で合わせてくれるようだが、そういう機能がないソフトも多そうなので)
確認して新しいSSDのパーティションスタイルを決めたら、次は認識させていくのだが、今回はクローンするのでここで打ち止め。
適用する際は下の方に『未割り当て』が全てになっているSSDがあるはず。
これをフォーマットすれば使えるようになるので、画面の通りに進めれば大丈夫のはず。
今回はクローンなのでご了承を。
『Acronis True Image WD Edition』でクローンしてみよう
今回は『Acronis True Image WD Edition』を使用する。
このソフトはWDかSanDiskのHDD、又はSSDが無いと起動しない。
普通なら『EaseUS Todo Backup Free』を使用するのが一般的のようだが、こっちの方が使いやすそうだったので。
筆者はSSDがSanDiskだし、HDDもWDなので使用できた。
同じ条件の方はこの下のリンクからダウンロードしてみよう。
基本、落とせたら問題なく動くし、起動できるはずである。
今回はWD Editionだが、これ割と何個かあるっぽい。
起動したら『ツール』から『ディスクのクローン作成』を選択。
するとこのウィザードが登場するはずである。『次へ』をクリック。
まずクローン作成モードを選択。
自動を選択したい所だが、クローンする際、新しいSSDやHDDが元々のSSDやHDDより容量が大きい場合は手動を選択するべきらしい。
今回は手動を選択していこうと思う。
すると『ソースハードディスク』を選択する画面が登場する。
これは所謂元の、コピーするデータの方を選択する。
今回はCドライブをコピーしたいので、一番上のディスク1を選ぶ。
やたら待たされるが待とう()
次は『ターゲットディスク』の選択。
これはコピーさせたい…新しく使う側の方を選ぶ。
今回は新しいKIOXIAのSSDを選択することになる。
ソースにしろ、ターゲットにしろ、容量と品番がしっかり出てくれる事もあり、結構わかりやすいはず。ソースとターゲットを逆に選択しないことだけを確認しておこう。
次に、移行する方法を選択する。
これが楽。大きな容量や小さい容量と言った移行にも、『移行先にあわせる』の選択肢がある。
フリーの移行ソフトは、この辺りがちょっと面倒だったりして、手動でやったりしないと、せっかくの大容量化が上手く行かない…ということもあるようだ。
これを選択しておくと、画像の通りに自動でパーティションを拡大してくれる。
まぁ一応確認はしておいたほうが良いとは思うが、基本的には問題ないはず。
ディスクレイアウトもちゃんとそのままにしてくれるようなので、先に選択する必要すらないのかもしれない。
問題ないことを確認して実行を押そう。
最初は時間かかりそうな感じだが、SSD→SSDだったこともあって20分で終了した。
抜けって書いてるが、ブートさえ新しい方に変えてしまえば問題なく起動は可能…のはず。
と思って再起動からBIOS(UEFI)に入ったら、もう起動優先順位がKIOXIAになっていた。かしこいなお前。
ということでこんな感じに。問題なくクローン出来た。後でちゃんと元々のC外さなければ…(ベンチマーク回すの数個増やしたので刺しっぱである)
暫く運用して、問題がなさそうなら元々のCドライブはフォーマットしてデータ用に使おうかなあ…
ベンチマークを取ろうと…したんだが。
ということでエントリークラスのM.2 SSDがどれくらい実測のスピードが出るのか?
また、クローンということで、すでに結構な容量を使っている状況ということにもなるので、その状態でどうなのか?という所を見ていきたいと思う。
今回は、筆者が使っているSSDやHDDがと比較してみようと思う。
まずは今回購入した『KIOXIA EXCERIA SSD 1TB』。
次に今まで使っていた2.5インチ SATA SSD『SanDisk SDSSDA480G』。
所謂『SanDisk SSD PLUS 480GB』なのだが、BTOで来たやつは何故かそういう表示にならない。
また、このSSDはCドライブ時代とKドライブにしてからのベンチマークが混在するのを許して欲しい。
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そしてデータ用に使用しているHDD、『WD WD40EZRZ 4TB』も比較する。(もう一個欲しい)
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これでベンチマークを取り始めたのだが、なんか新しいKIOXIAのスピードが速いんだが、微妙に速くない。
ん???と思ったのだが、ここまでの画像でその理由は分かるのである。
KIOXIA配布のSSD管理ソフト、『SSD UTILITY』ではもうちょっと分かりやすく出ている。
インターフェイスの所。
『PCle Gen3(2×8GT/s)』となっており、『PCle Gen3(4×8GT/s)ポートに接続すると、SSDの動作が改善される場合があります』
と出ている。
そう、前述で刺した所は『PCIe Gen3(2×8GT/s)』のポートで、『PCIe Gen3(4×8GT/s)』のポートが他にあったのである。
これ、マザボによってはBIOS(UEFI)でポートのスピードを変更できたりするのだが、筆者のマザボはそうではなく、付け替える必要性が。
…しかし、『PCle Gen3(2×8GT/s)』と『PCIe 3.0×2』、『PCle Gen3(4×8GT/s)』と『PCIe 3.0×4』って同じ意味なんだが、どっちで書いた方が良いんだろうか…
筆者はとりあえず以下『PCIe 3.0×2』『PCIe 3.0×4』って書くと思う。
せっかくなので『PCIe 3.0×2』『PCIe 3.0×4』のスピード差はどれくらい出るのかも確認してしまおうと言うことで、『×2』の方でも一連のベンチマークは取った。
いやどうやってx4につけろと???? pic.twitter.com/K6hcqWuyLF
— \園@おにじ㌠/ (@_oniji) 2020年12月1日
決死の気合装着 pic.twitter.com/2SL7Jg0nQ9
— \園@おにじ㌠/ (@_oniji) 2020年12月1日
なお『PCIe 3.0×4』の場所めっちゃ狭くて、めちゃくちゃ取り付けに苦労した。
これ多分マザボにヒートシンクが付いている系統の奴の方が圧倒的に付けやすそう。
いやグラボはずせ?めんどくさかったんだよ…
気を取り直してベンチマークします
…ということで、『PCIe 3.0 ×4』表示になりました…(
これで万全の体制が整ったと言えるだろう。多分。コレ以上はどうしようもないから(
というわけで、『KIOXIA(PCIe 3.0×2)』『KIOXIA(PCIe 3.0×4)』『SanDisk SATA』『WD HDD』の4つでベンチマークを取っていく。
使うソフトは、以下の通り。
・CrystalDiskMark 8.0.0(この前出たばっかりの最新版で、7以前との互換性はないっぽい)
・ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
・AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247
恐らく全部最新版のはず。
王道のCrystalDiskMark、書込容量ごとのスピードが見れるATTO、スコアで分かりやすく結果を表示してくれるAS SSDを使用していく。
CrystalDiskMark 8.0.0
KIOXIA SSD-CK1.0N3/N(PCIe 3×4)
(デフォルト)
(NVMeモード)
(NVMeモード IOPS)
KIOXIA SSD-CK1.0N3/N (PCIe 3×2)
SanDisk SSD PLUS SDSSDA480G
WD WD40EZRZ
CrystalDiskMarkでは、KIOXIAはシーケンシャルでリード約1700MB/s、ライト約1600MB/sを記録。公称の最大スピードを上回る高水準。
一方、ランダムのIOPSはリード約290000IOPS、ライト約130000IOPSとなり、公称よりは低い数値となった。特にライトの方がやたらと落ち込む。複数回やったが結果は大差なかった。
NVMeのSSDとしては猛烈に速いわけではないし、どちらかと言えば抑えめではあるが、価格的な意味で言えば非常にコスパは良さそうに思える。
…しかし、CrystalDiskMarkは設定が多くてどれを乗せるのが正解か分かんない。NVMeモードが存在したのに気づいたのはx4にした後だった…流石にもう二度と入れ替えたくないので許して欲しい。
x4とx2の性能差についてだが、割とCrystalDiskMarkでは大きな差が出たとは言えなかった。(NVMeモード試してたらもうちょっとわかりやすかったと思う)
とは言え、ランダム性能とかでは差が出ている感じがあり、シーケンシャルも特に一番上のリードは複数回行ったが全てx4が上回った。
SATA SSDとの差だが、こちらもエントリーSATA SSDとなるSSD PLUSとはシーケンシャルではリードは4倍以上、ライトは8倍近くの差がある。
HDDとは比べるまでもないだろう…
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
KIOXIA SSD-CK1.0N3/N(PCIe 3×4)
KIOXIA SSD-CK1.0N3/N(PCIe 3×2)
SanDisk SSD PLUS SDSSDA480G
WD WD40EZRZ
続いてはATTO Disk Benchmark。
これだと、PCIex4 とx2の差が割としっかり出ている。
どの項目においても上回っており、最大倍近くの所も。やはりx4の方が最大の能力を引き出せることには間違いはなさそうだ。
…というか異様にリードが爆速なのだが、コレ筆者何か間違えているんだろうか。
SATAと比べると、SATAも普通に速い。x2だとあんまり差が出ていないまである。
HDDは…やっぱり蚊帳の外感がある。安定はしているのだがw
AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247
KIOXIA SSD-CK1.0N3/N(PCIe 3×4)
KIOXIA SSD-CK1.0N3/N(PCIe 3×2)
SanDisk SSD PLUS SDSSDA480G
WD WD40EZRZ
最後にAS SSD Benchmark。
KIOXIAはx4のスコアが3282、x2のスコアが2419となった。
Seqは大差ないのだが、それより下の所での差が、スコアに800の差を生んだようだ。
そりゃそうだが、良い端子に付けよう。せっかくのSSDに足枷をつけるようなものだ。
SATAは453。割と他のベンチマークでは健闘していた感もあったが、やはりスコアにすると大きな差を感じる。
HDDを測るベンチマークではないので、参考だがHDDは35。というかクッソ時間掛かった。SSD用のベンチマークだから当たり前だが(
温度
温度はx2だと基本的には45度前後で基本安定している。
ベンチマークを回すと60度をシーケンシャルの所で超えてくる。
x2の時はグラボの下で、空間もそこそこ広かったので、60度に乗っかる程度くらいで収まっていた。
ただx4の場合、グラボの上、真上にCPUクーラー、横にはWifiの奴とか色々入り組んでおり、空間が狭いこともあるのか、x4の方が熱を発するのか、ベンチマークの際に60度後半、70度近い温度を記録した。
また、平常時でも50度前後に上がる時が割とあり、ヒートシンクの導入は割と考えている。
それでも性能低下は見られなかったのだが、この辺りはもう少しゲームとかで使った時にどうなるかとかを見ていこうと思っている。
〆
今回は国産メーカーのKIOXIAのM.2 SSDを紹介したが如何だろうか?
現状は問題なく動作。クローンもGoogleドライブのリンク付をやり直した程度で動いている。
起動時間に関しては気持ち早くなったが、SSD→SSDの変更なので、実際にはそんなに大きな差を実用上は感じられないとは思う。
M.2 SSDを初めて取り付けてみたが、後から取り付けるのは非常に面倒というか、ネジがちっちゃいのでなかなか所定の位置に置けない上、ナットも小さいのですぐにマザボの上に落ちるので、配線的には楽なのだが、取り付けが楽というわけではない気がする。
公称以上とも言える数字を出している今回のKIOXIAのSSDには非常に満足している。
温度等には気を配り、もしかしたらヒートシンクを導入するかもしれないが、その時にまた外してつけるのが嫌過ぎるのだが…w
今回筆者のブログを書くに当たってのミスがやたらと多く、結果的にPCIe 3x4とx2の差も一部ご覧いただいた訳だが、やはりちゃんと全開が出せる端子に接続することをお勧めする。
ちゃんと説明書を見た上で、正しいスロットに刺すことが大切だ。
ただ、値段の上での性能と5年の保証が付いているのは、国産メーカーとしては非常にコスパが良いと言えると思う。
特にまだHDDをメインで使っている人にはお勧めできる。
最近は2.5インチとM.2のSSDの価格差というのもかなり縮まってきたことを考えると、M.2にするべき!と言えるかもしれない。
…まぁその際、PCが対応しているかどうか、対応しているのであれば、SATAではなく、NVMeのM.2か、ネジはあるか…とか調べることはそれなりにあるのだが。
セールになっているタイミングでの購入はよりお得感が増すが…次のセールはいつかは知らんし、次は内蔵HDDがやすくなりそうな気も…
ともかくKIOXIAには頑張ってもらいたい所。東芝の希望ではあったのだが、業績は芳しくはないらしい。
手が届くTLC NVMe M.2SSDと言えるはずだ。おすすめしておきたい。
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以上。