声オタおにじくんの声学審問H!

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過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


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相次ぐ声優のテレビ出演。張り切る両業界。見える現実。

ちゃろ~、おにじです(激寒)

 

声優話題の記事です今回。声優話題の記事最近少なくね?(エロゲ声優も声優の話題じゃい!)

昨今の声優という職業、なんやかんやと動きが多いわけだが、ここ最近定期的に話題となるのが、声優のテレビ出演である。

ここ最近定期的にというか、本当にいろいろな番組で見るようになってきた感じがある訳だが…

そんな声優のテレビ出演という所で、色々と声が上がっていたりもする様子。

 

今回はそんなに長くならないと思うが(あんま広げられる話題かと言われるとそんな事はないので)

今回はこの案件について考えてみる事にしよう。

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急速に増加した声優のテレビ出演

ここ最近における声優のテレビ出演の多さというのは、みていればよく分かる話ではあるのだが、どの辺りから増えたのかみたいな所はある。

 

ただ、この流れを作り始めたのは恐らくテレビ朝日辺りであり、『ミラクル9』、『Qさま』辺りでの声優出演は結構前からスタートした印象。洲崎綾やら佐倉綾音辺りのアイムエンタープライズ勢が登場していた気がする(佐倉がシンカリオンやってた頃なので18~19年あたりから声優のテレビ出演は増えつつあった)

まぁテレビ朝日は、このような事をする前から『声優総選挙』をやった事もあったし、深夜番組の『お願いランキング』辺りでの声優出演頻度も元々から高かったわけで、声優出演意識というのは元からあったんだと思うのだが、この辺りから全国放送及びゴールデンタイムでの出演が増えてきた感じがあった。

 

まあ別にその前から竹達彩奈が『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)に出演したりした事はあったわけで、昔から存在したのだが、前述の辺りから出演数が増加してきた印象がある。

 

あとは、やはり『鬼滅の刃』が一時期ブームとなった事も大きな要因であろう。

大衆的な人気を獲得する作品が生まれた事で、声優の出演のハードルが大きく下がり、特に鬼滅登場声優は出しやすくなった印象はある。

元々からテレビ朝日が声優を出したいという意思が見えてきた所に、人気作品が出てきた事によって、各局が声優をテレビ番組で起用し始めた結果、その頻度が非常に多くなってきた所はあるだろう。

 

最近では『金曜日のスマイルたちへ』(TBS)にて青二プロダクションの声優だけで二時間回すという割と挑戦的な内容で放送した事もあったし、

別に声優特集とかじゃなくてもしれっと声優がいる…みたいな事も増えてきた感じはある。

そんなこんなで、声優がテレビ出演するという事実自体が珍しいことではなくなりつつあると言っていいと思う。

 

 

まぁ声優も大概マルチ方向に進んできたし…

まぁこれは声優も大概”マルチ”という言葉を合言葉に進んできた事もあるのだろう。

声優という職業は演技をする仕事であるが、やれ歌だ、ダンスだ、ラジオだ、生放送だ、声優雑誌だと活躍の場を広げてきた。

 

この方向性は、すでに育成の方から進んでおり、養成所の段階で演技の教科書そっちのけで、ダンスやらボイトレ、化粧品会社と組んでのメイクやらに取り組んでいるのが現状。

 

声優においても、作品における生放送というのは当たり前なわけであり、割とそういう映像での顔出し出演という物に関してのハードルは下がっている。

まぁラジオ含め声優本人が自分のことを話す機会も多く、そういう意味で喋りなれているし、映りなれている。

そのような活躍方法が増えた結果、「じゃあテレビ出て」って言われた場合、カメラ慣れはしている存在なので、入れやすいという側面は少なからずあるだろう。

 

雑誌に出ているとかそういう次元ではなく、それこそ有名所はAbemaで番組持ったりもするし、アイマス声優等コンテンツ声優は狂ったようにニコ生に登場する訳で、カメラ慣れもしていれば、下手すれば生放送慣れもしている存在というのは、テレビ的にも出演枠に突っ込みやすい存在とも言えるのかもしれない。

 

 

”出ること=特別感”低減により求められる内容

ただ結局の所、そうは言っても声優はテレビ素人である。

場数を踏んでいる声優というのはごく一握りと言うべきである事は否定できないだろう。

逆にテレビ業界も、別に声優の使い方を理解しているわけではなく、こちらも声優素人という言い方をすることも出来るだろう。

 

これは別に声優に限った話ではなく、新たなに出てきたような職業に対してのテレビ業界、民法のアプローチの仕方というのは、その職業やグループ、人間を応援している人たちにとっては非常にチープな物であり、『もっと上手く使え』とか、『もっと勉強しろ』とか言われるのは珍しい事ではない。

 

最初の頃は、とにかく『声優がテレビに出る』という事実だけで盛り上がる印象があった。

それは、『声優がテレビに出る』という事実が特別であったからと言えるのではないだろうか。

今やテレビ離れは深刻であり、テレビの必要性というのは常日頃から問われ続けている感じがあるが、そうは言っても腐ってもテレビはテレビであり、あの番組に声優が出るらしいぞ!という事実だけで割とネットは盛り上がりを見せてきた訳である。

声優出演というだけで、割とTwitterのトレンドに入ってくるだけのツイートがされたりしたし、短期的に数字を取るという意味で、テレビ業界的にも助かった所はあったりなかったりしそうである(実際の視聴率がどうかは知らんが、少なくともネット上で話題になる事は悪いことではない)

 

ただ、その傾向も流石に今は少しずつ落ち着きを見せているように感じる。

それは、声優のテレビ出演の頻度が非常に増えている事というのがやはり第一要因と考えるのが自然であろう。

いや、今でも出るという事実だけで盛り上がっている層は存在するのだが、その割合は確実に下がりつつあり、逆に「また出るの?」とか言っている層も存在するようになったと思う。

声優を出すということに関して、その頻度が多くなればなるほどに『声優がテレビに出る』という事実は特別な事ではなくなってくる訳である。

 

そうなってくると『誰が』『どの番組で』『どういう内容で』登場するのかとか、そういう内容に重きが置かれるようになるのはまぁ当然とも言えるだろう。

声優という存在が云々というよりはどういう風に使われるのか、などの方が注目され、見る必要性があるのかという所を考えていく感じになる。

テレビ出演する声優の基準がイマイチよくわからないのも、こうなっていく原因かもしれないが…

 

 

声優を活かせる引き出しは少ない

とは言え、声優を声優らしく使える引き出しなんて『声優って凄い!』という引き出し以外ほぼ無いに等しい。

ある意味で、『金曜日のスマイルたちへ』の使い方が一番オーソドックスであり、一番声優が声優してる登場方法である。(まぁアレも二時間あったとは言え声優呼びすぎて尺足らなかった感凄いけど、まぁそれは頑張ったからこそって事で(適当))

結局適切な声優登場方法ってマジでこれだけ説まである。

 

いや、別にそれは声優が悪いって事ではなく、声優って専門職みたいなもんだから、そうなるのは仕方がないところであり、寧ろそうであることの方が声優としては正しいまであるのかもしれない。

 

まぁもちろんこの使われ方だけでは普通にテレビとしてやっていける訳がないし、そういう事をする賞味期限はもう切れていると言ってもいいかもしれない。

という事で、コレ以外の使用の仕方をもちろん考えるわけであり、現にそういう使い方をしているわけである。

それはクイズ番組の回答者であったり、普通にパネラーだったり、ロケに連れて行ったりと、半ばタレントみたいな使われ方をするわけである。(別にタレントみたいな使い方をするなとは言わない。というかそういう使い方くらいしか無いとは思うし)

 

ただ問題として、こういうタレント的な使い方をした場合は特になのだが、声優を使って番組が面白くなるかと言われると、そうでもないのが現実である。

テレビにいっぱい声優を出してみた結果分かった事は、意外と声優って面白くない事である。

それは仕方ない事ではある。テレビ素人だし。別にそういう面白さを求められる業種ではない。だから面白い必要性はない。ただ、それでも思ったより面白くない。

むしろ、恥ずかしくなる可能性の方が高い。共感性羞恥がエグい。

 

 

”マルチ”を謳って10数年以上、テレビに出てみたけどやっぱり敵わない(敵う必要性は無い)

前述した通り、今の声優というのはマルチな活動をしている。

それこそカメラにも慣れている声優は多いし、自分で持っている番組とかがある声優なんて珍しい事ではない。

 

でも結局テレビに出てみたら、その経験って別にそんな活きてる感じがない。

『声優って凄い!』の方向で長くやっていくのは難しい。じゃあ他の事をやらせてみよう!となったときに、他の事が出来るかと言われれば、テレビという媒体を通して大衆でやらせてみたときに別に面白く見えないのである。

 

結局の所、声優があらゆるマルチな活動をしているとか、カメラに慣れているとか、番組を持っているとか言っても、それは結局の所内輪の話が中心的であり、大衆向けかと言われれば、そうではなかった…というのが現実なのだろう。

 

声優を知っている身とすれば、ある声優の暴走は面白かったり、ある声優のボケは面白かったりするが、それをテレビでやった所で、周りの共演者はついていけない事の方がきっと多い。

もしそれこそハライチ岩井とか、天津向とか付き添わせて、ちょっとホームの要素を入れても、やっぱりそれにも限界はある訳で…

 

確かに、声優の使い方という所で、キャラの声喋らせて云々みたいなテンプレートは飽き飽きし始めてはいるし、テレビサイドの使い方が下手だなと思う時も少なくはない。

ただ、それにしても、テレビという媒体を通すと声優の面白さが単純に通じてない所が根本的に原因なんじゃないの…と思わずにはいられない。

 

声優を知っているから、ある程度キャリアを積んでいる男性声優のボケとか、暴走はニコ生とかYoutubeで面白く見えるけど、テレビでその流れをやっても、逆に不安になったり、恥ずかしくなってしまう事というのは、

多分そもそもの土壌の違いと、声優サイドが単純に慣れていないとか、使うテレビ業界側もコントロールの仕方が分からないとか、いろいろな要因が重なってはいると思うのだが、面白さにつながっていないように思う。

 

 

声優同士だからこそ”面白く見えた”所の限界と悪循環

これは別に声優という職業だからこういう問題が起きているという訳ではなくて、結局の所、同業者同士とかでちょっとわちゃわちゃやっている…みたいな所には全て通じる話だと思うのだが、

結局同業者のいちゃいちゃというのは、お互いがお互いの事を割と分かっている所もあるからこそ面白いし、笑える訳であって、それはどこでも万能に面白いかと言われたらそうではないという事なのではないだろうか。

 

とりわけ声優というのは、マルチな活動を謳っていろいろな活動をして、いろいろな所で能力を見せたり、面白さを見せたりするわけだが、そのマルチの範囲が広すぎるせいもあって、色々と中途半端である事も否定は出来ない訳で。

特の今の声優は一番尖っている(能力として長けている)必要性のある演技を犠牲にして、他の所の尖らせようとしているわけで、一杯小さい尖りはあるけど、一番の尖りがしょぼいみたいな事になっているからなおさらややこしく、中途半端になっている。

 

もちろんテレビに順応できる声優が一人もいないとは言わないが、その声優が声優としての能力が保証されるかと言われると決してそうではないだろうし(テレビなどで上手く出来る才能と、演技が上手いという才能が共存する保証なんてどこにもない)

これからもテレビで声優が出るときはあると思うが、それなりの確率でスベる可能性は否定できないし、それが幾らカメラに慣れてるとか、文化放送でレギュラー持ってるとか、ニコ生やってるとかであってもその確率というのは大差ないように思える。

 

結局の所テレビに出せば出すほど、声優はあくまでも声優であって、

タレントのようには使えないし、

だからと言ってソロやってるんだから音楽番組に出れるかと言われればその次元に達している声優なんて本当に一握りが良い所(まぁブシロードみたいに金積んでやるんだったら話は別だが)だし、

写真集出しても別に大衆にはグラドルとかの方が見られるわけであり、

 

現代声優のポジションのなんとも中途半端感というか、対オタク特化が露呈し続けるだけのような気がする。

そんなに対オタク特化とは思ってなかったのだが、こうやってテレビに声優が多く出るようになった結果、声優が演技以外で大衆に向けて良さを出す事ってなかなかに難しく、いつもだったら面白いと思えることさえあの媒体だと消えるときは消えるなあ…という感じがある。

 

テレビサイドはテレビサイドで、最早センスなんてものは錆びついているし、ネット社会や許容をしない社会の流れによってテレビで出来る範囲というのは著しく狭まっているわけであり、その中で効果的に声優を使える引き出しがあるかと言われれば、残念ながらそんなないというのが現実だと思う。

テレビという媒体自体が時代遅れとも言われるようになりつつあり、声優の良さが出ないのはテレビサイドに問題がある!という事を言いたくもなる層もいる気もするのだが、でも結局の所声優の面白いノリって内輪ノリの域を出るのか??と言われると割と微妙だし、もちろんテレビサイドにももうちょっとやりようはあるとは思うのだが、根本的にはやっぱり声優サイドのやることなす事が大衆向けじゃないんじゃないのと…

 

それでも前述の通り、現代声優というのは対オタク特化であり、オタクというのは過半数以上が馬鹿なので、(お前は馬鹿じゃないのか?と言われそうですが、この馬鹿とは違うベクトルであるとは主張したいですが馬鹿ではあります。こんなブログ1年以上週2以上更新し続けてる奴が馬鹿じゃない訳がないだろ)

それでも数字としてはなんとなくいい感じになるし、なんかネットで話題になるわけである。

テレビ業界というのも、普通に衰退傾向なので、目先の数字という所にやはり囚われてしまう訳で(キングオブコントの会とか、相席食堂ゴールデンとかでも数字が低いとネットニュースになる訳で)

「困ったら声優!」と声優を投入してしまう所も割と想像出来てしまうのが、一番よろしくない所かもしれない。

今でも内容に関わらず声優が出るという事実で盛り上がる層は存在するし、そういうミーハー層はテレビとしては助かる訳であって。

結局定期的に声優が登場して、たまに大空振りしていくという状況はしばらくは変わらないのがオチのような気がする。

 

ちょいちょい出るくらいが、ある意味でボロも出ずに数字も取れるような気がするが、世間が声優に慣れてくれるだろうか…なお声優というに慣れたとしても、空振りが減るかと言われればそうではないのが…(空振りが世間的に減る為には、声優の内輪ノリが世間に周知される必要性があるので無理ゲーである)

 

…まぁいま出ている声優が可愛いとかそういうのでちやほやされても、顔から声って出ないし、顔で演技出来ないんですけどね、声優って。

今の声優って2カップ盛ってたりしますからね、三司あやせに謝れ。

 

…ほら、面白くない。

声優とエロゲという内輪ノリで落としても、読んでいる人間の大半が面白くない。

これをTVで声優がたまにやってる。辛いのか、恥ずかしいのか、なんなのか…

(まぁ踊る!さんま御殿!!くらいだとどうにかなりそうな気はするけど…) 

 

以上。