声オタおにじくんの声学審問H!

声オタおにじくんの声学審問H!

過激派で有名な(?)おにじさんが、声優の事を語ったり。

声オタおにじくんの声学審問H!


おすすめ記事

9-nine-に続くかずきふみ×小梅蓮分割ロープラはダークサイド。Purple software『 #クリミナルボーダー 1st offence』体験版感想

おにじと申します。

 

今回は体験版感想。

発表時に記事にした、色々な意味で注目が集まっているであろう作品、

Purple software『クリミナルボーダー 1st offence』の体験版をプレイしたので、ざっくり感想ってことで。

プレイ前所感

Purple softwareにおける今作の第一報は、結構なざわつきを見せることになったという言い方が正しいと思う。

それだけ最初の絵の印象がこれまでと違う訳だし。

やはりPurple softwareにおける、原画克のイメージの強さというのはそれだけだし。

その上でPurple softwareというブランドにおけるイメージとは全く異なるビジュアルだったからこそ、そもそもNTRさえ疑われる結果になったわけである。

 

まぁだからこそ、こういうツイートをせざるを得ない状態になったとも。

それだけ、Purple softwareのイメージと異なるものが出てきた訳である。

 

今作は、Purple softwareにおいて初となるロープライスでの分割作品となる。

あらすじから治安の悪さのようなものも感じる、非常にダークサイドな作品となっていそうだ。

企画・シナリオはかずきふみ。パープル初登場。数多くのエロゲで良いシナリオを書いてきているシナリオライターだ。

また、今回ディレクターが小梅蓮である。

かずきふみ×小梅蓮となると、やはり『9-nine-』の存在が想起される。

あれもぱれっと初の分割作品であり、大きな成功を収めた作品シリーズという言い方は出来ると思う。

このタッグが早くも二度目の登場。今作はまた毛色が全く違う作品を作ってきそう。

これに、原画さめまんま、SD原画CHIHIRO、プロデューサー石川泰などなど。そういう布陣となっている。

 

声優陣に関しては、Purple softwareこれにて4連投となった小波すずが1人目のヒロイン。

全盛期よりは出演数を減らしているものの、やはり安定している(今回の役柄っていうのはあんまりっぽくないけど)桃山いおん

今回の中では一番キャリアが浅く、メインの経験も恐らくこれで2キャラ目となりそう(順番が回ってくるまでに増えるかもだけど)有栖ねね。

そして、今回も安定、作品にしっかりとした柱を作ってくれそうな詩倉綿かほり(歌謡曲の人)。

 

正直な所Purple softwareである意義は一ミリも感じないのだが、まぁかずきふみ作品である所で一定の信用というのは出来るような感じがある。

どのような仕上がりとなっているか、注目してみよう。

 

 

UIチェック

まず今作における最大の過去作との違いは、そもそもエンジンが異なるということだ。

これまでのPurple software作品はCMVSというエンジンが使われていたが、今作は吉里吉里が使用されている。

まあこの時点でも分かることだが、今作はPurple softwareの作品という考えは捨てたほうが良い。スタッフがPurple softwareではほぼ無いようなもので、エンジンも違うというのは根本から異なるということだ。

最大サイズは1980×1080のフルHD。こちらもPurple softwareでは初のフルHD対応だ。

ここの表示は、ほぼ『9-nine-』である。というか、ほぼ『9-nine-』だと思って良い。結構改善されている場所もあるけど。

 

メッセージ画面。

未読スキップや、CTRLスキップの動作も変更できる。

また、既読文字の色を変更できる上、既読文字の色を自由に変更できる。(ここは9-nine-より進歩)

文字フォントも変更可能であり、こちらもUI内で変更できる。(9-nine-はツールバーでしか出来なかった)

 

サウンド設定。

マスターボリュームあり。

ボイス時音量下げ項目あり(デフォルトはオフ)

各種BGVなども音量変更あり。

 

ダイアログ設定。

あんま言うこと無い。

 

ボイス設定。各種個別で変更可能。

 

キーボードショートカットが存在。

 

基本画面。

右下のアイコン地帯と、右の文字地帯に分かれたボタン配置。セーブ関連は右、それ以外は右下という感じか。

今作、お気に入りボイス機能が実装される模様。なお体験版では使えないのでスロットどれくらいあるかは不明。

 

バックログ

左の■部分で出ている所の立ち絵差分が出る。CGの場合は固定。

クイックジャンプ可能。クイックジャンプの所にマウスカーソルを置くと、当該場所の立ち絵、CGのが背景に表示される。

 

セブスロは90(9×10)。

 

ほぼほぼ『9-nine-』ベースで、コンティニュー機能の追加、お気に入りボイス機能追加予定、UI内フォント変更、既読文字色自由変更…くらいが変更点。

CMVS『クナド国記』との主な相違点は以下の通り。

フルHDに対応した

・ウインドウ表示時、自由にウインドウサイズを変更できるようになった

・キャラ別のフォント色変更は出来なくなった

・Ctrlスキップが未読でも出来るようになった

・音声再生時のBGM音量を下げられるようになった

・セーブスロットが18減った

・お気に入りボイス機能が追加される

・表示に可変がない

 

 

雑感

まさか15文目でオナニーされるとは思わなかった。

序文としてのアレではあるんだけど。

というか今作塗りが固いよね。

 

クソスペックパソコンで、音ズレカクカク前提でなんか作ってみたら、エライものが出来てしまった…!という入り方。

まぁ見て3回オナニーしてもうたら異常やわな。

もう主人公がクソオタクというか、クソ陰キャ。まぁこういう主人公をかずきふみに書かせればってのはある。

 

うーん性格悪いw

この女の性格の悪さというのはもうHPとか含めてめちゃくちゃ感じましたが、これはしっかりちゃんと悪そう。

 

効 き ま し た 

本当にマジモンじゃないかという話にこれでなってくるわけだが。

もうすんごいオナニーしちゃう性格悪幼馴染ってどういうシチュよ。

 

こういう一場面だけでも、凛の頭が回る所みたいなのが分かるところもある。

しかしあっさり持ちかける所にも、このヤバさが分かるというかね。

まぁこの初手の感じでも、普通にやっぱり歌謡曲の演技が良いなあ。

裏がある感じというか、性格の悪さを滲み出しているのが素晴らしい。

 

割と主人公の両親の闇というかなんというか。

母親くらいの年代ってこういう躍起になってしまうときってあるよなというか。

見栄を張るというか、マウント取るというか。

まぁコレばっかりは性格とも言えるんだけど。まぁそういうので尚の事陰に育っちゃったみたいなところもあるのかも。

 

凄いさらっと凄いこという作品なんだよな。

その動画見て処女捨てたがってる奴いるから、セックスしてこいって。

まぁとにかくパンチがある。

凛も計画性と、表に出ないという所の考えと、その上でまぁエグいことしとる。

 

で、来るのがひななんだよなあ。

なんというか、小波すずってエグいくらい演技に緩急を付けてくる緩急の魔術師みたいな所があるわけですが、こういうキャラだと尚の事生きるというか。

普通に良い子なところもありながら、倫理の所で外れてる部分があるというか、軽い。軽い上でエロい。

この人声でこしょばしてくるところがあるので、そういうのも効いてる。

何が言いたいかと言えばめちゃキャラハマってるなってことです。

まぁいきなりこれで童貞じゃなくなるっていう展開。すげえよな。いきなり生だし。

 

誘い方がホント性格悪いなお前。

悪いわ~、実際そういう所はあると思うからなおさらね。

コイツを一番最後に攻略?することになるけどどういう感じになるんだろうな。

 

辰也、めちゃくちゃヤクザっぽいというか、なんというか。

もう絵に描いたようなみたいなところを感じるw

 

ここでヒロイン全員揃う。

勅使河原琴子とメリル・ハサウェイ。

勅使河原も、ハサウェイもエロゲで聞くことになるとはなと思ったりする。

桃山の声ってPVで気づけなかったのちょっと悔しい。

まぁもうただならぬ雰囲気を感じるよね。どっちも。

 

主人公君、もう陰キャオタクなんだけど、常識はあるし、なんかまともな所のギリギリは突いてくれるって感じ。

もう怖くて仕方ないんだけど、そこは譲れないみたいな感じで。

まぁこういう所からどこまで主人公が成長するのかっていうのも気になる所。

頼りにならない所から、そうじゃなくなってくるのか、言うて大差ないのか。

 

ひな、なんかこうバックグラウンドが暗い。

やってかないと行きていけねえっていうのはね。

まぁ本人はやってないんだけど、そういうのを仲介することでお金もらってるっていうのがね。

なんかこう、しゃーないんやけど色々と外れてる所外れてるんよな。ブラとかにしろ。

まぁそりゃビッチ扱いする人間がいても不思議ではないとは思う。いい子っぽいけどさ。

 

なんつうか、こういう所で凛はしっかりラインは守ってるというか、犯罪にはならないようにしているというか。

なんだかんだで、警戒するべきって言ってるしね琴子を。

性格は悪いけど、なんかこう一応考えてはくれてる気がする。

 

なんだかんだちゃんと意見とかは出していく主人公くん。

しかも割りとちゃんとしてるんだよな樹くん。

まぁ周りがもうちょっと考えろよって所をバランスなんだかんだ取ってる。

 

そっち方向の娘だからってそんなストレートな服着る?w

あと、この人意外と抜けてそう。怖いけど。怖いけどまだマシなヒロインかもしれない。

 

ここ、別にCGで生々しくやってもよかったんだけどなあと思いつつ。

SDでちょっとだけ破壊力を抑えてるというか。

まぁそこはパープル的に考えたのか、かずきふみとか普通に結構エグいことするのを中和させる所はなくはないからそういうのなのか。

 

割とエロにもウブそうな琴子。認めてくれるところもあるし。でも怖い所はあるんだよな。まぁこれは次回作だし(

ひなは可愛いけど外れてる、琴子はバックが怖いし怖いけど可愛い所ありそう。

メリルは…ほぼしゃべらないから…(

 

クッソ襲われてるけど、マジで樹くんは常識があるというか。

普通の考えが出来るというか。こんなことしたってっていう所をちゃんと考えられてる。

とりあえずひなは守ろうというのはなんとかしようという気はあるし。まぁ力はないんだけどね。

 

用心棒メリル、普通にクソ強いっていう。

ちゃんとこの展開を勘で当ててくるし。怖いわそれはそれで。

クッソ強かった。この風貌でガチ用心棒なんだよな。

 

かっこいいっすねメリル。

 

辰也、これ多分ちゃんと良い奴方向になるなあ、ガチギレしてたし。

一応信頼関係結べればちゃんと守ってくれそうだし。

なんつうか、こう極悪は存在しないけど悪はめちゃあるしグレーもあるって感じだろうなあこの作品。

 

いい子かな?接点そんななくてもそういうので恩を感じて好感度高いのいい子かな?

軽いのかな?可愛いけどね。可愛いからいいか。

 

体験版の終わり方としてはなんかいい感じだよねっていう。

それは、殴られたからなのか、ひなにあんなこと言われたからなのか。

それをこうこの文章の並びで色々な一日のことを上手く総括しているというかね。

 

 

作風としてはかなりダークサイドな作品というか、色々な所でボーダーラインを感じるというか。

犯罪になるかならないかのラインとか、そういうのを超えるか超えないかみたいなことをやっていく上で、主人公のクッソ陰キャオタクの樹が巻き込まれていってどうなるのかっていう。

今のところは常識とか倫理とかが一番あるのが主人公君な訳だが、そこのタガが外れてくるのかどうか。一応成り上がり系ではあるという風な表記らしいから、主人公がどう変わっていくかも注目。

まぁヒロイン、今作においてのヒロインは全員とりあえずなにかしらヤバいっていう。

ひなはパパ活の仲介してる上に倫理外れてる所外れてるし。

琴子はヤクザの娘だし。

メリルはバチクソ強いし。

凛は表裏ある腹黒性格悪女だし。

それぞれ魅力は感じるけど、明らかにヤバヤバ要素は存在するわけで、そういう中でどういう風にそういう関係性になっていくのか。今作はAmazonの表記的には全員と最終的には関係を持つハーレム方式っぽいが。

・一話完結型全四部作。
・平凡な学生が裏社会で成り上がっていくサクセスストーリー。
・全体が重くならないようシリアス一辺倒ではなくコミカルな側面も。
・一巻ごとにヒロインは一人、計四人。
・様々なヒロインと肉体関係になるハーレム方式。

一応の作品のバランスみたいなのものは、かずきふみであることを考えれば出来るとは思うし。ロープライスとしてはCGが多いのもいいと思う。演出面がいい感じなのは流石吉里吉里エンジンベースって所かな。

作品としての雰囲気は怖い部分もありつつも、面白さそうな雰囲気というのは結構感じられたと思う。

 

まぁこういう分作において気になるのはインターバルの所。

正直言ってもう一年ごとは勘弁してほしい。あの一年インターバルでどうにかなったのは、ひとえに『9-nine-』という作品が奇跡的な話題を見せた所というのはある。言うてアレはぱれっとが博打当てた所があるので、全部アレで行けると思わないで欲しい所。

言うて『ここいろ』『そらいろ』くらいまではそこまでだったっぽいしやっぱり。そういうの含めてインターバルは狭めにお願いしたい所。

 

あと結局の所、これがPurple softwareで出る意味がやっぱりよく分からない。

まぁ長くやっているエロゲブランドっていうのは、同じことをずっとやっていると出涸らしになる運命ではあるので、そういう所考えても、一種の転換の時期というのはある。

それこそ、結局そのタイミングを完全に失ったゆずソフトの迷走の15周年目とか見てたら分からんでもない。

ただ思いっきり全部変えて受けいられるのか?って所はFAVORITEとかを見てると感じる所がある。

今作においては初の分作というところも新しい訳だし。まぁこれはかずきふみ×小梅蓮であれば『9-nine-』だってぱれっとにおいて初の分作だったし。

 

とは言えなんだよなあ…FAVORITEは辛うじて塗りとかは変わってないし(原画とシナリオライター変えるって大きなことだけど)ぱれっとは原画は変わってないし。

まぁ別に、Purple softwareにおいてのシナリオライターっていうのは別にこれだって人間はそんなにいるわけではないし。御影とかが入ってくるのは言うて最近跳ねた方の数作がそうだったというだけといえばだけだし。

最近はめちゃくちゃ克の原画イメージあるけど、別にこれもここ10年程度の話であり、その前(克が中心となってからも出たりもしてるけど)月杜尋や、岩崎考司が務めていた時期がその前に普通に存在するし。

という意味で、まぁ別に変えやすい方な気もするけど。これって言うて10年スパンとかで見ればって話だし…

 

そもそも原画違う、シナリオライター違う、塗り違う、ディレクター違う、OPどうなるか、そもそも分作、ゲームエンジン違う…ってなったらそれはもう別ブランドだろっていうのがやっぱりどうしてもねw

しかも面子の結構な所が『9-nine-』感あるし。

一応誘ったのはPurple software側っぽいので、こういう言い方をするのは、もしかしたらPurple software側からすれば怒るかもしれないけどさ。

でもこれは作品の雰囲気含めて、パープル要素ほぼないよ。パープルである意義を感じないというか。(意義ってなんだろうな?とは思うけど)

違うことしたいっていうのは分かるし、そういう時期であることも否定するつもりは全然ない。作品としても面白そうだし、原画がどうかは知らんけど、少なくともシナリオとか諸々で勝てるメンバーを揃えた感じはするし。

 

ただ、もう全部違うことするんだったら、やっぱり暖簾分けしとけば良かったんじゃないの?と思わずにはいられないのは許して欲しい。

Purple softwareなんとかで良いからさ。そうしておけば、というか一枚目の画像の刺激がやっぱり強かったし。なんかこう、もうちょっと既存ファンに対しても優しく出来た気がするけどなあ、最初のムーブ。

だって、嫌でしょ新作作って初っ端『NTRはありません』とか言わなきゃいけないの。そういうのを気にしないといけないの。というかAmazonに書いてあるような事は公式HPに書きなさい。多分ハーレムモノになるとか分かってない人間も結構いるぞ?

なんかこう、今作で一番足を引っ張ぱりそうなの、ブランドがPurple softwareであることな気がするんだよなあ…(暖簾分けのスタンスだけ取っておけば、その心配は半分くらいになるんだけど…ゆずソフトSOURとか、ぱれっとクオリアとか、そういうのでいいからさ…)

いや、別に作品として面白そうだからいいけどさ、いいけど多分一番足引っ張るのブランドだよコレw

 

以上。