ちゃろ~、おにじです(激寒)
当ブログ、結局『FIFA20』の際にはMODの記事を書かずに『FIFA21』が発売されてしまった所がある。
というわけで、今作は一記事は書いておこうという事で、書く。
現在、『FIFA21』のPC版(Origin版、Steam版で動くかは良くわからない)のMODや改造について、各種進行中である事は間違いない。
まだまだ形となるのは先となりそうな感じもあるが、今の所の進捗をこの記事にまとめていく…という形式を取ってみようと思う。
今、出来ることについてのやり方も記載していく。
PC版での英語実況
こちらは別記事で纏めています。
11月25日の最新アップデートで動作を確認。
…というかコンシューマでは普通にできるんだからこういう事セずに動作してほしいのだが…
(一部出来ないという声が上がっていますけど、原因がつかめてなくてすいません…)
Cheat Tableの状況
選手の能力やポテンシャル、
キャリアモードの予算、
移籍や日程、
PC版ならではの監督の頭をリアル選手にする(これでアイコン選手の頭を使ってのキャリアモードも可能)
コンシューマ版では不可能なキャリアモード開始後に増えたリアルフェイスへの更新などの多くの機能が存在するゲーム改造ツール、『Live Editor』。
こちらは現在最初のバージョンの簡易的なものしかない状況。
https://www.patreon.com/posts/fifa-21-live-v21-42670132
しかし、この機能の大部分を担っている『Cheat Table』の開発が進んでいる。
こちらは比較的対応が早めに進んでおり、多くの機能が存在する。
この『Cheat Table』が完成すると、機能が『Live Editor』に載せられるようなので、前作と同じ様な『Live Editor』が使える日は近いと思う。
Aranaktu氏が制作しており、一部アーリーアクセスにはお金が必要だが、すぐにパブリック版が出るので、そちらで基本的には問題ないはずだ。
msi(インストーラー版)とzip(圧縮ファイル版)どちらでもOK。
必要なものは、Cheat Engineと、このCheat Tableだ。
↓Cheat Table
https://www.patreon.com/posts/fifa-21-cheat-1-48482655
両方ダウンロードしたら、Cheat Table側の『FIFA21.CETRANER』を開くと下の画面のようなものが出てくるはずだ。
こんな感じのUIで、多くの機能が入っている。
選手のポテンシャルを弄れたり、能力を弄ることも可能(初期はキャリアモードでは能力を弄る方の挙動が安定していない気がしたが、最近は大丈夫そう)
スタミナを100%に、シャープネスや士気も変更可能。
ユースアカデミーのレポートを自由に届けさせることも可能、交渉の金額や、クラブの移籍金も自由自在。『Cheat』と付いているだけのことはある。
また、鬼畜日程を変更することが出来たり、CPU同士の移籍なら操作が出来たりもする。
この辺りは、UIがしっかりしているので、見るだけでなんとなく分かる内容になっているぞ。(IDとかは見ないとダメだけど)
後から追加された固有フェイスをプレイ中のキャリアモードに適用
実用的なところでは、FIFAは定期的に固有フェイスが追加されるが、キャリアモードの最中だとそのデータは更新されない仕様となっている。
それを途中で変えることが可能になったりする。
例えば、ファン・ヒチャンは最初は固有ではなく、後で固有フェイスが追加された選手の一人。
当初から始めていたキャリアモードでは非固有のままになってしまう。
これをCheat Tableで見るとご覧の表示となる。
『Appearace』タブの『Has High Quality Head』を『Yes』に変更。
『Head Class Code』を『0』に変更して、右上にある『Apply Changes』をクリック。
これで再度読み込んでみると(他の選手に一旦してから、すぐ当該選手に戻すだけでOK)
このように固有フェイスにすることが出来る。
このような使い方が、まず実用的な使い方の一つと言えるだろう。
この手法を使って、MODでは実際にはない固有フェイスをMODで作って、今回は弄らなかったが『Head Asset ID』を変更したりすることで実現していたりする。
キャリアモードで選手キャリアを経由せずに固有フェイスを使用する
また、キャリアモードでは基本的に選手を引退させて監督になるしか固有フェイスでの監督というのは不可能な仕様となっているが、このツールを使用すれば、それも可能だ。
『Memory View』→『Tools』→『Lua Engine』からスクリプトを開く。
スクリプトは『Cheat Tools』をダウンロードしたときと同じファイルの中に『User Scripts』というフォルダがある。
多数のスクリプトがあるが、監督のHEADを変えたい場合は、『custom_headasset_to_manager.lua』を使用する。
このスクリプトでは[]の中にTEAM ID、=の後にHEAD IDが必要となる。
ここから検索することが可能(編集→検索と置換)なので、目当ての選手のIDとチームのIDを探しておこう。
ここの数字を決定したら、前述のようにスクリプトを読み込ませて『Execute』で『Done』になるまで待とう。これで適用できるはずである。
これで現役のリベリーの顔を持ってきたり、
アイコンにいるアンリのデータを持ってきたりすることが可能になる。
VOLTA系で入ってきたDua Lipaやら、Lewis Hamiltonだって監督に仕立て上げることも可能だ。
詳しい機能等は製作者のYoutubeでも紹介されている。英語だけどね。
FIFA21のMOD
リアルなユニフォーム(kit)や、MODで追加される固有フェイス(Real Face)、UIデザインの変更など、多岐にわたった前作FIFA20のMOD。
Criador do FrostyEditor(@GalaxyMan2015), famoso editor e criador de MOD's para jogos da Frosbite anunciou que a partir do próximo mês não estará mais trabalhando no editor pois começara a trabalhar na DICE/EA. #FIFA20 pic.twitter.com/7SzXPCUVIn
— Retired Witcher (@fifawitcher) 2020年1月11日
しかし、このMODの大本を支えていた、『Frosty Mod Editor / Mod Manager』の開発していた(正確には複数人の開発だが、リーダーとしては彼だった)、GalaxyMan2015氏が、DICE/EAに入社することとなり、今作では対応されないこととなった。
このため、『FIFA21』ではMOD制作ソフト、MOD管理ソフトから作られている状態であり、MODの進みは早いとは言えない。
しかし、着実にソフトの方も開発が進んでいるようである。
今回はこの中でも活発に開発が進んでいると思われる、『FIFER Realism MOD』も制作しているFIFER氏の『FIFA Editing Tool』を紹介しておく。
FIFA Editing Tool
『FIFA Editing Tool』はMODを制作する『Editor』と、作られたMODでFIFAを起動、MODを管理できる『Mod Manager』が存在する。
基本的に、使用する場合は『Mod Manager』が必要なので、基本的にそちらを解説していこう。
Mod Manager
MEGAから落として、回答すればexeが出てくるのでそれをクリックしてみよう。
基本的にFrosty Managerを世襲したような形になっている。
このソフトはFIFAに特化した形になっているため、どうやらパスを指定する必要もなく、このまま開始して大丈夫なようだ。
MODの追加には左下の『Import Mod(s)』を選択して、落として来たMODを追加する。
今は殆どないんだけどね…
現在どうもドラッグアンドドロップには非対応。ちょっと面倒くさい。
MOD入れるとこんな感じ。
起動時にMODを起動させるには、したいMODを選択して、『Apply Mod(s)』をクリックすると、右側に表示されるようになる。
下から読み込まれるらしい。
起動には『Launch』をクリック。
読み込まれる。途中でコマンドプロンプトの許可を聞かれる場合があるが、それには『はい』を選択しよう。
これでMod Managerの大体の使い方という感じである。
クラッシュしてしまった場合は?
今の所遭遇していないが、クラッシュしてしまう可能性はある。
FIFA20時代の解決方法を記載しておこう。
1、バイナリエディタ開きっぱなしって事はないか
英語実況の作業をした直後に…という場合は、バイナリエディタを開きっぱなしにしてしまっている時がある。
バイナリエディタは閉じないとFIFAは起動しないので気をつけよう。
2、一旦FIFA21のフォルダにあるMODデータを削除してみよう
これは、FIFAのフォルダにMODデータを削除するのであって、ダウンロードし直すというわけではない。
『自分がFIFAを入れたディスク(何もしていなければC:)』→『ProgramFiles等』→『origin games』→『FIFA21』の中にある『FIFAModData』を一旦削除してみよう。
これで、もう一度Mod ManagerからMODが追加されるようになり、解決する場合がある。
また、この時はまたコマンドプロンプトを聞かれる場合が多いが、変わらず許可しよう。
3、fifasetup.iniを弄ろう
『C:\Users\ユーザー名\Documents\FIFA 21』の中にある『fifasetup.ini』を開いてみよう。
その中に『DIRECTX_SELECT』という文字列があり、これが『0』になっている場合がある。
これを『1』にすると、治る場合がある。
以上が、基本的なクラッシュ対処法となる。
Editor
筆者はMODを作る側ではないので、セットアップ方法だけ書いておく。
Editorも落として解凍してexeを起動しよう。
開くと、Keyをよこせとか言い出す。
そんなの知らねえよ!と言いたい所だが、このキーは前から変わっていない。
このとんでもなく長い文字列を全部選択してコピーして貼り付けよう。
これで『Continue』を選択すると、データ読み込みが始まる。
これは時間がかかるので、気長にまとう。
読み込み終わると、上記のような画面になり、いろいろと弄って、fifaprojectやfifamodを作成できるらしい…やったことないけど…
現在のMOD制作情報
FIFA20では多くのリアルユニフォームやフェイス、UI変更に、代表チーム、カップ追加、CPUの動きの調整など多くの機能を有した『FIFER Realism MOD』。
こちらはまだFIFA21版がリリースされていない。
ただ、開発が進んでいることは間違いない事はお知らせしておく。
現在、『alpha tester』や『Realism mod tester』にはアルファ版がテストされている。
先程のMod managerで映っていた『Gameplay addon』が数日前にテストが開始されていたり、『Realism mod』本体の簡易的なアルファも登場している。
ただまだまだ簡易的な物であり、ロゴが変わっているだけで、ユニフォームはまだだったり、いつもどおり日本語では名前が変わっていなかったりする。
恐らく正式なリリースというのはまだまだ先になっていくのではないだろうか。
ただ、間違いなく進んでいるし、フェイスMOD等に関してもこの前テクスチャが使えるようになったりしており、21用のフェイスMODも出てきている。(まだ既存の固有MODを手直しするようなMODが中心だが)
例えばボヌッチのMODとかはこういう感じ。前がバニラ、下がMOD。
[FIFA21] L. Bonucci by Deuce SF
— Deuce SF (@Deuce_SF) 2020年11月23日
Free facehttps://t.co/JatqOh7wY1
Made with FIFA Editor tools#FIFA21 @bonucci_leo19 @juventusfcen pic.twitter.com/a3eA61gROS
ユニフォームも増えてきているし、材料は出来てきているので、そのうちには出るはずだ。
http://www.soccergaming.com/index.php?threads/kits-for-fifa-21-only-textures.6468903/
一応『Realism MOD』の日本語の方の偽名を正しくするというのも、内部では行われている。
一応筆者が精力的に翻訳情報を更新しているので、どっかのリリースのタイミングで乗ればいいなあ…(FIFA20でもやったけど最終的に日本語化されたんだっけ、アレ…)
paulv2k4氏のゲームプレイMOD
こちらはRealism MODとは異なる作者のMOD。
というかこの人もキャリアのRealism MOD的な物を作っている方のモノ。
FIFA20時代の感じを見るに、恐らくRealism MODより前からこういうのを作っていた人っぽく、Realism MODがパトロンで金を回収して作っていることを明らかによく思ってなさそうな人である()
その人が作ったゲームプレイMOD1.0が公開されている。
まだまだこれで劇的に変わったという感じはないかもしれないが、使ってみても良いかもしれない。
…まぁやたらスライディングしてくるので、Realismではない気がするんだが(
PC版のユニフォームをオリジナルで作れるツールが登場
これを書いている間に進展が。
ウイイレでは、オリジナルのユニフォームを簡単に作れる『PES MASTER』と言われるツール(サイト)が存在していた。
様々なテンプレートが存在し、それを組み合わせてユニフォームを作れたり、自分でロゴやスポンサーを用意してつけることが出来たりする便利なツール。
この『PES MASTER』の所が、このFIFA版を作ってくれたみたい。
『FIFA21 Kit Creator Beta』である。
テンプレートも多くはないが選べるし、
そのテンプレートから、色を変えたり、パターンを追加してみたりしてデザインする。
(さっきのテンプレートは『FIFA 21 Kit Creator』の右にある+マークから選べる。柄を追加する場合は、『Graphic』や『Base design』、『Pattern』等を選択していく)
ロゴはpng等で貼り付け可能。色を簡易的に変えることも可能って感じだ。
アカウントを作ればデータのセーブも可能(個数制限あるんじゃないかな多分)
右下の『Download』でデータをダウンロード出来る。
このツールの素晴らしい所は、FIFAで差し替えるために必要なデータが全て出てくること。
ウイイレだと、一個の画像だけで良いのだが、FIFAはいくつかのファイルに分かれている上、色が違ったりするので、自分で作るのは非常に困難なのである。
メニューで表示されるミニキットまで自動で作ってくれるから楽。
…まぁ筆者これの差し替え方あんま分かってないから、また調べておきます…(
導入方法を調べた
中途半端はよくないだろうということで(
前述の『FIFA Editor Tool』を使用していく。
今回は、ガンバ大阪のアウェーユニフォームを、先程作ったやつに変えてみる。
まずは、左上が『Data Explorer』になっていることを確認して、下のSearchに、変えたいチーム名を入れてみよう。そうすると画像の通り、該当のチームのやつが出てくるはず。
そこから、『kit→kit(チームID)→(チーム名)_(チームID)』と行くと、ホームとかアウェイとかあるはず。ここを弄っていく。
とは言っても先程のツールで作ると、画像のタイトルが一致するものが多いはずだ。
合う名前を探してダブルクリック→出た画像の左上にある『Import』をクリック→同じ名前(正確にはチームIDがあるからそうではない所あるけど)の画像を選択を繰り返していこう。
また、このデータの上の方にある『brand_jersey』などの上4つは、ユニフォームメーカーロゴや、チームエンブレムが入っていると思う。
そのままにしていると上にかぶってしまうので、ツールで作ったデータの『brank.png』を適用しよう。
ミニキットの方は、やる場所が異なる。
左上を『Legacy Explorer』に変更して、チームIDで検索しよう。
前述したGoogleスプレッドシートを見てもいいし、先程の作業で『gamba_osaka_112093』となっていたが、この『112093』がチームIDなので、それで確認してもいいだろう。
検索すると、kitsが出てくるはず。変えたユニフォームの画像をインポートしてみよう。
これで作業は完了。一度試して見る場合は右上にある『Launch FIFA with mods』を押してみよう。
ご覧の通り適用された。
文字の色がアレだが、この辺りはCheat Engineのチームエディットでフォントカラーが変えられたりもするので、そこまで心配しなくてもいいと思う。
〆
FIFA21のPC版でのMOD、改造等は着実に進んでいるが、前作の水準までに至るにはもう少し時間がかかりそうだ。
ただ、ソフト等は出ているので、準備をしておくことも…いや、めちゃくちゃバージョンアップが早いからその時で良いかもしれないw
今後もFIFAのMODの動きがあれば、更新していきたいと思ってはいる。
今年はPS5とかの新世代版がPCには来ないっぽいのは残念だが、MODという意味ではPC版の特権なので、こっちで楽しんでいきたい所。
…まぁそう考えると、22が出た時はPCのも次世代版になったりすると、またMOD大変だったりして…
以上。