おにじと申します。
そういえば結構歴史的に考えても大きなことなんだよなあっていう話。
9月22日、『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』が終了した。
次の番組は、とりあえず特別番組『超ラジR』が予定されているが、内容を鑑みるに、一度長らく『Voice of A&G Digital 超ラジ!』からスタートした、声優が中心の文化放送系帯番組は一度途切れることとなりそうだ。(超ラジRも帯ではあるんだが)
これまでの声優系帯(まぁ声優じゃないのもいたけど)の歴史も見つつ、今後の声優帯の復活の可能性という所も考えたり…考えた所でじゃね?(
超!CUE!&Aが終わった
超A&G+で放送されていた、『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』が9月22日を以て終了することとなった。
次世代声優育成ゲーム『CUE!』の声優で構成された声優パーソナリティでの帯で、2019年9月30日より放送されていた。ちょうど丸3年で放送が終了。
パーソナリティは内山悠里菜(スターダストプロモーション)、安齋由香里(スワロウ)、宮原颯希(81プロデュース)、土屋李央(大沢事務所)。
理由としては、ベースとなっていた『CUE!』の終了という所が大きい。
2019年10月に配信された『CUE!』は、2019年9月30日にアプリを休止し、新たなアプリでの再開を目指していた訳だが、今年7月23日、再開を断念し、声優ユニット『AiRBLUE』も11月に休止することを発表していた。
【大切なお知らせ】
— 【公式】CUE!(キュー) (@CUE_staff) 2022年7月23日
『CUE!』と「AiRBLUE」を応援してくださり、誠にありがとうございます。
アプリ『CUE!』の再開断念と「AiRBLUE」の活動休止についてお知らせがあります。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
URL:https://t.co/wAda8MeGRS#キュー
いつも『CUE!』と「AiRBLUE」を応援してくださり、誠にありがとうございます。
2022年1月から放送を開始し、ご好評いただいたTVアニメも先日完結となりました。2クールもの間、ご視聴いただきありがとうございました。
次世代声優育成ゲーム『CUE!』につきましては、2021年4月30日に休止して以来1年以上に渡り、再開に向けてあらゆる検討を重ねてきましたが、皆様にご満足いただけるサービスの提供は困難であると判断し、大変残念ながら再開を断念することとなりました。
再開を心待ちにしていただいたマネージャーの皆様には、心よりお詫び申し上げます。また、『CUE!』キャストによる声優ユニット「AiRBLUE」につきましても、2022年11月19日・パシフィコ横浜の4th LIVEをもって活動を休止させていただきます。
これまで応援していただいたマネージャーの皆様に感謝の気持ちをお届けできるよう、メンバー・スタッフ一同、これまで以上のライブになるよう精進していきたいと思います。なお、「AiRBLUE」としての活動は休止となりますが、メンバー16人はそれぞれ羽ばたいて参ります。引き続き皆様、応援を何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年7月23日 CUE! 運営チーム
このため、『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』も終了する運びとなった訳である。
なんだかんだ3年はやった訳だが、結果的に比較的文化放送系統帯として短命に終わった側となったとも言える。
文化放送系(超A&G系)声優帯の歴史
文化放送超A&G+を中心に放送されていた、声優帯の歴史を見てみよう。
『Voice of A&G Digital 超ラジ!』シリーズ(2007年4月2日~2010年10月1日)
『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』(2010年10月4日~2015年10月2日)
『A&G NEXT BREAKS FIVE STARS』(2015年4月6日~2019年9月27日)
『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』(2019年9月30日~2022年9月22日)
超ラジ!シリーズから、15年以上声優帯番組というのは続いてきた。
全く記憶になかったのだが、『Lady Go』と『FIVE STARS』って重複期間が半年くらい存在したらしい。え??って思ったが、よくよく考えてみる『FIVE STARS』って生放送でもない30分枠だったらしい。そうだったんすね(知らんかった人)
続いた期間順で言えば
『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』(1824日/4年363日)
『A&G NEXT BREAKS FIVE STARS』(1635日/4年174日)
『Voice of A&G Digital 超ラジ!』シリーズ(1278日/3年182日)
『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』(1088日/2年357日)
となり、超CUE&Aの短命さがよく分かるところでもある。(FIVE STARSって4年174日もやってたんだとは思ったが)
では、ここまでの歴史をざっくり振り返ってみよう。
『Voice of A&G Digital 超ラジ!』シリーズ
超ラジ!シリーズが、色々と一括りにする上でめんどくさい所であったりする(
そもそも放送が現在の超A&Gに到達するまでにも数年存在する。
UNIQue the RADIO(DigiQ+N 93)→超!A&G+の経緯が存在する。
なんならUNIQue the RADIO(DigiQ+N 93)はNACK5も関わっていたということで、2000年代はそんなこともあったんですねと思う(詳しいことがさっぱり分からんとも言う。そもそも文化放送系でもBSQRとかBBQRとかあるのがややこしいのに)
2007年4月2日放送開始。
超ラジにだけ『シリーズ』と一応付けたのは、超ラジ!系統は様々な番組名があったことが原因。というか、そもそも超ラジは一日に2つ『超ラジ!』を冠する番組があったので、まぁくくりが微妙にややこしい。しかも、冠する名前も途中で変わってたりもするので、本当にややこしい。(まぁややこしいからこの方式をやめたんだと思う)
個別番組として紹介すると、
『Voice of A&G Digital 超ラジ!Rookie』
『Voice of A&G Digital 超ラジ!』
↓
『Voice of A&G Digital 超ラジ!Rookie』(火曜日以外)
『Voice of A&G Digital 超ラジ!NEXT』(火曜日のみ)
『Voice of A&G Digital 超ラジ!』
↓
『Voice of A&G Digital 超ラジ!Girls』
『Voice of A&G Digital 超ラジ!』
という時代によっての構成であった。
放送時間に関しては『超ラジ!Rookie』『超ラジ!NEXT』『超ラジ!Girls』が1時間、『超ラジ!』が1時間半であった。
基本的に声優がパーソナリティを担当する事が大半であったが、当時は今ほど女性声優のみという形で始まったわけではなかった。
2008年4月7日から『超ラジ!Rookie』が、『超ラジ!Girls』となり、女性声優のみの縛りが発生し、実質的な女性声優帯番組の源流はこの『超ラジ!Girls』であるという言い方も出来るかもしれない。
なお、『超ラジ!Girls』が始まって以降も、『超ラジ!』の方は普通に男性がパーソナリティを務めている。
また『超ラジ!』シリーズにおいては、声優以外のパーソナリティもちょこちょこ存在し、まだ声優に転換する前のAKB時代の上村彩子(現キャトルステラ)、まだウェザーニュースキャスターになる前の山岸愛梨(現ウェザーニューズ)、鷲崎健(アトミックモンキー)などがパーソナリティを担当していた。
現在のような方式ではないため、大量のパーソナリティが存在する。
主なパーソナリティは以下の通り。
・井澤詩織(井澤詩織の超ラジ!Rookie / 2007年3月12日~2007年9月24日)
・喜多村英梨(喜多村英梨の超ラジ! / 2007年3月12日~2010年9月27日)
・柿原徹也(柿原徹也の超ラジ! / 2007年3月13日~2007年9月25日)
・飯塚雅弓(飯塚雅弓の超ラジ! / 2007年3月14日~2009年4月1日)
・鷲崎健(鷲崎健の超ラジ! / 2007年3月16日~2010年10月1日)
・吉野裕行(吉野裕行の超ラジ! / 2007年10月2日~2010年9月28日)
・山岸愛梨(山岸愛梨の超ラジ!Rookie / 2007年10月3日~2008年4月2日)
・上村彩子(上村彩子の超ラジ!Rookie / 2007年10月4日~2008年4月3日)
・豊崎愛生(豊崎愛生の超ラジ!Girls / 2008年4月7日~2008年9月29日)
・伊藤かな恵(伊藤かな恵の超ラジ!Girls / 2008年4月8日~2010年9月28日)
・三瓶由布子(三瓶由布子の超ラジ!Girls / 2008年4月9日~2010年9月29日)
・明坂聡美(明坂聡美の超ラジ!Girls / 2008年4月10日~2010年9月30日)
・岩田光央(岩田光央の超ラジ! / 2008年4月10日~2010年9月30日)
・井口裕香(井口裕香の超ラジ!Girls / 2008年4月11日~2010年10月1日)
・下田麻美(下田麻美の超ラジ!Girls / 2008年10月6日~2010年9月27日)
・後藤邑子(後藤邑子の超ラジ! / 2009年4月8日~2009年9月30日)
・広橋涼(広橋涼の超ラジ! / 2009年10月7日~2010年9月29日)
この『超ラジ!』における、『超ラジ!Girls』が、『Lady Go!!』に。
『超ラジ!』が、『A&G ARTIST ZONE 2h』に(現在における『A&G ARTIST ZONE THE CATCH』に至る)と分割することとなり、独立した女性声優帯番組が開始していくこととなる。
『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』
実質的な『超ラジ!Girls』の後継番組となった『Lady Go!!』。2010年10月4日放送開始。
こちらも、歴史が結構存在する上、多様な放送形態だった為、説明がややこしい。
2010年10月から最初の半年は、30分の録画放送という形となっており、生放送という意味では一度途切れていた。
2011年4月4日から1時間の生放送という、『超ラジ!Girls』のスタイルに基本的になり(一部曜日、回での録画放送はあった模様)これが『超CUE!&A』まで継続される形となる。
『次世代の声優界を引っ張っていく各事務所を代表する若手女性声優』とした声優パーソナリティは、放送開始当初は以下の通り。
小松未可子(ヒラタオフィス)
寺本來可(アイムエンタープライズ)
三上枝織(青二プロダクション)
大久保瑠美(81プロデュース)
高森奈津美(プロ・フィット - 当時 現ラクーンドッグ)
三上枝織以外初ラジオパーソナリティという、フレッシュなメンツとなっていた。
ここから、めちゃくちゃ曜日担当がぐるぐる変わっているのだが、これを説明してるとクソめんどくさいのでカット。
寺本は2011年9月末で卒業(後に学業専念で休業、今寺本はどうしているんですか?韓国に行ったのは知っているんですけど)したことにより、最終的なパーソナリティとしては寺本に変わり上坂すみれ(スペースクラフト・エンタテインメント - 当時 現ボイスキット)が加入。初回は、開始0秒でテルミンを弾いているという伝説のスタートとなったわけだが(まさか10年後、口シアネタがタブーとなってしまうとは思いませんでしたね…)番組終了までこのメンツとなる。
最も期間が長かった、番組終了までの曜日並びは以下の通り。
上坂すみれ(スペースクラフト・エンタテインメント - 当時 現ボイスキット)
小松未可子(ヒラタオフィス)
大久保瑠美(81プロデュース)
高森奈津美(プロ・フィット - 当時 現ラクーンドッグ)
三上枝織(青二プロダクション)
また『Lady Go!!』は『Lady Go!! サンデー』とか、『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』箱番組の『Lady Go!! Saturday』とかもやっていた。この辺ややこしい。正直この辺の短い箱番の情報ってあんま残ってないし、これももう良いよね許してマジで。
2014年4月から『Lady Go!!ホワイトちゃんねる』がニコニコチャンネルで開設され、生放送を同時に行うようになった。本放送後に10分のおまけコーナーが存在。これも『超CUE&A』まで継続される。
一週間繋いで同じコーナーをしたりするのも続いていく。
パーソナリティでのユニット『.lady.』が日本コロムビアレーベルで2シングル、1アルバム発売されており、こちらがOPやEDで使用されていた。
前述した通り、女性声優系帯では最長の約5年の放送となっている『Lady Go!!』。
『超ラジ!Girls』よりもさらにパーソナリティ就任当初の実績が少ない声優だったのだが、基本的に休止した寺本以外は人気声優の域に達したと言っていいレベルにまで成長するという、ほぼ打率10割という、このような若手声優ラジオではなかなかお目にかかれない声優としても、ラジオとしても成功した番組だったと言える。
文化放送での女性声優帯番組の全盛期は、長さや声優メンツなどを考えると、やはり『Lady Go!!』である。というのが一番正しいような感覚はある。
まぁ、逆にここまで当たることの方がおかしいので、ある意味で例外的とも言えるのかもしれないが…w
『A&G NEXT BREAKS FIVE STARS』
『Lady Go!!』の実質的な後継となる『FIVE STARS』。ただ、放送時期は被っている為、完全に入れ替わる形だった訳では無い。
2015年4月6日に放送開始しており、『Lady Go!!』は2015年10月2日に終了している為、約半年は被っている時間が存在した。
こちらも開始時点では30分の録画放送からスタートしており、所謂半年の慣らし運転方式がこちらでも続いた。
また、今回は『Lady Go!!』と時期が被っていた、『Lady Go!!』の前の枠で『FIVE STARS』が放送されていたことで、生放送の『Lady Go!!』組への振りというのも当初存在した。
『Lady Go!!』終了に伴い、2015年10月5日より最末期『Lady Go!!』と同じ枠である月~金の20時からの一時間の生放送形態での放送がスタート。『FIVE STARS☆ちゃんねる』もニコニコチャンネルで開始され、『Lady Go!!』と同じく同時生放送、放送後10分おまけコーナーが行われた。
なお生放送に転換された当時は、前番組が『A&G ARTIST ZONE THE CATCH』、後番組が『メゾン・ド・イーコエ』であった為、3番組連続で帯番組が続くという構成になっていた。
パーソナリティは以下の通り。
黒沢ともよ (マウスプロモーション - 当時 現東宝芸能)
深川芹亜 (アクセルワン所属)
田中美海 (81プロデュース所属)
松田利冴 (アイムエンタープライズ所属)
吉田有里 (シグマ・セブンe所属)
『Lady Go!!』とは異なり、最後までパーソナリティ、曜日などが変更されることなく、このまま最後まで放送された。
『Lady Go!!』と同じく、OPやEDはパーソナリティが担当。FIVE STARSとして、3枚のCDが出ている。(ただ確かレーベルとかで出た感じではなかった記憶)
一週間繋いでのコーナーなど、基本的に『Lady Go!!』で確立された形態を継続しての放送となった。
なお、『A&G ARTIST ZONE THE CATCH』の放送枠縮小などを伴い、『A&G推薦曲』という楽曲が流れるようになった。(THE CATCH推薦曲の後継)こちらは『鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト』と半月毎に楽曲を入れ替える方式。
また、この帯シリーズでは珍しく箱番組が入っている時期がある。『虹のコンキスタドール 毎日が放送部』と、『虹のコンキスタドール ふわりん放送室』
2018年から入り、放送終了まで箱番組が行われていた。
『FIVE STARS』も4年半続く長期的な番組として、長く超A&Gを支えた番組である。
パーソナリティに関しても、『Lady Go!!』ほどとは流石にいかなかったものの、一定以上の成功を収めたと言う言い方をして問題がないと思う。(まぁ特に黒沢と田中は実績を大きく残した感じはある)
A&Gの他の番組が形態を変えていく中、『FIVE STARS』は最後まで大きく編成を変えることなく(箱番組が入ったりはしたけど)放送されたという所でも、頑張ったという言い方もできる気はする。
まぁ、『FIVE STARS』末期くらいになってくると、他の声優系媒体もかなり乱立し(ニコニコ以外もかなり増えていった)A&G自体がそもそもしんどくなってきていたことを考えると…まぁ色々とね(
『A&G NEXT ICON 超!CUE!&A』
『FIVE STARS』の後継として始まった、『超!CUE!&A』。2019年9月30日放送開始。
こちらは『FIVE STARS』の枠にそのまま入る完全切り替え方式となった。
なお、一応『CUE!』としては『A&G TRIBAL RADIO エジソン』にて、『CUE!&A』という箱番組をこの放送よりも前に放送しており、実質的な試運転として『CUE!&A』が存在した…という言い方もできるかもしれない(なお『CUE!&A』は4人ずつで回す方式だったので、試運転というかに関しては微妙なところだとは思う)
リベル・エンタテインメントよりリリースされた声優育成ゲーム『CUE!』の声優からそれぞれの属性から4人を選抜しての放送となり、長らく続いてきた平日全ての帯番組というのは終了し(月~木の帯番組となった)声優帯番組としては初のコンテンツタイアップ型ラジオとなった。
4曜日・タイアップ型となったとは言え、『超!CUE!&Aチャンネル』でのニコニコチャンネルでの同時生放送+おまけコーナーの放送、一週間繋いでの共通コーナー、『A&G推薦曲』を流すなどの基本的な構成に関しては大きな変更なく行われており、タイアップ型ではあるものの、パーソナリティの他の作品での活動メールなども読まれ、若手声優の一人喋りラジオとしての形も大きく損なわれることはなかったとは思う(まぁそれはCUE!の動きが少なかったせいもあるとは思う。なお、やはりDIALOGUE+話題が月水は集中する結果になった)
パーソナリティは以下の通り。
内山悠里菜(スターダストプロモーション)
安齋由香里(スワロウ)
宮原颯希(81プロデュース)
土屋李央(大沢事務所)
なお、内山悠里菜は2022年6月25日より体調不良により休養していた為、2022年6月20日の放送が実質的な内山最後の放送となった(以降週替りでFlowerメンツがパーソナリティを担当した)
結果最も短い3年で終了することになった。理由としては『CUE!』の再開断念が最も大きいとなっている。
期間が短かったことや、声優業界を取り巻く状況が変わったことも起因してか、パーソナリティの他での成長というところに関しても、最も結果は出なかったという言い方が正しいことにはなりそうである。
ただ、土屋安齋はアイマスというベーシックインカムに入ることには成功していたり、アニメメイン級の役を内山や安齋などは獲得していたりはするので、何の成果も得られなかった訳では無い。
次番組は『超ラジ!R』
『超!CUE!&A』終了時点から気になる要素ではあったこの枠の後番組だが、『超ラジ!R』が放送されることが発表されている。
文化放送が運営する動画付きインターネットラジオステーション「超!A&G+」が、
この9月3日で15周年を迎えました。(2007年9月開局)この周年を記念して、
「超!A&G+」開局当初から中核を担った人気生放送番組
「超ラジ!」が令和に期間限定復活!「超ラジR」として9月26日(月)から
毎週月曜日~木曜日の20時〜21時で生放送します!
『超!A&G+』の開局15周年を記念して、月~木の帯番組が期間限定で開始。
前述した『Voice of A&G Digital 超ラジ!』のタイトルを模して『超ラジR』として放送。
パーソナリティは以下の通り。
井澤詩織(ボイスキット - マンスリーマンデー(月替りMC) 10月担当)
オダウエダ(吉本興業)
和泉芳怜(東宝芸能)
草野華余子(CAT entertainment・ソニー・ミュージックパブリッシング)
『超ラジ!』の名前を冠したことにより、声優以外も呼びやすくはなったので、マンスリーの月曜以外は声優以外で回す方向性に(とは言え超ラジ!時代もこんなに声優以外がやってる時期はない)
あくまでも期間限定の開局15周年特別番組という言い方をされているので、恐らく1クールから2クールの期間限定番組となることが予想される。
今後の女性声優帯番組復活の可能性は?
さて、今後の女性声優帯番組復活の可能性という所だが、筆者は中々難しいのではないかと思っている。
そもそも、文化放送において長らく続いてきた女性声優帯番組を、新規コンテンツのタイアップとした時点で、比較的短命に終わることは開始当初から見えていたと思う。
コンテンツ過多も過多の2019年の時点で、新規コンテンツを長く続けることは中々に困難である。
これまで一応文化放送スタッフ陣で声優を引っ掛けてきた訳であり、それを放棄した時点で、そもそも『超!CUE!&A』が終わったら次の声優帯なさそうと思っていたところは正直ある。
新人・若手声優をパーソナリティにして、その成長を追っていこう!というラジオ方式自体が、そもそも今の声優業界へのマッチングとしても苦しくなってきている部分もあるかもしれない。
昨今はコンテンツ主体であることや、声優が明確に大きく跳ねるというのも、声優が増えすぎていることもあって難しい部分もある。声優事務所の乱立や、方針転換などもあり、一定の実績を残してきた事務所が、数年でコンテンツに若手声優を送り込むだけの事務所に成り下がることも珍しくはない。
極めて短期的な方向性に進んでしまっている以上、こういう方式が逆に向かなくなってきている所はあるかもしれない。大きく跳ねる声優は存在するが、それを見極めるのはより難しくなってきているようにも感じる。跳ねる時は急に跳ねるし。コンテンツで売れるとコンテンツのイメージで固定されがちだし。判断が難しそう。
そもそもA&G自体がしんどい気もする。
ここ数年、安定した番組というのを続けられていない部分もあるし、やはりニコ生やOPENREC、Youtube、ABEMAなど多くの媒体が登場してきたことによって、立場は昔よりも悪くなっていると思う。
超ラジからのもう一つの派生、2hは2h時代はまだ繁栄を続けていた感じはあるが、THE CATCHのパーソナリティ確保にかなり苦戦しているイメージ。結果的に半分Vという、もうアーティストなのかよくわからない感じになっているし(まあこれを言い出すと声優アーティストもアーティストじゃないって話になってくるんだけど)
未だにBSQR、BBQR時代の紙画質の簡易映像放送をA&Gで行い続けているのは時代遅れにも程があるし。いくらニコ生があると言っても。(それでも声優単独の生放送のニコニコチャンネルよりは得だとは思うけどね?)
一応A&Gの帯番組としては超ラジRで一応繋がるし、月曜日に声優要素は残っているので、この期間限定が明けてちゃんとした番組に何が据えられるのかという所は注目していきたい所ではある。というか、ここまで超A&Gは声優などで基本的に支えてきた訳で、超ラジRの芸人とか、アイドルとかにどれくらいメールが来るんだろうとか思ったりもする。
なんだかんだA&Gで生きている部分もある文化放送。
エジソンも何回もMCが変わりながらも続いてはいるし(どれくらい率取れてるかしらんけど)、ラジオどっとあいも続いていたりもするし(90代目は水野朔と発表)、長らく続いているのもなくはないのである(ひとかなとかは文化放送本体に移動したし)
帯がどうなるかもそうだけど、文化放送もどうなんかなと思ったりはする。
いずれにしろ、2007年4月2日から『超ラジ!』で始まった声優中心の帯番組(女性声優に限れば2008年4月7日の『超ラジ!Girls』から)が15年半(14年半)で一度区切りを迎えることになったというのは、大きな出来事として認識しておきたいと思う。
お疲れ様でした。
以上。