おにじと申します。
今回は、期間が開いたので、もう一回調べてみようという感じ。
以前の当ブログでの記事、『夏和小、『夏』って名前に入ってるくせに夏発売作品出演ゼロ説』というのを出した。
これは、エロゲ声優で最近代名詞の一人である夏和小の出演の偏りというのをなんかそれっぽく書いた奴である。
とにかく夏和小は声優としての出演が偏っていて、そして何故か年の真ん中において出演しないことが多かった。
これで、夏和小という『夏』という字が入っている声優にもかかわらず、なんか夏発売のエロゲには出ていないんじゃないか?という筆者がふと思った疑問を実際に調べてみたという感じの記事だった。
なお実際に調べた結果、本当に夏発売作品に出ていなかったし、6~8月と10月に出演零で、11月12月とかも一作品しかなく、上半期に集中しすぎているという偏りすぎだろみたいな結果になった。
あれからもう1年半以上経過していた。(一年ごとにやるつもりだったのに)
この間も、夏和小は安定した出演を続けており、エロゲにおいての十八番声優の一人なわけである。
流石に、もう流石に夏に出ているんじゃないかなと。
割とペースもより早くなってきたようなイメージもあるし…
ということで今回は、『夏和小、流石に『夏』って名前に入ってるくせに夏発売作品出演ゼロではなくなった説』を検証していこう。
検証方法
今回の検証にも『ErogameScape-エロゲー批評空間-』のデータを使用していく。
こちらに記載されているデータを基に、出演作の発売月を確認していく。
なお、今回の調査に関してはCS版に関してはノーカウントとする。オリジナルゲーム側を選出。
今回に関しては、前回よりもより詳細に調べることとした。
具体的には通常の作品、分割作品、FDなどの作品に加えて、同人の作品という枠組みを追加した。
そして、メインキャラかサブキャラかの枠組みを追加。
これでまぁ、作品の中での立ち位置というのを分かりやすく出来たのかなと思う。
なお、こちらのメイン・サブ表記は批評空間に基づくので、公式でサブ扱いでもメインのがいたりするのはご了承ください。
今回も出演しているのが多い月順にご紹介していく。
これで夏にあたるであろう7月、8月の発売作品に出演していなかった場合、説立証とする。
なお、前述の通り分割は全てちゃんとカウントするようにはするので、確実に分割でカウントが稼がれるのはご注意を。
調査結果
ということで、今回も多い順に見ていく。
1位
4月 - 7回出演(通常1回+分割4回+FD系統1回)(通常メイン2・分割メイン1・分割サブ3・FDメイン1)
1番出ている月は4月になった。
なお、分割で4カウントされているので、反則感がやはりある。
『タユタマ2 -you’re the only one-』 / 泉戸こはく(Lump of Suger - 2016/9/23)
『タユタマ2 -After Stories-』 / 泉戸こはく(Lump of Suger - 2017/4/28)
『9-nine- ここのつここのかここのいろ』 / 結城希亜(ぱれっと - 2017/4/28)
『9-nine- そらいろそらうたそらのおと』 / 結城希亜(ぱれっと - 2018/4/27)
『9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ』 / 結城希亜(ぱれっと - 2019/4/26)
『9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと』 / 結城希亜(ぱれっと - 2020/4/24)
『天使☆騒々 RE-BOOT!』 / 谷風天音(ゆずソフト - 2023/4/28)
という内訳とないっている。
まぁただ、やっぱり通常作品2つだけっていうカウントでの勝利感が否めない。
『タユタマ2』泉戸こはくは、FD含めて2回カウントされることになっているし、
『9-nine-』シリーズの結城希亜は分作で4つカウントだしね。
ちなみに全部まとめた『9-nine-』は全年齢版でCVが異なるのでノーカウントである。(PC全年齢版『9-nine-』のCVは藤田茜(賢プロダクション))
まぁほぼFDと分作しかない状態だったことを考えると、ここに『天使☆騒々 RE-BOOT!』の谷風天音が入ったのはかなり見栄えが良くなった。
ゆず作品だしね。言うてもやっぱり。ゆずとしては非常に攻めた実妹ヒロインであり、そういう重責を担わせても夏和小なら行けるやろという判断だったと思われる。
前作ゆずで担当したヒロインが強すぎて、中々の相手と勝負しなければならなかったんだけどね…(勝てない勝負だった)
2位
3月 - 6回出演(通常5回、FD系統1回)(通常メイン5回・FD等メイン1)
2位は3月。ここはこの期間で意外と増えなかったという言い方も出来る。
出演作は以下の通り。
『RIDDLE JOKER』 / 壬生千咲(ゆずソフト - 2018/3/30)
『pieces/渡り鳥のソムニウム』 / 君原結愛(Whirlpool - 2019/3/29)
『アオナツライン』 / 椎野ことね(戯画 - 2019/3/29)
『神様のような君へ』 / ツクヨミ(CUBE - 2020/3/27)
『我が姫君に栄冠を』 / ノア・グランスター(みなとそふと - 2021/3/26)
『神様のような君へ Extended Edition』 / ツクヨミ(CUBE - 2022/3/25)※CS逆移植
普通にここは通常のフルプライス作品のヒロインが揃っていて、面子良いんだよな。
『RIDDLE JOKER』壬生千咲は夏和小がゆずソフトにはじめて登場したキャラ。サブキャラだが攻略可能のため、批評空間ではメイン設定になっているという感じ。今やこの音域の夏和小少なくなったんだよな…
『pieces/渡り鳥のソムニウム』君原結愛は正統派なセンターって感じかな。近江谷ヒロインって感じだが。
『アオナツライン』椎野ことねはツンデレ気質がある後輩。歌が上手いという荷物を背負わされていた(純粋な上手さではなかったとはいえ)
『神様のような君へ』ツクヨミはセンターのAIヒロイン。AIが進んでいる時代なので、普通に人間っぽさもありつつ、マスターLOVE系統ヒロインという感じになっている。
『我が姫君に栄冠を』ノア・グランスターはみなとそふとデビュー戦でセンターという高待遇なポジションであった。こういうちょっと気高い系統のかっこよさみたいなのがあるの珍しいんだよな(
当初から一番多かった月に、この1年半で一つも追加がなかったのは意外か。
3位
5月 - 5回出演(通常3回+FD2回)(通常メイン3回・FD等メイン2回)
第3位となったのは5月。こちらは5回出演。
前回と変わらず、3・4・5が多い形。
ただ、そこまで数字が増えているわけでもないという。
ということで出演作は以下の通り。
『君と目覚める幾つかの方法』枚方初音(Navel - 2015/5/25)
『pieces/揺り籠のカナリア』君原結愛(Whirlpool - 2020/5/29)
『ハッピーライヴ ショウアップ!』???(FAVORITE - 2021/5/28)
『AMBITIOUS MISSION』有瀬かぐや(SAGA PLANETS - 2022/5/27)
『AMBITIOUS MISSION アフターエピソード1』有瀬かぐや(SAGA PLANETS - 2023/5/26)
『君と目覚める幾つかの方法』枚方初音は、2018年なので比較的夏和小初期のヒロインであり、センターヒロイン。こちらかずきふみ作品である。声とか諸々震えまくってる系統のヒロインだったなとか。貴重なNavel作品。最近増えたけど。
『pieces/揺り籠のカナリア』君原結愛は、前述の『pieces/渡り鳥のソムニウム』のFDなので割愛。
『ハッピーライヴ ショウアップ!』の???役は、所謂グランドヒロイン枠であり、FAVORITEが制作メンツを変えても、夏和小は離さないんだなと思ったりしたり…w
『AMBITIOUS MISSION』有瀬かぐやは、サガプラ×さかき傘の第二弾となった作品なわけだが、こちらでセンターを務めた。
2面性を持っているキャラであり、センターとして抱えているものもしっかりあるヒロインとなっており、こちらのアフターエピソードが今回追加された形に。
夏和小を夏和小らしく扱いながらハマった役だったのかなと。
2月 - 5回出演(通常3回+分割2回)(通常メイン2回・通常サブ1回・分割メイン1回・分割サブ1回)
そして同率で2月が登場。ここは伸ばしてきたなあという感じ。
前回の調査から結果的に3本伸ばしたことになっているという…w
しかしマジで上半期からしか埋まっていかないの異常だろ。
2月の出演作は以下の通り。
『ガールズ・ブック・メイカー -グリムと三人のお姫さま- 1』白雪(ユメミル - 2020/2/28)
『RE:D Cherish!』ルージュ ウェントワース(CRYSTALiA - 2022/2/25)
『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』本間心鈴(枕 - 2023/2/24)
『FLIP*FLOP ~RAMBLING OVERRUN~』花野寧々(DiGination - 2023/2/24)
『はじめるセカイの理想論 -goodbye world index-』 ヨル(Whirlpool - 2024/2/22)(予定)
『ガールズ・ブック・メイカー -グリムと三人のお姫さま- 1』白雪は、もうサビ終している『ガールズ・ブック・メイカー』のPCエロゲ版みたいな感じの奴。
白雪は結構押せ押せというか、自分が美少女と思っているタイプ。一応ナンバリングタイトルなので、分割扱い。
『RE:D Cherish!』ルージュ ウェントワースは、CRYSTALiAがKATANAシリーズから一回離れてDINERシリーズになった作品。
ルージュは高飛車系統お嬢様キャラ。ポンコツな所もあったりするけど、お嬢様はしている。でもパワー系お嬢様かも。勢いが…デスワー!
『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』本間心鈴は、ウン年待たれていた枕の最新作。すかぢが待たせ続けた作品であり、最も期待されていた作品の一つ。夏和小はこのタイミングで入る新キャラクターかつ新ヒロインとして入った感じだった。夏和小への信頼感を感じるんだけど。
『はじめるセカイの理想論 -goodbye world index-』 ヨルはWhirlpoolの最新作。珍しくサブキャラである。
5位
1月 - 4回出演(通常3回・FD等1回)(通常メイン3回・FD等メイン1回)
5位は1月。ここで1月から5月がトップ5という異様な展開。
こうなるから上半期に固まってるみたいなこと言われたんだけどさ…
1月の出演作は以下の通り。
『添いカノ ~ぎゅっと抱きしめて~』熊倉夜明(戯画 - 2018/1/26)
『さくら、もゆ。 -as the Night's, Reincarnation-』クロ(FAVORITE - 2019/1/31)
『RE:D Cherish! -Eternity Blood-』ルージュ ウェントワース(CRYSTALiA - 2023/1/27)
『八剱伝』八千代 大鶴 礼(IRODORI - 2024/1/26)
『添いカノ ~ぎゅっと抱きしめて~』熊倉夜明は、夏和小において比較的初期のセンターヒロイン。まぁ2018とかなんだけど。戯画初期多かったんだなあ…
『さくら、もゆ。 -as the Night's, Reincarnation-』クロは、FAVORITE近年でも大きな人気を博した作品のセンター。クロ強いんだよな。なんでこの後からスタッフここから変わったんだろうなあ…
『RE:D Cherish! -Eternity Blood-』は『RE:D Cherish!』のFD。なおこれはユニカメインなので…ではあるが、一応批評空間はメイン表記だった。
『八剱伝』はIRODORIの第二作品。八千代 大鶴 礼で出演する。
6位
12月 - 3回出演(通常2回・同人1回)(通常メイン2回・同人1回)
6位、12月。
1月の前が埋まるんかいって感じでしかないけども。割とこちらも増えたなと。
前回は一回だけでしたしね、12月。
『喫茶ステラと死神の蝶』四季ナツメ(ゆずソフト - 2019/12/20)
『コン恋! ~妖狐こんの恋愛レッスン~』稲荷空(Fox House(同人) - 2023/12/17)
『こあくまちゃんの誘惑っ!』鈴森芽衣(CloverGAME - 2023/12/22)
という感じの3本のラインナップとなっている。
やはり『喫茶ステラと死神の蝶』四季ナツメは近年ゆずにおいても相当な最強ヒロインの一人であり、ステラを救っている女の一人である。
あとは『コン恋! ~妖狐こんの恋愛レッスン~』稲荷空は同人であり、
『こあくまちゃんの誘惑っ!』鈴森芽衣はCUFFS系列のASMRから派生した挑戦作って感じで、ロープライスのヒロインが並んでいる。
2023年一気に2本増えたという言い方は出来る。
7位
6月、9月、10月、11月 - 2回出演
めっちゃくちゃ同率。
この月、それぞれ2回出演。
いや~ここまでになってくると月が増えたなあって感じはしますよ流石に。
伸びてます。
各種出演月、見ていきましょう。
6月は以下の通り。
(FD等2)(FD等メイン1・FD等サブ1)
『AMBITIOUS MISSION アフターエピソード2』有瀬かぐや(SAGA PLANETS - 2023/6/30)
『ハッピーライヴ ショウアップ アンコール!!』ミヤビ・アサヒナ(FAVORITE - 2023/6/30)
こちらは両方ともFDですね。
ただ、『ハッピーライヴ ショウアップ アンコール!!』はミヤビ・アサヒナメイン作品なので、結構普通に強いよ。
9月は以下の通り。
(通常1・FD等1)(通常メイン1・FD等サブ1)
『我が姫君に栄冠を 将軍の誘惑』ノア・グランスター(みなとそふと - 2021/9/30)
『それは舞い散る桜のように -Re:BIRTH-』里見こだま(Navel - 2023/9/29)
片方はFDというかおまけみたいな感じのわがひめ。
片方は『それは舞い散る桜のように』のリメイクである『それは舞い散る桜のように -Re:BIRTH-』里見こだまとなっている。
10月は以下の通り。
(通常1・FD等1)(通常メイン1・FD等サブ1)
『AMBITIOUS MISSION つばめエッチ追加パッチ』有瀬かぐや(SAGA PLANETS - 2023/10/25)
『彼方の人魚姫』橘藍魚(Wonder Fool - 2023/10/17)
片方は狂気のアンミツ男の娘パッチ(これでこそサガプラ)
片方は2023年出たWonder Foolの新作である『彼方の人魚姫』のセンターの橘藍魚。
明るい子でいい子ではあるんだけど、色々と抱えている人魚って感じの説明くらいにしとこうかな…(
11月は以下の通り。
(通常1・FD等1)(通常メイン1・FD等メイン1)
『サメと生きる七日間』くーこ(CUBE - 2022/11/25)
『RE:D Cherish! SS ルージュのワンオペレーション』ルージュ ウェントワース(CRYSTALiA - 2023/11/24)
『サメと生きる七日間』くーこは、近年CUBEがで最も上振れた作品の一つで、こちらでもセンターを務めている。まぁ夏和小とCUFFSの系列はいつもやってんだろって話ではあるが。
『RE:D Cherish! SS ルージュのワンオペレーション』は『RE:D Cherish!』のミニFDみたいな感じ。CRYSTALiAがやるセンター以外のFDの奴やね。
ということで、夏和小が出演した全ての作品を月別でご紹介しました。
検証結果
結果としては、以下の通りとなった。
通常メイン | 通常サブ | 分割メイン | 分割サブ | FD等メイン | FD等サブ | 同人 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1月 | 3 | 1 | 4 | |||||
2月 | 2 | 1 | 1 | 1 | 5 | |||
3月 | 5 | 1 | 6 | |||||
4月 | 2 | 1 | 3 | 1 | 7 | |||
5月 | 3 | 2 | 5 | |||||
6月 | 1 | 1 | 2 | |||||
7月 | 0 | |||||||
8月 | 0 | |||||||
9月 | 1 | 1 | 2 | |||||
10月 | 1 | 1 | 2 | |||||
11月 | 1 | 1 | 2 | |||||
12月 | 2 | 1 | 3 |
1位 4月 - 7回出演(通常1回+分割4回+FD系統1回)(通常メイン2・分割メイン1・分割サブ3・FDメイン1)
2位 3月 - 6回出演(通常5回、FD系統1回)(通常メイン5回・FD等メイン1)
3位 5月 - 5回出演(通常3回+FD2回)(通常メイン3回・FD等メイン2回)
2月 - 5回出演(通常3回+分割2回)(通常メイン2回・通常サブ1回・分割メイン1回・分割サブ1回)
5位 1月 - 4回出演(通常3回・FD等1回)(通常メイン3回・FD等メイン1回)
6位 12月 - 3回出演(通常2回・同人1回)(通常メイン2回・同人1回)
7位 6月・9月・10月・11月 - 2回出演
6月 -(FD等2)(FD等メイン1・FD等サブ1)
9月 -(通常1・FD等1)(通常メイン1・FD等サブ1)
10月 -(通常1・FD等1)(通常メイン1・FD等サブ1)
11月 -(通常1・FD等1)(通常メイン1・FD等メイン1)
ということで、やっぱりめちゃくちゃ上半期に出演が固まっていることが分かると思う。
1~5月の出演率の高さ。こんな声優やっぱり他にあんまいないと思うんだよな…
普通に全体的な出演数は増加したのに、傾向があんまり変わっていないという。
1位の4月は『9-nine-』で4作品稼いでいるので、ずる感がすっごいけどね。
2位以降の偏りとかを見ていると、普通に分割作品より通常作品のほうが多いんだよなと思ったり。
あと、やっぱり圧倒的にサブヒロインよりメインヒロインの方が多いなという感じもするね。夏和小の強さが物語っている感じなのかなと思ったり。
ただ、FDとかロープライスとかが入ってきたことで、ここまであまり出演がなかった下半期にもちょいちょい出演作が出てきているように思える。
ちょっとずつバランスよくなってきている…んだけど、7月と8月がやっぱり出演作0である。
マジで???ここまで増えたのに?(38本出ている)なんでこんなピンポイントに夏に出てこないのか。という感じ。逆にこの2ヶ月以外はちゃんと埋まったんだよな。
というか夏和小この期間でもう40本近く出ているっていうのは、普通にペースがいい。近年エロゲ声優のこういう系統の声優の中ではやはり人気だなと。
これだけ人気があって、なんでこういう感じで出演作に面白い傾向がいまだに出てくるのか…w
これ、名前に季節が入ってるからこそ面白いんだけどさあ…w
いや、発売日なんかいくらでも延期するし、収録タイミングと関係ない場合も普通にあると思うのだが、なんで偏りが発生するんだろうなと…w
ということで、検証結果。
出演作は増えて、『上半期和子』ではなくなったが、『夏以外和子』みたいな感じになった。
なんで夏和小なのに夏発売にいねえんだよ。いや、夏作品には結構いるんだけどなあ…(
以上。