ちゃろ~、おにじです(激寒)
このブログ、『声学審問』ってタイトルなのに声優の話題少なくなってね?と自分で思っている。
まぁエロゲも声優着眼点で色々書いたりもするし、間違ってはないんだが。
でも表声優の比率減ってるよねえ?って。一応ストックはしてるけど出すタイミングがあんまちゃんとないのよ…(
という事で、実は何個かストックはされてるけど出すタイミング失っている人いつつも、今回はタイミングが合ったこの人で名鑑出します。(というか合わせるために急いで書いた)
生年月日 : 1997年12月22日
デビュー : 2016年?
出身:東京都
査定(2021年初版)
演技力:C
演技幅:C
歌唱力:C
キャラソン力:C
トーク力:C
実績:D
過激派的将来性:D
人気女性声優といえば、アイムエンタープライズ…みたいな時代もあったが、流石に他の事務所の台頭もあり、全盛期ほどそういう雰囲気ではなくなっては来ている。
とは言え、今回紹介する嶺内ともみという声優は、「もうあとは見つかるだけ」という状態である。
しかし、この「もうあとは見つかるだけ」という状況から年単位で時間が経過しているある意味で特異な存在であり、もしかしたらようやくその時が訪れるかもしれない声優。それが嶺内ともみという声優である。
中学生の際、習い事感覚で受けたという声優公募の一般オーディションで、思いの外良い所にまで進み、その上で落ちてしまった事で、その事に悔しさを感じた所から、声優の養成所を探し、声優の道へと進むという経緯がある。
日ナレからアイムという親の顔より見た経歴で声優としてデビュー。
アイム新人という事もあり、コンテンツ系のモブ等でTVアニメに初期は出演している事が多い。(というかこの辺の事務所声優はだいたいそうと言えばだいたいそう)
あと、正確な時期がよく分からんのだが、恐らく2017年中には、『ウマ娘プリティーダービー』のアイネスフウジン役は発表されていたのではないかなと(声優発表の時期なんて覚えてねえんだけど)
GAMMAWebアニメとかを経由しつつ、2018年の『スロウスタート』にて十倉栄依子役で初メイン役に抜擢。
当時の若手声優を並べたキャスティングの中のひとり(近藤・嶺内・伊藤彩・長縄)として、ここで知ったという人間も多いはず。
STARTails☆というアニメユニットもあった。当時彼女のまともな画像を探そうとすると基本的にSTARTails☆衣装のものしかなくて、筆者も当時は苦労したものである(?)
この放送中に、Keyの最新ノベルゲーム『Summer Pockets』で久島鴎を演じることも発表され、人気ブランドの声優の仲間入りを果たす事になる。
またこの年、『ガンガンGAちゃんねる』のパーソナリティに小澤亜李とのコンビで選出。
あのガンガンGAちゃんねるオールアイムエンタープライズの時期のMCとして登場。
2018年は多くの話題が存在し、大きく知名度を上げた一年となったといえるだろう。
2019年は『女子かう生』に渋沢しぶ美役としてメインで出演。
こちらは原作がサイレント漫画であることから、タイトルコール以外基本的に喋らない、リアクションがあるだけという非常な挑戦的なアニメである。
あと『ドールズフロントライン』のミニアニメとかもあったにはあったのだが、正直話題に乏しい年と言えた。
昨年の勢いを考えると追い打ちのように出てきてある程度定着していくのかなと思っていたので、意外とも言えた。
2020年は、『Re:ステージ』にて、伊津村陽花役を花守ゆみりから引き継いだのが一番のトピックだろうか。
膝が悪くなるだけで役交代とか単純に意味不明なのだが、嶺内にとってはガンガンGAでもおなじみで、同じ事務所である小澤亜李の相方としてリステに座る事は結構いい条件での引き継ぎとなった。
この年『Lapis Re:LiGHTs』や『うまよん』等でアニメにも登場。結構有名作品でエンドロールに名前という例もあった。
そして今年京都アニメーションの復活作品(事件後初の元請)である『小林さんちのメイドラゴンS』にて、二期から登場となるイルル役を務める。
ガンガンGAちゃんねるは一区切りとなったが、これまでよりもよりスポットライトの当たりそうな場面が来た感じもある。
嶺内ともみは果たして”見つかる”のだろうか?
筆者が「あとは見つかるだけ」という表現をするのは、彼女に関してはもう現代声優界の情勢を含めて考えれば、もうとうに売れていてもおかしくないと思っているからである。
彼女は非常にバランスの取れた声優だと思うし、現代声優に置けるポイントは押さえていると感じる。しかし、2018年のプッシュ以降、こちらの期待通りの活躍とはなかなか行っていないのが正直な感想である。
『スロウスタート』の際、メイン級は新人・若手が並んだ(まぁ伊藤彩はその範囲に入れるべきではない気もするが)わけだが、その中でも彼女が演じた十倉栄依子というキャラは、メインの中で最も演じる上での難易度が高い役だったと筆者としては思う。
コミュ力が高い、ズカズカ行ける、フラグ建築士、カウンターに弱い…
こう書くとまだ単純な気もするのだが、このキャラクターって個人的には割と複雑というか、攻めと守り、行くときと行かない時、キャラとしての雰囲気とかのバランスが崩れると印象が変わりかねないと見ていて思ったので、そのバランス面に関して注視した訳だが、このバランスが割と普通に初TVアニメメインで出来ている感じがあった。
こういうキャラクターでのバランスで逸脱するようなことがなく、それでいて声に関しても声優として適している側の声だと感じていたし、十倉栄依子の声としてのかなり正解を突いているように筆者は感じた(原作を読んでいないので、アニメで見て違和感ないなを通り越して、この声でいいなと思ったということ)
まぁ最初でコレが出来るなら、現代声優界を考えれば十分か十分過ぎるくらいだと思っていたし、まぁ普通にそのまま軌道に乗るだろうと。
これが意外にもそんなに乗らなかったのだが。
演技幅に関しても、一定のモノを感じるし、もうちょっと『ラピスリライツ』のあるふぁがどれくらいその声で演じられるのかとかをちゃんと確認したい所はあるのだが。
始まった『小林さんちのメイドラゴンS』に関しても、割と違う声を出して頂けそうな所もあるので、こちらも大いに期待していきたい所。
PV1を見た時は筆者の中の選択肢に嶺内ともみの選択肢はなかったと言っていいので、これは嶺内ともみの勝ちと言えるだろう(何が?)
この辺りの演技面でのこなし方というのは割と普通に称賛される次元に入っているように今の所は見えるし、もっと名前を見てもおかしくない声優だとやはり感じる。
大変不本意ながら現代声優界的な視点で見るのであれば、容姿に関しても普通に良いと思うし、なんというかすごく丁度良い所を突けていると思う。
あらゆる要素において、現代声優業界では「もうこんなん売れるしかないやん」みたいな存在だと思うのだが、なんかそんなでもない。
とは言え、『Re:ステージ』の伊津村陽花役を引き継いだり、『小林さんちのメイドラゴンS』でのイルル役が決まったりと、風向きは変わってはいると思う。
割と久々とも言えるアニメでのメイン役によって、見つかって欲しい所。
…まぁ見つかったら見つかったで(特定Twitterアカウント)とか(特定Twitterアカウント)等に変に使われそうだけど、逆に今使われてない方がおかしいまであるし、それはそれでまぁ良いか、ちゃんとなってくれるなら。
以上。