おにじと申します。
今回はエロゲの話題。
エロゲの歴史というのはクッソ長い物であり、筆者なんてまだちゃんとやってやっと5年目とかそういう感じなので、ものを言える所があるのかと言われると正直微妙な部分もある(それでも言いたいことは言うようにはしているけども)
そういう歴史がある中で、やはり当ブログではエロゲでやられている声優さん系統というのはやはり当ブログでも取り上げることが多いわけだが。
今回は、一つの疑問が浮かんだので、それを記事に…というか、調査した。
長いエロゲという歴史において、最も多くエロゲで演じた声優って誰なのか?
という話である。
なんだかんだエロゲにも長い歴史があるわけで、その中では多くの声優が演じてきたということになる。
まぁエロゲに声が付き始めたのは、85~90年代の脱衣麻雀ゲー系統の所から始まり、本格的には95年以降くらいにエロゲ声優と呼べる声優が増えてくるという感じがある。
そこから考えると最初から40年近くになりつつあるエロゲ声優の歴史。この中で最もエロゲで演じているのは誰なのか。今回はそれを調査してみることにした。
調査方法
ただまぁ、今回のような調査には限界があることしかない。
歴史上の全エロゲを調査した上に、エロゲ声優は名義問題とか色々とありまくる。
なので、今回はある程度の妥協という所はしていかざるを得ないという感じでお願いする。
今回調査のデータベースとして使用するのは『ErogameScape -エロゲー批評空間-』。
https://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/
結局ユーザーベースでデータ集めている系統のサイトで膨大なデータがあるエロスケ批評空間が固いだろうと判断。
この『ErogameScape -エロゲー批評空間-』では、SQLが組める。
このSQLで色々なデータを抽出することが可能。
ということで、今回はこのSQLを組んで、全データから声優データを抽出して、それの多い順で並べるということをしてみた。
なお、このSQLを組んだのは筆者ではなく、筆者がいるサーバーにいるYSR氏である。
筆者、この調査においてやったこと、そのデータを基に記事にしているだけである。
しょぼすぎるだろと思われそうだが、実際しょぼいので仕方がない。
今回はこの調査での上位20名を紹介した上で、その他現在における有名どころの数を紹介したり、名義合算でこれくらいにはなるよというのを参考記録として出したりしたいと思う。
まぁ20人は普通に多いので、前半と後半に記事は分けさせて欲しい。今回は20~11位の前半となっている。
今回の調査において、R18作品のみとしている(全年齢作品は省けているらしい)
また、あくまでもエロスケにおける名前登録での順番となっている為、名義関連の登録ガバなどもあるかもしれんが、それは知らん…というかどうしようもない。
ちなみにエロスケに登録されている声優は9480人っぽい。多いんだけど、多くない気もする(あのSQLで全声優が表示されているのかの確証もなければ、数えたのスプレッドシートに移行して数えてるからコピペの問題かもしれない)
なお、今回出て来る作品に関するデータ等は、全てエロスケデータ依存となる。
デビュー作はエロスケ最古のデータを引っ張ってくることになるし、メインサブの取り扱いもエロスケのメインサブに依存する。
なお、今回の調査に関してはオールEニキに声優紹介内容を、らど氏、しのもり氏などに作品出演関連を監修してもらった。流石に世代じゃなさすぎてきつかったので(
ということで、調査結果のご紹介です。
調査結果
第20位
小倉結衣 - 326
ということで、第20位は小倉結衣。
エロゲーマーにとっての『おぐらゆい』はこっちだろがい!の小倉結衣。
普通のヒロインもやっているはずなのだが、とにかくヤバい女をやりすぎているせいで、小倉結衣がCVだとそのキャラを警戒してしまうまである(というかヤバい女をする時は大体もう最初からヤバいこと多い気はするが)
それだけそういうのが上手とも言う。
元々はアトリエピーチ所属だったが、現在はフリー(業務提携とか色々あった時代もあったが)
デビューは『七巴の剣 くのいち淫の章』(rouge / 2003)黒鳥吹雪、
初メインは『淫獄聖女学園』(GIRL’S SOFTWARE / 2003)古沢涼子。
主な出演作として、『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』(ケロQ)長山香奈、『D.C.II P.C. ~ダ・カーポII~ プラスコミュニケーション』(CIRCUS)小鳥遊まひる、『アマツツミ』(Purple software)水無月ほたる、『ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-』(インレ)山吉 新八郎、陶山等多数
最多出演ブランドはCIRCUS、フロントウイング、エスクードの6本。なおCIRCUSは全部D.C派生過ぎて6本って言って良いのかレベル。(フロントウイングもエスクードもシリーズ物はあるけど)
次点の5本はUNiSONSHIFT:Blossom、脳内彼女、Princess Sugar、戯画等が並んでいた。
2020年に活動を休止していたのだが、2021年4月より活動を再開しており、現在はYouTubeでの活動もあったりする。
第19位
紫苑みやび - 327
続きまして、第19位は紫苑みやび。
なんかもう一段階世代が前になった気がするけども、普通に現役。
今最も見るのは結局『真・恋姫無双』な気はするけども。
この人も元々はアトリエピーチの声優。アトリエピーチ、輩出しているんだけど大体フリーになられているの、この企画の2人目でももう分かるレベル。
流石に近年はエロゲへの出演というのは少なくなりつつはあるが、とは言え抜きゲー系統とかを中心にこの前まで割と出ていた印象。声の系統が低音系統なので、サブでの出演も結構多め。
デビュー作は『亜紀子』(RED-ZONE / 1997)笈川冬美、
初メインは『P.S.@(ぴ~えす)』(URAN / 1998)遙、
なんと言ってもこの人は『この青空に約束を―』(戯画 / 2006)桐島沙衣里が代表作といえる。戯画ももうなくなっちゃいましたけども。
『家族計画 ~そしてまた家族計画を~』(高屋敷開発)沢村あかり、『こなたよりかなたまで』 (F&C)鹿島いずみ、『真・恋姫†無双シリーズ』( BaseSon)黄蓋等。
最多出演ブランドは13本のBLACK PACKAGE TRY。
次点以降は12本の戯画、11本のCLOCKUP、10本のAnim、9本のアイル・BLACK PACKAGE・BISHOP。
第18位
成瀬未亜 - 331
第18位は成瀬未亜。
成瀬がベネズエラ帰国子女声優なの、最早今の人は知っている人が少なそうまである。
顔だしているエロゲ声優であり、原画家でもある。一時期のういんどみるのSDは成瀬のモノが結構多い。
2010年に一時声優業を休業している(この間はSD原画としての活動が表立って観測された)が、2013年に声優活動を再開した。
この際に別名義をめちゃくちゃ公開している(平山紗弥、土萌メイ、井上ねねこ、日比谷小桃、佐倉千枝里、酉井凛々子、深波羽美、松永亜夜、仲西みあ、笠原晴香、加賀美琴音)このため、エロスケでの表記が『成瀬未亜(平山紗弥、笠原晴香、加賀美琴音、井上ねねこ、日比谷小桃、佐倉千枝理、酉井凛々子、松永亜夜)』というバカ長い表記になっている。
普通にめちゃくちゃ有名作に出ているし、ゆずソフト黎明期を支えていたりと、長年の活躍が印象的である。
一時期は民安ともえとVTuber『みあたみちゃんねる』をやっていた。現在は独立して『みあぞーの秘密基地』で活動中。そんなに頻度は多くないけども。
デビュー作は『ブレイブブレイド』(TO BE / 2000)、
初メイン作は『Liberal ~リベラル~』(Clio / 2000)鹿島樹。
代表作は『はぴねす!』(うんどみる)柊杏璃、『夜明け前より瑠璃色な』(AUGUST)ミア・クレメンティス、『黄昏のシンセミア』(あっぷりけ)皆神さくや、『カタハネ』(Tarte)ココ、『月光のカルネヴァーレ』(NitroPlus)ノエル、『暁の護衛』(しゃんぐりら)神崎萌、『天神乱漫 LUCKY or UNLUCKY!?』(ゆずソフト)竜胆ルリ、『ネコぱら』(NEKO WORKs)アズキ等。
最多出演ブランドは18本のげーせん18。
次点以降が15本のTriangle、11本のういんどみるOasis、8本のFrontWing・Waffle。
第17位
風音 - 351
第17位は風音。ここまでのメンツ大体現役なのだが、一番バリバリ感もある人がここでランクイン。というか逆に風音でも17位。怖い。年間出演作品数でも常に上位に付ける風音ですらココ。
聞けば風音って分かるだろって声してるのに、なんか飽きが来ないと筆者は思っている。風音にお嬢様とかツンデレをやらせておけばとりあえず作品が締まるまである。
またラジオとかでの活躍も活発であり、とりあえずエロゲ関連ラジオは風音にやらせておけば良いみたいな時期があった。今は歩サラにその座席は譲っている気もするけど。
エロゲ声優でありながらアニラジアワード受賞経験がある(『ほめられてのびるらじおZ』で第三回アニラジアワードで企画ラジオ賞を受賞している)
今年も7作品くらいは出ているのでクッソ元気。なおユズリハが本当に今年中に発売されるかは不明。
デビュー作は『闇の声II』(BLACK Cyc / 2002)村瀬麻里江、
初メインは『い・け・な・い保健室』(West Vision / 2003)鳴海さやか、
代表作は、『リトルバスターズ!エクスタシー』(Key)朱鷺戸沙耶、『ゴア・スクリーミング・ショウ』(BLACK Cyc)深園 希衣佳、八瀬 早由海、『E×E』(ゆずソフト)貴船未緒、『あかね色に染まる坂』(feng)片桐優姫、『ましろ色シンフォニー』(ぱれっと)ぱんにゃ、『ハピメア』(Purple software)弥生 B ルートウィッジ、『あけいろ怪奇譚』(シルキーズプラスWASABI)ベルベット、『銀色、遥か』(tone work's)如月瑞羽、『金色ラブリッチェ』(SAGA PLANETS)城ヶ崎絢華、『アインシュタインより愛を込めて』(GLOVETY)西野佳純等。
最多出演ブランドは14本のBLACK Cyc。
次点以降は13本のPurple software、12本のBaseSon、8本のあかべぇそふとつぅ・はいから喫茶・ensemble。
第16位
手塚りょうこ - 359
第16位は手塚りょうこ。
これも結構現在においてもバリバリな人が登場。
最近はサブの方が多い気はするけど、この人もいると締まるなあって思う声優のタイプであったりする。
出演する作品の幅も幅広い印象だし、役柄としてもちゃんとある感じだし…
これだけ出ているのに筆者手塚との対戦経験があまりにもなさすぎる。なんで?
おそらくずっとフリーっていうそれはそれで珍しいし、それでこの仕事量なの凄いなってなる奴。
デビュー作は『Areas ~空に映すキミとのセカイ~ 』(Lapis lazuli / 2009)片岡のぶこ
初メインは『痴漢専用車両2 ~報復の恥辱電車~』(Frill / 2009)碧井千枝。
代表作は『らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!』(HARUKAZE)稲穂・ギ・ひかり、『ネコぱら』(NEKO WORKs)ココナツ、『できない私が、くり返す。』( あかべぇそふとすりぃ)古川漣、『美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-』(ωstar)燈露椎、『聖娼女 ~性奴育成学園~』(Frill)速水涼香、『景の海のアペイリア』(シルキーズプラスDOLCE)竜宮沙羅、『シルヴァリオ トリニティ』(light)ミステル・バレンタイン、『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』(枕)鳥谷静流等。
次点以降は11本のアトリエかぐや、10本のげーせん18、8本のCLOCKUP・Lusterise。
第15位
まきいづみ - 368
第15位はまきいづみ。
筆者、つよきすの女だ!ってなったけどよくよく考えたらめちゃくちゃ有名作出てたわ…(
ほんわか系統の声質であり、ロリ系統を演じるイメージが強いが、声幅自体は普通に広い。
『まきいづみ時空』とか言われる雰囲気、もうなんか古の記憶になっている感じはする。最近は流石に見ることも少なくなった。こういう声優は大体『恋姫』シリーズ見りゃいるんだけども(
デビュー作・初メインは『檻の中のわたし』(CAGE / 2000)嵩邑ナオ。
代表作は『リトルバスターズ!エクスタシー』(Key)神北小毬、『BALDR FORCE』(戯画)水坂憐、『AQUA』(SORAHANE)柊木なずな、『はるのあしおと』(minori)楓ゆづき、『もしも明日が晴れならば』(ぱれっと)千早、『Aster』(RusK)柚月沙耶、『ef』(minori)新藤千尋、『さくらさくら』(ハイクオソフト)桜菜々子、『真剣で私に恋しなさい!』(みなとそふと)板垣辰子等。
最多ブランドは18本のFrontWing。
次点以降は16本のCIRCUS、15本のねこねこソフト、14本のRUNE、10本のBaseSon、9本のHOOKSOFT。
第14位
春日アン(春乃うらら) - 372
第14位は春日アン(春乃うらら)。
アトリエピーチ→スターライト・プロ→ロックンバナナ→フリーという事務所経歴がすごい分かる珍しいエロゲ声優。顔出ししているタイプのエロゲ声優である。
凌辱から純愛まで幅広く出演しており、最近は舞台での活動が多い模様である。
名義が春乃うらら、紗夢ももなどがある。
デビュー作・初メインは『夏祭(なつまつり)』(DISKDREAM / 1999)静音美琴。
代表作は、『ピュア×コネクト』 (SMEE)一ノ瀬空、『初恋』(RUNE)初島杏、『DUEL SAVIOR JUSTICE』(戯画)リコ・リス、『夏の色のノスタルジア』(MOONSTONE)折口美羽等。
最多ブランドは24本のBISHOP。
次点以降は17本のモニスタラッシュ、16本のソフトハウスキャラ、11本のじぃすぽっと、10本のBaseSon。
第13位
海原エレナ - 374
第13位は海原エレナ。
こちらも現在においても活動している方のエロゲ声優である。
マジで色々な役柄をしているので、こういうタイプの声優!とか言うことは難しいなと思う。マジで年齢とか関係なくやっている印象だし。
というか衰えを感じにくいのですげえ声優だなあと思っている。
そう言えばクッキー☆被害者リストに入っている。
あと歌が上手い。歌が上手いので歌手活動というか、OPEDキャラソンなどを歌唱することも結構多い。まじこいの主題歌とか普通に海原なので…
デビュー作・初メインは『しちゅえ~しょん』(BERSERKER / 1998)望。
代表作は、『つよきす』(CandySoft)椰子 なごみ、楊 豆花、『夜明け前より瑠璃色な 』(AUGUST)鷹見沢菜月、『G線上の魔王』(あかべぇそふとつぅ)白鳥水羽、『真剣で私に恋しなさい!』(みなとそふと)椎名京、『装甲悪鬼村正』(NitroPlus)綾弥一条、『幼なじみは大統領』(ALcot)イリーナ・ウラジーミロヴナ・プチナ等。
最多出演ブランドは13本のBaseSon。
次点以降は11本のみなとそふと、10本のCandySoft、9本のStudio e.go!、8本のWhirlpool・ソフトハウスキャラ。
第12位
榎津まお - 385
第12位は榎津まお。
なんだかんだまだやってるけど、すごくやってる訳でもないくらいかな今は。
この人は声質が特徴的な印象。特徴的なのに声が変えられる所があるという。
結構憑依型とも言われており、榎津がやっていると気づかれないことも。
あと、CROSS†CHANNEL信者らしい。ロミオにサインを貰っている。
あとなんかひらがなが多いらしいが、この辺は流石に筆者知らんわ。
デビュー作・初メインは『Mi・da・ra』(Mink / 2000)。
主な代表作は『CROSS†CHANNEL』(FlyingShine)山辺美希、『SWAN SONG』(Le.Chocolat)川瀬雲雀、『オシオキSweetie ~恋するお姉さんはウラハラです~』(裸足少女)風冬しずね、『極限痴漢特異点』矢坂蒼織等。
最多出演ブランドは11本のLiLiTH。
次点以降は10本のアトリエかぐや・FlyingShine黒、9本のLiquid、8本のSMEE。
第11位
みる - 390
第11位はみる。
みるも息がめちゃくちゃ長いんだよな。
後輩キャラ系統とか、妹とかそういうのをやっている印象が強い。
なんだかんだ後輩キャラ系統の印象が強いイメージが有る。とはいえ他もやってる…というか、時代を追うごとに外のをよりやるようになった。
破壊力がある声優。
デビュー作・初メインは『自慰 ~覗きの報酬~』(CANDYSOFT / 1999)。
代表作は『ましろ色シンフォニー』(ぱれっと)アンジェリーナ・菜夏・シーウェル、『終わる世界とバースデイ』(コットンソフト)千ヶ崎入莉、『カミカゼ☆エクスプローラー!』(Clochette)宇佐美沙織、『ONE ~輝く季節へ~』(NEXTON)里村茜、『Forest』(Liar-soft)九月周、『ゴア・スクリーミング・ショウ』(BLACK Cyc)ユカ、『もしも明日が晴れならば』(ぱれっと)野乃崎つばさ、『最果てのイマ フルボイス版』(XUSE)紅緒あずさ、『なつくもゆるる』(すみっこソフト)鹿島ユウリ等。
最多出演ブランドは26本の男の娘ソフト。
次点の19本のディーゼルマイン、14本のU・Me SOFT、13本のBaseSon、12本のTRYSET。
〆
ということで、まずは前半の20~11位のご紹介でした。
11位 みる - 390
12位 榎津まお - 385
13位 海原エレナ - 374
14位 春日アン(春乃うらら) - 372
15位 まきいづみ - 368
16位 手塚りょうこ - 359
17位 風音 - 351
18位 成瀬未亜 - 331
19位 紫苑みやび - 327
20位 小倉結衣 - 326
普通にやっぱりメンツが強いんだよなあ…
長くやってる人じゃないと入ってこないしね。
10~1位は別記事で出すのでお待ち下さい。
以上。